ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者9人。
Coloretto (ABACUSSPIELE/メビウス)・Alhambra (Queen)・The Resistance (Indie/HJ)・Bluff (FX)・Stonehenge (Titanic Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。

今日はずいぶんと集まりがよく最初から2卓立ちました。
3人でまずは軽くコロレットを2戦して1勝。

そのまま3人でアルハンブラ。基本セットは別に持っているのですが、拡張全部入りのBigBoxを買ったので未プレイの拡張2「都市の門」を入れてみました。オールマイティーなお金のダイヤモンド・城壁の外に置いて同じ列の縦横一直線に並んだタイル数分の得点が得られる野営地・城壁に穴を空けられる都市の門・固有の特殊能力を持ったキャラクターカードの4つの新システムが登場します。特にキャラクターカードが強力で、うまく活用できれば別のゲームになった感が味わえます。
元ゲームがSDJ取ってる割にはプレイ時間長いくせに何か微妙なところがなきにしもあらずですが、拡張入れるとぐっとゲーマーズゲームっぽくなります。わずかに及ばず2位。

8人になったので全員でレジスタンスをプレイし、さらに1人増えて9人レジスタンス。1回め失敗するとかなりレジスタンス不利なような気がします。

再度卓分けて4人ブラフは早々に陥落。
次にストーンヘンジは拡張に入っているカルカソンヌのヴレーデ作の「太陽と月」。2対2のチーム戦でストーンヘンジを建設するという最もストーンヘンジらしいテーマのゲームです。テーマは良いのですが、ゲームとしては見るべきところはありません。コマのムーブで戦術性を出そうとしているような感じはするのですがほとんど機能しておらず、結果ただのカード引きゲーで盛り上がり所のない駄作でした。

最後ドミニオンは最新のダークエイジ拡張を投入。ダークエイジから3種、残り7種ランダムで2戦。拡張のテーマが廃棄時効果で、2戦とも廃棄置き場が大活躍するゲームになりました。かなり複雑なカード交換でゲームが展開するので、まるでドミニオンクローンの何かをプレイしているような錯覚を覚えます。2戦とも負け負け。

別卓では原始の火花やアグリコラなどが立っていました。

終了後は移動して裏例会。5人。
Alhambra・The Manhattan Project (Minion Games)をプレイしました。

またアルハンブラ。今度は拡張3「泥棒の時間」を投入。4種の新ルールは、手番外で割り込んでお金をピックする盗賊、余計なお金が一部帰ってくるお釣り、既存の建物に後から追加できる城壁、建物のカラーセットを揃えることで追加得点になる行商人。盗賊と城壁はあまり影響のないオマケ的な要素ですが、お釣りと行商人はゲームの根幹をがらっと変えるインパクトの強いシステムです。これも良い拡張でした。圧敗。

最後はマンハッタンプロジェクト。ソ米日独仏でフランス担当。ワーカー回収できるドイツは使ってて面白そうでした。ゲーム自体はアメリカが潤沢な資金力を生かして順当に勝ち。濃縮が完了してしまうともう止められないので、鉱山と濃縮施設が揃うまでに空爆しないと手遅れです。貴重な共通ボードでの1アクションを使ってしまうので、この辺何かケアがないとお仕事ゲーになってしまって微妙かもしれません。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
Cthulhu Dice (SJG)・Takenoko (Bombyx/HJ)・Innovation (IELLO/HJ)・London (Treefrog)をプレイしました。

まずは人待ち4人でクトゥルフダイス。全員にSAN値を3点ずつ配って専用の12面ダイスを振り、出目のアイコンによってSANが増えたり減ったりするだけ。ゲームとして意思決定するところはほとんどありません。

