ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。年初から驚きの参加者9人。
Spring Fever (Filosofia Éditions)・Tiny Epic Zombies (Gamelyn Games)・7 Wonders (Repos)・Cat Shit One (ゲンブンゲームズ)をプレイしました。

5人スプリングフィーバー。-10点は何とか回避するも普通に-8点抱えたりで1人だけマイナス点で負け。

タイニーエピックゾンビーズ4人で完全協力モード。3つのミッションは周波数を集めろ・治療薬を作成せよ・武器庫を準備せよ。ゾンビ4体出るターンが少なかったせいか、犠牲者1名で済んで何とか成功。

7人で7不思議。アルマダ拡張入り。資源の茶色以外の各色の建物建てたときに追加で資源を支払うことで、海ボードを進めて追加の利益を得ることができるようになります。得られるものは色によって決めっていて、軍事の赤は海軍力、商業の黄色は貿易、VPの青はVPを獲得し、科学の緑は新しい特殊能力カードをランダムで引ける、となっています。このシステム上、陸戦で勝てる人は海戦でも普通に強いので、単純に戦争勝利のVPの得失が大きくなったとみなしてよいです。黄色も遅れてるプレイヤーにお金捨てさせる効果が強力です。青と緑は他人に迷惑かけないので、これらを比べるとやや劣るでしょうか。
担当ワンダーをランダムに引くとプロモのカタン島、同種資源2つで何でも好きな資源を出せるという能力で、時代1の緑カードならコストは灰資源1なのでどれでも建て放題というわけで緑メインに進めました。さすがに時代2以降は連鎖で無料にならない限りカタン島の能力では必要資源数に追いつかないですが。緑船で引いてきたカードが黄色の経済攻撃をブロックしてくれる霧の島でかなりダメージ軽減してくれましたが全く及ばず。

キャットシットワンは小林源文の漫画原作のカードゲーム。ベトナム戦争でベトコンの兵士を蹴散らしながら任務を達成する協力ゲーム。SA-2ガイドラインの対空砲陣地が強力です。何戦かして1勝のみ。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Crusaders (TMG)をプレイしました。
クルセイダーズはマンカラでアクション選択をして、蛮族を殲滅して空き地に建物を建てるゲーム。セットアップ以外にはランダム性ないゲームです。マンカラゲーは何でもそうですが、自分のマンカラの処理に忙しくて他人の手元見てる余裕のないゲーム。最初にキャラクターカードを1枚ずつランダムに配って自分だけの特殊能力が適用された状態で開始します。ゲームシステムの根幹にかかわらるマンカラ弄る系の能力がけっこう入っているのですが、バランス調整にはちょっと難があるような。
配られたキャラは黒騎士が追加されて1人多いマン。普通は1体しか持ってない騎士の置かれているヘクスでしかアクションできないので、騎士が多いだけ選択肢が増えるので困ることはないのですが、別に手数が増えるわけじゃないので大体は過剰なだけであまり強くはなかったです。2位。さすがタイトルだけあって、蛮族倒すクルセイドアクションがメインの得点源なので、特殊能力が何でもとりあえず戦力増強しとくのがよさそうです。

おたるさいころしんこうかい

小樽市民センターで開催されたおたるさいころしんこうかいにお邪魔してきました。第14回だそうです。
100%ビーフショーダウン (JUGAME STUDIO)・超人ロック(エポック/国通)・ミステリーホームズ(Studio GG)・アリスアセンブル(空理計画)・PIX (Asmodee/HJ)・Wallet (Lifestyle Boardgames/HJ)をプレイしました。

まずは4人で100%ビーフショーダウン。並べると牛のシルエットになるカードデザインが美しい。ドラフトで肉の部位を集めてセットコレクションするカードゲームです。カードの種類が少なく基本的に染める役ばっかりなので、ドラフトとしては1枚めで上家と被るかどうかくらいしかないです。役の得点構成とか、負けるたびに手持ちカードが1枚増えるとかのバランス調整はよくできていると思います。

