ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者4人。
The Nobles (Shockpanda Games)・Empire Builder (Mayfair)・Anno 1800 (KOSMOS)をプレイしました。

ザ・ノーブルズは3年くらい前のキックスターターの作品。200人ほどが計$15,000キックして資金集め自体は小規模に成功したのですが、プリント&プレイ版のファイルを配信しただけで作者が金持って逃げてしまった失敗プロジェクトです。その後、作者は普通にアメリカにいてLinkedInで仕事探してるようです。さすがに$50かそこらで撃たれたり刺されたりはしないでしょうが、ビザの出前を送りつけられたりくらいはされそうです。
さて、ゲームとしては最大4人までのバトルロイヤルの個人戦闘。ハンドマネジメントで攻撃カードや防御カードを撃ちあい、攻撃が通れば袋からダメージチットを引きます。チットの内容は命中箇所が頭・右手・左手・右足・左足のいずれか、ダメージが1点か2点のどちらかという組み合わせ。いずれかの部位に2点以上のダメージを受けるとその部位ごと吹き飛ぶというブラッディな設定。両手両足すべて失うか、頭部を破壊されると死亡して負け抜けです。
基本的に設定のおかしさを笑うバカゲーですが、1人落ちても3人くらいいればそれなりに戦闘の駆け引き感があってゲームにはなっています。もう1人落ちてタイマンになると同じ山札から手札を引き合うシステム上、自分が攻撃カード引いたときは相手が防御カード引いてるという、Down in Flamesシステムでよくある膠着状態に陥ってしまい、ダラダラと長引くのでここは少し調整が必要でしょうか。というわけでカードのバランスの練りは甘いですが、ちゃんと出てれば話のタネくらいにはなった惜しいゲームです。ほとんど攻撃させてもらえず真っ先に即落ちして負け。

クレヨン列車ゲーのエンパイアビルダー。相当なロングセラーで販売時期によってかなり仕様に違いがあります。今回プレイしたのはメイフェアの末期の版で商品が紙トークンでした。見た目はちょっと落ちますが、カラー印刷なのでプレイアビリティは良いです。ただし裏が単色なのがちょっと残念。せっかく両面印刷なので裏表同じにしといてくれればイチイチ裏返さなくて済むのですが。勝ち。

アノ1800。ルールには書いてないですが、人口キューブはコンポーネントの数によって制限されています。特に赤キューブが上級職の入口で用途も多く人気なのに25個しかないので、4人プレイだと割と足りなくなります。赤がないと紫にも進めないので、出遅れるとかなりクリティカルに効くのでは。早期にほぼ割り当て分の赤キューブを確保した後はあまり人口増やさず手札数ひかえめにしてトリガー引き勝ち。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者7人。
Feierabend (2F-Spiele)・Stellar Horizons (Compass Games)をプレイしました。

フリーゼのファイアーアベンド5人。カローシ&ソン株式会社の社員になって労働争議をしてよりよい勤務条件を勝ち取るワーカープレースメント。
最初から全員ワーカー7人持っていて減らすことはできても増やすことはできません。自分のワーカーをすべて使い切ったらまとめて回収した上でその週のおちんぎんをもらいます。なお初期状態ではカローシ(株)は週70時間労働有給休暇なしという制度なため、疲労によって毎週社員の幸福度=VPが猛烈に下がっていきます。ストライキをすることでもらえる争議ポイントを消費して労働条件をお買い物することで、最終的には週20時間労働でバカンスは3週間という夢のような会社に生まれ変わりVPもそれほどは下がらなくなります。誰かが一定以上のVP貯めたら終了。
基本的にはワーカー数が少ない方が定期収入がすぐに回ってきて嬉しいのですが、序盤はそれ以上にVPが後退していくのでそこをどう乗り切るか、どのタイミングから早回しに切り替えるか、というゲーム。負け。

