ML.K 2月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの2月例会がありました。参加者5人。
Katzenjammer Blues (Goldsieber)・Discover (FFG/アークライト)・Space Race (Boardcubator)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)をプレイしました。

人待ちカッツェンジャマーブルース3人。序盤から5点4点と景気よく獲得してジョーカーも引かずで勝ち。

コンポーネントがランダムに入っていて世界に同じセットが2つとないというのがウリのディスカバー。4人。アークライトの日本語版です。
ゲームとしてはタイルめくりで道中の資源を集めながらマップを探索してシナリオの勝利条件を達成するという半協力ゲーム。
シナリオもランダムに入っているのでおそらく目的もさまざまなのだろうと思います。死んだら負け、というのは共通している模様。
落ちてる資源を集めると道具が作成できて先々有利になったり、動物を狩って食料を確保したり、といったあたりはロビンソンクルーソーっぽさがあります。
今回はとにかく生き残りさえすれば勝ちという条件で、1人死んで残り3人生存でした。他のシナリオ見てないので分かりませんが、おそらく盤上の資源を集め尽くしたところでシナリオ終了トリガーが来るくらいのタイミングに調整されているように思われます。フリーゼの704よりはちゃんとバランス取ってあるのかな、といった感触。

スペースレース5人。ESAを担当。イマイチどの辺が強みなのかよく分かんない勢力ですが、初期状態で発射塔に飛行士が3人も配置されているのでエリアマジョリティで頑張ることが期待されてそう。全く奮わず4位。通常の手順とは別に山引きとかでダイレクトに場にカード出せる能力がうまくハマるとやはり強いですねといった展開でした。

海ザクルーは適当に難易度5から開始、と思ったら全然クリアできず。10回くらいプレイしてやっと1勝という。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Coloretto (RGG/ABACUSSPIELE)・Scotland Yard: Das Kartenspiel (Ravensburger/アークライト)・群雄割拠:三国志 (国際通信社)・18Magyarország (Lonny Games)をプレイしました。

コロレット4人。旧版とはカードのデザインがちょっと変わった10周年記念版。背景の柄が凝った感じになってなんか見にくくなったような気がします。ゲームの内容は変わっていないはず。負け。

スコットランドヤードカードゲーム5人。アークライトの日本語版です。ドイツ語版と日本語版しか出てないレアゲーですが、残念ながらBGG5点台。
プレイヤーは全員刑事で、1人だけミスターXカードを配られています。正体隠匿のまま複雑ババ抜きをして、ミスターXカードを引き抜くことができたら警察の勝ち、その前に山札が尽きたらミスターXの逃げ切り勝ち、というゲーム。スコットランドヤード感は特にないですが、それはそうと5点台の割には楽しめると思います。最初にミスターX配られたのですが、持ち切れず手放してしまいました。2代目ミスターXがまんまと逃げ切って警察の負け。

群雄割拠:三国志4人。今回は選択ルールの手番順の入札を入れてみました。1VP握って2番。曹操→韓遂→呂布→劉表。呂布は戦闘+1ですが、コマ数少ないのであまり強くないですね。負け。コマ残そうと思ったら揚州や荊州といったエリア数広くて排除しきれないところに薄く広く展開するのがいいんでしょうか。

