ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者7人。
エンペラーズ・チョイス(OKAZU brand)・The King’s Will (Spielworxx)・Cave Pilot 55 (Petra van Berkum)をプレイしました。

ゲームマーケットの話題作、エンペラーズ・チョイスを最大人数の5人プレイ。プレイヤーは秦の始皇帝の部下として競りでタイルを買って国家政策によく一致したコレクションを作ると得点がもらえるといったゲームです。始皇帝はどっかの鳩ぽっぽみたく気に入った部下の言うがままにコロコロ政策を変えてしまうので宮殿を建てて歓心を買ったり、時々匈奴が攻めてくるので長城作ったりと、いろいろとやることがあってあれもこれもと忙しいです。
競りゲーですが、人数5人だと1周する間にもう手も足も出ないほど競り上がってしまうのと、先に抜けたプレイヤーはタイル取る順番こそ後になるのですが、代わりに1ショットなボーナストークンを先に選べるため、激しい競り上げ合いになることはあまりない感じです。
序盤は早めに抜けて宮殿レベルがそこそこ上がったのと、1回だけ1番取ったタイミングで三種の神器を独占できたりでいい感じに得点できて1位。

3人でキングスウィルはプエルトリコ風のアクション選択システムで自分の箱庭に領土を作り、ゲーム開始時に王様の意思と称してランダムに伏せ置きされた勝利条件を満すゲーム。王の意思は8枚置かれていてそれぞれに得点条件と失点条件が書いてあり、そのうち得点が得られるのは自分がゲーム中に選んだ4枚のみですが、失点条件は誰か1人でも選んでいれば全員に適用されるので、伸ばす分野と最低限クリアすればよい分野と完全に無視していい分野がプレイヤーごとに違ってきて、なかなか深そうな感じのするゲームです。
勝利条件カードはどれも最大10点前後獲得できますが、自分が選んだのは基本的には完遂するのが前提で、後はゲーム中にこまめに拾った点とか建物点とかで差がついてくる感じでしょうか。勝利条件カードの難易度と得点のバランスはあまりよくない気がするので、4枚選ぶ時点で差がつくと挽回は難しそうです。最初に選んだカードがアラカルト的にいろいろな分野をちょっとずつ集める系の勝利条件で、それに引っ張られてイマイチ戦略が一貫しなかったのが響いて最下位。

4人で少し前のキックスターター発のケーブパイロット55は横スクロールシューティングゲームがテーマの競走ゲーム。1手番にカード1枚分前に進み、そのカードに書かれた危険をダイス判定でクリアしたら勝利得点を獲得、失敗したら機体にダメージ、どちらにせよその後でお買い物して自機を強化して次の手番に備えるというのを誰かがゴールするまで繰り返します。装備品は何でも1耐久力1金で定期収入が3金なので、1手番あたり3ダメージ以下におさえつつ次の危険をクリアするのに必要な装備品を買い集めればOKという一応計算は立つゲームなのですが、必要なタイミングで必要な装備が都合よく揃ったりはなかなかしないです。面白いは面白いのですが基本的には運ゲー。システム的にスピード感は全くありませんが、横スクロール感はそれなりにあります。1位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Elysium (Space cowboys)をプレイしました。

黒ポーン候補にもなった割にはあまり印象に残ってないエリジウム。カードセットがいくつか入っていて、慣れたら入れ替えて展開変えられるゲームですが、基本的に特殊要素のない組み合わせが初回推奨セットなので、立つ頻度低いとなかなか他の展開試せなさそうな。
基本的にお買い物ゲーで、おそらくは1色のセットを完成させるのに6金必要で6VPもらえるので、1金1VPが目安と思います。定期収入的なものは順番タイルから発生するので、これ取り損ねて収入1金だと被害甚大なため、カードは最悪市民でも何がしか入手できることを考えると毎ラウンド初手はとりあえず順番取ってしまってもよさそうな。終盤お金全然足りず3位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Cuba Libre (GMT)をプレイしました。

