K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Lakota(KOSMOS)・Serengeti (Abacus)・The Manhattan Project (Minion Games)・4 in 1 (AMIGO)をプレイしました。

メビウス便のラコタは丸いボードの上に積み木を積むゲーム。一見バランスゲームですが、構造上そうそう崩れることはないので、他人の足場として利用されないようにうまく距離を測りながら位置取りするゲームです。3人で2戦2勝。

そのまま3人でセレンゲティ。人数少ないせいか簡単に言えない数字が増えたような気がしました。2戦2敗。

4人になってタイムリーと言えなくもないマンハッタンプロジェクト。原爆開発競争のゲームです。基本セットでは全員同条件でスタートするのですが、国ごとの違いの出るNations拡張を入れてみました。システムはオーソドックスなワーカープレースメント、ワーカーを置いてウラン鉱石掘ったり濃縮したり核実験したりして、勝利条件は規定数の原子爆弾を先に完成させること、と非常にシンプルです。直接攻撃要素として気に入らないプレイヤーを空爆で邪魔できるあたりは、とても直球なデザインです。
国をランダムに選ぶとイギリス。特殊能力として制空戦闘機を安価に製造できます。他のプレイヤーは原爆の設計図を入手しやすいフランス、戦闘機で爆撃できる日本、1アクションで技術者が2回働くドイツでした。今回は序盤に産出量の大きな鉱山を押さえたフランスが核実験1回とウラン原爆1個とプルトニウム原爆1個を作成して一抜けとなりました。
建築アクションで建てた建物が自分専用のアクションスペースになるシステムなので、基本的には箱庭感覚で個人ボードを充実させていく展開になります。ゲームの進行に伴ってワーカー数がどんどん増えていくよう設計されているので、ある程度生産体制が整うと数手番で一気に勝利条件が達成できるバランスになっています。必要な濃縮燃料と設計図が揃ってしまうともう止められないので、本当はその前に空爆やスパイのアクションで邪魔していかなければならないようです。

4 in 1は4種類のトリックテイクが入ったお得な作品。MeinzとNjet!をプレイしました。
マインツはマストフォローのオーソドックスなトリックテイク、と見せかけて、トリックの勝者は数字や色とは全然関係なくリーダーから順に取りたいかどうかを宣言して自動的にそれで決まる、というトリックテイクでも何でもない異常なゲーム。何出そうが強制的に2トリック必ず取らされて、取ったカードの数字の合計の大小で勝ったり負けたりします。勝ち。
ニエット!は配られたカードを見てから切り札や1トリックあたりの得点などのルールを表から順番に選んでいくという、トリックマイスターを戦略的にしたようなゲーム。しかもチーム戦なので、自分以外のプレイヤーが何を条件に指定したかをよく見て相方を選ぶという極めて心理的なゲーム。負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
パッション! (Manifest Destiny)・Navegador (PD-Verlag/RGG)・小吃大胃王(新天鵝堡)・Automobile (Treefrog/Mayfair)・Stich-Meister (AMIGO)をプレイしました。

まずは同人ゲームのパッション!から。ゴルフがテーマのカードゲームです。独特の世界設定に由来する用語のせいでルールはちょっと分かりにくいですが、驚くほど普通にゴルフです。ゴルフなんかやったことはないですが。キャラクターの性能差による有利不利は若干あります。同人ゲームなのでコンポーネントの制限があるのは仕方ないですが、手札上限数表示用にD6と自分の場所を示すポーンがあるとぐっと遊びやすくなると思います。飛ばし屋で扱い易いらしいキャサリンさんで負け負け。もっと固有ショット撃ちまくればよかった。

ナビガドールはSpielbox誌2012/1号の付録の拡張を入れてみました。特権アクションを行ったとき、通常の行動の代わりに「外交官」か「海賊」のカードを獲得することができます。このカードは後で市場アクションのときに使うと、普通より余計に儲けられる特殊アクションができるようになります。1回使うと裏返ってしまい、再使用するにはもう一度特権アクションを取って再活性化しなければなりません。ゲーム終了時にワーカーや船の勝利得点を増やすという効果もあります。あまり多用するほど強くはないのですが、うまく使うと結構な利益が得られるシステムになっていて、カード6枚の小さな拡張ですがなかなか面白いと思います。あまり探検せず工場を増築しまくって勝ち。

