ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者9人。
Alien Frontiers (Clever Mojo Games)・The New Science (Conquistador Games)・The Resistance: Avalon (Indie)をプレイしました。

今日はとても集まりが良く最初から2卓立つ勢い。
まずは4人エイリアンフロンティア。アップグレードキットのコロニー駒が入って見た目がすごくカッコ良くなりました。占領地ボーナスをイマイチ活用しきれず最下位。

続けて同じ卓でニューサイエンス。ルネッサンス期の科学者の一人となって新たな科学理論を研究して名声を獲得するゲームです。Kickstarterでプレオーダーしたのに限定拡張セットは別便らしくまだ届いていません。
オーソドックスなワーカープレースメントで、技術開発系ゲームの常として、それぞれの理論は系統ごとに簡単なものから難しいものへとレベル分けされていて、低いレベルのものを開発済みにして前提条件を満たさないと次へ進めないようになっています。
研究には調査・実験・論文発表の3ステップを要し、同時に複数の科学者が同じ物を研究しても構わないのですが、各理論ごとに最初に論文発表した科学者だけが発見者としての名声を獲得することができます。ただし、論文として発表してしまうとその理論は公知になり、他の全員から前提条件として利用されてしまうようになります。ここで研究を実験までで止めておき論文発表を後回しにすることで、名声を得られない代わりに自分だけその理論を前提条件とするさらに先の研究に進むことができます。また、論文発表には様々な社会とのコネの条件が必要で、例えば教会に何の縁もない人が勝手に地動説みたいな不信心な理論を発表することはできないので、研究成果を世に問うタイミングが重要になってきます。
なかなかテーマの再現性には工夫のあるゲームですが、システム的には凡庸な印象。悪くないというかかなり良いゲームではあるのですが、緻密に他プレイヤーの挙動を読んでワーカー置いても肝心の研究がダイス判定なのと、イベントカードの善し悪し差が大きいので結局運ゲーかよ感があります。
バランス能力のライプツィヒで数学を重点的に研究、さすがに微積には届きませんでしたが、世界一たくさん論文発表して勝ち。

他の卓ではKeyflower・Fundstücke・Dominionがプレイされていました。

最後に8人でレジスタンス:アバロン。レジスタンスのシステムはそのままでテーマがアーサー王になったもの。一部のプレイヤーに特殊能力つきの役職が割り当てられるようになりました。今回は善人にマーリンとパーシバル、悪人にアサシンを入れています。マーリンは悪人全員を知っていて、パーシバルはマーリンを知っていて、アサシンはゲーム終了後にマーリンが誰か当てることで自動的に悪人勝利にできます。
陣営配られたら普通の善人。成功失敗成功失敗と来て最後きれいに善人5人でクエストを達成して勝利、と思いきやアサシンがマーリンを当てて結局悪人の勝ち。人狼の予言者と一緒でマーリン最後まで隠しきるのはやはり難しそう。善人側の情報とリスクがぐっと増えているのでなかなか難易度の高いゲームに化けています。

終了後は移動して裏例会6人。Linq (KOSMOS/アークライト)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。
ペアペア連想ゲームはペア2組と?2人という難しそうな人数配分。プレイヤー数増えるとペアがバレたときの支払いが痛いので、迷彩かけるのが非常に重要なようです。ちょっと分かりやすすぎたのか、やや及ばず。
アウトポストは人数多からず少なからずといい感じなバランス。トップ2人はデータライブラリ独占からの黄色派とメガ水メガチタン派でまれに見る接戦となりました。そこからずっと離された3位。少し生産力足りませんでした。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者4人。
Merchant of Venus (FFG)をプレイしました。

