Phage 8月例会

ゲームサークルPhageの8月例会に参加してきました。
Agricola (Z-man/Lookout Games)をプレイしました。

やっと英語版が発売されたAgricola。少し厚めの普通のブックケースサイズの箱なのに上げ底にはなっておらず、カードやらトークンやらがぎっしり入っているという驚異のゲームです。
とりあえず基本デッキ(E)のカードのみを使用。全員に2つのデッキからランダムに7枚配りました。4人プレイです。初回プレイということで、序盤は手数も資源も少なくてどう打ち回していいのかよくわからないのですが、手札をどんどんさらしていく人、資源をひたすら集める人など、みんな好き勝手に進めています。たしかに多人数ソロプレイ感が強く、プレイヤーインタラクションは少なめというのはそうかもしれません。僕は手札に生垣職人(柵を無料で作れる)と羊飼い(羊の繁殖数増加)がいたので酪農メインで進めることにして、まず食料確保のために一番安い竃を買ってみました。竃というかただのたき火にしか見えません。食料確保の目処がついたので、中盤いの一番に子供を増やして手数を増やし、家も石造に建て替えて勝利できました。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者7人。
AoE3 (Tropical)・天下布武(GJ)・ハイソサエティ(Uberplay)をプレイしました。

5人でAge of Empires IIIはインスト的にAge1のみプレイ。インカ帝国を征服した金でたくさん建物を建てたのですが、4戦力を投入したDiscoveryに失敗してがっかりな出だしでした。

1人増えて天下布武6人。最大人数なので全勢力が登場します。戦国ものの陣取りですが勝利条件は領土数ではなく、あくまで官位を上げて征夷大将軍になること。本願寺は1人だけ独自の秘密勝利条件を持っています。浅井長政を担当しました。織田と並んで日本のまんなかに位置してるくせに織田より戦力が劣るのが弱点で、初期領地が近江越前と少し豊かなのが長所です。
N田武田とK保上杉は北信濃を武田が取ることで話がまとまったらしく、武田は征夷大将軍になるための5エリアを確保、上杉は取り分が少ないので足りない分をM元織田か浅井あたりから切り取る方針のようです。となると織田より浅井の方が与しやすしということで日本海沿いに北陸道を直進してきました。浅井で謙信を真っ向迎え撃つのはなかなかの難事業なのですが、四の五の言っている余裕はないので加賀まで進出して前進守備の態勢をとります。西方ではM上松永が近畿一帯を押さえて十分な態勢、織田は手堅く美濃を確保しましたが領土数的にはやや不足な感じ。K川本願寺は全国に薄く広く一向宗を広める以外にはあまり悪さをせずに全員をまんべんなく支援しており、正体不明で不気味な存在です。
戦闘力的には最も劣る松永と背後に不安をかかえたくない織田浅井の利害が一致したので、武田上杉本願寺同盟対松永織田浅井同盟という組み合わせができました。ゲーム中盤には、越前に突入した上杉を迎撃する浅井に武田と織田がそれぞれ援軍を派遣して大野戦が発生。戦闘解決はハンニバルシステムなので勝敗の予想は全くつかないのですが、浅井織田同盟が騎兵突撃の連打で勝利し上杉軍を壊滅させました。といっても戦国大名(Epoch)などとは違って行軍費用がかかるわけでもなければ大名が死ぬこともなく兵士の雇用コストも安いので、それほど打撃を与えたわけではありません。
結局、天皇と足利将軍を擁した松永が順調に官位を上げて勝利。同時に本願寺も寺9個の勝利条件を満たして勝利していました。松永の同盟国の織田浅井が一応それに続く順位という結果になりました。
プレイ時間1日というよくわからない表記がされているのですが、インスト込み4時間と手頃なマルチでした。本願寺の勝利条件はルールでは自由に選べることになっているのですが、これはランダム引きの方がよいかと思います。

1人増えて卓分けハイソサエティ4人。今日は正しいルールでプレイ。2戦2敗でした。もう1卓ではRftGがプレイされておりました

M上氏宅ゲーム会

平日ですがM上氏の自宅ゲーム会がありました。参加者4人。
マハラジャ(AH)・フォーセール(Uberplay)・ハイソサエティ(Uberplay)・メトロポリス(Ystari)・金星の商人(AH)をプレイしました。