キューバリブレはCOINシリーズの第2作め、キューバ革命がテーマです。青の政府と赤の共産ゲリラ、黄の反政府反共産ゲリラ、緑の地下経済組織の四つ巴という構造は1作めのアンデアンアビスとほとんど同じで、システムもほとんど共通です。
AAでは政府が麻薬と共産主義の両方を敵に回すため、青と黄、赤と緑がゆるやかな同盟関係にありましたが、キューバでは政府としてはカジノが儲かってもそれほど問題ないためか、緑が政府側、黄は言うほど反共ではなく赤と共闘関係にある感じです。
担当勢力はたまたまマップ置いた向きに合わせて政府を担当。コロンビア政府もそうでしたが、キューバ政府の収入はアメリカの経済援助に大きく依存しています。コロンビア政府とアメリカの関係は最初が最悪でゲームの進行によって徐々に改善されるのですが、キューバの腐敗政権は最初が一番マシで、以降は何かイベントが起きない限りアメリカからは見捨てられる一方です。今日は運悪く最初のプロパガンダラウンドが序盤すぐに発生してしまいました。政府軍が全然動員できてない状態で最良の時期が終わってしまい、ゲームを通して拠点都市からほとんど出られない展開になりました。それでも第2プロパガンダの直前のカードの第1派閥としての行動で一応は勝利条件を満たしましたが、第2派閥に華麗に削られて終了せず、その後は最終プロパガンダの直前で赤がキューバ全土で同時多発的にテロを成功させ、史実通りカストロ議長が勝利しました。
政府は第1か第2プロパガンダで勝てないと以後は急速に行動力を失うのでちょっと大変そうです。今回は直接政府と勝利条件の対立する赤への対処を優先しましたが、それだと赤と黄が勝利条件的にうまく棲み分けてしまうので、どちらかと言うと黄を先に叩く方がよいのかもしれません。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者6人。
Jump Drive (RGG)・Championship Formula Racing (Ultra Pro)・Room 25 (Matagot/HJ)・Clank! (Renegade Game Studios)・Terraforming Mars (Stronghold)をプレイしました。

人待ちジャンプドライブ。Galactic Federationからの技術勝ち。全体的に高コストカードが少し強すぎかなぁという感じもします。そうでなれば高コストカード建てる意味ないのですが。

5人でチャンピオンシップ・フォーミュラ・レーシング。最近のキックスターター発のレースゲームです。名前は何かありきたりですが、アバロンヒルの古いレースゲームのスピードサーキットのリメイクだそうです。もともと紙と鉛筆使うゲームだったのが、すべてカード化されて遊びやすくなりました。Ultra Proのカードスリーブ買わせる作戦かもしれません。ゲーム開始時に最高速・加速力・ブレーキ力などのパラメーターを一定範囲で割り振ってセットアップし、レース開始後はカーブの制限速度を考慮しつつその手番での走行速度を全員同時にプロットして速度に応じたマス数だけ進みます。初期設定の能力値の範囲内で走る限りでは全くランダム要素ない代わりに、ここぞというところではダイス判定で一時的に能力値の限界を突破できます。先頭車両は機械的に最適ラインをなぞるだけで十分なのですが、逆転を狙う後続車は周りのライバルの挙動を予想しながらいつダイスチェックに持ち込むかを決断するという、なかなかにドラマチックなゲームです。3位。

6人になってルーム25はエスケープルームのシナリオ2。実際に手を動かすパズルとか少し脱出ゲームっぽくなってきました。全員無事脱出成功。

2卓に分けて3人でクランク!は基本セットのボードに拡張のカード入りで。出遅れたのでしょぼい宝だけ取って最速で帰る作戦。今回はドラゴンがあまり活動的でなく、クランクキューブかなり投入された割には全員危げなく帰還に成功。どど負け。

