Pacific Typhoon (GMT)のルールとカードの和訳を作成しました。GMTの配布許可取得済み。「書き込み専用メモリー」に置いてあります。
カテゴリー: ボードゲーム
ML.K 3月例会
3/22は札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
ガンダムToアップル(ML.K)・ニンジャバーガー(SJG)・Pacific Typhoon (GMT)・イルミナティ(SJG)をプレイしました。
ガンダムToアップルは、ガンダムウォー(BANDAI)のカードでアップル・トゥ・アップル(Out of the Box)をプレイするというガンダム世代狙い撃ちのゲームです。ガンダムウォーの古いカードの再利用にお勧め。ML.Kでは以前は頻繁にプレイされていたのですが、最近の記録にないところを見るとここのところ全然立っていなかった模様。
ニンジャバーガーは、デリバリーハンバーガーショップの店員として、ハンバーガー配達のミッションをこなして店内での出世を目指すゲームです。ただし全員忍者です。営業成績の悪い店員は切腹して祖先の霊に詫びなければなりません。それ忍者違います。配達先はバッキンガム宮殿から故障中のエレベーターまで多岐に渡りますが、ミッションの成功率はあまり高くないので収束性は極めて悪いです。基本的にはカード内容で笑いを取るゲーム。
Pacific Typhoonですが、2回めのプレイとなるとゲームの設計意図が徐々に明らかになってきます。いくつかのカードには天敵が設定されていて後のプレイヤーが史実でそれを撃破した兵器を使用すると無条件で除去されてしまうことになっていますが、大和や武蔵のような強力な日本軍の戦艦には天敵がいるのに、アメリカのアイオワ級には天敵は存在しません。このためゲームの進行とともに徐々にバランスが連合国有利に傾いていくようです。ただし天敵が空母や艦爆など夜戦能力のないカードなら、あらかじめ夜戦を選択してさえいればそのような戦艦を先出ししても安全になりますし、登場年代なども安全牌危険牌に影響していそうです。見た目よりやりこみ性は高いかもしれません。
イルミナティはY2K+ババリアンファイアドリル入り。時間のため途中終了。
K藤氏宅ゲーム会
3/20はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。大盛況です。
Pacific Typhoon (GMT)・パーティタイム(Ravensburger)・カタン(Kosmos)・メトロ(Hans)・キングスコート(Janjohn Games)をプレイしました。
GMTの新作Pacific TyphoonはAtlantic Storm (AH)のリメイクです。基本システムはトリックテイクで、親が場札をめくって戦場を決めた後で、親から戦力カードを1枚ずつ出していきます。スートは連合国と日本の2種ありどちらを出しても構いません。各カードには航空戦・艦隊戦・潜水艦戦の3属性の戦力値が記載されており、親が指定した属性の戦力値が適用されます。陣営ごとに戦力を合計し、勝った側で最も大きい戦力を出したプレイヤーが勝者として、場札と負けた側のカードを戦果として味方に分配し、ゲームの最終的な勝敗は戦果カードに記された勝利得点で決まります。システムはAtlantic Stormと共通と思われますが、そちらは未プレイなので分かりません。舞台が太平洋戦争になっているので日本人には分かりやすく、有名な艦船や戦闘機、その他の戦場やイベントが登場すると大いに盛り上がります。システムやパランスもかなり良好です。5人中2位。
パーティータイムは単純なカウントアップ系のゲーム。ゲームボード上のプレイヤーキャラクターの絵の上にあらかじめ衣服のマーカーを置いておき、バーストすると1枚ずつ脱がしていきます。4枚の衣服マーカーをすべて失なって全裸になったら敗北というバカゲーです。
6人普通カタン。広い割には一人あたりの生存空間は狭いです。木がややレアなマップで、木と泥に厚く配置しました。順調に開拓地を5軒に拡張して最長道路を獲得しましたが、鉄を入手できず失速しました。
メトロは速やかに他人を締めないと自分が締まる大変タイトなゲームです。大人数だとコマ数も手番数も少ないので、さらにこの傾向が強まるかと。K藤氏と僕で同点首位。
キングスコートは本物を参考に作成されたクローンでプレイ。完全日本語化済みという優れもの。堅実に失点を押さえてプレイしていていも、カードを引かされ牢屋に入れられ順番はスキップされでまともにプレイする機会もないまま突然に100点以上失点することも珍しくないヘビーなゲームです。5人中3位。
