ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者7人。
Welcome To… (Blue Cocker Games)・Railways of Nippon (Eagle Games)・Terraforming Mars (Stronghold/アークライト)・東京サイドキック(リトルフューチャー)をプレイしました。

人待ち5人で最近評判のWelcome To…。紙とペン方式で自分の街に住民を呼んで住宅地を埋めるゲームです。ダイスじゃなくてカード引いて3択の全員平等システムで、箱にはプレイ人数100人までと書いてありますが、たぶんこれは記録用紙が100枚入ってるからとかそんなんでしょう。割と見通しがよく分かりやすいシステムです。ジャンルごとに特化した方が得点効率良くなるので、方針立てつつ無駄なムーブを減らすようにするとよさそう。負け。

卓分けて3人でレイルウェイズオブニッポン。アークライトの日本語版はエラッタ満載だそうですが、今回は英語版。英語版もメジャーラインのサマリーが微妙に間違ってのですが。ルールの方は大丈夫だと思います。それぞれ大阪名古屋東京からスタートときれいに地域分割した感じ。借金多すぎ負け。

5人で再度Welcome To…。今度は勝ち。

テラフォーミングマーズはエリジウムマップ。日本語版なので金星はなし。金星入らないと会社が少なくて、特にプレイ人数多いと強い会社が出ないことがないのでそろそろ何とかして欲しいところ。配られた会社は地球タグ系のTeractorと電気系のThorgate。前回ThorgateだったのでTeractorにしましたが、初期資金こそ多いもののやっぱり地球タグの出番はあまりなく、いいところなしのブービー。

最後は1人見学で4人で東京サイドキック。ゲームマーケットの話題作でやたら大きな箱が目を引きます。各プレイヤーでアメコミ風ヒーローを1人ずつ担当し、東京の平和を守る協力系。ゲームの展開的にはオーソドックスなモグラ叩きな感じでした。時間切れ終了。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者7人。
すずめ雀(すごろくや)・Bohnanza (AMIGO)・Mansion of Madness (FFG)・Fabled Fruit (2F/アークライト)・Honshū (Lautapelit.fi)をプレイしました。

人待ち4人ですずめ雀。読み方はすずめすずめじゃなくて普通にすすめじゃんでいいそうです。わずか6牌で役作るミニマムな麻雀。結局のところ麻雀なので麻雀としての面白さは十分保証されています。牌が臭いと各所で評判ですが、匂い以前に塗料が滲んで赤牌と緑牌が伏せた状態でも丸わかりなので心のきれいな人しかプレイできません。もう少し普通の麻雀牌程度にはコストかけて欲しかったところです。

相当久しぶりプレイのボーナンザ。思ったよりは僅差でしたが全く及ばず。

卓分けて3人でマンションオブマッドネス。アプリが更新されて、旧版の拡張が必要なシナリオ2本の和訳が追加されました。これで15シナリオ中、訳つきは8本、未訳シナリオ7本のうち未訳の物理拡張を必要とするのが5本なので、早よ追いついて欲しいと思います。
追加されたシナリオから、センチネルヒルのカルト集団をプレイ。難易度3なのでまあ易しめ。特に詰まることなく平押しでラスボス倒して探索者の勝利でした。

フルーツジュースはそこそこ進んだ状態から。唐突にコスト軽減要素が出てきて割と驚きの展開でした。1戦1敗。

何度プレイしても本州感のない本州。街と工場(とそこに運び込む資源)に注力して1位。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者4人。トレジャーオブアドベンチャーズ(MOVIE ROCK)をプレイしました。
スマホと紙コンポーネントを併用する謎解きゲーム。120分と書いてありますが、プレイすると本当に120分かかったので完璧な難易度調整がされているようです。最後の謎はなかなかの難問で2重3重のひっかけが仕掛けられていました。その全部を踏んでなんとか正答に到達。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者5人。
King of the Dice (HABA)・The Manhattan Project2: Minutes to Midnight (Minion Games)・7 Wonders (Repos)・Werewords (Bézier Games)をプレイしました。

まずは人待ち3人でダイスキング。ハバのゲームなのに箱黄色くないです。6個のダイスを振って指定された役ができればカードを取って得点というシンプルなゲームです。失敗時のペナルティカードが-1~-3点の幅があって事前に表向きに公開されているので、要求されている役の難易度と比較して強気で攻めるか安全策で行くか考えたりと、思いのほか好ゲームです。負け。