ブリタニア(AH)と同じシステムでインドの歴史がテーマのマハラジャ。ブリタニアより後の作品なのに世間の評価はあまり高くないです。やはりテーマ的な問題でしょうか。マウリア朝・グプタ朝・シンハラ人・オランダ人(黄色)を担当しました。黄色はグプタが途中でマウリアの駒と置き換える形で登場するため実質的にマウリアと同じ民族で、シンハラとオランダがともに全勢力中一二を争う弱小勢力という、事実上マウリア朝1民族だけで勝負する色です。立場的にはブリタニアのローマ人と似た感じです。ところがマウリア朝は第1~2ターンのハラッパ人との戦いで計9トークンを失う歴史的大敗を喫してしまい、この時点で僕にとって今回のゲームは終了しました。ゲームそのものはブリタニアや同じAHのHotWと同様に、障害地形に籠って長期的に領土を維持するのが目先の得点と同じくらい重要なゲームなのですが、黄色は超序盤型なのでそれどころの話ではありませんでした。勝者はチョーラ朝とイギリス(紫色)のI津氏でした。

せっかくの良作なのにいつの間にかUberplayがつぶれてしまったフォーセール。2回の競りで不動産を商って資産を増やします。1回めの競りは降りるときに提示額の半額を支払うという、競りとしてはちょっと珍しいですがワレスの蒸気の時代など競りゲームではたまにある形式の競り。ビッドせずに降りれば損はないので普段はなんということはないのですが、全員強気だと一転して降りるに降りられなくなります。バランスのよいシステムで大差はつかないのですが、運よく僅差勝ち。

同じくUberplayのハイ・ソサエティ。好ゲームの再版ばかりで手堅いメーカーのはずだったのですがどうしたんでしょうか。こちらはクニツィア作で資金カードを使った競り上げ方の特殊な競りゲーム。カウンティングが重要です。序盤に出た大物を押さえて勝利。

メトロポリスは得点条件カードが池の周りで得点と噴水の周りで得点という組み合わせで食い合わせがいまいち。虻蜂取らずなエリアに高い建物をあせって使ってしまい、結局全般的に足元を見られ続けるという最悪の打ちまわしをしてしまいました。

金星の商人は時間切れ途中終了でした。

Pacific Typhoon カード和訳

というわけで、Pacific Typhoon のフレーバーテキストを含むカードの完全和訳版を「書き込み専用メモリー」の方にアップしておきました(古いカード訳一覧表と差し替えました)。これらのファイルはGMTから公開についての許可を得ています。
ルール訳と合わせるとほぼ完全にゲームを再作成できてしまうのですが、その辺は良識の範囲内でご利用願います。快く公開を許諾してくれたGMTに感謝です。

BoardGameGeekの方にも同じものを投稿しておきましたが、こちらは反映されるのに少し時間がかかるようです。GMTにも寄贈してあるので、そのうちGMTのサイトにも上がるかもしれません。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pacific Typhoon (GMT)・コンドティエーレ(Euro Games/FFG)・ターユー(Kosmos)・国富論(TSG)・ミッドガルド(Z-man)をプレイしました。

Pacific Typhoonは密かな目標通り終戦記念日に間に合うタイミングで完全日本語版が完成しました。GMTの配布許可も得られたので後でアップしておきます。編集作業のK藤氏とフレーバーを完訳したS氏の尽力に感謝です。

コンドティエーレはFFGの新版。ML.KのK川氏がEuro版を持っているのですが未プレイのはず。なんとももったいないです。イタリアを舞台に傭兵の戦力で領地を競るゲーム。負けても提示額を払わなければならないので降りどきが難しい競りです。この種のいわゆるドルオークションはゲームとして成立させるのが難しいのですが、うまく動くように作ってあると思います。

少し古いKosmosのターユーは2人ペアの2陣営に分かれて対面まで水路をひきます。水道管ゲームのようにタイルを並べて、完成した水路の本数を競います。僕はK藤氏と組んで、対するはT井氏O寺氏ペアです。タイルは3マス分あって既存の水路を分断するようには置けないので、対岸まで2マスのところに延ばしたのはいいのですがそこから先になかなか繋がりません。タイルの置けるところが少なくなってきた最終盤に引き負けたらしく僅差で敗北でした。