再版超人ロックを7人。旧版と比べてすべてのカードが1回り小さくなっています。字が小さくなってるのは仕方ないのですが、もともとカード枚数多いゲームなので大量のカードが並ぶ分には取り回しは良くなってると思います。ただ戦闘カードは手に持つにはちょっと小さすぎです。カードサイズ以外は旧版に忠実に作られているので、以前と同様正体隠蔽系なのにキャラクターリストとか一切入ってません。昔はそれでもよかったのかもしれませんが、これを機会に初めて遊ぶという人を取り込むには不親切かなあと思います。
キャラクター配られたらE/Gのコーネリア。4レベルのエスパーで並の下といったところ、とかなんとか言う以前にDr.ウォンが様々な能力カードを拾ってすべての敵を薙ぎ払いつつノヴァ勝ちして行きました。

ミステリーホームズ5人。人狼系の推理ゲーム。全員が目を瞑っている状態で、村人の中に1人だけ混じった犯人がルールに従って殺人事件の証拠品などをボードにセットアップしたところからスタート。アクションポイント制で証拠を集めるとかの捜査をして、ゲーム終了までに犯人と凶器を当てれば村人の勝ちというゲーム。当然ながら証拠品を余さず集めれば解けるようにできてはいますが、捜査を尽くすにはポイントが足りない上に、村人に混じっている犯人は捜査するふりをして証拠を隠したり嘘ついたりして捜査を攪乱してきます。論理パズルとしてとてもよくできています。村人の勝ち。

アリスアセンブル4人。場に並んだカードを順に1枚ずつピックして1列に並べていきます。カードの端に0~5個のドットが描かれているので、これがうまく縦横に繋がっていると得点が獲得できるというゲーム。人形を組み立てるというフレーバーとはあまり関係ないシステムですが、パズルゲームとしてはちゃんと機能しています、勝ち。

PIXを6人。お絵かきゲーの要領で絵を書く代わりにドット絵を作ってお題を当てるゲーム。お題はドット絵で表現するの難しいものばかりで、なかなか手ごわいです。絵心のいらないお絵描きゲーシリーズの一員ですが、たぶんこれ絵心最重要ゲーです。

ウォレットを7人。マフィアのボスの財布からお金をくすねるカードゲームなのですが、コンポーネントのボスの財布がチープな布製なのが笑いを誘います。システム上、カード一式を入れられる必要があるのであまり選択肢もなかったんだろうとは思いますが。5枚の手札から要らないカードをボスの財布に戻したり、必要なカードを得るためにボスの財布からカードを引いたりします。プレイ時間的にあまり多くは手番順回ってこないので、初期手札配られた時点でどれだけ完成してるかどうかで決まる部分が多く、何度も出したり入れたりを楽しむ機会はないです。負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Gloomhaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

グルームヘイヴン。プライムデーモンを倒した先のメインストリーラインっぽいシナリオを6本進めました。
軒並シナリオエフェクトで戦闘デッキにカースが突っ込まれるので、シナリオペナルティ無視のパーク持ってないクラスは厳しいんじゃないかと思うんですが。
レベル9まで育ったスカンドレルが引退してソーのクラスが解放。血塗れの鋸をぶら下げてて前衛職かと思ったら純ヒーラー。レベル上げてカード差し替えれば変わってくると思いますが。
サンのタンクはダメージディーラーっぽく育ててるとあまりバフ撒けなくなってきました。サークルインサークルのサモナーは予想通り狭いマップだと渋滞しますが、NPC護衛系のシナリオだと肉壁多くなっていい感じです。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
いつも人数しか書いてないので誰が来てたのか全然覚えてないのですが、T位氏によるとちょうど1年前のT位氏宅ゲーム会と同じ面子だそうです。
Hellas (Queen)・トリックと怪人(Oink Games)・Pioneers (Queen)・アノコロの俺ら(熊熊飯店)・Race to the New Found Land (HiG)をプレイしました。