18マジャールオルサーグ3人。18XXハンガリーです。
小会社13社と大会社7社という規模で、これだけだと普通の18XXのように見えますが、大会社は列車を保有しない・最初からどの数字の列車を買ってもいい・すべての列車はパーマネント、という18XXの基本的なルールがことごとく覆されている特異なゲームです。
普通に鉄道会社として運営するのは小会社だけで、大会社は小会社に特権を売却してその代金を配当するだけ、という存在。列車は2・3・4・6列車とあって、2列車以外の各タイプの最初の1両を買うとそのたびに時代が進み、すべての列車が最低1両ずつ買われたら終了トリガーです。
時代が進んで列車が吹き飛んで社長が破産する、というような18XXでよくあるイベントはないので、小会社を序盤から効率よく回した人が普通に勝つ波乱要素のあまりないゲームだと思います。大会社の収入と株価はゲームの進行状況によって割と乱高下するので、そこを読み切るのは面白いのですが、大会社の株を買うタネ銭は結局は小会社の配当金なので、それほどは勝敗に影響しないのではないでしょうか。
終了トリガーが引かれたところでOR3回分残して会場の時間切れ終了。最後までやっても勝敗変わらなそうではありました。大差負け。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者6人。
Project L (Boardcubator)・1848: Australia (GMT)をプレイしました。

4人でプロジェクトLはキックスターターの2版。日本語版が出てからずいぶん待たされたような気がします。
テトリスみたいなブロックを組み合わせてマスを埋めるパズルゲームです。
2版には小箱の拡張が2つついてきます。1つめはキック初版と同じゴースト拡張。5マス分の5レベルピースが追加され最大プレイ人数も+1されます。2つめは2版で追加されたフィネス拡張。10ラウンドで強制終了になる代わりに、各ラウンドに推奨行動が設定され、条件を満たすと後で使える追加アクションがもらえます。どちらの拡張もあった方がいいと思います。
序盤から小さなピースでコツコツと1つずつパズルと完成させるよりは、十分に貯めて準備して一気に解決した方が効率良いらしいです。負け。

6人で1848は18XXシリーズのオーストラリア版。
特徴的なルールは軌間とイギリス銀行。
オーストラリアは謎に州ごとに軌間が違い、主要なものだけでも3種類もあって今でも統一されていないそうなのですが、それを反映して州をまたぐときは列車の移動力を無駄に1歩消費してしまいます。現実がそうなのだから仕方ないのですが、このルールは煩雑なだけでこれを利用してどうこうできるというものでもないとの評価。
一方、イギリス銀行はかなりゲームプレイに影響あって、まず鉄道会社はイギリス銀行から借金ができます。18XX系ゲームの借金システムは大抵は利息10%なのですが、1848の借金は無利息無期限となっていてイギリス人異常に気前がいいです。ただし借金するごとに株価がものすごい勢いで左にバックします。チャートの左端まで到達した会社は破綻し、イギリス銀行の子会社にされてしまいます。イギリス人エゲツなさすぎです。イギリス銀行の株券が10株用意されていて、普通の鉄道会社の株券と同じように買うことができるのですが、鉄道会社が借金するごとにイギリス銀行株の株価が上がり、鉄道会社が破綻するごとにイギリス銀行株の配当が増えるという仕組みです。なので鉄道会社は運営せずにイギリス銀行の大株主になって、鉄道会社に貸し込んで乗っ取りをたくらむプレイが可能です。その場合、少し運転資金を残しておいていろんな会社の副社長になって経営に口出すのがいいんじゃないでしょうか。
それ以外は銀行総額$12,000だとか、6株売れたら会社設立で初期資金は10株分だとか、全配当か全留保のみで半配当なしとか、配当額にかかわらず$1以上配当で株価前進など、株取引がセルゼンバイなのと何株売られても1段しか下がらないことを除けば基本システムはほぼ1830準拠。マップは広く見えますが、オーストラリアの地形的に意味があるのは海岸沿いの幅2ヘクスの空間だけで、思ったよりは狭いです。軌間ルールのせいで狭い割には隣の都市まで遠いのですが。
強制列車購入のとき社長が手出しすることはなく、会社が強制借金させられる(そして大抵は株価が転落して会社ごと消滅する)ので、破産終了にはなりません。プレイ時間は割とかかる方です。
6人プレイなので一人あたりの資金が少ないです。自然と1社経営に専念する形になるので、列車バンバン買ってバンバン廃車になって、という展開にはならず、みなさん内部留保を挟みつつ慎重に進める雰囲気でした。$100固定スタートのCARの社長になったので、買う列車は最小限に抑えて配当し続けながらパーマネント列車が出るのを待つ作戦で。無事5列車を1両確保し、株価は一度もバックせず最先端を維持できました。もう運営1セットで終わりそうでしたが、会場時間切れで途中終了。この時点での総資産では1位でしたが、続けた場合は株価の伸びと配当額次第でどんなもんかしら、という結果でした。最終的にイギリス銀行には全体で2社吸い込まれました。株価はそれほどは上がってませんでしたが、配当は鉄道会社とは次元の違うものすごいことになっていました。

ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Arcana Rising (Grey Fox Games)・#ARTBOX (Jet Games Studio/CrowD Games)・religion (アソビション)・サーオボロス (倦怠期)・Firm with ブラウニーズ (やのまん)をプレイしました。

6人でアルカナライジング。キックスターター発の新作です。何げにお金が集まったらしく箱がフォイル加工でキラキラしてて、キック特典の得点計算用ソロバンがついています。西洋風の横向きソロバンでそこはかとなく使いにくいです。
ドラフトでカードを集めてリソース変換をしてVPを稼ぎます。ドラフトシステムは世界の七不思議と同じですが、独自性のつもりか手札7枚上限7人じゃなくて手札6枚上限6人です。七不思議と違って隣とのインタラクションはほとんどないので、下家締めるのと手元のリソース変換に集中できます。錬金術で作れる黄金が1個1VPで効率良いので早めに変換エンジンができていると有利そう。勝ち。

6人でアートボックス。本来のルールでは正答数同じときは速く絵を描いた順番でタイブレークして勝った人が1VPとなっていますが、砂時計で時間制限もしているのでそこまで忙しなくする必要もなかろうという感想。普通に同点プレイヤー全員に得点配ってしまった方がよいと思います。6人もいると違うお題なのに複数の人が完全に同じ絵を描いてきたりでなかなかカオスな展開でした。勝ち。

ここから卓分けて3人でレリジョン。慶應HQのMarché de Franceのリメイクだそうです。
ハンドマネジメントで4つある神殿に信仰心を貯めてエリアマジョリティをするゲーム。カードをピックするときとプレイするときで別々の効果が発動する独特のシステム。スタート時はかなり手数が少ないのですが、そのためアクション数を増やすアクションの重要性が高すぎで序盤の行動の自由度が少ないように思えるのがちょっと気になりました。それでもカツカツで何もできないということはなく割とハイペースで得点が伸びていく他ではあまり見られない感触のゲームです。後半にオラクルカードを連打する作戦で勝ち。

3人でサーオボロス。無テーマのアブストラクト風競りゲーです。競りで買ったカードはいったん場に晒しておいて、自分が他の競りで特定の価格をビッドすることで初めて得点として獲得できる2段階システム。見た目は複雑そうですが、素直に得点の高い緑カードをしっかり買い集めていた人には全然かないませんでした。

3人でファームウィズブラウニーズ。リソースエクスチェンジでエンジンビルドなゲーム。
小箱カードゲームということでコンポーネントには制約があるのですが、それを逆にバランス調整に利用しているのか、タダで獲得できる基本資源でさえ人数に対してごく少ない枚数しか供給されていません。せっかくエンジンが完成してもタイミングよく入出力するカードが揃ってないと有効活用できないという厳しい制限で、単にハンドマネジメントするだけじゃなくてデッキのリシャッフルタイミングも注意深く作戦に組み込む必要があるという手強いゲームです。牛を見せるだけで牛乳が入手できる搾乳所で稼がしてもらいましたが及ばず負け。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者8人。
やっと緊急事態が解除されて区民センターでの集団接種も終わって半年ぶりに開催できました。

