M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Betrayal Legacy (AH)・Hippocrates (Game Brewer)をプレイしました。

1年ぶりくらいの裏切り者レガシー。11章から13章をプレイして1勝。何だかんだでキャンペーン終了まで3年かかりました。
和訳神のプレイレポートのように、後半のシナリオに毎回出てきた最終決戦に備えた仕込みのサブクエストはガン無視でしたが普通にラスボスを倒して大団円。これもうちょっと仕込みを達成しやすくして、その代わりに最終シナリオの難易度をもっと上げないと本当に途中経過は意味なしなのでは。個々のシナリオはキャンペーンに組み込まなくても裏切り者対その他でギリギリのバランスを取っているのでサイドクエストを割り込ませる余裕がないというのは分からないでもないのですが。
結局0章と13章以外の12話は3つのシナリオからランダムに選ばれる形式、というわけでキャンペーンを完走しても実質的には全体の1/3しかプレイできない計算です。なのでフリープレイモードで残りを遊ぶべきなのでしょうが、さすがに同じ面子を残りの遊び潰しのために集めるというのは難しいでしょうね。別に単体で遊べる裏切り者の館としてどこに持って行ってもよいと言えばよいのですが、その場のノリで名付けられたアイテムカードを初見の人にお見せするもちょっとねという感じです。

1人減って4人でヒポクラテス。古代ギリシャで病院を経営するゲーム。
何でも最初から拡張ありきでデザインされているらしく、やけにデカいボードの真ん中に何も使わない領域が空けてあったり、箱の中敷にも拡張のコンポーネントを入れる隙間が用意されていたりしますが、その拡張はまだ発売されていないという。
患者を集めて医者を雇って薬を買って患者を治療すればVPになる、という一見奇をてらったところのないゲームです。受け入れた患者を治療しないで放っておくとどんどん悪化して最後は死ぬとか、医者の給料が割と高いとか、古代ギリシャだろうが病院ゲーは何でも同じだな、というところまではごく普通。
ですがプレイを始めるとすぐにそこはかとない違和感を感じると思います。患者はその病気の難易度によって、必要な治療薬のセット、VP、治療費といったパラメーターが設定されています。治療費は前払いですぐ獲得できるのですが、VPは完治したときに獲得します。そしてもらえる治療費では薬を買って医者の給料を払うと少なくないケースで赤字になります。はい。この病院は早晩破綻することが約束されています。
ここで効いてくるのが完治したときのVPは病気の難易度によって大小あるのですが、死なせてしまったときの罰符は固定の-3VP、死なせた患者の治療費を返金したりはしない、というところ。払いが良い割に治しても大したVPにならない患者は見捨てて、高得点の患者に絞って治療するのが勝利条件となっているようです。ゲームを通じてトータルで確保できる患者数に上限があるので、むやみに殺しても勝てないのは確かですが。結局全員治療してブービー。

18Magyarországソロプレイ

大抵の18XXのプレイ人数は3人以上で、2人プレイに対応していてもあまりお勧めではない、というのが多いのですが、18マジャールオルサーグは2人プレイ用のミニマップと、これを使ったソロプレイルールがついてきています。

2人プレイマップは通常マップから現在のオーストリアを切り出した範囲。小会社7社・大会社4社でほぼ通常ルールの半分の規模。6列車は使用せず、4列車が出て茶色フェイズが始まってから3回運営して終了。
ソロプレイルールでは、オートマのイシュトバーン君が1人分を担当してくれます。
イシュトバーン君はランダムに選んだ小会社3社を持ってスタート。残り4社からプレイヤーが3社を選び、最後の1社は登場しません。

イシュトバーン君担当の小会社が置く黄色タイルはゲーム開始時に決まったタイルを最初から配置しておき、後はゲームの進行で緑や茶色が解禁されるたびにアップグレードだけを行います。
列車の運行や購入は、XX円貯まったらY列車を買う、みたいなプレイの指針カードが会社ごとに用意されていて、その通りに行ないます。プレイの指針カードは難易度別に3種類用意されていて、易しいレベルでは単純にお金貯めて列車買うだけですが、難しいレベルだと会社間で列車操作したりします。
株の購入はどの大会社から優先で何株まで買うかの指針カードがこれまた何枚か用意されているので、指定された優先度で買える株を買えるだけ買います。イシュトバーン君が株を売ることはありません。

