ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者3人。
Tiny Epic Cthulhu (Gamelyn Games)・18Svea (Jonas Jones)・Villages of Valeria (Daily Magic Games)・Thunder Road: Vendetta (Restoration Games)をプレイしました。

タイニー・エピック・クトㇽフ。
タイニーエピックシリーズの新作。今回はクトゥルフです。
各プレイヤー1人の探索者を担当して、アーカムの街じゅうを駆けまわり、神話怪物を倒しながらネクロノミコンを翻訳し、6つのゲートをすべて封印すれば勝ち。その前に旧支配者が復活するか、誰か1人でも発狂したら負け、という協力ゲーム。というわけで全くもって普通のクトゥルフゲーです。
特徴はアーカムの街の真ん中に設置された触手型のスピナー。これがぐるぐる回るランダマイザになっていて、怪物の出現場所やリソースの発生をコントロールしています。
とりあえず初回プレイ推奨のニャルラトテップで2戦1勝。割とバランス取れてるような気がしましたが、これは単にニャルラトテップが簡単レベルに設定されてるだけ。他に7柱の旧支配者が用意されていますが、どれも格段に強そうです。これおそらく自分を発狂寸前まで追い込んでダイス振り直し権を活用するのが前提の難易度なんだと思います。

追記:ルールブックp11の謎の記述「Move the Eldritch Tentacle from the Town Card and place it onto the Discard Mat.」
Town Cardにはセットアップ時にEldritch Tentacleが3本置かれているが、この記述では何本Discard Matに移動させるかかならずしも明確ではない(単数っぽく書いてはいるが、総称的単数だと言われたらそんな気もする)。ここでoneとかallとか書けないルールライターのセンスが分からんですが、BGGによると1本でよいようです。

18スヴェア。
今回は他社から買った列車が使用済みなら次のORまで走らない正しいルールでプレイ。
いち早くパーマネントの4列車を買いましたが、マップが狭くて3列車+4列車が2列車+3列車としてしか走らず全然収益が上がりません。大敗。
勝ったN村氏の打ち回しを見た感じでは、列車の価格がそんな高くないので安く建てて株をたくさん持つのも選択肢っぽいです。3人ゲーなので、2人と1人に分かれて孤立しないようにするのが重要そう。
このゲーム、すべての会社が5株会社で20%単位でしか株を持てないので、都市の価値が$5単位に設定されています。これが計算すごい面倒なので全部2倍にして$10単位にして欲しかったです。

ヴィレッジ・オブ・ヴァレリア。
初手バロンをリクルートして1コイン払って3コイン獲得する高効率の一手から、終始お金に困ることなく宗教系の建物を連打して勝ち。と思ったら同じ建物を2軒建ててるルールミス。
カードゲームなので、カードに強弱があるのはある意味当たり前なのですが、最初に場に並んだカードの優劣の影響がやや大きすぎるような。

サンダーロード:ベンデッタ。
カーニバル・カオス拡張を投入。直線コースで競走するゲームではなく、円形のアリーナでバトルロイヤルするゲームになります。
ヘクスマップを自由に走り回れるので、射撃機会は多め。1人脱落するか全6ラウンドで終了、となっていますが、最後の6ラウンドめまでプレイすることにはならないように思います。
生き残りましたが、得点で負け。自損事故で脱落することはあまりなく、元ゲーより殺伐感が上がっています。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Tzolk’in (CGE/HJ)・Railways of the Lost Atlas (Asterisk Games)・Arkham Horror (Chaosium/HJ)・Azul (Plan B Games/HJ)をプレイしました。

ツォルキン。
なんでも上手い人は黄色のウズマルの歯車をメインで利用する戦術があるらしく、100点とか軽く行くんだとか。
上手くないのでパレンケ・ヤシュチラン・ティカルにバランス良く行く感じで。
信仰の上がる建物建てた分と遺跡の点で勝ち。

ロストアトラス。
登場会社ランダムのショートゲーム。
8社登場の4人プレイなので均等に1人2社ずつ建てることが可能ではあるのですが、各数字の列車が1両ずつ減っているので3列車と4列車合わせて7両しかありません。で、OR2終了時に銀行が1両強制購入して捨ててしまうシステムなので、普通は1両どこかで減るはず。8社に対して列車6両は全然足りてません。
というわけで第3ラウンドOR1で5列車買えずに1人破産。ルール上は破産者だけ脱落してゲーム続けることになってはいますが、協議終了としました。

