ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人くらい。
The Gallerist (Eagle-Gryphon)・Cthulhu: Death May Die (CMON/アークライト)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

ギャラリスト4人。何年か前のキックスターターのゲーム。現代アートを扱う画商になってお金を稼ぎます。
システムは押し出し式のワーカープレース。押し出されたプレイヤーはボーナスアクションができるので、他人がやりたそうなアクションに1巡早く割り込んでおくとおトクです。
画商なので絵を安く買って高く売りたいのですが、絵の価値を上げるには画廊に客を呼ぶ必要があり、画廊に客を呼ぶには絵を買う必要があり、絵を買うにはお金が必要で、お金を稼ぐには絵の価値を上げる必要があるというループ構造で最初の10金10名声点をやりくりします。という構造上、序盤は何をやっても必要なものは手に入らないスローな展開ですが、後半はどんどん加速していき、やりたいことは山積しているのに突然終了する、といったペース感です。
絵は売らなくても最後に時価で評価されるので、売買でお金を稼ぐよりはできるだけお金をかけずに客を呼んで含み資産価値を上げていくのが効率よさそう。3位。

クトゥルフ・死もまた死すべし4人。アークライトの日本語版。戦闘メインの協力ゲー。セットアップ時に狂気カードが1枚ずつ配られて、ゲームの進行とともにSANを失うと確実に発症します。狂気も作戦に組み込んでいけるのは割と独特だと思います。SANを失うと代わりに自動的に各キャラクターの特殊能力がアンロックされていくので、後半ほどどんどんプレイヤー側も強くなって崖っぷち感がよく出ていると思います。2人落ちるもなんとかクトゥルフ征伐されて勝ち。

パンデミック4人。基本セットに役割とイベントのみ拡張のカードを投入。防疫の専門家・検疫官・遺伝子操作技師・通信指令員の4人で難易度は普通(エピデミック5枚)。割と強い役職が揃っていて、特に検疫官が無類の防御力を発揮、相当数のキューブを置かれる前にキャンセルしてくれました。エピデミック4回アウトブレイク1回で無事4種の治療薬を完成させて人類を救うことができました。現実世界もこんな感じにうまくいくといいですね。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者10人くらい。
D-Day Dice (Word Forge Games)・Last Bastion (Repos Production)・Lovelace & Babbage (Artana)・Ankh’or (Space Cowboys/HJ)をプレイしました。

まずは長らく絶版だったのがキックスターターで再版されたD-Dayダイス。キック版も1年くらい遅れましたが。4人。
ノルマンジー上陸作戦以降の西部戦線を扱ったダイスゲームです。各プレイヤーがゲーム開始時点では4人ずつしかいない1小隊をそれぞれ担当して、ダイス振って役を作って兵士を呼び集めたりアイテムを拾ったりしながらドイツ軍の銃火をかいくぐりつつ前進し、全小隊が1人以上生き残った状態でマップの奥にある掩蔽壕に突入すれば勝ち、という協力ゲーム。
今回は半分チュートリアルな最初のシナリオをプレイ。本番の上陸作戦ではなく事前の演習作戦ということで、特に難しいところはなく無事目標地点を制圧して完了。

ラストバスティオンを4人。同社のゴーストストーリーズのリテーマで、ファンタジー世界で城を防衛する話になりました。
基本システムは特に変わっておらず、4方向から攻めてくる敵を捌きつつ、最後に出てくるボスを倒せば勝ちという協力ゲーム。
ちょっと易しくなっているという話でしたが、全然そんなことはなく、普通に敵の山札を残して敗北。いつも通り大仏(このゲームでは爆薬)を活用するのが鍵という事実を再確認しました。

