K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Moral Dilemma (GameSmith)・Tesla vs Edison (Artana)・長征 (鯖書店)・Kembre’s Cascade (Z-man/HJ)・Stockpile (Nauvoo Games)をプレイしました。

まずはキックスターターのモラルジレンマ。手番プレイヤーがまずお題カードを引きます。カードには二択の究極の質問(例えばカレー味のウ○コとウ○コ味のカレーどっちが好き?みたいなの)が書いてあるので、秘密裏にどちらかを選んでおきます。残りの全員は話し合ってどちらが正解か決め、隠しておいた回答を明けて世論と一致していれば手番プレイヤーが1ポイント獲得、というパーティーゲームです。しょーもないお題が260枚も入っているので、言語依存性高いことを除けばそこそこ楽しめると思います。

テスラVSエジソンはタイトル通りに当時の発明家の1人になって会社を設立して、送電技術を開発して特許を申請し、全米に電力網を敷き、自社の技術の優位性を宣伝し、自社や他社の株券を売買して最終的に資産の多かった人の勝ちというゲームです。要素は多いですがシンプルかつ合理的な安定感のあるシステムで、見た目ほど重くはありません。特別ルールの類は発明家本人の特殊能力だけなので、言語依存性もそれほど高くないです。発明家の能力はちょっと格差があるのですが、最初のプレイ順の逆順でドラフトするので、後はゲームを通じてプレイヤー間でバランスを取ってくれというところでしょうか。
会社の収入と資産価値を上げる主要な手段は電力網の敷設なのですが、そのとき他社に特許を押さえられているとものすごい勢いで特許料を吸い上げられてしまいます。とにかく他社より先に特許を取っておいてパテントトロールするのが有効な戦術のようでした。
初期手番最後だったのでエジソンを選択。他社への特許料の支払いを無視するというゲームの根幹を否定するエゲつない特殊能力を持ちますが、自分はよくても他の会社が特許料払ってしまうのは止められないのでそこまで有効活用できませんでした。2位。

長征は中国共産党のロングマーチを題材にしたケーキ切り分けゲーム。9ラウンドかけて5人の党幹部に対する影響力を取り合います。テーマはただのフレーバーですが、なかなかそれっぽく再現されています。5人を4人で分けるので、周恩来と張国燾の2人を獲得できた分で勝ち。

ケンブルカスケードは縦スクロールシューティングをこれ以上ない完成度で再現したゲーム。各自1機の戦闘機を画面内で縦横無尽に飛び回らせてステージを進み、最後はボスを倒します。他人のいるマスに入れないゲームなので、しばしば強制スクロールに巻き込まれて壁にぶつかって死にますが、死んでもすぐ復帰できる親切設計です。初期状態のままでは自機速度がスクロール速度に追い付かないので、できるだけ急いでスピードアップを獲得したいところなのですが、中盤から敵機の耐久力がどんどん上がっていくので、武器のパワーアップも先手先手で取っていかないといけないと思います。

ストックパイルはタイトル通りの株式売買ゲーム。株価はランダムに乱高下するので、アメンラー方式の競りで株を買い、下がる前に売り抜けたり、ゲーム終了時まで持っていて筆頭株主ボーナスを貰うなどしてうまく資産を増やします。株価が上がりすぎた株は株式分割によって株価が半分になる代わりに株数が倍になるのでその瞬間は損得ないのですが、そこから先は騰落も2倍相当なハイリスク株になるあたり気がぬけません。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Mottainai (Asmadi)・The Doom That Come To Atlantic City (Cryptozoic Entertainment)・成敗 (カナイ製作所)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。

人待ち3人でキックスターターのもったいないは同じ作者のGlory to Romeのリメイク。カード総数はばっさり減らされてプレイ時間短くなっていますが、同じカードを役職として使ったり資源として使ったり建設すれば特殊効果が発動したりといった基本システムは共通です。サマリー等は充実しているのですが、やはりどのアクションでどこのカードを何に使えるのか直感的ではないあたりも同じです。役職/資源の数が1つ減って5種類になったので手札の5枚制限と合わせてバランス的には良くなっているのではないでしょうか。同点タイブレーク負け。

