K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pralaya (風栄社)・Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・ガンダムの世界の見方(同人)をプレイしました。

プララーヤは18枚の場札から手番ごとに1~3枚ピックするのを繰り返すドラフトゲーム。沈みつつある島という(禁断の島みたいな)設定でちゃんと補充されるかどうかはランダムなので、だんだん選択肢狭まっていきます。タイミング測って見切りをつけるのが重要ですが、勝ってないと引くに引けないわけで。同社の前作ラトリアと比べるとぐっと見通しのよいゲームでもう一挑戦という気になる良作かと思います。負け。

パンデミックレガシーは9~10月をプレイして負け勝ち負け負け。8ヶ月にわたって張り巡らされてきた伏線が一気に収束する回なのですが、ここまでシステムを徹底解析して最適なチームを編成してきた手練のゲーマーほど大きなダメージを受ける最大最悪のトラップが発動し、一気に難易度が上がってきました。どちらにせよ後はもう結末をつけるだけです(たぶん)。

テンデイズゲームズの私の世界の見方の日本語版が発表から3年たってやっと発売になりました。お題180に加えて回答カード約400枚というドイツ語版を越える大ボリュームセットです。ちょっともったいないですが、回答カードを全部ガンダムウォーのカードに差し替えてプレイしました。特定世代狙い撃ちではあるのですが、全体的な傾向がかなり偏っているのでカードの当たり外れは少ないはず。本当にちゃんと回るのか心配でしたが全く問題ありませんでした。しばらくはこのまま本家のカードでプレイすることはなさそうです。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者5人。
Kembre’s Cascade (Z-man/HJ)・Roll for the Galaxy (RGG)・Between two cities (Stonemaier Games)・タンクハンター(HJ/アークライト)・Peloponnes Card Game (Irongames)をプレイしました。

まずはケンブルカスケード。前回プレイ時はいろいろな属性耐性持ったボスだったので武器2種類確保して臨みましたが、今回は特に耐性も何もなく体力が多いだけのボスでした。5人はさすがに狭いと思います。強制スクロールでの衝突も多いので、遠慮なくPKするゲームなのかもしれません。勝ち。

ロールフォーザギャラクシーはアンビション拡張入り。序盤につまづいて離されやすかった部分を改善するようセットアップを中心にかなり手が入っています。レースフォーザギャラクシーで好評だったゴールタイルのシステムも追加されて、徐々に同じゲームに近付いているような。銀河帝国で赤ダイス集めまくりましたが、わずかに及ばず。

ビトゥイーン・トゥー・シティーズはヴィティカルチャーがヒットしたストーンメイヤーゲームズの新作。7ワンダーっぽい感じのドラフト箱庭建設ゲーなのですが、両隣のプレイヤーと協力して一つずつ都市を作るという他に見たことのない独創的なゲーム。2つの都市のうち得点の低い方が自分の得点になってしまうので、左右どちらも手を抜けませんが、ドラフトなので協力してるはずの相手から強烈に縛られたカードが流れてきます。左は世界一都市だったのですが当然勝敗には全く関係なく、右の都市が奮わず負け。

タンクハンターは拡張1+2入り。枚数増えすぎなので各戦車1枚ずつにしてみました。拡張2のテーマが指揮官なせいかペラペラな装甲車や軽戦車が大量に増えていて、たまたま引かれた重戦車が何もかも薙ぎ払っていく展開になりましたが、旧版もだいたいこんな雰囲気だったと思います。0点で最下位。

ペロポネスカードゲームはペロポネスのカードゲーム版(そのまんま)。競りや得点のシステムもボードゲーム版をほとんど踏襲しています。理不尽な土地タイルの隣接制限がなくなったとか、贅沢品が1対1交換になってかなり使いやすくなったとか、毎回全部ほぼ確実に発生していた災害の発生率の紛れが大きくなったとか、ボードゲーム版の欠点を潰した上位互換的な完成度です。対策できてなかった災害が最後まで起きずに済んだ分で勝ち。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
Pandemic Legacy (Z-man)・New York 1901 (Blue Orange Games)をプレイしました。

