ML.K 9月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの9月例会がありました。集団接種でも何でもないのですが、どこの区民センターもいっぱいで部屋が空いてないという。3連休だからでしょうか。参加者4人。
Bouncy Beach Volleyball (Darkly Darkly Studios)・Beyond Humanity: Colonies (Three Headed Monster)・Dominion (RGG)をプレイしました。

バウンシー・ビーチ・バレーボールは水着のお姉ちゃんがバレーボールをするカードゲーム。キックスターター発の新作です。
アドオンの追加カードと差し替えると全裸のお姉ちゃんがバレーボールをするカードゲームになります。ゲーム内容は変わりません。意外な落とし穴ですが、全裸だとキャラの区別がつかなくて地味に遊びにくいです。
カウントアップ系のバーストゲーム。初手番プレイヤーのサーブから順に数字のカードとかキャラクターの特殊能力カードといった手札をプレイしたりダイス振ったりしてどんどん競り上げていって、出せなくなったらボール落としたことになって相手に得点。後は輪になって順ぐりにプレイするなりチーム戦するなり何本先取で勝ちにするか好きに決めてくださいという形式。
3本先取で1戦して敗北。
このメーカーの今までのゲームと比べると驚くほどゲームにはなっていますが、小綺麗なレイアウトの割には重要な情報がカードの真ん中とか下の方とかに書いてあって見にくいとか、同じことが違うカードには違う文章で書いてあるかと思えば、カードによって必要な記述が抜けてるとか余計なフレーバーがルールテキストと渾然一体になってるとか、まあ同人ゲームとしても完成度は下。BGGにはページありませんが、5点台がせいぜいでしょう。
お姉ちゃんのイラストがデカくて文字が小さすぎなのもプレイアビリティ下げてますが、これはゲームの性格上仕方ないところ。

ビヨンド・ヒューマニティ:コロニーズ。
今回はアルファケンタウリA星第3惑星。同じくベリーイージーですが、気候や環境的には第2惑星よりプレイしやすそうです。
プレイ人数変わってもアクションマスの数とか調整はされません。序盤は入り放題なカードドロー/建築のマスに集中するのであまり行き先に困る感じはしませんが、貴重な1アクション使ってスタP取ることが何回かあったのでやはり少し狭かったのかも。
スマホ併用ゲームでアプリはAndroid版もiPhone版も用意されていますが、Amazon Fireタブレットは非対応という罠(Google Playを導入してもダメ)。安くて大きいタブレットの選択肢が一つ減ってしまって困ります。仕方ないのでスマホで実行したアプリをAmazon Fire HD 10にVNCでリモート表示してみました。さすがにスマホよりは見やすくなったのではないかと思います。
ベリーイージーだけあって今回は災害全く起きずに20ラウンド終了。技術ステータスが緑に維持されていたのが良かったのかもしれません。大統領は逃がしましたが、ゴールの達成点で勝ち。

ドミニオンは2版の出た海辺と繁栄と異郷からランダム。
もともと古めのセットであまり複雑なギミックはありませんが、2版でメンドくさいカードが差し替えられていてプレイ感はさらに良くなったと思います。3戦1勝。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者6人。
Banquet Royal (Bankiiiz Editions)・Palmyra (Irongames)・Dark Moon (Stronghold Games)・トレンド (STUDIO U×F)・Alien Frontiers (Game Salute)・Unusual Suspects (Cranio Creations/テンデイズ)をプレイしました。今日は少し古いゲームが多め。

4人で王族の晩餐。王様のテーブルの上にハンバーガー・プリン・パイナップル・野菜サラダの(ちょっと王様の食卓に並ぶかというとどうかな)4種の料理をどんどん並べていって、指定の並びができたら得点というセットコレクション。勝敗はお題カードの配り運がほぼすべてなので競技性は低いですが、プレイ中はなかなか楽しいです。トップタイ。