アーカムホラー。
ケイオシアム旧版の日本語版。
ゲームの目的はFFGの2版以降のと同じで、各プレイヤー1人の探索者を担当してアーカムの街をうろうろして怪物倒したりゲート封印したりして世界を救う、というのものですが、街の各所やゲートの先の異世界でのイベントはイベントカードを引くわけではなく、全部遭遇チャートでダイス振るスタイルです。
まずは1戦、ゲートが最初の2つ以外全然開かず、初期配布されたアイテムの中にあった古き印で封印して楽勝。
2戦め、今度は閉じても閉じてもどんどんゲートが開くは、異次元に飛んだ探索者が次々と1/6の確率で強制帰還を踏んで送り返されてくる始末で、アーカムの破滅値が振り切れて敗北。
イベント覚えゲーなところはありますが、拡張拡張で恐竜的に肥大化した2版と比べるとずっとシンプルなゲームで、こちらはこちらで良いんじゃないでしょうか。

アズール。
今回はまずは縦列を1列揃えて、そこから左右に広げていく作戦で。縦列2列揃ってそれなりには稼いだつもりでしたが、1色完成ボーナスを取れなかった分で及ばず。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Outpost (TimJim/Stronghold Games)・1800 (Rail Gamer)・北大エルグランデ(同人)をプレイしました。

先週ザバンドールの王笏をプレイしたので今日はアウトポスト。6人。
Strongholdの20周年記念版ですが、キッカー拡張は入れずに基本ルールのみ。
初手から水工場増設して人雇ってすぐ稼動できる運の良い配牌。ちょっと余裕のある収入でデータライブラリーを買い占めて科学者・研究所(黄)から新化学(緑)に進むパターンで勝ち。
昔から分かってはいたことですが、やはり序盤に先行したプレイヤーを止める方法がないので、ザバンドールと同じように、順位に応じて上位プレイヤーは競りにペナルティ、下位プレイヤーは競りにボーナスをつけてバランスを取るのがよいのでは、という感想でした。

1800。3人。
コロラド州が舞台の18XXでマップの中央がデンバーのあたり。登場会社数たった3社の2~3人用のミニゲームです。1800年のコロラドとか、ルイジアナ買収より前でまだアメリカですらないような気もしますが、鉄道会社なんかあったんでしょうか。
特徴としては、社長株が40%、4列車からパーマネント、会社の金庫は株が売れた分、運営中に金庫株は好きなだけ売ってよい、半配当あり、列車保有制限は2両だけど5列車が出たら3両に増加。ちょっとひねってありますが、割とオーソドックスです。
社債のルールが独特で、$300の債券を社長だけが買うことができます。債券は株数制限に数えず、利息は銀行が代わりに払ってくれるので会社としてはノーリスクという特異なルール。実質的には社長が望むなら$300追加で出資できるオプション、まあ株買った方が儲かるとは思うけどね、という扱いかと。
どうやっても1人1社で真面目に経営する感じのゲーム。2列車と3列車が廃車になる列車のくせにやたらと高価で、しかも1ラウンドくらい走ったらすぐ廃車になります。その代わりゲームの展開はスピーディ。
マップはかなりシンプルかつシンメトリーなので、あまり会社間の優劣はなさそう。その中でも一番優秀そうなデンバーリオグランデ鉄道を取られたので2番目にマップ南側のC&Wを建ててみました。デンバーに駅を置く場所が予約されているのが強み。これ急いで置くよりは素通しにしといてどっか他所の駅を優先した方がよいかもです。最初の5列車、2E列車、2E列車と買うもちょっと出力見劣りしてたようで負け。

北大エルグランデ。5人。
自作ゲームのテストプレイです。1969年の北海道大学を舞台に、全共闘、革マル、民青、ベ平連、警察の5勢力が陣取りをします。ゲームシステムはタイトルの通りエルグランデの流用。王と参謀拡張のルールを採用し、勢力ごとに固有デッキを持たせています。
ゲームとしてはそのまんまエルグランデなので、エルグランデとして普通にプレイできることを確認。特段バランス上の問題はなさそう。勝ったのは全共闘のK川氏でした。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者5人。
Dorada (Otto Maier/NGO)・Railways of the Lost Atlas (Asterisk Games)・Eurorails (Mayfair)・Dominion (RGG)をプレイしました。