パンデミックレガシーは8月を1戦1勝。7月と似た感じのシナリオでもう少しこれが続きそう。ストーリーは着実に進んでいますが、新しいクリア後アップグレードでまたもや驚愕。ここのところ連勝しているのでプレイヤーとしてはイマイチ緊迫感薄いのですが、小道具一つでこの危機に対する人類の覚悟のホドが強烈に表現されています。

ニューヨーク1901はマンハッタンを舞台に高層ビルを建てまくります。が、手番ごとにほとんど無料で1区画ずつもらえる土地に平たいタイルを並べていくだけで、高層建築らしさも何もなくぼんやりと陣取りをしてるうちにいつの間にかゲーム終わっていました。建て替えシステムで古いビルは取り壊してどんどん高いビルを建てているという設定なのですが、建て替えても広くなるだけで高くなったような気がしないんです。箱絵はすごく面白そうで、内容的にも決して悪くはないはずなのですが、イマイチピンと来ないゲームでした。勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Royal Goods (Österreichisches Spiele Museum)・Renfield (Cheepass/I Am Factory)・Thunder Alley (GMT)・Drachenhort (Ravensburger)・Pandemic Legacy (Z-man/HJ)をプレイしました。

まずは4人でロイヤルグッズ。祈り働けのカードゲーム版だそうですが、システムにあまり共通点はありません。炭焼き小屋1軒から始めて建物に手札を資源として注入すると商品に変換され、商品をお金として払って手札から新しいより価値の高い商品を生産できる建物を建て、建物に資源を注入して、というのを繰り返す拡大再生産ゲームです。小箱のカードゲームでここまで複雑なリソース交換ゲームを成立させているのは驚きですが、序盤のカード運でそこからの加速度が全然違ってくるあたりがちょっと難点でしょうか。勝ち。

レンフィールドは3スートで1ラウンド6トリックという小規模なトリックテイク。マストフォローで切り札は最初に競りをして決めるのですが、トリックは最低1回は取らないと勝つ権利がなく、取りすぎても負けという小憎らしいスパイスの効いたゲームです。

1人増えて5人でサンダーアレイはNASCARのストックカーのレースゲーム。高速走行可能なオーバルコースなのでブレーキングという概念はなく、全速力でコーナーを通過してもペナルティも何もないという豪快さです。とにかくスリップストリームの効果が強力で、1列になった車列は基本的にそこに含まれるいずれかの車両が前進したら車列全体が同じ速度で移動していきます。車列の速度は実質的に単独走行の速度×車列の台数分(パーマン理論)ということになり、いかに集団に混ざるかといつ集団から抜け出すかの駆け引きで勝負が決まるストックカーレースらしい雰囲気を表現しています。
プレイヤーに与えられた選択肢は少ない手札のカードのどれを切るかだけで、カードには進める歩数と車列ごと進むのか車列を切るのかといった効果が確定で書いてあるだけなので、あまり手番中の紛れはなくチマチマ歩数数えるプレイになりがちで(よほどカードプレイが決まってごぼう抜きにでもしない限り)スピード感はちょっともの足りないですが、相当に頭使うゲームになっています。
適当に1番周回距離短いコースを選んでみましたが、スターティンググリッド最後尾の車がスタートライン切ったときには先頭集団の爆走によってすでに周回遅れにされていました。周回遅れになった車は容赦なくそこで失格というシステムなので、もちょっと長いコースの方が楽しめそうです。ラップ数で調整されるのでプレイ時間は変わらないようですし。負け。

ニクチーのドラゴンの宝石は7人の冒険者がドラゴンから逃げるので、あらかじめ秘密裏にランダムに割り当てられた冒険者ができるだけ長生きできるようダイスを振って逃がします。ロイヤルターフのリメイク、という話ですが、賭ける馬(冒険者)は選べないし、どの馬も出目さえ同じなら同じ歩数進むのであまりロイヤルターフ感はありません。良くできたゲームではあるのですが、やっぱりテーマとシステムの関係なさはクニチーでした。負け。

1人減ってパンデミックレガシーは5月下旬から7月までプレイして3戦3勝。伝染病の状況は最悪より悪くなることない的な感じで進展ありませんが、着々と新要素が開示されて人類側の武器は徐々に増えてきました。新たな伏線のようなものを匂わせつつ後半に向けて話を盛り上げる助走期間のような雰囲気。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
ごにょごにょTime Line (チキンダイスゲームズ)・バトルシップカーニバル(国際通信社)・Viceroy (Mayday Games)・The Game (NSV)をプレイしました。

