ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者6人。
18 India (GMT)をプレイしました。

3人で18インディア。もっぱら古かったりマイナーな作品の再版のみだったGMT Gamesの18XXシリーズとしては初めての新作。18XXインド。
あまり普通の18XXでないゲームの再版が続いた流れを引き継いでいるのか、このゲームも独特のルールが多くてオーソドックスな18XXからはちょっと離れています。

全部で18社あるなかからランダムに10社しか登場しないところはリプレイアビリティ増強ということで、ありそうで今まであまりなかったパターン。さらに、セットアップ時にいきなり株券を各プレイヤーにランダムに配ってドラフトします。この株は自分だけが買う権利があるけどまだ自分のものではない株、という扱いで実際にお金払って買うまで会社は建たないんですが、もうこの時点でいい会社配られるかどうかの運要素があります。その他、一部の株券はマップの片隅に公開で並べられて誰でも自由に買えるのですが、これも買う順番があって欲しい株が山の底に沈んでると買えません。

同じインド舞台の18XXの1853 (Hartland Trefoil/Lookout)もそうでしたが、マップはかなり広いです。マップの物理的なサイズはそれほど大きくないんですが、ヘクスサイズが普通の18XXより一回り小さくなっています。18XXは伝統的にヘクス幅1.5インチのところ、このゲームのタイルは1インチくらいしかありません。
その代わり運営1回につき黄色タイルを4枚も置けるという大盤振舞い。路線の建設速度はかなり速く、村を歩数に数えず収入には数える仕様と合わせてどんどん収入が増えていきます。
さらにゲーム開始時からすべての色のタイルが解禁されていて、列車の購入にともなう時代の切り替えとは関係なくアップグレードし放題です。うまく近隣の会社を1人で複数経営して開発速度を上げるとかなり有利になります。

会社の運営に関しては、列車保有義務なし、すべての列車はパーマネントで廃車なし、序盤の列車は定価で銀行に売却可能、とおよそ経営が行き詰まる要素がなく恐しいまでにストレスフリーです。高性能な列車はそれなりに高価なのと、会社は最低社長株20%だけで設立できてしまうのですが売れた分しか初期資金がないシステムなので、良い列車を買いたければ株を買い増して相当のお金を投資する必要があります。なのですが、前述の通りそもそも株は何でも自由に買えるわけではないときています。

最良の列車は4都市収入3倍の4×3列車、これに歩数に数えない村の収入、特定都市を結ぶことによるルートボーナス、マップ上に点在している商品を港まで運ぶピック&デリバリー要素まであって会社の収入はかなりバブリーです。インドと言えばナローゲージなのか、このゲームには1848式のゲージ変更システム(州の境界を越えると価値0の都市を踏んだ相当)が採用されていて、運行ルートの選定はかなり頭使います。

最大都市はムンバイでやはりその周辺が強いのかな、という感じ。列車の性能差が大きいので場所よりは列車の質だそうですが。4列車は都市をスキップできる代わりに村から収入もらえない4E列車と普通の4列車があって同じ価格で好きな方を選ぶことができます。村の収入がバカにならない(しかもx2/x3列車だと村の収入も2倍3倍になる)ので、安易にE列車に逃げない方がよいのかもしれまっせん。大差負け。

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