Phage合宿 2日め

合宿2日め。
スティッヒルン(Amigo)・7Ages (ADG)・帝国の闘争(Warfrog)・パシフィックタイフーン(GMT)・1846 (Deep Thought)・RftG・BigBangをプレイしました。

朝食はペンションの方で出ます。和食でメニューは決め打ちですが品数の多い立派な朝食でした。
朝食後ウォームアップ代わりにスティッヒルン。そして7Agesをプレイ。7人だと1人2国持ちです。インストを兼ねて最初の2ターンだけのプレイ。それでもルール説明で午前中いっぱいかかったようです。ようですってのはルール説明中爆睡してたので。昼食はお好み焼き。

今日のメインは帝国の闘争7人プレイになりました。7人だと国カウンターが全部出るようなので、残り個数を数えつつ次の戦争に備えて計画的に戦力を展開しなければなりません。といってもこのゲームは最初の5箇所の支配マーカーの配置で各国の方向性はかなり限定されるようですが。基本的に少ない地域に集中した方が収益や防衛面では有利なのですが、広い地域に薄く展開して戦略のオプションを豊富に持つのも大事だと思います。7人とも熟練プレイヤーなので巧妙にバランスをとりつつゲームは進み、War2終了時点でトップから5位まで1点差でずらっと並ぶという絶妙な結果に。ただし奇数人数プレイなのでイニシアチブと同盟の競売は高騰し、銀行家を持つ2人を含むほとんどのプレイヤーが大量に不安マーカーを抱えていました。この時点で6時間以上経過しており、この先軽く見積っても3時間はかかりそうなので途中終了。

夕食もペンションの方で。今日は昨日のセットメニューではなくフランス料理フルコース。デザートのフルーツのラム酒漬けのヨーグルトあえが絶品でした。昨日の抹茶チーズケーキもよかったです。風呂は温泉ですが定員3人で少し狭め。大きい旅館ではないので広さ的にはやむをえず。配管むき出しのスパルタンな作りで加水加温の表示のある正直温泉。

あとは適当にRftG・パシフィックタイフーン・BigBangと軽くカードゲームでまわして、最後に1846。K川氏O&I+LSL+NYC(80)・僕Big4+IC(50)・T口氏Boat+Tunnel+MS+B&O(50)・M上氏C&WI+Mail+GT(50)と設立しました。NYCが2+2+2+4列車で高収益をあげつつErie発Toredo経由Chicago行きの理想的な路線を完成させて優勢な情勢でフェイズ3列車が見えたところで終了。

Phage合宿 1日め

5/3から5/5はPhageの合宿がありました。
場所は蘭越のペンション「風みどり」のコテージ、参加者7人でした。
札幌から途中で赤井川村でソフトクリームを、倶知安で昼食に「豪雪うどん」なるイモ製のでんぷんうどんを食べました。コシのあるおいしいうどんでした。コテージは1.5階建の小さめながら部屋は広々としていて座卓も2卓用意されておりゲームをするには都合のよいつくりでした。ただし照明暗めという罠。
RftG (Rio)・フンタ(WEG/HJ)・BigBang (同人)・超人ロック(エポック)・タイタン(AH)をプレイしました。

とりあえず到着早々RftG。続けて6人フンタ。クーデターが1回だけだったので比較的短時間で終了。そのクーデターで政権に就いたN田大統領が2度3度の暗殺の危機を華麗に回避して勝利しました。
夕食やら入浴やらの間に1人増えて全員揃いました。4人でBigBang。星矢氷河対サガカミュで悪党の勝ち。残りの3人はPSPでモンハンのマルチプレイに興じていました。

7人全員でできるゲームということで超人ロック。北大ハウスルールでロック1・G2・E3・S1の配分になっていて、改心しやすく不利なE陣営を強化しています。星系を歩くプレイヤーが少なかった上にその1人のニアが表面で死んだので、ストロハイム(E)が能力カードを大量に獲得してニケ+エネルギースーツになってしまい、僕のヤマキIのような非エスパーでは全く手を出せなくエスパーでもつらい展開です。裏面秘密基地ではロックが正体を明かして拠点を破壊し始めます。途中アマゾナを改心させ、強敵ストロハイム(E)をなぜか2枚も入っていた6レベル光の剣で倒しました。さすが主人公だけあって大活躍です。E陣営全滅後ストロハイム(S)と決戦になりロックが死亡。ストロハイム(S)・ヤマキI・アマゾナが1レベル勝利となりました。

