ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
ダイスゲーム百科(スモール出版)・Roll for the Galaxy (RGG)・Till Dawn (8th Summit)・Indigo (Ravensburger)・Marco Polo (HiG)・Secret Moon (カナイ製作所/アークライト)をプレイしました。

人待ちでクニチーのダイスゲーム本から2人でカウンター・カメルーンと4人でしっぺ返しをプレイ。どちらもそれなりにゲームにはなっているようですが、ダイスを振って出目に従って淡々と処理をするだけで運ゲーなこと以外はイマイチ盛り上がりどころのない微妙なゲームでした。140ゲーム収録されているので中には当たりもあるのかもしれませんが…

RftGを5人。技術連打で勝ち。今日は割と全員進行方向バラバラで毎回ほとんどのフェイズがプレイされる展開でした。

4人でキックスターターのティルドーンは吸血鬼になって血を吸って夜が明ける前に棺桶に帰って寝るゲーム。棺桶型のボックスが雰囲気を出しています。カードを1枚めくるごとに全員に同じだけの血液が配給され、帰るか進むかを宣言して帰るならゲームから抜けて持ち帰った血液を得点化、進むなら次のカードで追加の血液の配給を受け、途中で死ぬか夜が明けると何も得られないという、基本的なシステムはインカの黄金のアレンジになっています。まだまだ大丈夫なところからあっさり即死したり夜が明けたりするので、インカの黄金より帰るタイミングつかみにくいです。1滴も血を得られず0点負け。

インディゴと全然関係ないことで有名なインディゴ。タイルを並べて路線を作るシステムはメトロ(Queen)と似ています。メトロのように長い路線作ればよいというわけではありませんが、自陣に雪隠詰めにされないよう生存空間作るのが重要なところは共通しているかもしれません。負け。

マルコポーロはヴェネツィアの商人になって中国をめざすワーカープレースメント。ワーカーがダイスになっていて、出目によって置けるマスや効果やコストが変わってくるという典型的なゲームです。何をするにも大量にお金がかかる割に収入増やす手段が限られていてこの手のワープレらしいカツカツ感がある一方で、プレイヤーキャラクターごとの固有能力や各都市の特殊アクションの効果が強烈なまでに大きく調整されています。プレイ中は様々なアクションの組み合わせを工夫するのが楽しいのですが、いざ勝敗を考えると相当に大味なゲームであるように思われます。同点2位。

シークレットムーン5人。2戦1勝。2戦とも僧侶入らず大臣陣営の勝ちだったので、姫陣営2人はちょっと不利なようです。さすがにもう少し人数多い方がよいでしょうか。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
XCOM: The Board Game (FFG)・Clocktowers (Jolly Roger Games)をプレイしました。

XCOMは宇宙人の侵略から地球を守る協力ゲーム。XCOMという地球防衛組織の役職を1つずつ担当して、iPhoneアプリの指示に従ってリアルタイムにプロットするフェイズと、ダイスを振ってプロットの結果をチェックするフェイズを繰り返します。プロットフェイズの管理がアプリ化されているので、世界各地の制空権の有無によって決まる宇宙人の進行度合いに応じて、襲ってくる宇宙人の数やフェイズの進行順が自動的に変化します。ボードゲームで表現の難しいシステムのブラックボックス化を無理なく実現する次世代のゲームとして十分な完成度を持っています。とりあえず時間無制限で説明つきのチュートリアルモードをプレイ。というか紙のルールブックが入ってないので、チュートリアルモードからプレイしないと全く分からないようになっています。途中危ういところもありましたが、ギリギリのところで任務達成できました。

最後はアラン・ムーンのクロックタワー。時計塔を建てるカードゲームです。後から建てる塔は高くしなければならないルールがあるのに、高い塔はむしろ得点低くなりやすいシステムなので、にょきにょき塔が伸びていく見た目の割には低めの良い塔をきちんと建てていた人が勝ちます。短時間で終わる小品としてはまずまず。負け。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。
日本全国特急旅行ゲームの作者さんを迎えて参加者6人。
The Game (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・Black Vienna (Kosmos)・Pandemic: the Cure (Z-man)・よこにならぶ日 (GODICE GAMES)・Roll for the Galaxy (RGG)・Peloponnes (Irongames)をプレイしました。