新版金星の商人を4人。プレイ人数上限が4人までになった代わりに、リバーシブルマップで旧版ルールでも新版ルールでも遊べるようにできています。せっかくなので新版ルールで。10円未満の端数が出なくなり30ターンで強制終了になったのでプレイ時間短かくなったと思いきや、その分特殊効果のカードやらタイルやらが大量に投入されたFFGらしいディテールに凝った煩雑なゲームに仕上がっていて、トータルのプレイ時間はむしろ長くなっています。さらに選択ルールで60ターンまでの延長プレイも可能で、アメリカ人どんだけヒマなんだよと思わずにはいられません。
宇宙船を買い替えて性能アップしていた旧版と異なり、共通フレームにパーツをどんどこ付加して強化していくシステムになりました。各星系で固有の強化パーツが売っているので、旧版でイマイチ役に立ってなかった未開文明星系のIOUを無駄なく活用でき、序盤のめくり運が悪かったときのガッカリ感がずいぶん軽減され楽しくプレイできるようになりました。特定の星系にお使いに行くミッションカードの存在によって、マップ全体を有効活用するようシステム的に誘導しているのも改良点だと思います。
宇宙船のタイプによって移動力と積載量を両立させないようにしてバランスを取っていた部分がなくなって、投資さえすれば何のペナルティもなく高速大輸送量の宇宙船を作ることができるようになり、終盤の展開に大味感が出ているところは欠点かもしれません。宇宙全体に常に一定数の商品が存在していた旧版ルールと違い、定期的に商品が補充されるようになったせいで徐々に商品が足りなくなってくる傾向にあるのも、後半の手詰り感を助長していて微妙です。
もともと手番順の優劣かなり強いゲームなのですが、その辺は変わっておらず4番手スタートでは全然新規星系発見できず微妙に出遅れていましたが、中盤から大量商いをたて続けに何度か成立させて優勢雰囲気。6時間もプレイしてもう少しで終わりそうでしたが時間切れ終了。

終了後は場所を変えて裏例会。5人。
Money (Gryphon)・Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。

マネーはどど負け。
マンション・オブ・マッドネスは拡張シナリオの恐怖の館。探索アクションで同じ部屋に複数のカードがあるときは、配置リストの後ろの方のカードが上に来ているはずなので、きちんと上から順番通りに処理しなければなりません(もちろん配置時にちゃんと順番通りに置かれていることが前提)。特に同じ部屋に複数のロックや妨害カードがあるときは、それ同士の順番にも大きな意味があります。ここ間違えたため、いきなり最序盤に勝利条件をクリアしてしまい、ゲームが成立してませんでした。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Schlacht am Buffet (Kosmos)・El Capitán (Z-man)・Power Gird (2F)・Pictomania (Pegasus/HJ)をプレイしました。

まずはワレスのビュッフェの戦い。5人。ウントチュースのリメイクで箱入りボードゲームになりましたが、ボードとコマが全くプレイアビリティを上げておらず、カードだけでプレイした方が圧倒的にプレイしやすいという迷作。カードゲームなので引き運要素の方が大きいのですが、ワレス作だけあって相応のゲーム性はあります。2位。

ちょっと古めですがエルカピタンを基本ルールのみで。3時代中の第2時代で急激に収入が伸びるので第1時代の借金は延滞金払ってでも第2時代まで待ってもらう、都市数ボーナスは都市数増えるほど上昇カーブ上がるので第1時代は都市数抑えめで第2時代に一気に9都市達成して満額貰う、第3時代は勝ってそうな人が砦置いてる都市に倉庫建てまくって値下がりを誘う、などおおむね作戦通りに打てたのですがわずかに及ばず2位。

1人減って電力会社4人はベネルクスマップ。特殊ルールで風力発電所がやや出やすくなっているのですが、あまり違いを感じるほどの効果はありません。石炭少なめな代わりに石油がじゃぶじゃぶ出るようになっています。石油発電所をベースに17都市17電力を達成しましたが、資金負け2位。

1人増えてピクトマニア5人。毎回同じ面子で遊んでるとだんだんEPSで分かるようになってくるので、しばらく間を置いた方がいいのかも。これも2位。

終了後は場所変えて裏例会。Alien Frontiers (Clever Mojo Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。参加者4人。