最後に4人タイタン。開始早々に持ち主のT口氏がタイタンスタックで僕の分割直後のスタックを強襲。タイタンの性能で一掃して得点にしようという目論見らしくタイタンを先頭に突っ込んできますが、これがサイクロプスの集中攻撃の前に轟沈。1時間もたたないうちに1人脱落です。ここから残りの3人は慎重にスタックの育成を続けて長時間ゲームになりました。最後に僕とM上氏の中堅スタックが衝突。どちらもサーペント目指して放浪中のベヒモス+ゴーゴンスタックでしたが、数に優るM上氏が勝って大量得点したところで夜も明けてきたので終了しました。

T井氏宅ゲーム会

4/29はT井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
RftG (Rio)・アメンラー(Hans)・パシフィックタイフーン(GMT)・イエローストーン(Amigo)・Fire&Axe (Asmodee)をプレイしました。面子も遊ぶゲームもT井氏がきちんとマネジメントしてくれたおかげで充実したゲーム会になりました。
RftGはやはりカード効果のアイコンが回数をこなさないと分かりにくいのが欠点です。これについては布教につとめるしか解決策がないのがなんとも。6コスト技術の引きがよくNew Galactic OrderとTrade Leagueを建てて勝利。
クニツィアの競りゲーのアメンラー。競りゲーなのに勝敗がカードの引きに依存しすぎている感があって複雑なルールを盛り込んでいる割には設計的にもったいないなと思っていたのですが、よく考えるとカードを引く権利も競りの対象なので、引き負けましたは言いわけになってないという秘密がありました。カードのボーナス得点の都合であまりお得でない土地を高額落札してしまい最下位。見切って1金に変えてピラミッドの一つでも建てておいた方がマシだったようです。
札幌近辺でひそかに流行っているパシフィックタイフーン。まだ見てないのですが某氏がフレーバーも完訳したらしく、カードの完全日本語化ができそうな雰囲気で期待大です。
イエローストーンはカードを指定された座標に置いて手札を減らすゲーム。アブストラクトっぽいゲームで、カードに不気味な表情の動物が描かれていること以外はイエローストーン国立公園とは何の関係もありません。配置の条件を満たせないと配置済みのカードを獲得してマイナス点になるので、悪い流れのときはどんどん負け込んでいきます。カードマネジメント力が問われる好ゲームです。グラフィックデザインが惜しすぎます。
1人減って3人Fire&Axe。3人だとマップが広いです。これが4人以上になると人口密度は高いわ3枚しか公開されないサーガカードは取り損ねのかすめ取り合戦になるわでダウンタイムが長くなって必要以上に間延びしたゲームになるのですが、3人だと思い思いの方向に進むスピード勝負でテンポのよい展開になりました。このゲームは3人固定と考えた方がよいようです。襲撃メインで先行していたのですが、植民の分でO寺氏の逆転を許してしまいました。

ML.K 4月例会

4/26は札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者8人。
BigBang(同人)・RftG (Rio)・History of the Roman Empire (UGG/GMT)をプレイしました。
BigBangは冥闘士入り7人。デスマスクから途中でサガを引き当てるも真っ先に脱落。RftGを始めてしまったので結果は見てません。アクションカードの1/3くらいがごっそり抜けていてゲームになってなかった模様。