Cards Against Humanity (Cards Against Humanity)・Cartographers Heroes (Thunderworks Games)・Arkwright: The Card Game (Game Brewer)・Space Race (Boardcubator)・57577 (幻冬舎)をプレイしました。

カード・アゲンスト・ヒューマニティは何年か前のキックスターター発のカードゲーム。
当時輸入した人による和訳タイトルは「人権侵害カードゲーム」ですが、これのタイトルは「Crime Against Humanity (人道に反する罪)」を踏まえているので人権は全然関係ないということはないですがあまり関係ないですね。
ゲームとしては私の世界の見方の丸パクリで、単にカードの内容が政治的だったり人種差別的だったり下品だったりするというだけです。600枚もの大量のカードが入っていて、訳を貼るのもそれを積み重ねるのも大変そうだったので直接サインペンで訳を書き込んでみました。適当に2巡くらい回してみましたが、まあ普通に面白いです。BGG5点台は評価低すぎでしょう。これがゲームかと言われると確かに疑問ではありますが。さすがにカード内容的にはアメリカ人の笑いのツボを抑えておく必要がある感じです。

カルトグラファーヒーローズはキックスターターのコレクター版。
大箱にヒーローズとその他3つの小拡張が入っています。基本セットは入っていませんが、混ぜても遊べるそうです。
モンスターを退治してくれる新地形のヒーローが追加されたのが大きな違い。その他、毎ラウンドの得点条件カードが癖のあるのに入れ替わっているようです。
ヒーローはモンスターの後に出てくればモンスター倒してくれるお役立ちキャラですが、先に引かれてしまうと何もない空き地にただ登場して周囲のわずかなヘクスをモンスターから守ってくれるだけという使えなさ。まあこの辺の運ゲーっぷりを楽しむゲームではあるのですが。

卓分けて3人でアークライトカードゲーム。
カードゲームとは名ばかりで、トークンやトラックなどのコンポーネントがカードで代用されているだけで中身は普通にアークライトのボードゲーム版ということで評判です。デッキからカード引く要素は全くありません。
4種類の産物を生産する工場を建てて労働者を雇ってお金を稼ぐところは、確かにアークライトのボードゲーム版と全く同じでした。最初から2種類の工場を持っているのですが、3種類に増やすと手数が足りず、2種類のままだと儲ける機会が少なく競合が減って他のプレイヤーを楽させてしまう、というジレンマもたぶん変わってないと思います。
パン工場とランプ工場の2種類から手は広げずに地道に稼いで勝ち。

3人でスペースレース。
担当国は中国を選択。序盤ちょっと後ろからスタートですが、後半から追い上げるタイプの国のようです。
他のプレイヤーはソ連とEU。今回はエリアマジョリティに全然勝てなかったのですが、さすがに国特性か最後のプロジェクトタイルから大量得点した分で追い付いて勝ち。

3人で57577。
5文字と7文字のフレーズのカードが50枚ずつ入っているので、5を2枚と7を3枚組み合わせて短歌を作るゲーム。
これはちょっとセンスが問われますね。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者8人。
普段は13時から21時までの会なのですが、今月はコロナ対策のためセンター自体が18時で閉館終了になりました。
探ぱん(6ちゃんねる)・Pandorum (Cosmodrome Games)・Ruins of Mars (Atheris Games)をプレイしました。

6人でゲムマの話題作の探ぱん。親が上半身カードの下に下半身カードを伏せ出しして女の子にパンツを穿かせるので、他のプレイヤーはYES/NOの2択の質問をしてパンツの柄を当てるという推理ゲーム。もうテーマの選択の時点で半分勝ってるゲームですが、120mmX80mmの巨大カードがまた非常に見栄えのする最高の出来。それでいてちゃんとゲームになっている良作。

3人パンドラム。3人プレイだと惑星ちょっと広めなのでのびのび発展できます。カード3枚やカード5枚で発動する特殊能力は確かに強いは強いのですが、コストとしてはそれなりに重いのでカーゴに貯めておいた方が得点になるような。終了トリガー引き負け。

