M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Wealth of Nations (TableStar Games)・Soul Raiders (One for All)をプレイしました。

国富論。
そこそこ古いゲーム。3年前に作者がBGGで3版ルールを発表しています。その後?台湾で再版されているようですが、このルール変更が適用されているかはちょっと良く分かりません。
3版ルールは旧版の戦雲拡張とは互換性がなく、基本セットのみでプレイする新ルール。従来、1ラウンドが貿易フェイズ、建設フェイズ、生産フェイズと分かれていたのが、ラウンドの切れめがなくなり各自手番ごとに貿易でも建設でも生産でも何でも好きな行動を一つ選んでできるようになりました。もともと長いゲームなのでスピードアップが目的だそうです。確かに速いは速いですが、ひとたび生産態勢が整ったらバンバン連続で生産が打てるようになるので、運要素ないだけ差がつきやすくなっているように思います。
また、3版ルールで大きく変わったのが商品の価格表。従来より商品枯渇時の値上り幅が大きくなっています。旧版ルールになかった生産設備の解体ルールと合わせて、高騰してる商品に乗り換えやすくなっているような印象です。
総じて今風に改良されている感じですが、初期資産がかなり減らされているところは若干疑問。序盤の経営を軌道に乗せるまでのやり繰りが難しくなっています。
電力と食料の自給態勢を作って人より早く銀行3軒態勢にできた時点で中押し勝ち。

ソウルレイダース。
キックスターター版。大きな本を模した巨大なパッケージが特徴です。協力ゲーで全3話のストーリーもの。プロローグの第0話をプレイ。
全員ソウルレイダーズとか言う魔法戦士だそうで、1人1キャラ持っていますがライフは全員で共有。初期位置がカードで示されていて、カードには次行けるところとか探索できるところが書いてあります。特に固定のプレイ順とかはなく、好きな順で探索を進めたり敵が出てきたら戦ったりします。
基本的にはゲームブックをカードにバラしたもので、T.I.M.Eストーリーズとか第7大陸みたいな感じです。
キャラを適当に選ぶとキック特典らしいブリュンヒルデちゃん。キャラ間の性能差とかはよく分かりませんが、移動力も火力も不足を感じたことはなかったので強いんじゃないでしょうか。
さすがにプロローグシナリオなので難なくクリア。強い敵を倒すと成長用のコインがもらえて、これがシナリオ間の引き継ぎ要素になっています。ただし、第0話は夢オチで終了時に全部没収され、第1話はバニラな状態からスタートするらしいです。
第0話はカード10枚のシナリオで2時間くらい、第1話のカードはどんと増えて40枚くらいあるようです。やってみないと分からんですが期待はできそうな。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Weimar: The Fight for Democracy (Skellig Games)・Lunar Rush (Dead Alive Games)をプレイしました。

ワイマール。
日本語版も出てますが、キック版なので完全英語版。特にキック限定要素はないので普通の製品版と内容はたぶん同じ。
共産党を担当。
今回は政権側の立ち上がりがスムーズで、ベルサイユ条約もレンテンマルクも序盤からすんなり通ってムチャクチャ政情が安定しています。
我らが共産党は議会対策重視で議席を伸ばして政権入り。確かに政権に入ると安定してVPが入ってきます。ただし、連立相手の社民党の方が首相持ってて政権担当期間も長い分点差は離れてく一方なので、それで勝てるわけではない感じ。
うまいことスタートプレイヤーの議案が取れたので速攻で政権を離脱して、第1インパルスの前に追加行動できるアジェンダを採用。これで優先的に2回行動できるので、クーデターを連打して勝ってしまう作戦です。残念ながらダイス目がふるわずクーデターは全くの失敗。ユニットの数は出せているので、今度はアクションポイント少なくて済むデモ隊作戦に切り替えましたが、やっぱりダイスに嫌われて何の成果もなし。
勝ったのは極右の国家人民党。共産党が仕掛けて他プレイヤーのマークから外れてる間にスルっとベルリンを含む3箇所のクーデターを成功させて第4ラウンドで帝政復活END。
やはり終盤戦まで共和国を持たせるのはなかなか難しいようです。

