留萌発の最終列車

運行最終日の留萌本線留萌~石狩沼田区間を見に行ってきました。
予告はキハ150が3両とキハ54が1両の4両編成でしたが、実際はどの列車も2両のキハ150を2両のキハ54でサンドイッチする4両編成。廃止記念のヘッドマークをつけていました。
午前中から昼すぎの便は1時間くらい遅れて走っていましたが、夕方以降の便はほぼ定刻。
沿線各所は大混雑で、峠下俯瞰とかもみっしり人が登っていました。
写真は留萌発深川行きの最終列車4932Dの発車シーン。本当の最終はこの便と入れ替わりでやって来る深川発留萌行きを深川に返却する回5920Dのはずですが。

留萌本線

留萌本線の石狩沼田―留萌間の廃止までわずかとなりました。
好天の祝日ということで沿線混んでるかと思ったらそれほどでもなく。昼ごろの便がキハ150だったせいでしょうか。JR北海道はダイヤ改正から廃止までの間はキハ54の2両編成で運行というプレスリリースを出していたのですが、全然嘘つきで富良野線にH100形が入って余剰ができたラベンダー色のキハ150です。これはこれで今しか見られない編成ではあるのですが。

留萌本線

留萌本線の段階的廃線が決まって石狩沼田~留萌間が来年3月で廃止と報道されています。
2016年の留萌~増毛間の廃止後、留萌駅のあたりは駅裏が立派な道の駅になっていたりで、いずれそうなるよねといった雰囲気ではありました。
この区間定番の撮影ポイント、桜庭駅跡の国道跨線橋を通過するキハ150。函館本線山線にH100が入った玉突きで苗穂から移転してきた車両です。
せっかくの最後の秋ということでもう少し天気よくて稲穂が輝くところ撮りたかったのですが、おそらく来週には刈られてしまうでしょう。

峠下俯瞰

留萌本線峠下駅を見下ろす俯瞰撮影ポイントに行ってきました。
ちょうど13:55ごろの上下便がここですれ違うのですが、3月からはダイヤ改正で減便されて上りだけになります。朝8:30ごろの交換も同様に減便されるので、日中時間帯の列車交換を撮影できるのは今のうちということらしいです。
この後さらに1時間待って排モが上るのも見てきましたが、今日はTMC500ASでした。

峠下俯瞰は場所としては峠下駅の南西、国道233と深川留萌道に挟まれた丘の雪崩防止柵のある斜面上になります。強者は斜面の東端の稜線沿いに直攀するらしいのですが、西側の木立を抜けるルートの方が安全。留萌方面の駐車帯の入口近くにある街灯の制御盤?のあたりからアプローチします。運がよければ鉄っちゃん道ができているはずですが、今日はこれまでの降雪のせいでわずかに痕跡が見える程度でした。俯瞰ポイントとしてはそんなに高くないのですぐ着きますが、西側ルートでもそこそこの斜度はあります。

留萌ラッセル

留萌までラッセル車を撮りに行ってきました。
昔は留萌線もDE15のラッセル車が走っていたらしいのですが、現在の留萌線の除雪は定期除雪列車ではなく、除雪用作業機械のENR-1000かTMC500ASが担当しています。このうちENR-1000はもともとJR東日本が最近導入を進めている新型除雪車なのですが、3年くらい前から試験的に留萌本線にも配備されています。
機械なので固定のダイヤがあるわけではないのですが、おそらくは未明に深川から留萌まで下り、午前中は留萌駅に除雪車を留置して、午後の上下便どちらも走っていない14:30~16:00頃の隙間を利用して留萌から深川まで帰ってくる、という運用がほぼ毎日行なわれてるようです。
というわけで正午ごろの留萌駅に行ってみてENR-1000が留置されていることを確認、ひとっ風呂浴びてから深川留萌道大和田ICの近くの第4種踏切で待機。予想通り4927Dと入れ替わりでやってきました。天気は良かったのですが、昨日今日と降雪がなかったので撥ねる雪もなく回送列車状態でした。

増毛駅

改築された増毛駅を見に行ってきました。
本棟が留萌方面に増築され、トイレ棟の外壁が本棟と共通の下見板張り壁になって、後は屋根と壁が全体的に塗り直されました。ずいぶんと美しくなりましたが、いかにも昭和の遺構感のあった建物からちょっと小綺麗になりすぎた風でもあります。
本棟の増築部分は留萌本線の写真展に使われていました。
廃止された鉄道駅にお金かけるのはどうなの、というか廃止される前にかければよかったのではと思わなくもないですが、観光拠点として永く活用されるとよいと思います。
ここで売ってるタコザンギが絶品で、旅の途中いちょいとつまむのにも丁度よいのでお勧めです。

増毛行きの最終列車

運行最終日の留萌本線末端区間を見に行ってきました。
もともと減便で運行本数が少なくなっていたところですが、廃止直前の半月は釧路からタラコ色のキハ40を借りてきて臨時列車が走りました。臨時はなんとか3両ですが、通常便は増結されてもやっと2両だったり、そもそも増毛駅のホーム長が2両分しかなかったりで、多数の乗客をさばききれず1日じゅうダイヤ遅れぎみでした。
午後の下り臨時便を阿分トンネル上の俯瞰から。

最後の増毛ノロッコ

GWに合わせて留萌本線留萌増毛間が復旧し、最後の土日には増毛ノロッコ号が運転されました。
留萌本線末端部は今年中に廃止されてしまうので、増毛ノロッコ号の運行も今日が最後と思われ、例年にない数の撮影者が来ていました。
今年は例年通り4両編成、と思ったら中間に1両だけヘンに緑色の客車が入っています。釧路の湿原ノロッコ号の車両が1両減って、こちらに廻ってきているようです。この編成がそのまま富良野美瑛ノロッコになるんでしょうか。