K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Tank Hunter (HJ/アークライト)・すきもの(グランディング)・Cyclades (Matagot)・Age of War (FFG/アークライト)・Diamonds (Stronghold)をプレイしました。

まずはアークライトの再版タンクハンター。箱が倍以上に大きくなったこと以外の最大の変更点は、同じ戦車が何枚も入っていることです。箸にも棒にもかからない軽戦車ばっかりだった旧版と違い、4号・シャーマン・T-34といった普通の中戦車が大量に入っています。しかも初期セットアップで戦車をドラフトするので、ますますプレイヤー間の引き運の格差は少なくなりました。索敵まわりのルールやカードの効果もかなり弄ってあって、総じてプレイしやすくなってはいます。例えば旧版を代表するカードだと思われる愚劣指揮官とエリート指揮官の効果が±1修正から振り直しになっていて、しかもどちらも複数枚入っているので、一度愚劣引いたら事実上脱落ということもなくなりました。その分奇跡の大逆転もないので旧版の雰囲気が好きな人には評価分かれるかもしれません。
ドラフトでいきなりパンターが流れてきて驚愕しましたが、当然上家はもっといい戦車引いているわけで。負け。

せっかくなので比較用に旧版もプレイ。どの戦車も1枚ずつな代わりに大量の種類の戦車が入っているので、遊べる図鑑というキャッチフレーズに合っているのはやはり旧版です。引いても引いてもロクな戦車が来ませんが。
まともな重戦車がソ連の多砲塔戦車しか来なくていいところなし。

すきものは日本全国を旅して茶器を仕入れて売って儲けるゲーム。江戸時代なのに平蜘蛛釜も九十九髪茄子もなぜか複数ずつ存在する謎設定(レプリカ?)。仕入れは全プレイヤー同時進行で先に終わったプレイヤーから順番に売却でき、需要が満たされると同じ茶器はただの燃えないゴミになってしまうので、一瞬で茶器の目利きをするというこのゲームでしか通用しないプレイヤースキルが鍛えられます。シンプルなシステムで記憶力も処理速度も相場観も要求されるジャパニーズミニマリズムの典型といった感のゲームです。2戦1勝。

キクラデスはハーデス拡張入り。小拡張の詰め合わせですが、特に問題なく全投入できます。主要な変更は神話怪物の山に入っていて同じように雇うのですが維持費さえ払えば長期間使い続けられるヒーローと、定期的に登場してランダムな神と入れ替わり陸軍と海軍を同時に使用できるハーデスです。もともと神話怪物は買った瞬間に1回使い切りだったり、陸海軍はそれぞれアーレスかポセイドン競り落としたプレイヤーしか動かせなかったりで、ある程度読み切られてしまうとここぞというタイミングでせっかくの戦力を活用できない傾向のあるゲームでしたが、これらの追加システムによってかなり紛れが出るようになりました。
一番乗りで2軒めのメトロポリス建てるもあっさり陥落して負け。

クニチーの戦国時代。今回も最後の1城で誰にでも勝機のある展開になりました。さすがクニツィア。上杉家の2城を押さえましたが届かず。

ダイヤモンドはマストフォロー切り札なしのトリックテイク。トリックを取ったときとフォローできなかったときにダイヤモンドが獲得でき、最終的に獲得したダイヤの数で勝敗決めるので、手札が良くても悪くても相応に戦えるなかなかに奥深いゲームでした。上家のリードで次々とフォローできてしまうスートを切られるとなかなかにつらいものがありますが。負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Keyflower (R&D)・Patchistory (Deinko Games/アークライト)をプレイしました。

まずは3人で人待ちキーフラワー。商人たちを含む拡張フルセット入り。改築済みのタイルの得点を倍にする再改築マーカーと、条件を満たすと得点になる契約タイルが追加になりました。さらにタイル枚数が増えたので(でも1回のプレイで使う枚数はそれほど増えてないので)ランダム引きだと予定通りのタイルが出る確率が減って運ゲー度上がりすぎな感じがします。冬タイルで牛要求されてんのに、牛を産出するタイルはどこにもなかったり。再改築は得点の振れ幅が大きいとか、契約タイルもかなり当たり外れがあるとかで、基本セットのカツカツ感と比べると全体的にちょっと大味になったように思います。展開の多様性としては必ずしも悪くはないのですが。負け。