シュテファン・ドーラのヘラスはなんだか良く分からない島で大理石を集めて建物を建てるワーカープレース。資源さえあれば盤上どこでも自由に建てることができ、生産するにも勝利得点を得るにもネットワーク構築が重要なのでメインは陣取りです。生産拠点である盤上3ヶ所の石切場にはそれぞれ見込み寿命が表示されているのですが、長生きしそうな石切場でも生産アクション踏んだ人の思惑で突然早期に廃坑になったりするので、あまり見かけの産出量にこだわらず布石重視で配置した方がよいかもしれません。負け。

トリックと怪人は1枚ずつ伏せ出ししたカードの中から一番数字の大きい1枚を当てる推理ゲーム。カード構成は1~10までしかありませんが、ボトルインプのようにスートが3色あって数字がかぶらないように高めの青・中間の赤・低めの黄色と分かれています。出したカードの数字は非公開ですが色は公開なので、自分の手札の情報から推理します。レンジ狭いのでそこそこ読めますが、低い数字のカードにある特殊効果で紛れが出るという仕組み。特に最低値の1は色を偽れるので相当な攪乱になります。ジャパニーズミニマリズム系のゲームの中でも格段に面白いです。負け。

パイオニアは西部開拓が舞台のネットワーク構築とピックアンドデリバリーのゲーム。マップがアメリカ大陸で自分の路線なら無料で移動、他人の路線ならお金払って移動というシステムなので、AHのレイルバロンみたいにマイアミとかボストンとかに雪隠詰めにされるとツラい。しかも全員で1台の馬車を共有しているので、気がつくと自分の番にはとんでもない所に連れて行かれています。計画的に大陸横断路線を育てていくのが肝要ですが、通行料に比べて収入は少なめでなかなかママならないというゲームです。中西部に南北縦断路線を作るというこの手のゲームで一番よろしくない展開で当然ながら負け。

アノコロの俺らは80~90年代の映画・本・TV番組・ゲーム・時事などを年代順に並べるタイムラインみたいなゲーム。ジャンルが同じだと相対的な順番はすぐ思い出せるのですが、混ざると急に分かりにくくなります。上家がバーストすると下家の得点になりやすいシステムなので、競技性というよりは当時を回想して盛り上がるゲーム。大差2位。

ニューファンドランドは大航海時代の開発ゲーム。船を買ってきて入植したり商品を出荷したりして得点を稼ぎます。ボードのほとんどを占める帯は得点トラックで、タイトルほどのレース感はないのですが、先に規定値の勝利得点を稼いだ人はボーナスカードがもらえて先行者有利なところがレースなんでしょう。ゲームとしては序盤がうまく回った人がさらに有利になる一方でスリップストリーム的な逆転要素がないのが気にはなりますが。
船はランダムに引かれたのがトコロテン式に売り出されるシンプルなシステムですが、性能差の設定が絶妙で、自国の特殊能力を活用できる船を調達してうまいこと回していくのが楽しいです。
担当国ランダムに決めるとスペイン。入植で追加のキューブが置けるので島のエリアマジョリティに勝ちやすい強そうな能力ですが、ランダム引きの島タイルが全部埋まらないと決算してもらえないのであまり得点にはなりませんでした。もちょっと引きさえ良ければの2位。スペインは入植と探検に特化すべきで途中で出荷に浮気したのが良くなかったようです。余った産物は船の強化に回すべきでした。ただ出荷は即座に得点になるため得点競走に関して比類ない強さを発揮するので単純に選択肢から捨てるには惜しく、なかなか難しいところではあります。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Scythe (SM)・妹が多すぎる(小学館)・Altiplano (dlp games)をプレイしました。