ドラダ。4人。
また真っ先に1コマゴールした後は残り3駒穴に落ちて負け。

レイルウェイオブザロストアトラス。5人。
5人なので全社登場のロングゲーム。とは言うものの、1人あたりの資産が少ないせいか会社の経営はカツカツ。初手最高額で建てたトンネル会社にうまいこと最初の(かつ唯一の)5列車を持たせることができましたが、手持ち株数が少なく5列車1両ではそれほど儲からず。
終了時大会社3社小会社2社と全体的に建った会社数が少なくほとんどの都市が素通しだったため、∞列車がものすごい額の配当を叩き出していました。
銀行資金無限の通常ルールだと株券総枚数の保有制限がないので、2人で協力して大会社1社に合併して5株持ち合いでも全然問題ないのではという感想。

ユーロレイルズ。4人。
キックスターターで再版されるらしいのを記念してメイフェア版。再版はコンポーネントの改良の他、マップに調整が入ってスカンジナビアあたりが少し使いやすくなるらしいです。
序盤にちょっと儲かったので調子に乗ってユーロトンネルを掘ってみましたが、あまり英国に行くこともなく無駄金になりました。負け。

ドミニオン旭日拡張。4人。
日本語版もすぐ出る予定らしいですが、一足先に英語版でプレイ。
今回の特徴的なルールはオーメンカード。オーメン属性のアクションカードが一定回数以上使用されると全体に影響するイベントが発生するという仕組み。組み合わせ次第なので1回プレイしただけだと何とも言えないです。
今回たまたまかもしれませんが、デッキ圧縮系のカードが多かったような。1戦1敗。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者7人。
Clank!: Catacombs (Dire Wolf)・Nusfjord (Lookout/HJ)・Bottle Imp (Matagot/HJ)・Railways of the Lost Atlas (Asterisk Games)をプレイしました。

クランク!:カタコンベ。3人。
1人ものすごい勢いで脱落したので早々にアーティファクトを回収して帰還。HPには全然余裕があったので、もう少し粘ってもよかったような。2位。
カタコンベは鍵トークンの価値が高い割には補充が本当にただの運なので、そこ何とかした方がよいと思います。

ヌースフィヨルド。3人。
最近出たビッグボックス日本語版。拡張盛り盛りで株券の誤植も直っています。
箱には冊子はルールブックしか入ってないようなので、LookoutのHPから建物などの注釈が網羅された付録をダウンロードして印刷しておくといいと思います。日本語版もあります。HJのサイトには上がってない気がしますが何でなんでしょうか。
3人プレイの3番目は第1ターンに長老にアクセスできなくてちょっと悲しいです。2位。

ボトルインプ。3人。
3ハンドプレイしてボトル掴まずに済んだ分で勝ち。

レイルウェイオブザロストアトラス。4人。
ショートゲームで登場会社はランダム8社でプレイ。2時間くらいでサイクル4まできちんと終わるので、例会等でもプレイしやすくてよいんじゃないでしょうか。
今回はどの会社も合併しにくいというか、特定の相手以外ははるか彼方というマップ。8社中7社まで出て合併後は大3小1が残って7/Dは登場せずに4列車が最後まで走る展開でした。
最初かつ結果的に最後のパーマネント列車になった5列車を買うためにしゃがみすぎて全然儲からず。3位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
18Ireland (AAG)・Guillotine (WotC)・The White Castle (Devir/CMON)・Crimson Scales (Boardgame613)をプレイしました。