屋台料理大食い勝負は2戦1勝。

オートモビル5人は初めて。少人数だと後ろのモデルはなかなか登場しませんが、5人いるとさすがに最後の曲がり角までは来ました。6人の社長はいつもハワード氏がとても強そうに見えるのですが、何だかんだで他の5人もそれなりにバランスは取れています。5人プレイでほとんど全員が登場するのが良いのかもしれません。順調に取り扱い車種を揃えて勝ち。

最後はトリックマイスター。やはりコツコツプラスを貯めても1回マイナス場になるだけでものすごい勢いで引っくり返るゲームでした。2位タイ。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Race to Tokyo (CMJ)・Inklude (Team2nks)・騎士十字章(エポック)をプレイしました。

まずはコマンドマガジン102号の付録、Race to Tokyoをプレイ。Battle for Germanyのシステムでコロネット作戦を再現し東京陥落を競う仮想戦ゲーム。米第1軍は九十九里浜、第8軍は湘南海岸と東西両方から同時に6個師団ずつ上陸させるという空前絶後の大作戦です。
米第1軍(と西側日本軍)を担当。初日からEXで2個師団を喪失、CRT的には期待値ですが第8軍は無傷で揚がってるのでちょっと理不尽。さすがアメリカというべきか補充は潤沢なのですぐ帰ってきますが。第1軍の前にはとりあえず印旛沼以外には障害はないので力押しに攻め上ります。初日の損害のせいで延翼機動するほどは余裕がなく、これが最後に効いてきました。
第8軍の前には横浜と川崎があり、これを踏むと栃木に置かれた予備の36軍が投入されてきます。VPは高いので踏んで36軍が来る前に東京を陥落させるか、避けて最後に回収するかという選択になるのですが、普通は避けられるので日本としては孤立上等で1ユニット入れてせめてZOCだけでも張っておいた方がよいかもしれません。CRTは攻撃側有利なので、反撃で後退を強要してムリヤリ横浜に押し込む手もあるようなのですが、日本軍はアントライドなので、それなりに強力な部隊の居場所が確定していないと反攻は難しい。
第1軍は最後に江戸川と荒川で2回渡河する必要があるのですが、特に苦労することなく第7ターンに皇居目前に到達。歩兵と海兵隊しかいないので、これ以上速くはできなさそう。西側日本軍は防戦にはめっぽう強い高射砲部隊が長いこと多摩川のラインで守ってくれていたのですが、さすがに日本側の増援も尽きて第8軍がタッチの差で皇居に突入、同時に第8軍にしかない機甲師団が東京環状線沿いに北方へ突破、埼玉県全域を蹂躙しました。
勝利得点計算すると第8軍の僅差勝ち、第8軍は増援が多くて渋滞ぎみなので、大本営戦略予備は小田原方面に陽動をかけて一部の部隊を誘引するよりは埼玉方面の第2線を厚くするのに使う方がよさそうです。第1軍はコマ数少なくて大変ですが、水戸方面にも早めに部隊を派遣しておかないと間に合いません。
日本軍がランダム配置なのと、ハイレシオでも必ずEXが混じってるリスキーなCRTで運ゲー要素も大きいですが、仮想戦なのでバランスは十分に取ってあるように見えます。プレイ時間も1~2時間と短いです。

インクルードは2人専用の対戦型デッキ構築ゲー。システムはほとんどの点でドミニオンを踏襲していますが、VP相当のカードがそのまま攻撃力になっていて、それで相手を殴ってライフを0にすると勝ち、ということろが新機軸です。ライフが12点とやや少ないような気もしますが、プレイ時間の兼ね合いもあるのでそんなもんでしょうか。独自性は評価できますが、基本セットのほとんどのカードがドミニオンそのままでイマイチ魅力が薄いです。

騎士十字章、キャラクターを2人作ってスペイン内乱から開始。1ヶ月分プレイして4回出撃、敵機3機撃墜といい感じでしたが、最後の任務で護衛対象のHe111がラッキーヒット喰らって爆発炎上して任務失敗。経験値的にはだいたいプラマイ0。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者8人。
Power Grid: The First Sparks (RGG/2F-Spiele)・another damn Civilization game (Spielbox)・Trick of the Rails (OKAZU brand)・Tetris the Card Game (Fundex edition)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずは6人で電力会社:最初の火花から。電力会社っぽいシステムで原始時代を再現します。発電所技術は競りではなく負けているプレイヤーから優先的に定価で買うので展開の見通しがよい、比較的燃料食料の供給が潤沢、時代の切り替わりに伴う変な停滞がない、などの調整によって電力会社と比べると随分と短期決戦な展開になります。しゃがんで様子を見るより最初から全速力で駆け抜けた方がよさそう。食料を産出しない代わりに発電所の数に数えず特殊効果のある知識カードは一見よさげに見えますが、短期決戦ゆえに普通に食料を生む技術を取らなかった分を挽回するほどは活用する機会がありません。畑をまとめて持ってるプレイヤーに間違えて鋤を取らせないように気をつけてさえいれば、他の知識は十分な余力のあるプレイヤーが余興で取るくらいでいいでしょう。