早速大鎌戦役はフェンリス襲来拡張の続き。2戦めからはミニ拡張的な追加ルールが1つか2つずつ追加されます。ほとんどは1回こっきりしか適用されないバリアントですが、累積勝利得点で特殊能力を買って保持できるようになるレガシー要素がゲームに大きな影響を与えます。無料でメックを出せる、とかの効果があるので、序盤の準備期間が短縮されて一気に急戦傾向になってきます。途中新勢力が2つ登場して、トリガー引いたプレイヤーの担当国がその新勢力に入れ替わるのですが、2回ともトリガーを引いてしまって慣れる前にコロコロと派閥ボードが差し替わってしまいました。拡張を堪能できるのでこれはこれで十分。これ以外にも自発的に担当国を変える機会も用意されていますが、この強制交換を指定されたプレイヤーは場所はそのままで派閥だけ変わるので、ずっとマップのすみっこのトガワ幕府のままでした。渡河しなくてもファクトリーにアクセスできるので有利と言えば有利。結局4戦1勝して残り3戦。

妹さえいればいい11巻の付録ゲームの妹が多すぎる。シンデレラが多すぎる(大気圏内ゲームズ)のリテーマで、ゲーム内容は変更ありません。原作ゲーですが18人もいるのにカードに名前書いてないので全部読んでても誰お前ってなりますが、未読者と遊ぶこと考えるとこれでいいんでしょう。勝ち。

アルティプラーノはトラベラー拡張入り。盤上をふらふらと旅するトラベラーと同じ場所に行くと、特殊なトラベラーアクションができるようになります。トラベラーはラウンド開始時に誰もいないボードに移動し、どんな種類の資源チップでも受け付けてくれます。普通は勝ちコースに乗ると同じ場所を往復してチップを狩り尽くすだけになるので、微妙な資源を持ってしまって伸び悩んでる場合の逆転要素としてデザインされています。その副作用か、みんな盤面の様々な資源を有効活用しようと試行錯誤するので、プレイ時間はかなり伸びる傾向にあるようです。おそらく短時間バリアントを導入した方がよいでしょう。3位。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者4人。
Dominion (RGG)・Cryptid (Osprey Games)・The River (DoW)・Hokkaido (Lautapelit.fi)・Forbidden Sky (Gamewright)をプレイしました。

まずは4人でドミニオン。新作拡張のルネッサンス入り。新ルールは一部のカードの効果でもらえていつでも使える+1アクショントークンと、共通場に置かれて誰でも購入可能なプロジェクトカードです。プロジェクトは冒険で登場したイベントと同じ仕組みですが、ワンショットだったイベントと違ってどれも永続的な効果を持っており、拡張によるルール改変としては今までになく影響力の大きいシステムです。全体的にアクション数と圧縮効果が多めで動きの派手な拡張といった感じ。
基本セット2版と半々に混ぜて一通り全部のカードを見るまでプレイして、5戦2勝。

1人減って3人でクリプティッド。各プレイヤーでバラバラに持っている手がかりを組み合わせて未確認生物を捜索します。手がかりは正解ヘクスの地形やマップ上に置かれたトークンからの距離などを指定するもので、すべてを組み合わせると1ヘクスが正確に決まるようにできています。要はクルー方式の推理ゲーム。
プレイヤーが持っている秘密情報が1人1つずつで、プレイ中の質問や解答は全部トークンをマップ上に置く形で可視化されているので、解けたタイミングでは全員盤面見れば割と正解は明らかであまり人と差がつかないです。人数と難易度によっては違ってくるんでしょうか。
正解発見したと思ったらお手つきで負け。

