ML.K 3月例会

北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
History of the World (AH)をプレイしました。
今月はHで始まるゲームということでいくつか用意しましたが、結局6人でオーソドックスなHotW。
自分で引いた帝国も人から送りつけられた帝国も半端ない弱小国でお話にならず。スペイン日本オランダのY田氏がトップ目をほぼ確定させたところで時間切れ。

ML.K 裏例会

昨日に引き続き某所でML.Kの裏例会がありました。参加者5人。
Cat&Fish (Visionary)・Le Havre (Lookout)・RftG (RGG)・JAPANDEMIC (TBG)をプレイしました。

4人でCat&Fishは可愛いイラストの猫の漁師になって魚採りをするゲーム。ワーカープレースメントでアクションを選択し、ヘクスマップにばら撒かれた魚トークンを集めて商人に売却し、獲得資金を競います。アイディアもメカニズムもオーソドックスながらツボを突いた設計で重量級ゲームクラスのプレイ感を持ちながら、イラストに助けられてとてもよい雰囲気の好ゲームです。1ラウンド1季節で全20ラウンド5年というタイムスパンなのに、釣った魚は高く売れる季節になるまで倉庫にしまっておいて腐りもしないなど、テーマとシステムが微妙にズレているあたりはご愛嬌でしょう。
ただ、残念なことにルールの記述が致命的なまでに不完全です。特殊効果のあるカードを多数使うのですがカードテキストのあいまいかつ矛盾の多い記述以外に何も説明がなく、円滑なプレイは不可能です。おそらく完全なルールはデザイナーの頭の中にしかなく、実際の商品のルールブックはそこからかけ離れたところにあります。韓国語から英語に翻訳しているのが原因なのでしょうか。細かいところをハウスルールで詰めればとりあえず遊べるレベルにはなると思います。

1人増えて5人でル・アーブル。4人以下のプレイと異なり、ほとんどのラウンドでは1回しかアクションが回ってこないのですが、その分1ラウンドあたりの食料の請求数も減っているので、それほど食料に困るということはなさそうな感じです。後半の建物は軒並みレンガを必要とするので前半から潤沢に用意しておかないと勝てなさそうということが分かってきました。強い人の話では材木はそれほど必死にならなくても木の船を作らないなら十分足りるそうな。1点差ブービー。
RftGは1位から3位まで同点で手札枚数差で3位。拡張が入って運ゲー度が上がった割には同点になることが多いような気がします。よく分からないところでバランスが取られているんでしょうか。
1人減って4人。JAPANDEMICはPANDEMICの日本版の同人ゲーム。マップの構造以外にシステム的な変更はありません。頑張りましたが1つも治療薬を作ることなく日本滅亡。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
Tinner’s Trail (Warfrog)・The Red Dragon Inn (Slugfest)・Dominion (RGG)・RftG (RGG)をプレイしました。

今日のメインは1500個限定品のワレスのTinner’s Trail。イギリスはコンウォール地方で鉱山を採掘するゲームです。鉱山を競りで入手して採掘し、獲得した錫と銅を売って得たお金で勝利得点を買うゲームです。手数的には多からず少なからず、資金は勝利得点を買うのを控えれば潤沢ですがそれ以外に勝つ方法がないので結局カツカツになるでしょう。アクション数や経費をを節約してくれる港や鉄道などの補助設備が無料で早い者勝ちなので、ワーカープレースメント的な要素もあります。錫と銅の価格は毎ターンダイスを振って変動するのですが、全員同レートで品目数も2つしかないのでそれほど不公平な感じはしません。ワレスにしてはマイルドなシステムですが、勝つための難易度はそうとう高いと思います。3位。
レッドドラゴン亭は2の新キャラのドワーフを担当。お金とアルコールに強いキャラのようです。あと1ライフのところで盗賊に背後から刺されて死亡。
Dominionは2戦1勝。民兵が流行ると圧縮優勢とも言えず、その民兵も図書館には有効でないという感じで何だかんだでバランスは取れています。
RftGも2戦1勝。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Dominion (RGG)・Agricola (Lookout)・The Settlers of Catan (Kosmos/Mayfair)・China Rails (Mayfair)・RftG (RGG)をプレイしました。

とりあえずドミニオン。魔女がいるときの礼拝堂は序盤の運不運で圧縮が始まる前に呪いが刺さるととたんに回らなくなるので、少し作戦を考えないと安定しなさそうな感じです。2戦2勝。