まずは赤ポーン候補作のザ・ゲーム。1~100まで1枚ずつあるカードをケルトとかでよくある要領で昇順か降順に並べる協力ゲーム。相談自由で待った自由ですが、数字そのものを言ってはいけないという制限とか、1の位を合わせれば後戻り可能とかのスパイス的ルールが効果的で、作者日本人じゃないですが最近流行りのミニマリズム感たっぷりな良作です。これは大賞もワンチャンあるかもしれません。

卓分けて4人ブラックウィーン。質問カードの巡りによっては特定文字だけ全然情報出ないということはよくあるので、そこで手札と組み合わせて候補絞れると強そうといったところか。全然及ばず。

日本語版出るらしいパンデミック完全治療3人。英雄的レベルで2戦1勝。やはりどれだけ速く1色めの治療薬作るかどうかで勝敗に大きく影響します。とりあえずこれ以上の難易度はないので一旦卒業でしょうか。

よこにならぶ日はコロレットシステムでカードを引き取って1列に並べて連鎖を作るゲーム。肝心の連鎖システムはよく考えられてはいますが、さすがにコロレットを過去のものにするところまでは行ってない感じ。

RftGは初期星系が緑に寄ったのでそのまま出荷型を試しましたが6コスト技術に手が出ず負け。

ペロポネスは色々拡張を投入(たぶん仙骨拡張以外全部)。どれもミニ拡張クラスで、そこまで劇的にゲームが変わるものではありません。一番変化大きそうなのは山羊拡張でしたが、肝心の山羊を資源に変換できる機会が少なく見た目ほどは役に立ちません。初期国ランダム引きで基本セットのアルカディア、定期収入で人口増える珍しい文明です。人口はお金の定期収入に影響するのでそこそこ強力、あとは人口を維持する食料の生産を優先して危げなく勝ち。

残り時間でザ・ゲームに再チャレンジ。何度かプレイして残り1枚まで行きましたが、完全勝利は遠そうです。

他の卓では作者さんを交えて日本全国特急旅行ゲームをプレイしていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。Captains of Industry (TMG)をプレイしました。
最近話題のキャプテンズ・オブ・インダストリー。工場建てて商品作って売って儲けるゲームです。工場を建てるための材料として他の工場で作られた産品を買って来る必要があり、自分の商品を他人に買ってもらえれば収入+勝利得点、値付けは(選択性ですが)完全自由といったシステムで自然に市場競争が発生するよくできた経済ゲームです。人数少なかったからかもしれませんが、テーマとシステムの割には意外と展開速い短時間ゲームです。基本資源3種と応用資源3種に技術開発も1種の資源と数え、独占が決まると簡単に大儲けできてしまうので、3人プレイで担当資源がきれいに分かれるよりは人数多い方が面白そうではあります。社長のボーナス点で僅差勝ち。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者7人。
BoardGameGeek: The Card Game (BGG)・Dominion (RGG)・くだものあつめ (ちゃがちゃがゲームズ)・Tank Hunter (アークライト)・Dead of Winter (Plaid Hat Games)・ウミガメの島 (メビウス)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。

ボードゲームギークカードゲーム4人。ボードゲーム版と違ってプレイヤーの立場は純粋にプレイヤーです。というわけでひたすらゲームを収集するだけです。採録ゲームはボード版よりちょっと一般向けに振ってある感じで、聞いたことない子供向けゲームとかもたくさん入っています。購入者の傾向とはちょっと方向性違うような気もしますが。システムは8色各10枚のカードを同色集めるか各色1枚ずつ揃えて得点にするオーソドックスなセットコレクション。運よくいい感じに色揃って勝ち。

ドミニオン4人は最新のアドベンチャー拡張入り。新たに使用するたびに別のカードにアップグレードするアクションカードが2種入っているなど、今までにない新しいアイディアが盛り込まれています。1戦1勝。