ラブレス&バベッジ、4人。
マジョリティ要素ではあまり差がつかないので、やはりC~D列のパーツの使用得点の有無が勝敗を分けるようです。
全然獲得できず3位。

アンクォールはHJの日本語版。3人。
宝石の煌きのように宝石(このゲームでは商品)を取るか、宝石を払ってタイルを獲得するかを繰り返します。
獲得したタイルは縦横に並べるかピラミッドのように積み重ねることができ、色か絵柄が2枚以上連続してると得点になります。
誰かが13枚めを買ったら決算して得点を一番稼いだ人の勝ち。
宝石のような拡大再生産要素はあまりないのですが、ちょっとはあるので限られた手数でそれをうまく活用できるかどうかが重要そう。
だらーんと薄く広がっただけで得点効率良くなく2位。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者8人。
Tapestry (SM)・Moon (garaizar)・Margot (風栄社)・Awkward Guests (Megacorpin Games)をプレイしました。

12月だというのに集まりがよく、まずは5人で大鎌戦役のストーンメイヤーの新作タペストリー。大鎌戦役よりはちょっと細かいヘクスマップに均等に各プレイヤーのスタート地点が分散配置されていて、中央にはやっぱりちょっと価値の高いヘクスが置いてあるあたりは大鎌戦役に似てなくもないですが、逆に似ているのはそこくらい。資源管理と文明発展のゲームです。
手番にできることは資源を支払って4種類の文明ゲージのどれかを上げてそのマスの特典をもらうか、手じまいして得点計算と資源の再生産を行うかの2択。全員が5回決算したら終了ですが、資源の産出量も消費量も人によって違うので、どんどん先に進んだりゆっくり確実に発展したりと差が出てきます。文明ゲージが4本しかなく先取り要素があるのに5人プレイ可能で1人あぶれてしまう設計なのはよく分かりませんが、急いで進めても無駄に彩色された建物フィギュアが置けるだけでそこまで大きな差ではないということなんでしょうか。
ランダムに配られた文明からリーダーを選択。決算ごとにどれか1つの文明ゲージを1歩無料で進めて特典も普通にもらえるというそこそこ強そうな能力。それならば他の文明ゲージを進める特典をいくつも持ってる科学が相乗効果で相性よかろうということで集中投資してみました。実がこれが割と罠。このゲームで最も大きな得点源は文明ゲージに対応して4種類ある生産建物を建てることによるボーナス得点で、できれば3回目の決算くらいまでに1ジャンル5軒を建てきるのが目標となります。ところが科学の序盤のマスの特典はランダムなゲージを1マス進めてそこの特典をスキップする、というものが多いので、気がつくと大事な建設機会を飛ばして先に進んでいる可能性が高いです。というわけでメインの科学とサブに選んだ技術の2本をほぼゲージMAXまで進めたはいいのですが、生産建物は全然建っていないという負け戦略で最下位でした。
タイトルほどタペストリー感はないのですが、そこは大鎌戦役にも鎌要素は別になかったので雰囲気タイトルです。人類が火を手に入れた次の瞬間に鉄道発明していたりフレーバー的にはちょっとおかしい現象がよく起きるのですが、ゲームシステムとしてはよくできてると思います。

4人でキックスターター発のムーン。1110011と書いてムーンと読むオシャレなボックスアート。月着陸のための軌道計算をするCPUになるというゲーム。ワード長4ビット、レジスタ4本、メモリ4ワード(1人1ワードなので)というミニマムなコンピューターを全員で共有して、ANDやORなどの論理演算を駆使してAレジスタの値を特定の数値(0~15のどれか)にするのが目的です。インストと1順だけプレイしてこりゃ無理じゃということで終了。コンピューターの仕組みがよく分かる優れた教材だと思うのですが。

3人でマゴット。2つの城に囚われた妖精を救いに行くという設定ですが、システムは坊主めくりのチキンレース。5火力分の衛兵を引いてしまう前に4色のリソースを既定数引くことができたら2VP+次回から使える特殊能力を獲得+余ったリソースをVPに変換、というのを5回繰り返します。実は失敗しても2VPもらえるので、基本的に差は余ったリソースの分でのみ発生します。他プレイヤーの手番中にすることが何もないので実質ソロプレイ専用かもしれません。もうちょっと妖精のVPとか性能とかインタラクションにメリハリがあった方がよいのではと思います。最後逆転狙いで特攻して無事玉砕。

