ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者9人くらい?
Clank!: Catacombs (Dire Wolf)・1880: China (Double-O Games/Lookout)をプレイしました。

人待ち4人でクランク、カタコンベ拡張。
ランダムマップなので、マップそのもののバランスは保証されてないわけですが、今回はアーティファクト部屋への道が全然つながっていませんでした。
運よく20VPアーティファクトを掴んで1番に帰還しましたが、デッキの基礎力不足で死人にも負ける3位。

3人で1880中国。
もともと10年以上前の作品なのですが、最近Lookoutから2版が出ました。アートワーク以外の内容は変わってないはずです。
一見すると会社数16社でちょっと多めなこと以外は普通の18XXのようですが、全然そんなことはなく、特殊ルールてんこもりです。
最大の違いは普通の18XXのように株式ラウンドと運営ラウンドを交互に繰り返すのではなく、いずれかの鉄道会社が同じ数字の最後の列車を購入して次の数字が見えた瞬間に突然株式ラウンドが挿入されること。いつ株買う機会が回ってくるのか、各プレイヤーの思惑によって大きな紛れが出てきます。また、誰も列車を買わなかった場合、銀行が無限の資金でもって同じ数字の列車をまとめて強制購入して捨ててしまうので、いやが応でも時代は進んでいきます。
他にも銀行資金無限で8列車が終了トリガーになってるとか、会社の運営順が固定だとか、通常10収入の村が黄色時代から20収入で都市と価値同じだとか、ゲームの中盤に突然中国が共産主義化して配当しようが内部留保しようが株価が変わらなくなるとか、ちょっと他の18XXでは見たことのない要素が大量に用意されています。その割にはバランス的に破綻したところはないようで、完成度の高さをうかがわせます。
個人会社の競りを終えて赤のBCN (成都)の社長になりました。このゲームでは序盤は各社運営1回ごとに黄色タイルの配置は1枚、緑時代になったら黄色タイルを2枚置けるようになってスピードアップ、となっているのですがBCNだけは最初から黄色タイルを2枚置ける特殊能力つき。これと成都周辺の街密度の高さがが見た目以上に強力で良いスタートダッシュができました。そのまま安定した収益を確保して一応1位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Clank! In! Space! (Dire Wolf)・Dune: Imperium (Dire Wolf)・Fjords (Grail Games/すごろくや)をプレイしました。

先々週のフロストヘイヴンのキックスターターのページの更新では、アジアのフルフィルメントはVFI Asiaにすべてのコンテナが届いたので来週から発送始まるよ、とか書いてあったのにぜんぜん嘘でいまだにどこにも何も送られていない模様。

クランクインスペースはサイバーステーション11拡張。
基本セットのボードを流用してはいますが、楕円形のちょっと変わった形のマップになっています。一番の違いはアーティファクトのある最深部にも脱出ポッドが用意されていること。終盤になるまで利用できないのと、ここから脱出しても10点ボーナスにしかならないので、余裕がない場合の緊急用といった感じでしょう。
10点アーティファクトを取った時点でHP僅少でふらふらだったので、さっさと緊急用ポッドで脱出しました。2位。山のようにクランクをバッグに投入して脱落した人がいると、袋から引いても引いてももう死んだ人のキューブしか出てこないので、他の人は意外と楽になるという。

デューンインペリウム拡張全部入り。
キャラランダムに引くと、またアリアナソーバルドさん。惑星からスパイス回収するのはあきらめて、なるべくスパイスマストフローをたくさん買う方針で。隠しVPの分で1点差勝ち。

フィヨルド、すごろくやの日本語版。
コンポーネントに言語依存性はないのですが、ルーン効果のサマリーの原語版が文字一切書いてないのにアイコンもあまりに分かりにくすぎて全く使えないので、これは日本語版ルールについてるサマリーが絶対に必要だと思います。
タイル配置でマップを作って陣取りをする分かりやすいゲーム。1手でできることは少ないのでなるようにしかならないのですが、ルーンの特殊効果による割り込み次第でごろっと変わってきます。本来はシナリオに合わせて一部のルーンのみを使う選択ルールのようなのですが、これ普通に全部入りの方がよいのでは。2位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
My City (KOSMOS/アークライト)をプレイしました。

