ラファールのゲーム会

K藤氏主催の個人ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Tiny Epic Zombies (Gamelyn Games)・The Sands of Time (Spielworxx)・Bingolino (Schmidt)をプレイしました。

4人でタイニーエピックゾンビーズを完全協力モードで。目的は「生存者の救出」「治療薬の作成」「陸軍の護衛」です。プレイヤーの移動アクションをそのまま同じだけ消費してしまう陸軍ミッションが意外と難物で人類敗北。

1人減って3人でサンドオブタイム。同社の他のゲーム同様、ルール分かりにくい+運要素低めの長時間ゲーのコンボですが、同社の他のゲーム同様、プレイしてみると根幹システムはシンプルにできています。
架空の大陸を舞台に陣取りをしながら、建築・軍事・文化の3ジャンルを成長させてVPを競い、3回決算したら終了というあたりはオーソドックスな構造。システム的には手番ごとにアクションカードを消費して一度使用したアクションはカードが回収されるまで再使用不可、このカード回収時に一度貯めてた資源を0に戻してから領地から定期収入を受け取る、というシステムなのですが、このカード回収フェイズが2~4ラウンドごとに不定期に発生するので、ここで来るかどうか分からない次のラウンドのためにどれだけ資源やアクションを残しておくべきかという微妙な読み合いと運不運が発生するようになっています。
得点源の3分野ですが、セットアップ時に1歩だけ進んでる分野を各プレイヤー1つずつ選び、得意分野を伸ばすのに比べると他の分野に浮気するのは手間がかかる割に見入り少ないため、最初に選んだ分野に最後まで集中する展開以外にはなりにくく、ちょっと展開がパターン化しそうな雰囲気。おそらく各分野バランスは取れているとは思いますが。
建築系で領土数少なめながら効率よく得点して勝ち。

最後はビンゴリノ。ランダムに配られた16枚の数字タイルを並べて自分のビンゴカードを作り、ダイスの出目で最初に4列完成させたら勝ちというビンゴそのまんまなゲーム。2戦1勝。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Welcome To… (Blue Cocker Games)・New Frontiers (RGG)・Mysthea (Tabula Games)をプレイしました。

まずはWelcome To…。目標カードに工事7回が出ているのに工事カードが引かれない展開で埋めきり終了。2位。柵の分割をミスってなければワンチャンあったのですが。

ニューフロンティア。初期星系は1回だけ無料でSettleできるDoomed Colony。第1ラウンド1番手Developから2番手でExploreをピックする機会が回ってきたのですが、星系の能力を最大に生かせる高価な星は引けず微妙にしょぼい星しか並びません。一番マシそうな青の商品で染めてみましたが鳴かず飛ばず。この星系は、まずContact Specialist買って選択肢を倍に増やしてから能力使うこと考えた方がよさそう。

キックスターターの話題作ミスティア。5つの浮遊大陸を舞台にエリアマジョリティをするフィギュアいっぱいゲー。おおまかには手番にカードを1枚使ってユニットの配備や移動のアクションするか、カードを消費しない生産系のアクションをするかの2択を繰り返します。一定ラウンドごとの決算フェイズに全プレイヤーの共通の敵であるモンスターと戦って土地から得点もらって手札を回収、3回決算したら終了。直接攻撃系のマルチなのですが、プレイヤー1人あたり戦闘を仕掛けることができる回数に制限があり、その貴重な回数を消費して大陸の並び順を入れ替えることで安全に大量の得点を獲得できるので、あまり頻繁にボコボコ殴りあう展開にはなりません。
アクションカードはすべて固有の特殊効果を持っていて同じものは2枚とないのですが、カードもボードも一切文字書いてない文盲仕様です。一見プレイしにくそうに見えますが、日本語を含む各国語訳されたルールとすべてのカードの効果がスマホアプリ上で閲覧できるようになっています。事実上このアプリは必携。たしかにコンポーネントを言語ごとに作り分けるのは大変ですが、電子データなら多言語対応は簡単なので一つの解決方法ではあります。
プレイ時間が人数に比例するタイプのゲームなので初回インスト込みで6時間近くかかりました。BGGでベスト3~4人となっているように5人プレイはちょっと多いのかもしれません。勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Scythe (SM)・New Frontiers (RGG)・ソクラテスラ(Azb.studio)・Brass: Birmingham (Roxley)をプレイしました。