1人増えたので2卓に分けて4人卓はワレスの付録ゲー、各プレイヤーは特に名前も何もない1つの古代国家を担当し、ダイスを振ってランダムにアクションを決めて、1本道の文明トラック上の自分のコマを進めていきます。トラック上のマスが様々な技術や制度を表していて、自分のコマの止まったマスの特典を得る、というシステムで文明の発展競争を表現しています。一見面白そうですが、名前が違うだけで効果の同じ文明ばかりで、プレイ感はただのスゴロクです。ちょっとルール間違ってたので途中終了。

1人増えて5人でTrick of the Railsを2戦。慣れてくると会社の収益が少なくなりやすいような。日本語ルールの6人プレイの図がちょっと間違っていて英語ルールの方が正しそう。

続けてテトリスカードゲーム。本来4人までですが、5人でも物理的にはプレイ可能です。やはり誰に聞いても斬新だが残念なゲームという評価。収束しそうな気配がないので途中終了。

卓組み換えて4人でBIOSメガファウナ。今回も早々に隕石2個降ってきました。しかも1個めの隕石のタイミングが悪く、盤上のほとんどの種族が絶滅してしまいました。最初に思ってたより大災害率高いのかも。時間切れ途中終了。

他の卓ではGoa (HiG)・Dungeon Petz (CGE)がプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Outpost (Stronghold)をプレイしました。
7人プレイだと各技術5枚ずつ、1人あたりの枚数がちょっと多めなようです。今回はチタンが大暴れな展開でした。データライブラリーから黄色に進んだ人は皆ぱっとせず。倉庫→データライブラリー→ノジュール→科学者と買ってしまい全然噛み合わずブービーでした。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。Table Games in the Worldのおのさんを迎えて参加者4人。
小吃大胃王(新天鵝堡)・City Tycoon (REBEL.pl)・Québec (Ystari)・Blockade (Hexagames)・Dungeon Raiders (Adventureland Games)をプレイしました。

まずは軽くスワンパナシアの屋台料理大食い勝負から。一部の特殊カード以外は全部のカードがXドローのウノといった感じの豪快なゲームです。山の中に混じっている罰符カードを引かないよううまく回避します。なかなか他にないユニークなゲームでした。

最近はポーランドゲーが流行りなんでしょうか、シティタイクーン。ドラフトで獲得したタイルをカルカソンヌのように共通の場に並べて街を作ります。発電所や水工場から資源を買ってきて自分のタイルに供給するとお金やVPを生んでくれます。ゲームの進行に伴ってタイルの建設コストもタイルの生産効率も上がっていく仕組みなので、典型的な拡大再生産系。収支はなかなかカツカツなので、間違えるとリカバーしずらそうです。タイルの種類はかなり多く組み合せによる効率アップの要素もあって、建設系ゲームとしてなかなかのデキです。今回は初回プレイなこともあって自分の領土をガッチリ囲む展開になりましたが、資源の奪いあいやタイルのコンボなどの関係上、他人のタイルに積極的に横付けしていくともっと面白くなりそうです。

ケベックをイベントカードなしで。決算エリアで1位を取って次の決算エリアに連鎖させるのが高得点の秘訣なので、任意の決算エリアにコマを送り込める赤の政治のリーダーカードがとても強いらしいです。建物の連鎖を広げるために黄色の経済のカードを優先的に取っていたのですが、やや及びませんでした。

シドサクソンのブロッケイド、割と古めのアブストラクト。6種類のゲームが入っているそうですが、おのさんにドイツ語のルール読んでもらいながら4人で遊べる2種類のゲームをプレイしました。
一つ目のトランスミッターは置ききり系。最初は各自3個のコマから開始して、うまく位置を合わせて新しいコマを登場させる条件を満たしたり邪魔したりしあいながら、残り8個を置ききれば勝ち。ルールは簡単ですが盤面はカオティックで難しいゲーム。
二つ目のスターゲートは将棋風。四隅の配置からコマを取ったり取られたりしながら玉を対面にある目的地まで持っていくのが目的です。こちらもルールは簡単ですが、見通しがよい分そう簡単には勝てない重量級ゲームです。終盤うまくコマが効きあう布陣が完成していい感じに押せそうに見えたのですが、さすが4人将棋だけあって一度に襲われると応手の間もなく崩されてしまいました。