Speilbox誌の表紙になった話題作のタケノコを4人で。HJの日本語版です。日本で竹を生やしてパンダを育てるという、ちょっと聞くだけでは何もかも間違っていて不安になる設定ですが、彩色済みのパンダと農夫のコマを含むコンポーネントは綺麗にできていて期待も膨らみます。
謎に竹は3色もあって、目的カード竹の色で地形タイルのパターンだとか、生えている竹のパターンだとか、パンダの食った竹のパターンだとかが指定されているので、各自のアクションを消費してカタン風の地形タイルを並べて竹林作ったり、農夫を動かして竹の世話をしたり、パンダを動かして竹を貪り食ったりして条件を満たすと得点になります。
割とオーソドックスで分かりやすいシステムなのに、プレイすると誰もがウーンと唸ってしまう微妙作。というのも毎回ダイスを振ってチェックする無料のボーナス行動に+1アクションがあって運の良い人有利すぎとか、目的カードの配点が微妙で簡単なのに高得点だったり難しい割にさっぱりだったりでやっぱり運の良い人有利すぎとか、全体的に運ゲー度が高すぎる感じがします。ポテンシャルは高そうなので、もう少しデベロップ段階で煮つめれば化けそうな気がする惜しいゲームでした。

2人増えたので3人ずつ2卓に分けてイノベーション。これもHJの日本語版。先史時代から現代までの技術開発をテーマにしたカードゲーム。
手札からカード出して技術を獲得してその効果でゲームを有利に進める、といったあたりは基本に忠実な感じで、多種多様な技術が次々と登場する面白いゲームです。
難点があるとすれば、1枚として同じカードがないので、どの技術も一期一会で作戦も何もあったもんじゃないとか、一部の技術の効果があまりに劇的(例えば海賊とか海賊とか海賊とか)で引きゲーだとか、「優越型教義」などの訳語がちょっと気持ち悪い(BGGにHJ版以外の和訳が2本も上がっててそれぞれ苦労してるのである意味仕方ない)とか、1手番2アクションしかないのに、どのカードも効果を得るまでにカードドロー・カードプレイ・カード効果発動と3アクション必要なせいで、一度手が止まるとテンポが悪くなり閉塞感を感じるところとかでしょうか。文句しかつけてないように見えますが、どんなに軽く作ってもガチガチのゲーマーズゲームになって1回プレイしたらお腹いっぱいなこの手のジャンルの中で、技術開発だけにテーマを絞ってユニークなゲームを作ることに成功した一作ではあると思います。

続けてロンドン3人。このゲームは£10借りると£15返すか-7VP、というルールなのですが、例えば建築コスト£10のカードに普通に6VPついてたりするので、返せればラッキー精神で踏み倒しても大したことないはず、ということで序盤から積極的に手を拡げる作戦で。結局ほとんど返せませんでしたが、途中イングランド銀行で£12ずつ借りれるようにしたり、終盤地形の都合上他プレイヤーに無料で地下鉄通してもらったりした分で僅差勝ち。やっぱりご利用は計画的になのかも。

別卓ではダンジョンペットなどがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。7人参加。
BigBang(同人)・Ohne Furcht und Adel (HiG)をプレイしました。
久し振りプレイなビッグバン。これで最近の常連さんにも一通りルール覚えてもらったので、次回からは人待ちとか時間合わせにプレイできるはず。
最後は操り人形。建築家で8軒駆け込みに成功するも同点トップでタイブレーク負け。紫に手が出せなかったのが痛かった。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者8人。
Virgin Queen (GMT)をプレイしました。

バージンクィーンを4人で。今回はトーナメントシナリオで第3ターンから開始しました。スコットランドがフランス領からプロテスタント領になっていることと、フランス南部にプロテスタント領ができていること以外は第1ターンのセットアップとあまり変わりません。となるとフランスだけ一方的に辛いような気がしますが、普通に第1~第2ターンをプレイしてもこんな感じにはなるはずです。
今回はスペインを担当。例によってオスマントルコの海賊が地中海を大暴れしてるのですが、初期配置でスペイン南部にオスマン兵に上陸されてるので、これを排除する方が先で海賊対策まで手がまわりません。一応海軍力は第1ターンのセットアップより増強されてるので、一方的に殴られるだけでないのが救いです。
スペインはオスマン対策が急務、フランスとプロテスタントはユグノー戦争で激突中、ということでイギリスが1人自由にVPを取れる展開でした。第5ターンに25VP越えてイギリスの勝ち。処女女王の5VPとドレーク船長の世界一周が主な得点源だったようです。さすがは主役勢力なので、もっとスパイ合戦の圧力と、中南米のスペイン植民地の要塞建設を抜かりなく進めて楽させないようにするべきでした。
半日あればトーナメントシナリオがちゃんと終わると分かったのが大収穫です。

