ML.K 裏例会

ML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
The Republic of Rome (Valley Games)をプレイしました。

共和制ローマはアバロンヒル版の再版、元老院を舞台に派閥争いをしながら、ローマを襲う危機に対処していきます。
コンポーネントはフルカラーの豪華仕様になりましたが、凝りすぎでイマイチ遊びずらいです。現在の自派閥の合計票数や属州総督の残り任期を表示するための回転式ダイヤルがついているのですが、数が多い分つくりがちゃちで使いやすくも見やすくもありません。元老院議員の現在の影響力や人気度は昔ながらの数字カウンターを置いてデジタル表示する方式なので、マーカー数の削減にもなっていません。ついでにこの数字カウンターになぜか0のコマが用意されてないという痛恨のエラッタもあります。これは版によっては追加の訂正コマが入っているようです。例によってコンポーネントのデザインをした人は一度もこのゲームで遊んだことないということがまる分かりですが、恥かしくないんでしょうか。

ゲーム本編の方は旧版とあまり違いはありません。最大の変更点は、同じ国を相手にする戦争が同時に何枚も引かれたとき、旧版ではすべて一度に活性化してしまうので、そのターン中にまとめて処理しないと往々にしてローマが滅んでしまうことになっていたのに対して、新版では1ターンには同じ国相手の戦争は1つずつしか活性化しなくなりました。毎ターン1回づつ撃破していればとりあえずローマは安泰という寸法です。

若干難易度が下がったはずなのですが、第1次ポエニ戦争がセットアップ時から存在しているのに1ターンめからいきなり第2次ポエニ戦争を引いてきます。続くターンにはすぐにハンニバルやらハミルカルやらまで引かれてきました。もうこの時点でローマの将来には暗雲が漂いますが、ローマの対カルタゴ最終兵器のファビウス・マクシムスとスキピオ・アフリカヌスも早いタイミングで登場。彼らを独裁官に任命して窮地を脱するかと思ったのですが、これが限界まで建造した海軍を全部与えているのに全然勝てません。相次ぐ敗戦に市民の不満もウナギ登りで、いよいよもうダメかというタイミングで影響力25を貯めて条件を満たしたN村氏が終身執政官に立候補して金の力で見事当選。カルタゴ以外の雑魚い戦争を解決してローマ存続条件であるアクティブな戦争3以下を満たして一応の勝利を収めました。この皇帝は明日にも市民の暴動とカルタゴに挟み撃ちにされて政権転覆しそうな気もするのですが…

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