ルナーラッシュ。
何年か前のこれもキック版。月と地球を往復して拡大再生産をします。
毎ラウンドの最初に実質的には握り競りでイニシアチブを決め、イニシアチブ順に月地球間の上下便それぞれについて、速いけど積載量の少ない宇宙船か遅くてたくさん積める宇宙船かを選んでいきます。で、その宇宙船で地球から材料とか労働者を月に送り、月では箱庭をして生産した商品を地球に送り返します。遅い宇宙船だと届くまで2~3ラウンドかかってしまうので、少量の資源でさっさと月で拡大再生産のサイクルを回し始めるか、大量の物資を送りつけて何でも好きなものを買えるようにするかのバランスを取るというゲーム。
時間差で出発した宇宙船がうまく同時に到着するように調整して、単発便よりさらに余裕のある物資で高価なユニーク建物を建てるのが良いんじゃないでしょうか。
高速便メインの作戦は安定しますがユニーク建物にほとんど手が出せず大差2位。

[Spoiler]グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズ ソロプレイ(シナリオ20)

グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズのソロプレイ14回目。シナリオ20「決戦」
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[Spoiler]グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズ ソロプレイ(シナリオ19)

グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズのソロプレイ13回目。シナリオ19「かくれんぼ」
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[Spoiler]グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズ ソロプレイ(シナリオ17)

グルームヘイヴン・ボタンズ&バグズのソロプレイ12回目。シナリオ17「遠い道程」
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ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者5人。
ナショナルエコノミー (スパ帝国/コロコロ堂)・Rummy 17 (Piatnik/テンデイズ)・Village (eggertspiele/HJ)をプレイしました。

ナショナルエコノミー。4人。
クラファンで出た3部作まとめての再版。もともと小箱ゲーですが、コンパクトで中身もぎっしり詰まってていいんじゃないでしょうか。
プログレス(第1作相当)をプレイ。消費財がバナナじゃなくなったこと以外は、ゲーム内容は旧版と変わりません。世界のお金の総量は決まっていて、それをプレイヤー間で奪いあってワーカーに給料を払います。
初期手札の中身が良かったせいか、建物の軒数を少し多めに残すことができ、最後に建てた不動産屋のボーナスの分で勝ち。

クニツィアのラミー17。5人。
トランプのラミーとの微妙なルールの差分に戸惑います。カードが増えた一方でルール自体はこっちの方がややシンプルになってるんでしょうか。
6のカードと9のカードの区別がつきにくいところ以外は特に不満はないと思います。
本来は何ラウンドかプレイするのだと思いますが、1戦だけ。ボーナス点の条件にうまく当たって勝ち。

村の人生。5人。
本来4人ゲーですが、酒場拡張が入ると5人までプレイできるようになります。ビッグボックスなので全部入り。
前回プレイしたときは拡張要素は大人しめかな、という印象でしたが、全然そんなことはありませんでした。
特に港拡張で旅と置き換わった航海がかなり強力。船長雇うのにお金がすごいかかるのでなかなか出発できませんが、一度出れば大量得点した上に航海の最後に宝箱を回収することで大きなリターンがあります。ただこの宝箱、5金入ってたり3金しか入ってなかったりと、ちょっと当たり外れがあるようです。まあ、それでも次の船長を雇うのに十分なら、また次の航海に行けるわけで。
酒場と結婚は、港と比べると手間の割には利益が少ない気がします。職人でビールを作ってそれを酒場に持って行ってカードと交換してまた別の機会にカード使って、と強力なのは間違いなくてもやや迂遠な感じがします。結婚の方も子供ができてワーカーが増えるのが2ラウンド後で、普通にメインボードの方で直ちにワーカー増やすより遅いのが難点。とは言っても、どのみち規定個数のキューブは置かれるので、ただキューブを取って終わるくらいなら有効活用しないともったいないです。
航海に全然行かなかった分で大敗。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Back to the Future: Dice Through Time (Ravensburger)・Lightning Train (Dire Wolf)・Divinus (Lucky Duck Games)をプレイしました。