卓分けてくだものあつめ3人。種まきテーマでマンカラシステムという割とそのままなデザイン。色とりどりのビーズが入っていますが、種の色には意味はありません。マンカラでいたずらに複雑なシステム追加しても、手元の打ちまわしだけでいっぱいいっぱいになるだけなので丁度いい塩梅だと思いますが。勝ち。

タンクハンターは追加セットのイェーガーも全部混ぜ。カード枚数だけは山のように増えましたが、たぶん1車種1枚だけ残して箱に戻してしまった方がいいでしょう。

ゾンビゲーにしては面白いと評判のデッドオブウィンター4人。とりあえずゾンビ殺しまくるだけの初回推奨シナリオ。序盤まだ時間はあるけどちょっとうまく行ってないかな、くらいの雰囲気だったのが、移動中にゾンビに噛まれて感染したキャラクターから次々と被害が連鎖して一瞬で全滅。裏切り者に余裕で勝たれてしまいました。危機カードにカード供出しないプレイヤーは速やかに吊るした方がよいでしょう。間違っててもとりあえず食いぶち減らす効果はあるので。

ウミガメの島5人。さすがに5人いると乗ったり乗られたりです。

パンデミックダイスゲーム4人は今回からやっと標準難易度で。ギリギリですが勝てたので次から英雄レベルでいいでしょう。

終了後は移動して裏例会は3人。Dominionをプレイ。
次々とアドベンチャー拡張の新カードを投入。リザーブカードやイベントカード・トークンなど、新要素は何かと手順のかかるものが多いので、どうしてもプレイ時間は長くなりがちです。5戦1勝。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者7人。
Tindahan (Bambus Spieleverlag/NGO)・6 nimmt (AMIGO)・ホラーハンター(翔企画)・Coyote (Kidultgame/NGO)・Neue Spiele im alten Rom (Piatnik/NGO)・Edel, Stein & Reich (alea)・Pandemic: the Cure (Z-man)をプレイしました。

人待ち4人ティンダハン。一見トリックテイクで実際トリックテイクなのですが、トリックを取る、トリックを取れないにしてもカードを減らして失点を防ぐ、屋台の点を取る、と基本的にどんな手を打っても得点につながるゲームなので、実際は手札をいかに得点に変換するかのリソースマネジメントゲームな感じ。負け。

6ニムトはSpielbox誌2014年4号付録の宝箱拡張入り。最初にランダムなプレイヤーに牛-10匹相当の宝箱が進呈されます。そのプレイヤーが牛を引き取ったら宝箱は下家に移動、1回も牛引き取らなかった悪い人は牛+10匹追加、という運ゲー要素です。宝箱とは関係なく勝敗決まったので拡張の効果は薄そう。牛大量ゲット。

ホラーハンター5人。人数多いと精神力尽きる前にゲームが終わるので、トーマスやキャロルアンなどの精神力が低いことがあまりペナルティになりません。キャロルアンは火力も足りないですが。負け。

コヨーテ。ブラフと違って1人だけ極端なカード引くと俄然不利なあたりが困りもの。人数増えてきたので1人落ちて終了。

卓分けて古代ローマの新しいゲームからカトリーヌの陰謀3人。ブラックウィーンと一緒で5枚一気にバレると変な情報格差がでます。数字で聞くときはあまり核心の数字を言わない方がいいのかも。

宝石商4人。熟練プレイヤー同士だと宝石トップが割れやすく得点差つかないのですが、2ラウンドめにイベントカードの引きにも助けられてちょっと抜け出すことができ、そのままリードを保って勝ち。4人だと必ずどこかでバッティングが発生するので、勝ってる人はむしろ後続潰すためにあえてぶつける手もあって悩ましい。

パンデミックキュア。何度かプレイした感じでは、ダイス7個振れるジェネラリストが大量にバイオハザード目を振ってしまい、1個無視の特殊でもカバーしきれずそこから崩れることが多かったような気がしますが、今回はジェネラリストが豊富なダイスをうまく活用してサンプルを安定供給してくれて、テンポよく治療薬を全部作って勝ち。これで次からやっと難易度上げられます。