最後はダンジョンレイダース。パーティーとして協力してダンジョン探索をしながら、最後は自分だけたくさん財宝を持ち帰ろうという腹黒いゲーム。テーマ的にはカットスロート裏切りの洞窟に似ていますが、全員ほぼ同一条件の使い切り競りでシステム面での理不尽感はなく、プレイ時間も短い良作です。今日唯一の勝ち星。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者6人。
Slate (Spielbox)・鉄道旅行ゲーム(エポック)・電車でGoカードゲーム(増田屋コーポレーション)・Creatures (CREATURES Games)・7 Wonders (Repos)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。

まずはシュピールボックス誌付録のワレスのスレートを4人。以前3人でプレイしたときはイマイチでしたが、4人プレイだとそれなりに技術が割れてバランスよさげな感じでした。それでも技術の性能に格差ありすぎな気はしますが。どど負け。

1人増えてJR東海リニア鉄道館のお土産らしいエポックの鉄道旅行ゲーム。新幹線のコマの出来はよいです。ドクターイエローまであるこれで日本全国を駆け回って地域の特産品を集めるスゴロクです。経路選択の自由度が高いので意外と戦略的です。

電車でGoカードゲームはミルボーンの変種。カード次第で簡単に目的地に着いてしまうので、一応は繰り返しプレイが前提のようですが。とりあえず1勝。

クリーチャーズはメーカー名も同じで他のゲーム出す気なさそうな謎メーカー。頭胴尻尾の3枚のカードを組み合わせて動物を作って戦わせて3種勝ち残れば勝ちという、とてもクァークスにインスパイアされたゲームです。当然並べたカードのイラストがつながり、名前も自動的に決まります。特筆すべきはカード下のフレーバーもつながって1つの文章になるところ。戦闘ルールは体力足して多い方が勝ちという簡単なものですが、勝ったり負けたりでなかなか勝ちきれない高難度ゲーム。クァークスの面白さのエッセンスを抽出し、ゲームの進行をスピーディーにしたゲームとしてかなり高く評価できます。1種しか勝てず負け負け。

さらに1人増えて7不思議はリーダー入り。灯台Aでした。灯台Bほどではないにしろ十分な強国と思ったのですが、リーダーの特殊能力込みでちょっと資源建てすぎました。

最後はアウトポスト。キッカーなし。さすがに6人もいると競りゲーとしても面白さが違います。やはりこの手のゲームは多い方がよいです。チタンも倉庫も買えずなかなか科学者も研究所も出て来ない展開で水工場増設するしかなくて困ってたところにたて続けに化学系が出てきてこれから、というところで時間切れ。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。
Elder Sign (FFG)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

エルダーサイン、今日の旧支配者はハスター。5人プレイだと1巡する前に1日経過してしまうのですが、5人5様の特殊能力で必要に応じて相互に支援できるので難易度下がるような気がします。無難にハスターを封印してクリア。

K2はブロードピーク拡張入り。単純にブロードピークに登る方をプレイ。青カードが軒並み抜かれた状態でプレイし、テントがない代わりに何度でも雪窟を掘ってそこで休息できます。序盤こそ1歩進むごとにモグラのように穴掘って潜る登山だか何だかよく分からないゲームになるのですが、中盤以降は青カードを引くタイミング頼りなところがなくなって、天候を見ながらジリジリと進み、ここぞというところで一気に駈け登る燃える展開になります。もともとよくできたシステムがさらに磨き抜かれた感のあるすごい拡張でした。2人ともそこそこ上まで登らせましたが頂上には手が出ず敗退。

K藤氏宅ゲーム会

札幌に戻って午後からK藤氏の自宅ゲーム会。参加者4人。
…aber bitte mit Sahne (Winning Moves)・Nero (Phalanx)をプレイしました。

まずは軽くということでもっとホイップを。ケーキを切り分けて分配するゲームです。切り分け担当者が取れるのは最後の残りモノなので、どれが残ってもいいように平等に切断すべきところですが、トッピングはランダムなのでどう切ってもうまくいかないという悩ましいゲームです。欲ばった分が点にならず3位。

