ML.K 4月例会

札幌市東区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者は初参加の1名を含む7人でした。
Dominion (RGG)・7 Wonders (Repos)・De Vulgari Eloquentia (Z-man)・Inca Empire (Z-man)をプレイしました。

4人でドミニオンは全部入り。ここによると全部入りランダムで錬金術を入れるときはランダマイザーの8枚めが錬金術のときは残り2枚も錬金術にするといいそうです。そうしてみましたが、今回は錬金術は登場せず、と思ったら闇市場が入ったので結局ポーションを使用、しかも詐欺師がいて4コストカードは使い道のないポーションに変換されてしまうという微妙なセット。序盤から詐欺師が飛び交いましたが、繁栄のプラチナ・植民地と策士の相性が良く、最後は基本に忠実なパワーゲームに。1戦1敗。

7人になったので7不思議。技術3種を2セット完成させましたが、軍事放置で全敗して-6VPの分で大敗。

ここから2卓に分けてT口さん持ち込みのZ-man卓。3人。
まずは俗語論。イタリア半島を歩き回って辞書を作ります。システムはオーソドックスなアクションポイント制のリソースエクスチェンジ。
ルールはちょっとザルい感じで、ボードに一目で分かる間違いがあるとか移動のルールが分かりにくいとか、いつものZ-manクオリティの低い方といった感じ。ゲーム自体はなかなか頭使う面白い作品です。プレイ中は大差ついてるような気がしてなりませんでしたが、最後に蓋を開けてみたら絶妙な僅差でした。

続いてインカ帝国。首都のクスコから道路のネットワークを延ばしつつ街や砦を建てて得点を獲得するゲーム。
3~4人用ですが、3人プレイでバランスが取れているようにはちょっと見えません。特にマップが異様に細長く雪隠詰めになりがちなのがよくないです。これがインカ帝国の版図なんですと言われると文句のつけようがないのですが。道路さえ引き込めば他人の建物からも得点できるというシステム的にも4人必須だと思います。
コンポーネントは文盲仕様ですが、全く逆の効果のカードがよく似たアイコンで表されていてちょっと親切ではありません。これもちょっと褒められない出来です。

他の卓ではサンダーストーン、アグリコラが展開されていました。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者7人。
Dominion (RGG)・Hotel Samoa (Z-man)・7 Wonders (Repos)・Letters from Whitechapel (Nexus/HJ)をプレイしました。

とりあえずは人待ちドミニオン3人。拡張全部入りランダム。1枚だけ出た要ポーションカードの念視の泉が強かったです。1戦1敗。

ホテルサモア5人。6部屋のホテルを経営し、使い切りのカードの競りで設備投資したり客集めたりするゲーム。入札カードは使ったら捨て札ですが、何も売買しなければ手札に戻るので、どのカードから切っていくかが重要。バーゲン価格から先に切ってみましたが大失敗。序盤は当たればラッキーで高額宿泊料を提示し、ここぞというところでバーゲンすべきでした。

7不思議6人。この人数ではどのカードも完全に一期一会。今回も軍事力上げるか早々に見切りつけるかの見極めが決め手になったような感じ。

ホワイトチャペル6人。切り裂きジャック1人と警官5人に分かれて追いつ追われつするスコットランドヤード風のゲーム。
単純に衝突したら逮捕というシステムではなく、ジャックの移動ポイントと警官の移動ポイントが別々になっていて、警官が立っている交差点から隣にあるジャックの移動ポイントを捜査する仕組みになっているところがスコットランドヤードとちょっと違います。キワどいスレ違いが発生しやすくなっているのかなと思います。
ルールはいつものHJ訳。第1パートに捜査主任が娼婦を動かすときは全員を一度に移動させます。原文ではeachとはっきり書いてありますが、和訳では何人動かすのか明確ではありません。なんで「それぞれ」とか「すべての」の一語が入れられないのか。
警官側を担当。3日めの追跡で予想逃走経路に先回りして華麗に摘発して勝利。