ステラーホライズン6人。コンパスゲームズはマイナーテーマのシミュレーションウォーゲームを精力的に出しているパブリッシャーのようですが、これは近未来の太陽系における宇宙開発をテーマにした4X系マルチ。箱に書いてあるプレイ時間2~4時間というのは真っ赤な嘘。BGGでは1~20時間となっていますが、これでもかなりサバ読んでいて、4人でフルキャンペーンをプレイした人によるレポートでは60時間以上かかったそうです。というわけでとてもオープン例会でプレイできる規模のゲームではないのですが、とりあえずプレイできるところまでやってみました。
太陽系の各惑星と主要な衛星・小惑星がそれぞれ1タイルで表現されていて、これをテーブルに並べて太陽系を作ります。写真は水星から火星までの範囲ですが、この外に外惑星系が広がっていて全体ではかなり広い場所が必要です。
各プレイヤーは米露欧中日印伯の7ヶ国のいずれかを担当して、2030年から1年1ターンで宇宙開発をします。国によって初期状態の差がかなりあり、米露中印の4ヶ国はすでに有人宇宙飛行の技術を獲得済みですが、他の3国は無人探査機で経験を積むところから開始です。しかも同じレベルの技術を持っていても、建造可能な宇宙船・無人機の性能が国ごとに千差万別なので、ルールの細かいところまで理解してないと効率よい運用は難しそうです。
無人探査機はコストを払って製造して目的地を決めて地球から打ち上げると、地球からの距離に応じたターン数後に自動的に到着してダイスを振ってチエックを行なって後で技術を買うのに使えるポイントを獲得したり、宇宙基地の建設予定地を発見したりできます。有人宇宙船があれば、資材を他の星に運んで宇宙基地を建設し、そこに移民したり資源の採掘を行なったり技術開発をしたりできるようです。
定期収入と技術のお買い物が10年に1回しかできないので、できれば2040年まで進めたかったのですが、結局4時間かかって7ターンめまで進んだところで時間切れ。専用に広い部屋を用意してソロプレイするゲームなのかもしれません。とりあえず7年目までの感想としては、無人機による宇宙探査はいろいろ確率とか期待値とか計算できるとしても結局は五分五分のバクチですね、といったところ。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。Lost Ruins of ARNAK (CGE)をプレイしました。
ロスト・ルーインズ・オブ・アルナック、CGEですがいつものフバチルではなく新人デザイナーらしいです。デッキ構築+ワーカープレースで遺跡探索をします。
初期デッキ6枚、初期手札5枚、全5ラウンドしかなく(手札補充機会も全部で4回しかない)、購入可能なカードの選択肢も狭いので、デッキ構築よりも少ない手札をやりくりするハンドマネジメントの要素の方が強い感じです。ワーカーは各プレイヤー2人固定でちょっと少なめですが、これをアクションマスに派遣して獲得した資源でカードを買ったり新しい遺跡(=アクションマス)を探したり研究トラックのコマを進めたりといろいろとやることはあるのですが、カードも資源も不足ぎみというつくり。特に研究トラックを最後まで進めることで大量の勝利得点を獲得できるはずなのですが、どうやったらそこまで到達できるのかさっぱりでした。もう少し効率高めれば手がとどきそうな雰囲気はあるので、あまりいろいろと浮気せずに方針固めて集中投資した方がいいのかも。2位。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者8人。
Bonfire (Pegasus Spiele)・Gudetama (Renegade Game Studios)・2019: The ARCTIC (SINONIS)をプレイしました。

まずはフェルトの新作ボンファイア。焚き火の回りを囲んで踊りながら謎の儀式をしているらしく、たぶん盆踊りか何かです。
手元の個人ボードでちょっとしたパズルをしてアクションタイルを獲得し、それを消費して各種のアクションを実行してセットコレクションでポイントサラダをするというシステム。この手のゲームの定石として、ある程度バランスを取りつつ特化型になって効率を上げていく速度を競います。最初の何もかも足りない状態では何から手をつけていいのか良く分かりませんが、ある程度回り始めると忙しくなってくる感じはいつものフェルトといったところでしょうか。終了トリガーが引かれてからゲーム終了まで割と長いので、やりたいことは大体できて満足感は高いです。勝ち。

