ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者6人。
ゴーアウトガール(ハレルヤロックボーイ)・Avant Carde (Resonym)・Interstellar(ION)・18Svea (Jonas Jones)をプレイしました。

ゴーアウトガールはたぶん去年の秋ゲムマ。5人
特殊能力入りの大富豪です。普通に大富豪でした。シールドカードがちょっと強すぎかなという気がしないでもありません。

アヴァントカルデはキックスターター発の新作。4人。
デッキ構築でカードは色と数字だけですが、各数字に対応する特殊能力セットを差し替えることで少ないコンポーネントでリプレイ性を上げる仕組み。
染めるのと圧縮が重要なところはデッキ構築の基本に忠実なつくり。勝ち。

シエラマドレのインターステラー。3人。
同社のハイフロンティアの続編で連結プレイも可能という設計。太陽系の開発を終えてテラワット級の核融合炉を実用化した人類は、次なる一歩として恒星間移民船エスソダス号を建造。12人のクルーを乗せて太陽系外に出発しました、というストーリー。
クルーは12人いるのですが、生きている人間は男女2人だけで、残りの10人は凍結受精卵。エクソダス号の最高速度は光速の16%、バーナード星やアルファケンタウリ、シリウスなどの最寄りの恒星系まででも数十年から100年以上かかります。順次受精卵解凍したり子供生んだりして世代交代しながら最後に女性が1人以上生存してる状態で生存可能な惑星に到達できればミニマムサクセス、という協力ゲームです。

システムとしてはワーカープレース。場に並んだ新技術から好きなのを開発してアクションマスを増やしたら、ワーカーダイスを送ってダイス判定で効果が出たり出なかったりするという仕組み。予定通りに進めるにはランダムにランダム重ねたすべてで一番都合の良い結果を引かなければならないという設計はいつものシエラマドレ。何せ、エクソダス号は星間物質の雲とかフレアバーストに突っ込んだらぶっ壊れること分かってるけど何の対策もしてないから飛んでる間にクルーの力を合わせてシールドを開発してね、という設計でハナから無事に目的地に到着できるようにはなっていません。とは言うものの、さすがにテーマ的に未来の人類の知性のおかげかシエラマドレの割には理不尽なイベントは起きにくくなってるのかな、という感触。
一応6人までプレイ可能とはなっていますが、生きている人間を持ってないプレイヤーは勝利得点にかかわる行動がほとんどできないので、1人で2陣営担当する3人プレイ専用だと思います。

我々のエクソダス号は目的地をシリウスに定め、序盤は光速の4%でゆっくり飛んで技術開発しつつ、後半から速度を光速の8%まで上げ、最後は一気に減速して到着という方針で。予定通りシールドを開発して残った時間で植民するのに必要になりそうなナノマシンを用意して無事シリウスの周回軌道上に到着。ところがここでシリウスのハビタブルゾーンに惑星はなかった、という驚愕の事実が判明(ランダムチット引きなので行った先に何があるかは100%運)。
ここで取れる選択肢は二つ。一つはガスジャイアントの衛星の地下への植民。この場合、厳しい環境で生存できるよう技術開発でクルーの方を新人類に進化させて人間を辞める必要があります。もう一つはガスジャイアントで燃料を補充してエンジンに再点火、次はプロキオンあたりを目指す作戦。
新人類派1人と次に行く派2人に分かれて競走の結果、新人類方が早く我々の旅はシリウスで終了となりました。

