ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
ガンダムの世界の見方(同人)・Terra (HUCH! & friends/HJ)・IKI (UTSUROI)・Roll for the Galaxy (RGG)・Between two cities (Stonemaier Games)をプレイしました。

まずは私のガンダム世界の見方5人。ガンダムTo Appleと比べると微妙なモビルスーツとかも使い様ではあるのですが、やはり何に出しても強いカードというのもありそうな感じ。30バンチ事件とか。

フリーゼのテラはファウナのリメイク。システムは共通ですが、出題が動物だけじゃなくて何でもありになりました。基本的には同じゲームですが、2段階しかなかった難易度調整が細かくできるようになっているのが利点だと思います。負け。

1人減って4人でIKIは去年のゲームマーケットの江戸職人物語のリメイク。名前の割に一揆は発生しません。ボードの見た目はほとんど同じですが、ルールは大きく変わっているようです。前作見たことないですが、ネットに上がっているプレイレポートとは全く違うゲームのようでした。職人を雇って長屋に住まわせるとアクションマスになって、他人に利用してもらうと特典のあるケイラスっぽい感じのゲームになっています。プレイ順が火消し能力で決まるので、後半はプレイ順が固定ぎみになり逆転要素薄いのがちょっと気になりますが、おおむね手堅くまとまった完成度の高い作品です。大敗。

1人増えて5人でRftGは拡張入り。Galactic Federationから6コスト技術を連打して勝ち。

1人増えて6人でビトゥイーン・トゥー・シティーズ。街を構成する6種類の建物はそれぞれ得点方法が違いますが、どれも基本的には特化するほど得点高いので、全く違う都市を2つ作るのが良いように思います。うまいこと左右が1位2位都市となり勝ち。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者4人。
Thunderbirds (Modiphius Entertainment)・Steampunk Rally (Roxley Games)をプレイしました。

サンダーバード50周年記念ゲーム。キックスターター版は箱絵が小松崎茂の豪華仕様です。中身はマットリーコックの協力ゲーム。パンデミックや禁断の島と似た感じのシステムで、各プレイヤーはトレーシー一家の1人となって世界中を飛び回って救助活動を行ないつつ、時間内にザフッドの陰謀を防ぎます。最大4人プレイで5人兄弟+レディ・ペネロープからランダムに1人を担当するので少なくとも2人はNPCです。機体は乗り換え自由なのですが、基本的に自分のサンダーバード機に乗ってる方が特殊能力使えて有利なため、高機動な1号と2号が肉入りかどうかで難易度ずいぶん変わってきそうです。難易度ノーマルで1戦1勝。

スチームパンクラリーはダイスをごろごろ振って走るレースゲーム。レース中に毎ラウンドドラフトで獲得したパーツを水道管ゲーム方式で追加していくので、自車はどんどん大きくなっていきます。1歩進むたびにコースの地形効果で機体にダメージが入るため、崩壊しないよううまくマネジメントしながら人より先に進むことを競うゲームで、カーレースというよりは登山をしているような雰囲気です。
登場人物はみんな歴史上の人物になっているようで、最初から地形を無視して飛行可能なパーツ持ってるライト兄弟を選んでみました。勝ち。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者5人。
Kembre’s Cascade (Z-man/HJ)・Roll for the Galaxy (RGG)・Between two cities (Stonemaier Games)・タンクハンター(HJ/アークライト)・Peloponnes Card Game (Irongames)をプレイしました。

まずはケンブルカスケード。前回プレイ時はいろいろな属性耐性持ったボスだったので武器2種類確保して臨みましたが、今回は特に耐性も何もなく体力が多いだけのボスでした。5人はさすがに狭いと思います。強制スクロールでの衝突も多いので、遠慮なくPKするゲームなのかもしれません。勝ち。

ロールフォーザギャラクシーはアンビション拡張入り。序盤につまづいて離されやすかった部分を改善するようセットアップを中心にかなり手が入っています。レースフォーザギャラクシーで好評だったゴールタイルのシステムも追加されて、徐々に同じゲームに近付いているような。銀河帝国で赤ダイス集めまくりましたが、わずかに及ばず。