ぐでたまはスートなしのトリックテイクで最終トリックを取ってしまうと失点という、おおむねフリーゼの5本のきゅうりそのままのゲームです。カードの色が直感的ではないのですが、それ以外は5本のきゅうりと同じくらいには面白いと思います。勝ち。

北極圏2019は少し前(BGGによると2011年)のポーランド製。ロシア・ノルウェー・EU・カナダ・アメリカが北極での資源開発をめぐって争うというゲーム。すでに過去になってしまった近未来の設定ですが、テーマ的には現代ものと考えてよいでしょう。BGGスコアは6点台であまり良くありませんが、昨今あまりない直接攻撃ありランダム要素なし非公開情報なしのガチの重量級マルチなのが低評価の原因でしょうか。古きよきマルチに今風のシステムという組み合せとしては悪くないと思いますが。
5カ国登場しますが、特に担当国があるわけではなく、自分のワーカーを好きな国に派遣してアクションをするワーカープレースです。
ワーカーの回収が一工夫されていて、ワーカーを特定の国から回収しなければ配置コストを節約しつつ、複数ターン連続して同じ国でアクションすることができるような仕組みになっています。これによってプレイヤーごとに深く介入している国がある程度偏ってきますが、あまり寄せすぎると戦略の自由度が減るというジレンマ。
生産した資源を勝利得点に換えつつ最終的には生産設備も得点に換算されるので、地道に建設して生産力を上げていくのが王道でしょう。お金がシビアなゲームなので収入機会を逃がさないのも重要だと思います。他人を攻撃し続けると自分も前に進めず泥沼から抜け出せません。
最終ラウンドに入る直前までで時間切れ終了。泥沼に沈む最下位グループでした。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者8人。
Clinic (AVStudioGames)・Orchards (MIDLUS)・The Crew (KOSMOS)をプレイしました。

3人でクリニック。新型コロナ拡張も届いているのですが、基本ルールのみで。医者は新卒が一番優秀で働かせ続けるとどんどん激務に疲れて能力が下がっていくという悲しい設定のゲームなのですが、研究所を建ててそこで勉強させると医者の能力を回復させることができます。というわけで人気のタイルなのですが、医者が入れ替わり立ち代わりに研究所に出入りすることによる移動歩数の浪費から来るペナルティが意外と大きく、必ずしも得点伸ばせるとは限らない感じです。今回は患者の確保と培養がうまく回って僅差勝ち。

3人でOrchards。手作り感満載で素朴ながら綺麗なコンポーネントが特長の同人ゲームです。特に瓶詰めになった妖精コマの雰囲気がよいですね。ダイスドラフトで妖精を一筆書きで移動させ、落ちているタイルを集めてまわるゲーム。タイルを回収したマスは進入不能エリアになるので、うまいこと機動を工夫して他人を雪隠詰めにする駆け引きが熱く、見た目のほのぼの感とはかけ離れたヒリヒリとしたゲームです。序盤の手探り状態のうちに良いタイルを拾うことができて勝ち。

3人でザ・クルー。何だかんだで全50シナリオ中半分くらいまで来ました。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者8人。
The Crew (KOSMOS)・18Chesapeake (All-Aboard Games)・Dominion (BGG)をプレイしました。

3人でザ・クルー。日本語版がこれから出るようですが英語版。協力型トリックテイクで全50回のミッションのクリアを目指します。トリックテイクとしては切り札スート1種を含むスート5種のマストフォローでいたって普通。プレイ開始前にタスクカードを指定した枚数だけ引いてプレイヤー間で分配します。自分に割り当てられたタスクで指定された特定の1枚をトリックに勝って獲得すればタスク達成。全員すべてのタスクを達成すればミッションクリアという塩梅です。プレイヤー間の情報共有には制限があるので、うまいこと味方の手札を推測してトリックを取ったり取らなかったりというゲーム。3~5人用ですが、人数少ない方が難易度下がるのかも。