エイリアンフロンティアは異星人技術カードが大活躍する展開。マインドコントロールヘルメットが強力そうに見えました。ダイス目を地味に操作できるブースターポッドがフル稼動して1位。4位までずらっと1点差でした。

最後にドミニオンは2戦2敗。

ML.K 9月例会

札幌市東区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者7人。
Pictomania (Pegasus Spiele/HJ)・Chinatown (alea)・It’s Alive! (Reiver Games)・Empire Builder (Mayfair)・Dominion (RGG)をプレイしました。

まずは人待ちピクトマニア5人。レベル1~2あたりでも意外と高難易度のお題が出てきて十分楽しめます。レベル4はお題カードの枚数が少ないので、あまりヘビーに繰り返しプレイするとマンネリ感出てきそうです。勝ち。

続けて5人チャイナタウンはaleaの旧版。5人もいると必要なタイルも土地もそう簡単には手に入らないのですが、今回は最速で必要な土地だけピンポイントで引けてしまい、他人より1順以上速く商店を完成させた分の差で勝ち。

人増えたので2卓に分けて、生きてる!を4人。死体を集めてフランケンシュタインを作り、パーツが全部揃ったら勝ちという競り+セットコレクションのゲーム。着想はよいのですが、何もかもが隠蔽情報なので淡々と競りを進めることしかできず、いつの間にか誰か勝ってるという盛り上がりどころのないゲーム。所持金だけクローズにして、買ったパーツは公開情報にした方がずっとゲーム性上がると思うのですが。

卓組み換えてエンパイアビルダー3人。デトロイトの自動車があっちこっちで高く売れたような気が。メキシコ以外の6ヶ所で条件満たして勝ち。
ドミニオンは時間切れ。出たばかりのころは本当にすぐ終わる短時間ゲームでしたが、いつの間にか亜種とそう変わらない重量級ゲームになっていました。サプライ次第ですが。

他の卓ではルミ・エンデバー・サンタクルーズなどがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。
Mansions of Madness (FFG/アークライト)の追加シナリオの死が二人を分かつまでをプレイしました。
アークライトの微妙な誤訳に惑わされてターン浪費してしまい、時間制限で最終目的が明らかに。ショゴス2体が暴れまくる館からの脱出が条件で、ギリギリで全員無事脱出。ゲーム上は勝ちましたが、事件そのものは全く解決できていないような。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者9人。
Coloretto (ABACUSSPIELE/メビウス)・Alhambra (Queen)・The Resistance (Indie/HJ)・Bluff (FX)・Stonehenge (Titanic Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。

今日はずいぶんと集まりがよく最初から2卓立ちました。
3人でまずは軽くコロレットを2戦して1勝。

そのまま3人でアルハンブラ。基本セットは別に持っているのですが、拡張全部入りのBigBoxを買ったので未プレイの拡張2「都市の門」を入れてみました。オールマイティーなお金のダイヤモンド・城壁の外に置いて同じ列の縦横一直線に並んだタイル数分の得点が得られる野営地・城壁に穴を空けられる都市の門・固有の特殊能力を持ったキャラクターカードの4つの新システムが登場します。特にキャラクターカードが強力で、うまく活用できれば別のゲームになった感が味わえます。
元ゲームがSDJ取ってる割にはプレイ時間長いくせに何か微妙なところがなきにしもあらずですが、拡張入れるとぐっとゲーマーズゲームっぽくなります。わずかに及ばず2位。

8人になったので全員でレジスタンスをプレイし、さらに1人増えて9人レジスタンス。1回め失敗するとかなりレジスタンス不利なような気がします。

再度卓分けて4人ブラフは早々に陥落。
次にストーンヘンジは拡張に入っているカルカソンヌのヴレーデ作の「太陽と月」。2対2のチーム戦でストーンヘンジを建設するという最もストーンヘンジらしいテーマのゲームです。テーマは良いのですが、ゲームとしては見るべきところはありません。コマのムーブで戦術性を出そうとしているような感じはするのですがほとんど機能しておらず、結果ただのカード引きゲーで盛り上がり所のない駄作でした。