18Sveaは18xxのスウェーデン版。3人。
今あるのは作者の個人出版のもので、コンポーネントがしょぼくて大層遊びにくいと評判なのですが、All Aboard Gamesが今年中にキックスターターで再版する予定だとか。AAGならコンポーネントは良質のものになることが期待できます。
18xxとしてはマップが非常に狭いです。タイル置く空間が10ヘクスしかありません。ここに全5社。全部5株会社で社長株のみで設立、金庫は売れた分。
他の18xxとの最大の違いは、各社の運営の最初に列車を買える(買わされる)ことです。普通の18xxの場合、会社数より列車数が足りない場合、収入0が確定してから他社から列車を買って保有義務だけ満たす、というルーチンになるので永遠にジリ貧です。ところがこのゲームでは、最低でも列車が1両あればその1両を会社間売買で最初に購入、運行して収益を上げたらまた次の会社に転売、という繰り返しで何社でも安全に経営することができます。2両以上持ってれば自分の持ってるすべての会社でそれらすべての列車が走るわけで、さらに収益が上がります。というわけでまずは保有会社数、次に保有列車数で圧倒的な差がつくのに会社は5社しかありませんというゲーム。
1社経営で箸にも棒にもかからない圧敗。
(訂正:転売した列車が複数社で何度も走ることはないそうです)

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
Pacific Typhoon (GMT)・Dorfromantik (Pegasus Spiele/テンデイズ)・Planet Unknown (Adam’s Apple Games/engames)・Shamans (Studio H)をプレイしました。

パシフィックタイフーン。5人。
毎年8月と12月には持ち込んでるんですが最近はあまり立つ機会がありません。大勝。

赤ポーン受賞作のドーフロマンティック。3人。
タイル配置で村を作って得点を稼ぐ協力ゲーム。
手番にはタイルを1枚引いてみんなで相談してどこかに置くだけ。箱には1~6人と書いてありますが、これ特に人数制限する理由ないのでは。BGGではBest 1人となっています。
キャンペーン形式で累積点数でコンポーネントがアンロックされてさらに高得点に挑めるようになる、というのを繰り返します。
4戦してひととおり箱が開いて後はカードのお題をひとつずつクリアしていく感じのところまで進んだと思います。
とりあえず序盤はタスクトークン全クリアが目標でありかつ得点の天井になっていて、慣れてくるとやや閉塞感が。いろいろシステムが追加されてからが本番なんでしょうか。

エッセンの投票の方のゲーム賞のプラネットアンノウン。6人。
中華テーブルにタイルが積まれていて親プレイヤーが好きなところまで回すので、自分の前に来たタイルを取ってパッチワークをするゲーム。
列を埋めたり技術開発したり探査車を走らせて落ちてる隕石拾ったりして得点を稼ぎます。
という感じでポイントサラダ感を出していて、大きめのタイルから優先的に拾ってうまいこと隙間を埋めるゲームのように見せてはいますが、手数は全員同じなのでそうそう差がつくものではありません。黒資源の文明が早い者勝ちでボーナスを選んで取れるので、ここでついた差がかなり勝敗に影響します。トリガー引き負け。

シャーマンズ。5人。
正体隠匿系のトリックテイク。善人3人と悪人2人に分かれます。
メイフォロー切り札なし。悪人の目的は全体のディスカード(フォローしない)の累計回数を一定以上にすること、善人の目的はそうさせずに最後までプレイすること。
フォローしてかつ一番数字が小さいとボーナストークンをもらえるので、各色の1配られるのがとても重要。
スートが7種もあるのでなかなかフォローしきれません。普通にプレイしててもうっかり悪人が勝つバランスで正体隠匿の部分はかなりよくできてると思います。時間切れ終了。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者7人。
Voodoo Prince (Schmidt)・Septima (Mindclash Games)・Turing Machine (Le Scorpion Masqué/すごろくや)をプレイしました。

人待ち5人でブードゥープリンス。
負けると次のハンドで切り札決められるのですが、強いカード持ってるから強いというゲームではないので大逆転とはなかなかいかないです。