アグリコラは大きな進歩以外のカードを使わないファミリーゲームで。考える要素が減る分スピーディに進むのに、基本的な展開はあまり代わらないのでお勧めと思います。最後に計算したら家族も部屋も一番少なかったY田氏が圧勝していました。手数を増やしてもカードで手品をする余地がないので、真面目に農場を経営した方が良いようです。

カタンは商人と蛮族エキスパンションから「商人と蛮族」シナリオ。カタン島の外周3箇所が交易タイルに置き換わり、各自1個ずつの馬車を盤上で右往左往させて交易タイルを目指しておつかいをする趣向です。おつかい1回完了で1勝利得点になるので、勝利条件の半分くらいはここから取ることになります。盗賊がいなくなるのと、自分の馬車は自分の道路の上だと高速移動できるので、開拓地の位置取りが重要なゲームになります。前回のキャラバン同様、かなりイける拡張です。

China Railsはやはり西安を中心に十字に線路を敷くのがよいらしい。海岸沿いを一周する路線はサッパリ儲かりません。

最後にRftG。ボーナスタイルを的確に獲得して6コスト技術もそこそこ噛み合った割にはしおしおでした。どうも拡張でカードが増えた分、6コスト技術同士の点の伸びぐあいの差が大きくなってるような気がします。

ML.K 2月例会

猛吹雪のなか札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者8人。今回も初参加の方がいらっしゃいました。
RftG (RGG)・Prophecy (Z-man)・The Settlers of Catan (Kosmos)をプレイしました。

とりあえず人待ちでRftGが5人。初期星系はロストコロニーでした。青のノベルティに技術などのボーナスをつけて高く売る作戦でしたが、実はこれでやっと他の産物並みなので、一見うまく機能しているように見えるのに全然最下位でした。

2卓に分けてプロフェシー3人。タリスマン型のアドベンチャーゲームですが、ルーンバウンドのようにイベントカードの難易度が分類されていないため序盤が最も困難で、初期状態から少しでも強化されれば、後はそれほど強い敵はおらず楽勝なのがバランス的にちょっと問題でしょうか。
アイテムの引きがよかったので勝利条件のアーティファクト5つのうち2つを獲得して最終戦闘に臨むことができましたが、中身があまり成長してなかった分ちと弱かったようで、全力で挑んだ初戦を落とした後はあっさり屠られてしまいました。

続けてカタン3人。新エキスパンションの「商人と蛮族」からキャラバンシナリオ。基本的に普通のカタンなのですが、ゲーム中に真ん中の砂漠を起点に3本のキャラバンが伸びてきて、キャラバンと接していると勝利得点が増えるようになっています。キャラバンの進む向きは小麦と羊を支払って競りをして決めるので、他のプレイヤーの手札を正確にカウンティングする必要があるという難易度の高いゲームになっています。
最長道路最大騎士ともに獲得して勝利条件にあと1点のところまで迫ったのですが、最大騎士を奪われたところで会場の時間切れ終了。

その他の卓ではBrass (Warfrog)・ドミニオン・RftGなどがプレイされていました。

終了後は某所に移動して裏例会。Russian Rails (Mayfair)を5人。ロシアは広いので人数的な問題はあまりないのですが、広すぎて都合のよいデマンドカードがなかなか来ないです。みんな何度も3枚交換を繰り返すなか、マップを横断する大商いを何度か成功させて勝つことができました。

M上氏宅ゲーム会

M上氏宅のゲーム会に参加しました。今日はItalia (Phalanx)のオンリー会です。4人。

ブリタニアシステムのイタリア版ですが、BGGとかで調べるとどうやら赤が強く緑が弱いようで、たしかに前回プレイしたときの感触と一致しています。
担当色をランダムに決めるとアフリカンローマとフン族とビザンツの青でした。他はM上氏がヴァンダル族・ローマ同盟傭兵・ブルグンド族・アラブの緑、K川氏が西ローマとフランクの赤、T口氏がゴート族・サルディニア・ロンバルディア人の黄色となりました。早速赤は強い赤は強いとプロパガンダに力が入ります。
青は序盤に大国を立て続けに担当できて得点の査定も申し分ない有力色ではあるのですが、6ターンめにビザンツの大攻勢が来た後は最後まで何もイベントがないのでちょっと後半ヒマです。他の3色には終盤の巻き返し用の中~大勢力があって考えどころが多いように見え、うらやましい限りです。
さすがに4人中3人が2回めのプレイということで全体のバランスをうまく取りながらプレイが進み、8時間以上かけて全10ターンを終了して全員100点前後というよい勝負になりましたが僅差で青の勝ち。全体的にバランスはまあ許容範囲な感じといったところでしょうか。

