ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
Splendor (Space cowboys)・Coup: Guatemala 1954 (La Mame Games)・Roll for the Galaxy (RGG)・Pacific Typhoon (GMT)・Black Viena (Kosmos)をプレイしました。

巷でボードゲーム運搬鞄として人気沸騰中のカホンバッグを買いました。リーズナブルな価格でサイズが大きく、スポンジバッグ構造で内容物を保護できるようになっていて便利です。持ってったゲームは立ちませんでしたが。

人待ち宝石の煌めき4人戦。貴族の要求色にほとんど引っ掛かってなかった競争少なそうな色で進めてみましたが、やはり貴族取れないと得点見劣りします。負け。

微妙に気の抜けたイラストが特徴のクーガテマラ1954はクーのバリエーションの一つ。役職がたくさん入っていて、毎回ランダムにいくつか選んでプレイします。プレイ感はそれほど変わりませんが、攻撃カードが必ず同じカードの防御カードを兼ねているので元のクーより少し攻撃が通りやすくなっていて、サクサクと進行します。繰り返しプレイする分にはよいのでは。

RftGは2戦1勝。フェイズ1の探索でタイルとお金を補充できるので、探索と技術を交互に連打しているだけでそこそこ回転してしまう感じです。こうなってくるとカード版よりも終盤の収束が速いので、出荷型で追い上げるのが難しくなっているのかも。でも得点切れで終わる卓もあるようなのでやはりタイル引きと打ち回し次第なのか。

武蔵発見記念でパシフィックタイフーン。武蔵は43年からしか稼動しないのでイマイチ使い勝手悪いです。負け。

ブラックウィーン。ルール通り残りチップ数の時間制限入れるとまだほとんど何も分からないタイミングで時間切れになります。あんまりなので途中から選択ルールの時間無制限にしました。負け。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Dream Heist (Pilot Study)・Get Lucky (Cheapass/cosaic)・Vegas Showdown (AH)をプレイしました。

かっこいいアルミケースに入ったドリームヘイストは映画インセプションのボードゲーム化。映画見たことないですが、他人の夢の中に潜り込んで潜在意識を操作して時間内に脱出する話だそうです。ゲームは2D6振って出目の歩数だけ移動して行き先のマスの指示に従うという、要は複雑スゴロクですが、終盤時間に追われながら他プレイヤーの妨害をかいくぐりつつ脱出を目指すあたりは盛り上がります。トリガー引き負け。

ゲットラッキーはキルドクターラッキーのカードゲーム化。最近出た日本語版です。フレーバーテキストまでまめに訳されていて品質は高いです。ドクターラッキーが順繰りに部屋を巡って行く先々で殺されそうになる元ゲームの雰囲気はよく出ています。収束性も良くなっています。

ベガスショウダウンは新しいリプリント版。箱絵がおっさんから箔押しされてキラキラ光るラスベガスの風景になりました。中身は特に変わってないような。高額建物ほとんど買えなかった分が効いてまたトリガー引き負け。

ML.K 2月例会

札幌市東区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人。
Roll for the Galaxy (RGG)・Safranito (Zoch)・Florenza (Placentia Games)をプレイしました。

人待ちRftGを5人。5人いるとほとんどすべてのフェイズがプレイされる、と思いきや意外と出ないフェイズが多い印象。他人の場を見て次の行動予測しても、肝心のダイス目が出なければそのようには動けないので、予想外のフェイントかけられます。トリガー引き負け。

卓分けて3人サフラニート。典型的なこのゲームでしか使わない技術を問われるアクションゲームですが、運よく最後に必要なスパイスの皿にコマが止まって勝ち。アクションマスはもう少し発動しやすいように大きく作ってあった方がいいような。

再版フロレンツァを4人で。ルネッサンス期のフィレンツェを舞台に芸術家を雇って様々な芸術品を作るワーカープレースメント。ルール以外のコンポーネントは全部イタリア語ですが、言語依存性はないのでプレイに支障はありません。肝心の芸術品もイタリア語の一般名詞の名前だけなので何作ってるのか全然分からないのがちょっと残念ですが。資源キューブとお金で建物を建てて、それが新しいアクションマスになっていき、自分のでも他人のでも(コストはかかりますが)自由に使えるといったシステムで、箱庭を作っていくケイラスといった雰囲気のゲームです。プレイ時間超長いと聞いていたので少し早めに開始しましたが、インスト込み5時間プレイして終わらず。あと1ラウンドだったのですが。