ビトゥイーン・トゥー・シティーズはヴィティカルチャーがヒットしたストーンメイヤーゲームズの新作。7ワンダーっぽい感じのドラフト箱庭建設ゲーなのですが、両隣のプレイヤーと協力して一つずつ都市を作るという他に見たことのない独創的なゲーム。2つの都市のうち得点の低い方が自分の得点になってしまうので、左右どちらも手を抜けませんが、ドラフトなので協力してるはずの相手から強烈に縛られたカードが流れてきます。左は世界一都市だったのですが当然勝敗には全く関係なく、右の都市が奮わず負け。

タンクハンターは拡張1+2入り。枚数増えすぎなので各戦車1枚ずつにしてみました。拡張2のテーマが指揮官なせいかペラペラな装甲車や軽戦車が大量に増えていて、たまたま引かれた重戦車が何もかも薙ぎ払っていく展開になりましたが、旧版もだいたいこんな雰囲気だったと思います。0点で最下位。

ペロポネスカードゲームはペロポネスのカードゲーム版(そのまんま)。競りや得点のシステムもボードゲーム版をほとんど踏襲しています。理不尽な土地タイルの隣接制限がなくなったとか、贅沢品が1対1交換になってかなり使いやすくなったとか、毎回全部ほぼ確実に発生していた災害の発生率の紛れが大きくなったとか、ボードゲーム版の欠点を潰した上位互換的な完成度です。対策できてなかった災害が最後まで起きずに済んだ分で勝ち。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
Pandemic Legacy (Z-man)・New York 1901 (Blue Orange Games)をプレイしました。

パンデミックレガシーは8月を1戦1勝。7月と似た感じのシナリオでもう少しこれが続きそう。ストーリーは着実に進んでいますが、新しいクリア後アップグレードでまたもや驚愕。ここのところ連勝しているのでプレイヤーとしてはイマイチ緊迫感薄いのですが、小道具一つでこの危機に対する人類の覚悟のホドが強烈に表現されています。

ニューヨーク1901はマンハッタンを舞台に高層ビルを建てまくります。が、手番ごとにほとんど無料で1区画ずつもらえる土地に平たいタイルを並べていくだけで、高層建築らしさも何もなくぼんやりと陣取りをしてるうちにいつの間にかゲーム終わっていました。建て替えシステムで古いビルは取り壊してどんどん高いビルを建てているという設定なのですが、建て替えても広くなるだけで高くなったような気がしないんです。箱絵はすごく面白そうで、内容的にも決して悪くはないはずなのですが、イマイチピンと来ないゲームでした。勝ち。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・Augustus (Hurrican)・Small City (Alban Viard)をプレイしました。

まずは4人でパンデミックレガシー。12本のシナリオを連続でプレイするキャンペーンですが、とりあえず最初は普通のパンデミックとして始まります。もともとプレイ人数多くても少なくても難易度上がるゲームですが、あえなく初戦敗退。
ルールの分かりにくい点が2つ。これはちゃんとルールに書いていますが、STOPカードのSTOPと書いてある面はしっかり読んでおく必要があります。ここ読み飛ばすといつまでたってもストーリーが進展しません。次にルールの割と前半に「ここにシールAを貼ってください」的なことが書いてありますが、ここにシールAを貼ってはいけません(えっ?)。この枠は将来シールAを入手したときに貼る場所なので、最初はスルーするのが正解です(英語版ではwillって書いてあって今貼らないことが示唆されています)。貼っても意味通じないので分かるとは思いますが。

6人で日本語版出るらしいアウグストゥス英語版。全く言語依存性はありませんが。全員共通のチップを袋から引いていくので、手元のカードのアイコンが揃ったらそのカードを完成させてお代わりをもらうというのを延々と繰り返すゲームです。ボーナス得点タイルの獲得が早い者勝ちなので、そこで他人の動向を見てプレイヤーインタラクション発生しますが、基本的には残りタイルの枚数と相談しながら次に手を出すお代わりタイルのピックを黙々と考えるゲームです。各カードは完成難易度と効果と得点でバランス取ってあるようですが、同じ効果のカードが2枚ずつくらい入っているみたいなので、セットコレクション系の得点カードを2枚重ねて取れると有利そうな雰囲気。2戦2敗。

