ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者6人。
ポリぱん (6ちゃんねる)・日本のいちばん長い8月 (GJ)・Chicago Poker (Phalanx)・ラーテル (ロクジゾー)・Ares Expedition (Stronghold Games)をプレイしました。

ポリぱん。4人。
プレイヤーは下着泥棒を捕まえる警察官、のふりをしているが実は国家権力を利用してお気に入りのJKのパンツを集めるのが目的の変態、というあたまおかしい(褒め言葉)設定のゲーム。
システムとしてはインカの黄金。下着泥棒がどんどんパンツを蓄積していくので、頃合いを見て逮捕した(降りた)プレイヤーが押収したパンツを自分のものにします。獲得したパンツはブルーシートを模した個人ボードに並べておきます。このブルーシートがあえてなのかペラッペラな安っぽい紙質になっていて、いかにもブルーシート感を醸し出しています。
インカの黄金との最大の違いは好きなときに自由に帰れるのではなく、降りるタイミングはダイスで逮捕の出目が出たときに限られるというところ。インカの黄金は負け確なのになんで帰るタイミング合わせてくるんだよ、とちょっとギスギスすることがあるので、そこ緩和しつつ盛り上げにも一役買っていてよいんじゃないでしょうか。運ゲー度は上がっていますが。
最後には各プレイヤーのお気に入りを当てるダウト要素もあって、一応最後まで勝つチャンスが残るようになっています。難点を挙げると、得点表がルールにしかないのがやや遊びにくいかもしれません。負け(ダウト合戦で2人脱落したので名目上は2位)。

日本のいちばん長い8月。5人。
ゲームジャーナル95号の付録ゲーム。同誌のフランス革命1789のシステムを流用して、1944年7月のサイパン陥落から終戦までを再現するゲーム。
競りで人物を落札して1人1アクションというところはフランス革命と同じ。政体を変える代わりに、毎ラウンド首相指名選挙を行なって内閣が交代していく、というシステムになっています。
ゲーム開始時の東条内閣は東条英機だけがアホみたいにVP稼ぐので、おそらくは早々に交代することになり、そこから先は割と予想不能な感じ。同じ政権が続くと同じ人がVPを稼ぎ続けてしまうため、史実以上にコロコロ内閣が倒れる展開になると思います。終盤は、閣内で一定の票数を集めることができれば降伏して終戦、そうでなければ本土決戦に突き進むことになります。ただし首相が陸軍系だとそもそも降伏できないので、可能なら最終ラウンドは海軍系の米内か鈴木、または東久邇宮にしておいた方が選択肢ができます。無駄にVPバラ撒かないよう調整する(足を引っ張りあう)と、史実の東条→小磯→鈴木→東久邇宮という流れに近いものになるんじゃないでしょうか。
今回はサイパン失落にもかかわらず東条内閣続投→小磯→米内→第2次東条→第2次小磯と変遷して本土決戦。陸軍パワーで本土に戦力集めたK川東条が順当に勝ち。Y田嶋田繁太郎軍令部総長が米正規空母を撃沈した功績で2位。私の重光葵は箸にも棒にもかからない最下位。

シカゴポーカー。5人。
手札のマフィアのメンバーでポーカーの役を作って4種類ある収益源を奪い合うゲーム。雰囲気は多人数バトルライン。
同じ収益源を3つ、別々の収益源を4種コンプリート、何でも5つ獲得、のいずれかが勝利条件。4種コンプリートを目指しましたが、同色3つに1手追いつかず。

ラーテル。6人。
基本的にはゴーアウト系。強いカードで勝つと逆に手札が増えてしまうので、仕掛けどきの判断が難しくなっています。
敗者1人を決めるゲームなので上家にさっさと抜けてもらって、無料でスタP権が回ってくると地味に有利。今回は3ラウンドで早々に決着、普通に生存。

アレスエクスペディション。3人。
Discovery拡張入り。
今回はアクション選択カードのアップグレード数のアワードが出ていました。5枚全部アップグレードすれば1位タイ確定なので、これを逃したのが痛かった。と言ってもアップグレードを可能にするカード引かんとどうにもならないわけですが。
熱生産10のマイルストーンが出ていたので、温度上げまくる作戦でしたが及ばず2位。毎回同じ負け方してる気がします。

クランクレガシー2会

クランクレガシー2会に参加しました。参加者4人。
Clank! Legacy 2 (Dire Wolf)・Clank!: Catacombs (Dire Wolf)をプレイしました。

クランクレガシー2の続き。4戦して対立ゲームは2回でうち1勝。結局全員1~2回は勝ってる計算で、バランスは前作より良いのかも。
マップボードの裏面はなんかマス数多くて思いの他広く生還が難しい印象でした。この4戦で裏面は使い切って次からまた表面らしいです。
基本カードにもスクラッチがあってBurgle財宝を得るも削ると固有能力を持ったカードに化けるようになっています。これがちょっと当たり外れが大きく、ちまたでは正しいBurgleをエスパーするゲームと言われているとかいないとか。