最後は全員でコヨーテ。残り2人からが強烈にブラフ以上のブラフゲー。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Goa (RGG)をプレイしました。
割と久しぶりなゴア。久し振りすぎて色々思い出すのに時間かかりましたが、そういえばゲーマーズゲームっぽい見掛けの割にかなり引きゲーでした。2番が異様に不利なので、上家にスタートプレイヤー取られるとヤバイのも重要です。順番は競りゲーなのでそこで頑張れという話ではあるのですが。競りで畑の数取れなかったので、とりあえず黒を1レベルだけ上げて植民地を早急に確保、赤と黒の産物から一早くカード技術を上げる作戦で。そこそこうまく回りましたが、最終ラウンドひたすらカード引いて回すもマーク揃いは3枚までで及ばず2位。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
Splendor (Space cowboys)・Coup: Guatemala 1954 (La Mame Games)・Roll for the Galaxy (RGG)・Pacific Typhoon (GMT)・Black Viena (Kosmos)をプレイしました。

巷でボードゲーム運搬鞄として人気沸騰中のカホンバッグを買いました。リーズナブルな価格でサイズが大きく、スポンジバッグ構造で内容物を保護できるようになっていて便利です。持ってったゲームは立ちませんでしたが。

人待ち宝石の煌めき4人戦。貴族の要求色にほとんど引っ掛かってなかった競争少なそうな色で進めてみましたが、やはり貴族取れないと得点見劣りします。負け。

微妙に気の抜けたイラストが特徴のクーガテマラ1954はクーのバリエーションの一つ。役職がたくさん入っていて、毎回ランダムにいくつか選んでプレイします。プレイ感はそれほど変わりませんが、攻撃カードが必ず同じカードの防御カードを兼ねているので元のクーより少し攻撃が通りやすくなっていて、サクサクと進行します。繰り返しプレイする分にはよいのでは。

RftGは2戦1勝。フェイズ1の探索でタイルとお金を補充できるので、探索と技術を交互に連打しているだけでそこそこ回転してしまう感じです。こうなってくるとカード版よりも終盤の収束が速いので、出荷型で追い上げるのが難しくなっているのかも。でも得点切れで終わる卓もあるようなのでやはりタイル引きと打ち回し次第なのか。

武蔵発見記念でパシフィックタイフーン。武蔵は43年からしか稼動しないのでイマイチ使い勝手悪いです。負け。

ブラックウィーン。ルール通り残りチップ数の時間制限入れるとまだほとんど何も分からないタイミングで時間切れになります。あんまりなので途中から選択ルールの時間無制限にしました。負け。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Dream Heist (Pilot Study)・Get Lucky (Cheapass/cosaic)・Vegas Showdown (AH)をプレイしました。

かっこいいアルミケースに入ったドリームヘイストは映画インセプションのボードゲーム化。映画見たことないですが、他人の夢の中に潜り込んで潜在意識を操作して時間内に脱出する話だそうです。ゲームは2D6振って出目の歩数だけ移動して行き先のマスの指示に従うという、要は複雑スゴロクですが、終盤時間に追われながら他プレイヤーの妨害をかいくぐりつつ脱出を目指すあたりは盛り上がります。トリガー引き負け。

ゲットラッキーはキルドクターラッキーのカードゲーム化。最近出た日本語版です。フレーバーテキストまでまめに訳されていて品質は高いです。ドクターラッキーが順繰りに部屋を巡って行く先々で殺されそうになる元ゲームの雰囲気はよく出ています。収束性も良くなっています。

ベガスショウダウンは新しいリプリント版。箱絵がおっさんから箔押しされてキラキラ光るラスベガスの風景になりました。中身は特に変わってないような。高額建物ほとんど買えなかった分が効いてまたトリガー引き負け。

ML.K 2月例会

札幌市東区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人。
Roll for the Galaxy (RGG)・Safranito (Zoch)・Florenza (Placentia Games)をプレイしました。

人待ちRftGを5人。5人いるとほとんどすべてのフェイズがプレイされる、と思いきや意外と出ないフェイズが多い印象。他人の場を見て次の行動予測しても、肝心のダイス目が出なければそのようには動けないので、予想外のフェイントかけられます。トリガー引き負け。

卓分けて3人サフラニート。典型的なこのゲームでしか使わない技術を問われるアクションゲームですが、運よく最後に必要なスパイスの皿にコマが止まって勝ち。アクションマスはもう少し発動しやすいように大きく作ってあった方がいいような。