アトランティックシティの滅亡は、キックスターターの詐欺プロジェクトでポシャるところを義侠心のあるメーカーに救われた幸運な作品。各プレイヤーはクトゥルフ神話の旧支配者となり、モノポリーそのままなボードを周回して信者を集めつつゲートを設置して回ります。システムの随所にモノポリーのパロディが埋め込まれていますが、土地の交渉という根幹システムはパクらず、うまくプレイヤー間直接攻撃のシステムを組み込んでいるルールデザインは優秀。負け。

成敗は2戦2敗。悪党側のカードの食い合わせが良すぎた感じです。
パンデミック完全治療は通常難易度で楽々勝ち。もうこれは常にヒロイックでいいですね。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。
Viticulture (Stonemaier Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。

ヴィティカルチャーは拡張入り。細かい拡張がたくさん入っていて、プレイごとに1つずつ追加していくのが推奨のようですが、さすがにそんなにプレイ回数重ねないと思うので、レベル1の拡張をすべて投入。これでも3分の1くらいしか入りませんが。
カードの追加の他、初期資産がプレイヤーごとに違ったり、各プレイヤーに秘密の追加得点条件が配られたり、畑を抵当に入れて借金できたり、と画一的だった基本ルールからかなり展開に変化が出るよう補正されていてよい感じです。とは言うものの、やはり序盤の苗木と注文のカードの引きが最重要なところはあまり変わっていなさそうな気もします。大敗。
次のレベル2の拡張はボードが完全に差し替えになるなど、大きくゲーム性変わっていそうで期待大です。

ドミニオンは日本語版出る前にアドベンチャー拡張をプレイしまくり。6戦3勝。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者7人。
Patchwork (Mayfair)・Belfort (TMG)・Castles of Mad King Ludwig (Bezier/アークライト)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

人待ち2人はパッチワーク。何度プレイしても何やれば勝てるのかよく分からないゲームですが、とりあえず勝ち。

ベルフォート5人プレイは謎の5角形の街を舞台にワーカープレースでエリアマジョリティするゲーム。共通のアクションマスが少ないのと、この手のゲームで一番重要な資源獲得アクションに人数制限がないおかげで、あまりワーカープレース感はありません。割とプレイ時間はかかりますが、システムの見通しは良い方だと思います。勝ち。

1人減って4人でノイシュヴァンシュタイン城はアークライトの日本語版。イマイチ日本語ルール分かりにくいと評判ですが。無計画に城を増築していく見ての通りの典型的な箱庭ゲーム。結局ボーナスカードの引きかなぁという感じがしないでもありませんが、プレイしていて楽しいゲームです。

卓分けて3人パンデミックは緊急事態拡張入り。奥地ルールだけ入れて変異種ルールはなしでプレイ。手札不足で治療薬は2色しか作れず人類滅亡。奥地ダイスの目は悪くなかったので単純に力不足だった模様。

もう1卓ではDominion (RGG)がプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。
Viticulture (Stonemaier Games)をプレイしました。
ヴィティカルチャーはブドウを栽培してワインを作るワーカープレース。1年かけて畑にブドウ植えて収穫してワイン醸造して出荷してと、何にも奇抜なところのないシステムですが、序盤はなかなか収支カツカツなのが後半余裕が出てくると加速度的に進む典型的な拡大再生産系のゲームです。どど負け。
基本セットだけだとちょっともの足りない雰囲気なので、山ほど用意されている拡張を入れてどこまで変化でるかといったところでしょうか。

ML.K 臨時例会

札幌市北区民センターでML.Kの臨時例会がありました。参加者5人。
Pacific Typhoon (GMT)・Lost Legends (Queen)・Cuba (eggert)・Pepper (FX/テンデイズ)をプレイしました。

終戦記念日なのでパシフィックタイフーン。大鳳と飛龍を轟沈させるとか戦闘では活躍しましたがやや及ばず。

日本語版の出るロストレジェンドですがドイツ語版をプレイ。カードドラフトで装備を選んでモンスターと戦います。分かりやすく筋のよいシステムで戦闘も盛り上がる良作。カードの性能差大きい感じですが、そこはドラフトなので一応は平均化されるはず。モンスターとの戦いは1対1で常にプレイヤー側が先攻なので、即死させるのに十分な武器があればよいのですが、倒しそこねたときは都合よく属性の合う防具持ってないとサクサクとダメージが差さるので、バランスよくドラフトしておく必要があります。戦果を上げて得点チップを早い者勝ちで取り合うゲームなので、弱い敵を選んで次々と倒していくのが効率よさそうです。序盤に死ぬと差つきやすいのがバランス的にはちょっと難点でしょうか。