終了後は移動して裏例会。こちらでもFlorenzaをプレイ。3人。
アクションマスの処理をできるだけ同時進行するとかプレイ時間の短縮に努めてみました。その甲斐あってインスト別で2時間で完走。このくらいなら普通にプレイ可能でしょうか。アクションマスになる代わりにあまり得点にならない普通の建物、得点低めですが全く手をつけないとペナルティのある個人の芸術品、コスト高く早い者勝ちな代わりに高得点で定期収入のある公共の芸術品、という3ジャンルをまんべんなく建設していく必要があります。定期収入のありなしがバカにならないので、序盤からガンガン公共の芸術品建てるのも悪くなさそうです。僅差勝ち。

ML.K 1月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの1月例会が開催されました。参加者6人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Coyote (Kidultgame/NGO)・Age of War (FFG/アークライト)・Dominion (RGG)をプレイしました。

5人でパンテミック:ザ・キュアはパンデミックのダイスゲーム化。全然別ゲームになっていたパンデミックカードゲームと違い、元のパンデミックのシステムを踏襲したデザインです。感染デッキからカードを引く代わりに、バッグから4色の病原体ダイスを引き、それを振って出目の地域に配置します。色ごとに出目が偏っているので、地域によって集まりやすい色が決まっています。プレイヤーのアクションも役職ごとに構成が違う専用ダイスを振って、出た目の行動を行ないます。運ゲー度はかなり上がっていますが、パンデミックの雰囲気をよく再現していて難易度も十分な良作です。2戦とも人類滅亡。

6人になってコヨーテ日本語版。小箱になりましたが、開けるとタロットサイズ?の大型カードが入っています。要するにインディアンポーカーでブラフをします。見えている情報が多いのに自分の知らない情報は全員に知られているので、どのコールも自分以外の全員が自分を陥れるために結託しているかように思えてしまい、ブラフよりさらにブラフ度が上がっています。負け抜けゲーですが、さすがにちょっと長いと思うので、1人脱落したところで終了しました。

クニチーの戦国時代。簡単な城から手堅く押さえる作戦でしたが届かず。
3人ずつ2卓に分けてドミニオン。6戦2勝くらい。隠遁者+封土のコンボが強かったです。
他の卓ではテラミスティカ・黄金時代などがプレイされていました。

終了後は場所を変えてHistoria (Giochix.it)をプレイしました。参加者4人。
せっかくキックスターターでプレオーダーしたのにかなり遅れて届いたヒストリア。文明発展系でボード中央の巨大な文明マトリックスが特徴ですが、主要な得点源はボードの片隅の地図上でひっそりと行なわれる陣取りです。マトリックスは横軸が技術力、縦軸が軍事力を表わし、それらのバランスで部族社会とか重商主義など政治体制が決まるという独特のシステム。実際のところそれほど政体の効果は大きくないです。技術の発展が完全に一次元なのはちょっと弱点で、早い遅いはあっても全員同じ順序で同じ技術を開発することになるので、文明間の特徴があまり出ません。プレイヤー間の差が出るのは唯一無二なモニュメント。この手のゲームらしく、世界各地の有名な建造物がカード化されていて、それぞれ固有の特殊能力を持っています。他のゲームとは違って建てるのはとても簡単でほとんど早い者勝ちで取るだけで建ってしまいます。ここまでモニュメント建てるの簡単な文明発展ゲームもちょっと珍しい。プレイヤー数に対して数が足りないくらいなので、得点調整してプレイ順を少しでも早くするのが後々でかなり勝敗に影響します。
初回プレイなので選択ルールや拡張の類は一切入れずにプレイ。序盤から軍事力中心に快調に飛ばすも土地からの得点は比較的簡単にブロックできるので終盤沈んで3位。
同時プロット方式で他人の行動読む要素はありますが、運の影響は薄い方なので色々追加要素投入した方が意外性出て良いかもしれません。コンポーネントに言語依存性はなく、アイコンも分かりやすそうなのですが、肝心のルールの方にアイコンの細かい所の説明がほとんどないのが難点です。BGG等で補完しないと特に拡張要素のレアなアイコンは何が何だか分かりません。BGGのFAQスレによると土地の支配を表わす旗のアイコンは、土地から得点するときは単独支配を必要とし、キューブの回復とリーダーの得点条件のときは共同統治でもよいそうな。どっちも同じアイコンなのに…