4人で18チェサピークは割と新しめの18xxゲーム。マップの範囲は1830のちょっと南の地域で、登場する会社も1830と似ています。銀行$8,000なのと株取引がセルゼンバイなのとタイルの配置がメイフェア置きなのを除けば、ルールは1830とほぼ共通。箱には2.5~3.5時間と書いてありますが、登場会社数が1830と同じ8社に対してパーマネント列車の数も同じ構成なので、普通に早回しすれば1時間で誰かが破産する展開になるのではないでしょうか。他の18xxにときどきある列車輸出ルール(売れ残りの列車が定期的に強制的にゲームから除去されるルール)が採用されているので、全員結託して牛歩するというのもやりにくそう。
18xx系ゲームとしてはやや小規模に作ってあるので入門用にも最適という謳い文句。確かに借金等の特殊ルールの類はほとんどないのですが、雰囲気的に激しい株の叩きあいになることもあって18FL等の他の小型18xxと比べると難易度は高いと思います。破産最下位。

3人でドミニオン。陰謀2版+移動動物園で2戦1勝。動物がどうこうというよりは新システムの追放の運用が鍵になることが多いので、何でこのタイトルなのかよく分からないですね。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者9人くらい。
Fuji Koro (Game Brewer)・Dominion (RGG)・Fast Sloths (2F-Spiele/Stronghold)をプレイしました。

例によってコロナ騒動で区民センターの部屋の定員は半分です。今回は少し広い部屋を取ったので何人来ても大丈夫でしたが、ほぼいつも通りの参加者数。といってもいつもの部屋で半減だと入れてないのですが。

5人でキックスターター発の話題作フジコロ。宝永大噴火の時代の富士山の地下を探検してドラゴンを倒して最後は火口から脱出するゲーム。タイトルのコロがどこから来たのかは良く分かりません。
フレーバーは独特ですがシステムは割と手堅い4X系ゲームっぽい感じで、ボード中央の富士山火口からタイルめくりで周辺を探索しつつ資源を集めて武器を開発して戦力を蓄え、頃合いを見てドラゴンに襲いかかります。
ルール上は6人までプレイ可能ということになっていますが、ドラゴンを倒すには武器を強化する必要があり、武器を強化するにはドラゴンを倒して得られる特殊資源が必要というループになっていて、簡単に倒せる弱いドラゴンの数が実質的なプレイ人数の上限になっています。初動でドラゴン倒し損ねると倒せそうなドラゴンがいなくなってしまい、次からは弱い武器でいきなり強いドラゴンに挑戦させられる過酷な足切りレースの様相を示します。実際にはBGGの推奨通り、2~4人が可能な範囲で3人ベストといったところです。対抗ゲームと協力ゲームのどちらかを選べるので、多人数プレイのときは協力ゲームの方がよさそうですが本質的な解決にはならないでしょう。最下位。

3人でドミニオンは最新の移動動物園拡張と陰謀2版の組み合わせで。1戦1敗。1戦だけではまだちょっと良く分かりませんが、基本的には拡張増えた分だけ手間かかる方向に進化してるとは思います。それなりには新しい要素が入っていて楽しめそう。

5人でファストスロース。カードプレイでさまざまな移動特性を持った動物に自分のコマを運んでもらって盤面を一周するというエルフェンランドのようなゲーム。近所に他のプレイヤーがいると移動手段の動物が集まりやすくもなれば、自分の使おうと思ってたのと違う動きをされて計画が崩れたりもする、といったところもエルフェンランドみたいです。マップや動物の組み合わせが可変になっていて、リプレイ性を上げているあたりがフリーゼらしさなんでしょうか。同点タイブレーク負け。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者8人。
コロナ禍で3ヶ月ぶりの開催。部屋の定員も半分に減らしてくださいとのことでした。
Trails of Tucana (Aporta Games)・Clank! Legacy (Dire Wolf)・Soviet Kitchen Unleashed (HYBR)をプレイしました。