というわけで割と普通なオートマルールです。もともとランダム要素のない18XXで、イシュトバーン君はルールに従った行動しかしてこない上に先々の行動まで全部書いてあるので、難易度難しいレベルでも人間であれば好きなだけ先手打てます。普通に考えて負けることはないと思います。
どこからともなく富が湧いてくるランダムイベントとか、何がしかハンデ戦ルールがない限りは、システムの学習代わりに1回プレイすれば十分でしょう。

銀帝合宿

学生時代みたいに徹夜でゲームしよう会、ということで簾舞にコテージを借りての合宿。参加者4人。
銀河帝国の興亡(エポック/国通)・サーオボロス (倦怠期)・Scout! (One More Game)・1830 (AH/Lookout)をプレイしました。

豊平峡温泉でいい感じに温まって早速メインの銀河帝国の興亡。
国際通信社の新版です。コンポーネントデザインは旧版と比べていろいろと良くなっているところも悪くなっているところもあります。ただ、国通の特設ページでデザイナー言ってるほどには全然見やすくはなってないと思います。サイズの制約によるところが大きいのでデザイナーが悪いばかりではないのでしょうけれども。
システムには基本的には変わっていないことになっていますが、各プレイヤーの所持生産ポイントが紙に記録する秘密情報からトラック管理の公開情報になったのが最大の変更点。これ生産時におもむろに60ポイント減らしたらHgB作ったとバレるし、それ以上に開発時におもむろに30ポイント減らしたら銀河コンピューター作ったとバレるのでゲーム性変わってしまうと思います。というわけでトラックは使用せずに、旧来の記録用紙方式でプレイしました。
勝利条件ランダムに配られると「2国敗北」。難易度高いとはいえ、制約も少ないのでどうにかはなると思ったのですが、序盤の中立星域の探索が思わしくなく生産力最下位の低空飛行。基本的に金持ち相手に戦っても勝てんシステムなのでどうしたもんかというスタートでした。そうこうしているうちに本星攻められたりで味方はいなさそうな雰囲気。本国陥落の危機を何とかカードで凌ぎつつ、かき集めた資源でHgBを建造。1隻だけとは言え、手品なしで沈めるのは困難な最強クラスの艦なのでひと息つくことができました。
最後は世界平和な勝利条件のI津さんが洗脳で同盟国を増やして勝ち。
どうやって2国滅ぼそうかと悩んでたんですが、1国滅ぼしてもう1国は勝利条件達成不能に期待するのが正解だったのかもしれません。

サーオボロスは穴の多いカードはやはりリスキーです。最下位。

スカウトは最終ラウンドに枚数多めの役で早上がりした分で全員にマイナスを押し付けることができて勝ち。

1830はLookoutの新新版。Mayfair版のデザイン流用ですが、会社の色がAH版の色に戻されていて、昔からプレイしている人にも違和感ありません。お札の色もアバロンヒル札に似せてあるみたいです。
個人会社は馬とD&Hをほぼ定価で獲得。$500残しで最初に会社建てられるいい位置。NYNHを$82で設立です。他にはNYCとPRRが$76で建ちました。B&Oは年金生活らしいです。2列車はそれほど飛ぶようには売れずスローな滑り出し。序盤のNYCはあまり列車あっても使い道ないのでよくあると言えばよくある展開でしょう。B&Oが建ったら3列車が出てゲームが少し動きます。B&Mを設立して2社経営、他の人は1社経営に専念。さらにC&Oも設立して3社経営になり、5列車登場。6社建ちで3列車が飛ばずに各社2両ずつ列車持っているので、あまり儲からなそうなErieかCPR建てないとこのままの状態で銀行破産まで行くパターンになりました。さすがに夜も明けてきたのでここで途中終了。

豊平峡温泉

定山渓を通りすぎて中山峠方向に若干進んだ先にある温泉。
札幌圏でこれだけ大きなお風呂なのに源泉かけ流しというのはなかなか貴重でしょう。
内湯は温度違いで3槽、露天は大型1の浴場と中型2の浴場が隔日で男女入れ替わりなのですが、中2の方は一部改修中だとかで浴槽1つだけにされていました。
やや白濁、金気臭の湯で、浴槽周囲や浴場の床は析出物で厚くコーティングされています。
ここはインドカレーと十割そばの食堂も有名です。カレーは通し営業ですが、そばは中途半端な時間に行くと中休みみたいでした。