ML.K 12月例会

札幌市東区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
Age of War (FFG/アークライト)・Skull & Roses (Lui-même)・The Golden Ages (Quinted Games)・Caverna (Lookout/HJ)・Domonion (RGG)をプレイしました。

3人でクニツィアの戦国時代はリスクエクスプレスのリメイク。7個の専用ダイスをごろっと振って、エルダーサイン方式(エルダーサインがリスクエクスプレス方式なのですが)でダイスの組み合わせを作って城を奪い合います。汎用的なシステムでリテーマしやすいいつものクニチーですが、簡単に落とせそうでなかなか落ちないバランスはさすが。

髑髏と薔薇はタイトルから薔薇がどっか行ってしまった新版。いきなり髑髏抜かれる苦しい展開でしたが勝ち。

卓分けて3人で黄金時代は古代から現代までを4時代に分けて全世界を扱う一見重げー雰囲気の技術開発とエリア支配のゲームですが、手持ちリソースをお金だけに絞り、1時代あたりのアクション数をわずか3と少なくすることで軽快プレイ感を実現した良ゲーム。それでいて国ごとに特殊能力があったり、各技術は名前だけでなくちゃんとルール上の特典を持つとか、プレイヤー間戦闘もきちんとあるなど、必要な要素は十分に盛り込まれています。ゲーム中にタイルを自由に配置して世界地図を作るので、毎回地球とはちょっと違うよく分からない大陸世界になるなど、リプレイ性も考慮されています。海でも陸でも移動にはほとんど影響しないので、実は地形あまり関係ないのですが。トリガー引き負け。

カヴェルナはHJの日本語版。もとともアイコン類は分かりやすくできていて、大量にある部屋タイルの説明だけが煩雑なゲームなので、エラッタはともかく日本語になってる割にはあまり遊びやすくなった感じがしません。別途手元で見れる部屋タイル一覧があるとよいと思います。犬と建設のマスがよく空いていたので、全く武装せず羊と部屋増やして勝ち。

4人ドミニオンは2戦2敗。

他の卓ではKeyflowerなどがプレイされていました。
来年1月はいつも通り第4週ですが、白石区民です。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Kanban (Stronghold)をプレイしました。
自動車メーカーの社員として工場内を右に左に駆け回って自動車作るゲームですが、相当な大ボリュームなルールを2時間以上インストし続けてやっとプレイ始めようかという頃には日付が変わってしまうという珍事。このゲームだけの特殊用語が多かったり、ルールが工場長の一人称で書かれている(HJ訳では改善されていますが)とか、理解を阻害する要素満載の困ったゲームです。根幹のシステムは割と明快で、要するに各自ワーカー1人のワーカープレースメントで、開発部で設計図もらって購買部で部品買って製造部で自動車作って品質保証部で(なぜかその自動車を自分で)買う、という流れを繰り返すという感じでした。ゲーム自体はかなりやりごたえのあるゲーマーズゲームで良いと思います。一応僅差勝ちでしたが、手順やら細かいルールが多くいろいろと間違ったプレイだったことがプレイ中や終了後に判明したりしました。

ML.K 11月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者は大盛況の12人。
luz (倦怠期)・Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・Straw (AEG)・Mascarade (Repos)・Ghost Stories (Repos)・Dominion (RGG)をプレイしました。ゲームマーケットの戦利品の一つらしいルイス。マストフォロー切り札ありのごく普通のシステムのトリックテイキングゲームですが、インディアンポーカー式に自分以外の全員の手札を見た上で何トリック取れるかビッドします。カードセット中何枚かは抜かれているので自分の手札は完全には分かりませんが、そのまま自分の手札を見ないで、ドメモのように残り枚数を推測しながらプレイします。ありそうでなかった独自性の高いトリックテイク。意図的に通常とは逆向きにされたカードデザインはちょっと遊びにくいですが、ゲームそのものはかなり高い完成度を持っています。

6人になってダンジョンファイター。人数変わっても難易度に影響ないようバランス取られていますが、それでも人数多い方がダメージ受けて戦力が下がってもリカバリしやすいので有利そうです。最後の1人で華麗に勝利。とは言っても一番難易度低い設定なので、まだまだマゾくできます。