最後ドミニオンは最新のダークエイジ拡張を投入。ダークエイジから3種、残り7種ランダムで2戦。拡張のテーマが廃棄時効果で、2戦とも廃棄置き場が大活躍するゲームになりました。かなり複雑なカード交換でゲームが展開するので、まるでドミニオンクローンの何かをプレイしているような錯覚を覚えます。2戦とも負け負け。

別卓では原始の火花やアグリコラなどが立っていました。

終了後は移動して裏例会。5人。
Alhambra・The Manhattan Project (Minion Games)をプレイしました。

またアルハンブラ。今度は拡張3「泥棒の時間」を投入。4種の新ルールは、手番外で割り込んでお金をピックする盗賊、余計なお金が一部帰ってくるお釣り、既存の建物に後から追加できる城壁、建物のカラーセットを揃えることで追加得点になる行商人。盗賊と城壁はあまり影響のないオマケ的な要素ですが、お釣りと行商人はゲームの根幹をがらっと変えるインパクトの強いシステムです。これも良い拡張でした。圧敗。

最後はマンハッタンプロジェクト。ソ米日独仏でフランス担当。ワーカー回収できるドイツは使ってて面白そうでした。ゲーム自体はアメリカが潤沢な資金力を生かして順当に勝ち。濃縮が完了してしまうともう止められないので、鉱山と濃縮施設が揃うまでに空爆しないと手遅れです。貴重な共通ボードでの1アクションを使ってしまうので、この辺何かケアがないとお仕事ゲーになってしまって微妙かもしれません。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
Cthulhu Dice (SJG)・Takenoko (Bombyx/HJ)・Innovation (IELLO/HJ)・London (Treefrog)をプレイしました。

まずは人待ち4人でクトゥルフダイス。全員にSAN値を3点ずつ配って専用の12面ダイスを振り、出目のアイコンによってSANが増えたり減ったりするだけ。ゲームとして意思決定するところはほとんどありません。

Speilbox誌の表紙になった話題作のタケノコを4人で。HJの日本語版です。日本で竹を生やしてパンダを育てるという、ちょっと聞くだけでは何もかも間違っていて不安になる設定ですが、彩色済みのパンダと農夫のコマを含むコンポーネントは綺麗にできていて期待も膨らみます。
謎に竹は3色もあって、目的カード竹の色で地形タイルのパターンだとか、生えている竹のパターンだとか、パンダの食った竹のパターンだとかが指定されているので、各自のアクションを消費してカタン風の地形タイルを並べて竹林作ったり、農夫を動かして竹の世話をしたり、パンダを動かして竹を貪り食ったりして条件を満たすと得点になります。
割とオーソドックスで分かりやすいシステムなのに、プレイすると誰もがウーンと唸ってしまう微妙作。というのも毎回ダイスを振ってチェックする無料のボーナス行動に+1アクションがあって運の良い人有利すぎとか、目的カードの配点が微妙で簡単なのに高得点だったり難しい割にさっぱりだったりでやっぱり運の良い人有利すぎとか、全体的に運ゲー度が高すぎる感じがします。ポテンシャルは高そうなので、もう少しデベロップ段階で煮つめれば化けそうな気がする惜しいゲームでした。

2人増えたので3人ずつ2卓に分けてイノベーション。これもHJの日本語版。先史時代から現代までの技術開発をテーマにしたカードゲーム。
手札からカード出して技術を獲得してその効果でゲームを有利に進める、といったあたりは基本に忠実な感じで、多種多様な技術が次々と登場する面白いゲームです。
難点があるとすれば、1枚として同じカードがないので、どの技術も一期一会で作戦も何もあったもんじゃないとか、一部の技術の効果があまりに劇的(例えば海賊とか海賊とか海賊とか)で引きゲーだとか、「優越型教義」などの訳語がちょっと気持ち悪い(BGGにHJ版以外の和訳が2本も上がっててそれぞれ苦労してるのである意味仕方ない)とか、1手番2アクションしかないのに、どのカードも効果を得るまでにカードドロー・カードプレイ・カード効果発動と3アクション必要なせいで、一度手が止まるとテンポが悪くなり閉塞感を感じるところとかでしょうか。文句しかつけてないように見えますが、どんなに軽く作ってもガチガチのゲーマーズゲームになって1回プレイしたらお腹いっぱいなこの手のジャンルの中で、技術開発だけにテーマを絞ってユニークなゲームを作ることに成功した一作ではあると思います。

