M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。
Grand Prix (GMT)・REX (FFG)・Dark Moon (Stronghold)をプレイしました。

5人でGMTの新作グランプリは同社のThunder Alleyのリメイクで、インディカーレースからシステムそのままでF1にリテーマしたものです。前作よりちょっとだけ簡略化されてプレイしやすくなりましたが、基本的な展開は同じです。1周プレイして人増えたので途中終了。

REXはAHのデューンのリメイクで、トワイライトインペリウムの世界観にリテーマしただだけでシステムは変わっていません。6人プレイなので全勢力登場です。フェダイキン部隊とクイサッツ=ハデラッハがなくなったので、フレーメンとアトレイデ家は若干nerf、相対的に皇帝はbuffされています。移動タイミングを自由に選べなくなったギルドはnerf、総ターン数が減って予言当てやすくなったベネはbuffでしょうか。シールドウォール破壊が任意の要塞を対象にできるようになったのと無効果カードがなくなったのはどの陣営にとっても平等ですが、どちらかと言うとハルコンネンに有利に働くのかなと思います。旧版は原作通りと言えばそうですが、理不尽に陣営間の有利不利に差があった(特に皇帝のサルダウカー部隊が存在意義を問われるくらい意味なかった)ので、バランス適正化としては理解できます。担当陣営ランダムに決めるとフレーメン担当でした(ここまで新しい陣営名覚える気全くなし)。スパイスがことごとく嵐の直前のマスに湧く展開で、収入を地上からのスパイス回収に頼る陣営が割を食って、特殊能力で一定の収入が確保されている陣営が有利な展開でした。開始早々に2回目の砂蟲が発生し、交渉の結果アトレイデ家=皇帝、フレーメン=ベネ・ゲゼリット、ハルコンネン=ギルドという3つの同盟関係が結成され、直後にハルコンネン=ギルド連合が電撃的に要塞4箇所を占領して勝ちました。

ダークムーンは箱にはバトルスターギャラクティカエクスプレスのリメイクと書いてありますが、前作プレイしたことある人はあまりいないと思います。裏切り者が何人か混じった半協力ゲームで、衛星タイタンにあるノグチ真崎株式会社の工場を破滅から救うのが目的です。バランス的には特に初回プレイ時は裏切り者不利だそうで順当に会社側勝利。システムはあまり複雑ではなく、今回は使う機会ありませんでしたが裏切り者側にはキャメロットを覆う影のようにタイミングを見て正体を明かして直接妨害を開始するというオプションもあるので、慣れればもう少しいい勝負できそうな感じです。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
4人の容疑者(テンデイズ)・Completto (Schmidt)・Tramways (LudiCreations)・Via Nebula (Space Cowboys)・Lemminge (Amigo)・Isle of Skie (Lookout)をプレイしました。

まずは新作テンデイズの4人の容疑者。16枚の犯人カードから抜かれた1枚を当てるクルー系のゲームです。質問がカードで制限されてるあたりはスルースと似ています。箱の中身のほとんどを占める記録用紙の束の紙質が妙に良くて豪華カラー印刷だったりします。全然分からないうちにあっさり当てられ。

コンプレットは1~100までの数字の印刷された木ゴマを手元に一定個数並べてツモっては捨ててを繰り返して綺麗に昇順に揃えるゲーム。あえて上下の区別のつかないフォントを使うことで、6を9にするなど一部の数字は引っくり返してもよいことにして、見た目よりちょっとだけ難易度を下げているあたりが心憎いデザインです。リーチまでこぎつけましたが最後の牌が入れられず下家に取られて負け。

キックスターターのトラムウェイは路面電車の線路を引いて街を発展させるゲーム。同作者のシムシティっぽく都市がにょきにょき育つスモールシティシリーズからは一転して、まるでワレスのAge of Steamっぽいネットワーク建設とピック&デリバリーのゲームになりました。順番の競りありデッキ構築要素ありの盛り沢山なうえ、手札のカードにあるアクションしかできない不自由さが非常に難易度を上げています。しかも初期手札は割と不公平なので、上級ルールとなっている手札のドラフトはデフォで入れた方がよいと思います。他人の線路を借りられるゲームなので、ボードの隅で1人専用路線を囲うより競争の激しい中心部に良い線路を作るのが良さそうでした。2位。

ヴィア・ネビュラは安めの建物をどんどん建ててとりあえず5軒建てきることを目指す作戦で。何とか同順滑り込みで5軒めを建てて、余り資源のマイナス点がなかったおかげで勝ち。

