ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者5人。
King of the Dice (HABA)・The Manhattan Project2: Minutes to Midnight (Minion Games)・7 Wonders (Repos)・Werewords (Bézier Games)をプレイしました。

まずは人待ち3人でダイスキング。ハバのゲームなのに箱黄色くないです。6個のダイスを振って指定された役ができればカードを取って得点というシンプルなゲームです。失敗時のペナルティカードが-1~-3点の幅があって事前に表向きに公開されているので、要求されている役の難易度と比較して強気で攻めるか安全策で行くか考えたりと、思いのほか好ゲームです。負け。

5人でマンハッタン計画2。国はブラジルを選択。工場建てなくても現金で戦闘機を買って来るという他にない能力を持っています。強力そうに見えたのですが、今回は誰も爆撃機技術レベルを3以上に上げることがなく、他国に爆撃機が飛んでくることがないため、全くの無意味能力でした。核実験回数で常にリードして少ない核兵器で15VPせしめる作戦でしたがブービーでした。

久しぶりな7不思議はリーダー入り。ストーンヘンジのAでした。ワンダーに要求される資源が段階ごとにバラバラで戦いにくそうな国です。隣がリーダー特化のローマだったので、資源あまり借りられない代わりにこちらの資源はガンガン貸し出されていつの間にかお金持ちになっていました。こんなんだったらリーダーのドラフトでミダス王取っとけばよかったです。負け。

ワーワードはやっと5人でプレイすることができました。役職引いたら予言者。スマホアプリが提示するキーワード候補は普通の辞書なので、ノンジャンルでイマイチ答えに繋げにくい感があります。内輪でプレイするときはスマホ使わない手もあるかも。結局正答できず狼も発見できずで負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
The Manhattan Project2: Minutes to Midnight (Minion Games)・Sid Meier’s Civilization: A New Dawn (FFG)をプレイしました。

まずはマンハッタン計画2。ルール上はプレイ人数によらずゲーム長は変わらないので、少人数プレイだと1人あたりの総アクション数が増える計算です。多人数プレイのときは選択ルールで延長ゲームにしたりもできますが、要は決算ラウンドが来るまでに自分の番が回ってきてちゃんと対処できるかどうかで得点大きく動くので、ちょっと間に合わないくらいの方が紛れが出てよいです。
ランダムに配られた国カードから北朝鮮を選択。核実験するする詐欺で経済援助をもらえるというこのシリーズではおなじみの能力です。3人プレイだと支払いは1人1金できれいに割り切れるのと、中盤以降はお金に困ることはあまりないシステムなので、単純にワーカー1人で2金集金できる程度の効果しかなくあまり強くはありません。
どうせ核実験場作るので工場だの研究所だのといった生産的な建物は無視して即物的な軍事施設ばっかり作ってとりあえず核実験とABMのボーナスをメインにする作戦。最終手番で何とか間に合わせた対潜水艦戦でデコイ以外の本物をきれいに除去できた分を加えて勝ち。

シドメイヤーズシビライゼーションの新版。前作はかなりの長時間ゲームでしたが、複雑じゃんけんだった戦闘システムが単純にダイス一投で決まるようになったなど、大幅にシステムを組み換えて中量級くらいのプレイ感に短縮されました。トコロテン方式のアクションカード選択システムがロンデルシステムの発展版的によくできています。
国をランダムに選ぶとアメリカ。使い減りしない天然資源コマを交易コマの代わりにも使えるという強力な特殊能力で、ランダム配置マップでうまいこと天然資源2ヶ所のそばに首都を置くことができました。この天然資源をフル回転させてワンダー建てまくりかと思ったのですが、ワンダー建てるには先に同じ数だけ都市建てておかなければならず、ワンダーと都市を建てるのは同じアクションカードでどちらか選択式なのでそう連続してホイホイ建てられるわけでもなく思ったほどはスピード出ませんでした。1巡間に合わず負け。
勝利条件にもよりますが、他プレイヤーの首都との交易や戦闘を行動のオプションとして持つために、初期配置で他プレイヤーからあまり離れない方がよさそうです。配置時点では勝利条件分からないのでなかなか難しいですが。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
The Manhattan Project2: Minutes to Midnight (Minion Games)・Roll Player (Thunderworks Games)をプレイしました。