5人でマンハッタン計画2。国はブラジルを選択。工場建てなくても現金で戦闘機を買って来るという他にない能力を持っています。強力そうに見えたのですが、今回は誰も爆撃機技術レベルを3以上に上げることがなく、他国に爆撃機が飛んでくることがないため、全くの無意味能力でした。核実験回数で常にリードして少ない核兵器で15VPせしめる作戦でしたがブービーでした。

久しぶりな7不思議はリーダー入り。ストーンヘンジのAでした。ワンダーに要求される資源が段階ごとにバラバラで戦いにくそうな国です。隣がリーダー特化のローマだったので、資源あまり借りられない代わりにこちらの資源はガンガン貸し出されていつの間にかお金持ちになっていました。こんなんだったらリーダーのドラフトでミダス王取っとけばよかったです。負け。

ワーワードはやっと5人でプレイすることができました。役職引いたら予言者。スマホアプリが提示するキーワード候補は普通の辞書なので、ノンジャンルでイマイチ答えに繋げにくい感があります。内輪でプレイするときはスマホ使わない手もあるかも。結局正答できず狼も発見できずで負け。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者9人。
Ritual (Devdiem Studio)・ブランクワールド~Complete the Atlas~(一石ラボ)・フォントかるた(フォントかるた製作チーム)・Terraforming Mars (Stronghold)をプレイしました。

3人でキックスターター発のリチュアル。ボードにヘクスタイルを敷き詰めて魔方陣を作ります。タイルにはルーンの3分の1が3つずつ描かれているので、うまく組み合わせてルーンが完成すれば、何がしかの特殊効果が得られたりします。狙いは分かるのですが、2個め置いてリーチ状態にするとウマウマと他人に完成ルーンを奪われかねないので、そんなら最初から潰してしまえとなってなかなかルーンが完成しません。また、運よくルーンを完成させても特殊効果の発動の勝利得点コストが高く、よほど効果的に連鎖しない限り黒字にならないのでせっかくのルーンがあまり活用されません。アイディアは良いので、もうちょっと改善できそうに思うのですが。1点差で同点最下位。

4人でブランクワールドは大航海時代で探検航海をするゲーム。タイルをめくって地図の断片をつぎはぎして、昔のPCゲームのThe ATLASみたいに架空の世界地図を作っていきます。陸をつなげるより海域が水路のように伸びている方が航海進めやすいのでちょっと地形が不自然になりがちですが、世界の形ができていくところはとても楽しいです。序盤の1~2ターンで港を置ける都市を発見できるかどうかの運だけでその後の展開の難易度が全然変わってしまうので、ゲームバランス的なところには難がありますが、そういう点を大きく上回る魅力のあるゲームです。今回の地球はアメリカ大陸が北極から南極までつながっていて世界一周できませんでした。1人だけアフリカ廻りで悠々日本に到達して勝ち。

フォントかるたはフォント名を読み上げて書体サンプルの取り札を取り合うかるた。明朝とゴシックが多いのはまあ当たり前なんですが、丸ゴシック系のもずいぶん数があってやっぱり見分けがつきません。エスパーの訓練に最適。

3人テラフォーミングマーズ。会社は電力会社を選択。電力はさまざまな用途で要求されるので決して弱くはないと思うのですが最下位。会社の特殊能力は電力系のカードのコストが安くなるというものですが、そもそも電力系のカードはどれも最初から安いので別に能力なくても困らないとか、用途が広すぎて特化には向かないとかでしょうか。

終了後は移動して裏例会。3人でRailways of Nippon (Eagle Games)をプレイ。
Railroad Tycoon/Railways of the Worldの最新拡張の日本マップですが、今回は独立型でコマとかタイルとかの基本コンポーネント一式が4人分ついてきます。基本セットの6人分とは色変えていて、混ぜれば理論上10人まで拡張できるようになりました。
日本マップは4人上限なので従来のマップよりは小さめに作られています。日本列島の細長さを緩和するため、北は山形、南は大阪のあたりまでしか収録されていません。山や川が多くて地形はやや厳しめです。
3人プレイで初手は2人が東京から開始、私だけ大阪から開始しました。近くに人がいて嬉しいことないシステムなので、順当に西日本の産物をほぼ独占して勝ち。商品の引き次第でラス番まで良い土地が残っているとは限らないシステムですが、マップのバランスはそこそこ考えられていそうなので3人目は日本海側に避難した方が空間広くてよいのかもしれません。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者7人。
Altiplano (dlp games)・Azul (Plan B Games/HJ)・Café Melange (Clicker Spiele)をプレイしました。