3人でザ・リバーは川沿いに開拓地を作るワーカープレースメント。システムはオーソドックスであまり特徴はありません。序盤が一番ワーカーの数が多くて、開拓が進むにつれてワーカーが減っていくのがちょっと珍しいです。設定的には開拓の結果に満足して定住したのでもう開拓の仕事はしなくなった、ということらしいですが、進んでるプレイヤーほどワーカーが減ってアクション数が減るので拡大再生産にブレーキをかけてバランスを取る機能を期待しているようです。
終了トリガーが土地を一定数埋めることと建物を一定数建てることの2つあって、土地は前述の通りワーカーが減るのですが、建物にはそのような陰謀ルールはないので、安い建物をたくさん建てるのも作戦としてはありでしょう。勝ち。

4人で北海道は本州の続編。相変らず北海道感はないです。微妙だったトリックテイクルールはなくなって普通のドラフトになりました。一番の変更点は、初期カード中央を縦に走る山脈の存在。山マスはこの山脈に隣接して1本の線を作るように置かなければなりません。この山脈で分割された左右のエリアでそれぞれ家の点を計算し、小さい方を採用するというシステム。家は1マス1点から1マス2点に増えているので均等に作れば効率的には同じですが、難易度は上がっているので家より他の地形で稼いだ方がよいでしょう。負け。

3人禁断の空。風も雷もタイルの配置と移動を注意深く行なえばかなり危険を避けることができます。やはりナビゲーターを入れて機動性を上げるのが良いようです。難易度ノーマルで成功。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。Scythe (SM)をプレイしました。
大鎌戦役は第3拡張のフェンリス襲来。レガシーシステム風で全8シナリオのキャンペーンですが、コンポーネントに不可逆な変更はないので片付ければまたプレイできます。日本語版出てしまいましたが、買ってあった英語版でプレイ。第1シナリオは追加ルールはほとんどなく、おおむね普通にプレイするだけです。紫のトガワ幕府で勝ち。

ラファールのゲーム会

K藤氏主催の個人ゲーム会に参加しました。参加者8人。
Around the World in 80 Days (IELLO/HJ)・GiftTRAP (GiftTRAP Enterprises/アークライト)・Potato Man (Zoch)・Wildlands (Osprey Games)・New Bedford (Dice Hate Me Games)・Rising Sun (CMON/アークライト)をプレイしました。

80日間世界一周はHJの日本語版。5人プレイ。同名のゲームが以前にKOSMOSから出ていますが、それとは全くの別物。RGG/ABASUCから出ていたウサギとカメのリメイクです。なおウサギとカメというタイトルのゲームも同名で全然違うのが2つある模様。何のいやがらせなのか。
80ポンド持ってロンドンをスタート。進む距離に応じて幾何級数的に旅費が高騰するので、ペース配分したり途中で稼いだりしながら1周してロンドンに帰ってきたときの残資金が10ポンド以下になっていれば勝ちというゲーム。ただし、開始時に銀行強盗嫌疑カードが3枚あって、途中でこれを全部捨ててないと負けです。ところで80日制限はどこ行ったんでしょう。
順位遅れていた方がお金稼ぎやすく特に先頭プレイヤーはバッドイベントが多いのですが、嫌疑に関しては捨てられるマスに限りがあるので先行して先に踏んだ方がよい、というバランスです。というものの、今回全員嫌疑を晴らすことができていたので、序盤は十分にしゃがんでお金貯めるのがよいでしょう。ちょっと仕掛けるのが速すぎて負け。

ギフトトラップ。すべての参加者の人となりを一通り把握してる主催者が勝ちました。

ポテトマンはマストノットフォローのトリックテイク。人数分しかスートないのにフォローできないプレイヤーが出た瞬間にゲームそのものが終了、というシステムなので、序盤から強カードを切っていくのがよさそうです。

