K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Neanderthal (Sierra Madre)・A Feast of Odin (Feuerland)・Alien Frontiers (Game Salute)をプレイしました。
シエラマドレのネアンデルタール。ほぼ3人固定の小箱ゲームで、ネアンデルタール人・アルカイック原人・クロマニヨン人の3種族が4万年前のヨーロッパで生存競争をします。ヨーロッパは12枚の獲物カードで表わされていて、ここで狩りをして人口を増やし、文化を発展させて部族社会に進化して動物を家畜化したり道具を発明したり時には他種族と混血したりして、8000年後に最も繁栄していたプレイヤーが勝ち、というゲームです。なのですが、毎ラウンド引かれるイベントカードの半分近くが人口半減のバッドイベントなので、狩りをしてちょっと人口を増やす→環境の急変で人口が減る→文化の担い手だった長老や女性が扶養できなくなる→文化を失う→狩りをしてちょっと人口を回復させる→また半減するの永久ループで全員セットアップ時のウホウホ言うしかできない原始人から全く変わらない状態で終了しました。一応得点計算すると微妙に勝っていました。
やりたいことは分かりますし、おそらく序盤に相当の幸運に恵まれれば現生人類に進化するのも夢ではないと思われるのですが、まあゲームにはなっていません。最初の2ターンはイベントなし、みたいな緩和ルールを考えることもできるでしょうが、そのような改変をしてしまうと元々このゲームが持っていた教育性が失われてしまうわけですし。ちなみにその教育性に力を入れたおかげで、ゲームの進行に関係ないフレーバーテキストよりもゲームテキストの方がフォント小さくて読みにくくなっています。うーむ。
ローゼンベルクの新作オーディンの祝祭。いつものアグリコラ型のワーカープレースで、人口に食料供給しながら自分の部族をいろいろと発展させて勝利得点を競います。定期的に無料でワーカーが増えるとか、定期的に無料で食料が降ってくるとか、いつになく大盤振舞いなシステムですが、大量にあるアクションマスが最初から全開放されていて、いかようにも作戦立てられる自由度の高さをうまくコントロールするところに集中させようということでしょうか。ゲーム終了までに個人ボードの大量の空きマスを埋めないと大量失点なので、タイルサイズがデカくて勝手に増える上に食べることもできる牛と羊を作戦の軸にするのが安定しそうに思います。大敗。
エイリアンフロンティアは拡張を各種投入。派閥と追加カードはそれほど元ゲームの雰囲気変えませんが、アステロイドベルトはダイスを置く先が増えるので、作戦にぐっと妙味が増しています。といってももの凄い勢いでカードが流れていくなか、自分の手番で都合良くカード拾える出目を振れるかどうかなので、運の善し悪しもちょっと大きい感じです。もともとダイスゲームなので運ゲーだからダメということは全くないわけですが。負け。