もう一卓ではLast Will (CGE)などがプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Junta (WEG/HJ)をプレイしました。
最近再版された黄色い箱のフンタ。かなり久し振りですが、最大人数の7人というのもなかなかプレイした記憶がないです。全員1役職ずつなのがよいと思います。
新版のコンポーネントは、マップの見た目は綺麗になったのですが線が多くてエリア間の隣接関係が見にくくなっています。もともと入り組んでいて分かりにくいマップではあるのですが。カードはフルカラーで大きくなりました。カートタイプの記述がすみっこに小さくしか書いてないので、投票カードと影響カードを見わけにくいです。全体的に少し字が小さいようです。ユニットは謎に予備がたくさん入っていますが、全体的に大きく厚くなっていて良いと思います。裏が黒一色で先制射撃ルールがなくなったのは、ルールの単純化とあわせて善し悪しでしょうか。
それ以外のルールの変更はほとんどないと思います。最大の違いはお金のミックスで、旧版は1Mペソ札が半分近く(以上?)で高額紙幣はレアだったのに対して、新版は1Mペソ札・2Mペソ札・3Mペソ札が均等に入っています。大統領がかなり金回り良くなった印象です。
1回大統領やる機会回ってきましたが、なぜか援助金に3Mペソ札入ってません。どういうことでしょうか。大敗。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者9人。
R-Öko (カワサキファクトリー/AMIGO)・Bluff (Schmidt)・Trains (OKAZU Brand)・The Resistance (Indie Boards and Cards/HJ)・Puerto Rico (alea)・Flaschenteufel (Bambus)をプレイしました。

まずは人待ち4人アールエコ。面白いことは面白いのですが、目先のゴミを分別する作業してるだけで、あまり勝つための意思決定をしてないような気が。運ゲー度高いので仕方ないところはありますが。人の取ったカードをきっちりカウンティングすると新しい地平が開けたりするのでしょうか。

1人増えてブラフは勝ち。

1人減ってOKAZU Brandの新作TRAINS。鉄道ゲームにトレインズって名前つける前にBGGで検索した方がいいとは思うのですが、ドミニオンタイプのオーソドックスなデッキ構築ゲー。特徴はデッキの他にマップを使用し、VPカード買う以外にマップ上に線路を引いてもVPを得られることと、VPにつながるアクションを何かするごとに呪いが降ってきてものすごい勢いでデッキが太ることです。呪いを処理するアクションもいくつかあるので、呪いの扱いに特化したドミニオンと見てもそれなりの独自性を発揮しています。プレイ時間はドミニオンよりやや長い感じ。1点差1位。

2人増えてレジスタンス6人。コンポーネントに言語依存性はないのですが、細かいルール(リーダーが左隣に移る条件とか)はちょっと書いてあった方が遊びやすいと思います。