大鎌戦役はフェンリス襲来の残り3シナリオ。終盤にも1回担当国を自由選択する機会があるので、そこで入れ替わって最終的には私が新勢力のフェンリス軍(拠点紫)、その他は新勢力のヴェスナ隊(拠点黄)・緑・赤の4勢力になりました。3戦3敗でトータル8戦2勝。最終的な勝敗は最後の第8シナリオの得点に若干の累積ボーナスを加えたものが経済的勝利判定となり、それ以外に累積点によって政治的・軍事的な勝者を決めて3ジャンルで評価されるという仕組み。経済3位・政治3位・軍事1位でした。

ニューフロンティアはレースフォーザギャラクシーのボードゲーム版。システム的にはプエルトリコの役職選択システムに回帰しています。手札がなく技術も惑星も共通場から拾う形式なのでますますプエルトリコ風です。総督が持ち回りじゃなくてスタートプレイヤー獲得アクションを取らないと回ってこなくなったところが大きな違いで、2巡3巡先を読んで計画的にアクションするといった雰囲気ではなくなっています。売却と出荷を他人に邪魔されないのもプとはかなり感覚が違います。負け。

ソクラテスラはクァークス形式で右手胴体左手の3枚のカードを並べて架空の歴史上の偉人を作って戦わせるバカゲー。勝ち。

1人減って3人で再版ブラスは白箱のバーミンガムマップ。お金チップがやたら豪華なポーカーチップになっています。黒箱のランカシャーマップは旧版ブラスに忠実なリメイクらしいのですが、バーミンガムは建物の種類も数も増えていて相当手が入っているようです。基本システムは共通ですが、1回パスしてどこでも何でも建てられるワイルドカードを1組獲得できるアクションが増えていて、各時代の終盤にカード回りが悪いと何にもできなくなる問題を修正しています。コットン工場を伸ばす作戦でしたが及ばず2位。コットンは収入低い代わりに得点が高い高級品なので炭鉱と鉄で収入伸ばしてから手を出した方がよいのかも。でもそうなる前にゲーム終わってしまいそう。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。年初から驚きの参加者9人。
Spring Fever (Filosofia Éditions)・Tiny Epic Zombies (Gamelyn Games)・7 Wonders (Repos)・Cat Shit One (ゲンブンゲームズ)をプレイしました。

5人スプリングフィーバー。-10点は何とか回避するも普通に-8点抱えたりで1人だけマイナス点で負け。

タイニーエピックゾンビーズ4人で完全協力モード。3つのミッションは周波数を集めろ・治療薬を作成せよ・武器庫を準備せよ。ゾンビ4体出るターンが少なかったせいか、犠牲者1名で済んで何とか成功。

7人で7不思議。アルマダ拡張入り。資源の茶色以外の各色の建物建てたときに追加で資源を支払うことで、海ボードを進めて追加の利益を得ることができるようになります。得られるものは色によって決めっていて、軍事の赤は海軍力、商業の黄色は貿易、VPの青はVPを獲得し、科学の緑は新しい特殊能力カードをランダムで引ける、となっています。このシステム上、陸戦で勝てる人は海戦でも普通に強いので、単純に戦争勝利のVPの得失が大きくなったとみなしてよいです。黄色も遅れてるプレイヤーにお金捨てさせる効果が強力です。青と緑は他人に迷惑かけないので、これらを比べるとやや劣るでしょうか。
担当ワンダーをランダムに引くとプロモのカタン島、同種資源2つで何でも好きな資源を出せるという能力で、時代1の緑カードならコストは灰資源1なのでどれでも建て放題というわけで緑メインに進めました。さすがに時代2以降は連鎖で無料にならない限りカタン島の能力では必要資源数に追いつかないですが。緑船で引いてきたカードが黄色の経済攻撃をブロックしてくれる霧の島でかなりダメージ軽減してくれましたが全く及ばず。