レミングはデザイナーは初手番有利と考えているのか順番早いプレイヤーは初期手札少なくなっているのですが、前までのプレイヤーの積み重ねたカードの合計歩数だけ進むシステム上どう考えても後順の方が爆走できて有利なように思います。各色1枚ずつ入っている4のカードが4歩固定でどうにも低性能と思われるので、さっさと捨てて手札補充した方がよいのかも。

最後にスカイアイランド。4つの目標タイルの得点は何だかんだ言ってそれほど差がつかないので、得点スクロールを囲うことを目標に。ヒツジ2匹で1点と船2隻で1点をうまく囲うことができましたが、さすがにアイコン2個で1点系は2倍にしても大したことなく2位どまり。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Robinson Crusoe (Z-man)・The Grizzled (Cool Mini or Not)・Police Precinct (Common Man Games)をプレイしました。

ロビンソンクルーソーは何年か前にロビンソンクルーソーゲームが流行ったときの一作。無人島に漂着した一行としてプレイする完全協力ゲームです。ロビンソンクルーソーは出て来ません。人数少ないと穴埋めにフライデーが登場するようですが、4人プレイだとそれもなしなのでロビンソン要素は薄いです。いくつかシナリオがあって、初回なのでシナリオ1を選択。漂着した島を探索しつつ一定のターン数以内にキャンプファイヤーを組み立てて救助を迎える、というのが目的です。
ゲームに登場する資源は食料と材木と毛皮だけですが、食料は毎日必要で余った分は持ち越せないとか、材木は天気によってランダムに保存できたり腐ったりするとか、毛皮は猛獣と戦闘しないと手に入らないとか、特徴のある要素とかカードのイベント効果をいろいろと組み合わせて単調にならないよう工夫されています。序盤はその日の食料を集めるだけで1日終わっていたのが、様々な道具が完成するたびにできることが増えていくのもサバイバル感がよく出ていると思います。
後半材木が腐る速度と生産速度の競争に首尾よく勝つことができ全員生還。

グリズルドは難易度通常。4人プレイだとサポートが2票ずつに割れてしまって効果なしになる確率が高く、思った以上に難易度上がります。ラストスタンドを成功させてからくも勝利(全滅)。

ポリス・プレシンクトは警察官になって街の治安を守りながら殺人事件の捜査をするゲーム。人数多ければ裏切り者入れられますが、3人のときは完全協力ゲーム一択です。殺人事件はすでに起きていて、街の数カ所に手がかりが置いてあり、街中をパトカーで走り回ってそれを集めるのですが、それと平行してイベントで次々と発生する事件をモグラ叩きのように解決して街の治安レベルが下がりきらないようにしないと負けてしまいます。ゲームの後半には殺人犯がマップ上に登場して逃走を図るので、それまでに証拠を集めておいて犯人逮捕を目指します。
3人プレイだとそれほど難易度高くないのか、順調に捜査を完了させ待ち構えるように的確に犯人を確保。各警官には固有の特殊能力があるので、裏切り者が入るとなお能力の活用がキーになりそうです。

ML.K 9月例会

札幌市東区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者5人。
Pandemic: Reign of Cthulhu (Z-man)・Fool’s Gold (Rock Paper Scissors Games)・Mare Nostrum: Empires (Academy Games)・タンクハンター(アークライト)をプレイしました。

4人でパンデミッククトゥルフ。毎回ショゴスがゲートの上に出現して対処する間もなくボッシュートされて速攻負け。ここはもうちょっとバランス考えたシステムにして欲しいと思います。

フールズゴールドは5箇所の金山にワーカーを送って金を掘りまくるゲーム。引いた砂は山に戻して次のターンにまた引かれるのでどんどん金の含有率が下がっていきます。ワーカーは増えていくので後から行った方が枚数は引けるようになるのですが。まるでテーベの東みたいな話です。ワーカーを先に置くか後に置くかとか資金管理とか考えるところは多いですがおおむねシンプルでスピーディーながら結局は運勝負というところもよく似た雰囲気です。1金負け。