2卓に分けて4プ。4番手の港造船所の出荷型で5教科工場+ギルドホール完成型に僅差勝ち。
残り時間でボトルインプとアールエコをプレイしました。
もう一卓ではK2とマンハッタン計画がプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。Eclipse (Lautapelit.fi)をプレイしました。
今回は全員裏の異星人で。地球人と違って固有の特殊能力がありますが、地球人より劣ってる部分もあるのでどちらを選んでもよいらしい。
担当したエリダニ帝国は、初期資金が異様に多い代わりに影響力チップが少なく維持費が余計にかかるので、どこかで黒字転換しないと他人と同じ回数のアクションをプレイするだけでいずれ破産するよう仕組まれています。まるで一人だけワレスゲーやってる気分です。その代わり初期状態である程度戦闘系の技術が揃っているので、艦隊さえ建造すればすぐにでも戦い始めることができます。
6種族中5種族出ていますが、今回は探索アクションにボーナスのある2種族が強力でした。拡大再生産ゲームなので、最初に行わざるを得ない探索アクションで得た有利が単純に最後まで効いてきます。探索にボーナスのない残りの4種族は、他種族と隣接してしまったらもう探索など止めて、さっさと平和主義者を蹂躙することを考えた方がよさそうです。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者9人。近年希に見る大盛況でした。
トロルマスター(遊星からのフリーキック)・Dungeon Petz (CGE)・Tournay (Pearl Games)・Telestrations (Party Games)をプレイしました。

トロルマスター5人。一見デッキ構築ゲーですが、全然そんなことはなくワーカープレースメント。2枚の手札で引いたアクションのどちらかにしかワーカーが置けず、全体のカード枚数によってアクションが発動できたりできなかったりするので、手番の自由度は低いですが、見た目以上にタクティカルなゲームでした。負け。

卓分けてダンジョンペット3人。ダンジョンロードの続編で、今回はモンスターを育てたり売ったりするペットショップ経営ゲーム。システムは例によってワーカープレースメントですが、割と理不尽なところの多かったダンジョンロードと比べると驚くほどストレートかつ合理的に動物の飼育にかかわる諸々の活動がゲーム化されています。負け。

トゥルネー4人。こちらはトロワの続編。やはり自分のワーカーだけでなくお金払って他人のワーカーも使えるワーカープレースメントです。ワーカー借りるのが高い割にあまり使い勝手は良くなく、箱庭系で基本的に自分の領地の建物しか使えないので、トロワよりはプレイヤーインタラクションは薄め。カード名がヒゲ文字で読みにくいとか、カードのアイコンが分かりにくいとか、色々書いていてしかるべき記述の抜けているルールブックとか、お世辞にも遊びやすいとは言えないです。1位タイ。

他の卓ではInfarkt (Czech Board Games)・Dragon Rampage (Eagle Games)などがプレイされていました。

最後8人でテレストレーション。簡単そうに見える黄色サイドを選んだはずなのですが、どうにも書きにくいお題が頻発でした。3ラウンドプレイして大いに楽しみました。

終了後は移動して裏例会。参加者7人。
Elder Sign (FFG)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。
エルダーサインの旧支配者はニャルラトテップ。7人がかりで圧敗。一応8人までプレイできますが、あまり人数多くても手番がなかなか回って来なくなるだけなので4人くらいが適正かなという感じです。
アウトポストはキッカー入り。ロボットが出て来なくて労働者数に困る展開。うまく高額商品にシフトできたかどうかで勝敗左右された雰囲気でした。人数多いとキッカー枠も増えるので、少人数プレイ時よりはキッカーがよく機能していたように見えます。3位。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者8人。
Power Grid: The First Sparks (RGG/2F-Spiele)・another damn Civilization game (Spielbox)・Trick of the Rails (OKAZU brand)・Tetris the Card Game (Fundex edition)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずは6人で電力会社:最初の火花から。電力会社っぽいシステムで原始時代を再現します。発電所技術は競りではなく負けているプレイヤーから優先的に定価で買うので展開の見通しがよい、比較的燃料食料の供給が潤沢、時代の切り替わりに伴う変な停滞がない、などの調整によって電力会社と比べると随分と短期決戦な展開になります。しゃがんで様子を見るより最初から全速力で駆け抜けた方がよさそう。食料を産出しない代わりに発電所の数に数えず特殊効果のある知識カードは一見よさげに見えますが、短期決戦ゆえに普通に食料を生む技術を取らなかった分を挽回するほどは活用する機会がありません。畑をまとめて持ってるプレイヤーに間違えて鋤を取らせないように気をつけてさえいれば、他の知識は十分な余力のあるプレイヤーが余興で取るくらいでいいでしょう。