卓分けてスモールシティ。さすがに2戦めになると思うように街作れるようです。時間切れ終了。
サイズ3の工場を3軒立てるという契約カードがありますが、普通に達成するには港と精錬所を特定の向きに並べて置く必要があるので、そこだけちょっと注意が必要です。まあ何となれば1軒だけは市議会ボードの特権で条件無視して建てることもできますが。

終了後が移動して裏例会。参加者3人。パンデミックレガシーの続きをプレイ。
1戦めの再挑戦と2戦めで両方勝ち。難易度はスペシャルイベントカードの枚数で調整されていて、負けると次が下がって勝つと次が上がるシステムなので、いずれほどほどのところに収束すると思います。とりあえず今のところは拡張を含む既存のパンデミックのシステムをうまく流用しながらなかなかに達成感のある調整がされていてさすがマット・リーコックといったところです。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者6人。
Koryŏ (Asmodee)・ガンダム to Apple (同人)・Tesla vs Edison (Artana)・ワトソンの条件 (3D6)・Forbidden Desert (Gamewright)・Lords of Waterdeep (WotC)をプレイしました。

人待ち3人でコリョは高麗とどこが関係あるのかよく分からないスチームーパンク世界を背景に、9人の登場人物に対する影響カードをプレイして一番多い人がその人物の特殊能力使ったり得点もらったりするという、一見ありそうで独特のシステムのカードゲーム。全体の枚数少ない人物はマジョリティ取りやすく特殊能力が強力な代わりに得点は引くく、枚数多い人物はその逆という感じに調整されていますが、2枚しかない忍者(?)がとても強くてさすが忍者きたない、というゲームでした。

ガンダムウォーのカードでアップルトゥアップルをプレイするガンダムトゥアップルですが、いつの間にか旧版ガンダムウォーのカードが軒並紙屑になったそうなので、資源の有効活用としてもお勧めです。

テスラ対エジソン5人。社長はやはり白のエリフトムソンが強そうな感じ。GE創設者は伊達じゃないです。テスラは足りない能力値が多すぎて部下に恵まれないと会社回せません。能力値の査定が0~2の3段階しかないので、だいたいどの能力も1点の差で相当な強弱が発生します。特にファイナンス能力2の部下は相当に強力なので、ここを競りゲーにすることでゲームデザイン上のバランス調整を完全にプレイヤーに丸投げしているあたりは、ちょっと最近のゲームとして物足りない感じもします。

1人減ってワトソンの条件4人。1手あたり2VPずつ取らないと勝てないバランスなので、1VP獲得の役職はめっぽう弱いと評判でしたが、黒幕捕まえた最終ラウンドに1VP踏んで1点差勝ち。たまにはこういうこともあります。

禁断の砂漠はちょっと前に難易度ノービスでクリアしているので、今回はノーマルで。離発着場のそばにあったトンネルをベースキャンプにできた分で思ったよりは安全にクリアできました。意外とバランスはよくできているのかも。次はエリートレベルでしょう。

1人増えてウォーターディープの支配者たち5人。Undermountain拡張入り。D&Dゲーですが、背景世界良く知らないせいかそれほどD&Dっぽい感じはしません。システムは分かりやすいシンプルなワーカープレースに特殊効果のカードをたくさん入れてバリエーション出すタイプで、プレイ感は良好です。クエストの条件に必要な各種資源のキューブ(冒険者らしい)を集めるのがメインなのですが、全体的にキューブを産むアクションマスが足りないような印象です。クエストと建物の引き次第でキューブの需給はかなり変動するので運要素大きめかもしれません。時間切れ終了。

終了後は移動して裏例会。XCOM: The Board Game (BGG)をプレイしました。参加者4人。
最大人数の4人なので全員1役職ずつ担当です。ランダムに選ぶと今回は技術開発担当のチーフサイエンティストでした。初プレイ1人いるのでチュートリアルを1回プレイして問題なく勝てたので、イージーを飛ばして難易度ノーマルで1戦1勝でした。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者7人。
Patchwork (Mayfair)・Belfort (TMG)・Castles of Mad King Ludwig (Bezier/アークライト)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