3人ルーインズオブマーズ。キックスターター発の新作です。アクション選択でリソースマネジメントしながら技術開発するゲーム。火星が流行ってるから火星にしたんでしょうか、特に火星感はなかったです。アクションは5択でどれを選んでもよいシステムなのですが、前の人が選択したアクションからはアクショントークンが逃げ出して弱くなっていて、順番のマジックでトークンが集まって強くなってるところを選ぶのか、それとも自分のやりたいのを選ぶのかといったジレンマや、自分の行動で逃げたトークンがどこに行くのかを計算して下家を締めたりする、という感じで考慮すべき要素は多いのですが一手あたりのプレイ感は軽い好ゲーム。終了トリガー引き負け。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者10人。
San Juan (alea)・Flourish (Starling Games)・Amalfi (うちばこや)・Prêt-à-Porter (Portal Games)をプレイしました。

まずは軽く4人でサンファン2、イマイチ回らず大聖堂建てるも最下位。

キックスターター発のフローリッシュ。ドラフトで箱庭を作るゲームで、3桁まであるダイヤル式の得点ボードが目を引きます。デザイナーはエバーデールの人。7人まで対応というのは7ワンダーを念頭に置いているのでしょうか。
ドラフトなんですが、6枚の手札から1枚プレイして、1枚を右隣へ渡し、もう1枚を左隣へ渡し、両隣から1枚ずつもらって、1枚山から補充する、というシステムです。これだと要らないカードを左右とキャッチボールするだけで山引きに賭けるしかないのでは。
カードごとに様々な得点獲得パターンがあってこれをいくつも組み合わせるポイントサラダの様相です。最下位。

国産重量級ユーロとして評価の高いアマルフィ。地中海の商人になって商品を売買して儲けるワーカープレースです。
最初からある程度数持っている船コマがワーカー兼商品を表す資源マーカーとなっているので、ワーカーとしてアクションをしに行くと在庫を持てる量が減るという仕組み。うまいことコマを使い回して効率よく運用することが求められます。といってもワーカープレースの常でアクションで稼げる効率は割と均衡しているので、人と差をつけるのは人物カードの性能でしょうか。ゲーム開始時から何枚か持っていて使い捨てやら常時発動など効果は様々ですが、ゲーム中に追加で入手できる機会が貴重なので見逃さないようにしたい。イザとなれば捨てて食料に変換もできます(ダンジョンペッツ?)。余り気味になる食料を活用できる人とか、主要な得点源になる契約カードに関係する人が強そうです。
初手で香辛料を取りに行って次の手番にその香辛料で真っ先に海図が買えるので、ややスタートプレイヤー有利なように思います。勝ち。

プレタポルテはファッションデザイナーになって服を作って売ったりファッションショーに出展したりするワーカープレース。10年前のゲームですが、最近再版されたそうです。日本語版も出るようですが今回は英語版。
テーマ的にコンポーネントは美しく作られていますが、文字が細かすぎで老眼にはちょっとつらいものがあると思います。ゲームは全12ラウンドで、ワーカープレースで準備をするのを2ラウンド繰り返したらファッションショーラウンドが1回ある、というのを繰り返します。服を作って売ってではおそらく収支トントンで会社や人員の維持費に飲み込まれていくので、ファッションショーで定期的に勝っていかないと早晩行き詰まりそう。借金もあるのでそういうのが好きな人にはお勧めでしょう。
会場の時間切れのため初回のファッションショーの終了までプレイして途中終了。公称90分というのはちょっと違いそうです。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者8人。
Stich-Meister (Amigo)・Rolling Stock Stars (All-Aboard Games)・Nova Luna (Edition Spielwiese/HJ)・San Juan (alea)・街コロ通(グランディング)をプレイしました。