4人になってパッチヒストリー。アークライトの日本語版です。2×3マスの初期地形タイルから開始して、毎ラウンド2×2の地形タイルを競りで入手して領土を広げる文明開発ゲームです。箱には60~120分と書いてありますが、競りだの地形タイルのパズルだのアクションポイントシステムだので何かと手番の処理が多く、とても120分では終わりません。ワーカーに食料供給したりリーダーや特殊建物の特殊能力があったりプレイヤー間戦闘があったりと、この手のゲームにありそうな要素は一通り網羅しています。特徴になっているパッチワーク地形タイルシステムの他にも、何となく聞いたことがありそうで微妙に独自性のあるルールを手堅くまとめていて、完成度はかなり高いです。これでもうちょっとプレイ時間短かければ言うことないのですが。1時代あたり5ラウンドもあるのが全体の速度を落としているみたいなので、もう少しラウンド数を削減してもよいのかも。
ギザのピラミッドから韓国の石窟庵にタージマハールと次々と世界遺産が手に入ったので、毎ラウンド礼拝してVP稼ぐ作戦で大差勝ち。ゲームに登場する資源は食料鉱石お金の3種類があって序盤はやりくりが大変なのですが、中盤以降はアクションさえ消費すれば簡単に相互変換できて使い分けの必要性は薄く、ここだけちょっと機能として弱いかなぁと思いました。

ML.K 12月例会

札幌市東区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
Age of War (FFG/アークライト)・Skull & Roses (Lui-même)・The Golden Ages (Quinted Games)・Caverna (Lookout/HJ)・Domonion (RGG)をプレイしました。

3人でクニツィアの戦国時代はリスクエクスプレスのリメイク。7個の専用ダイスをごろっと振って、エルダーサイン方式(エルダーサインがリスクエクスプレス方式なのですが)でダイスの組み合わせを作って城を奪い合います。汎用的なシステムでリテーマしやすいいつものクニチーですが、簡単に落とせそうでなかなか落ちないバランスはさすが。

髑髏と薔薇はタイトルから薔薇がどっか行ってしまった新版。いきなり髑髏抜かれる苦しい展開でしたが勝ち。

卓分けて3人で黄金時代は古代から現代までを4時代に分けて全世界を扱う一見重げー雰囲気の技術開発とエリア支配のゲームですが、手持ちリソースをお金だけに絞り、1時代あたりのアクション数をわずか3と少なくすることで軽快プレイ感を実現した良ゲーム。それでいて国ごとに特殊能力があったり、各技術は名前だけでなくちゃんとルール上の特典を持つとか、プレイヤー間戦闘もきちんとあるなど、必要な要素は十分に盛り込まれています。ゲーム中にタイルを自由に配置して世界地図を作るので、毎回地球とはちょっと違うよく分からない大陸世界になるなど、リプレイ性も考慮されています。海でも陸でも移動にはほとんど影響しないので、実は地形あまり関係ないのですが。トリガー引き負け。

カヴェルナはHJの日本語版。もとともアイコン類は分かりやすくできていて、大量にある部屋タイルの説明だけが煩雑なゲームなので、エラッタはともかく日本語になってる割にはあまり遊びやすくなった感じがしません。別途手元で見れる部屋タイル一覧があるとよいと思います。犬と建設のマスがよく空いていたので、全く武装せず羊と部屋増やして勝ち。