人待ち2人はパッチワーク。何度プレイしても何やれば勝てるのかよく分からないゲームですが、とりあえず勝ち。

ベルフォート5人プレイは謎の5角形の街を舞台にワーカープレースでエリアマジョリティするゲーム。共通のアクションマスが少ないのと、この手のゲームで一番重要な資源獲得アクションに人数制限がないおかげで、あまりワーカープレース感はありません。割とプレイ時間はかかりますが、システムの見通しは良い方だと思います。勝ち。

1人減って4人でノイシュヴァンシュタイン城はアークライトの日本語版。イマイチ日本語ルール分かりにくいと評判ですが。無計画に城を増築していく見ての通りの典型的な箱庭ゲーム。結局ボーナスカードの引きかなぁという感じがしないでもありませんが、プレイしていて楽しいゲームです。

卓分けて3人パンデミックは緊急事態拡張入り。奥地ルールだけ入れて変異種ルールはなしでプレイ。手札不足で治療薬は2色しか作れず人類滅亡。奥地ダイスの目は悪くなかったので単純に力不足だった模様。

もう1卓ではDominion (RGG)がプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。
Viticulture (Stonemaier Games)をプレイしました。
ヴィティカルチャーはブドウを栽培してワインを作るワーカープレース。1年かけて畑にブドウ植えて収穫してワイン醸造して出荷してと、何にも奇抜なところのないシステムですが、序盤はなかなか収支カツカツなのが後半余裕が出てくると加速度的に進む典型的な拡大再生産系のゲームです。どど負け。
基本セットだけだとちょっともの足りない雰囲気なので、山ほど用意されている拡張を入れてどこまで変化でるかといったところでしょうか。

ML.K 臨時例会

札幌市北区民センターでML.Kの臨時例会がありました。参加者5人。
Pacific Typhoon (GMT)・Lost Legends (Queen)・Cuba (eggert)・Pepper (FX/テンデイズ)をプレイしました。

終戦記念日なのでパシフィックタイフーン。大鳳と飛龍を轟沈させるとか戦闘では活躍しましたがやや及ばず。

日本語版の出るロストレジェンドですがドイツ語版をプレイ。カードドラフトで装備を選んでモンスターと戦います。分かりやすく筋のよいシステムで戦闘も盛り上がる良作。カードの性能差大きい感じですが、そこはドラフトなので一応は平均化されるはず。モンスターとの戦いは1対1で常にプレイヤー側が先攻なので、即死させるのに十分な武器があればよいのですが、倒しそこねたときは都合よく属性の合う防具持ってないとサクサクとダメージが差さるので、バランスよくドラフトしておく必要があります。戦果を上げて得点チップを早い者勝ちで取り合うゲームなので、弱い敵を選んで次々と倒していくのが効率よさそうです。序盤に死ぬと差つきやすいのがバランス的にはちょっと難点でしょうか。

キューバは大統領拡張入り。砂糖→ラム酒→得点と変換できる建物を用意しましたが、手間の割にそれほど得点効率はよくなく、船を利用しない作戦なので他のプレイヤーの出荷を楽にしただけだったような。出荷できる建物がコスト安い割には強そうです。大統領拡張で増えた積荷を1個だけ自由に積み降ろしできる建物と組み合わせるといいんじゃないかと思うのですが。

ペッパーはテンデイズの日本語版。マストフォロー切り札なしのトリックテイクですが、各色最弱1点のカードだけは何度でも使用できる代わりに最後に持っているとマイナス点、それ以外には得点要素なしというルールです。配り切りで紛れが少なく、単純にトリック取らないことが最良なシステムなので、後半のトリックで手札に余裕のなくなったリーダーが次々と1点カードを吸い込むだけの展開になりやすく、もうちょっと何とかならなかったのかなぁという印象です。最終ラウンドで5色コンプリートして完敗。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
ダイスゲーム百科(スモール出版)・Roll for the Galaxy (RGG)・Till Dawn (8th Summit)・Indigo (Ravensburger)・Marco Polo (HiG)・Secret Moon (カナイ製作所/アークライト)をプレイしました。