国富論は僕以外初プレイ。ランダム要素がないので、うまく経営を回すには初手から先々まで計算しなければならず、初回プレイではなかなか思うようにはいかないようです。4人プレイだと初期配置で産業パッケージ2+資源パッケージ1で始める人と産業1+資源2で始める人に分かれるのですが、バランス的には特に問題なさそうな感じです。3番手スタートで農場+大学から開始。しばらく大学の独占が続いて労働者が高騰したので、あまり手を広げず経営状況が安定したところで一気に借金して銀行を建てて勝利しました。

最近コンポーネントが豪華になってきたZ-manのミッドガルドは北欧神話を題材にしたエリアマジョリティ。ラウンドの開始時にドラフトで手札を選ぶのがやや目新しいところでしょうか。エリアの得点以外にも得点源がいろいろあってZ-manらしからぬ今風の普通なゲームでした。同率2位。

I津氏宅ゲーム会

I津氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
空中庭園(HiG)・LNoE (FFP)・ルミ(Murmel)・TTA (CBG)・カノンの開拓者(有給幻想局)をプレイしました。

Hans Im Glückのハンギングガーデンはカードを重ねて空中庭園を作るゲーム。カードの配置制限が厳しくてままならないのですがゲーム自体は淡々と進みます。本物の空中庭園はこんな行き当たりばったりな建てかたはしなかったのではないかと思います。女王など枚数が少なくて高得点のタイルを無駄なく確保できて勝利。

Last Night on Earthはゾンビを15体倒すのが目標の純粋な戦闘シナリオ。今日はゾンビ側を担当してみました。ヒーローは女子高生2人と男子高校生ビリーとコック。初期配置でコックが孤立していたので、執拗にゾンビをぶつけて攻撃しましたがさすがゲーム中最大のHP4を誇るだけあって見事耐えぬきました。一方ビリーは女子高生相手にイチャイチャしまくりでした。残り5ターンであと5体とまさに伸るか反るかの展開かと思いきや、女子高生サリーがガソリンを大爆発させ一挙に5体のゾンビを吹き飛ばし、ヒーロー側の勝利となりました。

I津氏の御曹司のお昼寝待ちで軽くルミ。4マス四角の座布団コマが余ってしまい大差負けでした。

Through the Ageですが、今回は初手でリーダーのホメロスを取って軍事にシフトしました。経験上、軍事面に進むときにネックになるのは食料と人口ではなくむしろ部隊を編成するための資源と分かったので、鉄器文明を確保して資源を増産して軍備増強に邁進しました。代わりに文化的な都市施設は何もありません。ここを補うため、人を配置する必要のない歴史的建造物にも注力しました。歴史的建造物は資源を大量に必要とするので相性はバッチリです。今日も引きの巡り的に他人を攻撃するカードは全然来なかったのですが、代わりに植民地の競りに兵力を回して人口問題を解決できました。最後にVP植民地を獲得した分で2位にそこそこ差をつけて終了。終了時のボーナス得点では差は埋まらず無難に勝利できました。

最後に同人ゲームのカノンの開拓者。カードやらタイルやらがカノンの登場人物になっていて、名雪と狐で道1本とかの謎の会話が飛び交いますが、ただのカタンです。あゆ・舞・栞に厚く配置して次々とカードを引き、道王2点ジャム王2点とピロシキの1点で速攻勝ち。

ML.K 裏例会

通称アステロイドの某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
1846 (DTG)・Through the Ages (CBG)・国富論(TSG)・RftG (RGG)をプレイしました。

1846はトンネル・O&I・Erieが登場、会社は1番からN村Mail+IC150・K川C&WI+O&I+Big4+NYC50・私トンネル+MS+GT50と建ちました。定跡通りMS+GTでシカゴ=デトロイト間を接続しようとすると、C&WIを吸ったNYCが乗り込んできました。ICは会社の資金が潤沢なのでセントラリアから放射状に線路を延ばして目先の収入を優先しています。NYCが最後の4列車を買ったのでGTが最初の5列車を購入。ここで株式ラウンドを挟んで次の運営ラウンドにICとN村氏の新会社Erieが残りの5列車と最初の6列車を購入、NYCとGTの2列車が最後に1走りせずに消えてしまいました。このためNYCは列車購入資金の都合で足踏み、ICとErieは両方とも株価高すぎで社長も手が出せません。順調に消えない列車2両を確保して株価3段アップしたGTが優勢な雰囲気となり、私の判定勝利ということに。

