ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者6人。
ゴーアウトガール(ハレルヤロックボーイ)・Avant Carde (Resonym)・Interstellar(ION)・18Svea (Jonas Jones)をプレイしました。

ゴーアウトガールはたぶん去年の秋ゲムマ。5人
特殊能力入りの大富豪です。普通に大富豪でした。シールドカードがちょっと強すぎかなという気がしないでもありません。

アヴァントカルデはキックスターター発の新作。4人。
デッキ構築でカードは色と数字だけですが、各数字に対応する特殊能力セットを差し替えることで少ないコンポーネントでリプレイ性を上げる仕組み。
染めるのと圧縮が重要なところはデッキ構築の基本に忠実なつくり。勝ち。

シエラマドレのインターステラー。3人。
同社のハイフロンティアの続編で連結プレイも可能という設計。太陽系の開発を終えてテラワット級の核融合炉を実用化した人類は、次なる一歩として恒星間移民船エスソダス号を建造。12人のクルーを乗せて太陽系外に出発しました、というストーリー。
クルーは12人いるのですが、生きている人間は男女2人だけで、残りの10人は凍結受精卵。エクソダス号の最高速度は光速の16%、バーナード星やアルファケンタウリ、シリウスなどの最寄りの恒星系まででも数十年から100年以上かかります。順次受精卵解凍したり子供生んだりして世代交代しながら最後に女性が1人以上生存してる状態で生存可能な惑星に到達できればミニマムサクセス、という協力ゲームです。

システムとしてはワーカープレース。場に並んだ新技術から好きなのを開発してアクションマスを増やしたら、ワーカーダイスを送ってダイス判定で効果が出たり出なかったりするという仕組み。予定通りに進めるにはランダムにランダム重ねたすべてで一番都合の良い結果を引かなければならないという設計はいつものシエラマドレ。何せ、エクソダス号は星間物質の雲とかフレアバーストに突っ込んだらぶっ壊れること分かってるけど何の対策もしてないから飛んでる間にクルーの力を合わせてシールドを開発してね、という設計でハナから無事に目的地に到着できるようにはなっていません。とは言うものの、さすがにテーマ的に未来の人類の知性のおかげかシエラマドレの割には理不尽なイベントは起きにくくなってるのかな、という感触。
一応6人までプレイ可能とはなっていますが、生きている人間を持ってないプレイヤーは勝利得点にかかわる行動がほとんどできないので、1人で2陣営担当する3人プレイ専用だと思います。

我々のエクソダス号は目的地をシリウスに定め、序盤は光速の4%でゆっくり飛んで技術開発しつつ、後半から速度を光速の8%まで上げ、最後は一気に減速して到着という方針で。予定通りシールドを開発して残った時間で植民するのに必要になりそうなナノマシンを用意して無事シリウスの周回軌道上に到着。ところがここでシリウスのハビタブルゾーンに惑星はなかった、という驚愕の事実が判明(ランダムチット引きなので行った先に何があるかは100%運)。
ここで取れる選択肢は二つ。一つはガスジャイアントの衛星の地下への植民。この場合、厳しい環境で生存できるよう技術開発でクルーの方を新人類に進化させて人間を辞める必要があります。もう一つはガスジャイアントで燃料を補充してエンジンに再点火、次はプロキオンあたりを目指す作戦。
新人類派1人と次に行く派2人に分かれて競走の結果、新人類方が早く我々の旅はシリウスで終了となりました。

18Sveaは18xxのスウェーデン版。3人。
今あるのは作者の個人出版のもので、コンポーネントがしょぼくて大層遊びにくいと評判なのですが、All Aboard Gamesが今年中にキックスターターで再版する予定だとか。AAGならコンポーネントは良質のものになることが期待できます。
18xxとしてはマップが非常に狭いです。タイル置く空間が10ヘクスしかありません。ここに全5社。全部5株会社で社長株のみで設立、金庫は売れた分。
他の18xxとの最大の違いは、各社の運営の最初に列車を買える(買わされる)ことです。普通の18xxの場合、会社数より列車数が足りない場合、収入0が確定してから他社から列車を買って保有義務だけ満たす、というルーチンになるので永遠にジリ貧です。ところがこのゲームでは、最低でも列車が1両あればその1両を会社間売買で最初に購入、運行して収益を上げたらまた次の会社に転売、という繰り返しで何社でも安全に経営することができます。2両以上持ってれば自分の持ってるすべての会社でそれらすべての列車が走るわけで、さらに収益が上がります。というわけでまずは保有会社数、次に保有列車数で圧倒的な差がつくのに会社は5社しかありませんというゲーム。
1社経営で箸にも棒にもかからない圧敗。
(訂正:転売した列車が複数社で何度も走ることはないそうです)

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