人待ちでクニチーのダイスゲーム本から2人でカウンター・カメルーンと4人でしっぺ返しをプレイ。どちらもそれなりにゲームにはなっているようですが、ダイスを振って出目に従って淡々と処理をするだけで運ゲーなこと以外はイマイチ盛り上がりどころのない微妙なゲームでした。140ゲーム収録されているので中には当たりもあるのかもしれませんが…

RftGを5人。技術連打で勝ち。今日は割と全員進行方向バラバラで毎回ほとんどのフェイズがプレイされる展開でした。

4人でキックスターターのティルドーンは吸血鬼になって血を吸って夜が明ける前に棺桶に帰って寝るゲーム。棺桶型のボックスが雰囲気を出しています。カードを1枚めくるごとに全員に同じだけの血液が配給され、帰るか進むかを宣言して帰るならゲームから抜けて持ち帰った血液を得点化、進むなら次のカードで追加の血液の配給を受け、途中で死ぬか夜が明けると何も得られないという、基本的なシステムはインカの黄金のアレンジになっています。まだまだ大丈夫なところからあっさり即死したり夜が明けたりするので、インカの黄金より帰るタイミングつかみにくいです。1滴も血を得られず0点負け。

インディゴと全然関係ないことで有名なインディゴ。タイルを並べて路線を作るシステムはメトロ(Queen)と似ています。メトロのように長い路線作ればよいというわけではありませんが、自陣に雪隠詰めにされないよう生存空間作るのが重要なところは共通しているかもしれません。負け。

マルコポーロはヴェネツィアの商人になって中国をめざすワーカープレースメント。ワーカーがダイスになっていて、出目によって置けるマスや効果やコストが変わってくるという典型的なゲームです。何をするにも大量にお金がかかる割に収入増やす手段が限られていてこの手のワープレらしいカツカツ感がある一方で、プレイヤーキャラクターごとの固有能力や各都市の特殊アクションの効果が強烈なまでに大きく調整されています。プレイ中は様々なアクションの組み合わせを工夫するのが楽しいのですが、いざ勝敗を考えると相当に大味なゲームであるように思われます。同点2位。

シークレットムーン5人。2戦1勝。2戦とも僧侶入らず大臣陣営の勝ちだったので、姫陣営2人はちょっと不利なようです。さすがにもう少し人数多い方がよいでしょうか。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
XCOM: The Board Game (FFG)・Clocktowers (Jolly Roger Games)をプレイしました。

XCOMは宇宙人の侵略から地球を守る協力ゲーム。XCOMという地球防衛組織の役職を1つずつ担当して、iPhoneアプリの指示に従ってリアルタイムにプロットするフェイズと、ダイスを振ってプロットの結果をチェックするフェイズを繰り返します。プロットフェイズの管理がアプリ化されているので、世界各地の制空権の有無によって決まる宇宙人の進行度合いに応じて、襲ってくる宇宙人の数やフェイズの進行順が自動的に変化します。ボードゲームで表現の難しいシステムのブラックボックス化を無理なく実現する次世代のゲームとして十分な完成度を持っています。とりあえず時間無制限で説明つきのチュートリアルモードをプレイ。というか紙のルールブックが入ってないので、チュートリアルモードからプレイしないと全く分からないようになっています。途中危ういところもありましたが、ギリギリのところで任務達成できました。

最後はアラン・ムーンのクロックタワー。時計塔を建てるカードゲームです。後から建てる塔は高くしなければならないルールがあるのに、高い塔はむしろ得点低くなりやすいシステムなので、にょきにょき塔が伸びていく見た目の割には低めの良い塔をきちんと建てていた人が勝ちます。短時間で終わる小品としてはまずまず。負け。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。
日本全国特急旅行ゲームの作者さんを迎えて参加者6人。
The Game (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・Black Vienna (Kosmos)・Pandemic: the Cure (Z-man)・よこにならぶ日 (GODICE GAMES)・Roll for the Galaxy (RGG)・Peloponnes (Irongames)をプレイしました。

まずは赤ポーン候補作のザ・ゲーム。1~100まで1枚ずつあるカードをケルトとかでよくある要領で昇順か降順に並べる協力ゲーム。相談自由で待った自由ですが、数字そのものを言ってはいけないという制限とか、1の位を合わせれば後戻り可能とかのスパイス的ルールが効果的で、作者日本人じゃないですが最近流行りのミニマリズム感たっぷりな良作です。これは大賞もワンチャンあるかもしれません。

