M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Clank!: Catacombs (Dire Wolf)・Maria (Histogame)・Dune: Imperium (Dire Wolf)をプレイしました。

クランク!:カタコンベはクランクの独立型拡張。
マップがタイル式になって進むたびに1枚ずつめくっていくようになりました。
先がどうなってるか分からなくなってダンジョン探索感が増しています。先の地図見てあそこに高価値のアーティファクトがあるから取りに行く計画を立てる、というのはやはりチョット違ってたと思います。
カード構成も新セットでバランス考えられて作られているはず。デッキ圧縮はできなくはないが+1クランクを抜けないので、そこまで強力でもないといった程度。
それ以外のシステムは基本的には共通。目立つ違いは鍵の扱い。マーケットで1本買えば全スルーじゃなくて、手元の鍵トークンを消費して1つずつ開けていくようになりました。この鍵トークンの個数管理がかなり重要です。といっても鍵を産出してくれるカードが買えないと努力で何とかなる部分は少ないですが。
2番目に地上に帰還して2位。

マリアはマップ半分でプロイセン対オーストリア対フランスの初級ルール。フランスを担当。
初動はプロイセンとオーストリアが激突したのですが、良いカードを引いてたオーストリアが大勝。プロイセンが戦力の再建に苦労してる間にフランスが兵力の多さでじわりじわりと支配地を広げ、最終的にはフランスの勝ち。
派手に負けると取り返しのつかない大損害が出るので、1差で負けて1歩だけ退却してそれでも敵から3歩以内に残ってるので都市は取られない、という戦いを特にオーストリアはしなきゃならんはずですが、まあ相手の手札の中身知ってるわけじゃないのでなかなか難しいですね。

デューンインペリウムImmortality拡張入り。
キャラをランダムに引くとアリアナソーバルドさん。惑星からスパイスを収穫するときスパイスが1減る代わりに1枚カードドローできるという能力。カード1枚1スパイスは正直高い(拡張でスパイスの価値が上がってるならさらに)ので、これは全然強くないです。シグネットリングで水もらえる能力がまあ強いので、それと相殺といったところでしょうか。
全員同時に11VPのハードル越える接戦でしたが、隠しVPの分で大敗。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Shadows over Camelot (DoW)・Anansi (HeidelBÄR Games)・Terror Below (Renegade Game Studios)をプレイしました。

Serge Laget追悼でキャメロットを覆う影。基本セットのみ5人。
人数多い方が良いゲームなせいか定番の割にはプレイされてない気がします。通常の裏切り物入りルールでプレイしてますが、今回は全員忠誠の騎士で裏切り者は引かれず。それでも白剣8本・黒剣5本だったのでギリギリ勝ちでした。

アナンシ。3人。
スート3種、マストフォローマストラフのトリックテイクです。基本的に1トリック1点ですが、別途トリックから下りて任意の1枚を捨てることで獲得できる観衆カードとペアにしないと得点化できません。下りたときの捨て札が強い方が観衆カードがたくさんもらえるので、トリックで取るか観衆カードを取るかがジレンマというゲームです。なのですが、結局のところ強いカードが強いだけで手札悪いとどうにも挽回のしようがなく、狙い通りのゲーム性を獲得できているかは疑問です。勝ち。

何年か前のキック発、テラービロウ。4人。
ネバダ州の砂漠の地下からモンスターが地上に卵を産みに来るので、モンスターを狩ったり卵を回収して配達したりするピック&デリバリーゲーム。
ボード上にはモンスターの出現予定位置がトークンで示されていて、各プレイヤーが使用した移動カードが一定数貯まるごとにモンスターがその位置に出現します。高性能な移動カードほどモンスターを自分の近くに呼び寄せがち、並かそれ以下の性能のカードはいろいろと出現位置を弄ることができるというようにバランス取られています。出てきたモンスターはたまたま近くにいたプレイヤーを襲って、その場に卵を生んで去っていくので、他プレイヤーのそばにモンスターを召喚してボコボコにしてから空いたところに卵拾いに行くという殺伐としたゲーム。
モンスターとの戦闘は殺るか殺られるか。しかも大抵の武器は1回使い捨てで、せいぜい1体倒したら新しい武器を調達するまで手ぶらで襲われないことを祈るのが精一杯という。一応即脱落しないように3キャラ持ってスタートですが、まあ3人とかじゃあ全然少なすぎだと思います。その割りに勝利条件20VPはちょっと遠くて、箱の45-60分ゲーは嘘っぽい。2位。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Europa Universalis: The Price of Power (Aegir Games)・Dominion (RGG)・Karuba (HABA)・トポロメモリー(ダイソー)をプレイしました。