1人増えてマレノストルム帝国は、マレノストルム旧版のリメイク。勝利条件が2種類増えたとか産物が13種類になってカードからチップになったとか、6人用のアトランティス拡張がついたとか、様々なところで改善が入っていますが、旧版のミソロジー拡張とは互換性ないそうです。ボードは今風のデザインに書き直されていますが、どこからどの産物が出るのかというこのゲームで最も重要な情報が見にくくなっていて、プレイアビリティという観点からはマイナスです。
アトランティス拡張の西方マップを入れて5人プレイ。この場合バビロンが抜けるのでマップ東端の4エリアが削除され、トータルでマップの広さは変わりません。
キックスターターのストレッチゴールでいろいろ戦闘系のヒーロー増えていますが、戦力ユニットのコストが高い割にブラッディな戦闘システムで、内政充実させてる相手に仕掛けるタイミング難しいところは旧版とあまり変わってないと思います。それとも世間ではガンガン殴りあってるんでしょうか。
担当国ランダムに決めるとローマ。ローマ周辺は都市建てられるスペースが少なく、必然的に産物集める方向性。うまく交易できて産物12種類集めるも、ペルセウスの特殊能力で先にリーダー+モニュメント5枚を達成されて負け。

タンクハンターは拡張3のモンスターを投入。試作車計画車を含む重戦車・巨大戦車が多数投入された拡張です。が引かれないと何の意味もなくよくある微妙な軽戦車同士の戦闘に…

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Via Nebula (Space Cowboys)をプレイしました。
ワレスのヴィア・ネビュラは謎の霧で覆われた土地で建物を建てるゲーム。霧を掃って道を作り、マップの各所に点在する物資を自分の建設予定地に運び込む、という設定ですが要するにワレス得意の線路を引いて商品を輸送する鉄道系ピック&デリバリーゲームです。いつもの資金マネジメントの要素がばっさりカットされてるとか、1手番あたりのアクション数が微妙に足りないとか、物資も線路も乗り入れ自由、といった特徴を組み合わせてプレイヤーインタラクションを強めていて、分かりやすく面白い良作です。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Town Center (LudiCreations)・Istanbul (Pegasus Spiele)・Pirates of the 7 Seas (IDW Games)・狩歌(Xaquinel)・Mice & Mystics (Plaid Hat Games/HJ)をプレイしました。

まずは3人でタウンセンターはキューブを積み上げて街を作るゲーム。少し前のキックスターターですが、フィンランドのメーカーだけあって流通細いのか、一般販売されてもなかなかショップに入らなかったり入ってもすぐ売り切れたりでした。内容は同じ作者のカードシティをほとんどそのまま3次元化したといった風で、プレイヤーインタラクションが下がった代わりにパズル性がぐんと上がっています。ルール読んで予習してきた強みで勝ち。ちなみに4人までプレイ可能ですが、2箱買えば8人までプレイできます。

1人増えて4人でイスタンブールはコーヒー拡張に加えて新拡張の手紙と封印を投入。イスタンブールの街はさらに広がってついに5×5マスになりました。そこに来て手紙という見るからにお使い要素が増えて、ただでさえ足りない機動力がますます必要になっています。当然ながら手紙経由でルビーを獲得するコースも追加され、展開の多様性はさらに増えているので今後は全投入が常識となるでしょう。あまり広くなると他人とバッティングする確率が減るのですが、そこは親友コマという自分の分身として使えるコマが各プレイヤー1個ずつ増えていて、イスタンブールの人口密度が減りすぎないよううまく調整されています。最後の1個のルビーを買うアクションを捻り出せず負け。

見るからにお土産クッキーの缶のようなパッケージの7つの海の海賊。缶の上蓋が海ボードに、本体の底が得点トラックに利用されていて無駄がありません。大量に入っているダイス1個1個が1隻の船を表していて、これを一斉に海ボードに振り込むので、缶のフタの微妙な高さのフチがとてもよくできています。アクション選択システムとそのバッティングでそこそこ考えるところはあるのですが、戦闘は運ゲー、戦利品に何が出てくるかは運ゲー、商品が港でいくらで売れるかは若干順番のアヤもあるのですが基本的に運ゲーと、海賊ゲームらしく何もかも運ゲーです。唯一無二な定規戦闘システムだけで十分面白いので文句はありませんが。負け。

狩歌はJ-Popの歌詞にありがちな単語を取り札にして、何でも好きな曲をかけて遊ぶカルタです。ある程度みんな知ってる曲を選ばないと楽しさ半減なので選曲が一番重要ですが、アニソン特撮などであまり語彙のベクトルが違うの選ぶとゲームとして成立しにくくなるので要注意。今後の拡張に期待といったところかと。