ワレスのワイルドランドを4人。各プレイヤー5人パーティーを1組ずつ持ち、同じダンジョンに潜って落ちてるクリスタルを5個集めるか、他パーティーを5人倒すかすれば勝ち(合計5ポイントなら組み合わせても可)というハック&スラッシュのゲーム。クリスタルは人数分落ちているので、そっち集めるのが平和的なんですが、敵倒す方が楽なのでそっちに流れる感じのバランスです。自キャラの操作は独特のカードドリブンになっていて、各プレイヤーごとに構成違うので一通り覚えてからが本番ゲーといった雰囲気です。割と密度濃いゲームで面白そうではあるのですが初回プレイでは良く分からんといったところ。

ニューベッドフォード。お金が強いと分かっているので、まずは銀行を建てるところからスタートしてみました。お金さえあれば材木や食料は買ってくることもできるので、資源集めに奔走せずにすみます。定期収入もなくお金が手に入る建物もあまり多くはないので、もう少しお金稼ぎやすいバランスの方がよいと思うのですが。1点差勝ち。

ライジングサンはアークライトの日本語版。英語版の発売直後に複数の有志訳が出ていたくらい注目度の高いゲームでしたが、アークライトの独自訳はちょっと雰囲気が硬いです。例えば江戸の隣がなぜか京都でその隣に関西が別にあったマップは、順に武蔵・信濃・大和と普通に改訳されてしまいました。もうちょっとガイジンの考えたおかしなニッポン感を大事にして欲しかった。
4人プレイなので、5人プレイと違って2人組作ってシステムであぶれる心配はありません。その代わり優位に立ってるプレイヤーを止めるのも難しくなりますが。最後に切腹した分で同点タイブレーク勝ち。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Gloomhaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

シナリオ5本をプレイして引退キャラ2名、アングリーフェイスとサークルインサークルズのクラスが解放されました。パーソナルクエストの難易度はけっこうバラつきがあるようです。
前回アンロックしたサンのクラスも100金貯めて優秀なタンクとして完成しましたが、移動力が下がるので高レベルのスカンドレルの機動性についていくのは結構大変でした。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Forbidden Sky (Gamewright)・Gravediggers (Twilight Creations)・Yellowstone Park(Amigo)・Power $truggle (eggertspiele)をプレイしました。

人待ち禁断の空3人。難易度ノーマル。回路に必要なパーツが揃ったと思ったら、電力ケーブルの長さが足りないことに気づいてリタイア。
人待ち禁断の空4人。難易度ノーマル。メディックなのでライフはいつでも回復できると油断していたら、脱出直前に雷の3連撃を食らって即死。

10年くらい前に出たクニツィアのグレイブディガー5人。墓にお宝を埋めて定期的に競りで埋めたお宝を回収して個人資産を増やすゲーム。クニツィアらしく競りは一捻りされていてそこは面白いのですが、自分の手番のアクションで墓にカードを埋めるのか、すでに埋まってるカードを見るのかがランダムに決定されてそれに従うルールはイマイチ。自分で埋めた宝の内容は当然自分は知ってるので、既存のカードを1枚だけ見るアクションは情報量的には下位互換で嬉しくありません。大敗。

これも昔のゲームですが箱絵がキモいイエローストーン公園。今でも当然のように面白いですが、負け始めたプレイヤーが引いても引いても使いにくいカードでどんどん深みにハマってしまう設計はさすがに古さが否めません。1点差で勝ち。

パワーストラグルも10年くらい前のゲーム。ボードは1つの会社で平社員はただのキューブ、課長以上に出世して初めて人間型のミープルになるという格差社会で派閥争いをするゲーム。イベントで有給休暇がなくなったり残業手当がなくなったりどんどん社員の士気が落ちていく終わった会社でひたすら私腹を肥やします。社内の各部署に自分色のコマを置いてエリアマジョリティをして課長→部長→役員→社長と出世して、部長になると使える特権を駆使して6つある勝利条件のうち4つを一早く達成した人の勝ち。ただ、その特権は交渉してプレイヤー間で売買できるので一筋縄では行きません。
ゲーム開始時に秘密裏にライバルプレイヤーがランダムに決められ、そのプレイヤーに特定のジャンルで勝つことも6つ中4つの勝利条件の一つなので、ライバルと戦略被ったときにどうするかの駆け引きが熱いです。
うすうす感づいていましたが、K川氏とお互いにライバル指定されしかもジャンルが被るという難しい配置でした。なんとか先じて1番にトリガー引くもタイブレークの資金差$50,000(最小単位)で負け。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者7人。
Concordia Venus (PD-Verlag)・Fertility (Catch Up Games)・Forbidden Sky (Gamewright)・ボトムズタクティクス(国通)をプレイしました。

