FLASHFORGE社の3Dプリンター、AD5Xを購入しました。
ダイレクト式、CoreXY構造、自動フィラメント供給装置つき、という最近のトレンドの機能をひととおり網羅した新機種です。
造形サイズはXYZ各辺22cm。他社の競合機と比べると後発なのにちょっと小さく外壁がない代わりにちょっと安価、というのがウリらしいです。ボードゲーム用途に関してはA5サイズが収まるので十分かと思います。さすがにこれより小さいと何かと不便になってきます。
目玉の自動フィラメント供給装置は、造形中にフィラメントを入れ替えることで最大4色のマルチカラー印刷が可能になるという機構。色別にモデリングして1色1ファイルのSTLを作成したら、全部まとめてスライサーにドロップすることで、マルチカラーオブジェクトと認識させることができます。後はスライサー上で、どのパートがどのフィラメントに対応してるか割り振れば、がっちゃんこがっちゃんこフィラメントを入れ替えながら印刷してくれます。
最近メイカーチップと言って、カジノチップサイズ(直径40mm・高さ3mm)の円盤に自分のSNSやHPのロゴとQRコードを裏表に印刷したのを作成するのが流行ってるらしいので、大昔に単色でカジノチップ作ったときの設計データを流用して2色のモデルを作ってみました。
このくらいのサイズのものは本来は10分くらいで印刷する性能があるのですが、さすがにマルチカラー印刷の場合はフィラメントの抜き差しに大きく時間がかかるため、この程度の印刷でも40分コース。全15層で2色ずつ使っていて、フィラメント交換回数は15回、1回あたり2分かかっている計算です。同時に何枚印刷しても交換時間は変わらないので、効率良くしたければ一度にたくさん印刷した方が良いらしい。
裏面のQRコードもちゃんと読めてます。