データ
住所:札幌市南区定山渓608
料金:1000円
時間:10:00~22:30
加水なし・加温なし・循環なし・消毒なし

ロイズタウン駅開業記念団臨

JR北海道20年ぶりの新駅のロイズタウン駅が札沼線あいの里公園~太美間に開業し、札幌~当別間で開業記念団体臨時列車が運行されました、
キハ261系ラベンダー編成に専用ヘッドマーク。
撮影ポイントは定番撮影地の国道337跨線橋。ロイズタウン駅はちょうどこの背後にあります。畑の中にロイズの工場と道の駅だけがあるところでタウン感は皆無ですが。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
The Manhattan Project: Energy Empire (Minion Games/Grail Games)・First Martians (Portal Games)をプレイしました。

エネルギー帝国はコールドウォー拡張入り。
コールドウォー拡張はキックスターターで資金集めをした後、出版前にMinion Gamesの社長James Matheが亡くなってしまい、プロジェクトが宙に浮いていたところをGrail Gamesが引き取って完成にこぎつけたという作品です。
エネルギー帝国はマンハッタン・プロジェクトの続編というのは名前だけで、あまり核開発とは関係ない内政ゲームだったのですが、コールドウォー拡張では共通アクションボードにドゥームズデイクロックという名前の軍事アクションマスが用意されました。資源を払って軍事カードを山引きしてゲーム終了時に順位点が入るという仕組みです。みんなで軍事アクションに注力するとドゥームズデイクロックが深夜0時に到達して(核戦争が始まって)ゲームが通常より早く終わってしまう、という仕掛けがあります。これ自身はちょっとした皮肉でゲームそのものは普通に得点計算するわけですが。
軍事カードの得点以外にも、軍事アクションのときは通常の共通ボードと違って手元の建物を色にかかわらず起動できるというところがゲームの展開に大きく影響すると思います。もともとのエネルギー帝国では建物が政治・産業・商業の3ジャンルに分かれているのを、見るからに1色に染めるのが最善手なわけですが、軍事アクションで自由度が大きくなったので各色バランス形でも十分に戦えそうです。
国適当に配って最初からワーカーが1多いインドネシア。他の2人は最初から発電所持ってるフランスとソ連でした。軍事と国連どちらもトップを取って勝ち。

ファーストマーシアンは日本語版も出ているロビンソンクルーソーのリメイク。火星基地でサバイバルをする協力ゲームです。少し前の作品ですが、こちらはさすがに日本語になってないせいかあまりプレイされてるような話を聞きません。
大きな違いはイベントカードがなくなってスマホアプリ管理になったところ。ゲーム開始直後から火星基地がひととおり完成しているとか動物が襲ってきたりしないとか(当たり前だ)、見た目もだいぶ変わっていて、手番の2アクションを合わせて1アクションにすればダイスチェックを省略して自動的成功にできるという基本ルール以外にはロビンソンクルーソー感はほとんどありません。
単発のシナリオが何本かと、連続もののキャンペーンシナリオが2本入っています。キャンペーンシナリオの1本めの方をプレイしました。
ゼロから拠点を作っていくロビンソンクルーソーと違い、火星基地は初期状態が最良でそのままトラブルが発生しなければ危険はないのですが、そこがイベントやら何やらでどんどん壊れていくので、何とか修理したり維持しながら地球から要求されたミッションをこなしていく、というのが基本的な展開。どちらが面白いかはまあ好みによるのかもしれないですが、プレッシャーはそれなりにあります。というか火星基地の設計者には冗長性という概念がなかったようで。
2シナリオプレイしてどちらも一応は成功。ストーリー的には全然まだ始まったばかりなのでどう展開するのかよく分からないです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。
History of the World (Z-man)・Unfathomable (FFG)をプレイしました。

プレイ時間短くなっているはずなのに実際はあんまり短くなってないせいか、稼働率低い気がする新版ヒストリーオブザワールド。英語版ですがそれほどプレイに支障はないと思います。
ミノア→ローマ→ゴート→明→フランスとプレイしてブービー。国の選択は悪くなかった気がするのですが。エポック数減ってるのでローマで先行しても最後まで保つかと思ったのですが、そんなはずはなく普通に盤面からリセットされました。ローマが登場するエポックが3から2に前倒しされているので、やっぱりローマでは仕掛けるには早すぎなところは変わってなかったです。
最大人数プレイでも1/4の国は出ないので、登場勢力の密度の高いヨーロッパや中東よりは中国インドあたりの方がコマは残りそうに見えます。
ドラフトのシステム的に、点数抑えて良い国を選ぶのが良いのは当然ですが、得点で走って良いイベントカードを確保するのも同じくらい強そう。中途半端に中ほどの順位が一番よくないです。