クニツィアがレガシーを作ったというマイシティ。アークライトの日本語版です。
全24回とゲーム回数は多いですが、箱の表記は1ゲーム30分、実際には20分くらいで終わるので1日あれば全部通しでプレイできます。
ゲームとしてはシンプルで、ランダムに指定されたテトリスブロックっぽい建物タイルを連続するように並べて自分の街を作り、色の連続とか埋めたマス埋めなかったマスなどから得点して多い人の勝ち。勝った人はキャンペーン全体の勝利判定用の得点がもらえて、負けた人は得点ない代わりにだんだんゲタが高くなる仕組み。どういう理屈かは分かりませんが、街は毎回更地にされます。
レガシーというからにはちょっとはナラティブ要素なり謎解きとかありそうなものですが、そこはクニツィアらしさ、街が順調に発展しました以上のストーリーは一切ありません。3回分づつが1つの封筒に入っていて、ちょっとずつ情報が明かされていく仕組み。おおむねその3回ごとに新しい要素が追加されますが、その代わり古い要素は惜しげもなく削除されるので24回常にスピーディーな展開で飽きさせません。
結局1位から3位まで綺麗に1点差でした。さすがクニツィアのバランス調整です。勝ち。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Adventure Games: The Dungeon (KOSMOS)・Chronicles of Crime (Lucky Duck Games)をプレイしました。

タイトルがググりにくいと評判のアドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン。
脱出系の謎解きゲームです。アンロックみたいな感じですが、スマホは使わずカードとパラグラフブックだけ。カードに書いてあるパラグラフを読んでアイテムカードを手に入れ、アイテムを組み合わせたらまたパラグラフ読んで、というのを繰り返します。謎解きゲーでよくある隠し絵やパズルの要素はほとんどなく、ほぼアイテムの発見とその組み合せの試行だけで進みます。
アンロックのように使用済みになって以後出番のないアイテムは回収される仕組みですが、1つのアイテムに複数使用可能箇所がある場合、メインの目的で使ってしまうと副次的用途が残っていても回収されてしまうような構造。なので、多数の選択肢のうち的確に罠を避けつつ可能な選択肢を完全に網羅して最後にストーリーを進めるスイッチを押す、というエスパーをしないとちょっとずつ有利になる要素を取りこぼして最終ボスにご対面。という感じになります。
最後まで進めて一応クエスト完遂。おそらくは一番微妙な結末のヤツだったと思われます。複数回プレイするかというと全部ネタ割れててはちょっと厳しいのでは。
箱には1話90分で全3話、となっていますが、実際には1話あたりの所要時間はもう少し短いです。

クロニクル・オブ・クライムはアークライトから日本語版が出たのでアプリが日本語対応されました。
日本語化されたのは基本セットのシナリオだけで、原語版では拡張がわんさか出てるのですが、マンションオブマッドネスと同じで追いつくことはなさそうな雰囲気です。
というわけで英語版+日本語アプリという組み合わせ。この場合、証拠品カードだけ訳されてないためアプリの指示と齟齬が出ますが、簡単な単語だけなので不自由はないです。
ストーリー部分が訳されてるのでプレイはかなりスムーズに進みます。ただ、日本語版の訳者の趣味なのか登場人物の口調にかなり癖があってびっくりします。不良軍人が謎に時代劇みたいな侍言葉だったりで、なんかそいつを尋問するたびに微妙な笑いがこみ上げてくるという。
簡単+困難+困難の3部構成シナリオを連続プレイ。無事悪の組織の陰謀を阻止して成功裏に終了。表記の難易度と実際の難易度があまり合ってない感じしました。たぶん簡単シナリオはシナリオの規模が小さい分、手がかりも少なくて1枚取りこぼすだけで重要なヒントが手に入らなくなるとかで、表記ほどは易しくないんだと思います。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Dune: House Secrets (Portal Games)・Undaunted: Stalingrad (Osprey Games)をプレイしました。