4人ドミニオンは2戦2敗。

他の卓ではKeyflowerなどがプレイされていました。
来年1月はいつも通り第4週ですが、白石区民です。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Kanban (Stronghold)をプレイしました。
自動車メーカーの社員として工場内を右に左に駆け回って自動車作るゲームですが、相当な大ボリュームなルールを2時間以上インストし続けてやっとプレイ始めようかという頃には日付が変わってしまうという珍事。このゲームだけの特殊用語が多かったり、ルールが工場長の一人称で書かれている(HJ訳では改善されていますが)とか、理解を阻害する要素満載の困ったゲームです。根幹のシステムは割と明快で、要するに各自ワーカー1人のワーカープレースメントで、開発部で設計図もらって購買部で部品買って製造部で自動車作って品質保証部で(なぜかその自動車を自分で)買う、という流れを繰り返すという感じでした。ゲーム自体はかなりやりごたえのあるゲーマーズゲームで良いと思います。一応僅差勝ちでしたが、手順やら細かいルールが多くいろいろと間違ったプレイだったことがプレイ中や終了後に判明したりしました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Progress (NSKN Games)・Glass Road (Z-man)・DORASURE (GIANTHOBBY)をプレイしました。

まずはプログレス。最初からいくつか拡張入っていますが、これを全部投入。ついでに全員最初から3アクション持ってスタート。さすがに3アクションあれば序盤から順調に進みます。他の拡張は個人ボードの初期状態を順番に応じて変える人物カードと、全員で協力して開発する技術カードのマイルストーン、時代4の技術カードセットですが、時代4でプレイ時間長くなる以外はそれほど元のゲームと変わらない小拡張です。人数少ないと時代を進める条件が緩く、ほぼ1人が次に進めると決断するだけで次の時代に進んでしまうので、全く進まなかったり油断してるとあっという間に次の時代になったりと予断を許しません。個人ボードの展開次第でカード補充のタイミングが変わってくるのですが、組み合わせによっては手番に長考しがちなので、さすがに時代4まで入れるとなると人数少ない方がよいと思います。勝ち。

日本語版が出る直前ですが、英語版のグラスロード。こっちは軽量級ゲームで4時代があっと言う間です。せっかくの箱庭ゲームですが、ほとんど開拓されないまま終わってしまうので、もうちょっと長くてもよさそうな気がします。それとも慣れるとアグリコラみたく時間内に盤面フル活用できるのでしょうか。負け。

ドラスレは拡張からキャスターを投入。素の能力低い代わりに最終戦闘でもリソース補充できる対ドラゴン戦専用にチューニングされたキャラクターです。他はパラディンとハンターというオーソドックスな組み合わせ。クエスト1つ残しで最終戦闘に入ってしまいましたが、ドラゴンの初撃はパラディンの白銀の盾で何とか防いで戦闘開始です。キャスターはさっそく特殊能力の極大魔法でドラゴンに2ダメージ入れますが、直後にぱくっと丸呑みされて肝心のリソース補充の能力を活かすことなく死亡。それでもパラディンが快調にダメージを蓄積し、最後はハンターのベノムバレットでとどめを刺しました。勝ったの見たの初めてです。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Progress (NSKN Games)・Coup (La Mane/Indie)・ルイナス(Bakafire Party)をプレイしました。

プラエトルの会社の2作目プログレスは技術開発のカードゲーム。様々な技術がカードになっているので、手札からサンファンっぽい方式でカードをコストとして払って場に出していきます。技術ツリーで連鎖していれば、コストを無視して無料で建てられるあたりは7 Wonderです。古代から現代まで4時代に分けられたカードセットが入っていますが、通常使用するのは時代3までで、時代4の技術が長時間プレイ用の選択ルールなところはまるでスルージエイジズです。基本的に自分だけで閉じたハンドマネージメントのゲームでドラフトとか攻撃要素とかは全くありません。どの技術カードも人数分はないので、他人の出した技術見ながら微妙に方針転換していくところが唯一のプレイヤーインタラクションになっています。
ゲーム開始時は手番あたり2アクションずつプレイでき、アクション数増える技術を出せれば3アクションになるのですが、その技術も当然人数分はないので、引けるかどうかの運だけで展開速度に1.5倍の差がついてしまいます。高速化バリアントの最初から3アクション持ってるルールでプレイした方がバランスはよさそう。
技術カードは普通にコストを払って出す代わりに、一定のターン数遅れさせて無料で出すオプションがあるのですが、終了条件技術の一つをこの方法でプロットしておいたところ、最後の手番で意図せず完成してしまいせっかくのラストアクションが無駄になってしまいました。タイミング要注意です。4位。