5人でパルミラ。中央の都市からタイル配置で領土を広げて税金を集めるゲーム。各自のコマが2つずつあり、兵士コマでタイルを置いたときは新しいタイルが補充できて、徴税官コマでタイルを置いたときは勝利得点である税金が獲得できるので、まわりの動向と残り枚数を見ながら溜めと攻めを切り替えるタイミングを測るゲーム。タイル総数を全員で分けあうシステム上4人以下くらいがちょうど良いのではという感想。勝ち。

5人でダークムーン。5人プレイだと2人も感染者がいるので。やや人間側不利な気がします。といっても裏切り者なしと仮定しても極端に難しくも易しくもなく、裏切り者もあまり目立つ行動するとすぐ吊るされてしまうので、バランスは取れていると思いますが。最初から最後まで真摯な村人であるかのように行動して悪いこと何もせず、感染者で勝ち。

6人でトレンド。少し前のゲムマ作品らしい。3×3の9マスの共通場に女の子カードを配置していって、服装の属性で同じものが1列揃えばその属性のカード持ってる全員に得点チャンスというゲーム。揃えた人は揃えるためにカード使ってるので得点できないことの方が多いのですが、代わりにボーナスでカードをたくさん補充できるという仕組みでバランスを取っています。5人ゲーを6人でプレイしているのでデザイナーの意図したバランスではないと思いますが、トレンドに全くひっかからない服をいくら在庫してもトレンド作れないトレンドに乗れないの二重苦というアパレル業界の苦悩を感じさせてくれるゲーム。勝ち。

3人でエイリアンフロンティア。全部入りのビッグボックスです。アドオンは足さなかったそうで、使いにくいと評判のロケットダイスではなく普通のダイス。Outer Belt拡張に由来するアステロイドカードが強そうでした(というほど極端に強力ではないはずですが、拡張で増えすぎて狙ったカードが出てくる保障のないエイリアンテックカードより獲得しやすく使いやすいです)。派閥パックからホームステッダーユニオンを選びましたが、6マスめで入植できる能力はあまり使う機会ありませんでした。負け。

5人でアンユージュアル・サスペクツ。12人の容疑者の中に1人だけ犯人が混じっています。プレイヤーの1人は目撃者で犯人が誰だか知っていて、残り全員で犯人を推理する協力ゲーム。目撃者にYES/NOの質問をして犯人を絞っていくのですが、質問はカードで引いたのを読むだけ。そしてその質問は「犯人はゾンビ映画で最初に死にそうですか?」みたいな顔で判断する第一印象を聞くものしかないという。これがゲームかというとそうではない気がしますが、間違いなく面白いことは保障できます。5戦全敗。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者5人。
Carnegie (Quined Games/数寄ゲームズ)・D.E.I.: Divide et Impera (Ludus Magnus Studio)・Paper Dungeons (MeepleBR/テンデイズ)をプレイしました。

4人でカーネギー。
手番プレイヤーが人事・管理・建設・研究開発の4種類のアクションから1つを得選び、それを全員が実行するというプエルトリコ風のシステム。どのアクションを何度選んでもよいのでそのままプエルトリコ方式のアクションドラフトというわけではないですが。
各自会社の社屋として箱庭を持っていて、新しい部署を作って社員を配置したり、いったん配置した社員を共通マップに派遣したりして資源とお金を稼ぎます。資源はネットワークビルディングで自分の会社を成長させるのに使い、お金は寄付して追加のボーナス点をもらいます。
寄付金が安くてすむ部署を建ててどんどん寄付する作戦。2位。あまり点にならない寄付をたくさんするよりは、やはり寄付したところから確実にMAXの12点取る方がよいようです。
最近のキックスターターのゲームらしく、部署タイルとかの差し替え用とか拡張要素が最初からたくさん入っててリプレイアビリティも高そうでなかなか良いんじゃないでしょうか。