キック発の新作、ヨーロッパユニバーサリス。3人。
クルセイダーキングスに続くパラドゲーのボードゲーム化第2弾。第3弾のハーツオブアイアンは中止になったそうです。
今回はPC版のEU4をできるだけ忠実にボードゲーム化した、という触れ込み。
各プレイヤーは1444年のヨーロッパの1国を担当し、1ラウンド約25年が4ラウンドで100年が1時代、全部で時代4まであるので400年近い欧州史をプレイするゲームです。箱にはプレイ時間90分以上としか書いてませんが、これはインストに90分かかるという意味だと思います。
プレイ人数と登場国と使用するマップや時代の切り取り範囲でいくつかシナリオがあって、通常はそこから選択するのですが、シナリオを自作してとんでもない弱小国でプレイすることも理論上は可能となっています。さすがに国固有イベントとか国固有目標とかは主要国分しかないのでジェネリックなイベントや目標で代用することにはなります。
今回はとりあえずチュートリアルの3人シナリオ。フランス・スペイン(カスティリア王国)・イギリスをそれぞれ担当して時代1の前半半分の2ラウンドだけプレイする、という設定です。
ゲームとしてはアクションポイント制、君主と家臣の能力に応じて内政・外交・軍事のアクションキューブが降ってくるので、それを消費して貿易してお金を稼ぎ軍備を整えて中小国や他プレイヤー国と戦争する、というのを繰り返します。アクションキューブが尽きた国からパスして全員パスしたら次のラウンドで、システムの骨子はシンプルです。枝葉のルールが山程あって48ページあるルールのあちこちを参照しないと何やったらいいか分からんゲーなわけですが。
担当国を適当に割り振ってイギリス。英仏百年戦争の末期なので、フランスはノルマンディー奪還のためにイギリスに宣戦布告。さすがにタダでくれてやるのも業腹なのでそこそこの軍隊を海上輸送して派遣しましたが一会戦で全滅。ちょっと史実すぎ。もともと兵力で負けてたのですが、それ以上に指揮官の能力差が大きかったです。これなら大陸は放置してスコットランドに侵攻した方がマシだったかもしれません。非プレイヤー国には指揮官いないので。
最終的な勝利判定は終了時の国力+ゲーム中に稼いだ各種ボーナス点。2ラウンド終わった時点でフランス・イギリス・スペインの順位でした。イギリスはバラ戦争で内戦になることが予定されていたり、スペインは英仏とはちょっと離れててソロプレイ気味だったりで、まあ普通にフランスが強いシナリオだと思います。

ドミニオン3人。Plunder拡張。2戦2敗。財宝多めのセットで財宝カードにはアクションカードと違って使用回数制限がないので派手になります。もともとドミニオンのアクション回数システムはちょっと独特というか他のデッキ構築ゲーと比べるとかなり制限キツい方なので、このくらいの方が面白いかもしれないです。

カルバ3人。ハバの大人向けゲー。ランダムに引かれる道タイルを繋げてゴールした人の勝ち。タイル引きはランダムですが、全員共通なのでうまいこと人より効率的にネットワークを構築する、というゲーム。勝ち。

トポロメモリー3人。ダイソーの100円ゲームです。神経衰弱系で同じカードの2枚ペアを早取りするスピードゲームですが、「同じ」の解釈が穴の数のトポロジーで決まるというところが独特。カード覚えない程度に軽く遊ぶにはいいんじゃないでしょうか。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Yin Yang (BGNations)・Escape Tales: Low Memory (Board&Dice/グループSNE)をプレイしました。

