ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者7人。
Heckmeck (Zoch)・Clank! (Renegade Game Studios)・Sleuth (Eagle-Gryphon)・Great Western Trail (Stronghold)をプレイしました。

まずは人待ちヘックメック5人。拡張入りです。下位のタイルのいくつかにおまけで動物コマがついてきます。タイル獲得時に動物コマも一緒に獲得し、以後その特殊能力が使えるという趣向です。デカい目振れば勝ち、な欠点を補正しようというのは分かるのですが、特殊ルールいっぱい覚えるほどのものかどうかはちょっと疑問。結局デカい目振れば勝ちなのは変わっていないですし。タイル1枚も取れず負け。

4人でクランク!は箱に書いてる通りデッキ構築でダンジョン探索をするゲーム。カードはお金か戦闘力を出してくれるので、そのどちらかを使って流れてくるカードを買っていくという、まんまアセンション方式のゲームです。数々のドミニオンフォロワーを残念な出来にしてきたアセンションシステムですが、このゲームは思いの他良好なプレイ感です。秘密はカードが生んでくれるリソースにもう一種類、移動力というものがあるところ。この移動力を使ってダンジョンを進んで落ちている宝物を拾って帰ってくるのがゲームのメインの目的になっています。ダンジョンマップと主要な宝物の場所は最初から公開されているので、デッキ構築はあくまで一手段として時間とライフという限りのあるリソースのやりくりを考えながら長期的な計画でお買い物する必要があり、作戦立たないアセンション方式の欠点をある程度はクリアしています。勝ち。

スルースは5人プレイだとちょうど配りきりなので公開情報なしですが、これが意外と難易度を上げています。まっ先に回答して外れ、その後も1人残して全員誤答という珍事。

卓分けて4人。シュピールボックス誌のレビューで大量に9点ついてる話題作のグレートウェスタントレイル。ケイラスみたいな曲りくねった道に各自の建物を建てつつ自分のコマを前進させてカンザス市まで牛を売りに行くゲームです。商品の牛はデッキ構築システムで、途中でコストとして払うこともあるのですが、基本的に自由には捨てられないので、カンザス市についたときにちょうど都合のよい手札になるようアクション使って引き直したり新しいカードを買ったり圧縮したりします。その他、アクションの効率を上げてくれる労働者を雇ったり、お金払って障害地形タイルを取り除いたり、お金もらってインディアン村タイルを取り除いたりと、やることは山ほどあるのですが、手番手番には自分のコマを移動力の範囲内で進めて最後の止まったマスのアクションを処理するだけ、というシンプルなシステムで理解は早いです。カウボーイを雇って高価な牛買ってデッキ良くする作戦でしたが、勝利条件カードとの食い合わせが悪くイマイチ徹底せず3位。最後トリガー引かれてから全員1アクションして終了なので、最後はとにかくカンザスにたどりつくための移動力が必要でした。自分の建物は自分専用アクションマス兼通過したプレイヤーから通行料取れる(ものもある)ので、建物重視作戦が強そうな感じ。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
リアル謎解きボードゲーム小謎いっぱい福袋 (ミスボドゲームズ)・Ticket to Ride: Rails & Sails (DoW)・The Manhattan Project: Energy Empire (Minion Games)・Pandemic: the Cure (Z-man)・Dominion (RGG)をプレイしました。

まずは人待ちで福袋。謎解き系でよくあるタイプの問題が13問入っていて、全部解くと最後のキーワードが分かるという仕掛けです。さすがに制限時間15分は短いと思います。クロスワードは全部解く必要はない理論で分からない問題は飛ばしていいところまで行ったような感じはするのですが、結局正解不明。と思ったのですがさっき思いついた答えを公式サイトの判定ページに入力したら正解でした。

卓分けして4人で乗車券レイル&セイル。単体プレイ可能な独立型拡張です。マップが世界地図になって、鉄道路線だけじゃなくて海路も駆使してルートを作っていきます。船と列車はコマも別々になっていて、ゲーム開始時に合計60個になるようにそれぞれいくつずつ用意するか決めておき、どっちも過不足なく使い切ることを目指します。初回プレイなので、船40列車20の推奨配分で後は手なりですが。予定のルートをブロックされたりして迂回を余儀なくされるととたんに足りなくなるので要注意です。世界地図で西端と東端つながっているので、地球反対に回って迂回できるなど見た目以上にルート取りの自由度があるのは好印象。列車カードは従来の6色に加えて、船と列車で別々のカードになっていて、必要なときに必要なカードが並んでいる確率減っていますが、ワイルドの機関車は列車の方にしかない代わりに、船の方には1枚で2コマ置けるカードが混じっているなど、陸路と海路の特徴づけもされていて、なかなかに考えどころの多い良作でした。勝ち。