キューバは大統領拡張入り。砂糖→ラム酒→得点と変換できる建物を用意しましたが、手間の割にそれほど得点効率はよくなく、船を利用しない作戦なので他のプレイヤーの出荷を楽にしただけだったような。出荷できる建物がコスト安い割には強そうです。大統領拡張で増えた積荷を1個だけ自由に積み降ろしできる建物と組み合わせるといいんじゃないかと思うのですが。

ペッパーはテンデイズの日本語版。マストフォロー切り札なしのトリックテイクですが、各色最弱1点のカードだけは何度でも使用できる代わりに最後に持っているとマイナス点、それ以外には得点要素なしというルールです。配り切りで紛れが少なく、単純にトリック取らないことが最良なシステムなので、後半のトリックで手札に余裕のなくなったリーダーが次々と1点カードを吸い込むだけの展開になりやすく、もうちょっと何とかならなかったのかなぁという印象です。最終ラウンドで5色コンプリートして完敗。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Marco Polo (HiG)・The Captals (Mercury Games)・俺のケツをなめろ(ゲンブンゲームズ)をプレイしました。

マルコポーロはキャラクターをドラフトして、後からダイス配置してもお金のかからないベルケカーンさん。人数変わってもアクションマスの座席数は特に調整されないゲームなので、少人数だと相対的に能力発揮する機会は少なくなってしまいますが、黒ダイスと自分のダイスで2回同じマーケット使うときなども余計な資金を用意しなくてよいので契約書向きと見て序盤からガンガン契約書を処理していきました。得点トラック上はトップ走ってましたが、北京には到達できないわ目的地も全然達成できてないわで負け。

キャピタルは建物を買って自分の都市を発展させる箱庭系。ランダムに並んだ建物から1軒ずつドラフトでピックして、所持金とか人口とか雇用とか文化レベルとか公共サービスとか電力とかのパラメーターをバランス良く伸ばすのが目的なのですが、ほとんどどの建物もどれかが上がってどれかが下がるようになっている上に、ドラフトの選択肢が少ないとか取ったタイルの配置制限が厳しいとかで、一度下がったパラメーターはなかなか回復できず、相当計画的に進めないと一旦固定化した情勢を変えるのが難しいゲームです。下がりすぎたパラメーターからは容赦なくマイナスVPが降ってくるので、最終決算終わってわずかに差し引きプラス点という大敗。イニシアチブをお金で買うシステムな上に、後半の時代には少数ですが大金を払って一気にパラメーターを伸ばす建物があったりするので、序盤はやはりお金生む建物が優先っぽい雰囲気でしょうか。

俺のケツをなめろは何とか1部隊救出するも-1VPで負け。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
De Vulgari Eloquentia (Z-man)・Fallen city of Karez (Golden Egg Games)をプレイしました。

俗語論。やはり修道士と枢機卿の能力が強力なので、できるだけ早く出家する作戦で。目論見通り6アクションの枢機卿になることができ、十分な手数を生かして教皇に就任した分と俗語論拾った分で勝ち。ただあまり出家が早いと高価なキューブを集めるのが大変なので、商人で十分に回してキューブを揃えてから枢機卿を目指すのも悪くはなさそうです。

聞いたことないメーカーのカレーズの落ちた都市は何年か前のキックスターター。ゲームボード超デカいです。手持ちの勇者を遠征に出して外敵と戦って勝利点を競いますが、同時に行なわれている都市の復興が完了しなければ全員負けの半協力ゲーム。とりあえず外征に勝てばワーカーの住民が増えて都市が自動的に復旧していくシステムなので、ワーカープレースで都市内の各施設でいろいろお買い物して準備を整えては出撃するのを繰り返します。戦闘システムが特徴的で、基本的にはダイスごろごろ振る6出なサイシステムですが、勇者の職業やモンスターによって攻防の当たり目を変えることで、相性の善し悪しをうまく表現しています。BGGの評価はあまり高くないですが、意外な良作でした。1人だけ勝利条件の方向性が違う神秘ギルドを担当、私有ダンジョンで殺したワーカーの数で追加勝利得点と言われてもちょっとどうしたらよいのやら。時間切れ終了。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
ダイスゲーム百科(スモール出版)・Roll for the Galaxy (RGG)・Till Dawn (8th Summit)・Indigo (Ravensburger)・Marco Polo (HiG)・Secret Moon (カナイ製作所/アークライト)をプレイしました。