テラフォーミングマーズ。会社は鉄をガンガン生産できるMining Guildを選択。コンスタントに鉄系のカードが引けて十分な態勢でしたが時間切れ終了。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。Terraforming Marsをプレイしました。
会社はカードの使用条件が2段階緩和されるInventrix。引き良ければ能力使う必要ないので見るからに強そうではないですが実際あまり強い気はしません。水タイルに関してはもともと0~9の10段階しかない上に多くは0~3くらいのレンジで制限が入るので能力使える機会もなくはないですが、酸素濃度と気温はそれぞれ15段階・20段階もあって±2の幅では大して広くなってなかったです。大差2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。
Argoat (風栄社)・Schlacht am Buffet (Kosmos)・Room25 (Matagot/HJ)・モレール (King’s Court)・ドラフト戦国大名 (遊志堂)・The Colonists (Mayfair)をプレイしました。

5人でアルゴート。箱絵は可愛らしい娘さんと仔ウサギですが、ゲームの中ではウサギとスタックしてると移動力+1だったり、カードイラストにやけに巨大なウサギが描かれていたりで、もしかするとこのウサギ人間乗せて運べるサイズなのでは、なにそれこわい。カードを並べて作ったマップを旅して、隠されたゴールを見つけるのが目的です。ゴールインするにはマップをくまなく探索してカードを集める必要があるのですが、カードは他プレイヤーと交渉して入手することもできる上、与えた方のプレイヤーの分が減るわけではない、という仕組みでとにかく効率よく交渉をまとめるのがキーになるデザインです。結局は最初にゴールした1人だけが勝ちなので、どんなに有利な条件に見える交渉でも1手間に合ってなければ勝ってないわけで難易度は高いです。1手間に合わず負け。他人と離れすぎるとそもそも交渉の機会がなくなってしまうので、不用意に移動したくないゲームになっているところがちょっと気にはなりますが。

6人になってビュッフェの戦い。バランスよく多種類集めましたがどれも低めの得点でパッとせず。

ルーム25はエスケープルーム拡張。謎解きモードの方をプレイしました。普通のルーム25ですが、守衛の存在しない完全協力ゲームで、8箇所の謎解き部屋で各1枚ずつ計8枚の謎カードが手に入ります。この謎を解いて得られた4つのパスワードを付属の解答シートで答え合わせして、正解なら脱出成功という趣向です。謎カードは1枚だけ見ても何が何だかさっぱり分かりませんが、組み合わせると確かに解けるようにできています。無事全員脱出成功。さすがに一番難易度低いシナリオ1だからかもしれませんが、それでもラウンド数的には結構ギリギリでした。

いつの間にやら新版が出たらしいモレールの旧版。急速に撃沈した人が出て大差ついた感じでした。

4人でドラフト戦国大名。前の前のゲームマーケットで出た拡張入りです。バランス調整なのか、かなりの数のカードが差し替えになっていますが、プレイ感はあまり変っていないように思います。今回は中立勢力が強くて、どの勢力もなかなか領土増えない展開でした。領土増えないとプレイヤー間の接点が減るので先行プレイヤー叩きにくいところがあります。武田で武蔵を確保して上杉と同盟、相模は今川が取りそこねてから空白地のままで後顧の憂いなく後は信濃に出るだけ、という状況でしたがそこから先が続かず甲斐の田舎大名止まりの負け。

3人でコロニスト。去年のエッセンの作品で箱には240分と書いてますが全然嘘で8時間かかるゲーと有名ですが、今回はお試し的に時代1だけプレイしてみました。イスタンブールみたいにマップをあちこち駆け回りながら資源を集め、個人ボードで建物建てまくって箱庭をする拡大再生産系のゲームです。時代1だけだとできることも限られていて、資源や建物のバリエーションも少ないので、かなりセットアップ感が強いです。1点差負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Ghooost! (Iello)・Noxford (Capsicum Games)・Merchant of Venus (FFG)・Guilds of Cadwallon (CMON Limited)をプレイしました。

