K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
日本全国特急旅行ゲーム (ろーりん☆つーりす)・Xing (篠原遊戯重工)・Love Letter (カナイ製作所/Alderac Entertainment Group)・The Big Cheese (Cheapass Games/New Games Order, LLC)・Patronize (OKAZU brand)をプレイしました。
Y田氏のゲームマーケットの戦利品メインに遊ぶ会ということで、まずは鉄オタの皆さんに大人気の日本全国特急旅行ゲームから。
昔なつかしタカラの特急旅行ゲームによく似たタイトルですが、これは旅行の手段としての鉄道を扱っているわけではなく、鉄道を乗り潰すことそれ自体を目的に旅行するという、いわゆる乗り鉄の行動をシミュレートしたゲームです。手札としてランダムに配られた特急路線の始発駅から終着駅まで完乗すると路線クリアとして得点になるというシステムになっています。なので、空港アクセス路線にただ乗ってそのまま帰ってくる、というような一般人は行わない行動が普通に頻発します。
日本全国の特急がすべて収録されているのも魅力の一つで、北海道は臨時列車しか走りません、などという悲しい設定にはなっていません。
ゲームそのものは割と普通のスゴロクでおおむね運ゲー。とはいえ得点の設定が良くできているのか、それなりに均衡した競走が楽しめます。どど負け。
Xingと書いてバッティングと読む豪華なコンポーネントのゲームはキャッシュアンドガンズ風の指差しゲー。欲張ってもダメ、安全運転でもダメという調整の効いた独特のシステムが光る秀作です。たぶん2位。
ラブレターはやはり英語版の勝利条件4勝というのは長すぎるだろうということで2勝まででプレイ。運よく姫引いてきたのを悟られずに済んで勝ち。
ビッグチーズはNGOの豪華缶入り日本語版。人数×10個のトークンからD&Dダイスセットまで全部別途用意する必要があった旧作と比べるとプレイアビリティの改善度合いはまさに雲泥とスッポン。コンパクトで頑丈そうなな缶も好感が持てます。微妙な仕事に高値つけすぎて届かず。
Patronizeはわずか6トリックしかプレイしないのに、さらに手札は4枚しかないという不思議なトリックテイク。少ないカード構成でゲームとして成立させるためにちょっとルールは複雑ですが、一度プレイすると簡単に理解できるスマートな設計が鮮やかです。それでいながら各カードに特殊効果を満載して歯応えがあってかつバランスも良好そうな雰囲気でリプレイ欲の湧くゲームです。2戦2敗。