まずは同人のごにょごにょTime Line。タイムラインのシステムでアニメを放送年順に並べていくゲームです。メジャーなものからマイナーな作品まで山ほど詰め込まれています。たとえメジャーでもプリキュアとかお邪魔女どれみとかどれが何期か分からないので難易度下がりませんが。2戦2敗。

コマンドマガジンのバトルシップカーニバルはGJの建艦競争のリメイクの戦艦狂騒曲のリメイク。カードを組み合わせて戦艦を設計し、一番優秀だった船と仮想敵戦艦を戦わせます。予算はともかく積載量の制限が厳しくて簡単に強力な主砲は積めません。基本ルールだと速度の優位がイマイチ生きないのでなかなか仮想敵に勝てずに第3戦、仮想敵アイオワにすわ超大和級時代到来かと色めき立つも軍縮条約締結のためアイオワは廃艦、浮いてるだけのダンケルクで不戦勝という締まらないオチ。

少し前のキックスターターのヴァイスロイは握り競りでカードを買ってペンギンパーティーみたいなピラミッドを作るゲーム。人物カードは乗せる段数によって得られる効果が違うので、なかなか難しいパズルの合間に競りをしている感覚です。握り競りですが、握れる額は固定で欲しいカードがぶつかったときだけ再入札という方式なので、誰も欲しがってないカードにゴッソリ握ってショックを受けるということのない精神的に余裕の持てるシステムです。ちょっと法律カードに当たり外れがありすぎで、せっかくの競りゲーなのに引き運要素強すぎかなと思わなくもないですが、全体としてはユニークなアイディアを手堅くまとめた完成度の高いゲームです。負け。

最後にザ・ゲームはシュピールボックス誌の付録のFire拡張入り。22~77のゾロ目のカードが青いファイアーカードに差し替えになります。プレイの手順は全く変わりませんが、ファイアーカードをプレイした場合、同じ手番か次の人の手番のうちにその上に他のカードを被せて鎮火しないと全員即死、という過酷な追加ルールです。特別ルールのこと忘れてしまえば基本ルールのまま遊べる親切設計。もともと難しいゲームがさらに難易度上がります。負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・Card City (Ludibay)・Alchemists (CGE/アークライト)をプレイしました。

パンデミックレガシー4人。3月期~5月期の3シナリオをこなして2勝1敗。
アウトブレークするたびに都市のパニックレベルが上がってそれが引き継がれるので、話が進むにつれてどんどんマップが通りにくくなるのですが、3月はそれを何とかするための新システムで新キャラも登場するものの一応は既存のパンデミックの拡張の範疇だったのですが、4月に進むと話も急転直下まさにその発想はなかった的な別ゲームになりました。確かにこれはネタバレ厳禁ですわ。

カードシティはスモールシティの作者の旧作。ケーキ切り分けゲームで街を作ります。スモールシティのキックスターターのおまけで入手したのですが、初回特典で200枚限定のはずのプロモカードがついてきました…
カードゲームなのでスモールシティほどは緻密な計画性要求されないですが、十分遊びやすい割にはちゃんと都市建設ゲームになっています。住宅地は育てる条件が厳しいので、それよりは商業地メインの方が回しやすいかもしれません。負け。

1人減って3人でアルケミストは日本語版、錬金術のゲームにアルケミストってつけると名前被りまくると思います。正体不明の8種の素材を混ぜてできた薬の内容から素材の成分を分析するゲーム。生成判定はスマホアプリがやってくれるのですが、独特のシステムを理解するためにルール説明時に人間の審判用のマトリックスを一度見ておくとよいと思います。さもないと4回薬作って4回とも水だったりします(水を作れる組み合わせは3パターン作れば4回めを作らなくても消去法で分かる)。痛恨の電池切れ終了。箱に2時間と書いてある重量級ゲームなので、その間持つような良好な電源環境が必要です。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・Augustus (Hurrican)・Small City (Alban Viard)をプレイしました。