まずはリチャード・ガーフィールドのゴォースト!、日本語版です。ちょっと不評なゲームだそうが、とりあえずタイトルも一役買ってそうな雰囲気。基本システムは大貧民で、最後は山引きした中身知らないカードを切ることができれば勝ちです。それほど悪くはないですが、後半の個人の山札の減るペース考えるとゲーム前半の手づくりラウンドはちょっと冗長でしょうか。2戦1勝。

ノックスフォードはカードを並べて街を作る陣取りゲーム。手番には自分のカードを1枚置くか中立のカードを1枚置くかで、誰かが自分の10枚のカードを使い切るとその瞬間に終了なので、中立のカード置いて状況良くしようとしてると自分の戦力展開する前に終わってしまいますが、逆に自分カード早く出しすぎても他人のカードで上書きされたり隣に兵舎ができて全戦力0にされたりでいいことありません。小箱のくせになかなか難易度高いゲームです。負け。

金星の商人はFFGの2版ルール。2版は乗客が確実に定期的に補充されるシステムになっています。序盤適当に通過した星系で3人ばかり拾うことができたのと、レリックがちょっと多めに手に入ったので高速タクシー戦術と思いましたが、ダイスを4個にするのが遅れた分あまり加速できず2位。やはり堅実に荷物運ぶ方がよいのかも。

何年か前のキックスターター発のギルドオブカドワロン。3×3にカードを並べて作った都市で陣取りをするゲームです。システムは割とシンプルで、各カードには0~3のサポート値が設定されていて、2枚のカードの間に自分のコマを置くことで、隣接するカードに対面のサポート値分の影響力を設定できる(2と3の間にコマを置くと、2のカードに影響力3、3のカードに影響力2が設定される)、全部のカードの間が埋まった時点で合計影響力の高い人がカードを獲得する、というのを繰り返すだけです。見通しが良い分、各人獲得済みのカードを眺めつつ次何が欲しいのか推測するとか、強力なカードにさっさとツバつけるとか、あえて同点になるように追いかけて誰もカード獲得できないように牽制するとか、戦術的にいろいろできそうでいて自分の手番にできることは1手打つだけなのでもどかしいゲームです。勝ち。
思ったよりあっさり終わるので、8人用拡張入れて4×4とか5×5にマップ広げるのも面白そうです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Vast (Leder Games)・Clank! (Renegade Game Studios)をプレイしました。

まずは話題作のヴァスト。4人プレイの初回推奨ということで騎士・ゴブリン・ドラゴン・洞窟、という役割分担。騎士はドラゴンを倒せば勝ち、ゴブリンは騎士を倒せば勝ち、ドラゴンは洞窟から脱出すれば勝ち、洞窟は誰かが勝つ前に洞窟を崩壊させれば勝ち、という勝利条件で各人全く違うルールで運用される非対称戦ゲームです。
役割を適当に選んでドラゴン担当。初期状態では半覚醒状態なのでまずは脱出する前にゲージを貯めて完全体になる必要がありますが、そのためには洞窟内で宝物を探したりゴブリンを食ったり炎で洞窟を照らしてタイルめくったりします。どのプレイヤーのどのアクションも他のプレイヤーの勝利を妨害したり逆に手助けしたりする意味が込められていて、複雑なプレイヤーインタラクションの中でうまいことバランス取られているようです。残ライフ1でなんとか脱出に成功して勝ち。

クランクは沈んだ財宝拡張入り。カードや水中移動とか水没した部屋のルールなど若干要素増えていますが、特に大きな変化はないようです。常時購入可能な傭兵と探検家カードですが、やはり主要な得点源はボードなので移動力とカード購入能力を上げてくれる探検家は使いやすいですが、戦闘力メインの傭兵はイザというときに帰れない危険を増すのでなかなか買いにくい。今回は2人帰途途中で浅層にて死亡、生還できましたが2位でした。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。近年まれに見る大盛況で参加者10人。
Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・Roll Player (Thunderworks Games)・Scythe (Stonemaiyer)・Sleuth (Eagle-Gryphon)をプレイしました。