まずはツカナ諸島の小道。紙ペンゲームで何だか良く分からない島に道を作ります。ランダムにカード引きで地形が2種類選択されるので、ヘクスマップで指定された地形が隣接しているところに1本線を引く、というのを繰り返すだけ。地図にあらかじめ記載されているランドマークを繋いでいくと得点になるという仕組み。シンプルで分かりやすく、なかなかに悩ましい良作。勝ち。

2卓に分けて4人でクランクレガシー。全10話のふりをして実は隠しシナリオがあって全11話です。残っていた10話とX話をプレイして完了。何だかんだで最下位。役職の性能差が大きい割に入れ替える機会がほとんどないのと、死んだプレイヤーの次回のデッキにペナルティとして入る-10VPカードが恐らくは作者の意図以上にダメージが大きいので、割と勝ちプレイヤーと負けプレイヤーが固定する傾向にあってバランス面ではちょっと疑問が残ります。レガシーゲームとしては探索できる世界が思いの他広いです。お宝を掴んだら速く家に帰ってゲームを終わらせる競走システムとあちこち放浪して世界を探索するシステムはちょっと食い合わせが悪いので、協力ゲームではないのですが、ある程度は協力する雰囲気を作らないと探索し残しができてしまうかもしれません。だいたいのクランク好きを満足させるボリューム感だと思います。まあクランク好きでないと買わないゲームではあるのですが。

ソビエトキッチンは所有者がどこかでシナリオ1をクリアしてきたそうなのでシナリオ2を3戦して3敗。使ってみるまで色が確定しないキノコだとかラジオアクティブな食材だとか、もうこの時点でかなりぶっ飛んだゲームになっています。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者7人。
Res Arcana (Sand Castle Games/テンデイズ)・On Mars (Eagle-Gryphon)・Silver & Gold (Pandasaurus Games)をプレイしました。

レスアルカナはテンデイズの日本語版。各プレイヤー8枚の山札を持ってそこから手札3枚引き、後はリソース交換とセットコレクションでカードを出したりカードの効果を使ったりして拡大再生産して共通場にあるもっと高価なカードとかタイルを買ったりしながら勝利得点の多かった人が勝ちというゲーム。最初からドラフトで8枚の山札を組むルールで遊んでいます。トムレーマンらしい凝縮された感がありながらほどほどに運要素もあるというゲーム。
ドラゴンの巣にシーサーペントを住まわせて黄金貯めるプレイで勝ち。

オンマーズは名前の通り火星を開拓するゲーム。弱いワーカープレース要素のあるアクション選択システムですが、プレイヤー駒が軌道上にいるときと地表にいるときで選べるアクションセットが全然違うので、タイミングよくシャトルで往復しながら火星に各種施設を建設していきます。必要なリソースを獲得するための施設を建設するためのリソースが足りません、という感じで序盤は割と何もかも足りないのですが、だんだんできることが増えていくあたりが火星開発感がよく出ていると思います。
バギーで火星じゅう走り回って無料で技術開発チット集める作戦でしたが及ばず2位。

シルバー&ゴールドはカードゲームでありながら紙ペンゲームという珍しい作品。カード1枚1枚すべてコーティングされているらしくホワイトボードマーカーで書き込んで消せるようになっています。全員共通のテトリスブロックが降ってくるので、その形状で自分のカードのマス目をすべて埋めると得点というシンプルなゲームです。
同点タイブレーク負け。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人くらい。
The Gallerist (Eagle-Gryphon)・Cthulhu: Death May Die (CMON/アークライト)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