クーは宗教改革拡張入り。拡張入れると10人までプレイできますが、英語版のレジスタンスクーは基本拡張とも差し替え用デザイン違いカードが複数入っているので、理論的には20人くらいまで対応できるお得セットとなっております。拡張で陣営要素が追加され、大使が異端審問官に差し替えになります。陣営は開始時に人数均等になるように分けられます。自陣営の(名目上の)仲間は攻撃できず、お金を払って自分や他人の陣営を変えることができます。序盤の誰殴ってもいいけど誰も殴る理由がない状況で、ある程度の指針ができて微妙な綾ができると思います。異端審問官は大使のように自分の役職変える能力に加えて、他人の役職を見たり差し替えたりできる強力な役職です。これも序盤のあまり指針のないタイミングで使い易くなっている感じです。勝ち。

1人減ってルイナスは廃墟を探索するゲーム。独特の世界観と用語で説明聞いただけではちょっと分かりにくいのですが、一度プレイすると手堅くまとまった無駄のないシステムでした。要するにダイスの出目が毎回固定されているスゴロクです。カードの特殊能力などでダイスを操作して、行きたいところに移動してカードを拾ったり自分のコマ置いてエリアを占領したりします。何も考えないでプレイするとどんどん廃墟が崩壊していきますが、あと一手でボード壊せるようにしてしまうと他人を利するだけなので、慣れると洗面器ゲーになりそうな雰囲気でした。ボードの組み替えで相当のバリエーションが出るようなので、何度かプレイする必要がありそう。負け。

T井氏宅ゲーム会

T口氏を迎えてのT井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Poison (Playroom/cosaic)・Black Fleet (Space Cowboys)・Heroes Wanted (Action Phase Games)・luz (倦怠期)・Five Trives (DoW)をプレイしました。

箱絵が変わったクニツィアのポイズン。箱絵がこのゲームの魅力の少なくない部分を占めていたという説もないではないですが、中身のカードの絵は結局薬瓶なのでプレイ中の雰囲気はほとんど同じ。信号機状態で次々をカードを獲得できてしまい大敗。一度引き取りループに入ると抜け出せません。

宝石の煌きの会社の2作めブラックフリートは海賊ゲーム。各プレイヤー海賊1隻と商船1隻を持ってゲームの半分を普通のピック&デリバリーにすることで、海賊ゲーに当たりなしの法則を打ち破ろうとした意欲作です。成果はやっぱり半分程度の成功といったところですが、それでも軽快なプレイ感や派手な成長要素と十分なプレイヤーインタラクション性から遊んで楽しいゲームには仕上がっています。初手に配られた成長キットの配牌の有利不利はありますが、どれから有効化するかどうかで展開変わるので極端にバランス悪いということもないはず。負け。

ヒーローズウォンテッドは歩道にゴミ捨てるシナリオ1。敵のオクトプードルが強力で、8本の触手でプレイヤーのスーパーパワーカードが使う間もなく捨てられてしまいます。プードルなので本体の火力はそれほどでもなかったですが、手札回復力に優れたオレンジ以外は苦戦をまぬがれない展開でした。

ルイスは4人で5ラウンドのフルセットをプレイできました。ビッド外したときのマイナス点が大きいので、得点半分でも幅をもったビッドで確実に加点するので十分な雰囲気です。注意深くビッドすると全員満足できる組み合わせになることが多いので、もう少し点減らすか、ピンポイントで当てたときの得点を大きくして希望持たせた方がよいかもしれません。

ミープルがたくさん入っているファイブトライブズは一見ワーカープレースメントっぽく見えますがマンカラゲーでした。ミープルをマンカラシステムで他のタイルに移動させ、最後に着地したタイルでミープルをもらったりタイルを占領したりタイルの能力を使ったりします。マンカラーゲーらしくプレイ中に考えること多い割に思ったようには行動できないシステムですが、実際のところアクションそのものの優劣は見ためほどはないようバランス取られているので、プレイ順の競りで払った額がかなり勝敗に影響してたような気がします。魔人呼び出して特殊効果使うのが派手に見えますが、一手一手で得点積み上げるゲームです。無駄遣い多くてどど負け。

