M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Caribbean (Winning Moves)・Through the Ages (CGE)・The Great Space Race (Kenzer and Company)をプレイしました。
カリブは海賊の財宝集めを題材にしたプロット式のビッディングゲーム。最初は割と自由気ままに海賊を操る雰囲気なのですが、運の要素が薄いので、後半だんだんと選択肢が狭まってくると途端にガチガチのバッティングゲームに早変りします。序盤はただのセットアップで面白いのは最後だけとも言えるのですが、短時間ゲームらしい鋭いデザインの良作でした。
スルー・ジ・エイジは早々にハンムラビを確保して序盤のアクション数で優位に立ったのはいいのですが、鉄器文明を取りそこねて中盤から失速しました。時代Iの主要文明である鉄も灌漑も人数分はないので、取れなかったときの打ち回しも考えておく必要があります。食料不足のときは人の要らない歴史的建造物がよいらしいことが分かっているのですが、資源不足を何とかするのは難しそう。資源を必要としない特殊文明(青カード)を中心に作戦を立てるとよさそうな気もしますが、どんなもんでしょうか。
箱もマップもデカい割にコンポーネントはチープなThe Great Space Raceは宇宙人の宇宙船によるレースゲーム。宇宙船の移動をカードでプロットしながらヘクスマップのサーキットを3周します。自分の通過した後ろに他人を妨害するための宇宙機雷を散布できるので、基本的には先行有利なのですが、イベントカードの効果などでそれなりにバランスは取れているようです。速度と手札をコントロールして宇宙船を進めるシステムはかなり巧妙にできていて、見た目とは裏腹に緻密なゲームでした。6人までプレイ可能なので、もう少し人数が多い方がより面白そうです。