まずはキックスターターの新作のマンハッタン計画2。原爆開発の前作から時代少し下って、今回は原潜・戦略爆撃機・弾道ミサイルの3種の神器を開発・配備して核兵器の投射能力を向上させ、抑止力を競うゲームです。
1手番で持ってるワーカーを好きなようにいくつでも使用できた前作やエネルギー帝国と異なり、今回は1手番にはワーカーは原則2人までしか使えず、しかもワーカー配置時ではなくワーカー回収時にアクションマスの効果が発動するようになりました。建物の優劣もほとんどなくなり、前作にあったような序盤のスタートダッシュに成功したプレイヤーがそのまま駆け抜けるようなゲームではなくなったと思います。その分、お金は常に不足し、決算タイミングまでに必要なモノを確保するアクション数もなかなか間に合わないという、よくあるワーカープレースメントらしいシビアなゲームになっていると思います。あれもこれもと手を広げるとどれもパっとしないので、何か特化型になった方がよいのかなという雰囲気。
配られた国からドイツを選択。ワーカーを1人しか置かなかった手番で1金補充されるという、奇数人数しかいないときに無駄手番になりにくい能力ですが、結局無駄手番なことは変わりないので見た目通りそれほど強くはなかったです。負け。

ロールプレイヤーはモンスター&ミニオン拡張入り。ダイスが増えて5人プレイが可能になり、キャラクター作成中と完成後のゲーム終了時に敵と戦う要素が追加されました。キャラクター完成直後にラスボスと戦うとか、このゲームの根幹のテーマからはちょっとボヤけてるんじゃないという第一印象ですが、ゲーム中の戦闘はお買い物の代わりのアクションなので、実質的には買い物の競争が緩和されて後手番プレイヤーの選択肢が増えてプレイは少しやりやすくなっています。バランス的には悪くなかったです。ラスボスのと戦闘ボーナス条件に全く引っ掛からず大敗。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Altiplano (dlp games)・The Manhattan Project: Energy Empire (Minion Games)・Room 25 (Matagot/HJ)をプレイしました。

早速アルティプラーノ5人から。初期の役割タイルは前回と同じ食料で木がもらえる人。材木を増やして丸木船でレア商品ゲットというところまではおそらく動かしようがないのですが、丸木船作戦は早々に切り上げて商品売ったお金で良い建物建ててカカオ量産態勢にシフト。高額商品で倉庫がほどよく埋まって勝ち。

エネルギー帝国。国カードは最初から石炭発電所持ってるソ連を選択。同じく初期資源で持ってる石油を精製して獲得したプラスチックで太陽光発電所も作って環境汚染を抑えつつエネルギーを自給と思ったのですが、イマイチ効果なく汚染まみれな国に。建物を3色均等に揃えてしまいさらに馬力不足に陥って最下位。やっぱり緑単色が強いですね。

1人減って4人でルーム25はエスケープルームのシナリオ5。謎カードが序盤に効率よく集まったのと、謎自体も4よりむしろ簡単だったのであっさりクリア。見れば簡単だけど口頭だけの情報交換では解きにくい謎として調整した難易度なのかなという感じ。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者9人。
Ritual (Devdiem Studio)・ブランクワールド~Complete the Atlas~(一石ラボ)・フォントかるた(フォントかるた製作チーム)・Terraforming Mars (Stronghold)をプレイしました。

3人でキックスターター発のリチュアル。ボードにヘクスタイルを敷き詰めて魔方陣を作ります。タイルにはルーンの3分の1が3つずつ描かれているので、うまく組み合わせてルーンが完成すれば、何がしかの特殊効果が得られたりします。狙いは分かるのですが、2個め置いてリーチ状態にするとウマウマと他人に完成ルーンを奪われかねないので、そんなら最初から潰してしまえとなってなかなかルーンが完成しません。また、運よくルーンを完成させても特殊効果の発動の勝利得点コストが高く、よほど効果的に連鎖しない限り黒字にならないのでせっかくのルーンがあまり活用されません。アイディアは良いので、もうちょっと改善できそうに思うのですが。1点差で同点最下位。