トリックマイスター5人。大抵の場合、プラス場の点が少ない割にはマイナス場で異様に得点削られるバランスになることが多いのですが、今回は少ないプラス場で大きく点を積むことができて勝ち。

4人でローリングストックスターズは18xxにインスパイアされた株取引ゲーム。一応ドイツを中心にしたヨーロッパの様々な交通会社に投資家として出資するという設定なのですが、地図等はなくどの会社もただ名前と固定の収入があるだけの紙なので、あまり雰囲気は感じられません。
4人プレイだとランダムに全26社の個人会社が登場するので、これを順にオークションで獲得して、大会社に変換したり他の大会社に買収させたりして資金を回転させ、いずれかの大会社の株価が天井についた時点で総資産の一番多い人の勝ち、というシステム。線路を引かないだけで大まかには18xxそのままのルールです。
ほとんどの18xxゲームでは配当の有無によって株価が上下するのですが、このゲームでは配当と株価には関係がなく、株価は会社の保有する総資産の増減によって上下するというところが最大の違い。粉飾決算してすっからかんになった会社が爆上げするという不自然な状況は発生せず、逆に内部留保を積み増すことで株価がそれを反映して素直に上がっていきます。というわけで普通の18xxよりはずっと現実的なルールなのですが、なぜか2つの会社の株価が同時に同じ値になれないという、いかにもゲーム的な制約のせいで思わぬところで株価が急変動したりもします。
ゲームの進行とともに会社が扱う資金はどんどん大きくなっていくのですが、リアル指向な分、社長の手元に会社の資金を吸い上げるのはなかなか難しいバランスになっている感じです。最下位。

4人でノヴァルナはホビージャパンの日本語版。言語依存性はありませんが。テーベの東システムでタイルを拾い集めて箱庭をするゲーム。アブストラクト色の強いゲームですが、パズルとしてはなかなか面白いです。最下位。

4人でサンファン。生産設備メインで建てたのにギルドホール引けず大敗。
4人で街コロ通。一番乗りでランドマーク建てたところまではよかったのですが、ダイス1個作戦ではやはり伸びが悪いのか負け。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人?
Eresia (風栄社)・BIOS: Origins (Sierra Madre Games)・Diletto (風栄社)・Tuki (Next Move Games/HJ)・Unlock! ( Space Cowboys/HJ)をプレイしました。

5人で人待ちエレジア。タイル5枚が横一列に並んだマップを右往左往しながらハンドマネージメントして、10VP稼ぐか一番端っこのタイルでサドンデス条件を満たした人が勝ちというカードゲーム。小箱ですが十分面白いですし収束性も悪くないです。サドンデス条件の鍵は複数枚ありますが、デッキが一山回って自分の手元に来てなければ必ず誰か他の人が持っているので、ガンガン告発しかけていくのがよいようです。負け。

2卓に分けて3人バイオス:オリジンズ。一昨年?キックスターターで出た第2版はバイオス3部作の3作目で、ホモサピエンス・ネアンデルタール人・デニソワ人・ホビット(?)の4種族に分かれて石器時代から現代までのスケールで技術開発と陣取りをする4X系ゲーム。といっても戦闘要素は上級ルールになっているので、基本ルールだけだと戦争はありません。
全部で4時代に分かれていますが、いずれかのプレイヤーが時代を進めようと思わない限り基本的に時計は進まず、災害などのバッドイベントも発生しないので、序盤は(シエラマドレとしては)割と平穏に開発・拡張を進めることができます。その代わり誰か1人でも時代を進め始めると、とりあえず次の時代に進んで落ちつくまでは災害祭りで、今まで積み上げてきたものがガラガラと崩されるいつものシエラマドレになるわけですが。
基本ルールだと発明品を手元に残せないので、時代を進めない限りアクションの選択肢が広がりません。ここがカード引きになっているので、いつも通りではあるのですが、ちょっと運要素が大きすぎです。基本ルールはあくまで導入用で本番は上級ルールでプレイするのがデザイナー意図なのではと思われます。
謎にインドネシアがスタート地点のホビットを担当。狩猟民族として繁栄して僅差勝ち。