再版フロレンツァを4人で。ルネッサンス期のフィレンツェを舞台に芸術家を雇って様々な芸術品を作るワーカープレースメント。ルール以外のコンポーネントは全部イタリア語ですが、言語依存性はないのでプレイに支障はありません。肝心の芸術品もイタリア語の一般名詞の名前だけなので何作ってるのか全然分からないのがちょっと残念ですが。資源キューブとお金で建物を建てて、それが新しいアクションマスになっていき、自分のでも他人のでも(コストはかかりますが)自由に使えるといったシステムで、箱庭を作っていくケイラスといった雰囲気のゲームです。プレイ時間超長いと聞いていたので少し早めに開始しましたが、インスト込み5時間プレイして終わらず。あと1ラウンドだったのですが。

終了後は移動して裏例会。こちらでもFlorenzaをプレイ。3人。
アクションマスの処理をできるだけ同時進行するとかプレイ時間の短縮に努めてみました。その甲斐あってインスト別で2時間で完走。このくらいなら普通にプレイ可能でしょうか。アクションマスになる代わりにあまり得点にならない普通の建物、得点低めですが全く手をつけないとペナルティのある個人の芸術品、コスト高く早い者勝ちな代わりに高得点で定期収入のある公共の芸術品、という3ジャンルをまんべんなく建設していく必要があります。定期収入のありなしがバカにならないので、序盤からガンガン公共の芸術品建てるのも悪くなさそうです。僅差勝ち。

ML.K 1月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの1月例会が開催されました。参加者6人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Coyote (Kidultgame/NGO)・Age of War (FFG/アークライト)・Dominion (RGG)をプレイしました。

5人でパンテミック:ザ・キュアはパンデミックのダイスゲーム化。全然別ゲームになっていたパンデミックカードゲームと違い、元のパンデミックのシステムを踏襲したデザインです。感染デッキからカードを引く代わりに、バッグから4色の病原体ダイスを引き、それを振って出目の地域に配置します。色ごとに出目が偏っているので、地域によって集まりやすい色が決まっています。プレイヤーのアクションも役職ごとに構成が違う専用ダイスを振って、出た目の行動を行ないます。運ゲー度はかなり上がっていますが、パンデミックの雰囲気をよく再現していて難易度も十分な良作です。2戦とも人類滅亡。

6人になってコヨーテ日本語版。小箱になりましたが、開けるとタロットサイズ?の大型カードが入っています。要するにインディアンポーカーでブラフをします。見えている情報が多いのに自分の知らない情報は全員に知られているので、どのコールも自分以外の全員が自分を陥れるために結託しているかように思えてしまい、ブラフよりさらにブラフ度が上がっています。負け抜けゲーですが、さすがにちょっと長いと思うので、1人脱落したところで終了しました。

クニチーの戦国時代。簡単な城から手堅く押さえる作戦でしたが届かず。
3人ずつ2卓に分けてドミニオン。6戦2勝くらい。隠遁者+封土のコンボが強かったです。
他の卓ではテラミスティカ・黄金時代などがプレイされていました。