デューン・ハウス・シークレットは1年ぶり2回目。前回の続きでシナリオ2と3をプレイしました。
BGGの評価は5点台ですが、そこまで悪いゲームではないように思います。Webアプリが一度改訂されていて、勝利得点バリアントでプレイすると、他のディテクティブと同様に最後に事件の真相に関する質問に答えて達成度が計算されます。ただ、これ1回0話まで戻ってリセットしないと変更できないので、1年以上前のバリアントのないときのセーブから継続だと旧来システムのいつの間にか事件解決されてたモードでしかプレイできないと思います。
システム的には、ハルコンネンの注意を引く危険な行為をするときは袋引きで運試しをするとか、リソースの補充はレガシー要素である程度プレイヤーの好きなようにコントロールできるとか、特徴はあるのですが、いまいちシナリオ内で有効に活用されていたような気がしません。総カード枚数も見れるカード数も少なめに感じるのに1枚にわんさか文章が書いてあって、もう少しカード枚数と選択肢増やすとかフラグ管理するとか工夫してゲーム的に捜査してる感出して欲しかったです。
ストーリー的にはデューンの外伝的なものを史実に影響与えないようにという縛りの範囲ではがんばっていたんではないでしょうか。

不屈のスターリングラード。異様に箱デカいですが、きょうびこのくらいは普通かもしれないです。
スターリングラードの一月九日広場周辺の戦いを全15回のキャンペーンでプレイします。
ゲームシステム的には大きな変化はなし。独ソとも同じ2個歩兵分隊のデッキ構成で開始しますが、戦闘中の死亡や成長、戦闘結果によるシナリオの変化で徐々にお互いのデッキが育っていく、という仕組み。これは期待できますね。
ソ連を担当。初戦は敗北。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者8人。
Ivor (Surprised Stare Games)・Beyond Humanity: Colonies (Three Headed Monster)・Cat in the Box (HJ)・エアリアルはガンダムじゃありません(同人)をプレイしました。

5人で機関車アイバー。鉄道で羊を輸送するピック&デリバリー。
1羊コマはちゃんと羊の形してるのに、5羊コマはただの白い板という。
マップ上を右往左往して羊を集めるだけのゲームですが、それはそれで面白いです。ただカード引きのイベントの効果が大きすぎで、思わぬところで急展開しすぎだと思います。負け。
マップのデザインがちょっと見にくいです。架空世界で地名探すのが面倒な上に、エリアとエリアのつながりの表示がちょっと分かりにくすぎ。

4人でビヨンドヒューマニティ:コロニーズ。完全協力モード。
一応は全世界のバッカーに発送されたはずですが、スマホアプリの更新は不具合修正のみでオンラインプレイは未解禁。
なので標準の地球近傍星系からプロキオンの第3惑星を選択。難易度ノーマルでモジュール建設期間が長くなる以外には特筆すべき設定はありません。
やはりモジュールシナジーの効果で難易度下がっていると思います。4人プレイだと後半割とすることなくなっていました。
災害も全然発生しなかったです。災害頻度は惑星の難易度によるらしいので、ノーマルくらいでは起きないのかもしれません。
惑星の補正-100点を差し引いて総得点は176点。いまいちどのくらいの点数がどのくらいの達成度なのか分かりませんが、まあ成功の部類でしょうか。

4人でキャットインザボックス。
出たカードは全部ボードに記録されているのでカウンティングの必要ないのがいいですね。負け。

5人でエアリアルはガンダムじゃありません。
得点システムを修正してカードのエラーを直して完成ということにしようと思います。

ラファールのゲーム会

K藤氏主催のゲーム会に参加しました。参加者9人くらい。
Cat in the Box (HJ)・Islands in the Mist (Schmidt)・Hickory Dickory (Plaid Hat Games)・The Manhattan Project: Energy Empire (Minion Games)・エモラン (JELLY JELLY GAMES)・Tiger & Dragon (アークライト)をプレイしました。