太極。台湾のメーカーだそうで何年か前のゲムマで売られていたらしい。
ゲームとしてはオーソドックスで、春秋戦国時代くらいの中国を旅して各国に霊廟を建ててエリアマジョリティをしたり、各都市の特産品を拾い集めてビンゴゲームをしたりして一番得点多かった人の勝ち。
独特なのはアクション選択システムで、占いと称してコインを6枚放り投げて、その裏表の組み合せでできるアクションが決まります。本質的にはダイス振ってできるアクションできないアクションが決まるというのとそう違いはないのですが、単純な0/1の組み合せにすぎないのになかなか悩ましいところが面白さになってるというゲーム。
豪華版なので銭振り用の金属製の亀がついているのですが、まあ最初の1回しか使わないですねやっぱり。
結局3人とも同点というものすごい接戦。タイブレーク勝ち。手番順が遅いと非常に不利なのですが、順番入れ替えるアクションが銭振らないと取れないので異様に機会が少ないのがちょっと気になりました。

ローメモリーは協力型の推理ゲーム。
エスケープテイルズシリーズの2作目だそうですが、1作目は未プレイ。特に話の連続性はないらしいです。
このセットに3本の連作シナリオが入っていて、箱のプレイ時間は各3時間x3プレイとなっていますが、実際にはもう少し早く終わると思います。
記憶喪失の主婦エリザベスさんが目を覚ますと自宅が何か荒らされている上に、旦那の作ったプライベートセキュリティシステムに邪魔されてどこに行くにも一苦労、という割と良く分からないシチュエーションから始まる近未来SFの話。
タイトル通りの脱出系で、マップ内のあちこちを探すと謎カードが手に入り、1枚から複数枚の謎カードで構成されたパズルを解いてスマホアプリで答え合わせして、合ってれば新しいマップが出てきたり次の謎が出てきたり、というのを繰り返します。ダミー情報の類はなく、今目の前にある謎が何枚の謎カードから構成されているのか明示されていて、解き終わったカードはきっちり除去されるので、謎さえ解ければサクサク進んでいくと思います。
謎の難易度設定がちょっと微妙なのか、秒で解ける簡単なのから、答え見れば矛盾がないのは分かるけどその理屈は知ってないと解読できんやろレベルのまで様々。必ずしも難易度順に出てくるわけでもないのでちょっと緩急つきすぎかな、と思いました。
3本連続でプレイして一応結末に到達。コンポーネント破壊要素はなく、マルチエンディング構成になっていて再プレイすることも考慮されているらしいです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Dominion (RGG)・Blazon (25th Century Games)・Discordia (Irongames)・Die Zukunft von Camelot (Schmidt)をプレイしました。

ドミニオンは最新のPlunder拡張。
新要素は15枚のTrait。セットアップ時に、10種類の王国カードのランダムな1種類にTraitカードを1枚引いて貼りつけます。このゲーム中はそのカードだけちょっと普段とはコストとか効果とかが改変された状態でプレイするというリプレイ性向上効果。ドミニオンでこれ以上リプレイ性上げるとかどんだけドミニオン漬けな人を想定しているのか。
新要素その2はLootカード。15種2枚ずつ計30枚のカードを裏向きの山札にしてシャッフルしておきます。Lootカードを獲得、という効果のカードが何枚かあるので、それで指定されたらルートボックスからガチャが引けるという仕組み。Lootカードは基本的にどれも3金+1購入+αの効果の財宝カードなので損はしないです。
その他、王国カードは財宝多め、持続効果のアクションカード多め、最近の拡張には割と入っているイベントカードが15枚追加、という構成です。全体的には金量多めで加速感のある展開になりそう。1戦1勝。

キックスターターものらしいブレイゾン。
カードプレイで僕の考えた最強の紋章を作ります。盾型の個人ボードに手札から紋章の要素を配置して得点をもらったり、セットコレクションで追加の得点をもらったり。誰かが個人ボードを全部埋めて紋章を完成させたら終了。
テーマ勝ちのゲームで、例えば画像の一番下に置いてる下向きのEは長男を示すマークだとか、紋章学について詳しければより楽しめると思います。
ゲームとしては、手札の補充が山引きしてから場のカードと見比べて望むなら交換してもよい、というシステムでちょっとテンポを損なっています。要素の種類が多いので、こうしないと必要なものが全然揃わないのでやむを得ないというのは分かりますが。負け。