1人増えて2卓に分け、今月の本命はHistory of the Roman Empireです。時間の都合で途中終了でしたが。
HotW (AH)のシステムを流用したローマ帝国もの。3人でもプレイ可能ですが、ほぼ4人固定。HotW同様7ターンあり、各ターンには蛮族1部族とローマ1派閥を担当します。得点システムはHotWとほぼ同じで、蛮族とローマの得点の合計で勝敗を競います。
蛮族はHotWの帝国と同様にターン開始時にドラフトして戦力分のコマを持って登場しますが、同じ蛮族が複数ターンに渡って登場するあたりがHotWと違います。ローマの派閥の方は代々の皇帝をドラフトします。皇帝の特殊能力に若干の性能差があるくらいで、各派閥の支配地は前のターンからの引き継ぎです。戦力はほとんどついてこない代わりに、除去された戦力を勝利得点を支払って回復させるようになっています。
各蛮族や派閥の戦力がHotWの帝国と比べて少なめなので、得点的には大差はつきにくく、プレイ時間も倍まではかからないようです。理不尽に近東エリアの得点が低く設定されているなどバランス面は注意深く設定されているらしく、ゲームバランスはかなり良好な方だと思われます。
蛮族の担当プレイヤーがターンごとに入れ替わるので侵攻先が右往左往したり、ローマ派閥も揚陸能力の制約で蛮族征伐よりローマ人同士の内紛にあけくれたり皇帝の特殊能力の都合で突然大攻勢に出たりと、帝政以降のローマ史というテーマの再現性としてかなり興味深い作品です。

その他、クォバディス(Mayfair)・RftG等がプレイされていました。
終了後、場所を移して裏例会。4人。HotREを再戦。今回は最後までプレイできました。最終ターン開始時でVP最下位のK川氏が華麗なごぼう抜きで逆転勝利。

ML.K 裏例会

4/20は某所でML.Kの裏例会がありました。今週は日曜開催です。日曜の方がみんな参加しやすいらしく参加者数は驚きの6人でした。
プロフェシー(Z-man/Altar Games)・Age of Empires III: The Age of Discovery (Tropical Games)・悪魔城への馬車(Adlung)・シャープシューター(Milton Bradley)・Race for the Galaxy(Rio)をプレイしました。

プロフェシーはタリスマン式のアドベンチャーゲーム。5人。円環状の世界を放浪しながら経験を積み、5個あるアーティファクトをより多く集めた人の勝ちとなります。ルールはシンプルで成長速度が速く、遅れている人を救済するイベントも多いので、中だるみ感の強い類似のゲームよりよいと思います。運よく決勝戦で連勝できて勝利。
購入を悩んでいたK川氏のためにAoE3。売り切れで結局買ってないそうですが。毎ターン入植者5人を得られるところは全員変わらないので、どの建築物を建てるかがゲームの展開を大きく左右します。初手「インカ帝国を征服」で即時$20を獲得し、それを元手に「入植者」「交易路」を建てました。「交易路」で増えた商人を新大陸に送るのを収益源にして、次々と建物を建てていきます。最後は「繁栄」を建てて建築物から圧倒的なVPを獲得して勝利できました。

1人増えて悪魔城への馬車6人。密かに2陣営に分かれて、敵と味方を探しつつ自陣営の勝利条件アイテム3枚を集めるカードゲームです。初期状態が全くのノーヒントなのはどうかと。この手の正体を探る系のゲームは超人ロックのように最初から何かの手がかりを用意しておいた方がよいと思います。
シャープシューターはタイトルを変えつつ何度も再版されているダイスゲーム。I津氏のは振り台つきの豪華な初版。グリードに似ていますが、攻め引きの判断や他プレイヤーとの影響など盛り上り度はこちらの方が上かもしれません。僅差勝ち。

3人減ってRtfG 3人。先週の10時間耐久RtfGと同じ面子ですが、また2時間以上やりました。どんだけ。

M上氏宅ゲーム会

4/19はM上氏宅でルーンバウンドオンリーゲーム会がありました。参加者3人。
Seven Scions拡張とCataclysm拡張、その他小箱拡張を入れて2ゲームプレイしました。
Seven Scionsは時間の経過とともに敵が小ボス中ボス大ボスと順番に襲いかかってきて、3体いる大ボスの撃墜数で勝敗を競います。
Cataclysmはそれぞれの街に各1体のボス敵といくつかのお使いミッションが用意されています。お使いをこなすとボス戦を有利にする特典がもらえます。
タイマーが組み込まれてるSeven Scionsの方が短時間向きかと思ったら、実際のプレイ時間はどちらも4時間で同じくらいでした。序盤の収支が悪くてつまらない時間帯を減らずためにML.Kハウスルールとしてレベルアップの必要経験値を現在のレベル数分としています。
その他の注目点としてはアイテムの小箱拡張で追加されたらしい新タイプのアイテム「Ritual」でしょうか。買っただけでは効果がなく、移動ダイスの出目を移動の代わりに積み立てて条件を満たしたら発動するようになっています。使わずに無駄にするだけだった移動ダイスを有効活用できます。少なくとも高価なわりに条件が厳しく効果も微妙だった「旗」よりはずっと使えそうに見えました。