ストローはラクダの背中に荷物を積んで、ラクダが潰れたら負けのバーストゲーム。広島訳は肝心の藁の効果の訳が抜けているみたいなので要確認です。英文ルールでは藁は50kgちょうどのときしか載せられないと読めます。安全策で手札に空飛ぶ絨毯を抱えていると得点伸びないので、勝つためリスク取って手札を重くするところがゲーム性になっているのですが、補充で絨毯引いてそのまま誰かにバーストされるとそれまでなのでちょっと運要素高め。1回だけ華麗に藁載せて勝ちましたが総得点的にはさっぱり負け。

10人でフェドゥッティのマスカレード。拡張も買いましたが今回は投入せず。役職次第ではあるのでしょうか、10人はちょっと多すぎな雰囲気です。負け。

卓分けてゴーストストーリーズ4人。拡張フルセット用意されていましたが基本セットのみでプレイ。いろいろと機微を忘れていて1戦めは華麗に敗北。このゲームは無条件で敵倒してくれる大仏をいかにフル活用するかというところにあるようなので、そのまま2戦め。ボスにあと一矢報いることができれば勝ちでしたが及ばず。

ドミニオン3人は2戦1勝。

その他の卓ではKingsport Festival・Modern Art・Dungeon Questなどがプレイされていました。
次回12月例会は第2土曜東区民センターです。

終了後は場所変えて裏例会。参加者4人。
Last Will (CGE/アークライト)・Dragon’s Hoard (Mortensen Games)をプレイしました。

おかしな遺言はお払い箱拡張入り。プレイヤー全員定職に就いていて、恐ろしいことに毎ラウンド定期収入が降ってきます。基本的なシステムは変わっていないので、まずは仕事を首になって収入を断ってから資産ゼロを目指します。職を失う条件がプレイヤーごとに異なる序盤の行動指針になっているので、何でもできるけどたまたま他人とカチ合うとカードの取り合いになってその2人だけ沈んでしまう基本セットの欠点をうまく補正しています。その他計画フェイズ用のカード補充/帽子/アクション数の組み合わせがタイルでランダムに差し替えられるようになっているなど、リプレイ性を上げる工夫がされていてマストバイな拡張と言ってよいでしょう。

ドラゴンズホードは乗車券方式でカードを集めるセットコレクション。カードにはアクションカードと財宝カードがあって、アクションは使い捨てですが、財宝はサンファン方式で他のカードをコストとして払って自分の資産にします。各プレイヤーはドラゴンなので、巣に貯めた総資産額が多い人の勝ち。コストとして支払うときのカードの裏面の羊の絵の毒々しさがアメゲーらしいです。アクションカードは捨て札になって回収されるのですが、財宝は次々と場に置かれていくので、後半山札の財宝率がどんどん薄まっていきます。序盤からカードを取っておく計画性が要求されるとか、後半はプレイヤー間でガシガシ殴り合う展開になるとか、デザイン上の意図は分からなくもないですが、ちょっともの足りない感のある惜しいゲームでした。

ML.K 10月例会

札幌市東区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者8人。
Fünf Gurken (2F Spiele)・Keyflower (R&D Games)・Blueprints (Z-man/HJ)・Heroes Wanted (Action Phase Games)・Flaschenteufel (Bambus)をプレイしました。

人待ち5人で5本のきゅうり。最初に脱落。

キーフラワー5人は農園主拡張とキーセレスト拡張入り。
農園主は牛豚羊の3種類の動物を飼うことができるようになる拡張です。2匹以上いると繁殖するのでちょっとアグリコラみたいです。それなりの得点源になるのと、プレイ人数が多いといつも似たようなタイルしか出てこない部分を改善してくれるので、ゲームに変化が出てよいと思います。
キーセレストは1タイルしかないミニ拡張で専用の幽霊ミープルを使用します。これは自分以外の誰かの競りの結果をそのプレイヤーの勝ちで確定させる代わりに、そのために使用されたワーカーを奪って自分のプールに加える、というもので、展開によってはアクションラウンド中に突然大量のワーカーを補充できてしまうインパクトの大きいものです。使いこなすと強力ではあるのですが、微妙なバランスが取れていたキーフラワーの基本システムを壊しかねない大味な拡張なので常に入れるべきかどうかは微妙な感じです。
動物増やしましたが、タイル取った数が少なくて十分に置ききれず得点伸びずでした。