まずは4人でパンデミックレガシー。12本のシナリオを連続でプレイするキャンペーンですが、とりあえず最初は普通のパンデミックとして始まります。もともとプレイ人数多くても少なくても難易度上がるゲームですが、あえなく初戦敗退。
ルールの分かりにくい点が2つ。これはちゃんとルールに書いていますが、STOPカードのSTOPと書いてある面はしっかり読んでおく必要があります。ここ読み飛ばすといつまでたってもストーリーが進展しません。次にルールの割と前半に「ここにシールAを貼ってください」的なことが書いてありますが、ここにシールAを貼ってはいけません(えっ?)。この枠は将来シールAを入手したときに貼る場所なので、最初はスルーするのが正解です(英語版ではwillって書いてあって今貼らないことが示唆されています)。貼っても意味通じないので分かるとは思いますが。

6人で日本語版出るらしいアウグストゥス英語版。全く言語依存性はありませんが。全員共通のチップを袋から引いていくので、手元のカードのアイコンが揃ったらそのカードを完成させてお代わりをもらうというのを延々と繰り返すゲームです。ボーナス得点タイルの獲得が早い者勝ちなので、そこで他人の動向を見てプレイヤーインタラクション発生しますが、基本的には残りタイルの枚数と相談しながら次に手を出すお代わりタイルのピックを黙々と考えるゲームです。各カードは完成難易度と効果と得点でバランス取ってあるようですが、同じ効果のカードが2枚ずつくらい入っているみたいなので、セットコレクション系の得点カードを2枚重ねて取れると有利そうな雰囲気。2戦2敗。

卓分けてスモールシティ。さすがに2戦めになると思うように街作れるようです。時間切れ終了。
サイズ3の工場を3軒立てるという契約カードがありますが、普通に達成するには港と精錬所を特定の向きに並べて置く必要があるので、そこだけちょっと注意が必要です。まあ何となれば1軒だけは市議会ボードの特権で条件無視して建てることもできますが。

終了後が移動して裏例会。参加者3人。パンデミックレガシーの続きをプレイ。
1戦めの再挑戦と2戦めで両方勝ち。難易度はスペシャルイベントカードの枚数で調整されていて、負けると次が下がって勝つと次が上がるシステムなので、いずれほどほどのところに収束すると思います。とりあえず今のところは拡張を含む既存のパンデミックのシステムをうまく流用しながらなかなかに達成感のある調整がされていてさすがマット・リーコックといったところです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Flash Point (Indie)・Illuminati (SJG)・俺のケツをなめろ (ゲンブンゲームズ)・Small City (Alban Viard)をプレイしました。

まずは3人でフラッシュポイント。いろいろ拡張出ていますが今回は高層ビルマップ。フロアの中央にあるエレベーターが唯一の進入・脱出路になっています。序盤いい感じに放水が直撃していましたが、後半どんどん延焼してあと1人というところで建物倒壊。まあいつも通りの展開ではあるのですが。

4人になってイルミナティ。いろいろ拡張混ざっててもはや分離できませんが、特に大きくゲームが変わるものではないので普通にプレイします。秘密結社をランダムに引くとネットワーク。手番のカードの補充が多いのでプレイしやすいのですが、固有勝利条件はちょっと難しそうです。勝ったのは普通にチューリッヒのノームでした。

俺のケツをなめろ。妨害カードが序盤に固まったせいか後半割と全員にバランスよく戦車来てみんな普通にソ連軍山を掘れたようで、開けてみたら全員2点で並んでいました。タイブレーク負け。

1人減ってキックスターターのスモールシティはデザイナーの個人出版。
シムシティみたいなゲームを作りたかったそうで、見た目通りの箱庭系都市建設ゲームです。
各プレイヤーは市長として自分の街に住宅や商店街や工場を建てて住民を増やします。市の予算で建物を建てるときは区画数に比例したお金がかかるのですが、とりあえず安上がりな最小1マスで建てておいて周囲にうまく条件の合う建物を隣接させておくと、後は無料で市民が勝手に増築して都市を発展させてくれる、というシステムが特徴です。あらかじめ発展後の都市計画を立ててうまくキーとなる建物を配置して育てる操作が必要なパズルライクなゲームです。
特権のドラフトとか他人の街に住民を出稼ぎに出したりとか、プレイヤーインタラクションもある程度考えられているなど、とにかく要素が多くランダム性も低いので、それなりにルールに習熟してからが本番な雰囲気です。
秘密勝利条件に都市の面積を初期状態から広げないこと、という何もしなければタダで達成可能なものを選んでみましたが、後半土地不足から何もすることがなくなってしまい失速。ゲームの要素1つ捨てるのはさすがに高価にすぎました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Le Havre (Lookout)・Broom Service (alea)・Mottainai (Asmadi)・Isle of Skye (Mayfair)・Black Vienna (KOSMOS)をプレイしました。

