札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。
札幌は記録的な大雪で、こんな日に遊びに来る人いないだろと思っていたら参加者は驚きの9人。というのも、たまたま同じく北区民で開催されていたSaMuA例会と主催のI田氏のご好意で合同例会となったためです。
Barony (Matagot)・Islebound (Red Raven Games)・Snowblind (Pleasant)・犯人は踊る(鍋野企画)・ダンジョンオブマンダム(Iello)をプレイしました。
まずは5人でバロニィ。ソーサリー拡張入りです。もともと4人ゲーですが、拡張入れると5人まで遊べるようになります。拡張の新要素ですが、特定のヘクスに騎士を送ると魔力がもらえて、その魔力を消費することで魔法として従来にない特殊なアクションができるようになるという仕組みです。魔法は事前に何枚かあるタイルから5枚選んで全員共用なので初期配置が終わればランダム要素なしというところは変わっていません。騎士1人で2歩移動して移動先で戦闘、みたいな劇的なアクションが可能になり、さすが魔法だけあって後半膠着しがちな展開を動かす力を秘めていると思います。ただし、そのためには何よりも重要な序盤に魔力を獲得するために1点にもならないヘクスの獲得に手数を使わなければならないので、総合的に有利になるかどうかは微妙なところでしょうか。負け。
2卓に分けて4人でアイルバウンド。絵柄もデザイナーもAbove and Belowと一緒ですが、テーマもシステムもガラっと変わって、船で島々をめぐって交易?をするゲームです。それぞれの島がアクションマスになっているので、自分の船を移動させて、お金を払ってアクションをしたり、武力で服従させてアクションをしたり、外交的に配下に加えてアクションしたりします。他人の船がいる島では余計にコストかかるなど、イスタンブールっぽい手番差の綾があります。最終的にはお金1金が1VPなゲームですが、途中フリーアクションで建物と称する特殊能力を買うことができます。値段分そのまま勝利得点に数えられるので買わないと損ですが、これがなかなか強力な効果を持っています。得点手段は割と多彩にあるので、うまく作戦に合わせた建物を獲得できるかどうかが勝敗を分けると思います。パラグラフブックで展開多様なように見えてどことなく単調なゲームだったAbove and Belowと比べると、コンポーネントの派手さがない割には驚くほどダイナミックなゲームになっています。僅差2位。
今日の札幌の天気のようなスノーブラインド。天候カードの引きはほぼ安定で全然難しくなかったはずですが、みんなダイス振るたびに隊員がバタバタと死ぬ展開で2人も脱落。1番に隊長帰還させて勝ち。
犯人は踊るを2戦、どちらも全然勝敗にからめず。
ダンジョンオブマンダム英語版は癖のありそうな魔術師。本人のHP2点しかないのに炎の呪文がHP6相当とか、どうにも役に立つかどうか怪しい変化の呪文とか、所持品の強弱のメリハリが大きいのが特徴です。勝ち。
終了後は移動して裏例会。Neanderthal (Sierra Madre)をプレイしました。
この間微妙な評価だったネアンデルタールですが、ルール間違ってて人口半減イベントは水準以上に人口増やしていなければノーダメージでした。なので本当はずっと楽なのですが、それでも長老の死亡イベントがほとんど毎ラウンド発生する(しかも結構な確率で即死する)とか、全10ラウンドなのに狩りは1ラウンド1回しかできないので一度空振りするだけでゲームの10%の手数が無駄になってしまうとか、過酷なことは過酷です。特に今回は地球寒冷化のイベントが多めに引かれて、狩りの対象の生物がどんどん死滅してしまったのも難易度を上げていました。さすがに正しいルールだけあって、全員部族社会に進化できました。大差負け。