ラベンスバーガーのバック・トゥ・ザ・フューチャー。
1人1台デロリアンを持ってて(?)、1885年、1955年、1985年、2015年を渡り歩き、ビフの妨害を回避しながら各所で発生してる問題を解決すると原作に登場したアイテム(お前はクビだのFAXとか)がもらえて、それを正しい時間に納品する、というのを繰り返して歴史の矛盾を解消すれば勝ち、という協力ゲーム。
難易度調整できて一番難しいモードでプレイしたので当然のように敗北でしたが、まあバランスは取れていて面白いんじゃないでしょうか。

ライトニングトレイン。
Clank!やDune: Imperiumのデネンの新作。今回はバッグビルドで鉄道建設をします。
袋から引いたチットを使って線路を引いたり荷物を運んだり新しいチットを買ったり、おおむね見た目から予想がつく通りのゲームです。
バッグビルドシステムは基本的な構造はデッキ構築と同等でも、袋から引くひとつひとつのコマにあまり情報載せられない分オルレアンみたいにコマの組み合わせで様々な効果を選択できる、という風に差別化するのが普通です。ところがこのゲームではほとんどのチットの機能は単独で完結していて組み合せで使用されることはなく、デッキ構築と全く変わるところがありません。
というわけで、お買い物は普通にデッキ構築でカード買うのと同じくらいワクワク感があります。しかもClank!やDuneと違って売れ残りが安くなっていくシステムなので、市場がゴミばかりになって興を削がれるということもありません。
総じて十分面白いは面白いのですが、やはりこの作者らしくバランスにはちょっと難があるような。ゲーム開始時や途中で何枚かカードを引いて獲得する機会があるのですが、その効果にかなり優劣がある感じがします。特に特定地域に誘導するタイプの勝利得点カードだった場合、その地域にアクセスするにはアクセス権チットを買わないといけないのに、自分の番に市場にそれが並ぶかどうか、それを買うだけのお金を袋から引けるかどうか、同じく線路引きたいタイミングで袋からそれを引けるかどうか、すべて運次第です。なのに隣のプレイヤーは何の準備もなく即有効ないいカード引いているという。
マップは北米で、ヒストリカルに東海岸から西へ西へと線路を引いていきます。地形的に当然ながら序盤からアパラチア山脈がそれを遮っていて、生存空間はあまり広くありません。できるだけ早くトンネル権チットを入手するのが重要そう。あと出荷権チットも早めに確保したいです。最下位。

ディバイナス。
4戦め。4人プレイなんですが、どのシナリオでも早取りのクエストが必ず3つ並びます。このゲーム3人ベストなような気が。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Divinus (Lucky Duck Games)をプレイしました。

ディバイナス。
最近KickstarterとGamefoundを使い分けてるみたいなLucky Duck Games。この作品はGamefoundオンリーっぽいです。
ギリシャ神話の神様と北欧神話の神様が争っていて、プレイヤーはそれを手伝う半神という立場。全12シナリオのレガシーで、さらに大量に拡張の追加シナリオが詰め込まれている巨大な箱。
ゲームシステムにはあまり神々の争い感はなく、6面ダイスを4個ごろっと振って出目を足したり引いたりしたのがお金相当で地形タイルをお買い物します。買ったタイルは手元で箱庭をして、地形のつながりとか描かれたアイコンのセットコレクションとかで得点していきます。ダイスを4個使い切るか、もう何も買えんとなったら1回パスしてダイスを振り直し、というのを繰り返す仕組み。
ゲームが進むとダイスにシールを貼って面を強化したり、プレイヤーに固有能力がついたり、というところがレガシー要素。
ダイスは運、自分の番に場に良いタイルが並んでいるかどうかは上家の引きなので運、とおおむね運ゲー。限られた選択肢からまわりと先取り競走をするところは割と面白いです。ただこれで12戦するにはちょっと単調なので、どこかで味変する追加要素が欲しいところ。ルールにはシールを貼るスペースがかなり空いていますが…
スマホアプリのとのハイブリッドシステムで、ストーリー要素は完全にデジタル側にあります。レガシーとして遊ぶならばスマホの使用が必須なのが好み分かれるかもしれません。
3戦して勝ったり負けたり。全12シナリオなので、これ拡張除いても一通りクリアするには4日間は見込んでおく必要があると思います。