まずは5人でアルティプラーノ。オルレアンを改良したようなシステムで、袋からチットを引いてその組み合わせでアクションをします。作者は同じです。
オルレアンとの一番の違いは、アクションをするにはチットを揃えることに加えて、自分のポーンをアクションマスまで移動させる必要があるところ。ポーンの移動には袋から引いてくる食料チットを使用するので、建物による追加アクションをうまく同種で揃えて同じアクションマスで重ねがけできるようにしておけば移動が必要なくなって食料チットを節約できる、ということのようで、あからさまに特化型を優遇するシステムです。
全員に平等に配られる初期ボードのアクションではどう頑張っても高価値の商品チットは手に入らないようになっていて、良い建物買ってできるアクションの種類を増やさないとなかなか得点伸びないようなっているとか、圧縮したチット置き場は各個人に専用のボードが用意されていて早い者勝ち要素はかなり削られたとか、オルレアンとはかなりプレイ感変えてきています。その効果か、プレイして自分の箱庭が進んでいくのを見るのはかなり楽しくなっています。バランス的にはカカオが様々な高得点商品と交換できて非常に強力なのにカカオを入手できるのは数少ないカカオ生産設備を買えたプレイヤーだけとか、ちゃんと計算されてるのか不安なところもあります。まあオルレアンも拡張でいろいろバランス調整頑張っていたので、そういうデザイナーなのでしょう。
初期手札の役割タイルで食料で木がもらえる人だったので、材木を増やして、道路を伸ばしてチット数増やしつつ丸木船でレア商品ゲット作戦。建物を建てずとも好きな商品をゲットできる良作戦と思ったのですが、丸木船では各種1個ずつしか取れないので、強力なカカオを複数運用されると全く歯が立ちませんでした。

4人で今世紀最もインスタ映えすると噂のアズール。5色の石をピックしてうまく色が重ならないように並べていきます。石の数が足りないと得点化できず、逆に同じ色の石取りすぎると溢れてマイナス点なので、下家を邪魔するように取り難い石が残るようにピックするのが重要そうです。連鎖が長くなるごとに得点高くなるのと、上の段の石から順に得点を計算するルールのため、上から2段めと3段めあたりから先に埋めるように打っていくと効率良さそうです。1段めと5段めから先に埋め始めて中段を残してしまうと全く連鎖しないので要注意。負け。

4人でカフェメランジェ。マイナス点のVIPが来たテーブルをうまく避けることができた分で勝ち。

終了後は移動して裏例会。Nusfjord (Mayfair)をプレイしました。参加者3人。
メイフェア潰れてしまいましたが、ローゼンベルグのヌースフィヨルドです。北欧のどこだかで魚を釣ってお金を稼ぎます。ワーカープレースメントなのはいつも通りとして、今回は食料供給がほとんどないとか、資源は材木と魚しかないとか、株券の要素が入ってるとか、今までにないシステムなのですが、プレイ感は意外なほどアグリコラです。1つ1つのアクションマスの行動がシンプルなのと、総ラウンド数が少なくて気がつくと終盤なのが共通点でしょうか。
無料で船をアップグレードしてくれる港長が強そうだったのですが、当然ながらアップグレード前の船は返却するので手数の割には漁獲量増えずイマイチでした。負け。食料供給義務がないのでドはまりすることはないのですが、建物や長老の効果でアクションの効率を上げる以外に他プレイヤーに差をつけるところがないので、次こそはもっとうまくやろうという気になる好ゲームです。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Rising Sun (CMON)・Dominion (RGG)・Improvement of the POLIS (慶應HQ)をプレイしました。