4人でオークワードゲスト。これもキックスターターらしいです。一言で言うと複雑クルー。スマホアプリがランダムに決めた殺人事件を推理するのに必要十分な手がかりカードのデッキを作ってくれるので、後は自分に配られたカードと他プレイヤーと情報交換して手に入れたカードを読んで犯人と凶器と動機を推理します。結局のところは消去法で3要素を絞り込むゲームではあるのですが、単純に当たりカードが抜かれているだけ、というクルーとは一味違います。他人の興味を引くカードをちゃんと引けているかどうかの運要素が大きいような気がしますが、もうちょっとやりこんでみないと分からないですね。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Age of Civilization (ICE Makes)・Western Empires (999 Games)・The Taverns of Tiefenthal (Schmidt)をプレイしました。

4人で人待ちにキックスターター発のエイジオブシビライゼーション。ありがちなタイトルですが30分でできる小箱の文明発展ゲームという意欲作。香港だか台湾だかのゲームメーカーだそうです。
48枚ある古今東西の国カードを自由に3枚組み合わせて自分だけの文明を作ろうという、なかなか夢を感じさせるコンセプトのゲームです。ミープルとアクションマスがあって見た目ワーカープレースですが、実際には自分の置いたワーカーを手番終了時に全部回収するので単なるアクションポイント制。ミープル以外のリソースはお金だけなので、ミープルを割り当ててお金を稼いで、技術を買ったり、七不思議を買ったり、勝利得点を買ったりします。コンポーネントの制約の中で随所に考えられたシステムを持つ独特のゲームです。
技術開発ゲーなのですが、一切技術持ってないと追加VPがもらえるケルト人をメインに1VP差で勝ち。

西方帝国はメガシビライゼーションの西半分版。旧版アドバンスドシビライゼーションの西方拡張込みのマップからバビロニアを抜いて代わりにマップの北端にケルト人が追加された範囲を扱います。文明発祥からの技術開発+地政学ゲームでバビロニアが入ってないのはちょっと残念というか、それだけ昔のアバロンヒルの切り出し方が秀逸だったのだろうとは思います。その辺は今後出る東半分版も買ってね、ということなんでしょう。でも東半分版も買ってくれそうな人はもうメガシビ全部版持ってるんじゃないかと思います…
コンポーネントは旧作の雰囲気を残しながら綺麗にリデザインされたアートワームがリメイクとして素晴しいのですが、1つだけ欠点が。交易カードの山札を置く付属のトレイがピッタリサイズすぎてスリーブをかけたカードが収まりません。このゲームで最も汚れる可能性が高く、かつ汚損するとゲームにならない最重要コンポーネントなのに。というわけで3Dプリンタで独自設計のトレイを作成。割と満足度高いのができましたが、どの山札が何レベルのカードがぱっと見で分からないので何か方法を考える必要がありそうです。
基本的なシステムはアドシビを踏襲しています。プレイ人数分の国しか登場しなくなったのでちょっとマップ狭めでしょうか。また、どの文明も初期位置がマップ端じゃなくなりました。ヒッタイト(旧名アジア)とかローマ(旧名イタリア)が本来の領土に到達するまで異常に長距離旅しなくて済むようになりました。史実無視して別天地に移住するのも難しくなっているので善し悪しではありますが。その余波というか副作用でミノア(旧名クレタ)から、異民族の来襲の災害カードの効果を受けないという特典がなくなっています。
システム面での違いとしては、6レベル以上の各レベルに交易不能の災害が計4枚追加されたこと、山札が尽きたときの代償として価値0の「水」という商品が追加されたこと(いくら集めても無価値ですが交渉の枚数合わせとしては使えます)、交渉時にブラフのカードがどれか明示するバリアントが正式ルール化されたこと、文明カードが大幅に増えて51種類になったこと、ASTを進めるのに文明の色を揃える必要がなくなったこと、といったあたりが主なところでしょうか。旧作から続投している文明カードもちょっとずつ修正されていて、昔から強力なことで有名だった貨幣とか農業とかにマイナス効果が追加されています。全体的にバランス調整+自由度増加を目的に細かい変更がされている印象です。
今回は6人プレイ。強国として有名なアッシリアとエジプト、新勢力のケルトが入りません。順番をランダムに決めると1番。アッシリアがいないなら小アジアを独占できるヒッタイトがよかろうと思って選んでみましたが、マップもどうやら調整されているらしく昔はあった人口3のエリアがないとか思ったよりは土地痩せています。各自国選んでとりあえず序盤は人口を倍々ゲームで増やすだけの簡単なお仕事、国境線で揉めたり揉めなかったりしながら和気藹々と都市を建設していきます。結局全員6~7都市くらい建てて災害が飛び交い文明カードを2~3枚買って中期青銅器時代に入るか入らないか、といったあたりで時間切れ終了でした。

