K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Concordia: Salsa (PD-Velag/NGO)・Micro Robots (ABACUSSPIELE)・ゴジラ怪獣王決定戦(パペルクリエイション)・Chinatown (alea)・惨劇RoopeR (Bakafire)をプレイしました。
コンコルディア・サルサはNGOの日本語版。元のコンコルディアに塩とフォーラムの拡張要素が追加されます。塩は単純にワイルドカードな商品。フォーラムは護民官でカード回収したときに追加で特殊能力タイルが1枚もらえます。塩は商人で売買できず総督のボーナスでももらえないので、基本的に塩都市に家建て生産する以外に入手手段がありませんが、初期資産として全員最初から1個ずつは持っていて初手の建築など序盤の選択肢が増えています。家建てるコストは高いですが、普通に強力な商品ですし、専門家の得点計算時にも任意の資源として数えられるので、効率良いけど1枚ずつしかないせいで伸びの悪かった専門家が強化されたという効果もあります。フォーラムでもらえる特殊能力タイルは永続的なものと1ショットのものがありますが、どれもそこそこ強力なので従来はかなり1手番パスに近かった護民官のプレイタイミングのゲーム性が向上しています。どちらの要素も、基本セットのもうちょっとかゆい所に手の届いてなかった箇所が、ゲームの鍵になるところまでフィーチャーされた良い拡張だと思います。2位。
マイクロロボットはハイパーロボット風のミニゲーム。格子状のマップに置かれた1台しか登場しないロボットを各マスの数字と色によって制限されたルールに従って移動させ、目的地に到達する手順を早い者勝ちで探すゲームです。目的地はダイス振ってランダムに決めるのですが、2手か3手の短い手数で着いてしまう場合が多く、ハイパーロボットのように全員ウンウン唸ってやっと正解を発見する、という雰囲気のゲームではありませんでした。
駿河屋で異様に安く売ってると評判のゴジラカードゲーム。トリックテイキング風に1枚ずつ順番に出していくはげたかのえじきでした。手札8枚と少ない代わりに取り札が50枚以上あるので、手札は何周もします。取り札は得点だけじゃなくて大味な効果のイベントカードが山ほど入っているので、はげたかようなギリギリの心理戦にはなりませんが、予想以上に激しい相殺合戦が楽しめる(値段の割には)好ゲームです。
チャイナタウンは5人プレイで1人あたりのカードやタイルの割り当てが少ない分、引き良いだけの人が独走ということは起きないのですが、何をどうやっても複雑な三角貿易を成立させないと誰も何も建てられないということが往々にして発生する重交渉ゲームになります。なるべく急いで6軒商店を完成させ、残りの資産はどんどん売って効率上げたつもりでしたが結局6軒商店のボーナスが出ず大差3位。
1人減って惨劇RoopeR。ウィアードミソロジー拡張の2本めのシナリオ。脚本次第ではあるのですが、EXゲージ(クトゥルフ神話知識)を上げるべきか上げざるべきかの判断が難しいと思います。どうせ脚本の都合で必要なら手を出さずとも勝手に上がっていくよう作ってあるはずなので、主人公から能動的に上げないと上がらなそうなときは遠慮なく上げていくのも一つの手でしょうか。苦労した割にルール隠すのには完全に失敗しましたが、役職までは割れずに脚本家の勝利。