K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
XENON Profiteer (Eagle-Gryphon Games)・Covert (Renegade Game Studios)・Scythe (SM)・A Feast of Odin (Feuerland)をプレイしました。
まずはキセノンプロフィッター。空気を分留してキセノンを生産するという、まず何でそれをゲーム化しようと思ったのかが最大のナゾなゲームです。システムはデッキ構築で、まず空気を吸入することによって窒素・酸素・クリプトン・キセノンが均等に含まれたカード一式がデッキに投入されます、そこからキセノンだけが残るようにデッキを圧縮して、手札から不純物がなくなれば蒸留成功。規定本数のキセノンを納入するとミッションクリアで得点、という全く合理的な上にガシガシデッキ圧縮が進んでプレイしてて楽しいゲームです。勝ち。
コバートはヨーロッパを舞台にしたスパイ合戦のゲーム。ダイスがワーカーなワーカープレースな時点で期待が高まりますが、見た目通りの良作。暗号を解読したりスパイを各地に派遣したりして装備品を集め、その装備品やスパイの場所でミッションカードの要求を満たせば得点になる、というところは割と普通のシステムです。特徴はアクションマスで、1マスあたり6個までダイス(ワーカー)を置けますが、2人めからは前の人と連番になってないと置けないため、単に先に置くだけじゃなくてまわりの出目を見てうまく行動を縛ったりできます。どうにも置けなくなったダイスは袋からランダム引きする特殊アクションチップに変換できますが、1アクション分消費して獲得するだけのことはあって強すぎず弱すぎずニクいところで大きな効果を発揮するのでしばしば意外な展開を見せます。勝ち。
大鎌戦役は拡張入り。イギリスっぽい国と日本っぽい国が追加され、これで基本セットのマップの外周に配置されたすべての国が登場するようになりました。担当国ランダムに決めるとイギリス(緑)。他はロシア(赤)とドイツ(黒)でした。イギリスと日本は通常の5ヶ国と違って、+1移動力のメックがありません。その代わり国家能力としてキャラクターの移動ごとに専用トークンをバラ撒くことができ、+1移動力メックの代わりの特殊能力は、そのトークンへのワープ移動になっています。侵攻速度そのものは若干遅いのですが、後方で生産したメックや一度負けて撤退したユニットを前線に戻しやすそうです。とはいえ、+1移動力がないと、最後に1回戦闘に勝てれば勝ちという状況で選択肢が大幅に制限されてしまうので、ファクトリーカードを取って2歩移動できるようにしておくのが必須なように思われます。勝ち。
最後はオーディンの祝祭。前回は島があまり儲からなかったので、外征はせずに初期ボードをできるだけ埋める方針で。木と石がたくさん手に入ったので倉庫を立ててみました。得点はそれほど大きくはないですが、島と比べるとマイナスも少なく、オレンジと赤のタイルでもマスを埋められるので、そこそこ運用しやすかったです。5船を8船の代わりにできる職業を引いたので、8船2隻とワーカー4人で青い3×4マスのタイルがノーリスクで貰える恐喝アクションを連打して、相当空きマスを処理することができました。勝ち。