1人増えたので2卓に分けて4人卓はワレスの付録ゲー、各プレイヤーは特に名前も何もない1つの古代国家を担当し、ダイスを振ってランダムにアクションを決めて、1本道の文明トラック上の自分のコマを進めていきます。トラック上のマスが様々な技術や制度を表していて、自分のコマの止まったマスの特典を得る、というシステムで文明の発展競争を表現しています。一見面白そうですが、名前が違うだけで効果の同じ文明ばかりで、プレイ感はただのスゴロクです。ちょっとルール間違ってたので途中終了。

1人増えて5人でTrick of the Railsを2戦。慣れてくると会社の収益が少なくなりやすいような。日本語ルールの6人プレイの図がちょっと間違っていて英語ルールの方が正しそう。

続けてテトリスカードゲーム。本来4人までですが、5人でも物理的にはプレイ可能です。やはり誰に聞いても斬新だが残念なゲームという評価。収束しそうな気配がないので途中終了。

卓組み換えて4人でBIOSメガファウナ。今回も早々に隕石2個降ってきました。しかも1個めの隕石のタイミングが悪く、盤上のほとんどの種族が絶滅してしまいました。最初に思ってたより大災害率高いのかも。時間切れ途中終了。

他の卓ではGoa (HiG)・Dungeon Petz (CGE)がプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Outpost (Stronghold)をプレイしました。
7人プレイだと各技術5枚ずつ、1人あたりの枚数がちょっと多めなようです。今回はチタンが大暴れな展開でした。データライブラリーから黄色に進んだ人は皆ぱっとせず。倉庫→データライブラリー→ノジュール→科学者と買ってしまい全然噛み合わずブービーでした。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者6人。
Slate (Spielbox)・鉄道旅行ゲーム(エポック)・電車でGoカードゲーム(増田屋コーポレーション)・Creatures (CREATURES Games)・7 Wonders (Repos)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。

まずはシュピールボックス誌付録のワレスのスレートを4人。以前3人でプレイしたときはイマイチでしたが、4人プレイだとそれなりに技術が割れてバランスよさげな感じでした。それでも技術の性能に格差ありすぎな気はしますが。どど負け。

1人増えてJR東海リニア鉄道館のお土産らしいエポックの鉄道旅行ゲーム。新幹線のコマの出来はよいです。ドクターイエローまであるこれで日本全国を駆け回って地域の特産品を集めるスゴロクです。経路選択の自由度が高いので意外と戦略的です。

電車でGoカードゲームはミルボーンの変種。カード次第で簡単に目的地に着いてしまうので、一応は繰り返しプレイが前提のようですが。とりあえず1勝。

クリーチャーズはメーカー名も同じで他のゲーム出す気なさそうな謎メーカー。頭胴尻尾の3枚のカードを組み合わせて動物を作って戦わせて3種勝ち残れば勝ちという、とてもクァークスにインスパイアされたゲームです。当然並べたカードのイラストがつながり、名前も自動的に決まります。特筆すべきはカード下のフレーバーもつながって1つの文章になるところ。戦闘ルールは体力足して多い方が勝ちという簡単なものですが、勝ったり負けたりでなかなか勝ちきれない高難度ゲーム。クァークスの面白さのエッセンスを抽出し、ゲームの進行をスピーディーにしたゲームとしてかなり高く評価できます。1種しか勝てず負け負け。

さらに1人増えて7不思議はリーダー入り。灯台Aでした。灯台Bほどではないにしろ十分な強国と思ったのですが、リーダーの特殊能力込みでちょっと資源建てすぎました。

最後はアウトポスト。キッカーなし。さすがに6人もいると競りゲーとしても面白さが違います。やはりこの手のゲームは多い方がよいです。チタンも倉庫も買えずなかなか科学者も研究所も出て来ない展開で水工場増設するしかなくて困ってたところにたて続けに化学系が出てきてこれから、というところで時間切れ。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。
Elder Sign (FFG)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