1人減って3人でクランクカタコンベ。この人たちどんだけクランク好きなの。
最良のアーティファクトを掴んで危ういところで脱出に成功して勝ち。ここで勝つ分レガシーで勝ち点貯めたかった。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Crimson Scales (Boardgame613)をプレイしました。

クリムゾンスケールの続き。
3戦2シナリオ。
ルミナリーが引退して入れ替わりはサバースのライムハース。火マナ氷マナを駆使して敵にも自分にも流血とクリムゾンスケースの新状態異常のチルをつけまくるクラスでした。
パーティー中にサバースが2人になってどっちがどっちのフィギュアか分かりにくいです。
ホローパクトの方も引退条件を達成して次から新クラス。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Latria Opus (Domina Games)・Altay (Ares Games/HJ)・The Road to Canterbury (Eagle-Gryphon Games)・SETI (CGE/HJ)をプレイしました。

ラトリア・オーパス。
去年のミラリスに引き続き、古い作品の再版。ほぼルール変更のなかったミラリスと違って、完全に別ゲームになっています。
4スートのトリックテイク。ただし1スートはワイルドカードなので実質3スート。マストフォロー・切り札なし。ワイルドカードは親のときはスート選択、子のときはマストフォローに含まれる、という扱い。フォローできたかどうかにかかわらずカードの数値でトリックの勝者を決め、公開されている得点カードからリードカラーに対応したものを引き取って得点にする、得点はプラスもマイナスもあるのでトリック取ればよいとは限らない、という仕組み。
ひねりはあるけど割と普通のトリックテイクになったという印象です。勝ち。

アルタイ。ホビージャパンの日本語版。
初回限定プロモで船乗り拡張がついてくるけど、これ入れないとマップ中央部に2つある島に行く手段がかなり限られます。こういう売り方はどんなもんなんでしょうか。
エルフ・ドワーフ・ホビット(のようなもの)・人間の4陣営に分かれて、デッキ構築+文明発展+陣取りをします。
種族によって内容の異なる初期デッキ10枚、手札5枚で、おおむね普通のデッキ構築。カードから産出するリソースが5種類+戦力で実質6種類もあって、これを使って新しいカード買ったり、デッキに入らない技術カードを買ったり、陣取り用のコマを買ったり、他のプレイヤーの領土を攻撃したりします。
戦闘は領土が隣接してさえいれば好きな相手に襲いかかることができ、ランダム要素も何もなく戦力の多い方が勝ち、というスパルタンな殴り合い。なので戦闘カードをそれなりに買っておくのが重要そうですが、当然ながら戦力はカードや技術を買って拡大再生産する役には立たんというところがジレンマになってるんだと思います。
マップ固定・サプライ固定なのがちょっと気にはなりますが、期待通りの作品。レベル3技術の当たり外れが少し大きいような。2戦1勝。

カンタベリーへの道。
この家で過去に何度か遊んだはずなのになぜかシュリンクラップかかった新品。
今回は終了時決算のタイブレークが、罪カードのプレイで中央のサークルに置ける罪トークンの数というのが効きました。要所要所でタイブレークを失って負け。

セティ。
今回は一切探査機を打ち上げずにひたすら電波望遠鏡アクションを連打するコタツ宇宙探査作戦を試してみました。
なのですが、3人プレイというのが気づきにくい罠。
4人プレイと比べると、惑星周回・着陸が人数減った分だけ競争率が下がって有利になっているのに対して、望遠鏡は少ない人数で変わらない数の恒星系のマスを埋めなければならないので効率が激しく悪化していました。
マーカー足りなくなるくらい置きまくりましたが、危うく周回遅れにされそうになる圧敗。このゲーム得点トラックは100点までしかなくて、別途100/200点マーカーが用意されてますが、勝つ人は250点くらい行くらしいです。

クランクレガシー2会

クランクレガシー2会に参加しました。参加者4人。
Square One (Boardcubator)・六華(アークライト)・Dorada (Otto Maier/NGO)・Clank! Legacy 2 (Dire Wolf)をプレイしました。

スクエア・ワン。人待ち3人。
コンボボーナスと黒パズルのバランス型で勝ち。私以外の2人はワイルドカードピースを2個ずつ持ってましたが、一応バランスは取られているのかあれば勝てるというものでもないようです。