4人でキックスターターの新作セプティマ。
魔女裁判から逃げ回りながら、薬を調合して病気の人々を治療して回る良い魔女になって得点を競います。
9枚の手札から1枚を伏せ出しして同時公開するバッティングゲーム。他プレイヤーと行動がバッティングするとアクションの効果が強化される代わりに魔女狩りに狙われやすくなるというリスクがあります。ボードの隅には魔女のセプティマさん(固有名詞なの?)がいて、毎ラウンド彼女が推奨行動を1つランダムに選んで公開してくれています。セプティマさんとは確定でバッティングできる代わりに魔女狩りに狙われてるゲージがさらに上がるというペナルティつき。うまいこと魔女狩りをかわしながら行動を最適化していくゲームです。
各プレイヤー、ゲーム開始時に固有のボーナスが設定された魔女(おっさんとかジジィとかがかなり含まれてますが)を2人ドラフトして持っていて、魔女裁判から魔女を救うことで、ゲームを通じて全体で4人まで新しい魔女を仲間に加える機会があります。ただし、最初の1人は大抵は間に合わず魔女裁判で死刑になるので、せいぜい全体で純増2~3人がいいところでしょう。プレイヤー4人は少し多いように思います。
かならずしも魔女少ないから負け確ということはなく、実際勝ったのは逮捕されて1人減らされたあと1人新しく勧誘して結局魔女2人だったK川氏でした。ゲームの目的通り病人をどんどん治療してくのが一番得点効率良いらしいです。

3人でチューリングマシーン。通常モード、難易度標準、判定機5で2戦。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Cthulhu Wars (Petersen Games)・Terraforming Mars: The Dice Game (FryxGames/アークライト)・Point City (Flatout Games)・The Guild of Merchant Explorers (AEG/ケンビル)・Cat in the Box (HJ)をプレイしました。

3人でクトゥルフウォーズ。キックスターターのデーモンスルタン拡張とバステス拡張が3年遅れでついに到着しました。
デーモンスルタンはアザトースの信者、もともとクトゥルフウォーズのアザトースは中立の神格扱いだったのですが、普通のプレイヤー勢力に昇格しました。初期エリアはマップ上どこでも自由に選択でき、旧支配者を3体も持つ強力な勢力です(たぶんどれもアザトースの化身か何か)。
バステスはエジプトの猫神様。初期エリアは専用別ボードの月。誘拐能力に長けていて、一番最下級の地球の猫は狂信者扱いですが、信者の捕獲に対して完全耐性を持ち、さらに猫だけで他の勢力の信者を自由に捕獲できます。その代わり一切ゲートを支配できないというペナルティ。
勢力を好みに選んでもらって、ニャルラトテップ・バステス・デーモンスルタンという組み合わせ。いちいち大量のフィギュア持って歩くの嫌ので、旧来の勢力は3Dプリンタで作成した簡易版を使用しています。
バステスを担当。呪文書の獲得条件に戦闘で自勢力に損害が出ること、というのがあるので意外と好戦的。いい感じにいち早く呪文書を6枚揃えましたが、ゲート持ってない分破滅値の基礎点がほとんどありません。呪文書の効果でそこそこ稼げはするのですが頭打ち感があります。結局K川氏のニャルラトテップに及ばず2位。デーモンスルタンは旧支配者多い分、全部揃える手数がかかるせいかあまり伸びませんでした。

3人でテラフォーミングマーズダイスゲーム。
箱スカスカな代わりに隙間を埋めるためのスポンジが大量に入っています。どんだけ拡張出すつもりなのか。
ダイスをごろごろ振って出た目でセットコレクションをしてカードを出して、というのを繰り返します。後はいつものテラフォーミングマーズ。
セットに1個でもダイス足りないとカード出せないので、軽減能力を持っている企業と出目操作系の青カードが強そうです。勝ち。

3人でポイントシティ。
4×4に配置されたカードから資源や建物をピックしてセットコレクションで建設するゲーム。
序盤は割と何取っても何も建たない…ってなりますが、ほとんどの建物に建設コスト軽減効果がついているので、後半は強力な建物がバンバン建つようになり、ちゃんと回れば爽快です。
ボーナスタイルの配牌次第ですが、たぶん色を寄せて軽減効果を効かせつつボーナスタイルから高得点するのがよいのだと思います。勝ち。