4人でブランクワールドは大航海時代で探検航海をするゲーム。タイルをめくって地図の断片をつぎはぎして、昔のPCゲームのThe ATLASみたいに架空の世界地図を作っていきます。陸をつなげるより海域が水路のように伸びている方が航海進めやすいのでちょっと地形が不自然になりがちですが、世界の形ができていくところはとても楽しいです。序盤の1~2ターンで港を置ける都市を発見できるかどうかの運だけでその後の展開の難易度が全然変わってしまうので、ゲームバランス的なところには難がありますが、そういう点を大きく上回る魅力のあるゲームです。今回の地球はアメリカ大陸が北極から南極までつながっていて世界一周できませんでした。1人だけアフリカ廻りで悠々日本に到達して勝ち。

フォントかるたはフォント名を読み上げて書体サンプルの取り札を取り合うかるた。明朝とゴシックが多いのはまあ当たり前なんですが、丸ゴシック系のもずいぶん数があってやっぱり見分けがつきません。エスパーの訓練に最適。

3人テラフォーミングマーズ。会社は電力会社を選択。電力はさまざまな用途で要求されるので決して弱くはないと思うのですが最下位。会社の特殊能力は電力系のカードのコストが安くなるというものですが、そもそも電力系のカードはどれも最初から安いので別に能力なくても困らないとか、用途が広すぎて特化には向かないとかでしょうか。

終了後は移動して裏例会。3人でRailways of Nippon (Eagle Games)をプレイ。
Railroad Tycoon/Railways of the Worldの最新拡張の日本マップですが、今回は独立型でコマとかタイルとかの基本コンポーネント一式が4人分ついてきます。基本セットの6人分とは色変えていて、混ぜれば理論上10人まで拡張できるようになりました。
日本マップは4人上限なので従来のマップよりは小さめに作られています。日本列島の細長さを緩和するため、北は山形、南は大阪のあたりまでしか収録されていません。山や川が多くて地形はやや厳しめです。
3人プレイで初手は2人が東京から開始、私だけ大阪から開始しました。近くに人がいて嬉しいことないシステムなので、順当に西日本の産物をほぼ独占して勝ち。商品の引き次第でラス番まで良い土地が残っているとは限らないシステムですが、マップのバランスはそこそこ考えられていそうなので3人目は日本海側に避難した方が空間広くてよいのかもしれません。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Mansions of Madness (FFG)・Professor Evil and The Citadel of Time (Funforge)をプレイしました。

マンション・オブ・マッドネス2版。拡張セット「境界を越えて」入り。
未訳拡張のコンポーネントもアプリ上でチェックをつけておけば自動的に組み込まれますが、それ由来のアイテムは当然アプリ上では和訳されてないわけで、シナリオのキーアイテムではないことが丸わかりなのが欠点。
アプリの日本語訳はかなり残念な品質で、何かゲーム中の「壁」の語が全部「壁トークン」になっています。確かにコンポーネントには壁トークンはあるのですが、普通に壁のこと指してる記述まで謎に壁トークンにされています。極めつけは、エンディングのナレーションで成功と失敗時のパターンが入れ替わっているところ。おそらくは音声が誤りで表示されている文章の方が正と思われます。
今回和訳されたシナリオは2本で、アプリの特性を生かしたマップギミック系のハック&スラッシュと、戦闘のほとんどない推理系という正反対の構成。ゴリ押しできる前者と比べると、後者の方が表記上の難易度は低いのですが、告発は時間制限つきの1発勝負で実際にはちょっと難しいと思いました。

プロフェッサーイビル・アンド・ザシタデルオブタイムは悪の秘密基地に侵入してお宝を盗み出す協力ゲーム。プロフェッサーイビルはドクターラッキーよろしく基地の中を気ままに歩き回るので、その行き先をうまくかわしつつアクションポイントシステムで移動したり罠解除したりキャラクターの特殊能力活用したりします。お宝にはそれぞれ時間制限がついているので、盗み出す対象とあきらめるものをうまく区別しつつプロフェッサーイビルと競争するスピード感のあるゲームでした。初回プレイ向けの簡単モードで勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
The Voyages of Marco Polo (HiG)・Reworld (eggertspiele)・Nations: the Dice Game (Lautapelit.fi)をプレイしました。