キャットシットワンは小林源文の漫画原作のカードゲーム。ベトナム戦争でベトコンの兵士を蹴散らしながら任務を達成する協力ゲーム。SA-2ガイドラインの対空砲陣地が強力です。何戦かして1勝のみ。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Crusaders (TMG)をプレイしました。
クルセイダーズはマンカラでアクション選択をして、蛮族を殲滅して空き地に建物を建てるゲーム。セットアップ以外にはランダム性ないゲームです。マンカラゲーは何でもそうですが、自分のマンカラの処理に忙しくて他人の手元見てる余裕のないゲーム。最初にキャラクターカードを1枚ずつランダムに配って自分だけの特殊能力が適用された状態で開始します。ゲームシステムの根幹にかかわらるマンカラ弄る系の能力がけっこう入っているのですが、バランス調整にはちょっと難があるような。
配られたキャラは黒騎士が追加されて1人多いマン。普通は1体しか持ってない騎士の置かれているヘクスでしかアクションできないので、騎士が多いだけ選択肢が増えるので困ることはないのですが、別に手数が増えるわけじゃないので大体は過剰なだけであまり強くはなかったです。2位。さすがタイトルだけあって、蛮族倒すクルセイドアクションがメインの得点源なので、特殊能力が何でもとりあえず戦力増強しとくのがよさそうです。

おたるさいころしんこうかい

小樽市民センターで開催されたおたるさいころしんこうかいにお邪魔してきました。第14回だそうです。
100%ビーフショーダウン (JUGAME STUDIO)・超人ロック(エポック/国通)・ミステリーホームズ(Studio GG)・アリスアセンブル(空理計画)・PIX (Asmodee/HJ)・Wallet (Lifestyle Boardgames/HJ)をプレイしました。

まずは4人で100%ビーフショーダウン。並べると牛のシルエットになるカードデザインが美しい。ドラフトで肉の部位を集めてセットコレクションするカードゲームです。カードの種類が少なく基本的に染める役ばっかりなので、ドラフトとしては1枚めで上家と被るかどうかくらいしかないです。役の得点構成とか、負けるたびに手持ちカードが1枚増えるとかのバランス調整はよくできていると思います。

再版超人ロックを7人。旧版と比べてすべてのカードが1回り小さくなっています。字が小さくなってるのは仕方ないのですが、もともとカード枚数多いゲームなので大量のカードが並ぶ分には取り回しは良くなってると思います。ただ戦闘カードは手に持つにはちょっと小さすぎです。カードサイズ以外は旧版に忠実に作られているので、以前と同様正体隠蔽系なのにキャラクターリストとか一切入ってません。昔はそれでもよかったのかもしれませんが、これを機会に初めて遊ぶという人を取り込むには不親切かなあと思います。
キャラクター配られたらE/Gのコーネリア。4レベルのエスパーで並の下といったところ、とかなんとか言う以前にDr.ウォンが様々な能力カードを拾ってすべての敵を薙ぎ払いつつノヴァ勝ちして行きました。

ミステリーホームズ5人。人狼系の推理ゲーム。全員が目を瞑っている状態で、村人の中に1人だけ混じった犯人がルールに従って殺人事件の証拠品などをボードにセットアップしたところからスタート。アクションポイント制で証拠を集めるとかの捜査をして、ゲーム終了までに犯人と凶器を当てれば村人の勝ちというゲーム。当然ながら証拠品を余さず集めれば解けるようにできてはいますが、捜査を尽くすにはポイントが足りない上に、村人に混じっている犯人は捜査するふりをして証拠を隠したり嘘ついたりして捜査を攪乱してきます。論理パズルとしてとてもよくできています。村人の勝ち。