最初から2卓に分かれて4人ダンジョンファイター。難易度ノーマルでしたが、机の反発係数がよかったのかバシバシダイスが決まって難なくクリア。特殊能力の少ないラスボスだったのと、拡張でゲームボードに追加された様々なタイルが要所でうまくストッパーとしてダイスがこぼれるのを防いでくれたので、難易度は低めでした。ノーマルの上の難易度インセインしかないみたいですが…

話題作のロールプレイヤー。トレーディングカードゲームで面白いのはデッキ組むところだからそこだけ取り出してデッキ構築ゲー、と同じノリでTRPGで面白いのはキャラメイクだからそこだけ取り出しましたというゲーム。親が人数分ごろっと振ったダイスを1個ずつピックして自分の能力値に当てはめてD&DっぽいファンタジーRPGのキャラクターを作り、完成したらゲーム終了。大きい数字をピックするとアイテム買う順番が遅くなり、小さい数字を取るとその逆、というシステムでバランスを取っています。強いキャラクター作りたくなりますが、盤面のキャラ性能による点は労力の割にそれほど差つかないので、特性カードを買って追加得点取るのが勝敗分けそうな感じです。
種族自由に選んでいいらしいのでSTR高くてINT低いオーク選んだら、ランダムに配られた職業はソーサラーとウィザードの2択。職業選択の自由がないのが悲しいです。

大鎌戦役5人。イギリスっぽい緑で1番、他の登場勢力は赤(ロシア)・紫(日本)・黄(トルコ)・黒(ドイツ)で、ちょうど両隣がいない幸運な配置です。緑はスピードの特殊能力持ったメックがないので領土拡張が遅く、隣にプレイヤーいない利点はあまり生かせなかったですが。緑と紫の拡張勢力の持つ、キャラクターが通過したヘクスにチット置いていく能力はやはり強力なようで、どちらも中盤以降は順調に領土増やしていました。トリガー引き勝ち。

最後はスルース。何度プレイしても微妙に記載ミスで途中から推理不能になってしまう難ゲーム。クルー形式の推理ゲーム作る人は記録用紙のマトリックスは小さくていいので余白を十分に確保しておいて欲しいと思います。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Inis (Matagot)・Xenon Profiteer (Eagle-Gryphon)をプレイしました。

イニスは謎にギザギザしたタイルを組み合わせたマップで陣取りをするゲーム。ギザギザしてるのは見た目だけで、どう組み合わせても1つのタイルは周囲を他の6タイルと接する形になるようで、要するにヘクスになってるだけみたいですが。ドラフトしたカードを手札として持ち、これを1枚ずつプレイしてアクションをします。アクションカードは16枚を4人で分けあうのですが、おおむね新しいコマを出せるカードが1/3、移動と戦闘が1/3、建設やその他の特殊効果が1/3という配分で、序盤の戦力の乏しいタイミングで戦力増やせるかどうかは割と最初の配り運なところがあります。戦闘システムは基本的に対消滅なので、アクションカードはどうせ使い切りだからと戦力増やすカード持てなかった人が代わりに手に入れた戦闘カードで戦闘するとあっと言う間に滅亡の危機です。ルールにも戦闘は交渉で止められますよ、と書いてあったのはこのことだと思います。3つある勝利条件が割と独特で、どれも結局は盤上である程度の勢力を占めていればいいのですが、誰がどの条件目指しているのか注意深く観察しながら、阻止したり自分の目的のために動いたりするゲームと思われるので、サマリーに何も記載がないのはちょっと不親切でしょう。まだまだ序盤な感じでしたが、特殊カードで戦力の増強とか移動とか一気に進んだので不意打ち的に勝利条件満たして勝ち。

キセノンプロフィッター、全員でものすごい勢いでAirアクションで空気吸いまくったせいかカード足りなくなりそうでした。運よくカードが尽きることはなかったですが、ルールにはカード足りないときの処理は書いてないような気がします。トリガー引き負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Archon (Artipia Games)・Solarius Mission (Speilworxx)をプレイしました。