コンコルディアはビーナス拡張。チーム戦ルールはするっと無視して個人戦です。新しい役職カードのマギスターが追加されています。これは自分の使用済みのトップカードを再使用するという効果で、もともと同じ役職を2連発することはあまりないゲームなので強力ですが使い方としてはトリッキーになるでしょう。神様も新しいビーナスが割り当てられていて、これは同一エリアの家2軒ごとに2VPという計算で、効率的にはジュピターやサトゥルヌスとほぼ同等ですが両立は難しいというトリッキーな効果です。後から買うビーナスのカードは漏れなくデュアルユースカードで、既存のカード2種類と同一の効果を持っていて使用ごとにどちらか選んで使えるという柔軟性の高いカードです。基本的には盤面戦いやすくなる代わりに得点伸ばしにくい傾向でしょうか。マップは新マップのイオニア海。イタリア南部からギリシャ、トルコあたりまでが含まれます。海峡で陸地が分断されてて陸路は使いにくいのですが、海路だけではマップ全体をカバーできないという難易度の高いマップ。
5人戦でいつも通り微妙に不利なスタートプレイヤー。ビーナスに手を出してみましたが、イマイチ徹底せず3位。

卓分けしてファーティリティ。マップにタイルを配置して資源を集め、商店に出荷してVPを稼ぐセットコレクション。タイル配置時にタイル(と水面と小麦畑)で完全に包囲された1マスの空きを作ることでモニュメントを置くことができ、最終決算でモニュメント数の1位2位に大きなボーナスが入るのですが、リーチ状態作って下家にモニュメント建てさせてくれるような親切な人がいるはずもなく、完全に死にルールとなっています。というのはイマイチ原文ルールでも明確ではないというか図が悪いのですが、空きマスを作るときは斜めを埋める必要はなく、外周を利用してよいそうなので、本当はもっとモニュメント建てやすそうです。
3人戦で誰もモニュメント建てられずほぼ参考記録ですが2位。

禁断の空は前作の禁断の砂漠からの続きで、例の飛行船で脱出したはずが高空にある謎のロケット発射場に不時着しています。今度はここでロケットに乗り換えて再脱出するという話。今回はライフが普通のライフ点とロープ点の2本立になっていて、時々落ちてくる雷に当たるとライフが減り、時々吹く風に飛ばされて転落しそうになるとロープが減ります。どちらかでも0になると死ぬので、その前にロケットに起動用の電力を供給する回路を組み立てるという趣向。難易度ノービスで1敗1勝。おもちゃのロケットのギミックがよくできています。

ボトムズタクティクスは4人でラストマンスタンディング方式のバトルロイヤル。まっさきに弾切れでただのパンチングマシーンになって早々に脱落。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Horizons (Daily Magic Games)をプレイしました。
宇宙人になってアクション選択で星系を開発する4Xタイプのゲームですが、戦闘はなくエリアマジョリティです。個人ボードは両面仕様で表の人間だと特殊能力なし、裏の宇宙人だと固有能力を持つ、というスタイルはEclipseっぽいです。エリアマジョリティのためのコマ置き場となる惑星がいくつあるかはどれだけ探査アクションが選ばれたかで決まるので、今回はみんな置きたいだけ置けたんじゃないでしょうか。カード効果も含めると割と派手ですが、それなりにバランスは取れているような取れていないような。勝ち。