アリスアセンブル4人。場に並んだカードを順に1枚ずつピックして1列に並べていきます。カードの端に0~5個のドットが描かれているので、これがうまく縦横に繋がっていると得点が獲得できるというゲーム。人形を組み立てるというフレーバーとはあまり関係ないシステムですが、パズルゲームとしてはちゃんと機能しています、勝ち。

PIXを6人。お絵かきゲーの要領で絵を書く代わりにドット絵を作ってお題を当てるゲーム。お題はドット絵で表現するの難しいものばかりで、なかなか手ごわいです。絵心のいらないお絵描きゲーシリーズの一員ですが、たぶんこれ絵心最重要ゲーです。

ウォレットを7人。マフィアのボスの財布からお金をくすねるカードゲームなのですが、コンポーネントのボスの財布がチープな布製なのが笑いを誘います。システム上、カード一式を入れられる必要があるのであまり選択肢もなかったんだろうとは思いますが。5枚の手札から要らないカードをボスの財布に戻したり、必要なカードを得るためにボスの財布からカードを引いたりします。プレイ時間的にあまり多くは手番順回ってこないので、初期手札配られた時点でどれだけ完成してるかどうかで決まる部分が多く、何度も出したり入れたりを楽しむ機会はないです。負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Gloomhaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

グルームヘイヴン。プライムデーモンを倒した先のメインストリーラインっぽいシナリオを6本進めました。
軒並シナリオエフェクトで戦闘デッキにカースが突っ込まれるので、シナリオペナルティ無視のパーク持ってないクラスは厳しいんじゃないかと思うんですが。
レベル9まで育ったスカンドレルが引退してソーのクラスが解放。血塗れの鋸をぶら下げてて前衛職かと思ったら純ヒーラー。レベル上げてカード差し替えれば変わってくると思いますが。
サンのタンクはダメージディーラーっぽく育ててるとあまりバフ撒けなくなってきました。サークルインサークルのサモナーは予想通り狭いマップだと渋滞しますが、NPC護衛系のシナリオだと肉壁多くなっていい感じです。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
いつも人数しか書いてないので誰が来てたのか全然覚えてないのですが、T位氏によるとちょうど1年前のT位氏宅ゲーム会と同じ面子だそうです。
Hellas (Queen)・トリックと怪人(Oink Games)・Pioneers (Queen)・アノコロの俺ら(熊熊飯店)・Race to the New Found Land (HiG)をプレイしました。

シュテファン・ドーラのヘラスはなんだか良く分からない島で大理石を集めて建物を建てるワーカープレース。資源さえあれば盤上どこでも自由に建てることができ、生産するにも勝利得点を得るにもネットワーク構築が重要なのでメインは陣取りです。生産拠点である盤上3ヶ所の石切場にはそれぞれ見込み寿命が表示されているのですが、長生きしそうな石切場でも生産アクション踏んだ人の思惑で突然早期に廃坑になったりするので、あまり見かけの産出量にこだわらず布石重視で配置した方がよいかもしれません。負け。

トリックと怪人は1枚ずつ伏せ出ししたカードの中から一番数字の大きい1枚を当てる推理ゲーム。カード構成は1~10までしかありませんが、ボトルインプのようにスートが3色あって数字がかぶらないように高めの青・中間の赤・低めの黄色と分かれています。出したカードの数字は非公開ですが色は公開なので、自分の手札の情報から推理します。レンジ狭いのでそこそこ読めますが、低い数字のカードにある特殊効果で紛れが出るという仕組み。特に最低値の1は色を偽れるので相当な攪乱になります。ジャパニーズミニマリズム系のゲームの中でも格段に面白いです。負け。