マイス&ミスティックスは第1章。1章は最初のタイルの探索で専用アイテムがもらえる鍛冶屋がいた方が確実に有利なので、王子・悪漢・鍛冶屋・治療師のパーティーを選択。やはり時間が最重要なリソースなので、序盤からサクサク敵倒して前に行くのがよいようです。驚くほど順調に進んで途中のサブクエストも余裕で達成してクリアしました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Junta: Las Cartas (Pegasus Spiele/HJ)・タイムボム2 (新ボードゲーム党)・Terra Mystica (Feulerland Spiele/テンデイズ)をプレイしました。

まずは新作フンタカードゲームはホビージャパンの日本語版です。もともとクーデター発生時以外はボード使わないゲームですが、ついでに大統領以外の役職もなくなりました。確かにほとんどの役職はクーデター時にボードにコマ出すのが唯一の仕事でしたが。
ラウンドの開始時に人数+1枚のお金引いて予算案と称する分配プランを作って議会にかけてポケットマネーをスイス銀行に貯金するという基本的なコンセプトは同じです。最も変わったのは予算案の否決=クーデターで最多反対票者が自動的に第一反逆者になるところです。票なくて干されている人はクーデター起こす権利もなくなりました。票も戦力も多くは同じ政治カードから出るのため、消化試合的なクーデターになることは少なく、起きたときには大戦争になりやすい傾向です。
1度大統領になったタイミングでいい感じに1枚だけ入っている400万ペソ札を貯金して勝ち。
1回死んだら再起不能なバランスをマイルドにしたフンタといった感じで、おおむね元ゲームの雰囲気を良く維持したカードゲーム化だと思います。ルールに書いてある限りでは、手札上限の6枚に達していてもラウンド終了時の補充がないだけで、投票を1回パスすることでカード1枚引けるのは変わらないように読めます。大統領に対する座り順にもよりますがどんどんパスして山のように手札持てるのはどうなんでしょうか。

タイムボム2はテロリストのアジトに突入するSWATチームですが、チーム内にテロリストが混じっているという正体隠匿系。普通の隊員・エリート隊員・テロリストと3種類いて、エリートよりテロリストが多ければ突入失敗、同数以下なら突入成功で雰囲気的にはレジスタンスに近いです。テロリスト担当するも全アジト暴かれて負け。突入箇所が複数あって1人1枚ずつプレイして4枚揃ったところから順に解決というシステムなので、SWAT側は容疑者を3人に絞るよううまく突入先を散らすとよさそうに見えますが。

最後はテラミスティカ。黄色のノマドを担当、他はアイスメイデン・ハーフリング・シェイプシフター・アルケミスト。さすがに最初から村3個もあるとマナもらうのが楽です。その分1ラウンドあたりの手数が増えて順番遅くなって4マナ7金を取る機会がなくお金が不足ぎみなので、定期収入のある恩恵タイルがあればもっと楽できたような。2位。勝ったのはシェイプシフターさんでした。村建てるごとに2点の恩恵タイルは種族にかかわらず要らない人いないくらい重要なタイルなので、見たら取るくらいの勢いでいいかと。

K藤氏個人ゲーム会

豊平区民センターに部屋を借りてのK藤氏主催のクローズゲーム会に参加しました。参加者3人。
Scythe (Stonemaier Games)・Nehemiah (Leonardo Games)・Mice and Mystics (Plaid Hat Games/HJ)・Tricky Ways (Cuboro)・Agricola (Lookout/HJ)をプレイしました。

まずは大鎌戦役。担当国ランダムに配るとドイツっぽい黒。他の2人はポーランドっぽい白とトルコっぽい黄色なのでマップの西側に3ヶ国寄った配置になりました。
人数少ないと戦闘吹っかける相手も少ないので戦闘勝利のVP上限がない黒はあまり有利ではない感じ。とはいってもせっかくの国家特性使わないのももったいないので、速やかにメック4体出して軍事力も16振り切りまで上げて、後は戦って勝つだけというところまで進めました。ところが今回は戦闘カード引いても引いても2と3ばっかりでメック数で上回らない限り全く勝ち目が見えません。となると1機しか動けないファクトリーカードの移動アクションはいまいち活用できないわ、一手番中に2箇所で戦闘して星2個置きもできないわで微妙にペースダウン。地下移動による機動性でスキを突いて何とか終了トリガー引くも、決算すると同点タイブレーク負け。民心全然上がってなかったのが効きました。