まずは何年か前のキックスターターらしいアルコン。とある街で資源を集めて建物建てたり襲ってくる外敵から街を守ったりするトロワ(Pearl Games)みたいな雰囲気のゲームです。システムはワーカープレースメントで、ワーカーと同時に手札のカードを1枚プレイしてワーカーに特殊能力をつけられる、というのが独自性。すでに埋まっているアクションマスにネジ込めるという特殊能力もあるので、計画的に割とやりたい行動ができます。綺麗なアートワークが売りなのですが、イマイチ視認性よくありません。ボード上のアクションマスの説明が不十分だったり、4種類の資源の見分けがつかなかったりと、あまりプレイアビリティ考えたグラフィックデザインになってないのが欠点です。
ゲームは全部で3時代に分かれていて、3種類ある主要得点源それぞれの得点効率が時代ごとにランダムに決められている、という構造です。一見時代ごとに有利な得点源に乗り換えるのが良いように見えますが、普通に特化型になって特定ジャンルのアクション効率を上げた方がよく、特に各得点源の効率アップ建物が種類ごとに計3軒しかないので、4人プレイだと人数分には足りす、これを買いそこねて順当に最下位。

続けてソラリウスミッション。タイルを組み合わせてランダム配置された宇宙の中心からスタートして、各星系に入植したり宇宙ステーション作ったりする開発ゲーム。常に4個並んでいるダイスから1個をピックして、ダイスの色に対応したアクションを出目の回数だけできるという独特のアクション選択システムです。
ユニークなのはよいのですが、前の人の手番が終わって補充のダイスが振られるまで、自分の手番の行動を完全には計画できないので、非常に時間がかかります。箱には90分と書いてありますが、4人の初回プレイで240分以上かかりました。ゲームは1人16手、4人で64手で必ず終わるのですが、1回の手番で前半アクションと後半アクションの2回の行動があるので、1手30秒の囲碁NHK杯早打ちルールでプレイしないととても時間内には終わりません。もうちょっとシステムを調整すればずいぶんとプレイ時間短縮できそうにも思えますが。
4色あるダイスごとに異なる効果で自分の個人ボードを発展させていくのですが、アクションダイスに何面かずつある可変値面のアクション数を増やしてくれる青緑ダイスを優先的に取って総アクション数の期待値を上げるのがダイレクトに強力そうです。アクション数増やしすぎると汚染キューブが降ってくるシステムでバランス取ってるように見えましたが、汚染除去の手段もそれなりに用意されているのであまり厳しくはない感じ。競争激しそうな青緑を外して残りの3ジャンルを伸ばしましたが大差2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Terraforming Mars (Stronghold)・Lords of Waterdeep (WotC)をプレイしました。

やっとリプリントされて品不足が解消されたらしいテラフォーミングマーズ。キラキラメッキの資源コマが再生産の遅れの元凶ではないかとも勝手に思ってるんですがどうなんでしょうか。
配られた担当企業から最初に1都市持ってる上に都市建てたときにボーナスがもらえるTharsis Republicを選択。手札がほとんど一期一会で何が来るかは運次第なため使いどころが限定されるカードよりも汎用性の高い方が崩れにくいこのゲームでは、都市を建ててその周りをどんどん緑化していく基本的なテラフォーミング戦略と相性が良くて使いやすい強企業だと思います。順当に都市3ヶ所のマイルストーンとタイル最多のアワードを獲得して勝ち。

ウォーターディープの支配者達。今回はundermountain拡張とskullport拡張入りで。追加されたアクションマスは高性能な代わりにマイナスVP資源のドクロがもれなくついてくるハイリスクハイリターン型。今回はドクロを処分できる建物が序盤から複数登場したため、一時的にドクロ増えても最終的には全員ほとんど綺麗な体になっていました。今ひとつ高難易度クエストに手が出ずブービー。