K藤氏宅ゲーム会
3/16はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
エルカピタン(Z-man)・コンクエストオブフォールンランド(ASSA)・レイルロードタイクーン(Eagle)・Mobile Suits Wars(風間ブランド)をプレイしました。
エルカピタンはK藤氏が常にコマを置ききって優勢な展開になりました。各都市の1位2位の収入が収益の大部分を占めるのですが、都市数による収入も後半はかなり大きくなるので馬鹿にはできません。ただし多数の都市にコマを置くには移動コストがその分余計にかかるので注意が必要です。決算時には大金が入ってくるので収入額的には一見大雑把で大差がつきそうに見えるのですが、ちゃんとやれば僅差になるゲームのようです。惜敗。
フォールンランドは最初の手札と初手番の侵攻先でかなりゲームが決まってしまうように思います。序盤に安めの連続したエリアで高額エリアを囲むように展開でき大差で勝利しました。
レイルロードタイクーンはヨーロッパマップ。最初に配られるレイルロードバロンカードによるボーナス条件によって各プレイヤーのおおまかな方向性が誘導されるのですが、I津氏とロシア方面へ指向が重複してしまいました。近所に他のプレイヤーがいると何かと不利なので、こうなるとかなり困難な展開になってしまいます。それでも初輸送・初3リンク輸送・初4品目輸送のボーナスを全て獲得して早期に黒字転換に成功し中盤まではリードしていたのですが、終盤はスペイン方面の特典を引いていたT井氏がマップの西半分を独占する勢いで圧勝していきました。
Mobile Suits Warsはガンダムがテーマのタンクハンター風のカードゲーム。モビルスーツで撃ち合って撃墜スコアを競うゲームです。全滅すると-10点なので、トップに立つと簡単に叩かれてしまいます。MSの性能差はピンキリでカードの特殊効果も大きいのでかなり運ゲーです。
K川氏宅ゲーム会
続けてK川氏宅に移動してこちらでもゲーム会です。参加者3人。
マンモスの谷(Euro)・1846(Deep Thought)をプレイしました。
マンモスの谷はK川氏がかなり以前に購入したのに全然プレイする機会のなかったゲームです。一度ML.Kかどこかに持ってきていたような気がするのですが、そのときはカードのイラストを鑑賞しただけでプレイせずにかたづけてしまったようです。各自男女7人の原始人からなる一集落の部族といくばくかの食料を持って開始し、自分の部族に食料を供給しつつ集落を4箇所まで拡張するのが目的です。食料はランダムに登場する動物を狩るか川や森で採集するか平地で農耕することで獲得できるのですが、これが全く足りません。普通にプレイしていると食料不足でどんどん人が死んでいき、とても集落を拡張するどころの話ではありません。他プレイヤーの集落を襲撃するのに成功すれば、そのプレイヤーの備蓄していた食料の一部と集落がそのまま手に入るので、K川氏の部族を襲って勝利条件を達成しました。拡大した部族を維持するには食料は全く足りておらず、最後には部族の大半が餓死していたのは秘密です。
1846はI津氏が18xx初プレイなのでインスト込みです。
1回目は途中で列車の数の調整を間違えていたことに気付いたので最初からやり直しにしました。
2回目は僕Big4+MailでIC・K川氏MS+C&WIでNYC・I津氏Boat+O&IでB&Oで開始、2列車があまり買われず序盤の長い展開になりました。K川氏がGTを設立してゲームが動きます。最初のフェイズ3列車は僕のICで買えたのですが、一気にフェイズ4列車まで進んで僕のフェイズアウトした2列車が走らず飛んでしまいました。残念。各社にパーマネント列車が渡った次の株式ラウンドで設立済み4社の株がすべて売り切れました。保有株数で僕が1株リード、将来的な会社の収益力はK川氏のNYCが有望なのですが2軍会社のGTを僕に乗っ取られたので路線改善の手数が不足しそうといった状況でした。最終的な勝敗がどうなるかは微妙なところで途中終了。
次回3/22のML.K 3月例会のテーマを「カードゲーム会」に決定しました。K川氏所有でこれも未プレイなニンジャバーガー(SJG)とかGMTの新作パシフィックタイフーンあたりをプレイするのがねらいです。
お買い物メモ: 再版ディプロマシー
修理に出していたK200DのキットレンズDA18-55が帰ってきたので、引き取りついでにポストホビーを覗くと、再版ディプロマシーが出ておりました。¥5,250なり。