2人でギルドオブマーチャントエクスプローラー。
紙ペンみたいな雰囲気のゲーム。
各プレイヤーに共通の地図が1枚ずつ渡されます。どの地形を埋めるか共通の場札で指示されるので、思い思いに地形ヘクスをキューブで埋めていって条件を満たすごとに得点、という感じ。
全部で4ラウンドあって、ラウンドごとにすべてのキューブが基本リセットされるので、確かにこれは紙ペンでは再現できないのですが、多人数ソロプレイ感は全くもって紙ペンです。
同点タイブレーク負け。

5人でキャットインザボックス。
もともとのトレーがコマ取り出しにくいと評判なので、3Dプリンタでインサートを自作してみました。ちゃんとコンポーネント収まってフタもピッタリ閉まるので満点なのですが、せっかく自由に作れるのだから鉛筆入れる空間を用意しておけばよかったと後になって気づきました。作り直せばいいだけですが。
時間切れ終了。

ML.K 9月例会

札幌市東区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者7人。
Stich-Meister (Amigo/サニーバード)・CloudAge (Nanox Games/ケンビル)・Keep the Heroes Out! (Brueh Games Inc./ふるりん本舗)・Thunder Road: Vendetta (Restoration Games)をプレイしました。

人待ち5人でトリックマイスター。1ハンドのみ。平和なプラス得点場でほとんど差つかず。

3人でクラウドエイジ。飛行船で旅をしてデッキ構築でエンジンビルドする3X系っぽいゲーム。
シナリオモードとキャンペーンモードがあって初回プレイでは使わないコンポーネントてんこ盛りのゲーム。最近はこういう感じでリプレイ性出すのが流行ってるんでしょうか。
自分の箱庭の成長曲線はかなり急で、どんどん強くなってるのが実感できてプレイ感は良いです。ちょっとプロジェクトカードの引き運の差が大きい気はします。
定期収入というか毎ラウンドの生産要素があるので、産出レベルを早めに上げるのが重要そう。最下位。
コンポーネントは量も見た目も豪勢ですが、黒と灰色の色分けで意味が違うとか、産出レベル+得点トラックボードが謎の蝶ネクタイ型をしてるのに特にシステム的な意味はないとか、個人ボードにいくつもタイルを差し込むところがあるけどクリアランスが全く考慮されてなくてキツキツでハマらないとか、とても遊びやすいとは言い難いです。

4人でヒーローお断り。
シナリオ3をファミリーモードで、ノール+スケルトン+リザードマン+ゴーストの組み合わせ。危げなく勝利。

5人でサンダーロード。
今回は普通の車3人と拡張からトレーラー1人とバイク1人。
トレーラーは3台の車両がつらなった1編成のみ持ってプレイ。合計6ダメージ受けて脱落するまで速度が落ちないとか、衝突したとき絶対飛ばされない、専用ダイスで出目がしょぼい代わりに各ラウンド3ターン毎回移動できる、といった特徴。
バイクは1人で5台もコマがあって、1ダメージで1台行動不能になります。自分の手番中は常にドリフト状態で他の車にぶつかってもすり抜けて先に進むことができる代わりに、逆に他プレイヤーのターンに衝突されたときは必ず自分が吹っ飛びます。
やっぱり特殊ルールで動くプレイヤーがいた方が紛れが出て面白いと思います。ただトレーラーはものすごい勢いでヘイト買って撃たれまくるので人を選ぶかもしれません。
普通の車で脱落こそしなかったもののイマイチ前に出られず負け。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者8人。
Turing Machine (Le Scorpion Masqué/すごろくや)・Challengers! (1 More Time Games/HJ)・Keep the Heroes Out! (Brueh Games Inc./ふるりん本舗)をプレイしました。

6人でチューリングマシンはすごろくやの日本語版。
3桁の数字を当てる推理ゲームです。箱には1~4人用と書いてますが、人数制限を決めているのは目隠しついたての数だけなので本質的には人数無制限。さすがに人数多くなると2セットあった方がプレイしやすいです。
パズルとしての面白さ以上にコンポーネントがうまく設計されているのが驚きのゲームです。無駄に穴開いてる箱以外は。
ルールブックの一番簡単な1-1とスマホに出題してもらった難しいレベルのを1問プレイ。難しいでも十分難しいです(←そらそうだろ)。