エネルギー帝国を3人で。初期からワーカーが1人多い中国を選択。あたり前ですが、普通にプレイしやすい強国でした。初期資産に鉄があるので序盤に発電所を建設しやすいのもポイント高いです。今回はみんなエコ発電所に寄せたせいか、あまり汚染の蔓延しない展開でした。1点差負け。

パンデミックダイスゲームは拡張から役職と紫ダイスの変異種のみを投入。難易度は一番簡単な導入レベルで勝ち。もう少し難易度上げても大丈夫そう。

ドミニオンは全拡張に加えて基本セットと陰謀の2版で差し替えられたカードを投入。宰相とか泥棒とか、ポテンシャルはあるのですがイマイチ使いにくかったカードが調整された別カードになりました。とはいってもカードプールが多くて困るゲームではないので、普通に抜けたカードと一緒に混ぜてランダムに選ぶプレイしかしないと思います。2戦2敗。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Inhabit the Earth (R&D)をプレイしました。
世界の6大陸のそれぞれに自分の動物を配置してコースを進むレースゲームです。手札には1枚ごとに1種類の動物が書いてあるのですが、それをそのまま配置するのか、他の動物を強化するのに使うのか、アクションコストとして捨てるのか、移動に使うのかというように様々な使い方がある上に、それぞれ固有の特殊能力があったりで考えることが山ほどあります。カード補充した手番は補充だけで即終了になるなど、システム上の工夫はされているのですがそれでもダウンタイムは長め。このメーカーのゲームらしくどう打つと勝ちに近付いているのかよく分からない難敵です。慣れれば大陸間移動のルールをうまく使って有利な地形を渡り歩いたりできそうなのですが。勝ち。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。
札幌は記録的な大雪で、こんな日に遊びに来る人いないだろと思っていたら参加者は驚きの9人。というのも、たまたま同じく北区民で開催されていたSaMuA例会と主催のI田氏のご好意で合同例会となったためです。
Barony (Matagot)・Islebound (Red Raven Games)・Snowblind (Pleasant)・犯人は踊る(鍋野企画)・ダンジョンオブマンダム(Iello)をプレイしました。

まずは5人でバロニィ。ソーサリー拡張入りです。もともと4人ゲーですが、拡張入れると5人まで遊べるようになります。拡張の新要素ですが、特定のヘクスに騎士を送ると魔力がもらえて、その魔力を消費することで魔法として従来にない特殊なアクションができるようになるという仕組みです。魔法は事前に何枚かあるタイルから5枚選んで全員共用なので初期配置が終わればランダム要素なしというところは変わっていません。騎士1人で2歩移動して移動先で戦闘、みたいな劇的なアクションが可能になり、さすが魔法だけあって後半膠着しがちな展開を動かす力を秘めていると思います。ただし、そのためには何よりも重要な序盤に魔力を獲得するために1点にもならないヘクスの獲得に手数を使わなければならないので、総合的に有利になるかどうかは微妙なところでしょうか。負け。

2卓に分けて4人でアイルバウンド。絵柄もデザイナーもAbove and Belowと一緒ですが、テーマもシステムもガラっと変わって、船で島々をめぐって交易?をするゲームです。それぞれの島がアクションマスになっているので、自分の船を移動させて、お金を払ってアクションをしたり、武力で服従させてアクションをしたり、外交的に配下に加えてアクションしたりします。他人の船がいる島では余計にコストかかるなど、イスタンブールっぽい手番差の綾があります。最終的にはお金1金が1VPなゲームですが、途中フリーアクションで建物と称する特殊能力を買うことができます。値段分そのまま勝利得点に数えられるので買わないと損ですが、これがなかなか強力な効果を持っています。得点手段は割と多彩にあるので、うまく作戦に合わせた建物を獲得できるかどうかが勝敗を分けると思います。パラグラフブックで展開多様なように見えてどことなく単調なゲームだったAbove and Belowと比べると、コンポーネントの派手さがない割には驚くほどダイナミックなゲームになっています。僅差2位。