人増えたので卓分けしてブループリント3人。ごろっと振ったダイスを1個ずつピックして積み木にして、設計図通りの建物を作ります。ルールはシンプルでプレイ時間も短いです。
3ラウンドすべて金賞取りましたが負け。ちゃんとボーナス達成しないとダメなようです。

キックスターターのヒーローズウォンテッドは、ゼータシティを守るアメコミヒーローになって悪党と戦うゲーム。悪党もヒーローも頭カードと胴体カードを1枚ずつ組み合わせて無数のバリエーションを生み出すことができるクァークス方式を採用しています。
システムはハンドマネジメント系で、全員ほぼ共通の構成のカードデッキすべてを手札として持って、それを消費して攻撃や防御を行ない、使いきったら1回パスしてカードを回収する、割と分かりやすいルールです。ルールブックはイマイチ読みにくいのですが。プレイヤー全員でシステム担当の1人の悪党をタコ殴りにして、誰かが悪党にとどめを刺したらゲーム終了、最も勝利点稼いでいる人の勝ちという半協力ゲームです。
今回は初回推奨のシナリオ1、悪党ランダムに引くとラバーパンクさん。体がゴムなのでヒーローの必殺技ではトドメを刺せないという特殊能力を持っているそうです。こいつが歩道にゴミを捨てるという法治国家の根幹を揺るがす大悪事を働いているので、懲らしめてやろうというストーリー。悪党はマップ上を勝手気ままに移動しますが、ヒーローたちはローフルなのでちゃんと横断歩道を渡らなければならないというアホなルールもあります。
初回プレイなので皆さん手さぐりプレイです。制限ターンぎりぎりでヒーロー側の勝ち。一応得点的には私がトップでした。思ったよりはずいぶんと普通のゲームでした。

余った時間でボトルインプ4人。マイナスなしでしたが得点はぱっとせず。

他の卓ではPacific Typhoon (GMT)などがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。
Dominion (RGG)・スターライトステージ(シュレディンガーゲームズ)をプレイしました。
ドミニオンは3戦3敗。
スターライトステージはアイドルをプロデュースするカードゲームです。一見アイマスかと思いましたが、全然関係ない独自設定。3人の所属アイドルに実績を積ませて有名になってさらに大きな仕事をさせてと、かなり合理的に進みます(どう見ても全員1度は整形してるような気がしますが些細な点でしょう)。アイドル達には能力値として3つの属性があるのですが、ほとんどの場合、山札のすべてのカードが1順するとゲーム終了で、かつ各属性にはシステム上の優劣はなさそうな感じなので、いつか必ず引かれるであろう手持ちアイドルの得意なカードが引かれたターンに確実にそれを処理できるよう手元のリソースを大事に使うのが重要なようです。

ML.K 9月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者9人。
Pandemic: Contagion (Z-man)・Dominion (RGG)・Burn Rate (Cool Studio)・Legacy: Gears of Time (Floodgate Games)・Love Letter (カナイ製作所)をプレイしました。

まずは人待ちでパンデミックカードゲーム5人。元のパンデミックとは逆にプレイヤーの立場は病原菌です。進化と感染を繰り返して人類を滅ぼすのが目的の競争ゲーム。パンデミック風のフレーバーが組み込まれてはいますが、システムはオーソドックスなエリアマジョリティで要は名前だけ借りた別物です。ゲーム終了までのアクション数は全員同じなので、都市壊滅ボーナスを活用して手札とかのリソースを補充するのがキーになる感じ。負け。

ここから2卓に分けて3人ドミニオンは全部入りランダムで2戦1勝。
組み替えて3人バーンレートは最初に破産。線表書くしか能のないPMでもいないと会社回りません。

4人でレガシー。拡張セットのルールがとても読み易くなっていると評判です。今回は基本セットにミニ拡張が入り、少し技術が増えたせいか古い時代の技術がかなり混みあっていた印象です。最大コストの銀行を建てるもコストに見あった得点ではなかったような。負け。

ラブレターは私だけ1通も届けられず大敗。

他の卓ではTicket to Ride: Nordic Countries (DoW)・Caverna (Lookout)・Bargain Hunter (Valley)などがプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者4人。Among the Stars (Artipia Games)をプレイしました。
アモングザスターズは世界の7不思議っぽいドラフトゲーム。全員同時進行で廻ってきた手札から1枚選んで建物を建てて箱庭を作っていきます。SFテーマですがいくつかのジャンルごとに色分けされていて、同じ種類の建物を集中して建てると相乗効果で得点伸びやすくなるところもよく似ています。建ててすぐ得点になるタイプの建物とゲーム終了時に決算するタイプの建物があるので、ゲーム中の得点トラックの進み具合は必ずしも勝敗を正しく反映しているわけではありません。即時決算系の建物ばかり建てたせいでちょっと目立ちすぎてしまい、華麗に逆転負け。