卓分けて4人ブラックウィーン。質問カードの巡りによっては特定文字だけ全然情報出ないということはよくあるので、そこで手札と組み合わせて候補絞れると強そうといったところか。全然及ばず。

日本語版出るらしいパンデミック完全治療3人。英雄的レベルで2戦1勝。やはりどれだけ速く1色めの治療薬作るかどうかで勝敗に大きく影響します。とりあえずこれ以上の難易度はないので一旦卒業でしょうか。

よこにならぶ日はコロレットシステムでカードを引き取って1列に並べて連鎖を作るゲーム。肝心の連鎖システムはよく考えられてはいますが、さすがにコロレットを過去のものにするところまでは行ってない感じ。

RftGは初期星系が緑に寄ったのでそのまま出荷型を試しましたが6コスト技術に手が出ず負け。

ペロポネスは色々拡張を投入(たぶん仙骨拡張以外全部)。どれもミニ拡張クラスで、そこまで劇的にゲームが変わるものではありません。一番変化大きそうなのは山羊拡張でしたが、肝心の山羊を資源に変換できる機会が少なく見た目ほどは役に立ちません。初期国ランダム引きで基本セットのアルカディア、定期収入で人口増える珍しい文明です。人口はお金の定期収入に影響するのでそこそこ強力、あとは人口を維持する食料の生産を優先して危げなく勝ち。

残り時間でザ・ゲームに再チャレンジ。何度かプレイして残り1枚まで行きましたが、完全勝利は遠そうです。

他の卓では作者さんを交えて日本全国特急旅行ゲームをプレイしていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。Captains of Industry (TMG)をプレイしました。
最近話題のキャプテンズ・オブ・インダストリー。工場建てて商品作って売って儲けるゲームです。工場を建てるための材料として他の工場で作られた産品を買って来る必要があり、自分の商品を他人に買ってもらえれば収入+勝利得点、値付けは(選択性ですが)完全自由といったシステムで自然に市場競争が発生するよくできた経済ゲームです。人数少なかったからかもしれませんが、テーマとシステムの割には意外と展開速い短時間ゲームです。基本資源3種と応用資源3種に技術開発も1種の資源と数え、独占が決まると簡単に大儲けできてしまうので、3人プレイで担当資源がきれいに分かれるよりは人数多い方が面白そうではあります。社長のボーナス点で僅差勝ち。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者7人。
BoardGameGeek: The Card Game (BGG)・Dominion (RGG)・くだものあつめ (ちゃがちゃがゲームズ)・Tank Hunter (アークライト)・Dead of Winter (Plaid Hat Games)・ウミガメの島 (メビウス)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。

ボードゲームギークカードゲーム4人。ボードゲーム版と違ってプレイヤーの立場は純粋にプレイヤーです。というわけでひたすらゲームを収集するだけです。採録ゲームはボード版よりちょっと一般向けに振ってある感じで、聞いたことない子供向けゲームとかもたくさん入っています。購入者の傾向とはちょっと方向性違うような気もしますが。システムは8色各10枚のカードを同色集めるか各色1枚ずつ揃えて得点にするオーソドックスなセットコレクション。運よくいい感じに色揃って勝ち。

ドミニオン4人は最新のアドベンチャー拡張入り。新たに使用するたびに別のカードにアップグレードするアクションカードが2種入っているなど、今までにない新しいアイディアが盛り込まれています。1戦1勝。

卓分けてくだものあつめ3人。種まきテーマでマンカラシステムという割とそのままなデザイン。色とりどりのビーズが入っていますが、種の色には意味はありません。マンカラでいたずらに複雑なシステム追加しても、手元の打ちまわしだけでいっぱいいっぱいになるだけなので丁度いい塩梅だと思いますが。勝ち。