今日の札幌の天気のようなスノーブラインド。天候カードの引きはほぼ安定で全然難しくなかったはずですが、みんなダイス振るたびに隊員がバタバタと死ぬ展開で2人も脱落。1番に隊長帰還させて勝ち。

犯人は踊るを2戦、どちらも全然勝敗にからめず。
ダンジョンオブマンダム英語版は癖のありそうな魔術師。本人のHP2点しかないのに炎の呪文がHP6相当とか、どうにも役に立つかどうか怪しい変化の呪文とか、所持品の強弱のメリハリが大きいのが特徴です。勝ち。

終了後は移動して裏例会。Neanderthal (Sierra Madre)をプレイしました。
この間微妙な評価だったネアンデルタールですが、ルール間違ってて人口半減イベントは水準以上に人口増やしていなければノーダメージでした。なので本当はずっと楽なのですが、それでも長老の死亡イベントがほとんど毎ラウンド発生する(しかも結構な確率で即死する)とか、全10ラウンドなのに狩りは1ラウンド1回しかできないので一度空振りするだけでゲームの10%の手数が無駄になってしまうとか、過酷なことは過酷です。特に今回は地球寒冷化のイベントが多めに引かれて、狩りの対象の生物がどんどん死滅してしまったのも難易度を上げていました。さすがに正しいルールだけあって、全員部族社会に進化できました。大差負け。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者9人。
OrgasMe! (Rappel GbR)・Captain Sonar (Matagot)・Scythe (Stonemaier)・Snowblind (Pleasant Company Games)・Raise Your Goblette (Horrible Games/HJ)・犯人は踊る(鍋野企画)をプレイしました。

まずは話題作?オーガズミー。各自快感メーターを1枚ずつ持ち、互いに性的に攻撃して先にイッたら負け、という18禁カードゲーム。ゲーム開始時にお気に入り属性カードを2枚ずつ持っていて、その属性の攻撃を受けるとイきやすくなるとか、ちょっとだけ戦略性もあり一応ゲームにはなっています。負け。

8人になったのでキャプテンソナー。コンポーネントの異様に巨大なついたてが目を引きます。4対4のチームに分かれて潜水艦の各部署を割り振り、お互いについたての向かいに座って対戦します。交互プレイとリアルタイムプレイの2つのルールがあるので1回ずつプレイ。やはりどっちかというとリアルタイムの方がメインでしょうか。潜水艦を移動させると各種装備の使用ゲージが貯まる代わりに敵に位置情報を与え自分の艦が故障するというジレンマになっていて、リアルタイムプレイだとクルーのリアルの処理能力差によって艦の速度が決まるという面白いシステムです。

2卓に分けて4人で大鎌戦役。担当国ランダムに決めると白のポーランドっぽい国、地形的な事情から初期状態で鉄入手できなくてメック作れない悲しい国ですが、何とかメックさえ入手できれば潜水能力で長距離機動したり民心が下がるリスクなしで戦闘できたりと意外と攻撃的な国でもあります。隣のスウェーデンっぽい青い国が登場しなかったので、その近辺の遭遇イベントを軒並みさらうことができた分もありトリガー引き勝ち。

スノーブラインドはアムンゼンとスコットの南極点到達レース。数合わせに日本の白瀬隊とドイツのフィルヒナー隊も登場します。アクション選択式で1手ごとにダイスを取って対応する色のコマを南極に向けて進めます。いつでもパスして止められますが、パスしない場合、それまで獲得したダイスを全部振って消耗チェックを行うので、大々的に活動すると危険性がどんどん上がっていく仕組みです。出目さえよければほとんど消耗することなくピクニック気分で南極点まで到達できますが、出遅れたプレイヤーが逆転を狙おうとすると途端にリスキーすぎる気がしないでもありません。ゲームとしてはバランス的にどうかと思いますが過酷な環境をそれらしく表現しています。運よく探検隊全員生還で1番に帰還して勝ち。

ワインと毒とゴブレットはホビージャパンの日本語版。人数分並んだカップにワインとか毒とか毒消しとかを闇鍋状態で投入、どれか1つの杯を乾杯してワインをたくさん呑むのが目的という素敵なゲームです。毒しか入ってませんでした。