本命は見るからに重ゲーのネロ。皇帝ネロ死後の内乱がテーマです。軍団を率いて戦闘して、皇帝就任を目指すのですが、ローマ軍団の数が28個と決まっていて新規編成はできず、戦力を増強するには他のプレイヤーの軍団を倒して自軍に組み込むしかないというシステムのせいで、強力に戦闘に誘引されるゲームです。プレイヤー4人に対して皇帝を僭称できるのが2人までなので、皇帝になれるチャンス(と失脚するリスク)もそこそこ多く、浮いたり沈んだり派手に展開します。ファランクスの文盲仕様コンポーネントとショップの怪しい日本語訳で、プレイは快適とは言い難いところがありますが、システムのアイディア的なところは良くできていると思います。最下位タイ。

Phage合宿

Phageの合宿に参加しました。参加者4人。
今回は岩内は高島旅館でした。道中は晴れたり吹雪いたりと目まぐるしく変わる天気でしたが意外と早めに到着、典型的な和室の旅館でした。お風呂はそれほど大きくないですが、湯は無色透明で熱めの内風呂と温めの露天のきれいな温泉でした。夕食は海鮮が次々と出てきて大変豪華でした。

ゲームはUndermining (Z-man)・Take it or Leave it (Schmidt)・Village (Eggert)をプレイしました。

到着してまずはアンダーマイニング。ユニバーサルマイニングビークル(UMV)という名前のドリルマシーンで地面を掘り進み、採掘した鉱石を売ってマシンを強化したり得点を稼ぐゲームです。見ためもテーマもB級感たっぷりですがゲーム性の高い好ゲーム。ちょっとマシン強化しすぎで得点取ってませんでした。2位。

風呂に入って夕食までの待ち時間にドレトルダイス。まず各自にダイスの色や出目の組み合わせの条件が書かれたお題カードが配ります。スタートプレイヤーがたくさんのダイスをまとめて1回だけ振り、お題の条件を満たすように1人1個ずつダイスを取っていきます。お題を達成できなくても特にペナルティはありませんが、取ったのに使わなかったダイスはマイナス点になるので、高難度高得点のお題に挑むも他の人に必要なダイスを取られて完成しないと大ショックです。お題のパターンが様々なので他人が何欲しがってるかはエスパーするしかなく、戦術戦略をどうこうというゲームではありませんが、誰が何取っても盛り上がる楽しいゲームです。2位。

夕食後はエッガートの村の人生。基本的には見ため通りのアクション選択+ワーカープレースメントで、資源を集めつつ多様な得点獲得手段に投資して勝利得点を貯めます。特徴としては、ワーカーに人をブロックする機能はなく、代わりに寿命が設定されています。アクションを行うたびに消費時間が貯まっていき、一定時間経過するごとに番号の若いワーカーから順に除去されてしまいます。死ぬ前にいっぱい働かせたいのですが、働かせると死期も近づくというジレンマによるリソース管理がテーマをよく表しています。商人無視して旅に集中投資しましたが及ばず。議会が有利そうに見えました。2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Crazy Race (Spiele aus Timbuktu)・Outpost (Stronghold Games)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずはシャハトのクレージーレース。ムガルと同時期に発売された鉄道三部作の一つですが、あまり評判を聞くこともない謎ゲーム。
プレイヤーごとに別々のレーンが用意された一本道の線路を往復するレースで、進む権利を競ります。各自3台の機関車が同じコースを走り、同じマスに重なったときは飛び越えて進むというシステムは全くもって鉄道らしくありません。
競りゲームのメカニズムはそれなりによくできていますが、たしかにこれは話題になる要素がなさすぎです。勝ち。

アウトポストは化学系強すぎんじゃね?ということで、BGGで誰かが言ってた新化学工場(緑)を科学者・研究所(黄)の数までしか持てないというハウスルールを試してみました。
序盤データライブラリーが2人に分かれ、僕だけ大型機械を買ってチタン工場作戦です。チタン工場は時代1から始められる代わりに手札あたりの単価が安めなので、同じく時代1の倉庫を買って手札制限を緩和するのが必須なのですが、大型機械も倉庫も割と高価な技術なので、両方買っていてはチタン工場に投資する額がなくなってしまいます(財布を買ったら入れるお金がなくなる現象)。今回は倉庫買えませんでした。運の悪いことに時代2に入るなり科学者も研究所もすぐ登場してしまい、スタートが早い利点を生かすことなく敗北。競りゲーなんでそこで調整しろ、ということなのかもしれませんが、はやりチタン作戦は難しい。新化学工場縛るルールは無尽蔵に緑工場が増えるのを防ぐ効果は確かにあって、科学者の威力はかなり減殺されますがそれでも化学系が有利なようです。
新版で何回かプレイしましたが、毎回キッカーK5の宇宙船工場(時代3の技術すべてに30クーポン)が強力すぎでした。キッカールールは入れないか、競りで頑張るよう周知しておく必要がありそうです。