最後は7不思議7人。やはりこの人数吸収耐性はすごい。ギザのピラミッドでピラミッド完成などこれ以上ないプレイで1位。軍事に強いロードス島の隣の隣という位置もよかったです。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。初参加の方1名を含め参加者6人。
Forbidden Island (Gamewright)・Geschenkt (Amigo)・Corpe Astra (Reiver Games)・Ad Astra(Nexus)をプレイしました。

まずは禁断の島。3人エリートで敗北、4人ノーマルで勝利。4人ノーマルの方もあと水位一段階で沈没だったので、けっこうギリギリでした。
時間調整のためにゲシェンク5人。勝ったり負けたり。

聞いたことないメーカーの謎のゲーム、カルペアストラを4人。銀河帝国内の6つのギルドの1つを担当し、各ギルドの支持を集めたり、他プレイヤーの支持を奪ったりします。コマ(自派閥の工作員)の配置制限や任務の達成条件が厳しくパズル的要素が強いのですが、各プレイヤーの勝利得点が丸わかりなので、難しい経営をしながらうまくプレイヤー間のバランスを取ることが要求されます。ルールの記述はかなりあいまいですが、異様に収入が乏しかったのでもしかしたらルール間違えてたのかもしれません。2位。

1人増えてアドアストラ。勝つためには自分が最大得点できるチャンスにマメに勝利得点カードをプレイする必要があるのですが、勝利得点カードをプレイした分手数が減るので、なかなかそういう機会が作れないというシビアなゲームです。ランダム要素が薄いので後から逆転するのもかなり大変です。
最初に見付けた惑星がエネルギーを産出してくれたおかげで、手早く多数の星系に手をつけることができ、序盤からマメに得点を重ねて圧勝。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。
20th Century (CGE)・7 Wonders (Repos)をプレイしました。

まずはチェコゲームズの20世紀。競りで土地タイルを購入し、お金や得点を生産します。土地タイルを買うともれなくゴミがついてきて、リサイクル施設で処理しない限りゲーム終了時にマイナス点になります。テーマ的にはMüll+Money(利益廃液/HiG)に近いのですが、リサイクル能力のないタイルに置かれたゴミは基本的に処理不能でいつまでも残り続けるので、ちょっと爽快感に欠けるところがあります。
ゴミ垂れ流しで得点に集中してみましたが、環境悪化の罰符の分で2位。主に鉄道の技術カードについている環境改善アイコンの効果が後々高得点になるようです。

7不思議は軍事に集中投資してみましたが2ラウンドめで予定外の引き分け、技術も1枚しか買えず結局2位。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者4人。
Stich-Meister (Amigo)・7 Wonders (Repos)・Big Bang (同人)・Luna Llena: Full Moon (Gen-X)・Cosmic Encounter (FFG)をプレイしました。

人待ち3人トリックマイスターをインストがてら1ラウンドだけ。
続けて7不思議。人数吸収性のよいゲームですが、3人プレイだと全員が互いに接してるので、徒に人数多いよりゲーム性高いように思います。
4人になってビッグバンはアルデバランでしたが順番回ってくる前に幻朧魔皇拳の餌食に。

ルナレナはメカニスブルゴと同じスペインのメーカーの作品。とある森にハイキングに行った若者たちが狼男に襲われてさあ大変というゲーム。
人狼担当プレイヤー1人対残りの全員という形式で、人狼プレイヤーは行動ポイント方式で人間を襲撃し、人間側はカードマネジメント方式で森を探索して攫われた仲間を救出して脱出を目指します。
狼男の足跡を辿って巣窟を探す探索システムや、戦闘ルール、負傷による人狼の感染チェックなど盛りだくさんの要素が詰め込まれた好ゲームです。

コズミックエンカウンターはFFGの英語版。リーンカーネーター対マイザー対マゾヒスト対ヘイトでヘイトを担当。FFG版の新種族らしいヘイト族は毎ラウンド全員に手札かトークンを捨てさせるというそこそこ強力な能力でしたが、全滅したら勝利というマゾヒスト族の異様な能力の前には無力でした。