ML.K 11月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者は大盛況の12人。
luz (倦怠期)・Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・Straw (AEG)・Mascarade (Repos)・Ghost Stories (Repos)・Dominion (RGG)をプレイしました。ゲームマーケットの戦利品の一つらしいルイス。マストフォロー切り札ありのごく普通のシステムのトリックテイキングゲームですが、インディアンポーカー式に自分以外の全員の手札を見た上で何トリック取れるかビッドします。カードセット中何枚かは抜かれているので自分の手札は完全には分かりませんが、そのまま自分の手札を見ないで、ドメモのように残り枚数を推測しながらプレイします。ありそうでなかった独自性の高いトリックテイク。意図的に通常とは逆向きにされたカードデザインはちょっと遊びにくいですが、ゲームそのものはかなり高い完成度を持っています。

6人になってダンジョンファイター。人数変わっても難易度に影響ないようバランス取られていますが、それでも人数多い方がダメージ受けて戦力が下がってもリカバリしやすいので有利そうです。最後の1人で華麗に勝利。とは言っても一番難易度低い設定なので、まだまだマゾくできます。

ストローはラクダの背中に荷物を積んで、ラクダが潰れたら負けのバーストゲーム。広島訳は肝心の藁の効果の訳が抜けているみたいなので要確認です。英文ルールでは藁は50kgちょうどのときしか載せられないと読めます。安全策で手札に空飛ぶ絨毯を抱えていると得点伸びないので、勝つためリスク取って手札を重くするところがゲーム性になっているのですが、補充で絨毯引いてそのまま誰かにバーストされるとそれまでなのでちょっと運要素高め。1回だけ華麗に藁載せて勝ちましたが総得点的にはさっぱり負け。

10人でフェドゥッティのマスカレード。拡張も買いましたが今回は投入せず。役職次第ではあるのでしょうか、10人はちょっと多すぎな雰囲気です。負け。

卓分けてゴーストストーリーズ4人。拡張フルセット用意されていましたが基本セットのみでプレイ。いろいろと機微を忘れていて1戦めは華麗に敗北。このゲームは無条件で敵倒してくれる大仏をいかにフル活用するかというところにあるようなので、そのまま2戦め。ボスにあと一矢報いることができれば勝ちでしたが及ばず。

ドミニオン3人は2戦1勝。

その他の卓ではKingsport Festival・Modern Art・Dungeon Questなどがプレイされていました。
次回12月例会は第2土曜東区民センターです。

終了後は場所変えて裏例会。参加者4人。
Last Will (CGE/アークライト)・Dragon’s Hoard (Mortensen Games)をプレイしました。

おかしな遺言はお払い箱拡張入り。プレイヤー全員定職に就いていて、恐ろしいことに毎ラウンド定期収入が降ってきます。基本的なシステムは変わっていないので、まずは仕事を首になって収入を断ってから資産ゼロを目指します。職を失う条件がプレイヤーごとに異なる序盤の行動指針になっているので、何でもできるけどたまたま他人とカチ合うとカードの取り合いになってその2人だけ沈んでしまう基本セットの欠点をうまく補正しています。その他計画フェイズ用のカード補充/帽子/アクション数の組み合わせがタイルでランダムに差し替えられるようになっているなど、リプレイ性を上げる工夫がされていてマストバイな拡張と言ってよいでしょう。

ドラゴンズホードは乗車券方式でカードを集めるセットコレクション。カードにはアクションカードと財宝カードがあって、アクションは使い捨てですが、財宝はサンファン方式で他のカードをコストとして払って自分の資産にします。各プレイヤーはドラゴンなので、巣に貯めた総資産額が多い人の勝ち。コストとして支払うときのカードの裏面の羊の絵の毒々しさがアメゲーらしいです。アクションカードは捨て札になって回収されるのですが、財宝は次々と場に置かれていくので、後半山札の財宝率がどんどん薄まっていきます。序盤からカードを取っておく計画性が要求されるとか、後半はプレイヤー間でガシガシ殴り合う展開になるとか、デザイン上の意図は分からなくもないですが、ちょっともの足りない感のある惜しいゲームでした。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Hyperborea (Asmodee)・Québec (Ystari)・Grog Island (eggertespiele)をプレイしました。

