M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Archon (Artipia Games)・Solarius Mission (Speilworxx)をプレイしました。
まずは何年か前のキックスターターらしいアルコン。とある街で資源を集めて建物建てたり襲ってくる外敵から街を守ったりするトロワ(Pearl Games)みたいな雰囲気のゲームです。システムはワーカープレースメントで、ワーカーと同時に手札のカードを1枚プレイしてワーカーに特殊能力をつけられる、というのが独自性。すでに埋まっているアクションマスにネジ込めるという特殊能力もあるので、計画的に割とやりたい行動ができます。綺麗なアートワークが売りなのですが、イマイチ視認性よくありません。ボード上のアクションマスの説明が不十分だったり、4種類の資源の見分けがつかなかったりと、あまりプレイアビリティ考えたグラフィックデザインになってないのが欠点です。
ゲームは全部で3時代に分かれていて、3種類ある主要得点源それぞれの得点効率が時代ごとにランダムに決められている、という構造です。一見時代ごとに有利な得点源に乗り換えるのが良いように見えますが、普通に特化型になって特定ジャンルのアクション効率を上げた方がよく、特に各得点源の効率アップ建物が種類ごとに計3軒しかないので、4人プレイだと人数分には足りす、これを買いそこねて順当に最下位。
続けてソラリウスミッション。タイルを組み合わせてランダム配置された宇宙の中心からスタートして、各星系に入植したり宇宙ステーション作ったりする開発ゲーム。常に4個並んでいるダイスから1個をピックして、ダイスの色に対応したアクションを出目の回数だけできるという独特のアクション選択システムです。
ユニークなのはよいのですが、前の人の手番が終わって補充のダイスが振られるまで、自分の手番の行動を完全には計画できないので、非常に時間がかかります。箱には90分と書いてありますが、4人の初回プレイで240分以上かかりました。ゲームは1人16手、4人で64手で必ず終わるのですが、1回の手番で前半アクションと後半アクションの2回の行動があるので、1手30秒の囲碁NHK杯早打ちルールでプレイしないととても時間内には終わりません。もうちょっとシステムを調整すればずいぶんとプレイ時間短縮できそうにも思えますが。
4色あるダイスごとに異なる効果で自分の個人ボードを発展させていくのですが、アクションダイスに何面かずつある可変値面のアクション数を増やしてくれる青緑ダイスを優先的に取って総アクション数の期待値を上げるのがダイレクトに強力そうです。アクション数増やしすぎると汚染キューブが降ってくるシステムでバランス取ってるように見えましたが、汚染除去の手段もそれなりに用意されているのであまり厳しくはない感じ。競争激しそうな青緑を外して残りの3ジャンルを伸ばしましたが大差2位。