Through the Agesは今回も上級ルール。3人で2時間半くらいなので手頃な感じ。ハンムラビと法律を拾ったので内政優先、革命で共和制に移行してアクション数は十分です。ゲームは序盤で軍事力トップが+4VP・最下位が-4VPのイベントでK川氏が突出、K川氏はその後も歴史的建造物を次々と建ててどんどんVPで先行していきます。僕の方は時代が進んでリーダーをハンムラビからナポレオンに入れ替え、軍事力が強化されたので侵略カードでK川氏を叩きます。これで少しはスローダウンさせたはず。でも軍事方面を優先するとカードの引きに影響されるので作戦が立てにくいです。結局K川氏大幅リードのままゲーム終了、最後のイベントカードのボーナス得点で差を詰めましたが及びませんでした。

国富論はたまたま回り順の都合で前回プレイ時と同じ農場+発電所の初期資産からのスタートでした。この組み合わせで初手からオートメーション化はイマイチなことが分かっているので、オーソドックスに生産設備を拡張する方向で。できるだけ借金せずに健全経営しつつ、下家のK川氏と産物を被せていきます。電力の生産量を絞ってみたら、全員電力に参入してきてしまいました。当然といえば当然ですが、実はその直前に発電所を大規模拡張していたので電力が大量にだぶつき気味に。電力なのに腐ったり無くなったせず貯めておけるのは謎ですが。最終決算の結果は僕とK川氏が同点。所持金差で僕の勝ち。差はおそらく借金の分でしょう。利息は借りるときに1回天引きされるだけなので借り放題なのですが、基本的に僅差になるゲームなので最後にじわっと効いてくるはずです。

適当に合間に軽くプレイしたRftGは4戦1勝でした。

Phage 7月例会

Phageの7月例会に参加しました。
キープクール(Spieltrieb)・RftG (RGG)・パシフィックタイフーン(GMT)をプレイしました。

キープクール5人。私は中国担当。配られた勝利条件は「世界全体にエコ工場を増やすこと/後進国グループが環境対策すること」だったのですが、中国の初期資産は黒工場2軒だけ。どうやらアメリカは温暖化懐疑論派らしく、黒工場の技術を供与してくれました。なのでとりあえず黒工場を増設して経済発展を目指すことに。米中が経済優先派で、EUと旧ソは順調にエコ工場に転換しています。途上国は両者からうまく援助を受けて両刀使いな感じ。何かかなりリアルです。地球環境は順調に悪化の一途をたどり災害で米中の経済は崩壊。世界の黒工場を減らすことが勝利条件だった途上国が勝ちました。

RftGは配牌が悪いのか読みが悪いのか鳴かず飛ばず。

パシフィックタイフーンはK藤氏が完全日本語版を作成してくれました。売り物にだってできそうな品質です。I津氏がしきりにヒストリカルバリアントを試したがっていましたが、ここまで完全に日本語化されたのを見ると確かにその気持ちも分かります。

ML.K 7月例会

7/26は札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者7人。
Last Night on Earth (FFP)・フォーリング(Titanic)・国富論(TableStar)をプレイしました。

LNoEは村人を守れ(Save the Townfolk)シナリオ。6人。村人4人を救出して夜明けまで耐えるのが勝利条件です。
ヒーロー陣営は神父・女探偵・女子高生・看護婦でこれ以上は望めない布陣。神父の特殊能力でゲームタイトルでもある「Last Night on Earth」というゾンビイベントカード(男女のペアがイチャイチャし始めて1ターン休み)の影響を受けることがないという素敵な組み合せです。いつもは武装の足りない序盤が最も危険なのですが、女探偵が最初からショットガンを持っているので大丈夫。またたくまにゾンビを減らして高校で立て籠り体制に入りました。村人の捜索はアイテムの探索と同じなので山が半分尽きるころにはあらかた探し終えてしまい、後は粘るだけ。ゾンビイベントカードはほとんどが神父が特技で無効化し負傷は看護婦が治療するので、ゾンビ陣営は戦力を逐次投入する以外にできることがなく投了。初めてヒーロー陣営が勝利するところを見ました。