最後は8人で犯人は踊る3版。もともと特定のカード引かないと勝てないゲームではありますが、8人プレイですべてのカードが出ているとこれはこれで十分面白いです。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者5人。
Black Orchestra (Game Salute)をプレイしました。
ブラックオーケストラは第二次大戦中のドイツを舞台にヒトラーを暗殺する協力ゲーム。実在の人物が何人もカード化されていて、ランダムに担当キャラクター決めて開始します。ゲーム開始時は全員特に容疑をかけられることもない代わりに全然やる気ありませんが、時代の進行とともに暗殺者たちの士気は上がりそれに呼応するようにゲシュタポの捜査も厳しくなって行きます。カードを引いたり盤上に散らばっているアイテムを集めたりして、計画に必要なものを集めたら暗殺を決行、ダイスを振って成否判定をします。史実で成功してないんで成功率はなかなか厳しく見積られています。ヒトラーの護衛の固さで難易度調整できるようになっていますが、初回なので最低難度で挑戦。1度はスゴ腕の暗殺者に狙撃を依頼しますが見事に失敗、その後フットワーク軽くあちこち移動するヒトラーが乗る列車の脱線を試みて2回目で成功、歴史を変えることができました。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者7人。
北区民センターはアスベスト問題で全館暖房停止。一昨日雪が降った札幌でこれは寒すぎです。
4人の容疑者(テンデイズ)・Town Center (LudiCreations)・Expo 1906 (Gotha Games)・ワインレーティング(JUGAME-STUDIO)・ダンジョンオブマンダム(Oink/IELLO)をプレイしました。

人待ち5人で4人の容疑者。いち早く犯人を告発するも大外れ。マークミスを後から検証できるようすべての質問と回答の履歴を対で記録しておいた方がよいです。そうするには記録用紙の余白がちょっと足らんのですが。

1人増えて6人でタウンセンター。何人でプレイしても全10ラウンドで、ラウンドごとにスタートプレイヤーを1人ずつズラしてカタン方式で2周のドラフトをするゲームなので、人数多いとスタートプレイヤーできる回数が2回の人と1回の人に分かれてしまい相当に有利不利があります。物理的には8人までプレイできますが、せいぜい5人が限度でしょうか。

2卓に分けて4人でエキスポ1906。最近万博ゲー流行ってるんでしょうか。アクション選択で箱庭を作り、出品物を開発するゲームです。出品物はテトラミノの形をしていて、これを自分の箱庭にうまく嵌めるパズルがメインなので、万博ゲーというよりはフィレンツェの匠のような建築ゲーの雰囲気です。決して悪くはないというかむしろ高難易度の良作ではあるのですが、自分の手番にならないと状況決まらないのにパズルなので自分の手番でできることが事実上無数にあり、しかも非公開のランダム要素はほとんどないため、非常にダウンタイムの長いゲームです。箱には60分と書いてありますが、サークルの雰囲気次第とはいえ1人60分と見込んでおいた方がよいと思います。

ワインレーティングは小箱ですがジレンマの激しい陣取りゲーム。自分の手番には4×4のマトリックスのどこかにワインカードを並べるか、縦横どれか1列にお金を積んで所有権を主張するか、というシンプルなシステムです。手札のカードにはワインの赤白2種類のどちらかとその得点が書いてあるのですが、赤か白かは裏面から分かる公開情報になっているところが微妙な駆け引きを生んでいます。負けましたが、勝敗は最後の伏せ札の当たり外れで決まったので、なかなかバランスも良好なようです。ただワインのテイスティングをしているわりにはお酢が出品されすぎな気がします…

ダンジョンオブマンダム英語版はバーバリアンを選択。高レベルモンスターに対抗手段がないので、埋まってるモンスターを知ってるかどうかが勝負に効いてくる感じ。時間切れ終了。

終了後は移動して裏例会。Above and Below (Red Raven Games)をプレイしました。
前回プレイ時もそうでしたが、初期配置でたまたま出たベッドが売り切れた後は時々買われる程度のそこそこ高価な建物の後の補充で偶然ベッドつき建物が出て来ない限りベッド買えないので、早々にプレイヤー間にベッド格差がついた後はベッド数=アクション数の差を取り返す手段がありません。ラウンド終了時処理とか手番アクションとかで建物流して入れ替える方法があった方がよいような気が。ベッド数1位が勝ったわけではなかったのでやりよう次第なのかもしれませんが。