パイオニアは西部開拓が舞台のネットワーク構築とピックアンドデリバリーのゲーム。マップがアメリカ大陸で自分の路線なら無料で移動、他人の路線ならお金払って移動というシステムなので、AHのレイルバロンみたいにマイアミとかボストンとかに雪隠詰めにされるとツラい。しかも全員で1台の馬車を共有しているので、気がつくと自分の番にはとんでもない所に連れて行かれています。計画的に大陸横断路線を育てていくのが肝要ですが、通行料に比べて収入は少なめでなかなかママならないというゲームです。中西部に南北縦断路線を作るというこの手のゲームで一番よろしくない展開で当然ながら負け。

アノコロの俺らは80~90年代の映画・本・TV番組・ゲーム・時事などを年代順に並べるタイムラインみたいなゲーム。ジャンルが同じだと相対的な順番はすぐ思い出せるのですが、混ざると急に分かりにくくなります。上家がバーストすると下家の得点になりやすいシステムなので、競技性というよりは当時を回想して盛り上がるゲーム。大差2位。

ニューファンドランドは大航海時代の開発ゲーム。船を買ってきて入植したり商品を出荷したりして得点を稼ぎます。ボードのほとんどを占める帯は得点トラックで、タイトルほどのレース感はないのですが、先に規定値の勝利得点を稼いだ人はボーナスカードがもらえて先行者有利なところがレースなんでしょう。ゲームとしては序盤がうまく回った人がさらに有利になる一方でスリップストリーム的な逆転要素がないのが気にはなりますが。
船はランダムに引かれたのがトコロテン式に売り出されるシンプルなシステムですが、性能差の設定が絶妙で、自国の特殊能力を活用できる船を調達してうまいこと回していくのが楽しいです。
担当国ランダムに決めるとスペイン。入植で追加のキューブが置けるので島のエリアマジョリティに勝ちやすい強そうな能力ですが、ランダム引きの島タイルが全部埋まらないと決算してもらえないのであまり得点にはなりませんでした。もちょっと引きさえ良ければの2位。スペインは入植と探検に特化すべきで途中で出荷に浮気したのが良くなかったようです。余った産物は船の強化に回すべきでした。ただ出荷は即座に得点になるため得点競走に関して比類ない強さを発揮するので単純に選択肢から捨てるには惜しく、なかなか難しいところではあります。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Scythe (SM)・妹が多すぎる(小学館)・Altiplano (dlp games)をプレイしました。

早速大鎌戦役はフェンリス襲来拡張の続き。2戦めからはミニ拡張的な追加ルールが1つか2つずつ追加されます。ほとんどは1回こっきりしか適用されないバリアントですが、累積勝利得点で特殊能力を買って保持できるようになるレガシー要素がゲームに大きな影響を与えます。無料でメックを出せる、とかの効果があるので、序盤の準備期間が短縮されて一気に急戦傾向になってきます。途中新勢力が2つ登場して、トリガー引いたプレイヤーの担当国がその新勢力に入れ替わるのですが、2回ともトリガーを引いてしまって慣れる前にコロコロと派閥ボードが差し替わってしまいました。拡張を堪能できるのでこれはこれで十分。これ以外にも自発的に担当国を変える機会も用意されていますが、この強制交換を指定されたプレイヤーは場所はそのままで派閥だけ変わるので、ずっとマップのすみっこのトガワ幕府のままでした。渡河しなくてもファクトリーにアクセスできるので有利と言えば有利。結局4戦1勝して残り3戦。

妹さえいればいい11巻の付録ゲームの妹が多すぎる。シンデレラが多すぎる(大気圏内ゲームズ)のリテーマで、ゲーム内容は変更ありません。原作ゲーですが18人もいるのにカードに名前書いてないので全部読んでても誰お前ってなりますが、未読者と遊ぶこと考えるとこれでいいんでしょう。勝ち。