フォーリングは落下速度を競うゴブリン達のチキンレース。ロビンマスクの鎧を奪って敵より先に落ちるゲームですね。わかります。
制御可能なリソースは1枚制限の手札だけなので、無理にアクションゲームにしなくても成り立ちそうなもんですが。

卓分けで国富論3人。タイルは前回プレイ時に強かったエネルギーを取って、これを初手からオートメーション化してみました。これで生産を回すのはかなり楽になるので、速やかに銀行を建てる作戦です。ただもう一種類のタイルが農場なので食料を節約しても戦術的には今いち感も。結果は一人で大学を独占したK川氏の勝ち。3VP差で一見僅差なのですが、$30差ということなのであまり僅差でもないです。ちなみに産物は5種類あるので初期タイルの2種類に1つ足して一人3種類ずつ生産すると1人だけ何かを独占するプレイヤーが出てきます。当然といえば当然ながら、2回ともその競合なしプレイヤーが勝っているので、銀行なぞより他人の産物に被せて独占を阻止する方が優先っぽいです。3人プレイ以外だとまた違うのかもしれません。

終了後、某所で裏例会。3人。
Through the Ages (CBG)をプレイしました。
今回は農業も鉱業も初期手札からアップグレードできなくてトークン数のやりくりに苦労する展開。時代1以降の農業も鉱業も人数分はない上に、カードドラフトシステム的に出たばかりのカードを高いからと見送ると次の手番にはもう残ってないのが確実だったりします。仕方ないのでアクション数の増える技術を優先して、アクションカードを取って補完することにしました。必要なときに必要なリソースをブーストできるので、これはこれで悪くないです。航海術のおかげで勝利得点つきの植民地を安く落札できた分で勝利しました。

ML.K 裏例会

昨日に引き続き某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Through the Ages(CBG)・メトロポリス(Ystari)・ルーンバウンド(FFG)をプレイしました。

Through the Agesはさすがにもうフルゲームはやらんでよかろうということで、上級ゲームをプレイ。上級ゲームでは時代2でゲーム終了になります。途中で終わることにはなるのですが、時代3のカードはどれも大威力なだけで大味感が強いので、ゲームの密度的にはこちらの方が好ましいでしょうか。
今回は内政アクション数と農業生産力を重点的に伸ばす国力重視策でプレイしてみました。これで軍事力を増して武闘派に進むつもりだったのですが、食料消費の多さのために思ったほど人口が増えず、鉱業力不足もあって軍隊を増強できません。ついでに侵略系の軍事カードが全然引けず、結局技術立国に宗旨変えすることになりましたが、圧倒的にVP不足で勝負になりませんでした。勝者は序盤から文化度を上げてVPを稼いだY田氏で、エッフェル塔を立てていたあたり前回の僕と似たような展開です。必勝パターンができる程度のゲームではないはずなのですが。

悪くないはずなんだけどあまりそそられない最近のイスタリの新作はメトロポリス。塔の高さを競り値にしてエリアを買う変則的な競りゲーです。盤上の全員共通の得点の他にプレイヤーごとに秘密の得点条件があるので、それを満たすようなエリアを落札していく必要があります。他プレイヤーの動向から秘密の得点条件を推測することを狙っているのかもしれませんが、人の秘密条件が何だか分かるころにはもうその条件は満たされているわけで、推測するだけ無駄。簡単な条件のカードを念力で引くだけのゲームになっています。別段悪いゲームではないのですがもうちょっと感があって、そのせいで再プレイされなさそうなもったいないゲームでした。

ルーンバウンドはサンド・オブ・アル=カリム拡張。僕とY田氏は黄色カードの政府高官に賄賂を贈っている盗賊による謎の遠距離3ダメージ攻撃の前に何度も撃沈。それを横目に近接で大ダメージをひねり出すK川氏は、青だろうが赤だろうが一撃でなぎ払いつつ速攻で伝説のアイテム4個を揃えて終了。意外と早く終わりました。