マルコポーロはヴェネツィア拡張入り。ヴェネツィアボードが追加されたのが目を引きますが、他にもキャラクターとか各種カードとかタイルとかも増えています。せっかくのヴェネツィアボードですが、3人プレイだともともとアクションマスが足りなくて困るということはあまりないので選択肢が増えたことによるバランス改善的な効果はあまり感じられません。ヴェネツィアそのものはダイス1個で交易所を1軒建てられる強力な行動なので、基本的に終了までには全部建てる勢いなのが前提っぽいです。
せっかくなので拡張のキャラクターだけから選択してプレイ。配置済みのダイスを除去してから自分のを置ける君を選びましたが、ダイス目しょぼいと普通に金払って置いても別に大したことないのでイマイチ生かせません。強いは強いのでしょうが、大都市のアクションマスで連打できるのを早期に押さえる必要がありそう。負け。

リワールドはクラマーとキスリングの新作。前半後半の2部構成で、前半はカードプレイでタイルをピックして自分の移民船団を編成し、後半でその移民船団タイルを1枚ずつ使って植民していきます。
おおまかには前半に取った逆順で後半をプレイしていかなければならないので、ルミ+的な計画性が要求されます。後半戦では早い者勝ちシステムのボーナス点がたくさん用意されているので、前半でタイルの枚数を取りすぎて出足が遅くなると意外と点が伸びないので注意が必要です。勝ってはいなかったんですが、キングメーカー効果で勝ち。

ネイションズダイスゲームはアンレスト拡張入り。基本ルールではどの国も性能一緒だったのですが、固有の能力を持った4色8国が追加されました。こうして見ると、基本の4国も元のネイションズみたいに固有能力持ったB面が欲しかったと思います。
また、新たに緑ダイスが追加されました。緑ダイスはどの面も何がしかの資源を2つずつ生む高効率なダイスなのですが、1面だけゲームタイトルを表した暴動面になっていて、それが出ると1手番強制リロールというハイリスクハイリターンなダイスです。というのがデザイナーの意図なのでしょうが、従来の赤青黄の上級ダイスでも普通に2つ以上の資源が出るので、緑ダイスならではのリスクに見あった効果があるとは言えず赤青黄より優先して取るほどの必要は感じられません。
ラス番で最初に国選べたのでバイキングにしましたが、初期から持っているリロール即行動チットと緑ダイスは相性良くなかったです。負け。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者7人。
Altiplano (dlp games)・Azul (Plan B Games/HJ)・Café Melange (Clicker Spiele)をプレイしました。

まずは5人でアルティプラーノ。オルレアンを改良したようなシステムで、袋からチットを引いてその組み合わせでアクションをします。作者は同じです。
オルレアンとの一番の違いは、アクションをするにはチットを揃えることに加えて、自分のポーンをアクションマスまで移動させる必要があるところ。ポーンの移動には袋から引いてくる食料チットを使用するので、建物による追加アクションをうまく同種で揃えて同じアクションマスで重ねがけできるようにしておけば移動が必要なくなって食料チットを節約できる、ということのようで、あからさまに特化型を優遇するシステムです。
全員に平等に配られる初期ボードのアクションではどう頑張っても高価値の商品チットは手に入らないようになっていて、良い建物買ってできるアクションの種類を増やさないとなかなか得点伸びないようなっているとか、圧縮したチット置き場は各個人に専用のボードが用意されていて早い者勝ち要素はかなり削られたとか、オルレアンとはかなりプレイ感変えてきています。その効果か、プレイして自分の箱庭が進んでいくのを見るのはかなり楽しくなっています。バランス的にはカカオが様々な高得点商品と交換できて非常に強力なのにカカオを入手できるのは数少ないカカオ生産設備を買えたプレイヤーだけとか、ちゃんと計算されてるのか不安なところもあります。まあオルレアンも拡張でいろいろバランス調整頑張っていたので、そういうデザイナーなのでしょう。
初期手札の役割タイルで食料で木がもらえる人だったので、材木を増やして、道路を伸ばしてチット数増やしつつ丸木船でレア商品ゲット作戦。建物を建てずとも好きな商品をゲットできる良作戦と思ったのですが、丸木船では各種1個ずつしか取れないので、強力なカカオを複数運用されると全く歯が立ちませんでした。