終了後は場所を変えてHistoria (Giochix.it)をプレイしました。参加者4人。
せっかくキックスターターでプレオーダーしたのにかなり遅れて届いたヒストリア。文明発展系でボード中央の巨大な文明マトリックスが特徴ですが、主要な得点源はボードの片隅の地図上でひっそりと行なわれる陣取りです。マトリックスは横軸が技術力、縦軸が軍事力を表わし、それらのバランスで部族社会とか重商主義など政治体制が決まるという独特のシステム。実際のところそれほど政体の効果は大きくないです。技術の発展が完全に一次元なのはちょっと弱点で、早い遅いはあっても全員同じ順序で同じ技術を開発することになるので、文明間の特徴があまり出ません。プレイヤー間の差が出るのは唯一無二なモニュメント。この手のゲームらしく、世界各地の有名な建造物がカード化されていて、それぞれ固有の特殊能力を持っています。他のゲームとは違って建てるのはとても簡単でほとんど早い者勝ちで取るだけで建ってしまいます。ここまでモニュメント建てるの簡単な文明発展ゲームもちょっと珍しい。プレイヤー数に対して数が足りないくらいなので、得点調整してプレイ順を少しでも早くするのが後々でかなり勝敗に影響します。
初回プレイなので選択ルールや拡張の類は一切入れずにプレイ。序盤から軍事力中心に快調に飛ばすも土地からの得点は比較的簡単にブロックできるので終盤沈んで3位。
同時プロット方式で他人の行動読む要素はありますが、運の影響は薄い方なので色々追加要素投入した方が意外性出て良いかもしれません。コンポーネントに言語依存性はなく、アイコンも分かりやすそうなのですが、肝心のルールの方にアイコンの細かい所の説明がほとんどないのが難点です。BGG等で補完しないと特に拡張要素のレアなアイコンは何が何だか分かりません。BGGのFAQスレによると土地の支配を表わす旗のアイコンは、土地から得点するときは単独支配を必要とし、キューブの回復とリーダーの得点条件のときは共同統治でもよいそうな。どっちも同じアイコンなのに…

ML.K 12月例会

札幌市東区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
Age of War (FFG/アークライト)・Skull & Roses (Lui-même)・The Golden Ages (Quinted Games)・Caverna (Lookout/HJ)・Domonion (RGG)をプレイしました。

3人でクニツィアの戦国時代はリスクエクスプレスのリメイク。7個の専用ダイスをごろっと振って、エルダーサイン方式(エルダーサインがリスクエクスプレス方式なのですが)でダイスの組み合わせを作って城を奪い合います。汎用的なシステムでリテーマしやすいいつものクニチーですが、簡単に落とせそうでなかなか落ちないバランスはさすが。

髑髏と薔薇はタイトルから薔薇がどっか行ってしまった新版。いきなり髑髏抜かれる苦しい展開でしたが勝ち。

卓分けて3人で黄金時代は古代から現代までを4時代に分けて全世界を扱う一見重げー雰囲気の技術開発とエリア支配のゲームですが、手持ちリソースをお金だけに絞り、1時代あたりのアクション数をわずか3と少なくすることで軽快プレイ感を実現した良ゲーム。それでいて国ごとに特殊能力があったり、各技術は名前だけでなくちゃんとルール上の特典を持つとか、プレイヤー間戦闘もきちんとあるなど、必要な要素は十分に盛り込まれています。ゲーム中にタイルを自由に配置して世界地図を作るので、毎回地球とはちょっと違うよく分からない大陸世界になるなど、リプレイ性も考慮されています。海でも陸でも移動にはほとんど影響しないので、実は地形あまり関係ないのですが。トリガー引き負け。

カヴェルナはHJの日本語版。もとともアイコン類は分かりやすくできていて、大量にある部屋タイルの説明だけが煩雑なゲームなので、エラッタはともかく日本語になってる割にはあまり遊びやすくなった感じがしません。別途手元で見れる部屋タイル一覧があるとよいと思います。犬と建設のマスがよく空いていたので、全く武装せず羊と部屋増やして勝ち。

4人ドミニオンは2戦2敗。

他の卓ではKeyflowerなどがプレイされていました。
来年1月はいつも通り第4週ですが、白石区民です。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Kanban (Stronghold)をプレイしました。
自動車メーカーの社員として工場内を右に左に駆け回って自動車作るゲームですが、相当な大ボリュームなルールを2時間以上インストし続けてやっとプレイ始めようかという頃には日付が変わってしまうという珍事。このゲームだけの特殊用語が多かったり、ルールが工場長の一人称で書かれている(HJ訳では改善されていますが)とか、理解を阻害する要素満載の困ったゲームです。根幹のシステムは割と明快で、要するに各自ワーカー1人のワーカープレースメントで、開発部で設計図もらって購買部で部品買って製造部で自動車作って品質保証部で(なぜかその自動車を自分で)買う、という流れを繰り返すという感じでした。ゲーム自体はかなりやりごたえのあるゲーマーズゲームで良いと思います。一応僅差勝ちでしたが、手順やら細かいルールが多くいろいろと間違ったプレイだったことがプレイ中や終了後に判明したりしました。