4人で深い谷の酒場はデッキ構築+ダイスドラフトで酒場を経営するゲーム。従業員と客がカードになっていて、引いてきたカードにドラフトで入手したダイスを割り当てるとお金かビールが産出され、お金とビールを消費して従業員と客のカードを買い増すというのを繰り返します。初見だとどうやって回すのかちょっと分かりにくいのですが、分かってしまえば結局のところお金を生んでくれるお客を買うためのビールを買うためのお金が必要、という循環構造で思ったよりは見通しのよいゲーム。6金でちょっと高いビール納入業者?のカードが最重要なので、まずはそれを買えるように計画していくのがよさそう。2位。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者10人くらい?
Vindication (Orange Nebula)・Irish Gauge (Winsome Games/Capstone Games)・Jaws (Ravensburger)をプレイしました。

4人でキックスターター発のヴィンディケイション。身一つ無一文からカタン島みたいな島を探検して仲間を集めたりお宝を探したりするゲーム。お金集まったらしくコンポーネントは豪華ですが、いくつも入っている豪勢なフィギュアは選択ルールでしか使わないという。
各自テラミスティカのパワートークンみたいなキューブと3マスの皿を持っていて、ここにパワーを貯めたり支払ったりしながら移動先のヘクスの効果を使ってさらにパワーを貯めたりお買い物したりという感じでゲームを進めます。すべてのキューブを2枚目の皿に移すことができたら真の能力が解放されて自キャラが強化される(ついでにVPももらえる)という特典があるのですが、パワーの運用がテラミスティカほどカツカツではない上に、解放された真の能力も実際のところ普通に雇った仲間に劣るのでちょっと罠っぽい。なるべく早期に仲間を2色か3色揃えてそこから先は上級カードに手を出していくのがよさそう。
これが初作品のメーカーのようですが、割とシステム的な見通しもよくカードの特殊効果も盛り盛りで面白いゲームだと思います。3位。

5人でアイリッシュゲージは最近出た2版。鉄道会社の株を買って線路を延ばして配当をもらって株に再投資し、最終的な総資産で勝敗決めるというそのまんまな鉄道ゲーム。会社の収益を上げるには線路を延ばす必要があり、それができるのは会社の株を1株以上持ってる株主が自分の手番を消費して行なう、というよくある仕組み。1人社長よりは複数人で持ち持ちになっている会社の方が成長しやすいのですが、当然配当金も折半です。比較的短時間で鉄道ゲームらしい経済ゲームになっているのですが、鉄道会社はわずか5社、各社の株も2株~4株とゲームの規模もやや小さめ。自分だけ儲けようとすると孤立するのに他人の褌で戦おうとすると社長に勝てないというジレンマのゲームになっています。株の購入が競りなので、ここで失敗すると逆転はちょっと難しいかもしれません。2位。