4人で今世紀最もインスタ映えすると噂のアズール。5色の石をピックしてうまく色が重ならないように並べていきます。石の数が足りないと得点化できず、逆に同じ色の石取りすぎると溢れてマイナス点なので、下家を邪魔するように取り難い石が残るようにピックするのが重要そうです。連鎖が長くなるごとに得点高くなるのと、上の段の石から順に得点を計算するルールのため、上から2段めと3段めあたりから先に埋めるように打っていくと効率良さそうです。1段めと5段めから先に埋め始めて中段を残してしまうと全く連鎖しないので要注意。負け。

4人でカフェメランジェ。マイナス点のVIPが来たテーブルをうまく避けることができた分で勝ち。

終了後は移動して裏例会。Nusfjord (Mayfair)をプレイしました。参加者3人。
メイフェア潰れてしまいましたが、ローゼンベルグのヌースフィヨルドです。北欧のどこだかで魚を釣ってお金を稼ぎます。ワーカープレースメントなのはいつも通りとして、今回は食料供給がほとんどないとか、資源は材木と魚しかないとか、株券の要素が入ってるとか、今までにないシステムなのですが、プレイ感は意外なほどアグリコラです。1つ1つのアクションマスの行動がシンプルなのと、総ラウンド数が少なくて気がつくと終盤なのが共通点でしょうか。
無料で船をアップグレードしてくれる港長が強そうだったのですが、当然ながらアップグレード前の船は返却するので手数の割には漁獲量増えずイマイチでした。負け。食料供給義務がないのでドはまりすることはないのですが、建物や長老の効果でアクションの効率を上げる以外に他プレイヤーに差をつけるところがないので、次こそはもっとうまくやろうという気になる好ゲームです。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Indulgence (Restorarion Games)・Trans Atlantic (PD-Verlag)・Bios: Megafauna (SMG)・Fabled Fruit (2F/アークライト)をプレイしました。

まずはインダルジェンス。ドラゴンマスターのリメイクです。テーマはルネサンス期のイタリアで免罪符を求める貴族の争いに変わってますが、箱絵とかコンポーネントはなるべく旧版の雰囲気残そうとしています。システムは調整されて、若干マイルドになっているでしょうか。旧版では1枚しかないドラゴンカードが配られた1人だけにパワープレイの権利がありましたが、新版では全員にパワープレイを宣言する権利が回ってきて、パワープレイを宣言したプレイヤーにドラゴンカード相当の指輪が与えられます。配り運の要素が少し減って作戦立てやすくなりました。勝ち。

ゲルツのトランスアトランティックはマップのないコンコルディアといった雰囲気のゲーム。コンコルディアのカードプレイシステムで、船を建造して航路に就役させ、運行収益でまた新しい船を買うというのを繰り返します。
航路はどれも特に違いはないので後番プレイヤーが雪隠詰めになる心配はなくなりました。最初の1順で初手番プレイヤーのアクションを他の全員がコピーするところはコンコルディアと一緒ですが。コンコルディアシステムの弱点の、手札回収アクションのとき1回休みでルール上全員平等とはいえ一手損した感がすごいところは、手札回収アクションとカード購入アクションが一緒になって、かつ買ったカードを即プレイ可能なように変更され、全く通常の手番と同じにプレイできるようになりました。コンコルディアと違って買ったカードは直接は勝利得点にはならず、回収を我慢すると別のボーナスがもらえるようにしてバランスを取っています。総じてコンコルディアの不満点をうまく解消していると思います。
船の数がそのまま収入と得点の源泉になっているので、安い船でよいので1隻でも多く買うのがよさそうです。そうなってくると、選択ルールの社長バリアントを入れた方が各船のパラメーターの違いによるゲーム上の効果が出てきて良いように思います。負け。