人待ちでクニチーのダイスゲーム本から2人でカウンター・カメルーンと4人でしっぺ返しをプレイ。どちらもそれなりにゲームにはなっているようですが、ダイスを振って出目に従って淡々と処理をするだけで運ゲーなこと以外はイマイチ盛り上がりどころのない微妙なゲームでした。140ゲーム収録されているので中には当たりもあるのかもしれませんが…

RftGを5人。技術連打で勝ち。今日は割と全員進行方向バラバラで毎回ほとんどのフェイズがプレイされる展開でした。

4人でキックスターターのティルドーンは吸血鬼になって血を吸って夜が明ける前に棺桶に帰って寝るゲーム。棺桶型のボックスが雰囲気を出しています。カードを1枚めくるごとに全員に同じだけの血液が配給され、帰るか進むかを宣言して帰るならゲームから抜けて持ち帰った血液を得点化、進むなら次のカードで追加の血液の配給を受け、途中で死ぬか夜が明けると何も得られないという、基本的なシステムはインカの黄金のアレンジになっています。まだまだ大丈夫なところからあっさり即死したり夜が明けたりするので、インカの黄金より帰るタイミングつかみにくいです。1滴も血を得られず0点負け。

インディゴと全然関係ないことで有名なインディゴ。タイルを並べて路線を作るシステムはメトロ(Queen)と似ています。メトロのように長い路線作ればよいというわけではありませんが、自陣に雪隠詰めにされないよう生存空間作るのが重要なところは共通しているかもしれません。負け。

マルコポーロはヴェネツィアの商人になって中国をめざすワーカープレースメント。ワーカーがダイスになっていて、出目によって置けるマスや効果やコストが変わってくるという典型的なゲームです。何をするにも大量にお金がかかる割に収入増やす手段が限られていてこの手のワープレらしいカツカツ感がある一方で、プレイヤーキャラクターごとの固有能力や各都市の特殊アクションの効果が強烈なまでに大きく調整されています。プレイ中は様々なアクションの組み合わせを工夫するのが楽しいのですが、いざ勝敗を考えると相当に大味なゲームであるように思われます。同点2位。

シークレットムーン5人。2戦1勝。2戦とも僧侶入らず大臣陣営の勝ちだったので、姫陣営2人はちょっと不利なようです。さすがにもう少し人数多い方がよいでしょうか。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
XCOM: The Board Game (FFG)・Clocktowers (Jolly Roger Games)をプレイしました。

XCOMは宇宙人の侵略から地球を守る協力ゲーム。XCOMという地球防衛組織の役職を1つずつ担当して、iPhoneアプリの指示に従ってリアルタイムにプロットするフェイズと、ダイスを振ってプロットの結果をチェックするフェイズを繰り返します。プロットフェイズの管理がアプリ化されているので、世界各地の制空権の有無によって決まる宇宙人の進行度合いに応じて、襲ってくる宇宙人の数やフェイズの進行順が自動的に変化します。ボードゲームで表現の難しいシステムのブラックボックス化を無理なく実現する次世代のゲームとして十分な完成度を持っています。とりあえず時間無制限で説明つきのチュートリアルモードをプレイ。というか紙のルールブックが入ってないので、チュートリアルモードからプレイしないと全く分からないようになっています。途中危ういところもありましたが、ギリギリのところで任務達成できました。

最後はアラン・ムーンのクロックタワー。時計塔を建てるカードゲームです。後から建てる塔は高くしなければならないルールがあるのに、高い塔はむしろ得点低くなりやすいシステムなので、にょきにょき塔が伸びていく見た目の割には低めの良い塔をきちんと建てていた人が勝ちます。短時間で終わる小品としてはまずまず。負け。

ML.K 臨時例会

札幌市北区民センターでML.Kの臨時例会がありました。参加者8人。
Metal Adventures (Matagot)・Patchwork (Mayfair)・Orléans (dlp games)・俺のケツをなめろ (ゲンブンゲームズ)・The Game (NSV)・Captains of Industry (TMG)をプレイしました。