六華。3人。
選択ルールは立直・ロン・三色・無双を使用。点棒がないので立直宣言したことを示す何か別のコンポーネントがあった方がよいと思いました。

ドラダ。3人。
また真っ先に4コマ失なって負け。

やっと人が揃ってクランクレガシー2。4人。
今日は2戦。CL2では一部のシナリオが協力ゲームになっています(協力シナリオが含まれていることは公開情報です)。それまでの何シナリオかで追加されたカードのうち、この協力シナリオ用のカードが気づかないうちに普通のデッキに混ざってしまっている可能性が高いので、これからプレイする人は気をつけた方がよいと思います。得点のところが黒い交差した戦斧アイコンのカードがそれです。
前回、生還率上がってるのでは、みたいなこと書きましたが全然そんなことはなくポロポロと人が死んでました。
競争シナリオで負け、協力シナリオも失敗といいところなし。
次回からはマップボード裏面らしい。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者7人。
グミトリック (OKAZU Brand)・モットコイン (四等星)・1849 (All-Aboard Games)・Square One (Boardcubator)・ウキヨエ (さとーふぁみりあ)をプレイしました。

グミトリック。4人。
6スート、マストフォロー、切り札なしのトリックテイク。フォローできてもできなくてもスートごとに勝者を決め、弱いカードで勝つと高得点になるので、フォローできない方が有利というゲーム。運ゲー度が高いですが、意外性はあります。負け。

モットコイン。5人。
競りで仮想コインを買うゲーム。ダイスがたくさん入ってますが、ダイスは振りません。
競りはダイスの数と出目で行い、落札するのに使ったダイスはそのまま競り落したコインの上に一時的に拘束されます。ラウンドごとにちょっとずつ解放されてくるので、うまく回してたくさん仮想コインを獲得することを狙います。基本的な構造はThe Big Cheese (Cheapass)に近いです。
大きな特徴は、ゲーム終了時に仮想コイン上に残ったダイスが大幅なマイナス点になること。終了はサドンデスで全然読めないので、欲ばると大損する、という趣向。
資産半分になりましたが、マイナスな人もいて結局は2位くらい。

1849。3人。
18XXのシチリア島版。特徴はナローゲージと会社設立順強制、地形コストが線路のアップグレード時にもかかる点。
このゲームのナローゲージのルールは、地形コストが1/4になる代わりに、列車の移動力が半減するという効果。列車はヘクス列車で、例えば通常の18XX系では黄色時代は2H列車のところが、倍の4H列車になっていて、ナローゲージで半減して通常並みの2H列車相当になるという仕組みです。
シチリア島の中央部の山地にどんどん線路を引いて欲しい、という趣旨なのだと思いますが、海岸沿いの地形コストのかからないヘクスに標準軌の線路を引いて高速な列車で爆走した方が儲かるので、あまりナローゲージは広がりませんでした。海岸沿いには始点終点にしかならない代わりに列車の歩数に数えず収入には数える港があるのも、この傾向に拍車をかけています。
会社設立順強制は、ゲーム開始時にランダムに決めた順番でしか会社を建てられないという制限。会社はプレイヤー数に応じて5社ないし6社登場します。会社間の立地条件の有利不利がかなり大きいので、自由に会社建てられると毎回同じ会社しか立たない、ということらしいですが、順番の都合でゴミのような会社しか建てられないとかなりプレイ意欲削がれると思います。今回はおそらくは普通に使える会社が最初の3社になってたようです。
会社は社長株建ち、売れた分だけ会社の金庫、のパターンなので、1社を高く建てて大事に育てるのが定石な雰囲気。しかもゲーム開始時は初期株価が$68か$100の2択なので、全く選択肢がありません。ですが、前の2人が$100、$100と建てたので、あえて$68で設立。通常通り自社株は60%制限なので、余ったお金でバンバン他社の株買ってみましたが、これが敗着。8H列車(最後の廃車になる列車)買って金庫空になった会社が飛んできました。
このゲームは、会社の株のミックスが特殊で、社長株が20%、10%の子株が6株、20%の副社長株が1株、となっています。20%株は他の子株が売れてから最後に購入可能な株。株券の保有制限がキツいので、獲得できれば有利そうではあるのですが、当然ながらクズ会社が飛んでくる危険もあるという罠。
救済ルールなのか、$1,100もする最良の16H列車が出て8H列車が飛んだら、同時に$350の特殊6H列車が購入可能になるので生き残るだけならなんとかなります。この6H列車は通常の列車と違って、ナローゲージで減速しない代わりに標準軌の線路で速度が半減します。そうは言ってもそんなナローゲージ網はできてないわけで。
さすがに魚雷くらって勝てるわけもなく最下位。

スクエア・ワン。4人。
コンボボーナス作戦の前に敗北。

ウキヨエ。4人。
浮世絵を集めるセットコレクション。適当に山引きして手札を増やして、同じ作者の絵が2枚以上あれば好きなだけセットを公開できるのですが、後からそれ以上の枚数のセットを出されると前に公開したカードは失なわれる、という仕組み。過半数集まるまで待つか、さっさと出して次のセットにとりかかるか、という駆け引きをするゲームと思われます。たぶん下家に終了トリガーを引いてもらって最後手番になるのが必勝法かと。終了トリガー引きまくって負け。