18アイルランド。
アイルランドの18XX。狭軌鉄道、合併、鉄道会社の登場順がランダムといったあたりが特徴。
狭軌は山でも川でも地形コスト無料という夢のような線路。狭軌の線路には鉄道会社の列車を走らせることができませんが、狭軌の線路の先にある街の価値が隣の街に加算されるので、10-(狭軌)-20-(広軌)-20みたいな線路があったとき、広軌の2都市を走るだけで狭軌の街を含む50収入が得られるという仕組み。実質無限列車なわけで、大都市が少なく地形の厳しいマップ西部でも高収入、という意図と思われます。大量にタイルを置く必要がある上に黄色の狭軌タイルはいきなり行き止まりなので、どこまで有効活用できるのかはちょっと疑問です。
合併は5株会社が2社(まれに3社)合併して10株会社になるというよくあるシステムですが、社長の合意じゃなくて株主が1株1票で投票して決めるというところが実は斬新なシステム。例えば株価の高い優良会社の株が社長のAさん3株、Bさん1株、金庫1株、貧乏会社がBさん3株、バンクプール2株という状況で、Bさんがこの2社の合併を提案した場合、バンクプール株はより高い会社と合併するなら自動で賛成票を投じるため、Aさんに合併を拒否する権利はありません。おそらくこの特異なシステムを利用して優良会社を乗っ取るゲームのようです。今回は初プレイで勝手が分からず、みんな自分で経営してる会社同士で普通に合併してました。
このあたりの会社のコントロールを困難にしているもう一つのルールが鉄道会社の登場順がランダムなこと。5株会社はランダムな順番に1社ずつ登場して、前の会社を設立するか(誰も建てずに)廃棄されるまで次の会社が建てられません。複数会社で協力して理想の線路を引くのはかなり難しくなっています。今回は序盤の会社の登場が低調で黄色時代が長い展開になりました。選択ルールで2列車1両増やせるくらいデザイナー的には序盤が短い前提っぽいんですが本当でしょうか。
最初のパーマネント列車が出た時点で協議終了で勝ち。

ギロチン。
古いゲームですが、パリオリンピックを記念してマリーの首狩り。有名人誰も切れずに大敗。

白鷺城。
CMONの日本語版。コンポーネントに言語依存はないんですが、そのせいでサマリーが判じ物のように意味不明なところが欠点。
ダイスをピックしてワーカープレースして、自分のコマを姫路城の各所に送り込むゲームです。
デカい目のダイスを選べばお金がもらえて、小さい目のダイスを選ぶとお金払わされる代わりに追加でいろいろと資源がもらえる、それ以外には出目で効果が変わるわけではなく、3色あるダイスの色だけがアクションに影響するというシステム。
短時間でままならなさを堪能できる良作。1位と1点差の3位。プレイ中は振れ幅大きそうに感じましたが、なんだかんだバランスはうまく均衡してるのかも。

1人減ってクリムゾンスケール3人。
1戦のみシナリオ6をクリア。レベル3くらいまで上がって装備も揃うとさすがに安定してきます。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者5人。
Railways of the Lost Atlas (Asterisk Games)・Byzanz (AMIGO/ニューゲームズオーダー)・応仁の天下 (GJ)をプレイしました。

キックスターター発のレイルウェイ・オブ・ザ・ロストアトラス。
まず最初にモジュラーボードを組み合わせてマップを作成する架空の土地の18XXです。
プライベートカンパニーなし。設立可能なのは12社ある5株会社で、これらが2社合併して10株会社になります。プライベートカンパニーがない代わりに5株会社が固有の能力を持っていて、これが合併後の10株会社にも継承されます。ぼくの考えた最強の10株会社を作ることができるというわけです。
ラウンド数固定のゲームでショートゲームで4サイクル、ロングゲームでも6サイクル。5株会社は最初の運営の開始時に列車を1両買うことができて最初から配当ができることと、サイクルごとにシステムが1両ずつ列車を買って捨てていくルールがあることから、一見短く見えますが意外とハイペースで進みます。おそらくショートゲームでも廃車になる列車は全部飛ぶんじゃないでしょうか。
ショートゲームは4人までしかプレイできないので、5人でロングゲーム。マップの構成が実質ランダムだと良い5株会社が5人分あるわけがないので、最初に会社建てる競りが終わった時点で割と勝敗が見える感じです。バランス面はランダムなり、ではありますが、それほど長いゲームではないので数をこなしてくださいということでしょう。
鉱山会社+1両多く持てる会社で6列車1両買うのがやっと、全然特殊能力生かせず負け。