メタルアドベンチャー5人。5人いると協力要素がそこそこ機能するようです。アイテムカードとか足りないかと思いましたが、そんなこともなく。商船デッキの弱い時代が急速に掘られてしまうので、決闘とか称号カードとかでVP稼ぐのが効いてくる感じです。

パッチワーク2人。うまく隙間埋めることができて7×7ボーナスの分で勝ち。

オルレアン4人。Badehaus (3枚引いて1枚戻す)が強すぎと評判ですが、実際建ててみたら強かったです。勝ち。

俺のケツをなめろ4人。戦車足りないときにサポートカードばっかり引いても困るので、この辺なにか調整入るといいんでしょうけど。結局は3点友軍カード引いた人が勝つゲームではあるのですが。

ザゲーム4人。初勝利。次からは難度を上げるべきでしょうか。

キャプテンオブインダストリー。人数多い方が工場独占しにくくなって良いようです。及ばず2位。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
俺のケツをなめろ(天下布武/ゲンブンゲームズ)・La Isla (alea)・Parfum (Queen)・Rapa Nui (KOSMOS)・Metal Adventures (Matagot)・Stichling (Ravensburger)をプレイしました。

まずは再版された俺のケツをなめろ。色あいとフォントが良くなっているのか旧版より遊びやすくなっています。気づきにくい点でいろいろ調整が入っているはずですが、とりあえず良く目立つプレオーダー特典のIS-3が効果的です。今までIS-2をもってしてもティーガーIIの破壊は困難でしたが、IS-3ならばどんなカードでも十分撃破される危険性があるので、重戦車無双ゲーなところが補正されています。友軍カード1枚しか獲得できませんでしたが、それが3点カードで勝ち。旧版では3人で獲得友軍カードが1枚2枚3枚に割れたとき1枚の人には勝ち目なかったのですが、-1点カードが入ったおかげで、1枚のプレイヤーにもワンチャンあるようになりました。

フェルトのライスラは、すっごい幾何学的な謎の島の陣取りゲーム。毎ラウンド3枚配られるカードを特殊能力・資源の獲得・動物チップの価値の増加に割り振って早い物勝ちで探検隊を送って領地を確保します。3枚のカードの並び順考えるだけなので選択肢はあまりないのですが、カードの効果のバランスが絶妙でどのカードをどこに使うか悩まされるゲームです。1人だけ動物5色セットを完成させることができて勝ち。

パフュームは香水を調合して売って儲けるゲーム。プレイ順に応じたアクション数を5色のダイスに割り振って規定のセットができれば香水完成という分かりやすいシステムで見通しはよいです。出目とタイルの引きの良し悪しで如実に有利不利が出るので運要素は強いですが、変に複雑なところはなく基本的に需要に応じた香水を数作るのが勝敗に直結していてゲームしてる感は十分です。2本しか完成せず大敗。

ラパヌイはイースター島でモアイを作るカードゲーム。基本的に手札を1枚自分の前に出して1枚補充し、次の補充候補として公開されたカードと同じカードが場に出ていれば全員そのカードから収入を得るというのを繰り返すだけのシンプルなシステムです。カードのピックで収入タイミングを割と自由に調整できるので、細かく得点差を積み上げる緻密なゲームではあるのですが、それ以上に大きな得点源として、モアイ建造時に供出した食料カードの枚数によって決まる食料カードの点数があり、たくさん持っている食料でもあまり供出しすぎると1枚あたりの点は増えても残った枚数が減って損、というジレンマをやりくりするゲームです。1勝1敗。

メタルアドベンチャーは宇宙海賊になって商船襲ったり他プレイヤーと決闘するゲーム。特に奇をてらったところのない普通の海賊ゲームですが十分に面白いです。毎ターン商船か惑星か他プレイヤーのどれかを襲わなければならない、という制限と厳しすぎないバランスがゲームのテンポを良くしているのだと思います。商船襲うのに海賊同士共闘するというのは普通ですが、決闘もサシじゃなくて援軍呼べる卑怯なルールなので、3人プレイだとなかなかさあ決闘とはなりません。もう少し人数多い方が良いでしょう。負け。

悪魔の針は4色メイフォロー切り札なしのオーソドックスなトリックテイクですが、4ヶ所同時進行で獲得トリック数を予測するという奇抜なシステムで一気にカオティックなゲームにしてしまった怪作。1分1敗。