最後にトリックマイスターをもう1ラウンドプレイして終了しました。

終了後は移動して裏例会。Middle-Earth Quest (FFG/HJ)をプレイしました。3人。
ミドルアースクエストはホビージャパンの日本語版。定価よりかなり安く入手できたそうです。日本語なので遊びやすいかと思いきや、訳が見事なまでにホビージャパン訳で、かなりプレイに支障をきたすレベルでした。
サウロンプレイヤー1人対残り全員という構図で、中つ国を右往左往して陰謀を巡らしたりそれを阻止したりします。ヒーローの耐久力と戦闘力と移動力が全部ヒーローデッキという一要素に集約されている鮮やかなデザインなど、ルール量は多いのですがシステムデザインはかなり洗練されています(訳以外は)。
ヒーロー側の勝利条件カードの引きが良かったのと、サウロンの陰謀カードの出が悪かった分で、最終ターン直前までプレイしてほぼヒーロー側が勝ちそうでした。

ML.K 12月例会

札幌市東区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者6人。
Dominion (RGG)・東方紅魔花伝(はらきりサーカス)・London (Treefrog)・Space Alert (CGE)をプレイしました。

ドミニオンは繁栄入り。4人。やはりプラチナ貨と植民地が入るとゲームがそれに喰われてしまいます。序盤は様々なアクションカードが飛び交っていたのに、終盤はプラチナ貨でごりごりと高額VPを買いあさるいつものパターンな雰囲気で少し残念。1戦1敗。

東方紅魔花伝はクニツィアのフロカティサーカスの翻案。少し弄ってあって色数が減ったりしてます。元ゲーと同じらしいのですが、ちょっと特殊カードの効果がばつぐんすぎるような。基本的に手札に要らないカードはないゲームなので、1枚ランダムに抜かれると作戦立ちません。

1人入れ替わって、割と評価の高いワレスのロンドン。大火後のロンドンに建物を建てまくるゲームです。ワレスゲーらしくお金はいつも通りカツカツで借金もあるよというバランスなのですが、建物カードが持て余すくらい潤沢に供給され、ちょっと普段とバランス感覚が違います。投資に対するリターンが見えにくいところがあるので、大量に引かされたカードを処理しているだけでなんとなくゲームが進んでしまい、それでも十分ゲームにはなっているのですが、評判ほどではないかなと感じました。借金は利息5割で返せないと大量マイナス点とか、最初聞くとけっこうビビるのですが、実際のところ3金2VPを越えるレートでVPに変換できれば返済しなくてもトントンなので、あまり気にせずバンバン拡大してよさそうでした。

1人増えて最近ヘビーローテーションなスペースアラート。シミュレーションシナリオで肩慣らしして本番ミッションと意気込んだのですが、宇宙船撃沈されまくりでした。

終了後、移動して裏例会4人。
The Castle of the Devil (dV Giochi)・Cyclades (Matagot)・Space Alert (CGE)をプレイしました。

最近再版された悪魔城への馬車。4人くらいの方が情報を確定させやすく無意味に長びかないのでよいように思いました。負け。

キクラデスはギリシャ海を舞台にした戦争ゲーム。アメンラー式の競りでアクション権を獲得して神殿建てたり軍隊を増強したりします。システムはシンプルなのですが、毎ターン1匹ずつギリシャ神話の怪物が登場し、お金で雇って様々な特殊効果を発動させるという豪快なルールがあります。割と面白いです。いい感じにリードしてたつもりが及ばず。

スペースアラートは拡張のダブルアクションカードを使用。Easyerシナリオで2戦2敗。簡単シナリオでも2回行動カードのプロットはちょっと難しすぎでした。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Incan Gold (Gryphon Games)・Mecanisburgo (Gen-X Games)・Space Alert (CGE)・Navegador (PD)をプレイしました。

人待ちインカの黄金5人。アーティファクトのルールが入って紙のテントが豪華なグリフィン版が一番お買い得らしいです。帰るタイミングの判断が他人とシンクロしてしまうと儲け半減で悲しいです。