8人でチャレンジャーズはHJの日本語版。
デッキ構築で1対1の戦闘を総当たりで7戦して得点を競い、最後に上位2人で決勝戦をします。
戦闘はシンプルな坊主めくりでSDJ黒ポーン感はあまりありませんが、強いデッキは強いのでやはり構築の段階で運以上の差がついているのだと思います。
ベンチの枠数がデッキの制約になっているので、ベンチを弄れるカードが強そうです。最下位。

4人でヒーローお断りはふるりん本舗の日本語版。
1人モンスター1種族を持って、これまたデッキ構築で襲いくる冒険者からダンジョンを守る協力ゲーム。
ファミリーレベルで1戦1勝。チャレンジレベルで6戦6敗。
ファミリーレベルとチャレンジレベルの難易度差が大きすぎるような気がします。チャレンジレベルだと次の自分の番が来るまでにだいたい配置済みのコマが一掃されているので、リカバリー能力に優れた種族以外はもう選んだ時点でかなり負けています。
BGGでは2人ベスト、4人はノットリコメンデッドなので4人でチャレンジモードは無理があるのかもしれません。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者4人。
ザクカルタ(くらげシステム)・機体ノ名ハ(くらげシステム)・Thunder Road: Vendetta (Restoration Games)・Acquire (AH)・Alchemist (AMIGO/サニーバード)・Gin Crafters (JUGAME STUDIO)・Dominion (RGG)をプレイしました。

ザクカルタ。ザクのイラストが読み札で、ザクの形式番号が取り札というカルタ。シャアザクの絵を見てMS-06Sのカードを取ります。1回やって覚えてしまえばそれまでですが、初見で分かるかンなもんというゲーム。でも面白い。

機体ノ名ハ。ザだのクだのググだのといった名前のパーツを組み合わせてモビルスーツの名前を作る大喜利ゲーム。今までどうして誰も考えつかなかったんだろうと思います。

サンダーロード。拡張全入りで蹴っているので山ほど拡張入っているのですが、基本 + Carnage at Devil’s Runでプレイしています。車両の方は弄らずマップタイルと障害物タイルとダメージタイルだけ追加されるので、初回プレイからでも無理なく投入できる拡張です。また、この拡張では車両に火がつくルールが追加されます。火がつくタイルとかダメージを引かないと全然着火せず終わることもあるのですが、今回は燃えさかっているマップタイルが引かれたので全車盛大に炎上しました。燃えている車両は移動ごとにダイスを振って、加速したり爆発したり鎮火したりします。まあ運ゲー度が上がるだけとも言います。1人脱落後、最速でゴールに駆け込んで勝ち。

アクワイア。私のアクワイアは95年の大箱版と08年の小箱版をマージしたもので、どちらにせよホテルは紙コマで株券は古い方を使えば3M時代のと同じという組み合わせ。小型軽量で違和感ないホテル名で遊べるのですが、ちゃっちい紙コマは裏表が分かりにくくそこだけプレイ感が悪いのが欠点です。新版に買い直すと箱デカくなっちゃうのがどうにもなぁ、というのが悩みどころ。
ゲームは最初の合併の社長で幸先良かったものの、そこから先が続かず負け。

最近日本語版が出たアルケミスト。おおむね1キューブ2点が相場といった感じなんでしょうか。3キューブで8点のレシピを作ってみたら利用されまくり。目論見通り自分の色が最も狩られてボーナス点は最大でもらえても全然追いつかず負け。

ジンクラフター。拡張の3種類の追加カードを入れてみました。プレイ中はこれ強すぎない的な印象でしたが、1位から3位まできれいに1点差で並ぶ接戦だったのでバランスはちゃんと取れているのだと思います。3位。

ドミニオンは略奪拡張のみ。やっぱりオレンジの持続カードが多すぎな気が。デッキに戻りにくいので、普通のカードよりカードパワー上げて性能のバリエーションを作りやすいんだろうというのは想像できるのですが。2戦1勝。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者8人。
Gin Crafters (JUGAME STUDIO)・ハーベスト(ForGames)・The LOOP (Catch Up Games/Pandasaurus Games)・仲良シふれんず(ぴよよ屋さん)をプレイしました。