エルダーサイン、今日の旧支配者はハスター。5人プレイだと1巡する前に1日経過してしまうのですが、5人5様の特殊能力で必要に応じて相互に支援できるので難易度下がるような気がします。無難にハスターを封印してクリア。

K2はブロードピーク拡張入り。単純にブロードピークに登る方をプレイ。青カードが軒並み抜かれた状態でプレイし、テントがない代わりに何度でも雪窟を掘ってそこで休息できます。序盤こそ1歩進むごとにモグラのように穴掘って潜る登山だか何だかよく分からないゲームになるのですが、中盤以降は青カードを引くタイミング頼りなところがなくなって、天候を見ながらジリジリと進み、ここぞというところで一気に駈け登る燃える展開になります。もともとよくできたシステムがさらに磨き抜かれた感のあるすごい拡張でした。2人ともそこそこ上まで登らせましたが頂上には手が出ず敗退。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者6人。
Fauna (HUCH! & friends/Foxmind)・7 Wonders (Repos)・Mansions of Madness (FFG/アークライト)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

まずはファウナ4人から。簡単な緑枠の方でプレイ。生息域の狭い動物も多いですが、一応は地域を推測できそうなのが出てきます。むしろ生息域の広い動物の方が、どこまで広がってるのかよく分からんという感じ。

7不思議はリーダー入り。灯台B。これはたしかに巷の評判通り強いです。驚異さえ建ってしまえば資源に困ることはなく、好きなカードをもりもり出して行けます。僅差勝ち。

1人増えてマンションオブマッドネス。ランダムに選ぶとシナリオ2。怪しい修道院に狂信者がわらわら湧いてきて、狂信者を生贄に捧げるとショゴスとかティンダロスの猟犬が出てくるシナリオです。探索者4人でキーパーの行動ポイントが多いので、倒しても倒しても次々と怪物が補充されてきます。ダメージも半端ではなく2名ほど餌食になりましたが、序盤で死んでも別のキャラクターで再登場できるので、それほど問題はありません。今回の勝利条件は館からの脱出で、1名狂信者の群れに呑まれて死亡しましたが3人逃げ延びて探索者の勝ち。このシナリオのキーパーはほいほい怪物出して暴れ回るより、狂信者や弱めのゾンビを前に出してじわじわと恐怖点を貯めさせるのがよいようです。

1人入れ替わってK2を5人。例によって冬山悪天候レスキューなし。マスの最大人数は5人用の追加分を加える「やさしい」バージョンで。山頂に2人まで同時に立てるので、4人プレイより楽なところもありますが、その分予定外に先が詰まってると計画総崩れになります。1人は山頂に立ちましたが、もう一人が麓をウロウロしてただけなので得点的には負け負け。勝った人は2人とも山頂一歩手前だったので、冬山は無理しないのも一つの方法のようです。

最後にもう一度ファウナ。今度は黒枠。やはり名前聞いてもアフリカか南米かオーストラリアのどこかだろうね、くらいの推測しかできない動物ばかり出てきます。時間切れ。

終了後は場所変えて裏例会。参加者3人。
BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。
今回も大災害で新生代に進む前にタイルが尽きてゲーム終了。意外と大災害イベント起きにくいです。ルールはやはり少し分かりにくいです。ここのところ毎日のようにルール改訂されているようなのでBGG見ておかないといかんのですが。一応僅差勝ち。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者4人。
Elder Sign (FFG)・Nippon Rails (Mayfair)・Dominion (RGG)・Forbidden Island (Gamewright)・San Juan (alea)をプレイしました。

まずは3人エルダーサイン。旧支配者はランダム引きでイグ。難易度高いのは相変わらずですが、集中と協力のシステムをうまく使うとそこそこの確率で成功させられるようです。それでも破滅トラックはあと1マスでギリギリでした。

続いてニッポンレイルズ。3人が十分上限人数に近く、4人め入れるとかなりキツそうです。日本列島が細長いので、線路が無駄になりにくく1回1回の取引が大きくて、狭いことを除けばプレイのテンポは軽快です。