スペインのマイナーなゲームメーカーGen-Xの作品メカニスブルゴを5人。SF世界の大都市を舞台に各プレイヤー1企業を担当し、エージェントを雇ったりロボや設備を購入したり技術開発したりして勝利得点を稼ぐゲームです。システムはワーカープレースメントですが、同じ場所の取り合いになったときは戦闘で解決するという、直截ですがワーカープレースメントでは割と他で見ない設計です。意外というか予想通りというか、なかなか面白そうです。最初の1ターンだけプレイ。

1人増えたけど1人レフリーにしてスペースアラートを5人で。初めての人がいたので最初のシナリオから飛ばし飛ばしにプレイ。途中何度も宇宙船大爆発させましたが、最後だけ華麗に完勝したので満足感ありました。

1人減ってナビガドール5人。長崎が見えそうでしたがギリギリで時間切れ終了。1種類の商品の植民地と工場の両方を数多く揃えて毎回使い分けるようにすると、安定して大収入を確保できてよさそうに見えます。

終了後は移動して裏例会4人。High Frontier (SMG)。
マップと移動システムと技術カードだけ拡張ルールを入れました。またESAだったのでソーラーセイルを活用と思ったのですが、拡張ルールだとサポートカードが必要になる分、火星圏以遠で推力の落ちるソーラーセイルには荷が重かったようです。着陸用スラスターとして乗組員を使い捨てにできる中国が強そうでした。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Wyatt Earp (alea)・Chicago Express (Queen)・Chrononauts (Looney)・Foppen (2F-Spiele/アークライト)・Settlers of America (Mayfair)をプレイしました。

まずはワイアットアープ4人。人が増えたので最初の1ラウンドで終了。aleaの中では評価が微妙な割には面白い、といつも言ってる割にはなかなか最後まで立ちません。
シカゴエクスプレス5人。最初は4社しかないので、5人プレイだとどれか1社だけ2人で手を入れることができて急激に伸びてしまいます。状況変えるためには株券の競売を絡めなければならないような気がしますが、それにも手番が要るので自分が株持ってる会社の足を止める必要があって微妙な感じ。

クロノノーツ6人。基本セットにEarly American Chrononautsを合体させて、Lost Identities拡張とThe Gore Years拡張を加えた完全版。
アーリーアメリカン部分は相当アメリカの歴史に詳しくないと何が何だかわけ分からないのですが、頑張って読めば勉強になると思います。拡張を含めて全体的にあまり整合性は考えられてなくて、歴史改変してキング牧師が初代黒人大統領になったのにオバマがまた初代黒人大統領になったりと適当です。
基本セットだけだと、しばしば事故みたいに突然勝利条件を満たしてしまいゲーム性が低いのですが、合体プレイのときは3つの勝利条件のすべてを満たさなければならないことになっていて、プレイ時間は延びますが戦略性が高まり十分にゲームとして成立しています。

1人中座して時間調整のためにゲームリンク5号の付録のフォッペンを1ラウンドだけ。マストフォローノートランプの普通のトリックテイク。スートごとに枚数が違うあたりはよくある話ですが、一番の特徴は最下位プレイヤーが次回のトリックに参加できないというところ。人によってトリック参加回数が違うので、手札を使いきった人が勝って1ラウンド終了です。毎回1人は参加してないので、1色刈りきったと思ったら意外と残ってたりします(ちゃんと数えてれば分かるはず?)。こういう興味深いゲームが付録なのはよいと思います。

2卓に分けて3人アメリカタン。3人だとアメリカは割と広いので線路があまり交錯しないようです。もう少しだったのですが時間切れ終了。
別卓ではMonsters Menace Americal (AH)がプレイされていました。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者8人。
Zombinion (同人)・Guillotine (WotC)・Zooloretto (Abacus)・Zombies !!! (Twilight Creations)・Big Bang (同人)をプレイしました。

とりあえず4人で人待ちゾンビニオンから。海まで入りでしたが、普通に鍛冶屋研究所の引ききりデッキで勝ち。
今日は集まりが悪くさらに人待ちでギロチン。ロベスピエールを切って終了トリガー引いて負け。