ML.K 8月例会

札幌市東区民センターでML.Kの8月例会が開催されました。参加者10人。
北区民が使えないので放浪中です。来月は白石区民の予定です。Basari: Das Kartenspiel (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・Corporate America (Nothing Sacred Games)・Boxcars (RGG)をプレイしました。

まずは人待ち5人でバザリカードゲーム。小箱ですが開けると中身の半分は宝石コマです。ダイスを振ってトラックを周回する代わりにカードが配られます。アクションのプロットとバッティング時の宝石による行動権の競りのシステムは全く変わっておらず、リメイクの宝石商以上にバザリのままです。負け。

続けて6人でキックスターターのコーポレイトアメリカは、アメリカの政財界を舞台に企業を経営したり大統領になったりしてお金を稼ぐゲーム。ラウンドの前半はアメリカ人の消費活動をコントロールしてお金を稼ぎ、後半はそのお金で票を買って大統領になって自分に有利な政策を実行する、というのを繰り返します。勝利判定は最終的な所持金のみという分かりやすいシステムで、プレイヤー間交渉はお金のやりとりを含めて自由という、いかにもなアメゲーです。所持金が完全に隠蔽情報なのがちょっと気になりますが、総じて期待以上の完成度のゲームです。あまりお金を使わずにうまく上家に大統領になってもらうのがよさそう。負け。

卓分けて4人でボックスカーは裏面のイギリスマップ。正しい収入表を印刷してきましたが、アメリカより都市の数が多くて字が細かく、非常にプレイアビリティ低いです。どうやらイギリスマップは単純に最短距離の歩数がそのルートの収入のようなので、近距離は表見なくてよいかもしれません。アメリカと比べると鉄道会社の数が少なく値段も安いので、終盤に突入するタイミングが早くなっています。これなら勝利条件をルール通りの20万ドルよりも低く設定して短時間でプレイできるようにした方がよいと思います。イギリスの地形的にマップ中央のくびれた地域を通るキーとなる鉄道会社が2社しかないので、あまり多人数プレイには向かない雰囲気です。どど負け。

他の卓ではCaverna (Lookout)やLove Letter (カナイ製作所)がプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
The Cards of Cthulhu (DVG)・Quantum (Funforge)をプレイしました。

カードオブクトゥルフはクトゥルフものとしてはよくある、システムを相手に旧支配者の復活を阻止する協力ゲーム。コンポーネントは専用ダイスや金属製のコインなどが入っていて豪華ですが、4人までプレイできるはずなのに1人分しか用意されていないという噴飯ものの構成です。手番ごとに使い回すなり適当な代用品を用意する必要があります。復活を企む邪悪な旧支配者とその教団は、クトゥルフ・ヨグ=ソトース・チャウグナル=ファウグンとアルワッサの4種。正直アルワッサとか誰お前ですが、特に神格固有の特殊能力はないのでどれも名前だけの存在です。手番ごとに山札から何枚かカードを引いて各教団のカルティストや怪物を出現させ、ダイスで攻撃してそれらを除去して溢れないよう管理するシステムです。特筆すべきシステム上の特徴はないオーソドックスなゲームですが、それなりにクトゥルフっぽい感じは出ていると思います。システムはそこそこ手強そうです。2戦2敗。

クォンタムはSFテーマの陣取りゲーム。ダイスが宇宙船なゲームはおおむね当たりですが、このゲームも例外ではありません。最初に持っているダイスの個数は全員同じですが、ダイスを振った出目によって宇宙船の艦種とそれに応じた移動力と戦闘力が決まり、戦闘で負けて撃沈されるかアクションを消費して振り直すまで基本的には変わらないというユニークなシステムです。攻撃側有利な戦闘システムでプレイヤー間の小競り合いを誘導していますが、3人プレイだと巻き込まれなかった1人が有利になってしまいがちなので4人いた方がよさそう。負け。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会が開催されました。参加者7人。
Caverna (Lookout)・Qwixx: Das Kartenspiele (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・7 Wonders (Repos)・Love Letter (カナイ製作所/アークライト)をプレイしました。