ML.K 11月例会

札幌市白石区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者は大盛況の12人。
luz (倦怠期)・Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・Straw (AEG)・Mascarade (Repos)・Ghost Stories (Repos)・Dominion (RGG)をプレイしました。ゲームマーケットの戦利品の一つらしいルイス。マストフォロー切り札ありのごく普通のシステムのトリックテイキングゲームですが、インディアンポーカー式に自分以外の全員の手札を見た上で何トリック取れるかビッドします。カードセット中何枚かは抜かれているので自分の手札は完全には分かりませんが、そのまま自分の手札を見ないで、ドメモのように残り枚数を推測しながらプレイします。ありそうでなかった独自性の高いトリックテイク。意図的に通常とは逆向きにされたカードデザインはちょっと遊びにくいですが、ゲームそのものはかなり高い完成度を持っています。

6人になってダンジョンファイター。人数変わっても難易度に影響ないようバランス取られていますが、それでも人数多い方がダメージ受けて戦力が下がってもリカバリしやすいので有利そうです。最後の1人で華麗に勝利。とは言っても一番難易度低い設定なので、まだまだマゾくできます。

ストローはラクダの背中に荷物を積んで、ラクダが潰れたら負けのバーストゲーム。広島訳は肝心の藁の効果の訳が抜けているみたいなので要確認です。英文ルールでは藁は50kgちょうどのときしか載せられないと読めます。安全策で手札に空飛ぶ絨毯を抱えていると得点伸びないので、勝つためリスク取って手札を重くするところがゲーム性になっているのですが、補充で絨毯引いてそのまま誰かにバーストされるとそれまでなのでちょっと運要素高め。1回だけ華麗に藁載せて勝ちましたが総得点的にはさっぱり負け。

10人でフェドゥッティのマスカレード。拡張も買いましたが今回は投入せず。役職次第ではあるのでしょうか、10人はちょっと多すぎな雰囲気です。負け。

卓分けてゴーストストーリーズ4人。拡張フルセット用意されていましたが基本セットのみでプレイ。いろいろと機微を忘れていて1戦めは華麗に敗北。このゲームは無条件で敵倒してくれる大仏をいかにフル活用するかというところにあるようなので、そのまま2戦め。ボスにあと一矢報いることができれば勝ちでしたが及ばず。

ドミニオン3人は2戦1勝。

その他の卓ではKingsport Festival・Modern Art・Dungeon Questなどがプレイされていました。
次回12月例会は第2土曜東区民センターです。

終了後は場所変えて裏例会。参加者4人。
Last Will (CGE/アークライト)・Dragon’s Hoard (Mortensen Games)をプレイしました。

おかしな遺言はお払い箱拡張入り。プレイヤー全員定職に就いていて、恐ろしいことに毎ラウンド定期収入が降ってきます。基本的なシステムは変わっていないので、まずは仕事を首になって収入を断ってから資産ゼロを目指します。職を失う条件がプレイヤーごとに異なる序盤の行動指針になっているので、何でもできるけどたまたま他人とカチ合うとカードの取り合いになってその2人だけ沈んでしまう基本セットの欠点をうまく補正しています。その他計画フェイズ用のカード補充/帽子/アクション数の組み合わせがタイルでランダムに差し替えられるようになっているなど、リプレイ性を上げる工夫がされていてマストバイな拡張と言ってよいでしょう。

ドラゴンズホードは乗車券方式でカードを集めるセットコレクション。カードにはアクションカードと財宝カードがあって、アクションは使い捨てですが、財宝はサンファン方式で他のカードをコストとして払って自分の資産にします。各プレイヤーはドラゴンなので、巣に貯めた総資産額が多い人の勝ち。コストとして支払うときのカードの裏面の羊の絵の毒々しさがアメゲーらしいです。アクションカードは捨て札になって回収されるのですが、財宝は次々と場に置かれていくので、後半山札の財宝率がどんどん薄まっていきます。序盤からカードを取っておく計画性が要求されるとか、後半はプレイヤー間でガシガシ殴り合う展開になるとか、デザイン上の意図は分からなくもないですが、ちょっともの足りない感のある惜しいゲームでした。