ネヘミアは2年くらい前にちょっと注目されましたが生産数少なかったのか全然売ってるのも遊んでるのも見たことありません。BGGの評価も微妙に低い不遇の作品ですが、これがなかなか独特の面白さがあります。ワーカープレースの変種で、自分の手番にできることはワーカーを置くか、すでに置いてあるワーカーでアクションを実行するかのどちらかですが、置くときはアクションマスを上から順に埋めなければならないのにランダム配置なので置きたいマスが置ける状態には大抵ないとか、アクションしないでワーカー置きっぱなしにしているとそのうちアクションマスごと回収されて何もせずに手元に戻ってくるとか、順番の綾でいろいろとひどい目にあうゲームです。その分、得点システムはシンプルなエリアマジョリティなので、ゲームの見通しは良くなっています。負け。

マイス&ミスティックスはHJの日本語版。4匹のネズミに扮してシナリオをクリアしていく協力ゲ=ム。とりあえず最初の章をプレイしました。ルールの説明を兼ねた導入なのか、ほとんどギミック的な要素は何もなくハック&スラッシュで敵を殲滅しながら前に進むだけの1本道シナリオだったので、悪くはないのですがちょっと期待外れな印象。偉そうな感想の割には時間切れ敗北でした。

クボロのトリッキーウェイは積み木を組み合わせて道を作ってビー玉を転がすパズルゲーム。子供でもできる入門ルールの方をプレイ。上級ルールになるとビー玉の経路が3次元になります。意外と難しいです。負け。

最後は1人減ってアグリコラは最近出たリバイスドエディション。職業と進歩カードのバランスが良くなっていて、引くなり使い道に困るようなカードはずいぶん減ったようです。さすがにひさしぶりすぎたせいか、むちゃくちゃ空きマスの多い初心者のような農場で負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。

マンションオブマッドネス2版のインスマスからの脱出シナリオに再挑戦。
シナリオを進めるためのキーアイテムがいくつかあるのですが、これらの隠し場所が3パターンずつあるみたいで、探しものは常に一番最後に探した場所という悪い巡りに当たってしまいました。それでも最後に時間切れになるところまでは保ったので、シナリオのタイムスケジュールを確定させることができました。このシナリオは調査の進捗とは関係なく、完全にターン数で管理されていることが分かりました。
これを踏まえて再再挑戦。探索者の人選も厳選して完璧な布陣で開始、序盤から予定通りに探索を完了させていきます。中盤、ゲームの上怪物として表現されているインスマスの群集が登場したところで、この群集の移動システムが2パターンからのランダムだったという驚異の事実が判明。これまで3回のプレイではすべて同じ移動しかしておらず、それを前提とした作戦だったので急遽方針転換が必要となりました。修正後の作戦が思いのほかうまく機能し、必要なアイテムが次々と揃っていきます。それでも最後は狂死者1名を出しギリギリでしたが、何とか残り全員で脱出に成功しました。
マップの広さの割に、キーアイテムの発見場所とその使用場所があちこちに点在しているので、”Ashcan” PeteのDukeを活用してアイテムの受け渡しをスムーズに進めるのが必須なバランスのようでした。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
The Grizzled (Cool Mini or Not)・Arkwright (Spielworxx/Capstone Games)・Dominion (RGG)・Zombicide: Black Plague (Cool Mini Or Not)をプレイしました。

まずは人待ちグリズルド3人。何人でプレイしても全体でアイコン3つ集めてしまうと任務失敗なシステムは変わらないので、人数少ない方が1人あたりで制御可能な割合が大きくなって難易度下がるような感じです。危げなく勝利。

4人になって「ゲーム名+ボードゲーム」でググっても全くヒットしないゲームNo.1を誇るアークライト。ショップの方とはスペルが違うので英語で検索しましょう。2年くらい前のゲームで当時の評価も高かったのですが、限定生産だったらしくずっと入手難な状態が続いていたところ、最近アメリカのメーカーから2版が発売されました。英独両対応から英語のみ版になって、開発タイルとイベントが何枚か追加されたそうです。
基本ルールと上級ルールがあるのですが、初回ということで基本ルールをプレイしました。2版の追加要素は特に入りません。イギリスの産業革命初期の経済ゲームということで、食料衣服食器ランプの4種類から2種類選んで工場を建てて、人を雇って生産して売却して儲けます。
世界(といってもイギリス国内ですが)全体で各商品の需要がどれだけあるかは全プレイヤーが工場で雇った労働者の数で決まり、生産拡大すると需要が増え人員削減すると需要も減るとか、どの商品も他プレイヤーが競合他社なので、値下げたり品質改善したり宣伝したりして限りある需要を奪いあうとか、経済テーマのゲームではよくあるシステムをうまく1つにまとめていると思います。
基本ルールだとランダム要素が全くないので、座り巡と商品の選択でかなりゲームの構図が決まってしまいます。今回は初回プレイ向けお勧め初期セットアップだったのでなおさらです。2商品とも順番のマジックで良く売れて勝ち。いきなり箱に戻されたコンポーネントが多数あったのでやはり上級ルールからが本番でしょうか。