マップが横長になって少し広くなりました。といっても大西洋とロシアの奥地のエリアが広がっただけですが。意外にもこのマップは裏打ちされたハードマップです。例によって白地図の束が付属しています。ユニットは大方の予想通り厚紙になりましたが、なんと支配マーカーが追加されています。陸海軍は各国同数ずつ用意されています。マップ・ユニットともアートワークは落ち着いた感じで好感が持てます。このコンポーネントの充実具合を加味すると廉価版とは思えないすばらしさです。
ML.K 裏例会
3/8は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者5人。
イルミナティ(SJG)・カナルマニア(Ragnar Brothers)・Race for the Galaxy(Rio Grande)をプレイしました。
イルミナティは拡張全部入り。追加カードのみの拡張セットなY2Kとババリアンファイアドリルと違って、ブレインウォッシュは追加ルールのセットです。他組織の属性を変更する「洗脳」・世論を誘導する「プロパガンダ」・自組織を強化する「ビルドアップ」が可能になります。「洗脳」ルールのおかげで特定属性が勝利条件になっている勢力ががぜん有利になっています。属性が寄ると「プロパガンダ」も使いやすいので、これも有利に働きます。「ビルドアップ」はUFO以外は序盤に攻撃に失敗して組織数が増えなかったときに手番を無駄にせずに済むのでよいです。UFOも弱いパワーを補えるので便利そうです。
ディスコルディアでWeirdを集めたり作ったりして勝利しました。
カナルマニアは2版。変更点は主にバランス強化ですが、任意2都市を選択という強力な契約カードが追加されています。ゲーム開始時に各自1枚ずつ持っていて、場から契約カードを取る代わりにこれを有効化できます。距離は2ヘクス以内で条件は厳しいのですが、契約カードの選択肢の狭さというこのゲームの根幹を覆す追加システムです。
序盤から盤面中央付近に使い勝手のよい長大路線を作ることができ、大勝しました。
Race for the Galaxyは評判通りの宇宙サンファンでした。カードのバリエーションが多いのでサンファンよりさらに引き運に左右されるのではという感じはします。初回はカードの効果を読むのに忙しくて、他プレイヤーの動向を推測したり出荷点を回したりするのには熟練が必要そうですがどんなもんなんでしょうか? 今回はみんな技術に傾注したせいか出荷点がほとんど取られないまま12軒建てきりで終了でした。建てきって40点で勝利。
ML.K 裏例会
3/1は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
レイルロードタイクーン(Eagle)・イルミナティ(SJG)・エルカピタン(Z-man)・ぎゃるずらいひ(TTネットワーク)・ピラニアペドロ(Goldsieber)をプレイしました。
レイルロードタイクーンは拡張セットのヨーロッパマップ。マップ面積が3分の2(当社比)になっている優れものです。都市の配置が盤面全体に均等になっているのと、勝利得点ボーナスのあるメインルートが最初から公開されているのが基本セットとの大きな違いです。特殊カードが総入れ替えになっていること以外は、システム自体は特に変更なし。マップの改善によって3人プレイでもバランス上の問題が全くないのは素晴しいです。ベルリンを起点にモスクワとローマに線路を延ばしてメインルートのボーナスを2つ確保し、4リンク程度の効率のよい運送がたくさんできて勝ちました。
イルミナティはY2K+ババリアンファイアドリルの拡張入り。とりあえずカード類はすべて日本語化しました。K川氏ノーム・I津氏ディスコルディア・僕アサシンで開始。それぞれ勝利条件に見当った組織を順次支配していきます。ディスコルディアとアサシンは勝利条件が分かりやすいので、あからさまに勝利に近付くと簡単に妨害されてしまいます。結局密かに資金を貯めたノームの勝利。やはりもう少し人数が多い方がよいでしょう。ブレインウォッシュ拡張もあるので、次回は全部入りを試したいところ。
エルカピタンはタイクーン(Jumbo)のリメイク。5人までプレイ可能になっています。選択ルールを入れなければシステム的な変更はほとんどないはずです。地中海世界を舞台に交易をするゲームになっていますが、ゲーム自体はオーソドックスなエリアマジョリティです。移動時はチケットを購入して目的地に一気に飛ぶので、タイクーンでは飛行機らしい移動システムなのですが、このゲームでは帆船なのであまりそれらしくないです。経営系の強いK川氏の圧勝。どうすれば勝てるのかよく分かりません。