ML.K 9月例会

札幌市東区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者5人。
Pandemic: Reign of Cthulhu (Z-man)・Fool’s Gold (Rock Paper Scissors Games)・Mare Nostrum: Empires (Academy Games)・タンクハンター(アークライト)をプレイしました。

4人でパンデミッククトゥルフ。毎回ショゴスがゲートの上に出現して対処する間もなくボッシュートされて速攻負け。ここはもうちょっとバランス考えたシステムにして欲しいと思います。

フールズゴールドは5箇所の金山にワーカーを送って金を掘りまくるゲーム。引いた砂は山に戻して次のターンにまた引かれるのでどんどん金の含有率が下がっていきます。ワーカーは増えていくので後から行った方が枚数は引けるようになるのですが。まるでテーベの東みたいな話です。ワーカーを先に置くか後に置くかとか資金管理とか考えるところは多いですがおおむねシンプルでスピーディーながら結局は運勝負というところもよく似た雰囲気です。1金負け。

1人増えてマレノストルム帝国は、マレノストルム旧版のリメイク。勝利条件が2種類増えたとか産物が13種類になってカードからチップになったとか、6人用のアトランティス拡張がついたとか、様々なところで改善が入っていますが、旧版のミソロジー拡張とは互換性ないそうです。ボードは今風のデザインに書き直されていますが、どこからどの産物が出るのかというこのゲームで最も重要な情報が見にくくなっていて、プレイアビリティという観点からはマイナスです。
アトランティス拡張の西方マップを入れて5人プレイ。この場合バビロンが抜けるのでマップ東端の4エリアが削除され、トータルでマップの広さは変わりません。
キックスターターのストレッチゴールでいろいろ戦闘系のヒーロー増えていますが、戦力ユニットのコストが高い割にブラッディな戦闘システムで、内政充実させてる相手に仕掛けるタイミング難しいところは旧版とあまり変わってないと思います。それとも世間ではガンガン殴りあってるんでしょうか。
担当国ランダムに決めるとローマ。ローマ周辺は都市建てられるスペースが少なく、必然的に産物集める方向性。うまく交易できて産物12種類集めるも、ペルセウスの特殊能力で先にリーダー+モニュメント5枚を達成されて負け。

タンクハンターは拡張3のモンスターを投入。試作車計画車を含む重戦車・巨大戦車が多数投入された拡張です。が引かれないと何の意味もなくよくある微妙な軽戦車同士の戦闘に…

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Via Nebula (Space Cowboys)をプレイしました。
ワレスのヴィア・ネビュラは謎の霧で覆われた土地で建物を建てるゲーム。霧を掃って道を作り、マップの各所に点在する物資を自分の建設予定地に運び込む、という設定ですが要するにワレス得意の線路を引いて商品を輸送する鉄道系ピック&デリバリーゲームです。いつもの資金マネジメントの要素がばっさりカットされてるとか、1手番あたりのアクション数が微妙に足りないとか、物資も線路も乗り入れ自由、といった特徴を組み合わせてプレイヤーインタラクションを強めていて、分かりやすく面白い良作です。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会が開催されました。参加者6人。
Royal Goods (Lookout/HJ)・Rummy 17 (テンデイズゲームズ)・Dominion (RGG)・Alchemy! (AviaryGames)・Kittens in a Blender (Closet Nerd Games)をプレイしました。

まずはオーマイグッズはホビージャパンの日本語版を4人プレイ。カードの言語依存性はあまりないゲームですが。助手の獲得条件が黒建物ばかりだったので、資源を産出してくれる黒建物と資源の種類を問わないガラス工房の組み合わせが有利な場でした。トリガー引き負け。

5人でクニチーのラミー17はラミーのカードゲーム。ラミーキューブよりは元のラミーに近いと思います。要は麻雀ゲームなのでトイツ場なのかどうかの見極め力が重要な雰囲気。負け。