続けてロンドン3人。このゲームは£10借りると£15返すか-7VP、というルールなのですが、例えば建築コスト£10のカードに普通に6VPついてたりするので、返せればラッキー精神で踏み倒しても大したことないはず、ということで序盤から積極的に手を拡げる作戦で。結局ほとんど返せませんでしたが、途中イングランド銀行で£12ずつ借りれるようにしたり、終盤地形の都合上他プレイヤーに無料で地下鉄通してもらったりした分で僅差勝ち。やっぱりご利用は計画的になのかも。

別卓ではダンジョンペットなどがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。7人参加。
BigBang(同人)・Ohne Furcht und Adel (HiG)をプレイしました。
久し振りプレイなビッグバン。これで最近の常連さんにも一通りルール覚えてもらったので、次回からは人待ちとか時間合わせにプレイできるはず。
最後は操り人形。建築家で8軒駆け込みに成功するも同点トップでタイブレーク負け。紫に手が出せなかったのが痛かった。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者8人。
Virgin Queen (GMT)をプレイしました。

バージンクィーンを4人で。今回はトーナメントシナリオで第3ターンから開始しました。スコットランドがフランス領からプロテスタント領になっていることと、フランス南部にプロテスタント領ができていること以外は第1ターンのセットアップとあまり変わりません。となるとフランスだけ一方的に辛いような気がしますが、普通に第1~第2ターンをプレイしてもこんな感じにはなるはずです。
今回はスペインを担当。例によってオスマントルコの海賊が地中海を大暴れしてるのですが、初期配置でスペイン南部にオスマン兵に上陸されてるので、これを排除する方が先で海賊対策まで手がまわりません。一応海軍力は第1ターンのセットアップより増強されてるので、一方的に殴られるだけでないのが救いです。
スペインはオスマン対策が急務、フランスとプロテスタントはユグノー戦争で激突中、ということでイギリスが1人自由にVPを取れる展開でした。第5ターンに25VP越えてイギリスの勝ち。処女女王の5VPとドレーク船長の世界一周が主な得点源だったようです。さすがは主役勢力なので、もっとスパイ合戦の圧力と、中南米のスペイン植民地の要塞建設を抜かりなく進めて楽させないようにするべきでした。
半日あればトーナメントシナリオがちゃんと終わると分かったのが大収穫です。

もう一卓ではLast Will (CGE)などがプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Junta (WEG/HJ)をプレイしました。
最近再版された黄色い箱のフンタ。かなり久し振りですが、最大人数の7人というのもなかなかプレイした記憶がないです。全員1役職ずつなのがよいと思います。
新版のコンポーネントは、マップの見た目は綺麗になったのですが線が多くてエリア間の隣接関係が見にくくなっています。もともと入り組んでいて分かりにくいマップではあるのですが。カードはフルカラーで大きくなりました。カートタイプの記述がすみっこに小さくしか書いてないので、投票カードと影響カードを見わけにくいです。全体的に少し字が小さいようです。ユニットは謎に予備がたくさん入っていますが、全体的に大きく厚くなっていて良いと思います。裏が黒一色で先制射撃ルールがなくなったのは、ルールの単純化とあわせて善し悪しでしょうか。
それ以外のルールの変更はほとんどないと思います。最大の違いはお金のミックスで、旧版は1Mペソ札が半分近く(以上?)で高額紙幣はレアだったのに対して、新版は1Mペソ札・2Mペソ札・3Mペソ札が均等に入っています。大統領がかなり金回り良くなった印象です。
1回大統領やる機会回ってきましたが、なぜか援助金に3Mペソ札入ってません。どういうことでしょうか。大敗。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者9人。
R-Öko (カワサキファクトリー/AMIGO)・Bluff (Schmidt)・Trains (OKAZU Brand)・The Resistance (Indie Boards and Cards/HJ)・Puerto Rico (alea)・Flaschenteufel (Bambus)をプレイしました。