ML.K 10月例会

札幌市東区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者8人。
Fünf Gurken (2F Spiele)・Keyflower (R&D Games)・Blueprints (Z-man/HJ)・Heroes Wanted (Action Phase Games)・Flaschenteufel (Bambus)をプレイしました。

人待ち5人で5本のきゅうり。最初に脱落。

キーフラワー5人は農園主拡張とキーセレスト拡張入り。
農園主は牛豚羊の3種類の動物を飼うことができるようになる拡張です。2匹以上いると繁殖するのでちょっとアグリコラみたいです。それなりの得点源になるのと、プレイ人数が多いといつも似たようなタイルしか出てこない部分を改善してくれるので、ゲームに変化が出てよいと思います。
キーセレストは1タイルしかないミニ拡張で専用の幽霊ミープルを使用します。これは自分以外の誰かの競りの結果をそのプレイヤーの勝ちで確定させる代わりに、そのために使用されたワーカーを奪って自分のプールに加える、というもので、展開によってはアクションラウンド中に突然大量のワーカーを補充できてしまうインパクトの大きいものです。使いこなすと強力ではあるのですが、微妙なバランスが取れていたキーフラワーの基本システムを壊しかねない大味な拡張なので常に入れるべきかどうかは微妙な感じです。
動物増やしましたが、タイル取った数が少なくて十分に置ききれず得点伸びずでした。

人増えたので卓分けしてブループリント3人。ごろっと振ったダイスを1個ずつピックして積み木にして、設計図通りの建物を作ります。ルールはシンプルでプレイ時間も短いです。
3ラウンドすべて金賞取りましたが負け。ちゃんとボーナス達成しないとダメなようです。

キックスターターのヒーローズウォンテッドは、ゼータシティを守るアメコミヒーローになって悪党と戦うゲーム。悪党もヒーローも頭カードと胴体カードを1枚ずつ組み合わせて無数のバリエーションを生み出すことができるクァークス方式を採用しています。
システムはハンドマネジメント系で、全員ほぼ共通の構成のカードデッキすべてを手札として持って、それを消費して攻撃や防御を行ない、使いきったら1回パスしてカードを回収する、割と分かりやすいルールです。ルールブックはイマイチ読みにくいのですが。プレイヤー全員でシステム担当の1人の悪党をタコ殴りにして、誰かが悪党にとどめを刺したらゲーム終了、最も勝利点稼いでいる人の勝ちという半協力ゲームです。
今回は初回推奨のシナリオ1、悪党ランダムに引くとラバーパンクさん。体がゴムなのでヒーローの必殺技ではトドメを刺せないという特殊能力を持っているそうです。こいつが歩道にゴミを捨てるという法治国家の根幹を揺るがす大悪事を働いているので、懲らしめてやろうというストーリー。悪党はマップ上を勝手気ままに移動しますが、ヒーローたちはローフルなのでちゃんと横断歩道を渡らなければならないというアホなルールもあります。
初回プレイなので皆さん手さぐりプレイです。制限ターンぎりぎりでヒーロー側の勝ち。一応得点的には私がトップでした。思ったよりはずいぶんと普通のゲームでした。

余った時間でボトルインプ4人。マイナスなしでしたが得点はぱっとせず。

他の卓ではPacific Typhoon (GMT)などがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。
Dominion (RGG)・スターライトステージ(シュレディンガーゲームズ)をプレイしました。
ドミニオンは3戦3敗。
スターライトステージはアイドルをプロデュースするカードゲームです。一見アイマスかと思いましたが、全然関係ない独自設定。3人の所属アイドルに実績を積ませて有名になってさらに大きな仕事をさせてと、かなり合理的に進みます(どう見ても全員1度は整形してるような気がしますが些細な点でしょう)。アイドル達には能力値として3つの属性があるのですが、ほとんどの場合、山札のすべてのカードが1順するとゲーム終了で、かつ各属性にはシステム上の優劣はなさそうな感じなので、いつか必ず引かれるであろう手持ちアイドルの得意なカードが引かれたターンに確実にそれを処理できるよう手元のリソースを大事に使うのが重要なようです。