ML.K 裏例会

4/12は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Race for the Galaxy (Abacusspiele/Rio Grande)をプレイ。10時間近くRtfGだけやりました。1ゲーム30分かからないので一夜で20回以上プレイした計算になります。ひさしぶりに馬鹿な学生みたいなことしました。

サンファンと同様のプエルトリコのカードゲーム化ではあるのですが、出荷点の概念が残っていたり、6コスト建物の種類が大幅に増えていたり、開拓による星系の獲得方法に移民と征服の2種類があったりと簡潔なルールを維持しながらサンファンよりも多彩な展開が可能になっているのが魅力です。手札のVP変換効率を追求するサンファンに対して、特殊能力の組み合わせで展開を加速する技術を競うRftGといった感じです。

今日のプレイで確認された作戦を列挙すると

・建築型:発展(2)で技術を中心に伸ばす方法。Investment CreditsとPublic Worksが1コスト、Interstellar Bankが2コストと安く、6コストのGalactic Federation自身にも技術のコスト低減効果が付いてくるのが魅力。初期手札にこれらのカードがあれば、初期星系に関係なく進められる。
・侵略型:移住(3)で軍事ワールドを次々と征服し、最後はNew Galactic Orderで大ボーナスを獲得する。Galactic ImperiumやAlien Tech Instituteとの相性もよい。軍事ワールドはコスト不要なくせに得点の高いものが多く非常に効率はよい。初期星系New Spartaに向いているが、手持ちの戦力で倒せない星系には本当に手も足も出ないので、軍事ワールドが手札に来る順番に強く依存してしまう。しばしば探査(1)を選択せざるをえなくなって他人を利することも多い。
・出荷型:消費(4)で製品を出荷してVPチップを集める方法。VPチップは人数x12点しかないので、VP2倍ボーナスを駆使すれば一気にチップ切れでゲーム終了に持ち込める。初期星系がAlpha CentauriかEarth’s Lost Colonyだとやりやすいが、それよりも中盤に必要な色の星系や技術を確保できるかどうかの方が重要。移住(3)は主に非軍事ワールドが対象になるのでカード消費量が多く序盤は交易($)に頼ることになるが、ここで売れる商品がNovelty(青)だけだとちょっと苦しい。

とは言っても、結局カードゲームなので引かないと何も建てられないというのはサンファンと同じなので、高度な柔軟性を保ちつつ臨機応変に対処すべしという、それどこのフォーク准将状態です。おそらく勝敗を分けるのは、他人の選ぶフェイスを予測して自分の都合のよいフェイズのみが実行されるよううまくカードを選択するところにあるのでしょう。

K藤氏宅ゲーム会

4/6はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Twilight Struggle (GMT)・GolfProfi (AZA Spiele)・Wing of War (FFG)と、一度遊んでみたいと思っていた割になかなか立たなかったゲームを集中してプレイできました。

早速メインイベントのTwilight Struggle。米ソ冷戦がテーマの2人用ゲーム。陣営を入れ替えて2回プレイしました。ソ連有利との評判通り2回ともソ連の勝利。1回目は序盤からソ連のカードコンボが炸裂して速攻でサドンデス終了、2回目はアメリカのイベントが好調で途中まで得点上は米国優勢でしたが、いつの間にかソ連が欧州もアジアも中東も真っ赤っかに染めあげていて最終決算でソ連が逆転。
引いたカードのプレイ順を考えることくらいしかできることはないので勝ち負けを云々するのは不毛な感じもしますが、アメリカプレイヤーにとっては非常に挑戦的なゲームです。マップ上の国や地域の隣接関係がよく考えられていて、アメリカは韓国やイスラエルのような要衝を死守しないと簡単に地域丸ごとソ連に持っていかれます。リアルのアメリカ政府はよく頑張ったと思いました。