まずは5人で早速キックスターター発のライジングサンをプレイ。箱やたら大きい(といってもこのメーカーとしては標準サイズ)うえに本体とほぼ同サイズのストレッチボーナス箱までついてきしたが、中身は大量のプラスチックフィギュアと破損防止用のトレーなので、持ち上げると意外と軽いです。外人の考えた江戸と京都が隣接してたりするよく分からない日本列島で勢力争いをする陣取りです。
特徴的なのは外交交渉で、この手の陣取りとしては珍しく同盟条約がルールで規定されています。ただ、その方式が「はい、2人組作ってー」なので奇数人数プレイだと1人悲しみを背負うことに。プエルトリコ方式のアクション選択システムなのですが、手番プレイヤーボーナスがその同盟相手にも同じだけ与えられるので、同盟からあぶれないこととできるだけ利害関係の一致する相手を選ぶことが肝要でしょう。
盤面全体で戦闘が起きるようにするためか、終了時にはゲーム全体を通して1回でも支配した領土のセットコレクションでボーナス得点が発生します。また、戦闘の勝敗自体のランダム要素は薄い(ダイスとか振らない)のですが、戦闘前の秘密入札でうまいこと勝てば勝敗にかかわらず相応の勝利得点が得られるので、できるだけ多くの戦闘に参加したいようになっているなど、同社のブラッドレイジ同様盤面の流動性の大きいゲームです。
担当勢力を適当に選ぶと黄色の盆栽氏族(何だそれは)、九州からスタートです。氏族ごとに特殊能力があって、盆栽はお買い物が何でも1金でできるという素敵な能力です。このゲームでお金で買えるものはお城と特殊カードなので、序盤からどんどんカードを買い集めていきます。盤面はさっぱりでしたが、最終的にカードから出たVPの分で勝ち。

1人減って4人ドミニオンはノクターン拡張入り。デッキ構築ゲームがこれだけ広まった今や、他のフォロワーに対するドミニオンの利点はシリーズが継続したことによる豊富なカードプールにこそあると思うのですが、さすがにもう全セット持ち歩くのは正気のレベルを越えているので、基本セットとノクターンだけ準備して半分ずつ投入。2戦1勝。
今回の新ルールは、初期手札の銅貨1枚と交換で最初からデッキに入っているHeirloomカード、同じカードでも使うたびに効果がランダムに変わるBoonデッキとHexeデッキ、購入フェイズの後にノーアクションで何枚でもプレイできるNightカードです。初期銅貨7枚屋敷3枚、手番は1アクション1購入で順番固定という基本システムはドミニオンのシンプルさを支える重要な要素だったわけですが、今回はシステムに手を入れて従来の枠を取り払うチャレンジングな拡張です。

2人入れ替わりで最後は4人でImprovement of the POLIS。昔のシミュレーションゲームのようなシックなデザインのブックケースサイズの箱がカッコイイのですが、去年の秋ゲムマの新作だそうです。ギリシャの都市国家の1つを担当してアクション選択で内政したり戦争したりしてVPを稼ぎます。最初は自国ほとんどまっさらなので、何やっていいのか良く分からんのですが、早いもの勝ち要素があるので何がしかに特化するのがよいのかなと思います。時間切れ終了。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者6人。
Santa Maria (Aporta Games)・Villages of Valeria (Daily Magic Games)・Sleuth (3M/Eagle-Gryphon)・Fabled Fruit (2F-Spiele/アークライト)・Room 25 (Matagot/HJ)をプレイしました。

まずは4人で箱絵がおっさんなサンタマリア。箱庭を作ってダイスをピックして拡大再生産をします。得点方法が複数あるよくあるポイントサラダですが、まずは生産拠点である自分のボードのマス目をパッチワーク式に埋めるのが先決です。そのためには材木2+小麦1で3マスサイズのタイルを取らなければなりません。初期資産として、思わせぶりに材木2+コイン3+順番補正を持ってスタートしますが、小麦1をコイン3で買えるので、初手は小麦を買ってタイルを早い者勝ちで取る以外の選択肢はないような。小麦は信仰トラックを進めるのにも使うので、たぶん小麦の採れるタイルが序盤のスタートダッシュを増速してくれる良いタイルだと思います。
スタートプレイヤーでしたが初手番有効活用できず3位。

1人増えて5人でヴィレッジオブヴァレリア。最初は3コインしか持ってないので初期手札が4コスト以上の建物ばっかりだとどうにも前に進みません。負け。

1人減って4人でスルース。どこからかダウンロードしてきたらしい余白の多い記録用紙が便利でした。負け。

フルーツジュース。初期状態だとどの種類の果物もほとんど等価値で、とにかく同種3枚+何でも1枚集めさえすればよいので割と作業感があるのですが、3戦めくらいからは果物の種類によって使いでがあったりイマイチ価値低かったりと違いが出てきて、それなりに考えるゲームになってくると思います。初期状態から始めて3戦2勝。

1人増えてルーム25はエスケープルームのシナリオ4。さすがに徐々に難易度上がっているようで、序盤から快調に謎カード発見して全体で6枚も獲得して最低でも2ペアできてるはずなのに、話を聞くだけではどれとどれがペアになっているのかさっぱり分からないというすべり出し。あやうく1つも解けずに終わるところでしたが、何だかんだで最後は時間を残して脱出成功。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者7人。
Fabled Fruit (2F-Spiele/アークライト)・Coldwater Crown (Bellwether Games)・Clank! In! Space! (Renegade)・Russian Rails (Mayfair)をプレイしました。