まずは人待ち4人アールエコ。面白いことは面白いのですが、目先のゴミを分別する作業してるだけで、あまり勝つための意思決定をしてないような気が。運ゲー度高いので仕方ないところはありますが。人の取ったカードをきっちりカウンティングすると新しい地平が開けたりするのでしょうか。

1人増えてブラフは勝ち。

1人減ってOKAZU Brandの新作TRAINS。鉄道ゲームにトレインズって名前つける前にBGGで検索した方がいいとは思うのですが、ドミニオンタイプのオーソドックスなデッキ構築ゲー。特徴はデッキの他にマップを使用し、VPカード買う以外にマップ上に線路を引いてもVPを得られることと、VPにつながるアクションを何かするごとに呪いが降ってきてものすごい勢いでデッキが太ることです。呪いを処理するアクションもいくつかあるので、呪いの扱いに特化したドミニオンと見てもそれなりの独自性を発揮しています。プレイ時間はドミニオンよりやや長い感じ。1点差1位。

2人増えてレジスタンス6人。コンポーネントに言語依存性はないのですが、細かいルール(リーダーが左隣に移る条件とか)はちょっと書いてあった方が遊びやすいと思います。

2卓に分けて4プ。4番手の港造船所の出荷型で5教科工場+ギルドホール完成型に僅差勝ち。
残り時間でボトルインプとアールエコをプレイしました。
もう一卓ではK2とマンハッタン計画がプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。Eclipse (Lautapelit.fi)をプレイしました。
今回は全員裏の異星人で。地球人と違って固有の特殊能力がありますが、地球人より劣ってる部分もあるのでどちらを選んでもよいらしい。
担当したエリダニ帝国は、初期資金が異様に多い代わりに影響力チップが少なく維持費が余計にかかるので、どこかで黒字転換しないと他人と同じ回数のアクションをプレイするだけでいずれ破産するよう仕組まれています。まるで一人だけワレスゲーやってる気分です。その代わり初期状態である程度戦闘系の技術が揃っているので、艦隊さえ建造すればすぐにでも戦い始めることができます。
6種族中5種族出ていますが、今回は探索アクションにボーナスのある2種族が強力でした。拡大再生産ゲームなので、最初に行わざるを得ない探索アクションで得た有利が単純に最後まで効いてきます。探索にボーナスのない残りの4種族は、他種族と隣接してしまったらもう探索など止めて、さっさと平和主義者を蹂躙することを考えた方がよさそうです。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者9人。近年希に見る大盛況でした。
トロルマスター(遊星からのフリーキック)・Dungeon Petz (CGE)・Tournay (Pearl Games)・Telestrations (Party Games)をプレイしました。

トロルマスター5人。一見デッキ構築ゲーですが、全然そんなことはなくワーカープレースメント。2枚の手札で引いたアクションのどちらかにしかワーカーが置けず、全体のカード枚数によってアクションが発動できたりできなかったりするので、手番の自由度は低いですが、見た目以上にタクティカルなゲームでした。負け。

卓分けてダンジョンペット3人。ダンジョンロードの続編で、今回はモンスターを育てたり売ったりするペットショップ経営ゲーム。システムは例によってワーカープレースメントですが、割と理不尽なところの多かったダンジョンロードと比べると驚くほどストレートかつ合理的に動物の飼育にかかわる諸々の活動がゲーム化されています。負け。