まずは5人でカヴェルナ。人増えてもアクションマスで調整されるので、あまりプレイ感は変わりません。安価なイミテーションアクションが増える分、資源が蓄積されるタイプのマスより、探検などのいつも同じ効果のマスの方がやや有利になっているのかもしれません。といっても基本はアグリコラなので、他の人と行動被らないことの方がより重要ですが。順番決めるとスタートプレイヤーだったので、材木2本獲得から強力なタイルらしいビールパーラーを建て、最後まで非武装のまま農業系に進んで勝ち。

1人増えてクウィックス・カードゲーム。本来4人までですが、システム上5人でも特に問題なく回ります。カードの数字を色ごとに順番に(なるべく詰めて)埋めていく、ケルトとかストリームスのようなゲームです。カードの裏面には数字だけ、表面には色と数字が書いてあって、裏だけ見て補充するので必ずしも欲しいカードが来るとは限りません。同じカードは1枚としてなく山が尽きたら捨て札を再利用するので、運だけでなくカウテゥングも重要という、なかなかに戦略性のあるゲームでした。終了トリガー引き勝ち。

7不思議は拡張全部入り。お金のVP効率が上がるミダス王を出しましたが、他のプレイヤーの黒カードで相当資金を捨てさせられて全然得点にならず。どど負け。

さらに1人増えてアークライトの再版ラブレター。1~4人用となっていますが、最初から2セット入っているので全部使えば7人でも支障はありません。もちろんごいたもプレイ可能というお買い得な一品。1回も取れず負け。

久しぶりに夜の部も立って参加者4人。
Qwixx: Das Kartenspiele (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・惨劇Rooper (Bakafire)をプレイしました。
クウィックスはトリガー引き負け。
惨劇Rooperは拡張0の独自シナリオ。ニンジャとか偽装事件とか高難度化する要素の入った拡張ですが、それらを使わずとも十分に手ごたえのあるシナリオでした。主人公側の勝ち。

北区民センター改装工事のため来月からは東区民センターに移動となります。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者5人。
名もなき魔王(蓑竹屋GAMES)・シンデレラが多すぎる(大気圏内ゲームズ)・彼女のカレラRSトリックテイキングゲーム(Product Arts)・Vorpals (I was games)をプレイしました。

今回はゲームマーケットの戦利品大会になりました。
まずは4人で傑作と評価の高い名もなき魔王。配下の魔物の戦力で領地や新たな魔物や財宝を競るのですが、配下の魔物はお金を払わないと働かないくせに、余ったお金を持ち越しできないという江戸っ子システムが潔い。領地を取って収入増やすと戦力が足りなくなり、魔物を雇って戦力増やすとそれを稼動させる資金が足りなくなります。山札の中身以外には秘匿情報はほとんどなく、限られた資源と残り手番数からきっちり計算できるシビアな戦いです。ゲーム内容もさることながら、フルカラーのドット絵で構成されたカードデザインも必見。勝ち。

シンデレラが多すぎるは18人の候補の中から自分に手札として配られた4人のどれかをうまいことシンデレラに推挙するカードゲーム。謎にシンデレラは消去法で選ばれるので、実は女ですらないかもしれないというエキセントリックな設定。短時間で決着つく小品ですが、とりあえず18人全員の属性覚えてからが本番かと。

1人増えて彼女のカレラはマストノットフォローな変則トリックテイク。カードの数字だけではなく、手元から投入したガソリンチットの個数をカードの数字に加算してトリックの勝者を決めます。ゲーム中に存在するガソリンの総量は進行とともにもの凄い勢いで減っていくので、終盤はガソリンの一滴は血の一滴になります。あまりレース感はありませんが、よく練られたゲームです。ゲームマーケット購入者特典のプロモカードがあまりに重要なキーカードになっていて、これの有無で全然別ゲームなのがちょっと残念。

ヴォーパルスはVicious拡張入り。カード増えてはいるのですがルールの変更はないのであまり変わった感じはしません。序盤に腐敗の王を投入したおかげで一気にトップに踊り出ましたが、当然次ラウンドにはほぼ全滅なわけで順調に失速して負け。

北区民センターの改装の影響ですが、次回7月例会までは北区民センター開催、次々回8月例会は東区民センターに移動となります。