卓分けて3人ドミニオンは帝国拡張を含む全部入り。ワレスゲーじゃないですがやはり借金が入るとゲームに深みがでると思います。2戦1勝。

アルケミー!は少し前のキックスターター産。4種類のマナを特定の組み合わせで集めるとポーションができ、作成したポーションの総得点を競うので、システムとしてはセットコレクションゲームです。基本的に1手番に1マナ獲得でき、ポーションの得点は作成に必要なマナの数と同じなので、普通にやっていれば手番数=総得点で差がつきません。できたポーションを飲むことで得点を1点減らす代わりにポーションの特殊効果を発動させられますが、減った点ほどの効果があるかはちょっと疑問なところで、見通しの良さなど評価できる点もあるのですがもう一工夫欲しかった感の残る作品でした。

アメリカ人と言えばミキサー大好きですが、子猫をジューサーにかけてしまう悪名高いゲームのこねこミキサーを6人で。箱には8人までと書いてありますが、基本セットでは4人までしかプレイできません。拡張入りで6人までプレイ可能になります。自分のネコはできるだけ逃がしたいわけですが、6人プレイだと救出可能なタイミングで手番と手札が揃う可能性はぐっと低くなってしまい、ものすごい勢いでミキシングされていきます。ゲームとして楽しめる?のはさすがに4人くらいが限度でしょうか。2位。

終了後は移動して裏例会。Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。3人。
インスマスからの脱出シナリオをリトライ。1人減っていますが、思った以上に戦力が低下します。4人いると戦闘役と探索役のツーマンセルを2方向に派遣できますが、3人しかいないとどうしても単独行動するシチュエーションが多くなり、そこを襲われたり難しい判定が必要になったりすると立て直しが困難です。初版同様、シナリオを進めるために必要なキーアイテムの場所は固定ではないので、リトライだからといっても探索箇所を最適化することはできず、どうしてもマップ全体を総当たり的に探さなければならないのも難易度を上げています。結局怪物の波に呑まれて負け。初手のキャラ選択から慎重に吟味して作戦立てる必要がありそうです。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会が開催されました。参加者6人。
Isle of Skye (Mayfair)・Burano (EmperorS4)・Scythe (SM)をプレイしました。

まずは5人で大賞記念のスカイアイランド。タイルの引きが良ければ良いほど、どんどんタイル買われてお金はあるのに土地は広がらない悲しいゲームです。セットコレクション系の勝利条件が多かったのですが、自分のキータイルをことごとく自力で引いてしまい当然買われて低空飛行。大賞相当の面白さは持っているのですが、何とも理不尽感の残るゲームです。

1人減って4人でブラーノ彩色島。外箱にメイド・イン・タイワンと高らかに製造年月日とともに記載されている台湾製のゲームです。自分のボードにピラミッド状に積み上げられたキューブを消費してアクションしつつ、そのキューブで街を建設していくリソース交換系のゲーム。何を表現しているのかはイマイチ分からないいかにもゲーム的なシステムですが、手数の管理のパズルにはなかなか他にない独自性があります。2位。

1人増えて5人で大鎌戦役。担当国ランダムに決めるとロシアっぽい赤い国。もともと同じアクションを2手番続けてできないという縛りがあるアクション選択システムのゲームなのですが、ロシアだけは国家特性でこの制限が免除されています。無駄アクションで1回休みしなくていいので、まさにスチームローラーのように目的に向かって進む強力な国です。メックの特殊能力も使いやすく、うまく組み合わせるとどの勢力よりも先にマップ中央のファクトリーに入ることができます。ファクトリーカードに当たりがあるかどうか次第ではありますが、うまく噛み合えばかなり有利になります。順当に押し切って終了トリガー引き勝ち。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者5人。
Welcome to the Dungeon (Oink Games/IELLO)・Dominion (RGG)・Lancaster (Queen)・DORASURE (GIANTHOBBY)をプレイしました。

まずは人待ちダンジョンオブマンダム英語版。キャラクター増えてバリエーション違いのゲームができるようになりました。とりあえず分かりやすそうなバーバリアンを選択。ボーパルソードがボーパルアックスになっていてモンスター見てから使う使わない決められるとか、基本の戦士より扱いやすそうな感じです。その分だけ装備捨てたときの弱体化が激しく引き時見極めるのが難しそう。真っ先に1ポイント獲得するも後が続かず負け。