ドミニオンは辺境入り。勝ったり負けたり。Schemeで1枚の攻撃カードが何回も回ると強烈です。

1人増えて4人で禁断の島。ノーマルレベルで余裕勝ち、エキスパートレベルでちょうどいいタイミングで勝ち。パンデミック並みのハードなゲームを楽しむなら、やはりレジェンダリーレベルに手を出すべきかもしれません。

最後にサンファンはアレアの宝箱の拡張入り。安い建物しか建たず惨敗。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。Dominionをプレイしました。
3枚ずつ投入して8戦して辺境の新しいカードを全部一通り見ました。見ただけで、まだ一枚も買ってないカードも多いですが。次からは全部入りランダムでもよいかも。勝ったり負けたり。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Seven Card Samurai (Mindtwister USA)・The Impossible Machine (GlowFly Games)・Telestrations (USAopoly)・俺の嘘彼女は世界一(童想会)・Airlines Europe (AbacusSpiele/HJ)・Trendy (Spiel Spass)・Geschenkt (Amigo)をプレイしました。

まずは5人で7人のカード侍。8人までとプレイ可能人数の幅は妙に広いですが、5ラウンドプレイすることになっているので多分5人が丁度よいのだと思います。

アリエナイマシーンは全員で協力してピタゴラスイッチを作るゲーム。原題はおそらくThe Incredible Machineのパロディなので、日本語タイトルもちょっと工夫して欲しかった。通常ルールでも一瞬で終わるので、ゲーマー向きには長時間ルールの方がよいのかもしれません。

1人増えてテレストレーションはCOQさんから訳をいただきました。142枚のカードの両面が完璧に訳されていてがぜん遊びやすくなります。ありがとうございました。今日はプレイ時間<シール貼り時間でしたが…
このゲームはやはり人数多いほどよいです。そして席順が超重要です;-)

1人減って俺の嘘彼女…ですが最初に彼女を2人選ぶところに意外な罠が。どちらを使うかはシチュエーションカードを見る前に決めなければならないので、弱点を補いあうように選んでも無意味です。逆に主張カードで強制的に入れ換えられてしまう可能性があるので、どちらを出しても作戦が狂わないよう似たキャラで揃えた方がよいかもです。負け負け。

エアラインズヨーロッパはホビージャパンの日本語版。エアラインズのリメイクのユニオンパシフィックのリメイクです。ところでボード上の地名とか訳されてないんですが…
UPとの最大の違いは線路カードの概念がなくなって、つながってさえいればお金だけでどこでも好きなところに路線を引けるようになったこと。メンテナンスしなければならない手札が1セット減ってかなり遊びやすくなりました。盤上に登場しないエア・アバカス(以前のUPに相当)の収益が大きく、ここをどう制するかがキーになるなど、ゲーム性はあまり変わっていないようです。
最終ターン、手をつけた会社がほとんど2位どまりでしたがAAの社長を取った分で僅差1位。

クニチーのトレンディ。モダンアートカードゲームに似ていますが(こっちが先なのでMACGの方が似ているのですが)、驚くほどスピーディーな短時間ゲームでした。負け負け。

最後はゲシェンク。2回プレイして2回ともやむなく取ったデカい数字の前後が綺麗に抜かれてて大敗。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Dominion (RGG)・Travel Blog (CGE)をプレイしました。

ドミニオンは異郷入り。今回の新趣向は獲得時に発動する効果だそうで、確かにそのようなカードが揃っているのですが、結局プレイ中1回しか発動しないので、それほど驚異というわけでもない感じです。それなりに癖のあるカードが揃ってはいるのですが。勝ったり負けたり。

トラベルブログはヨーロッパ(もしくはマップの選択によってアメリカ)をなるべく費用をかけずに旅行するゲーム。移動手段の選択などはなく、単に国境越えるごとに一律10ユーロという計算なので、ロシアやフランスなどの大きな国をうまく活用することがコツでしょうか。地理の勉強ゲーム。システムは単純なのでご当地ものをいくらでも作れそうです。僅差勝ち。