とりあえずパンデミックレガシーのコンポーネントをひとしきり鑑賞してから、そそくさと片付けてルアーブルからスタート。日本語版も出るそうですが、英語版拡張入りです。
パン工場と屠殺場を建てて食料供給なら何でも来いでしたが大差で2位。作戦研究が進んで食料供給はガン無視して借金を重ねるプレイが普及した結果、食料生産設備は思ったほどには稼げない建物になってしまったようです。借金作戦は終盤大量にお金を必要とするので、もともと重要建物ですが造船所と海運会社が勝敗の鍵となりそう。

黒ポーン賞のブルームサービスは魔法にかかったみたいのリメイク。ボードがついたのと打ち出しプレイヤーが弱いアクション選べるようになったのが大きな違いです。おそらくボード上を移動するシステムの関係上、全くアクションできないと出遅れ度がハンパないあたりの調整でしょうか。移動の早い者勝ち要素は新しい試みになっていますが、どうしても元ゲームの切れ味をスポイルしている感は否めません。

もったいないは4人プレイだと2デッキ混ぜて同じカードが2枚ずつになります。同じカードを両方完成させることができて効果も重複するルールですが、カードによって意味ないものからちょっと強すぎるものまであってバランス的には難ありでしょうか。重複は禁止するか1デッキでプレイできる3人までにとどめておく方が安定すると思います。強烈な重複効果で速攻トリガー引き勝ち。

スカイアイランドは前回プレイの経験を生かして巻物ボーナス重視作戦で。うまく地形を閉じて巻物の得点2倍も複数獲得できましたが大敗。システムの割には微妙なタイルでもとにかく売れ残って3枚獲得できた方が最終的には点になるようで、ただでさえお金持ってる出遅れプレイヤー同士で高価なタイルを買いあってインフレを進めるのはあまりよろしくないです。

ブラックウィーンは手札に当たるカードが微妙に山の底に沈んでいたらしく、あまり質問受けずに情報量の優位を得られて一番に正解。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Fields of Arle (Z-man)・Imperial Settlers (Portal Games)・Tiny Epic Galaxies (Gamelyn Games)・Isle of Skye (Mayfair)・Viticulture (Stonemaier Games)をプレイしました。

2人でアルルの丘。畑耕したり動物買ったりするそのまんまアグリコラみたいなワーカープレースです。アグリコラと比べて驚くほど大量に食料が出るのでプレイ感はかなり違いますが。食料問題に困らない分、食べられない材木と馬を集めるのが重要そうです。

1人増えて3人で日本語版出るらしいインペリアルセトラーズ。建物カードを資源を払って建てて収入を増やしたり得点に変換したりする箱庭系のゲームです。建物カードには個人別の国デッキと共通デッキの2種類のカードがあるのですが、宵越しの銭は持たないシステムで初期の収入がかなり絞ってあるのに、国デッキの半分以上は高価なアップグレード建物なので、序盤に数少ない直接建てられて安価な生産設備を引き当てない限り国の特徴出す前に脱落する微妙なバランスはどうなんでしょうか。ぶん回り始めると割と楽しいのとプレイ時間短めなのはよいのですが。

キックスターターのタイニーエピックギャラクシー。同じ作者からタイニーエピックシリーズでいくつか出ていてどれも小箱の小品ですが、それぞれシステムもテーマもまるで違うそうです。これはダイスゲームで、ダイスごろごろ振って出目のアクションを処理することによって自分の銀河帝国を拡大します。植民地の切り取り競争をゲーム化していて、プレイヤー間の直接戦闘はありません。他人のアクションダイスに相乗りするシステムがあって、待ち時間にダレない工夫がされているのは悪くないですが、基本的に出された料理を次々たいらげつつ上がりを目指す展開にしかならず、ゲームの盛り上がりとしてはイマイチかなぁといったところ。