ゲーム後はみんなで鍋を囲んで一杯やりながらゲーム談義でした。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
After the Flood (Warfrog)とDominion (RGG)をプレイしました。

エッセンでドミニオン以上の高評価を得たというワレスのアフター・ザ・フラッドをプレイしました。3人専用という珍しいゲームです。古代のシュメール地方を舞台にコマを各地に派遣して、資源を生産したり資源を別の資源と交易したり諸外国の戦力をシュメールに導いて覇権を競ったりするゲームです。各ラウンドの開始時に生産に回したコマ数によって限られた数の資源が産出されるのですが、以降ラウンド中は何をするにも資源が必要になるので、借金のシステムはないのですがワレスらしいリソースマネジメントの厳しいゲームです。今回は肝心の生産システム部分でルールを間違えていてゲームになっていなかったので途中終了。正しいルールでプレイすれば相当面白そうではあります。

最初と最後にドミニオンは7戦全敗。宰相を使いこなそうと努力してみたのですが、やっぱりイマイチでした。ただの銀貨よりははるかに役に立つのはたしかなのですが。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者5人。
Dominion (RGG)・Arkham Horror (FFG)・FLUSSFIEBER (2F)・Palais Royal (HiG)をプレイしました。

アーカムホラーは3人。拡張全部入りで旧支配者はニャルラトテップ、ヘラルドはダニッチホラーです。K川氏が担当したゲートの出現を防ぐ能力の女科学者が、未来予知の呪文で的確にゲート予定地に先回りして完全な防御態勢を敷くことができました。危げなくすべてのゲートを破壊して勝利。こんなこともあるとは。

2人増えて1人減って2F Speileの新作のFLUSSFIEBERが4人。各人2コマのいかだで川下りのレースをします。手札で指定した方のコマを指定したマスだけ進めて一番早く両方のコマをゴールインさせた方が勝ち。他人のコマを押して進んだり、止まったマスの指示によっては川に流されてバックしたりします(川下りなのか川上りなのかよく分かりません)。ボードは沢山用意されているのを適当に組み合わせて作るので短時間で遊べて何度も飽きさせない工夫のあるよいゲームです。2戦2敗。

Hansの新作のパレロワイヤルは城に派遣した召し使いコマを動かしてお金やら紋章やらを集め、それを支払って勝利得点になる貴族タイルを買うゲーム。毎ラウンドの補充コマ数がそのままリソース量に直結しているのですが、城が初回推奨配置だとこれをなかなか増やせないので、セットアップ時にたまたま有利に置いた人が押しきる形になりました。配置によってこの辺のバランスがよくなるのであればもう少し評価を上げられそうですが、初回プレイの感じではちょっと微妙そう。

合間合間にドミニオン。8戦1勝。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者10人。近年の最大記録なような気がします。
Formula Motor Racing (GMT)・ガンダム to apple (同人)・Italia (Phalanx)をプレイしました。

一応今月のテーマは「F」ということでクニツィアのフォーミュラ・モーター・レーシング。6人。2007年リプリント版なのでボードがついてきてますが、基本的に各車の1位から12位までの1列にずらっと並び、カードプレイで相対位置だけ前後するゲームです。クニツィアにしてはすごくF1っぽいゲームでした。
人待ちでガンダム to appleの後、人が増えたので2卓に分けました。

Italia 4人。
イタリア史は良く知らんのですが、システムはBritannia (AH)なので面白くないはずがありません。違いとしては、人口ポイントがお金になっていて、お金でユニットを買うようになっています。また、キャンペーンという特殊システムが追加されています。これはリーダーのいるスタックに限りお金を払って何度でも移動・戦闘ができるという仕掛けです。フン族のように一瞬だけ暴風のように通り過ぎていった勢力でメジャーインベーションの代わりに用いられているようです。手順的にはちょっと複雑です。
3人シナリオと4人シナリオを完全に分けることで、バランス調整やらコマの色やらの問題を解決しているのは良いところです。箱には180分と書いてありましたが、インスト後3時間近くプレイして半分の第5ターンまでしか進みませんでした。
西ローマ帝国とフランク人の赤を担当。第5ターン終了時点では暫定トップでしたが、この後の展開がどんなもんなのか分からないので何とも。