バイオスメガファウナは最新の更新ルールを入手したので、それを適用。今まであまり意味がなかったP遺伝子に+1移動力の効果がついたので、サイズ1の動物がかなり動きやすくなりました。
今回は早いタイミングで隕石が2つ降ってきて、ジュラ紀のうちに新生代に移行しました。H遺伝子とI遺伝子さえあればいくらでもエサがあるのになかなか良い遺伝子カードが出て来ないという展開でした。HとIのカードはサイズが小さくないと持てないのが多いようなので、移動力を求めて無闇に肥大化させるのはよくないのかもしれません。
序盤に鳩に進化してさあ広がろうと思ったら寒冷化の影響をモロに食らって絶滅、40トンの巨大首長竜で復活して葉っぱ食べたりM遺伝子つけて海に潜ったりしていましたが、決算のタイミングでは何故か個体数が減っていて得点にならず大敗。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Eminent Domain (Tasty Minstrel Games/アークライト)・Sid Meier’s Civilization (FFG)・Outpost (Stronghold Games)をプレイしました。

まずはエミネントドメインから。アークライトの日本語版です。SFテーマのデッキ構築ゲームですが、新しい星系を探索して入植したり侵略したりして、商品を生産して売却しつつ技術開発もするというゲームで、プレイ感はほとんどRftGです。他のプレイヤーが行動するごとに全員同じアクションができるところも本当にそっくりです。
他人にうまく相乗りできるよう、行動の方向性をうまく人に合わせるのがよさそうです。一人で軍事→技術と進みましたが今日のトレンドは入植→出荷だったようで負け。

続いて大物のシドマイヤーズシビライゼーション。タイルをランダム配置して作ったマップ上で各自1国を担当し、古代から現代までというタイムスパンで勢力を競います。誰かが軍事的勝利・経済的勝利・文化的勝利・技術的勝利というどれも困難な4つの勝利条件のどれかを満たすまでずっと続くので、かなりの長時間ゲームです。今日はインスト込みで6時間でした。全員が技術と驚異の中身を一通り覚えれば少しは時間短縮できるかもしれません。
都市を拡張したり軍隊増強したり戦争したり技術開発したり文化的遺物作ったりと、手番にできることはいろいろあります。勝利条件はどれも相乗効果である程度関連していたり伸ばすのに同じリソースを必要としていて相反していたりで、絞りすぎるのも手を広げすぎるのも一長一短で難しいです。
国をランダムに選ぶとロシア、最初から共産主義の技術と政体を持っていて、スタック制限+1と敵国から技術を盗む能力があるという、軍事と技術に向いた強力な国です。対するは都市建設にボーナスのあるエジプトと戦争に勝ったらなぜか文化点の伸びるローマ。3人プレイだとマップはおよそ3角形で、各自別々の頂点からスタートするので、まずは周辺のタイルを探索して開けていきます。どうも海が多いようなので、航海術の技術を買って移動力と経済力を強化しました。序盤は技術も何もないので中立の村と戦闘するのも一苦労ですが、基本的に拡大再生産系なのでゲームの進行はターンとともに加速します。最終盤、エジプトが技術的勝利と経済的勝利の両方に王手をかけました。行動順の都合でエジプトは一旦守りに入り、ローマが軍事的勝利のためにロシアの首都を目指しますがイベントカードで阻止されました。その後、最後手番のロシアがエジプトの首都を落として軍事的に勝利しました。
今のところはまだまだいろいろな展開がありそうで研究を深めたいところですが、いかんせんホイホイ立てるにはちょっと長時間ゲーム過ぎるのが厳しい感じです。

最後はアウトポスト。データライブラリー独占から化学系に進んで高収入を背景に時代3の技術を連取して勝ち。チタンはチタンで中盤の安定感があるのですが、やはり黄・赤・緑の高価値な商品を持っているかどうかで後半の伸び率が違うように思います。