4人ジンクラフター。基本ルールのみ。4人だとさすがにブランドカードがやや不足気味な感じがします。
ボタニクルの特殊効果で手持ちを0コインにすると何とか、というのが何枚か入っていますがちょっと罠っぽい。他人に借りられたりするので手元0コインにするのが意外と難しかったり、仮に条件満たしてもお金がないとどうしても次の行動の自由度が低くなるのが性能に見合ってないです。負け。

4人ハーベスト。マイナス点少なかった分で勝ち。

ザ・ループ。タイムエージェントになって7つの時代を時間移動しながらドクターフォーの陰謀を阻止する協力ゲーム。
手札3枚で1手番に各手札を1回ずつプレイする3アクションが基本なのですが、エネルギーキューブを消費することで何度でも手札を再使用できて、うまいことやり繰りすればずっと俺のターンできるところがタイトルの由来になっている模様。
選択ルールのありなしで難易度を調整できるようになっています。3人で何も入ってない一番簡単モードで2戦1勝。4人でちょっと難易度上げて1戦1勝。運次第で一瞬で負けることもあるバランスで、もともと素の状態でも簡単には勝てないようになっているのですが、慣れてくるとどんどん手番の効率が良くなるので意外と何とかなる雰囲気なところが良いプレイ感になっています。
使用可能キャラは7つの時代から1人ずつ来ている5人のタイムエージェント、ということであからさまに2人足りないわけですが、当然のように拡張で2人追加される仕様です。拡張は品薄っぽいのが残念。

3人仲良シふれんず。マストフォロー・切り札なし・トリック取ったらディスカードされたカードの数字がそのままマイナス点なトリックテイク。3の倍数のカードを出したときは1枚追加でディスカードできる、というルールがスパイスとして良く効いています。ちょっと間違えただけものすごい大量にマイナス点が降ってくるのが豪快。勝ち。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者8人。
Darwin’s Journey (ThunderGryph Games)・Earth (Inside Up Games/リゴレ)・ハーベスト(ForGames)をプレイしました。

キックスターター発の話題作、ダーウィンズジャーニー。3人プレイ。
プレイヤーはダーウィンのお弟子さんになって、ダーウィンのビーグル号の後をついていきながら世界各地で動物標本を集めて回ります。ビーグル号は固定速度で爆走し、置いていかれると得点機会を大幅にロスするという悲しみ。
ゲームとしてはワーカープレースで、ワーカーごとに能力値があって鍛えないと行けるマスや行けないマスの制限がつくタイプ。ワーカーは踏んでるマスに他のプレイヤーが来るのをブロックするだけで他のマスには無干渉というのが普通のワーカープレースですが、このゲームではそのマスをブロックすることに加えて、同ジャンルの他のマスの使用に追加コストをつけてきます。なので先取りが非常に重要。この追加コストはお金なのに、定期収入という概念はないひもじいゲームです。
ファイアーランド拡張入りでプレイ。船や探検隊で先行している人はマップ上のあちこちにあるチェックポイントを最初に通過するたびにアドベンチャーカードを引きます。カードには2択のコストとボーナスのペアが書いてあるのでどちらか選んで獲得します。ほとんどのカードのコストは時間トラックの前進。この時間トラックは進めば進むほど重いペナルティがかかり、ボーナスに見合っているかというとかなり微妙な設定。先行有利なゲームのバランス調整という意図があったりするのかもしれません。このペナルティはゲーム開始時にランダムにセットアップします。よくあるリプレイアビリイティ向上システムではあるものの、どれも強烈な効果で引き次第ではゲーム全体が一気に糞ゲー化する諸刃の剣となっています。これ基本ルールだけでいいのでは。
1点差2位ということで何だかんだバランスは取れているようないないような。