一部ルールが改正されたヒュペルボレア。完成しなかったアクションをリセット時に個人ボードに残せなくなりました。袋に入れるキューブの数を極力抑えて頻繁にリセットする作戦を封じるための修正のようです。
担当ランダムに決めると黄色。Bタイルの種族能力が1VP払ってキューブを3個引ける高速化能力(一応他の選択肢もありますが)なので、まさにこの修正の影響を受けます。改正後の強さを測るためにもBタイルを選択、というか最初に2VPもらえるだけのAタイルの出番はないでしょう。基本的な作戦は上級技術は一切買わずキューブも極力増やさず、特殊能力で毎回キューブを追加で引いて2ラウンドに1回リセットして基本技術を高速回転させ、コマ置ききりと12VPを目指します。一応経験者なので順調に展開して作戦通り勝ち。十分に強いことは強いのですが。毎ラウンドリセットする暴力的な性能はなくなったので、陣取りのコマ捌きでバランス取ることはできそうな感じです。初手でパーマネント型の上級技術買えると旧ルール通りの毎ラウンドリセットができてしまうので、それだけは阻止した方がよいでしょう。

ケベック。5人いると自分の順番回ってくる前にめぼしい建物は埋まってしまうので、紫色の自分の建物の追加効果を使えるカードは微妙そう。自分が使いたい良さげな建物選んでも、他人から見て人気がないと使ってもらえないわ自分で使っても効果出ないわなので、そういうときこそ活用できそうな気もしますが、1時代1人あたりの手番数が少なくなるせいかどうにも手数が間に合わない感じです。4位。

1人減って4人でグロッグアイランド。さすがリーネック、海賊ゲームらしからぬ良作。独特のシステムの競りで海賊が老後のための家を買うゲームです。競りの対象と可能な価格がダイスで決まるのでなかなか思うようには行きませんが、ほぼ公開されている所持金と手札の隠し財産のバランスや、種類の少ない分読みやすい代わりに強力なダイス操作カードで見た目以上に高いゲーム性を持っています。やはり海賊とはあんまり関係ないあたりが成功の要因でしょうか。1点差3位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Hyperborea (Asmodee)・ESSEN the Game: SPIEL ’13 (Geek Attitude Games)・7 Wonders (Repos)をプレイしました。

ヒュペルボレアは6人までプレイ可能な陣取りマルチ。謎のファンタジー世界が舞台でクトゥフル神話とはあまり関係ありません。カタン式のヘクスタイルを組み合わせてマップを作り、外周の1タイルから中心の高価値なタイルに向けて領土を広げていきます。Eclipseみたいな感じですが、初期マップよりは広がらないので机のサイズは常識的な範囲で済みます。
各自自分の袋に6色のキューブが入っているので、手番ごとに3個ずつ引いて色の組み合わせで移動とか戦闘とかの可能なアクションが決まります。基本アクションは全員共通ですが、技術開発すると上級アクションカードを獲得して自分だけ特定の色の組み合わせで効率のよいアクションができるようになったり、キューブを袋に追加投入してよく使うアクションのセットを揃えやすくなったりします。この独特のアクション選択システムによる戦略的オプションが豊富で複雑なゲームですが、アイコンなどのデザインがよくできていて、煩雑さを感じさせない軽快なプレイ感です。
1回プレイしただけでまだ何とも言えませんが、技術開発の副産物として降ってくる灰色キューブは通常は何の役にも立たないお邪魔虫なのに、一部の技術や種族能力で超強力なアクションに化けるとか、手番ごとに通常の3個の補充を増やす手段はほとんどないのに、これまた一部の技術や種族能力で大量に追加補充できてしまうとか、バランス的には序盤のちょっとしたピックの差で簡単に大差がついてしまいそうでちょっと大味かもしれません。
ランダムに色決めると戦闘系の赤。システム的には大抵の場合移動すると戦闘できず、戦闘の準備すると移動できないので、戦って稼ぐのはなかなか難しそう。負け。