その他の卓ではLe Havre・RftGがプレイされていました。

終了後、某所に移動して夜の部。5人。Cuba (Eggert)・RftG (RGG)をプレイしました。

Cubaは最初の法案に票をお金で買えなくする汚職禁止法が出ていたので、早速+2票の建物を押さえて「これで勝つる!」と思ったら全然そんなことありませんでした。議会制圧戦法は法案の出る順番頼みで運まかせすぎです。どの建物からでも建てられる正しいルールだと好みの作戦に進めるので変なガマン比べにならず楽しめます。ちょっと評価アップです。上家が出荷型だと早い番手になりやすくてやや有利なような。
RftGはエイリアン作戦で初期手札からフル回転しましたが及ばず。エイリアンのお題タイルさえあれば。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
Dominion (RGG)・Cuba (Eggert)・The Princes of Machu Picchu (PD Games)・Pandemic (Z-man)・Sylla (Ystari)・Le Havre (Lookout)をプレイしました。たっぷり14時間。遊びすぎです。

キューバ3人。出荷を捨てて議会を掌握したT井氏が法律を思いのままに操って勝利。タバコ出荷型で追い付けませんでした。池を潰してしまって生産数を増やせなかったのがよくなかったみたいです。建物は前からしか建てられないルールでプレイしましたが、BGGによると本当は並びに意味はなくどれでも好きなのから建てていいようです。ゲームボードは紛らわしすぎです。

1人増えてマチュピチュの王子。インカ帝国の滅亡まであと9日に迫ったマンコ2世(人名です)の治めるマチュピチュの街をうろうろして資源を集めて得点を稼ぐゲーム。ボードはリバーシブルで英独2カ国語対応なのですが、周囲の得点トラックはゲーム終了時に1回しか得点計算をしないので全然意味がありません。各種資源を払って街の各エリアにコマを配置して資源を再生産し、神に生贄に捧げてカードを獲得し、カードに指定されたエリアにうまくコマを置いていれば最後に得点になるというメカニズムです。終了時にはカードに書いてある黄金の合計順位によって得点に1倍から3倍の係数がかかりますが、黄金そのものは得点になりません。熱心に祈って黄金の量ではトップで得点3倍のボーナスを獲得したのですが、エリアに配置した人の位置がいまいち噛み合わず1点差2位でした。残念。ちょっと運ゲーすぎるきらいもありますが、アクション数のマネジメントが難しいやりがいのある良いゲームと思います。

1人減ってパンデミック3人は早速英雄的レベル。サイエンティスト・メディック・ディスパッチャーでした。薬の開発は1枚少なくて済みますが、研究所を建てるのに結局カードが1枚必要なのであまり得した感じがしません。さすがにエピデミックカードが1枚増えると手ごわく、治療薬を開発しても手数が足りなくて病気を撲滅するまではいきません。それでも3人集まればなんとやらでアウトブレイク数ぎりぎりで人類を救うことができました。おめでとう。

イスタリのシラはローマで権力闘争をするゲーム。もっともローマなのは設定だけで内容的にあまりローマっぽい感じはありません。例によってコンポーネントに文字のない文盲仕様ですが、アイコンが分かりやすく問題はありません。ルールは細かいところで記述の欠落しているザルルールなような気がします。最初に何枚か持っている人物カードが毎ラウンド回復する固定的なリソースで、これを使って建物を建てたりイベントを起こしたりして、勝利得点そのものや最後に得点に変換できるチップを集めます。人物カードはラウンドごとに各自1枚だけ必ず増え、性能差はあまりないので逆転の要素は少ないです。初期手札である程度決めたコースが他人と衝突しないことを祈って、後は最後まで真っ直ぐ進むだけのゲームかと。イスタリの複雑なゲームは最近そういうのが多いような。結局僅差だったのでバランスは悪くないようですが、それが面白いかどうかと言われると微妙です。

ルアーブルはアグリコラと一緒でソロプレイで練習すると変な癖がつくのか、ダブルスコア近い大敗でした。慣れてくるとなるべく他人が船を建造できないよう縛るプレイをしてくるようになるので、その分パン工場や屠殺場などの食料を供給する建物が強いようです。

最初と最後にドミニオン。いずれも3人。礼拝堂圧縮デッキは一見泥棒に弱いように見えるのですが、圧縮しないで泥棒で抜くだけのデッキでは追い付かず、互いに圧縮デッキ同士なら自分も泥棒を使えば相互にお金をキャッチボールするだけになるので、泥棒ではイマイチ止めきれなさそうな感じがしました。7戦3勝。