何で今ごろ急にゲーム化されたのかよく分からないジョーズ。4人。サメ1人対人間3人に分かれるチーム戦です。前半戦後半戦の2本立てで、前半は秘密裏に隠れて移動しながら海水浴客を襲うサメを探し出すスコットランドヤードのようなゲーム。後半は、船を破壊しようとするサメを相手にダイス振ってダメージを与えあう戦闘ゲームです。みんな全然期待してなかったのですが、これが原作をうまくゲーム化している驚きの好作品。特に前半部はいると分かっているのに発見できないサメと、何も知らずにビーチに繰り出す海水浴客の対比がまさに映画の雰囲気のまま。BGG7点台後半の高評価もなるほどです。後半も戦術性と運の要素のバランスが良く、手に汗握る戦いが展開されます。残りHP1のサメが最後まで生き残った漁師クイントを喰い殺して人間の負け。

ML.K 9月例会

札幌市北区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者7人。
The Game (NSV)・Tiny Epic Mechs (Gamelyn Games)・Wu Wei (Gray Wolf Games)・Gizmos (CMON)・Iron Dragon (Mayfair)をプレイしました。

まずは4人で人待ちザ・ゲーム・エクストリーム拡張。何枚かのカードにプレイ時のペナルティがついています。無視すれば普通のザ・ゲームとして遊べますが、今回は拡張のルールを適用。割と難易度高くなっていて完全敗北。

タイニーエピックシリーズの新作、タイニーエピックメック。パワードスーツを着てバトルロイヤルをします。例によって武器を入手したらミープルに武器のコマを持たせるアイテミープルシステムです。ゲーム開始時は生身の人間ですが、ゲーム中にメックに乗り換えることができ、メックに乗ったらミープルも外装を装着してメックになります。システムは移動方向とアクションを同時プロットして逐次解決し、他プレイヤーとぶつかったら戦闘になります。戦闘の勝敗と土地の支配でVPが入るという仕組み。ゾンビほどの傑作ではないですが、それなりには遊べると思います。勝ち。

卓分けて3人でウーウェイ。去年のキックスターターのようです。お金集まったらしくコンポーネントはいろいろと豪華です。盤上を旅して5人のマスター全員に会って教えを請いお家に帰るというストーリーですが、見た目もシステムもかなりアブストラクト風です。秘密情報はないので、5人のマスターに会うまでは割と平和に進みますが、最後にスタート地点に戻る段階になると熾烈な妨害合戦が始まります。これ後半だけプレイすればよいのでは。負け。

4人でギズモ。CMONですがフィギュアは入ってません。ガムボール販売機みたいなマシーンから出てくるプラスチック球で表わされるエネルギーを集めて機械を作って得点を競うゲーム。新版旧版あり、新版はガムボール販売機がプラスチック製になって安定動作するようになったそうです。今回プレイしたのは旧版の厚紙で組み立てる方式で、ときどき内部でボールが転がり落ちるのでちょっと不便という。
各機械カードのボーナスを組み合わせて一手番で次々とアクションを連鎖させるのは爽快ですが、割と単純な拡大再生産なので、序盤でうまく噛み合うラインを作れたら以降の逆転要素は薄い感じ。1エネルギー1VP換算なので、まずはエネルギーの供給態勢を作るのが先決そう。負け。

3人でアイアンドラゴン。まずはハーフエルフを雇ってRailla~Bluefield間の幹線を作ってすぐにウィーフォークに交代させてここからは海の人、と思ったら地下世界のエールの商売しか引きません。中盤内海を船で往復してそこそこ稼ぎましたが1巡間に合わず。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者6人。
Darwin’s Choice (Treecer)・Chronicles of Crime (Lucky Duck Games)・Ragusa (Braincrack Game)・Five Cucumbers (2F-Spiele)をプレイしました。

まずは4人でダーウィンズチョイス。まあ分かってはいたことですが、やっぱり山札は部位ごとになってないと必要ない部品ばかり引かされて何もできなくなります。今回は頭をそこそこ引けたので前回よりは形になりましたが。選択ルールの戦略的交渉バリアント(対人交渉でカード交換するのではなく、共通場とカード交換するルール)を入れると少しはマシになりそうには思います。負け。

1人増えて5人でクロニクルズオブクライムはノワール拡張のシナリオをプレイ。現代イギリスの警官ではなく、50年代ロサンゼルスの私立探偵になります。そろそろ事件も佳境かな、といったあたりで痛恨の電池切れ。スマホアプリゲーはこれがあるのが弱点です。