ドミニオンは帝国入り。買わないと効果がないイベントと比べ、常時発動でほとんどが得点系の特殊効果のあるランドマークは1枚あるだけでかなりゲームの様相に大きく影響します。4戦3勝。

最後はゾンビサイド黒死病。アボミネーションパック拡張を入れました。3体のそれぞれ固有の特殊能力を持ったアボミネーションが追加されます。新アボミネーションは1体につき4枚の登場カードがあり、これがゾンビデッキに入るのですが、さすがに3体とも全投入は多すぎました。新アボミネーションの登場カードはどれも青レベルは何もなし、黄色レベル以上はそのアボミネーションが1体登場または追加行動、という効果なので、何も起きない青レベル以下とウルフスブルグ拡張で追加された3ダメージ武器が使えるようになるオレンジレベル以上はよいのですが、黄色レベルに限っては竜の胆液以外の対処法がなく、引きが悪いときに連続して何体も登場するとゲームどころの話ではありません。早々に死人が出てギブアップ。おそらくお好みの1体を選んで入れるくらいでちょうどよいのだと思います。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会が開催されました。参加者6人。
Royal Goods (Lookout/HJ)・Rummy 17 (テンデイズゲームズ)・Dominion (RGG)・Alchemy! (AviaryGames)・Kittens in a Blender (Closet Nerd Games)をプレイしました。

まずはオーマイグッズはホビージャパンの日本語版を4人プレイ。カードの言語依存性はあまりないゲームですが。助手の獲得条件が黒建物ばかりだったので、資源を産出してくれる黒建物と資源の種類を問わないガラス工房の組み合わせが有利な場でした。トリガー引き負け。

5人でクニチーのラミー17はラミーのカードゲーム。ラミーキューブよりは元のラミーに近いと思います。要は麻雀ゲームなのでトイツ場なのかどうかの見極め力が重要な雰囲気。負け。

卓分けて3人ドミニオンは帝国拡張を含む全部入り。ワレスゲーじゃないですがやはり借金が入るとゲームに深みがでると思います。2戦1勝。

アルケミー!は少し前のキックスターター産。4種類のマナを特定の組み合わせで集めるとポーションができ、作成したポーションの総得点を競うので、システムとしてはセットコレクションゲームです。基本的に1手番に1マナ獲得でき、ポーションの得点は作成に必要なマナの数と同じなので、普通にやっていれば手番数=総得点で差がつきません。できたポーションを飲むことで得点を1点減らす代わりにポーションの特殊効果を発動させられますが、減った点ほどの効果があるかはちょっと疑問なところで、見通しの良さなど評価できる点もあるのですがもう一工夫欲しかった感の残る作品でした。

アメリカ人と言えばミキサー大好きですが、子猫をジューサーにかけてしまう悪名高いゲームのこねこミキサーを6人で。箱には8人までと書いてありますが、基本セットでは4人までしかプレイできません。拡張入りで6人までプレイ可能になります。自分のネコはできるだけ逃がしたいわけですが、6人プレイだと救出可能なタイミングで手番と手札が揃う可能性はぐっと低くなってしまい、ものすごい勢いでミキシングされていきます。ゲームとして楽しめる?のはさすがに4人くらいが限度でしょうか。2位。

終了後は移動して裏例会。Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。3人。
インスマスからの脱出シナリオをリトライ。1人減っていますが、思った以上に戦力が低下します。4人いると戦闘役と探索役のツーマンセルを2方向に派遣できますが、3人しかいないとどうしても単独行動するシチュエーションが多くなり、そこを襲われたり難しい判定が必要になったりすると立て直しが困難です。初版同様、シナリオを進めるために必要なキーアイテムの場所は固定ではないので、リトライだからといっても探索箇所を最適化することはできず、どうしてもマップ全体を総当たり的に探さなければならないのも難易度を上げています。結局怪物の波に呑まれて負け。初手のキャラ選択から慎重に吟味して作戦立てる必要がありそうです。