日本語版が出るらしいアンファゾマブル。バトルスターギャラクティカのリテーマでクトゥルフものになりました。
ものすごい勢いでディープワンに襲われる客船が目的地に着くまで耐える協力ゲームで、6人中2人が裏切り者です。
手番に2アクションしてすぐイベントカードの処理、というのを繰り返します。プレイヤー人数多くても単純に自分の番が回ってくるのが遅くなるだけ。総プレイ時間は人数によらずほぼ一定で、むしろ船の速度に関与できる船長が裏切り者かどうかの方が効くようです。
イベントカードを処理するときは全員が手札をちょっとずつ拠出したのを誰が何出したのか分からないようにシャッフルしてから公開し、合計ポイントが目標値を越えていればセーフ、足りなければペナルティ、出てきたカードを見て誰が裏切り者が推理する、というのがゲームのメインになっていてデッドオブウィンターみたいでした。
人間か裏切り者かを決める陣営カードがゲーム開始時と中盤に2回配られるので、最初は自分が人間のつもりでいてもいきなりお前はインスマウス人だと宣告されるのはちょっとクトゥルフっぽいと思います。今回は最初っから最後まで普通の村人でした。結局裏切り者が露見することなく船が無事目的地に到着して人間陣営の勝ち。もともとバトルスターギャラクティカのときからそうだったらしいのですが、裏切り者が正体をあらわすタイミングを計るのが難しいゲームなのだそうです。

ML.K 2月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの2月例会がありました。参加者5人。
Katzenjammer Blues (Goldsieber)・Discover (FFG/アークライト)・Space Race (Boardcubator)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)をプレイしました。

人待ちカッツェンジャマーブルース3人。序盤から5点4点と景気よく獲得してジョーカーも引かずで勝ち。

コンポーネントがランダムに入っていて世界に同じセットが2つとないというのがウリのディスカバー。4人。アークライトの日本語版です。
ゲームとしてはタイルめくりで道中の資源を集めながらマップを探索してシナリオの勝利条件を達成するという半協力ゲーム。
シナリオもランダムに入っているのでおそらく目的もさまざまなのだろうと思います。死んだら負け、というのは共通している模様。
落ちてる資源を集めると道具が作成できて先々有利になったり、動物を狩って食料を確保したり、といったあたりはロビンソンクルーソーっぽさがあります。
今回はとにかく生き残りさえすれば勝ちという条件で、1人死んで残り3人生存でした。他のシナリオ見てないので分かりませんが、おそらく盤上の資源を集め尽くしたところでシナリオ終了トリガーが来るくらいのタイミングに調整されているように思われます。フリーゼの704よりはちゃんとバランス取ってあるのかな、といった感触。

スペースレース5人。ESAを担当。イマイチどの辺が強みなのかよく分かんない勢力ですが、初期状態で発射塔に飛行士が3人も配置されているのでエリアマジョリティで頑張ることが期待されてそう。全く奮わず4位。通常の手順とは別に山引きとかでダイレクトに場にカード出せる能力がうまくハマるとやはり強いですねといった展開でした。

海ザクルーは適当に難易度5から開始、と思ったら全然クリアできず。10回くらいプレイしてやっと1勝という。

仁木スキー場俯瞰

仁木町は然別駅のやや近く、国道5号線沿いのきのこ王国の裏山に仁木町民スキー場があります。
いまどき珍しいシングルリフト1本という小規模なスキー場です。真っ直ぐ滑り下りる中上級者コースとぐるっと迂回する初心者コースというよくある構成。広くはありませんが、混雑もしないのでお手頃感があってよいのではないでしょうか。上級者コースの一部が未圧雪のナチュラルな雪原になっているとか、規模の割には楽しめると思います。
国道と函館本線の向こうに然別山が見える好撮影ポイントでもあります。線路は木立の中を走っていて、余市川の支流にかかった鉄橋付近の列車1台分しか切れ目はありません。ナイター営業が20時終了なのが惜しいです。21時までやってればちょうど山線ラッセルが通過するのですが。

宗谷ラッセル

南比布駅跡を通過する宗谷本線ラッセル。
南比布駅のそばにある国道跨線橋は昔からの有名撮影地ではあるのですが、ラッセル車の場合、駅で減速+ウィング閉じするのであまり良い撮影ポイントではありませんでした。それが去年から駅が廃止になってラッセル車が全速で通過するようになったので、にわかに人が集まるようになったというわけです。
今日は曇天+積雪なしでしょぼしょぼとしか雪ハネない上に作業灯も消灯で微妙写真でした。
札幌近郊は大雪なんですけどね…
大雪で宗谷+サロベツが運休になったので、ラッセル車の前のサロベツ1号はキハ54の2両編成による代走になっていました。