ビザンツはニューゲームズオーダーの日本語版。昔のAMIGO版より箱デカくなってるような。たぶん3位。

1人減って4人で応仁の天下。ゲームジャーナル84号の付録ゲーム。
History of the Worldのシステムで応仁の乱をします。
クローズドドラフト4枚、ランダム配布4枚の8枚の手札を1枚ずつ使っていく感じ。時代の区分はなく、カードの登場順に指定はないのですが、各カードにはプレイコストが設定されていて、あらかじめ同種の弱いカードをプレイしておかないと強力なカードは使用できないようになっています。
細川・山名・大内の主要3勢力は直接のプレイヤー勢力になることはなく、これらの勢力の一部を活性化させるカード、になっていて、プレイしても直ちには自分の点にはなりません。中間決算とゲーム終了時に主要3勢力のVPを計算して各プレイヤーの貢献度に応じて点が入るという仕組み。引いたカード次第なので必ずしも自由になるわけではないですが、両勢力を影から操って京都を火の海にするという展開になると思います。
というわけでなかなか応仁の乱の雰囲気は出ているのですが、銀閣寺カードの終了時ボーナスVPが異様に高く設定されていて、実のところ銀閣寺引くゲーと言われているとかいないとか。山札から引かれるもコストの都合で上家がプレイできずにスルーされた銀閣寺が転がりこんできましたが、盤面の支配地が足りなすぎで勝てなかったのでそこまでバランス悪いわけでもないのかも。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
18 India (GMT)・Luzon Rails (Robin David/サニーバード)・Dune: Imperium Uprising (Dire Wolf)をプレイしました。

18インディア。4人。
もともと南部の方が都市密度が高く儲かりそうに見えるマップですが、今回は全体的に南西側に多くの会社が登場してパキスタン近辺がほとんど発展しない展開。
どの会社も初期株価があらかじめ決められていて自由には設定できないので、ドラフト時点で安くて儲かる会社の株数を確保しておくのが決定的に重要で、そこから先はかなり答え合わせなゲームです。
大抵の18xxは安い会社は序盤の投資効率が良いのに対して後半から列車の廃車が始まると資金が枯渇するリスクがあるのですが、このゲームでは低レベル列車が廃車にならない上に購入価格で下取り可能なので、初期株価の低さがほとんど欠点になりません。
$90の会社の4株社長では出力不足で大差2位。

ルソンレイルズはサニーバードの日本語版。4人。
株券を競りで入手して線路引いて配当貰ってゲーム終了時点で一番お金持ってる人の勝ちという全くもって普通の鉄道ゲーム。
裏面の簡単ルールの日本マップをプレイ。登場会社4社はすべて架空の鉄道会社です。最初から全員1社1株貰ってスタートなので、自社を拡張するもよし株買って他社の経営に口出しするもよしという塩梅なのだと思います。
株を買って払ったお金は会社の金庫に入って自分の資産としては純減な上に、株買われた会社の配当は発行株数で均等に分割なので、投資してもしなくても何か勝ちに近づいた気のしない不思議なプレイ感です。
同点タイブレーク勝ち。

デューンインペリウムアップライジング拡張。1人減って3人。
デューンインペリウムの独立型拡張。システムは元のデューンインペリウムからほとんど変わっておらずバランス調整版といった雰囲気。
最大の違いはフォールドスペースカードがなくなってボード左端の主要4勢力にワーカーを置く手段がぐっと減ったこと。代わりに好きなアクションマスにあらかじめスパイを派遣しておいて、後からそのスパイのいるところにワーカーを派遣するカードが追加されています。主要4勢力はこれを活用してアクセスしてねということだと思われ、購入場の引き運ゲーだったのが、一転して駒さばきのゲームになった良改良ではないでしょうか。
その他、水の入手が困難になったとか、メンタートがいなくなったとか、紛争に砂蟲呼べるようになったとか、細かくいろいろと変更が入っています。
担当キャラ引くとガーニー・ハレック。シグネットリングで部隊キューブ1を召集という堅実な効果。特殊能力は紛争に6戦力以上投入していれば説得力+1。コンスタントに紛争に介入していれば序盤からちょっといいカードが買える上に、終盤は3~4枚残してうまいこと6コスト出すことができればハイカウンシルの議席による2コストと合わせて9コストのスパイスマストフローに手が届くので、かなり強力だと思います。
同点タイブレーク負け。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者6人。
18 India (GMT)をプレイしました。

3人で18インディア。もっぱら古かったりマイナーな作品の再版のみだったGMT Gamesの18XXシリーズとしては初めての新作。18XXインド。
あまり普通の18XXでないゲームの再版が続いた流れを引き継いでいるのか、このゲームも独特のルールが多くてオーソドックスな18XXからはちょっと離れています。

