M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
War of the Rose (Z-man)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。
Z-manのバラ戦争。バラ戦争らしく、貴族や都市や教会の支持を集めたりイギリスの官職についたりしながら、赤薔薇派白薔薇派に分かれて勢力争いをします。ローゼンケーニッヒくらい抽象化しないと、どう作ってもシンプルなゲームにはならないテーマですが、ドラフトとプロット方式とエリアマジョリティを組み合わせてわずか5ラウンドの驚くほど簡潔なシステムにまとめられています。
戦力ランダムに決めると白薔薇はエドワード4世、まあ誰であっても色以外には何も違いはないですし、同じ派閥でも勝つのは1人だけですが。順番決めで運よく最初にドラフトできる状態で引かれた12枚の中には貴族はソールズベリー伯ネヴィル1人だけ。キングメーカーウォリック伯ネヴィルの父親で、この手のゲームでは大抵強キャラの一人です。特にこのゲームの場合、移動と戦闘の両方ができるのは貴族だけなので、これを選ばない理由がなく優先的にピック。スコットランド国境の田舎スタートなのは思った以上のハンデで序盤は赤薔薇派が先行しますが、中盤やっとソールズベリー伯を南まで進軍させ、さらに本命のウォリック伯も獲得して一気に白薔薇有利に逆転します。最終ラウンドはさすがに混戦模様となりますが僅差勝ち。
パンデミックダイスゲームは拡張入り。役職が増えてたり、紫の病原菌が追加されたりしていますが、それごとに専用のダイスが用意されていてコンポーネントは充実しています。難易度は導入で2戦1勝。世界地図を6地域にまとめてしまうなどシステム的にはダイスの特徴をうまく活用した良ゲームとはいえ、一方で狭すぎて展開がワンパターン化しがちな面もありましたが、新しいシステムが増えた分また新たな気分で楽しめそうです。