まずは人待ち4人でフルーツジュース。アークライトの日本語版です。最近流行りのレガシーシステムをフリーゼが作りましたというゲーム。基本はワーカープレースメントで、資源として果物を集めてセットコレクションをします。セットが完成するとカードになっているアクションマスが一つずつ入れ替わっていくので、どのセットから優先して作るかで展開が変わってくるという仕掛けです。ストーリー性も何もありませんが、各アクションマスの効果がなかなか考えて作ってあるようで先が楽しみになります。さすがはフリーゼです。

コールドウォータークラウンはボードを見ての通りの釣りゲーム。自分の餌箱が4区画に区切られていて、そこに色とりどりのコマがぶち撒けられているのですが、アクションごとに1色指定して全区画からその色のコマを取り除き、餌箱のいずれかの区画が空になったら1匹釣れるという、まるで釣りの雰囲気はなく畑で野菜を収穫しているような何だか良く分からないシステムです。どんな魚が釣れるか割と運次第なところがかろうじて釣りっぽさを保っています。と言っても全く面白くないわけではなく、どの色の餌から抜いていくか計画立てたり、ワーカープレースで下家縛ったりと、考えどころもそこそこある好ゲーム。
1手番はワーカー置いて1アクションとすでに置かれたワーカーを取り除いて1アクションのセットで行なわれ、置くときと抜くときの違いで有利不利ができるあたりがシステムのキモになっているのですが、人気のマスは置いてプレイする人と抜いてプレイする人で交互に取り合いになるので偶数人数だと毎回自分の番では盤面同じで閉塞感があります。2~4人用なのですが実質3人FIXのゲームになっていると思います。
超デカいパイクが釣れた分で勝ち。

人増えて卓分け、3人でクランク・イン・スペースはクランクの独立型拡張で宇宙船が舞台のSFゲームになりました。システムは全く同じです。宇宙で騒音マーカーとか意味分かりませんが、この宇宙船はしっかり与圧されているらしいです。マップがモジュラー式になってバリエーション増えました。全体的に縦長になって少し広くなったと思います。距離増えた分は途中にあるテレポートマスをうまく使って高速移動するとよいようです。テレポート使う券は従来の鍵と同様に人数分はないのですが。真っ先に最深部への突入権を得るもテレポートで帰れなかった分で脱出遅れて死亡。

久しぶりのクレヨン列車ゲーはロシアンレイル。田舎の東から始めるのは不利だと分かっているのですが初期手札の都合上タシュケントスタート。全体的に西の商品は入手性が高く短距離低収入、東の商品はレアで長距離高収入というバランスなので、西で小銭稼いで列車をアップグレードして東に向かうのがよく、その逆はどんどん失速するばかりです。時間切れ終了。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者5人。
Mountain of Madness (IELLO)・Pandemic Legacy: Season 2 (Z-man)・Gentes (Spielworxx)・Sticheln (AMIGO)・Half-Pint Heroes (Corax Games)・ギリギリカレー(EJIN研究所)をプレイしました。

まずは3人で狂気山脈。HJの日本語版です。一見クトゥルフものの協力ゲームかな、と思わせて全くその通りなのですが、このゲームのキモは狂気カードとして配られた狂人の演技を実際にプレイヤーがやらなければならないところ。これがうまくコミュニケーションを阻害するようにできているので、ゲームシステム上の難易度は大したことないのに進行に伴なってだんだんとミスが積み重なってうまく行かなくなるようになっています。狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なりと言いますが、リアルのプレイヤーのSAN値削ってくるゲームです。
どうせ終盤の都市エリアと山頂から脱出路は寄り道できる構造になっていないので、序盤の海岸エリアをくまなく回って十分な準備を整えてから登山を始めて一気に直攀するのがよさそうです。中腹の山岳エリアに時間かけすぎて負傷取りすぎ負け。

待望のパンデミックレガシーシーズン2もHJの日本語版。前作と同じく1月から12月までの12本のシナリオを連続プレイするのですが、今回は練習シナリオとしてレガシー要素なしの0月から始まります。前作は本家パンデミックとほとんど同じシステムでしたが、今回は病原菌もとりあえずは1種類しか出てこないとか大きく変わっているので、この0月で変更点に慣れてくれ、という話のようです。面子も揃ってないので0月を1回だけプレイ。大西洋岸に限られた狭い世界でどんどん減っていく物資をピックアップ&デリバリーするゲームになっていましたが、中身がパンデミックシステムなのは変わっていませんでした。無事成功。