量子トリテことキャットインザボックス、4人。お試し的に1ラウンドだけ。噂に違わぬ面白さでした。

霧に隠れた島、4人。気球で流されながら各自の箱庭にタイルを並べて島の地形を作っていくゲーム。ドイツ語版だったので南北西はSNWでいいんですが、東がOでちょっと分かりにくい。
スタートプレイヤーから順番に島タイルのドラフトでいいのを取ることができるので、最終手番のプレイヤーは風向きを決めるダイスを1回だけ振り直せるという特典でバランスを取っています。といっても行きたい方向を振れる確率は1/6なので振り直し1回程度では全然足りないです。普通にスタートプレイヤーのタイミングで良いタイルを貯められる方が有利でしょう。
ワイルドカード地形タイルとモニュメントをたくさん引けた分で勝ち。

ヒッコリー・ディッコリー、3人。大きな時計の文字盤の形をしたボード上でネズミコマを動かしてワーカープレースをして、ピック&デリバリーでセットコレクションをします。
時計の短針はただのラウンドトラックで、ゲームのメインは長針。この長針が5分ずつ進んでくるので、指されたネズミは、その場でアクションをするか、他の場所に移動するために長針に乗るか、すでに長針に乗っていたら下りてアクションをするかの3択。
長針に乗れる数は決まっていて、あまりに大勢乗り込んでくると定員をオーバーしたネズミが振り落とされて、望まぬ場所のアクションをさせられてしまうという罠があります。これがないと紛れがないというのも分からないではないですが、全体的に緻密に数えることが要求されているシステムの割にはペナルティ大きすぎな気がします。負け。

エネルギー帝国、3人。冷戦拡張の追加建物のみ使用。
国ランダムに配ると最初からソーラー発電所持ってるスペイン。国連ゲージに要求される資源は科学トークンなので、普通に緑(政治)コースで科学トークン貯めつつ環境汚染も防ぐ作戦で。
作者のデザイン意図なのかどうか分かりませんが、ゲームシステム上はソーラー発電+原子力発電の組み合わせが低汚染高出力でとても効率良いです。勝ち。

エモラン、6人。大喜利ゲームなんですが、全員共通のお題が公開され、各自には秘密裏に自分の狙うべき順位が指定されます。ひそかにその順位になりそうな回答をホワイトボードに書いて、正解の順位知らない親に並べ替えてもらって狙った順位になってれば得点というゲームです。ウケを取りゃいいというものではなく、当たり障りのない回答で微妙な順位に滑り込むという高度な技が要求される稀有なゲームでした。

タイガードラゴン、6人。1回ドラゴンで上がって1点だけという惨憺たる成績。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。はるばる東京からT口氏が参加で4人。
2019: The ARCTIC (SINONIS)・Tzolk’in (CGE/HJ)をプレイしました。

相当近過去になってしまった2019北極圏。BGGスコアは変動なく相変らず6点台です。
前回プレイ時の経験から地道に生産施設作るのがよろしかろうということで、ロシアとカナダを中心に安い天然ガスを押さえてみました。
後半になって各プレイヤーの情勢が確定してくると、その国に利害のないプレイヤーがストライキマスに居座って唐突にゲームにブレーキがかかるのが低評価の原因なのかな、という展開になりました。
終盤T口氏が深く介入するEUが北極点を支配して大量VPを献上することが確定。別に接待したわけじゃないと思うのですが、生産設備の最終決算で追い上げるもわずかに届かず2位でした。

1人減ってツォルキン。
熟練者はドクロ取りまくりのモニュメント建てまくりので大量得点するゲームだったような気がしますが、なんか食料供給に追われてるうちにいつの間にかゲーム終盤といった展開。
さすがに最後は食料余りぎみだったので、もう少しワーカー増やして加速するのが正しかったのだろうと思います。
緑の神殿伸ばした分のボーナス点でわずかに勝てました。