アルティプラーノはトラベラー拡張入り。盤上をふらふらと旅するトラベラーと同じ場所に行くと、特殊なトラベラーアクションができるようになります。トラベラーはラウンド開始時に誰もいないボードに移動し、どんな種類の資源チップでも受け付けてくれます。普通は勝ちコースに乗ると同じ場所を往復してチップを狩り尽くすだけになるので、微妙な資源を持ってしまって伸び悩んでる場合の逆転要素としてデザインされています。その副作用か、みんな盤面の様々な資源を有効活用しようと試行錯誤するので、プレイ時間はかなり伸びる傾向にあるようです。おそらく短時間バリアントを導入した方がよいでしょう。3位。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者4人。
Dominion (RGG)・Cryptid (Osprey Games)・The River (DoW)・Hokkaido (Lautapelit.fi)・Forbidden Sky (Gamewright)をプレイしました。

まずは4人でドミニオン。新作拡張のルネッサンス入り。新ルールは一部のカードの効果でもらえていつでも使える+1アクショントークンと、共通場に置かれて誰でも購入可能なプロジェクトカードです。プロジェクトは冒険で登場したイベントと同じ仕組みですが、ワンショットだったイベントと違ってどれも永続的な効果を持っており、拡張によるルール改変としては今までになく影響力の大きいシステムです。全体的にアクション数と圧縮効果が多めで動きの派手な拡張といった感じ。
基本セット2版と半々に混ぜて一通り全部のカードを見るまでプレイして、5戦2勝。

1人減って3人でクリプティッド。各プレイヤーでバラバラに持っている手がかりを組み合わせて未確認生物を捜索します。手がかりは正解ヘクスの地形やマップ上に置かれたトークンからの距離などを指定するもので、すべてを組み合わせると1ヘクスが正確に決まるようにできています。要はクルー方式の推理ゲーム。
プレイヤーが持っている秘密情報が1人1つずつで、プレイ中の質問や解答は全部トークンをマップ上に置く形で可視化されているので、解けたタイミングでは全員盤面見れば割と正解は明らかであまり人と差がつかないです。人数と難易度によっては違ってくるんでしょうか。
正解発見したと思ったらお手つきで負け。

3人でザ・リバーは川沿いに開拓地を作るワーカープレースメント。システムはオーソドックスであまり特徴はありません。序盤が一番ワーカーの数が多くて、開拓が進むにつれてワーカーが減っていくのがちょっと珍しいです。設定的には開拓の結果に満足して定住したのでもう開拓の仕事はしなくなった、ということらしいですが、進んでるプレイヤーほどワーカーが減ってアクション数が減るので拡大再生産にブレーキをかけてバランスを取る機能を期待しているようです。
終了トリガーが土地を一定数埋めることと建物を一定数建てることの2つあって、土地は前述の通りワーカーが減るのですが、建物にはそのような陰謀ルールはないので、安い建物をたくさん建てるのも作戦としてはありでしょう。勝ち。

4人で北海道は本州の続編。相変らず北海道感はないです。微妙だったトリックテイクルールはなくなって普通のドラフトになりました。一番の変更点は、初期カード中央を縦に走る山脈の存在。山マスはこの山脈に隣接して1本の線を作るように置かなければなりません。この山脈で分割された左右のエリアでそれぞれ家の点を計算し、小さい方を採用するというシステム。家は1マス1点から1マス2点に増えているので均等に作れば効率的には同じですが、難易度は上がっているので家より他の地形で稼いだ方がよいでしょう。負け。

3人禁断の空。風も雷もタイルの配置と移動を注意深く行なえばかなり危険を避けることができます。やはりナビゲーターを入れて機動性を上げるのが良いようです。難易度ノーマルで成功。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Scythe (SM)をプレイしました。
大鎌戦役は第3拡張のフェンリス襲来。レガシーシステム風で全8シナリオのキャンペーンですが、コンポーネントに不可逆な変更はないので片付ければまたプレイできます。日本語版出てしまいましたが、買ってあった英語版でプレイ。第1シナリオは追加ルールはほとんどなく、おおむね普通にプレイするだけです。紫のトガワ幕府で勝ち。