キック版の発送よりテンデイズのリテール版の方が先になりそうになってゴタゴタしたラグーザ。5人。
運要素なし、1人わずか9手番(5人プレイの場合)で終わるシンプルルールで深い戦略性が売り、というゲーム。各手番にはヘクスマップの交点に自分の家を置いて周囲3ヘクスの地形に対応するアクションをするだけと、確かにシステムは簡単です。
マップはおおまかにリソースを集める郊外とリソースを得点に変換する市街に分かれていて、郊外に置いた手番では単にリソース集めるだけですが、市街に置いた家は他のプレイヤーが同じヘクスでアクションすると、前に置いたプレイヤーもそれに相乗りして再稼動するという仕組みになっています。1軒めと6軒めでは費用対効果が6倍違うというわけで、建設予定地の早取りが重要になっています。あからさまに先手番が有利なのですが、それに対するフォローは特にないのが謎。ラウンドごとにスタートプレイヤー回すとか何かあると思うのですが。結局決算したら順位はプレイ順通りになってました。というわけで4番手で4位。
主要な得点源ヘクスが石工・建築家・市場・造船所と4箇所なので、5人プレイだと棲み分けられずちょっと向かないかもしれません。5人めは魚なのかもしれませんが。
キック版限定コンテンツの謎のスコップトークンは置いた直後の家を指し示す「イマココ」マーカーだそうです。

1人増えて6人で5本のきゅうり。1人脱落したら終わりルールで2戦。とりあえず生存。自分の配牌よりは上家と下家のカードの善し悪しが重要な気がします。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者9人くらい?
18CZ (Fox in the Box)プレイしました。

18CZを4人プレイ。18xxのチェコ版です。といってもチェコの地理や鉄道史に詳しいんでもない限り、真ん中にプラハがあるだけの謎の土地ですが。
他の18xxと比べた特徴は登場会社数の多さ。プライベート会社18社・4株会社5社・5株会社5社・10株会社5社が登場します。
株式会社に複数のランクがあるのは、格下の会社をあたかもプライベート会社のように会社の金庫の金で買い上げることができるというシステムのため。うまく使うと株券を高価格で換金して再投資に回したり、吸収した会社の駅と列車とお金を有効活用したりできます。特に、10株会社は自前の駅を本社を含めて2個しか持ってないので、10株会社にふさわしい収益を上げるには、どこかの会社と合併することが前提でしょう。各ランクの会社はフェイズが進むことによって順番に解禁されるので、おそらくは1人で4株・5株・10株の会社を1社ずつ+αくらい建てる展開になるでしょう。配当率のよい4株会社か5株会社のどちらかを残してもう一方は10株会社に吸い込ませるのが定石でしょうか。1830方式の60%で設立、初期資金は100%分システムなので、可能ならどんどん会社建てて回転率上げていきたいところです。
18社もあるプライベート会社にも重要な役割があって、プライベート会社の特殊能力がないと置けないタイルが大量に用意されています。プライベート会社の性能差は3段階しかなくて単に名前と値段が違うだけのクローンが6社ずつ用意されているだけなので、イニシャルでは何でもいいのである程度確保しておかないと後で後悔します。特に村の緑タイルとOOの茶色タイルはプライベート会社専用なので、近所にこれらが密集してるマップ端で戦うときは必須だと思われます。
18xx初プレイ者を含むインストからではちょっと例会の時間内には収まらず途中終了。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。ここのところ盛況で参加者10人。
Caverna (Lookout)・Roll for the Galaxy (RGG)・翡翠の商人 (スパ帝国)・平成クイズ合戦アニメ編 (うっかり本圃)・BigBang(同人)をプレイしました。