全部で18社あるなかからランダムに10社しか登場しないところはリプレイアビリティ増強ということで、ありそうで今まであまりなかったパターン。さらに、セットアップ時にいきなり株券を各プレイヤーにランダムに配ってドラフトします。この株は自分だけが買う権利があるけどまだ自分のものではない株、という扱いで実際にお金払って買うまで会社は建たないんですが、もうこの時点でいい会社配られるかどうかの運要素があります。その他、一部の株券はマップの片隅に公開で並べられて誰でも自由に買えるのですが、これも買う順番があって欲しい株が山の底に沈んでると買えません。

同じインド舞台の18XXの1853 (Hartland Trefoil/Lookout)もそうでしたが、マップはかなり広いです。マップの物理的なサイズはそれほど大きくないんですが、ヘクスサイズが普通の18XXより一回り小さくなっています。18XXは伝統的にヘクス幅1.5インチのところ、このゲームのタイルは1インチくらいしかありません。
その代わり運営1回につき黄色タイルを4枚も置けるという大盤振舞い。路線の建設速度はかなり速く、村を歩数に数えず収入には数える仕様と合わせてどんどん収入が増えていきます。
さらにゲーム開始時からすべての色のタイルが解禁されていて、列車の購入にともなう時代の切り替えとは関係なくアップグレードし放題です。うまく近隣の会社を1人で複数経営して開発速度を上げるとかなり有利になります。

会社の運営に関しては、列車保有義務なし、すべての列車はパーマネントで廃車なし、序盤の列車は定価で銀行に売却可能、とおよそ経営が行き詰まる要素がなく恐しいまでにストレスフリーです。高性能な列車はそれなりに高価なのと、会社は最低社長株20%だけで設立できてしまうのですが売れた分しか初期資金がないシステムなので、良い列車を買いたければ株を買い増して相当のお金を投資する必要があります。なのですが、前述の通りそもそも株は何でも自由に買えるわけではないときています。

最良の列車は4都市収入3倍の4×3列車、これに歩数に数えない村の収入、特定都市を結ぶことによるルートボーナス、マップ上に点在している商品を港まで運ぶピック&デリバリー要素まであって会社の収入はかなりバブリーです。インドと言えばナローゲージなのか、このゲームには1848式のゲージ変更システム(州の境界を越えると価値0の都市を踏んだ相当)が採用されていて、運行ルートの選定はかなり頭使います。

最大都市はムンバイでやはりその周辺が強いのかな、という感じ。列車の性能差が大きいので場所よりは列車の質だそうですが。4列車は都市をスキップできる代わりに村から収入もらえない4E列車と普通の4列車があって同じ価格で好きな方を選ぶことができます。村の収入がバカにならない(しかもx2/x3列車だと村の収入も2倍3倍になる)ので、安易にE列車に逃げない方がよいのかもしれません。大差負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
18Cuba (Lonny Games)・Can’t Stop (franjos Spieleverlag)・Whirling Witchcraft (AEG/ケンビル)・Frosthaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

4人で18キューバ。
5株会社の数はプレイヤー数によって変わりますが、10株会社の数は何人でプレイしても8社で変わりません。なので、4人プレイだと世界の砂糖の生産量がやや足りなめな感じ。
といっても、終盤で10株会社を新しく立てても見るからに狭いキューバ島には生存空間はなさそうで、2社持ち2人と1社経営2人の計6社しか立たず株券の流通量まで不足ぎみな展開でした。
全員1社建てて2+2+3列車と持ってここから中盤かなというタイミングで真っ先に2社めを立ててみましたが、2社めが全然稼げずに大敗。ここは2社めは我慢して国鉄株を押さえておくべきでした。

キャントストップ。
いろんな会社から何度も再版されてるゲームで伝統的にフラニョス社版は登山テーマ、他社の版のはだいたいノンテーマだったのですが、最近の再版ではフラニョス版も登山やめて他の会社と同じになってしまったそうです。登山の方がゲームの内容をよく表してるように思うんですが。今回プレイしたのは古い版なのでいつもの山。滑落しまくって負け。

ワーリングウィッチクラフト。
下家に大量に蛙を送って勝ち。

1人減って3人でフロストヘイヴン。
単発シナリオを1つだけプレイ。やっと資材が集まってパズルブックの次に進む手がかりが手に入りそう、といった感じの進捗。