ラファールのゲーム会

K藤氏主催の個人ゲーム会に参加しました。参加者8人。
Around the World in 80 Days (IELLO/HJ)・GiftTRAP (GiftTRAP Enterprises/アークライト)・Potato Man (Zoch)・Wildlands (Osprey Games)・New Bedford (Dice Hate Me Games)・Rising Sun (CMON/アークライト)をプレイしました。

80日間世界一周はHJの日本語版。5人プレイ。同名のゲームが以前にKOSMOSから出ていますが、それとは全くの別物。RGG/ABASUCから出ていたウサギとカメのリメイクです。なおウサギとカメというタイトルのゲームも同名で全然違うのが2つある模様。何のいやがらせなのか。
80ポンド持ってロンドンをスタート。進む距離に応じて幾何級数的に旅費が高騰するので、ペース配分したり途中で稼いだりしながら1周してロンドンに帰ってきたときの残資金が10ポンド以下になっていれば勝ちというゲーム。ただし、開始時に銀行強盗嫌疑カードが3枚あって、途中でこれを全部捨ててないと負けです。ところで80日制限はどこ行ったんでしょう。
順位遅れていた方がお金稼ぎやすく特に先頭プレイヤーはバッドイベントが多いのですが、嫌疑に関しては捨てられるマスに限りがあるので先行して先に踏んだ方がよい、というバランスです。というものの、今回全員嫌疑を晴らすことができていたので、序盤は十分にしゃがんでお金貯めるのがよいでしょう。ちょっと仕掛けるのが速すぎて負け。

ギフトトラップ。すべての参加者の人となりを一通り把握してる主催者が勝ちました。

ポテトマンはマストノットフォローのトリックテイク。人数分しかスートないのにフォローできないプレイヤーが出た瞬間にゲームそのものが終了、というシステムなので、序盤から強カードを切っていくのがよさそうです。

ワレスのワイルドランドを4人。各プレイヤー5人パーティーを1組ずつ持ち、同じダンジョンに潜って落ちてるクリスタルを5個集めるか、他パーティーを5人倒すかすれば勝ち(合計5ポイントなら組み合わせても可)というハック&スラッシュのゲーム。クリスタルは人数分落ちているので、そっち集めるのが平和的なんですが、敵倒す方が楽なのでそっちに流れる感じのバランスです。自キャラの操作は独特のカードドリブンになっていて、各プレイヤーごとに構成違うので一通り覚えてからが本番ゲーといった雰囲気です。割と密度濃いゲームで面白そうではあるのですが初回プレイでは良く分からんといったところ。

ニューベッドフォード。お金が強いと分かっているので、まずは銀行を建てるところからスタートしてみました。お金さえあれば材木や食料は買ってくることもできるので、資源集めに奔走せずにすみます。定期収入もなくお金が手に入る建物もあまり多くはないので、もう少しお金稼ぎやすいバランスの方がよいと思うのですが。1点差勝ち。

ライジングサンはアークライトの日本語版。英語版の発売直後に複数の有志訳が出ていたくらい注目度の高いゲームでしたが、アークライトの独自訳はちょっと雰囲気が硬いです。例えば江戸の隣がなぜか京都でその隣に関西が別にあったマップは、順に武蔵・信濃・大和と普通に改訳されてしまいました。もうちょっとガイジンの考えたおかしなニッポン感を大事にして欲しかった。
4人プレイなので、5人プレイと違って2人組作ってシステムであぶれる心配はありません。その代わり優位に立ってるプレイヤーを止めるのも難しくなりますが。最後に切腹した分で同点タイブレーク勝ち。