4人でカヴェルナは拡張入り。種族適当に選んでトロール。材木で武装できて探検に行くと1回分余計に報酬もらえる代わりに、収穫時の食料供給が1人あたり1食料多く必要という種族です。他は洞窟ゴブリン・青白きもの・人間。最初からワーカー3人いるゴブリンの上家なのが厳しく、ワーカー余ってるからとかいう理由でスタートプレイヤー取られて4番手にされます。今回は収穫なしラウンドが最後の3ラウンドに集中したせいで中盤に収穫ありラウンドが連続し、種をまくとか探検とかの食料に即効性高いアクションマスが混みあっていて種族の性能を生かせずでした。負け負け。

3人でロールフォーザギャラクシーはライバルリー拡張からエイリアンオーブダイス入り。出荷型を試してみましたが出力不足。普通にエイリアンオーブで技能チップもらって技術と星系につぎ込む建設型には全然追いつきませんでした。

5人で翡翠の商人はランダムに並んだ8枚のカードから、競り下げシステムで先に少なくカードをピックするか、残りものを獲得するかを繰り返すセットコレクション。香辛料の1位の点が大きいので大勢参入して勝敗ライン下げるのはよくなさそう。たぶん2位くらい。

5人で平成クイズ合戦は平成時代のアニメを放映開始年月順に並べるタイムラインみたいなゲーム。どっかで遊んだような気がすると思ったら、ちょっと時代が違うだけでアノコロの俺ら(熊熊飯店)と基本同じです。上家が間違えるかどうかで勝敗決まるところも同じです。

6人星矢はミロで適当に活躍したところで時間切れ。

ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの5月例会がありました。参加者は驚きの11人。
Wingspan (SM)・Roll for the Galaxy (RGG)・Las Vegas Royale (alea)・Sonic the Hedgehog: Dice Rush (IDW Publishing)・Xenon Profiteer (Eagle-Gryphon Games)をプレイしました。

ストーンメイヤーの新作でSDJエキスパート賞ノミネートの話題作、ウィングスパン。4人。ハンドマネジメントで鳥を集めるゲームです。北米大陸に生息する170種の鳥がそれぞれ1枚ずつカード化されていて同じカードは2枚とありません。豪勢なフィギュアこそ入ってませんが、パステルカラーの卵トークンとか巣箱に見立てたダイスタワーとかコンポーネントは充実しています。システムは分かりやすくカードの情報とかも見やすくまとまっていて、とても完成度の高いゲームです。ちょっとソロプレイ感強いところはありますが、文句のつけようのない良作。勝ち。

3人でロールフォーザギャラクシーはライバルリーから交易拡張のみを導入。$フェイズに割り当てたダイスごとに手持ちの資源を交易に出して別の何かを得られるというシステムです。貿易なので原則等価交換なため激しく交換してもあまり勝利に近づかないとか、よく分からない理由で輸出入均衡するまで最大3ラウンド使用したダイスが帰ってこないとか、単純明快で強力だったオーブダイスと比べるとイマイチ活用の難しいシステムです。負け。

3人でシックな箱のalea新大箱シリーズ第1作のラスベガスロイヤル。旧作ベガスのリメイクです。基本システムは一緒です。変更点は、各カジノのお金が2枚固定になって必ず2位までお金もらえるようになった、各プレイヤーがダイス2個分のスーパーダイスを1個ずつ持つようになった、$10,000払ってパスできるようになった、1~3の下位のカジノにランダムな特殊能力がついた、といったところ。元ゲームのシンプルさは薄まりましたが、特殊効果による紛れが出るようになった分、意外性は増えていると思います。負け。

4人でソニックザヘッジホッグ・ダイスラッシュはセガのソニックのカードゲーム化。今でも人気があるのか今年の新作です。人数分のカードが並ぶので、ダイスを振って役を作って獲得します。カードの取得は同時進行早い者勝ちのスピードゲームで、自分のダイスは好きなだけ何度でも振り直しできるというシステムです。元ゲーのスピード感の再現を狙っているのでしょうか。負け。

4人でキセノンプロフィッターは拡張入り。最初からルールブックに拡張のルールも書いてあるのに別売というテマカカルシステム。通常終了時の残金$5が1VPのところ、$2で1VPになる施設があるのですが、空気吸い込むだけで1VP入ってくるはお買い得すぎでは。勝ち。