7人になったので2卓に分けてズーロレット4人。マイナス点がなかった分が効いて勝てましたが、コロレットと違ってマイナス点に上限があるのでガンガン引き取るのも戦術のようです。
ゾンビーズは街が閉じられることなく、ちゃんとヘリポートがある展開でした。今回は不毛に長びいたりせず割とあっさり終了しました。ヘリポートを目指す途中でライフが尽きて討ち死に。
最後はBig Bang。初めての人がいるのでインスト込みで2戦。久しぶりでしたが黄金聖闘士で暴れられたので満足。

他の卓ではAgricola (Lookout)・Mogul (Spiele aus Timbuktu)などがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。5人。
Wealth of Nations (TableStar Games)をプレイしました。
基本セットのみですが、戦雲で改訂されたルールでプレイしました。セットアップで大学(赤)を誰も生産しない状態からスタート。工場(黒)で開始して初手から借金して2タイル追加してみましたが、供給過剰だったようであまり儲かりませんでした。どど負け。どの産物も順当に値上がりしていましたが、簡単に参入できる赤と青は値段こそ高騰していたものの競争相手も多くてイマイチ、今回は建設にキューブが少し余計にかかって参入しにくい鉱山(白)が鍵だったようです。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者5人。
Bombay (Ystari)・Metropolys (Ystari)・Mykerinos (Ystari)・New York Chase (Ravensburger)・Pacific Typhoon (GMT)・Coloretto (RGG)をプレイしました。

今回はものすごい勢いでイスタリのゲームをプレイしました。
まずは4人でボンベイ。前回プレイ時は宮殿が全然儲からなかった気がするのですが、今回は要所に建てた宮殿が大活躍しました。みんなものすごい勢いで通ってくれたので、その収入分でトップになれました。

メトロポリィスはYstari Boxの追加カード入り。特定色の組み合わせで大量に得点できる勝利条件カードという割とありがちなものなのですが、なぜかこれを使うときは区画ごとのビルの高さボーナスを計算しないというルールになっています。高さボーナスなしだと3種類あるコマの高さに意味がなく、他の区画に手を出すメリットも薄くなるので、大ざっぱなゲームになってしまう感があります。単純に追加の勝利条件として使った方がよさそうに見えます。

ミケリノスもYstari Boxのナイル拡張入り。新しく入ったナイルタイルが砂漠の真ん中を突っ切るように置かれます。ナイルタイルも普通のタイル同様に探検隊のキューブを置いて獲得します。裏面のグリーン氏の特殊能力は、タイルか博物館の好きな区画にキューブを置く権利を予約するという微妙ながら活用できれば強力そうな効果です。性能もさることながら、従来の砂漠とピラミッドだけで殺風景だった盤面にナイル河の鮮烈な青が目立つようになり、ずいぶんと見栄えのするゲームになりました。
2点差2位。ブラウン氏の博物館にキューブを置く能力がいつも強いので、これをどうにかした方がよいように思います。

1人増えて5人でニューヨークチェイス。スコットランドヤードと違い、怪盗側のチケット制限が厳しく、終盤怪盗がチケット切れで立ち往生してしまいます。これを逃げ切るのはかなり難しいのではないかと。

夏らしく終戦記念パシフィックタイフーン。親番に東京大空襲を引いてきたので、必勝の体制で大和を出撃させて艦隊戦を指定したら思いっきり核攻撃を喰らいました。2回しかトリック取れずいいところなし。

最後はコロレット。いつの間にか2版になって得点カーブの違うバリアントが追加されていました。せっかくなのでそのバリアントで。同色セットは3枚が8点でピークとなり、それ以上は枚数増えても点数が下がるという仕組みです。3色24点が上限のため2点カード勝負になってしまい、評価としてはちと疑問。どど負け。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Ticket to Ride: Nordic Countries (DoW)・Ysphahan (Ystari)をプレイしました。
3人で乗車券北欧を始めましたが、1人増えたので途中終了。
イスファハンもYstari Boxのルール変更とカードの差し替え入り。旧版の問題点がかなり修正されています。それでもキャラバンにトークンを送りまくる戦術はまだまだ強力でした。同点1位。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
Mister X (Ravensburger)・Xanth (Mayfair)・Carcassonne (HiG)をプレイしました。