バイオス:メガファウナは2版。動物を進化させつつ繁殖を繰り返して生息域を広げるゲームなのは変わりませんが、アメリカ大陸だけだった初版から、2版は舞台が全世界に広がりました。といっても我々が知ってる世界地図ではなく、地殻変動で地形がダイナミックに変わります。初版では植物など食物連鎖の最底辺のエサにも様々な種類があって、適切な遺伝子を持ってないと何も食べられなかったのですが、2版ではとりあえず競合のない草食動物なら手ぶらで生きていけるようになり、ずっと生存条件が緩和されました。小さなコロニーから徐々に生息地域を広げて他の種に出会って競合したり肉食化したりする、このゲームが元々目的としていたと思われるメカニズムに進むストーリーをなぞりやすくなっています。とはいっても、せっかく育てた動物がイベントであっさり絶滅する賽の河原ゲーなところは相変わらずですが。負け。

最後はフルーツジュース。かなり先のカードまで進みました。みんなが便利に使っていたアクションが消えるごとに劇的にゲームの雰囲気が変わるところがすごいです。4戦2勝。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Fabled Fruit (2F-Spiele/アークライト)・Scythe (SM)・Raiders of the North Sea (Garphill Games)・Bios: Genesis (Sierra Madre)・Codenames Duet (CGE)をプレイしました。

5人でまずはフルーツジュース。毎回面子違ってていつも最初からプレイしているので、なかなか先のカードを拝見する機会がありません。2戦2敗。

サイスはウィンドギャンビット拡張入り。各勢力に飛行船が1隻ずつ支給されます。飛行船に関するルールはカードを2枚引いてその組み合わせで決まりますが、全員同じ能力が適用されるので基本的には有利不利はありません。基本ルールを遊び尽くした人向けにシステムに変化をつける要素として用意されているのでしょう。今回は、資源を支払わないと敵の飛行船の下を通行できない妨害能力と、自分の飛行船の場所にメックや建築物を配置できる建設能力がつきました。移動阻止の防御効果が後半移動と戦闘で☆稼ぐのに邪魔で、そこそこ強力だったように思います。赤のロシアっぽい国担当でトリガー引き負け。

レイダースオブノースシーはワーカープレースメントでバイキングとしてあちこち襲撃して回るゲーム。ホールオブヒーローズ拡張を投入。1手番ではワーカーを置いてアクションと、すでに置いてあるワーカーを回収してアクションで2回行動できるシステムです。ワーカープレースはどれもそうですが、前のプレイヤーが終わるの待ってから考え始める要素が2倍になってただでさえ長い考慮時間がさらに長くなり、システムとしては興味深いのですがワーカープレースの悪いところを増幅していてちょっと何とかして欲しいところではあります。基本ルールでは後半カードが余る問題があったのが、拡張入れることで最後までカードを有効活用するのが勝利の鍵となっているのは改善点なのですが、逆にカードドロー能力が強すぎる感じもしないではなくバランス調整難しいところではあります。負け。

1人減ってバイオス:ジェネシスは40億年前の地球を舞台に1ラウンド2億年で生命創成から陸生生物の誕生までをシミュレートするゲームです。最初は生命ですらない自己複製機能を持った有機物の状態からスタートし、単細胞生物→水生生物→陸生生物と徐々に進化していくのですが、シエラマドレらしく様々な天災がランダムに降ってきて、しょぼいバクテリアはなすすべもなく絶滅してしまいます。一応最後に生き残った生物と過去の生物を決算して勝敗決める要素はありますが、まあゲームというよりは鑑賞目的のシミュレーション装置といった方が正しいです。小箱の小品ですが、生物としての格が上がるたびに適用されるシステムがかなり変わるので序盤はほとんどのルール使わないとかボリューム感はかなりビッグです。負け。

最後はコードネームデュエット。基本的なシステムは変わらず協力ゲームになりました。例によってお題カードは全部ガンダムに差し替え。時間トークン11個の一番易しいモードでしたが敗北。