ギャラリスト4人。何年か前のキックスターターのゲーム。現代アートを扱う画商になってお金を稼ぎます。
システムは押し出し式のワーカープレース。押し出されたプレイヤーはボーナスアクションができるので、他人がやりたそうなアクションに1巡早く割り込んでおくとおトクです。
画商なので絵を安く買って高く売りたいのですが、絵の価値を上げるには画廊に客を呼ぶ必要があり、画廊に客を呼ぶには絵を買う必要があり、絵を買うにはお金が必要で、お金を稼ぐには絵の価値を上げる必要があるというループ構造で最初の10金10名声点をやりくりします。という構造上、序盤は何をやっても必要なものは手に入らないスローな展開ですが、後半はどんどん加速していき、やりたいことは山積しているのに突然終了する、といったペース感です。
絵は売らなくても最後に時価で評価されるので、売買でお金を稼ぐよりはできるだけお金をかけずに客を呼んで含み資産価値を上げていくのが効率よさそう。3位。

クトゥルフ・死もまた死すべし4人。アークライトの日本語版。戦闘メインの協力ゲー。セットアップ時に狂気カードが1枚ずつ配られて、ゲームの進行とともにSANを失うと確実に発症します。狂気も作戦に組み込んでいけるのは割と独特だと思います。SANを失うと代わりに自動的に各キャラクターの特殊能力がアンロックされていくので、後半ほどどんどんプレイヤー側も強くなって崖っぷち感がよく出ていると思います。2人落ちるもなんとかクトゥルフ征伐されて勝ち。

パンデミック4人。基本セットに役割とイベントのみ拡張のカードを投入。防疫の専門家・検疫官・遺伝子操作技師・通信指令員の4人で難易度は普通(エピデミック5枚)。割と強い役職が揃っていて、特に検疫官が無類の防御力を発揮、相当数のキューブを置かれる前にキャンセルしてくれました。エピデミック4回アウトブレイク1回で無事4種の治療薬を完成させて人類を救うことができました。現実世界もこんな感じにうまくいくといいですね。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者10人くらい。
D-Day Dice (Word Forge Games)・Last Bastion (Repos Production)・Lovelace & Babbage (Artana)・Ankh’or (Space Cowboys/HJ)をプレイしました。

まずは長らく絶版だったのがキックスターターで再版されたD-Dayダイス。キック版も1年くらい遅れましたが。4人。
ノルマンジー上陸作戦以降の西部戦線を扱ったダイスゲームです。各プレイヤーがゲーム開始時点では4人ずつしかいない1小隊をそれぞれ担当して、ダイス振って役を作って兵士を呼び集めたりアイテムを拾ったりしながらドイツ軍の銃火をかいくぐりつつ前進し、全小隊が1人以上生き残った状態でマップの奥にある掩蔽壕に突入すれば勝ち、という協力ゲーム。
今回は半分チュートリアルな最初のシナリオをプレイ。本番の上陸作戦ではなく事前の演習作戦ということで、特に難しいところはなく無事目標地点を制圧して完了。

ラストバスティオンを4人。同社のゴーストストーリーズのリテーマで、ファンタジー世界で城を防衛する話になりました。
基本システムは特に変わっておらず、4方向から攻めてくる敵を捌きつつ、最後に出てくるボスを倒せば勝ちという協力ゲーム。
ちょっと易しくなっているという話でしたが、全然そんなことはなく、普通に敵の山札を残して敗北。いつも通り大仏(このゲームでは爆薬)を活用するのが鍵という事実を再確認しました。

ラブレス&バベッジ、4人。
マジョリティ要素ではあまり差がつかないので、やはりC~D列のパーツの使用得点の有無が勝敗を分けるようです。
全然獲得できず3位。

アンクォールはHJの日本語版。3人。
宝石の煌きのように宝石(このゲームでは商品)を取るか、宝石を払ってタイルを獲得するかを繰り返します。
獲得したタイルは縦横に並べるかピラミッドのように積み重ねることができ、色か絵柄が2枚以上連続してると得点になります。
誰かが13枚めを買ったら決算して得点を一番稼いだ人の勝ち。
宝石のような拡大再生産要素はあまりないのですが、ちょっとはあるので限られた手数でそれをうまく活用できるかどうかが重要そう。
だらーんと薄く広がっただけで得点効率良くなく2位。