GolfProfiは単純明快なゴルフゲーム。ホールは細かいヘクスマップになっており、ゴルフクラブの違いはフォーミュラ・デのようにいくつかの多面体ダイスを使い分けることで表現されています。後は一打ごとにダイスを振ってゴルフのルール通りにボールを進めるだけです。フックしたりスライスしたりでなかなか思う方向には飛んでくれませんが。シンプルかつ完璧にゴルフが再現された好ゲームでした。
Wing of WarはWW1の空戦カードゲーム。2機ずつ持って対戦しました。僚機との連携がうまくいって1機を撃墜。移動のプロットが3枚と少し多すぎな感じなのとダメージカードのばらつきが大きいのが気になりましたが、機動に関しては簡単なルールながら自由度が高く機体の特性もうまく表現されていて良かったです。

K藤氏宅ゲーム会

3/30はK川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
コンテナ(Valley Games)・Sword of ROME (GMT)・Age of Empires III: The Age of Discovery (Tropical Games)をプレイしました。

Valley Gamesの話題作コンテナ。テーマ的には、工場で生産した商品を倉庫に保管し貨物船で外国へ輸送して売却するという何の変哲もない経営ゲームなのですが、工場→倉庫と倉庫→貨物船への商品の移動に関して「価格は任意に設定可能だが自分の商品を自分で購入することはできない」というルールがあり、それだけで非常にリアリティの高い経済シミュレーションが実現されています。生産や流通の独占で販売価格の高値維持を狙うのですが、すぐに他人がダンピング価格で対抗してくるので下手な値付けをすると不良在庫の山を築くことになります。逆にダンピングを仕掛ける側は量をこなさないと利益が出ないのですが、そのためには工場や倉庫に多額の設備投資が要求されます。さらに借金による運転資金の調達や、最終的な商品の売却時の入札など、シンプルながら経済ゲームに必要な要素はすべて入っています。コンポーネントの色の区別がつきにくいことだけが難点ですが。T井氏が売り買いともに大商いを成功させて圧勝しました。堅実な無借金経営を試みましたが及びませんでした。

Sword of ROMEは5人拡張入り。T井氏ガリア・T口氏エト/サム・K藤氏ギリシャ・僕カルタゴ・I津氏ローマとなりました。カルタゴは、カードで安価に傭兵を雇用できたり強力な海上移動能力を持つという長所がある代わりに、正規兵の補充が少なく本国の治安維持に戦力を裂かれるという弱点があります。ギリシャとカルタゴはカード補充や指揮官の維持費で敵対しあうようなインセンティブが与えられています。
第1ターンにローマがヴォルスキを総攻撃しましたが、まさかの完敗で総戦力の半分を失ってしまいました。これによって好むと好まざるとに関わらずイタリア中心部でゲームが動きます。独立したカプアを占領したエト/サムがVPを伸ばし、ローマ方面で手一杯なエト/サムの背後を襲ってガリアもVPを獲得します。ギリシャはあまり冒険せずに戦力の増強につとめていました。カルタゴの傭兵ユニットは任期切れで除去されてしまうので、その前に便利使いしようとあちこちにちょっかいをかけてみましたが、これが全くいいところなく敗北して本国の不穏レベルを無意味に上昇させてVPを失っただけでした。時間切れ終了。後付けの拡張セットですが、5人用ゲームとして完璧に機能しているのは素晴しいです。

1人減ってAoE3。大航海時代の列強として新大陸への植民を競うゲームです。植民・交易品の獲得・貿易船の建造・特殊建物の建設・新大陸の探検・入植者の訓練・戦争とやるべきことが山ほどあって、各自毎ターン5人の入植者を各任務に割り当ててアクションを行います。システム的にはケイラスや大聖堂のようにポーンを椅子取りゲーム方式で置いていくタイプです。序盤のリソースの少ない時期の成果でその後の方向性が強く固まってしまう傾向にあるようですが、それ以外はバランス的にも問題のない良作と思われます。宣教師による教化でインディアンをどんどん改宗させたI津氏が僅差で逃げ切り勝ちしました。