タンクハンターは追加セットのイェーガーも全部混ぜ。カード枚数だけは山のように増えましたが、たぶん1車種1枚だけ残して箱に戻してしまった方がいいでしょう。

ゾンビゲーにしては面白いと評判のデッドオブウィンター4人。とりあえずゾンビ殺しまくるだけの初回推奨シナリオ。序盤まだ時間はあるけどちょっとうまく行ってないかな、くらいの雰囲気だったのが、移動中にゾンビに噛まれて感染したキャラクターから次々と被害が連鎖して一瞬で全滅。裏切り者に余裕で勝たれてしまいました。危機カードにカード供出しないプレイヤーは速やかに吊るした方がよいでしょう。間違っててもとりあえず食いぶち減らす効果はあるので。

ウミガメの島5人。さすがに5人いると乗ったり乗られたりです。

パンデミックダイスゲーム4人は今回からやっと標準難易度で。ギリギリですが勝てたので次から英雄レベルでいいでしょう。

終了後は移動して裏例会は3人。Dominionをプレイ。
次々とアドベンチャー拡張の新カードを投入。リザーブカードやイベントカード・トークンなど、新要素は何かと手順のかかるものが多いので、どうしてもプレイ時間は長くなりがちです。5戦1勝。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者7人。
Tindahan (Bambus Spieleverlag/NGO)・6 nimmt (AMIGO)・ホラーハンター(翔企画)・Coyote (Kidultgame/NGO)・Neue Spiele im alten Rom (Piatnik/NGO)・Edel, Stein & Reich (alea)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。

人待ち4人ティンダハン。一見トリックテイクで実際トリックテイクなのですが、トリックを取る、トリックを取れないにしてもカードを減らして失点を防ぐ、屋台の点を取る、と基本的にどんな手を打っても得点につながるゲームなので、実際は手札をいかに得点に変換するかのリソースマネジメントゲームな感じ。負け。

6ニムトはSpielbox誌2014年4号付録の宝箱拡張入り。最初にランダムなプレイヤーに牛-10匹相当の宝箱が進呈されます。そのプレイヤーが牛を引き取ったら宝箱は下家に移動、1回も牛引き取らなかった悪い人は牛+10匹追加、という運ゲー要素です。宝箱とは関係なく勝敗決まったので拡張の効果は薄そう。牛大量ゲット。

ホラーハンター5人。人数多いと精神力尽きる前にゲームが終わるので、トーマスやキャロルアンなどの精神力が低いことがあまりペナルティになりません。キャロルアンは火力も足りないですが。負け。

コヨーテ。ブラフと違って1人だけ極端なカード引くと俄然不利なあたりが困りもの。人数増えてきたので1人落ちて終了。

卓分けて古代ローマの新しいゲームからカトリーヌの陰謀3人。ブラックウィーンと一緒で5枚一気にバレると変な情報格差がでます。数字で聞くときはあまり核心の数字を言わない方がいいのかも。

宝石商4人。熟練プレイヤー同士だと宝石トップが割れやすく得点差つかないのですが、2ラウンドめにイベントカードの引きにも助けられてちょっと抜け出すことができ、そのままリードを保って勝ち。4人だと必ずどこかでバッティングが発生するので、勝ってる人はむしろ後続潰すためにあえてぶつける手もあって悩ましい。

パンデミックキュア。何度かプレイした感じでは、ダイス7個振れるジェネラリストが大量にバイオハザード目を振ってしまい、1個無視の特殊でもカバーしきれずそこから崩れることが多かったような気がしますが、今回はジェネラリストが豊富なダイスをうまく活用してサンプルを安定供給してくれて、テンポよく治療薬を全部作って勝ち。これで次からやっと難易度上げられます。

最後は全員でコヨーテ。残り2人からが強烈にブラフ以上のブラフゲー。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Goa (RGG)をプレイしました。
割と久しぶりなゴア。久し振りすぎて色々思い出すのに時間かかりましたが、そういえばゲーマーズゲームっぽい見掛けの割にかなり引きゲーでした。2番が異様に不利なので、上家にスタートプレイヤー取られるとヤバイのも重要です。順番は競りゲーなのでそこで頑張れという話ではあるのですが。競りで畑の数取れなかったので、とりあえず黒を1レベルだけ上げて植民地を早急に確保、赤と黒の産物から一早くカード技術を上げる作戦で。そこそこうまく回りましたが、最終ラウンドひたすらカード引いて回すもマーク揃いは3枚までで及ばず2位。