エッセンザゲームは、去年のエッセンゲームショーを舞台にゲームを買いまくるゲーム。ボードゲームギームゲームと似た雰囲気ですが、プレイヤーは純粋にゲームを購入するだけのゲーマーなのと、同じゲームは2つとして存在しないので欲しいゲームは早いもの勝ちなのが特徴です。
群集を避けつつ混みあう会場を移動して、次々とブースを回ってゲームを買い集めます。あまり大量に買うと移動力が落ちるので、駐車場に戻って車に積んで身軽になったら再度会場に突入するというのを繰り返します。事前にドラフトで欲しいものリストを作っているので、それらを買えればさらに得点アップですが、なぜか半分以上の商品は開場時点ではまだ搬入すらされてないので、突入と離脱のタイミングを調整して最適な経路でお買い物をします。ボードゲームギームゲームと比べるとぐっと戦術的に振ってある感じです。
順番ランダムに決めるとスタートプレイヤー。如実に順番の有利不利のあるゲームで勝ち。プレス用入場チケット恐るべし。

7不思議はバベルの塔拡張入り。建築をパスしたときに3金もらう代わりに全体に影響するルール変更タイルを出せるようになるバベルタイルと、時代ごとに推奨カラーがランダムに決まり、それ建てるとボーナス、建てられないとペナルティが発生する偉大な計画ボードが追加されます。
以前の拡張はリーダーにしろ都市にしろ強力なカードセットが追加されるため、ドラフトシステムとは言え適切なタイミングに適切なカードを配られた人が有利になる運要素強めな傾向にありましたが、今回の拡張はどちらのルールも全体に影響して戦略性を高める方向に作用します。特にバベルタイルは従来のシステムでのカードの強弱を補正するように調整されているように思われます。
不思議をランダムに引くとワンダーパックのアブ・シンベル神殿A面、使用済みのリーダーを埋めてコストに応じた勝利点に変換するという、リーダーの引き次第ですがある意味強力な不思議です。2点差負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Kingsport Festival (Stratelibri/HJ)・Störtebeker (HiG)・Taj Mahal (alea)・Heroes Wanted (Action Phase Games)をプレイしました。

キングスポートフェスティバルはシナリオ引くとクトゥルフの呼び声、クトゥルフに置き放題になる素敵なシナリオですが、探索者が2ラウンド連続して襲ってくるので難易度は高めです。前回は街の接続を無視できる魔女の家の夢シナリオだったので、それと比べると建物の成長の方向性に意味のあるキングスブルグらしい展開になりました。負け。

ちょっと古めのカードゲーム、シュトルテベッカーは海賊になって商船を襲うゲーム。海賊ゲームに当たりなしと言いますが、海賊の人生的にいつどんな商船が何積んできて襲撃が成功するかどうか何もかもが運、というのが根本的な問題でこのゲームも全くもってそこから外れてはいないのですが、自分の手番に取りうる行動が襲撃の準備するとか他プレイヤーの妨害するとか捨て札回収して手札調整するとか、オプションが多くて手詰まりになりにくい軽快なプレイ感が良いです。プレイヤー間戦闘で調整できるのでバランスも悪くはなさそう。最後の船沈めて勝ち。

タージマハール。相当久し振り。3人だと毎ラウンド何がしかは獲得でき特殊カードの所有者があまり固定されないので人数の割には展開流動しやすいかもしれません。産物の得点が伸びやすいのが要注意でしょうか。1点差負け。

最後はヒーローズウォンテッド。シナリオ2は国家経済に大混乱を引き起こしている海賊版DVDの生産工場を襲撃するというストーリー。悪党もヒーローもベルトコンベアで運ばれながら殴り合います。もともと移動がしにくいシステムなので、勝手に動いてくれると大いに助かります。ヒーローの能力差が思いのほか大きくて大差負け。シナリオ2は時間の余裕もあって悪党倒しやすいので、その分ヒーロー同士でも攻撃しあってバランス取る必要がありそうでした。