まずは5人でミスターX。前回は2回とも一瞬で怪盗が捕まってしまいましたが、今回はもう少し長生きできました。一定時間ごとに必ず居場所がバレてしまうので2回移動してもバレるのが早くなるだけだったスコットランドヤードと違い、過去の経由地に警官が踏み込むことで痕跡を発見するというシステムなので、高速移動されるとなかなか足取りがつかめなくなっています。その代わり警官も特殊アクションで2回移動できるようになったので、一度捕捉されると一気にピンチに陥る難しいゲームになっています。
1人増えて2戦め。さらに長生きされてしまいました。この調子なら逃げ切れる日も近いかもしれません。

もう1人増えて2卓に分割。ザンスは「魔法の国ザンス」のボードゲーム版。ザンスは最初の巻だけ読んだような気がするのですが、どんな話だったのか全く覚えてません。魔法使いハンフリーに与えられたクエストを達成すべくザンスを舞台に冒険するタリスマン/ルーンバウンド型のゲームです。特に成長システムも何もなく、襲ってくる障害をダイス運でクリアするだけの運ゲーですが、たくさんあるカードと原作由来の独特の雰囲気のおかげでそれなりに面白いです。4人でインスト込み3時間はまあ標準的でしょう。

カルカソンヌは基本セット+最新の橋・城・バザール拡張。木製の橋がたくさん入っていて、本来つながらないような道を立体交差で伸ばせるようになりました。いつも扱いに困る道タイルが一気に複雑なパズルに化けています。これは強烈です。城は2タイル都市を4点もらう代わりに城に変換し、最寄りのタイルで別の要素が決算されたときに、それと同じ得点を得るという仕組み。大抵は4点以上になることが多いのですが、城は都市ではないので草原の得点がかなり減ります。ちょっとしたバランス調整といった感じ。最後のバザールはバザータイルが引かれるなり突然競りゲーが始まってタイルを1枚ずつ買うというトンデモないシステム。ある程度カルカソンヌに慣れていてタイルの価値を見極められるなら面白いと思います。カルカソンヌもう何作も拡張出てるのにどれもアイディア満載なのがすごい。

他の卓ではRunewars (FFG)がプレイされていました。よさげな感じでした。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
ばるば★ろっさ(アークライト)・Alea Iacta Est (alea)をプレイしました。

ドミニオン亜種のばるば★ろっさ。補給を消費して部隊を買って、部隊を消費して得点カードであるソ連の都市を買う、というシステム。ドミニオンより1ステップ多くなってるところが工夫でしょうか。
イラストを大きくしたいのは分かるのですが、カードの文章やアイコンが小さすぎます。想定対象年齢層のプレイヤーには老眼でツラい域に達してると思います。ルールはドミニオンなので特に難しいところはないのですが、増援を買うには増援ポイントと増援コストが必要で増援ポイントは増援ポイントで増援コストは補給ポイントで支払うとか一読しただけでは何がなんだか分かりません。少しは用語を整理してください。とりあえずこれでは同人ゲームレベルです。コンパクトながらカードにスリーブをかけることを想定しているかのような箱のサイズなど、良いところは良くできているのですが。
ゲームの方はドミニオンの基本システムをうまく継承しつつ、細かいところで差別化を図っているのが良く分かる設計です。カードを運用する面白さがよく出ていると思いました。かなりプレイ時間が長いのと、結局モスクワ落としたプレイヤーが勝つ最後の1戦だけやればオッケーな得点バランスが難です。

賽は投げられたは前回3人プレイだったのでTEMPLUM初登場。どの建物でもダイス1個1点以上を目標にプレイしていくとよさそうな感じ。得点源として確実性が高いのは属領なので、はやり6ゾロたくさん振るのが大事ということかしらん。aleaっぽくはないけどよいゲームだと思います。