札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者8人くらい。
Dorada (Otto Maier/NGO)・Bottle Imp (Matagot/HJ)・Gespenstisch! (HABA/すごろくや)・Icarus (グループSNE)・Luzon Rails (Robin David/サニーバード)・Eden’s Shadow (風栄社)・Daybreak (CMYK)・Betrayal (AH)をプレイしました。
ドラダ。3人。
ニューゲームズオーダーの日本語版。
箱小さくなって持ち運びに便利になりました。おそらくルールは昔と変わってないと思われますが、BGGによるともともと英語版ルールとドイツ語版ルールでは±マスの移動ルールに差異があり、NGO版は英語版から訳出されているようです。
1コマ真っ先にゴールした後は4コマ中3駒穴に落ちるというこれ以上ない負け。
ボトルインプ。4人。
ボトル駒が自立しないので3Dプリンタでスタンドを作ってみました。普段は自作したデータはthingiverseで公開してるんですが、ガラス製のコマはおそらくサイズが均一じゃないので現物合わせで製作するしかなく、データには再利用性はないと思われます。
2回ボトル捕む大敗。
かくれんぼオバケ。4人。
ゲシュペンストとかスパロボでしか聞かない単語ナンバーワンだと思いますが、ハバの古いゲームの再版。これ昔はハバのデカい箱だったんでしょうか。
5つある部屋に各自のコマを適当に移動して親があらかじめ指定した1部屋に行ってしまった人が負けという心理ゲーム。見た目とシンプルなルールのふりして全然子供向きではないような。
惜しいところで負け。
イカロス。5人。
クニツィアのマイナーなゲーム。ブラフの変種といった感じです。イカロス感はあまりなかったですね。
2色取ってしまい負け。序盤の色は意外と揃ってなさそうでそこそこある、中盤の色は手札が煮つまっていて高めに出る、最後の色はみんなブラフかけるべく調整する手数があるので変な数字になる、といった感じでしょうか
ルソンレイルズ。3人。
日本マップ。手札に株券アクションが多かったので、あまり線路を置かずにみんなに高めで株を買ってもらう作戦。自社の配当が伸びず負け。
エデンズシャドウ。3人。
今年の春ゲムマの新作のはず。
けっこう昔からゲーム作ってるところのハズですが、今回は従来にもましてコンポーネントデザインが悪くプレイアビリティが低いです。
リソースマネジメントのゲームで、白キューブと青キューブどちらでも置ける銀枠のマスと青キューブしか置けない金枠のマスがあるのがゲームの肝となっているのに、同じ形状の細い枠が灰色か黄色かの違いだけでぱっと見ではどっちがどっちだか全然区別がつきません(個人ボードはまだましですが、カード上のはまったく分かりません)。もっと派手に装飾を変えるとか常識で考えればどうにでもできたと思います。また、カードを上下ひっくり返すデザインも見にくさを助長しているだけで、どっちにしろ上下両方の情報を吟味しないといけないゲームなので、両方とも正向きに書いてあった方が遊びやすそう。クレジット見ると前回のCultusからグラフィックデザインの担当者が変わっていて今回が2作目、単純にその人の経験不足がうかがえますが、パブリッシャーとしてちゃんとデベロップしていれば改善できたはずです。
後は字が小さすぎだとか、勝利点のことをゲーム中では知識点と呼んでいるけど、ゲーム中に知識の多寡が問われることは特にないので、ゲームの雰囲気に合わせるにしても名声点とかもっと勝利点らしい名前にするんじゃダメだったのかとか、およそプレイ中には文句しか出ないゲームです。
ゲームデザイン面でもちょっと微妙。ゲームの大部分は初期手札に即効性のあるカードが来たかどうかと初手で良いカードを安く買えたかどうかで決まってしまうので、最初の1順だけプレイすれば後はやらなくていいゲームです。
おそらくソロプレイで詰将棋的に楽しむのがもともとの設計意図で、マルチプレイはおまけなのではという評価。
負け。
デイブレイク。4人。
4ラウンドめで勝ち。どうやら
・第3世界(と中国)の急速に伸びる電力需要をエコ発電で満たすのが最優先事項。そうすれば彼らがCO2削減する余裕ができる。
・次は排出量を全速力で削減する、木を植えるとなおよい。地球気温が上がれば上がるほど状況は悪くなる。
・グローバルプロジェクトはすぐ使えるものが優先
・ドイツに行ってパレスチナ支持を叫ぶと出禁になる(というかそもそもイギリス人に発言権はないのでは)
といったところが教訓でしょうか。次からはバリアント入れて難易度上げるといいと思います。
ビトレイヤル。5人。
正体隠匿系。1人裏切り者がいるかもしれないし、いないかもしれない、という協力ゲーム。
手番にはアイテムを引くかプレイヤー間で交換して敵カードを1枚プレイ。それを解決できるアイテムを正しく担当役職のプレイヤーが持っていればクリアして報酬、失敗したら罰符。というのを4順繰り返して、最後にラスボスを倒せば村人の勝ち、失敗したら裏切り者の勝ち。
初回プレイで右も左も分からず、敵を全然倒せない展開で村人負け。担当役職のプレイヤーにアイテムを回す以前にそもそも誰も持ってなくね?という感じで難易度高そうです。