最近の話題作のディスコルディア。
ローマのどこかが舞台らしいです。ダイスピックでアクション選択をして個人ボードに建てた建物にワーカーを置いていきます。見た目ワーカープレースっぽいですが、このワーカー、毎ラウンド溢れんばかりに補充されてくるのを使い切った人が勝ち、というあまりに独特のシステム。
毎ラウンドの終了時にゲルマン人が襲ってきます。真面目にゲルマン人と戦おうと思ったら兵舎を建てて赤ワーカー配置して、とかなりの手数を必要とします。その割には負けたときのペナルティも勝ったときのボーナスも大したことないので、勝てたらラッキーくらいでよさそうです。どこかで赤ワーカーを消費しないといけないのは確かなのですが、少ない手数で大量のワーカーを消費できるように個人ボードを組み立てていくことの方が勝敗を分ける感じ。負け。

キャメロットはアーサー王の宮廷でワーカー置いてマジョリティ勝負をするゲーム。
各ラウンドの開始時に各自このラウンドに自分が使いたい0~3人のワーカーを握ります。で、全体で何人のワーカーが握られているか予想してビットします。これに勝った人から順にやりたいアクションができる、というシステム。
ワーカーの置き先は4箇所あってそれぞれ得点の方法が違っていて、それぞれ裏表で2種類セットアップ時に決める仕組みなのでリプレイ性にも配慮していますという今風のデザイン。
マジョリティの巧緻は当然あるんですが、それ以前にワーカー数の予想当てないと話にもならんというゲームです。負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Joan of Arc (dlp games/Engames)・Detective X (SCRAP)をプレイしました。

ジャンヌ・ダルクはOrléans (dlp games)の紙ペン版。Engamesの日本語版です。
各自の紙はオルレアンの共通ボードになんとなく似ています。実際のプレイ感もかなりオルレアン。
大きな違いはバッグビルディングの要素がなくなって、アクションドラフトになったこと。後は右側のマップを馬車や船で旅して商館を建て、たまには公共事業に貢献し、最後は商館の数と図書館で勉強して上げたゲージによる係数をかけ算したのが勝利得点、という仕組みで全く同じです。
オルレアンを大味なものにしていた最大要因の建物の購入システムが改善されていて、IとIIしかなかったのが性能によってレベル1~5まで細分化されて、レベル1から順に誰かが1つでも建てたら次のレベルのがアンロックされる、というようになりました。各レベル6枚あるうち1回のプレイで使用するのは4枚ランダム、としてリプレイ性にも配慮されています。これオルレアンにも逆輸入するといいんじゃないでしょうか。
全体的には元のオルレアン同様早取り要素があちこちに仕込まれていて、常に他のプレイヤーの動向を見すえながら方針立てる必要がある、ということろは変わっていません。これはこれで悪くないのですが、紙ペンゲームで基本自分の前の紙しか見えない、というシステムとは相性悪いと思います。これ普通にボードゲームにした方がよかったのでは。
勝ち。お金を稼ぐだけじゃなくてお金を払うことでもボーナスが降ってくるのが効きました。

ディテクティブXは協力型の推理ゲーム。なかなか評価良いらしいですね。
物理的なコンポーネントで謎と手がかりが与えられ、スマホで答え合わせしながら進めていくタイプ。
ネタバレ禁止なのであまり書くことはないのですが、基本的には1本道シナリオで大量にあるダミー情報の中から真実につながるヒントを発見するところがゲーム性になっているという塩梅。難易度やヒントの提供方法は妥当だったと思います。
コンポーネントを破壊する要素があるので同じセットでの再プレイは不可能ということになっています。中古で買うのはお勧めしません。

[Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Downtown 3)

バイオハザード3:ボードゲーム(Steamforged Games)のソロプレイ6回目。ダウンタウン3「線路を守れ」
続きを読む [Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Downtown 3)

[Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Downtown 2)

バイオハザード3:ボードゲーム(Steamforged Games)のソロプレイ5回目。ダウンタウン2「道路掃除」
続きを読む [Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Downtown 2)