箱絵にずいぶん枝ぶりのよい大樹が描かれていると思ったら街の絵だったジェンテス。自分の国の人口を増やしたり建物建てたりします。見ためポイント制のアクション選択システムですが、タイルの早取り要素があって本質的にはワーカープレースメントです。特徴は次のターンのワーカーを前借りするシステム。ゲーム内では砂時計マーカーで表されているのですが、要するにワーカーを2倍働かせる代わりに次のラウンドは1回休みにする仕組みです。ここぞというときにはこれをうまく使ってラッシュをかけろということなんでしょうか。1人だけ100点に届かない大敗。国力のベースになるのは人口なので、自分専用の人雇うアクションを供給してくれる建物が強そうです。

1人増えてスティッヒルン。いつのまにか版が代わって洒落た絵柄になっていますが、対応人数が減って別ゲームのハットトリックで遊べなくなった劣化版だとか。人増えたのとカード2枚くっついてた事件のためノーゲームで途中終了。

1人増えてハーフポイントヒーローは自分の取れるトリック数を宣言するビッド系のトリックテイク。ただし、トリックテイク部分はテキサスホールデムポーカーで何枚でも好きに出して場札と合わせて強い役作った人の勝ちという変則システム。6連続宣言達成勝ち。

ギリギリカレーは闇鍋でカレーを作ったのを1鍋掴んでグっと食するゲーム。1ラウンドだけのコロレットを複雑にしたような感じです。2番目に無難そうな鍋を取って抜けましたが、見た目通りのほどほどの点にしかならず。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者6人。
Century: Spice Road (Plan B Games)・SOL (Elephant Laboratories)・Terraforming Mars (Stronghold)・Room 25 (Matagot)をプレイしました。

まずは5人スパイスロード。普通は4色のスパイスを下位の黄色からアップグレードしていくわけですが、下から2番目の赤が評価値が低い分だけ要求頻度と個数が多めな割には入手機会がそれほど多くなく、意外と不足ぎみになるような感じ。まあ並んだカード次第ではあるのでしょうが。

1人減って4人でSOL。キックスターター発のSFゲームです。寿命の尽きかけた太陽系から脱出するために太陽からエネルギーを汲み出します。それトドメ刺してる感じがしますが。軌道上をぐるぐる周回する母船から探査船を投下して、太陽内部の各階層に施設を建設し、エネルギーを回収して探査船を再生産する、というのを繰り返します。基本的に1エネルギー1VPのゲームなのでエネルギーを安定して回収できる態勢ができるとよいでしょう。

1人増えて5人でテラフォーミングマーズ。今回は火星の裏面のエリジウムマップ。マップそのものは基本セットのと大差ないですが、Noctis City建設予定地がなくなったので開発の自由度は高そうです。
会社は安定のMining Guild。マイルストーンに建設タグ10個がなくなったので基本マップほどは強くないですが、マップ上の鉄とチタンを回収して鉄生産力を上げる能力は変わらないので地道に育てます。マイルストーンは何も取れませんでしたが、後半良く伸びてアワードを総なめできました。わずかに及ばず1点差2位。

最後にルーム25はエスケープルームのシナリオ3。カードの内容を口頭で伝えて解けるようになると、答え合わせのために合流する手番が節約できるので一気にターンを短縮できます。それでも今回もギリギリのラウンド数で脱出成功。不思議なくらいうまく難易度調整されています。

終了後は移動して裏例会。参加者4人。
Viticulture (SM)・Jump Drive (RGG)をプレイしました。
ワイナリーの四季はトスカーナ拡張入り。世間的な評価では基本セットはカード引きゲーなので拡張入れるとバランス良くなる、という話ですが、拡張入れても普通にカード引きゲーだと思います。セットアップでワーカー1人多いパパが来たのでそのまま採用。ワーカー多い分序盤の打ち回し楽でいいセン行ってましたが2位。
ジャンプドライブは2戦2敗。序盤にうまくカミ合った引きの人がそのまま駆け抜ける程度のゲーム長しかなく粘って逆転とかそういうのは全然ないため、慣れれば慣れるほどプレイ時間短くなる驚異のゲームです。