ディレット4人。手札をプレイしてカードコスト分の坊主めくりをして通れば得点という運ゲー。最後の1枚を踏むと自動敗北ですが、それ以外はそれほどダメージはないので、序盤はガンガンリスクテイクして終盤洗面器ゲーになるという感じで、坊主めくりの割にはちゃんとゲームになっていました。負け。

トゥキ3人。言語依存はありませんが、ホビージャパンの日本語版です。箱には2~4人用と書いてありますが、3人分のコンポーネントしか入ってない謎仕様。正直に3人までって書いた方がよいのでは。積み木でお題の形状を早く作った人が勝ちというパズルゲーム。なかなか難易度高くて面白いです。

アンロック。第5作めの2本め、シャーロックホームズのシナリオ。殺人事件の捜査をします。アンロックシステムなだけで、もはや脱出ゲームでも何でもないですね。思いのほか難易度高くて(会場の)時間切れで解決できず。忘れたころに再プレイするしかないでしょう。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者4人。
The Nobles (Shockpanda Games)・Empire Builder (Mayfair)・Anno 1800 (KOSMOS)をプレイしました。

ザ・ノーブルズは3年くらい前のキックスターターの作品。200人ほどが計$15,000キックして資金集め自体は小規模に成功したのですが、プリント&プレイ版のファイルを配信しただけで作者が金持って逃げてしまった失敗プロジェクトです。その後、作者は普通にアメリカにいてLinkedInで仕事探してるようです。さすがに$50かそこらで撃たれたり刺されたりはしないでしょうが、ビザの出前を送りつけられたりくらいはされそうです。
さて、ゲームとしては最大4人までのバトルロイヤルの個人戦闘。ハンドマネジメントで攻撃カードや防御カードを撃ちあい、攻撃が通れば袋からダメージチットを引きます。チットの内容は命中箇所が頭・右手・左手・右足・左足のいずれか、ダメージが1点か2点のどちらかという組み合わせ。いずれかの部位に2点以上のダメージを受けるとその部位ごと吹き飛ぶというブラッディな設定。両手両足すべて失うか、頭部を破壊されると死亡して負け抜けです。
基本的に設定のおかしさを笑うバカゲーですが、1人落ちても3人くらいいればそれなりに戦闘の駆け引き感があってゲームにはなっています。もう1人落ちてタイマンになると同じ山札から手札を引き合うシステム上、自分が攻撃カード引いたときは相手が防御カード引いてるという、Down in Flamesシステムでよくある膠着状態に陥ってしまい、ダラダラと長引くのでここは少し調整が必要でしょうか。というわけでカードのバランスの練りは甘いですが、ちゃんと出てれば話のタネくらいにはなった惜しいゲームです。ほとんど攻撃させてもらえず真っ先に即落ちして負け。

クレヨン列車ゲーのエンパイアビルダー。相当なロングセラーで販売時期によってかなり仕様に違いがあります。今回プレイしたのはメイフェアの末期の版で商品が紙トークンでした。見た目はちょっと落ちますが、カラー印刷なのでプレイアビリティは良いです。ただし裏が単色なのがちょっと残念。せっかく両面印刷なので裏表同じにしといてくれればイチイチ裏返さなくて済むのですが。勝ち。

アノ1800。ルールには書いてないですが、人口キューブはコンポーネントの数によって制限されています。特に赤キューブが上級職の入口で用途も多く人気なのに25個しかないので、4人プレイだと割と足りなくなります。赤がないと紫にも進めないので、出遅れるとかなりクリティカルに効くのでは。早期にほぼ割り当て分の赤キューブを確保した後はあまり人口増やさず手札数ひかえめにしてトリガー引き勝ち。