4人でドミニオンは最新拡張の帝国入り。借金システムだとか、同じ山札で上5枚と下5枚の内容が違うとか、サプライにVPが貯まっていくとか、新しいシステムが多数投入されています。全体としては後順不利なバランスの補正がメインな感じ。4戦2勝。

5人でEU離脱記念ということでイングランドが舞台のランカスター。他人を排除できるタイプのワーカープレースメントですが、排除する方もされる方も無用の浪費をしてしまうので、いかに他人を競合しないかが重要なゲームです。そのためにも可能なら人より先に騎士をレベルアップして他人の置けない城に行けるようしておくのが効果的かと思います。貴族全部揃えて勝ち。

最後ドラスレはサムライ・キャスター・ガンナー・ヴァンパイア・パラディンというパーティーでヴァンパイアが落ちて負け。ヴァンパイアをプリンスに交代して再戦しましたが、順調に最終決戦に進むも全滅。パラディンが初手で丸呑みされたのが痛かったです。

終了後は場所を変えて裏例会。Pirates vs. Dinosaurs (Jolly Roger Games)をプレイしました。参加者3人。
海賊ゲー以外出す気なさそうなメーカー名に始まりいかにも色物ゲームな海賊対恐竜。ロストワールドっぽい謎の島で次々と襲ってくる恐竜を撃退しながら宝探しをします。ゲームの前半は島の探索で、カードで他のプレイヤーを妨害しながら、各自事前に割り当てられた目的地を伏せ置きされたタイルから探します。自分の分を見つけた人は発掘ポイントに移動して、財宝を袋から引きまくり、火山が噴火して島が沈む前に脱出します。直接攻撃ありのテーベの東といった雰囲気のプレイ感で、見た目に反して意外としっかりしたゲームでした。負け。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者9人。
Race for the Galaxy (RGG)・Theomachy (Petersen Entertainment)・コバンいただき(篠原遊戯重工)・Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・私の世界の味方(テンデイス)をプレイしました。

5人でRftGはゼノ拡張入り。今回は人類の軍事力勝利と12軒建設が同時に発生した割とバランスの良い展開でした。5人プレイだと下位2人まで侵略に勝てば2VPなので最下位で連戦連勝しましたが及ばず。

3人でテオマキーは古今東西の神様の1人となって信者を率いて他の神と戦うゲーム。システムとしては、まずドラフトで初期デッキを作って、信者を賭け金にしたテキサスホールデムで他プレイヤーの信者数を削り、デッキ構築で自分のパワーを育てていく、というゲームです。それ相応には面白いのですが、その面白さのほとんどはポーカーに由来していて、このゲーム独自のデッキ構築システムにはあまり光るところはありません。過去いくつもの出来の悪いデッキ構築ゲーが例外なく採用している、スルージエイジズ方式の流れる購入場と強制購入義務の組み合わせが、ここでもテキメンにゲームをつまらなくしているので、お買い物システムをもう少し調整すれば大化けしそうな雰囲気はあるのですが。
一応ケルト神話のダヌ女神でスラブ神話のペルーンとクトゥルフ神話のヨグ=ソトースを倒して勝ち。

5人でコバンいただきはメイフォロー切り札なしのかなり自由なトリックテイクですが、勝つのは出た枚数の多かったスートの最高値で、不定数の勝ち点の中から同じ色出してくれた協力者に勝ち点を分配するフンタみたいなゲームです。一手一手がどう勝ちに近付いているのかよく分からん何ともプレイの難しいゲームですが、フタを開けたら3人同点トップという絶妙なバランス。

5人でダンジョンファイターは火風水土の4属性拡張の入ったフルセット。新キャラとか専用ダイスとかいろいろ増えています。新要素を駆使して序盤から快調に飛ばしていきましたが、最後に登場した黒の騎士の王のカードジャンプショットを誰も成功させられず全滅。机の材質が最大の敵でした。

最後は9人でガンダムの世界の見方。親以外の肉入り8人対ダミー1人でも割とダミーに当たります。

終了後は場所を変えて裏例会。5人。Thunderbirds (Modiphius Entertainment)をプレイしました。
本来4人用ですが、フッド拡張を入れると、1人フッド担当で5人プレイが可能になります。もともと難易度高いゲームなせいか、フッドの暗躍がどうこうという雰囲気は強くなかった感じでしたが、それでもなすすべもなく3戦3敗。