ぎゃるずらいひは同人カードゲーム。他人の妨害を排除しつつ進撃カードを3枚ためると1勝利得点獲得、6点で勝ちという単純なゲームですが、なぜか勝利得点カードは女体化したWW2の各国の指導者のエロイラストになっています。
最後は時間が少し余ったのでピラニアペドロ。3人だとあまり危険はないのですが、最初の島のすぐそばのピラニアが大変危険です。それを踏んだK川氏の一人負け。
ML.K 2月例会
2/23は札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者6人。
BigBang(同人)・電力会社(2F)・カットスロートケイバーン(Smirk & Dagger)をプレイしました。
BigBangは冥闘士入り。デスマスクで味方はアルゴル、相手は童虎紫龍の師弟コンビとシオン・ミュー同時立ち。アルゴルのY田氏がサガを引き当ててくれたので良い勝負になり、悪人陣営の勝ちでした。
電力会社は新発電所入り。全部の発電所を新しいものに入れかえています。マップはオーソドックスな基本セット表面のドイツ。新発電所は古いのよりバランス面でかなり改良されています。基本的に低価格で低燃費なうえ出力も増強されているのですが、一部にそうでもないのもあり、緻密な設計をうかがわせます。全体的には資源が余剰傾向になるようです。3位まで同発電力の資金差勝負で3位でした。
前回途中終了だったカットスロートですが、今回は最後までプレイできました。僕のキャラは中盤まで調子よく先行していたので集中砲火をくらい、一人だけ死亡しました。僕とビリの一人以外最後のモンスターさえ倒せばボーナス得点を加えて勝利可能という塩梅で、勝敗に関しては典型的な最終ラウンドだけプレイすればよいゲームの一つです。途中経過でウケを取るゲームということでしょうか。
その他、ブラフがプレイされていました。
終了後、某所に場所を移して裏例会。参加者3人。1850(Deep Thought)をプレイしました。
1850はアメリカ中西部が舞台で1870のちょうど北隣になります。作者も1870のディクソンです。システム的には1870ですが、目的地は一部の会社のみで記念運行はありません。銀行からは列車を1運営ごとに1台しか買えないという特徴があります。
僕Berlington、K川氏Milwaukee、N村氏Rock Islandと設立しました。列車購入制限のため序盤はスローモーな展開です。N村氏がKatyの魚雷を喰らいましたが、おおむね最初の会社を活かす形で僕がシカゴ周辺の環状線、N村氏が南半分を横断、K川氏が北西から南東へ縦断という配置になりました。中盤に列車購入のために大量に手出ししたN村氏が僅差で逆転勝ち、K川氏が列車確保のためGNを閉鎖した余波で僕とK川氏が株の保有制限を越えてしまい、売られて黄色ゾーンに突入したKatyを独占できたのが勝因らしいです。元々1870系で終盤の消えない列車が高いうえ列車購入制限で購入速度にも限界があるので、内部留保して遅い列車を買わずとも配当しながら手出しで早めに消えない列車を買ってしまって問題ないのかもしれません。
帰ろうとしたら雪のため車が埋まっていました。牽引ロープでN村氏の車に引っぱってもらってなんとか脱出できました。北国ではロープは必須です。スノーヘルパーは意外と役に立ちません。
K藤氏宅ゲーム会
2/17はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
アーカムホラー(FFG)・王宮のささやき(Adlung-Spiele)・フェニキア(JKLM)・フォーミュラデー(Euro Games)をプレイしました。
アーカムホラーの今日の旧支配者はツァトゥグァ。全く止まらずゲートが開き続けて速攻で敗北。旧支配者をハスターに変えて再挑戦。ゲート封印に要するクルートークンが増えるのですが、序盤から魔導書やらイベントやらでクルートークンが潤沢に供給されてゲート6箇所の封印で勝利。
王宮のささやきは6枚の手札を重複なしで出し切るのが勝利条件のカードゲーム。魔術師の特殊効果で他人と手札を交換すると、当然ながらゴミばかり飛んでくるので要注意です。どど負け。
フェニキアはアウトポストタイプの競りで自分の生産設備を拡張するゲーム。同種の他のゲームより短時間で終わるのが魅力です。序盤から鉱業と人の要らない設備に集中投資して少ない人的資源から高収益を上げて大勝しました。
フォーミュラデーはモナココース。基本セットだけあって様々なコーナーがバランスよく配置された好コースです。僕の2台のうち1台はエンジンブローでリタイア、もう1台は最終コーナーで順位を一つ上げてやっと4位でした。