トゥルネー4人。こちらはトロワの続編。やはり自分のワーカーだけでなくお金払って他人のワーカーも使えるワーカープレースメントです。ワーカー借りるのが高い割にあまり使い勝手は良くなく、箱庭系で基本的に自分の領地の建物しか使えないので、トロワよりはプレイヤーインタラクションは薄め。カード名がヒゲ文字で読みにくいとか、カードのアイコンが分かりにくいとか、色々書いていてしかるべき記述の抜けているルールブックとか、お世辞にも遊びやすいとは言えないです。1位タイ。

他の卓ではInfarkt (Czech Board Games)・Dragon Rampage (Eagle Games)などがプレイされていました。

最後8人でテレストレーション。簡単そうに見える黄色サイドを選んだはずなのですが、どうにも書きにくいお題が頻発でした。3ラウンドプレイして大いに楽しみました。

終了後は移動して裏例会。参加者7人。
Elder Sign (FFG)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。
エルダーサインの旧支配者はニャルラトテップ。7人がかりで圧敗。一応8人までプレイできますが、あまり人数多くても手番がなかなか回って来なくなるだけなので4人くらいが適正かなという感じです。
アウトポストはキッカー入り。ロボットが出て来なくて労働者数に困る展開。うまく高額商品にシフトできたかどうかで勝敗左右された雰囲気でした。人数多いとキッカー枠も増えるので、少人数プレイ時よりはキッカーがよく機能していたように見えます。3位。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者8人。
Power Grid: The First Sparks (RGG/2F-Spiele)・another damn Civilization game (Spielbox)・Trick of the Rails (OKAZU brand)・Tetris the Card Game (Fundex edition)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずは6人で電力会社:最初の火花から。電力会社っぽいシステムで原始時代を再現します。発電所技術は競りではなく負けているプレイヤーから優先的に定価で買うので展開の見通しがよい、比較的燃料食料の供給が潤沢、時代の切り替わりに伴う変な停滞がない、などの調整によって電力会社と比べると随分と短期決戦な展開になります。しゃがんで様子を見るより最初から全速力で駆け抜けた方がよさそう。食料を産出しない代わりに発電所の数に数えず特殊効果のある知識カードは一見よさげに見えますが、短期決戦ゆえに普通に食料を生む技術を取らなかった分を挽回するほどは活用する機会がありません。畑をまとめて持ってるプレイヤーに間違えて鋤を取らせないように気をつけてさえいれば、他の知識は十分な余力のあるプレイヤーが余興で取るくらいでいいでしょう。

1人増えたので2卓に分けて4人卓はワレスの付録ゲー、各プレイヤーは特に名前も何もない1つの古代国家を担当し、ダイスを振ってランダムにアクションを決めて、1本道の文明トラック上の自分のコマを進めていきます。トラック上のマスが様々な技術や制度を表していて、自分のコマの止まったマスの特典を得る、というシステムで文明の発展競争を表現しています。一見面白そうですが、名前が違うだけで効果の同じ文明ばかりで、プレイ感はただのスゴロクです。ちょっとルール間違ってたので途中終了。

1人増えて5人でTrick of the Railsを2戦。慣れてくると会社の収益が少なくなりやすいような。日本語ルールの6人プレイの図がちょっと間違っていて英語ルールの方が正しそう。

続けてテトリスカードゲーム。本来4人までですが、5人でも物理的にはプレイ可能です。やはり誰に聞いても斬新だが残念なゲームという評価。収束しそうな気配がないので途中終了。

卓組み換えて4人でBIOSメガファウナ。今回も早々に隕石2個降ってきました。しかも1個めの隕石のタイミングが悪く、盤上のほとんどの種族が絶滅してしまいました。最初に思ってたより大災害率高いのかも。時間切れ途中終了。

他の卓ではGoa (HiG)・Dungeon Petz (CGE)がプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Outpost (Stronghold)をプレイしました。
7人プレイだと各技術5枚ずつ、1人あたりの枚数がちょっと多めなようです。今回はチタンが大暴れな展開でした。データライブラリーから黄色に進んだ人は皆ぱっとせず。倉庫→データライブラリー→ノジュール→科学者と買ってしまい全然噛み合わずブービーでした。