同じくキックスターター発の話題作、アース。3人プレイ。
リゴレの日本語版。日本語版でも箱裏にはキックの初日に蹴ってくれた人の名前リストが掲載されているのですが、どうも世界的に配送滞っているらしく、これまだ届いてない人いるのでは。だいたい悪いのはVFI Asiaだと思いますが。
最近流行りのオールユニークカードで箱庭するゲーム。アクション選択で4×4の自分の箱庭にひたすら木や草を植えていきます。自分の箱庭に生えてる植物のうち、選んだアクションと同じ属性のカードの特殊効果が全部発動するのでうまいことエンジンビルドします。
初動でちゃんとエンジン回し始められるかどうかで後全部決まるので、初期手札が最も重要なゲームと思われます。初期手札の枚数はランダムに配られた自分の島カードの裏表のどちらを選ぶかで決まるため、少ない方選ぶ人あまりいなさそう。
エンジン作るにしろVP稼ぐにしろ、人を差をつけるには自分だけ2枚植えられる緑アクションが有効なため、緑でエンジン組めると強いはず。緑の特殊効果持ってるカードはかなり少ないのですが。後、手札は基本余り気味になるので、手札を効率よく堆肥や土壌に変換できると効きそうです。3位。

ハーベスト。3人。
かつては新幹線の駅でしか売ってなかったとかで、車内で遊べる程度にコンパクトなつくり。
マス目の畑に3種類の野菜カードを植えていって、一直線に3枚並んだら自分の領地に置かれている分を獲得、というビンゴっぽいゲーム。
高得点の野菜は自分の区画に植え、マイナス点の野菜は他プレイヤーの畑に植えてうまいこと3連続作って押し付けるというのが基本でしょうか。妨害しあってるとだんだん置けるところがなくなっていくという仕組み。
デッドロック終了。特殊カード使いそこねた分で負け。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者8人くらい?
1824 (Double-O Games/Fox in the Box)・エアリアルはガンダムじゃありません(同人)をプレイしました。

先月1880中国をプレイしたので、同じ作者の1824オーストリアハンガリー。3人。
個人会社6社(3人プレイ時は4社)、単独で大会社に変換できる中会社の炭鉱会社4社、合併して国鉄になる中会社が7社、純粋な大会社1社という構成。
列車が売れて時代が進むと中会社が順次大会社に変わっていくので、第1株式ラウンドに個人会社と中会社が一通り行き渡ったら、ゲーム終了まで各プレイヤーの担当会社はほぼ固定という感じになります。
じゃあゲームの展開もワンパターンなのかというとそんなことはなく、列車に通常列車と貨物列車の2種類があるというルールが効いてきます。
通常列車は他の18XXの列車と同じ、貨物列車は必ず炭鉱ヘクスを始発にしなければならないのでルートが制限される代わりに村を歩数に数えない(収入には数える)列車です。大抵の18XXはこんな感じで2種類の列車があるとき、同じ列車カードの裏表になってたりで世界の列車総数は変わらない仕組みにすることが多いですが、このゲームでは通常列車も貨物列車もそれぞれ別のカードになっていて、通常列車が買われたときだけ時代が進みます。みんなが貨物列車を残さず買って他に買える列車がないときだけ通常列車を買うようなプレイをすると時代の進行はスローになり、貨物列車は放っておいて通常列車ばかりどんどん買われるとその分ハイペースになるという構造。しかも普通は最後のレベルの列車を買うときくらいにしか適用されない、手持ちの列車を下取りにして新しい列車を安価に買うシステムがすべてのレベルの列車で使えるようになっていて、本気を出せばものすごい勢いでゲームを早回しできるようになっています。
基本的には貨物列車の方が高性能なので、貨物列車をたくさん買ってそれが長く走りつづけて欲しいところですが、各プレイヤーの思惑次第では予想外の展開になるかもしれません。
普通に銀行破産まで続くゲームです。予想よりは早く終わりました。最下位。序盤の中会社と小さい数字の貨物列車という組み合わせは収益力がイマイチなので、個人会社も少し持ってた方がよいようです。

エアリアルは…はルールは完成ということにしました。カードの誤字がなかなか取り切れないです。