スカイアイランドは競りでタイルを買ってカルカソンヌ方式でつながるように並べて領土を作ります。競りということになってはいますが、値段をつけて売れるのを待ち、売れ残りを引き取る独特のシステムが特徴です。タイルの供給数が少ない上に、基本的に自分の手元に並んだタイルが勝利得点の源泉なので、全部売れてお金だけ手に残るよりは、ギリギリ売れない絶妙な値付けをして適価で枚数を確保するのがよいようです。手元のタイルがどのタイミングでどのように得点化されるかはプレイごとにランダムに選ばれた勝利条件タイルで決まるようになっていて、再プレイ性を高めているのは今風です。

最後にヴィティカルチャーはタスカニーのレベル3までの拡張入り。ボードが完全に差し替えになってまるで別ゲームですが、基本セットからいろいろとバランスが改善されてかなりよくなっています。モジュール化されているどの拡張も割と良いバリエーションを追加してくれるのですが、同じ作者のユーフォリア由来の悪い効果しかない代わりに勝利得点もらえる建物だけはコストの割にリターン低すぎで、さすがに注意書きされてる通りでした。悪い効果は工夫次第でそれなりに回避可能なので、建設費用が無用に高く設定されている部分だけなんとかすればなんとかできそうな気もします。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者6人。
Koryŏ (Asmodee)・ガンダム to Apple (同人)・Tesla vs Edison (Artana)・ワトソンの条件 (3D6)・Forbidden Desert (Gamewright)・Lords of Waterdeep (WotC)をプレイしました。

人待ち3人でコリョは高麗とどこが関係あるのかよく分からないスチームーパンク世界を背景に、9人の登場人物に対する影響カードをプレイして一番多い人がその人物の特殊能力使ったり得点もらったりするという、一見ありそうで独特のシステムのカードゲーム。全体の枚数少ない人物はマジョリティ取りやすく特殊能力が強力な代わりに得点は引くく、枚数多い人物はその逆という感じに調整されていますが、2枚しかない忍者(?)がとても強くてさすが忍者きたない、というゲームでした。

ガンダムウォーのカードでアップルトゥアップルをプレイするガンダムトゥアップルですが、いつの間にか旧版ガンダムウォーのカードが軒並紙屑になったそうなので、資源の有効活用としてもお勧めです。

テスラ対エジソン5人。社長はやはり白のエリフトムソンが強そうな感じ。GE創設者は伊達じゃないです。テスラは足りない能力値が多すぎて部下に恵まれないと会社回せません。能力値の査定が0~2の3段階しかないので、だいたいどの能力も1点の差で相当な強弱が発生します。特にファイナンス能力2の部下は相当に強力なので、ここを競りゲーにすることでゲームデザイン上のバランス調整を完全にプレイヤーに丸投げしているあたりは、ちょっと最近のゲームとして物足りない感じもします。

1人減ってワトソンの条件4人。1手あたり2VPずつ取らないと勝てないバランスなので、1VP獲得の役職はめっぽう弱いと評判でしたが、黒幕捕まえた最終ラウンドに1VP踏んで1点差勝ち。たまにはこういうこともあります。

禁断の砂漠はちょっと前に難易度ノービスでクリアしているので、今回はノーマルで。離発着場のそばにあったトンネルをベースキャンプにできた分で思ったよりは安全にクリアできました。意外とバランスはよくできているのかも。次はエリートレベルでしょう。

1人増えてウォーターディープの支配者たち5人。Undermountain拡張入り。D&Dゲーですが、背景世界良く知らないせいかそれほどD&Dっぽい感じはしません。システムは分かりやすいシンプルなワーカープレースに特殊効果のカードをたくさん入れてバリエーション出すタイプで、プレイ感は良好です。クエストの条件に必要な各種資源のキューブ(冒険者らしい)を集めるのがメインなのですが、全体的にキューブを産むアクションマスが足りないような印象です。クエストと建物の引き次第でキューブの需給はかなり変動するので運要素大きめかもしれません。時間切れ終了。

終了後は移動して裏例会。XCOM: The Board Game (BGG)をプレイしました。参加者4人。
最大人数の4人なので全員1役職ずつ担当です。ランダムに選ぶと今回は技術開発担当のチーフサイエンティストでした。初プレイ1人いるのでチュートリアルを1回プレイして問題なく勝てたので、イージーを飛ばして難易度ノーマルで1戦1勝でした。