4人でDEI。
プレイヤーは寒そうな謎の惑星で盤面じゅうにバラ撒かれている資源を回収するスクラッパーだそうです。タイトルは分割して統治せよ、という意味だそうですが、あまり分割統治感はないです。
8枚の手札から2枚ずつプレイして、各カードに2つずつ描かれている行動をその数だけ実施、6枚プレイしたら全回収というシステム。1枚分のアクションをパスすると、アクションがたくさん書いてあったり強力なアクションが書いてあったりする新しいカードを1枚買えるので、拾った資源を払ってデッキを強化していく、という流れです。
初期状態でマップの四隅に4台のドローンが置かれていて。これも手札のアクションで稼動させるのですが、なかなかに強力な効果が設定されています。ワーカーをどんどん降下させるドローンの起動カードを買い集めて薄く広く広げる作戦で。2位。
序盤は落ちてるものは先に拾ったモン勝ちなので先手番有利ですが、後半にかけてエリアマジョリティ要素が出てくるので今度は後番有利になるという。ところが手番順はVPの逆順なのでなんか勝ってる人そのまま有利に進むような。
これも拡張要素が最初からついてきてるのでリプレイアビリティ高そうには見えます。

5人でペーパーダンジョン。
今回はちゃんとダンジョン探索する作戦で。ポーションの本数でVPなカードが来たのでポーションがぶ飲み、プリーストのレベルも早めに上げたのでHPのマイナス点を最小化できていい感じと思いましたが及ばず。
強い人はなんかだいたい壁抜け買ってるような気がします。

ML.K 6月例会

札幌市北区民センターでML.Kの6月例会がありました。参加者5人。
Sweet Treats (Darkly Darkly Studios)・Dungeons, Dice & Danger (alea)・Project L (Boardcubator)・Stich-Meister (Amigo)・Paper Dungeons (MeepleBR/テンデイズ)・Flash Point (Indie Boards & Cards)をプレイしました。

人待ち3人スイート・トリーツ。
同名のゲームがあるようですが、それとは全く関係ない最近のキックスターター発。出資者の集まりが悪かったのか、プロジェクトをキャンセルしてオンデマンド出版に移行したという作品。
M:tGの土地のように機能するお菓子カードからお菓子マナを出して、女の子を召喚したり奪ったり脱がしたりします。女の子には得点が設定されていて、ゲーム終了時に自分の手元に出ている女の子の合計得点が多い方が勝ち、というゲームのはず。はず、というのは、得点の合計で競うとはルールのどこにも書いてないから。
BGGにはページがなく世間の評価は分かりませんが、まあナシよりのナシでしょう。ルールがちゃんと書けてればBGG5点台は狙えると思います。

4人でダンジョン・ダイス・デンジャーはaleaの紙ペンゲー。箱には謎に1と書いてありますが、新たに紙ペンシリーズを始めてその1番ということでしょうか。
ダイス4つ振って2個ずつのペアにして、その数字で手元の紙のマスを埋めていくシステム。手番プレイヤーだけは黒ダイスを追加で1個振って5個から4個選べばいいので選択肢広いという感じ。
手元の用紙はダンジョンで、各マスが廊下か、部屋にいるモンスターのHPボックスになっています。モンスターをすべて倒すのが目的なので、さっさとボスのHPを埋めたくなるのですが、ボスは出目の待ちが広いのであまり急いで倒すと書けない数字が増えて危険、という構造です。
真っ先にボスを倒してどど負け。

5人でプロジェクトL。やっぱり序盤は点数なくてもさっさと埋められてすぐ報酬もらえるタイルがいいんでしょうかね。負け。

トリックマイスター。日本語版が出るとか出ないとかいう話を聞いたような気がしますが、どうなったんでしょうか。
だいたい毎回毎回雑な得点ルールになりがちなシステムですが、今日は意外と差のつかない接戦。同点トップ。

ペーパーダンジョンもダイス振って紙ペンなダンジョン探索ゲーム。こっちのがデカい特殊ダイスでちょっと豪勢です。
6個振られたダイスから3個をピックして、ダンジョンを進んだりレベルを上げたりアイテムを開発したりします。
ダンジョンは罠だらけでちょっと進むだけでガンガンHP減らされるリスクがあるのですが、ダイス1個で敵倒して報酬拾ってというのを2回または3回できるので、単純にダイス1個でレベルを1上げたりアイテムを1/2個獲得したりするより効率がよいようです。
ダンジョン探索は最小限にしてボス部屋に直行して残ったダイスはレベルに全投入する作戦で大敗。

1人減って4人でフラッシュポイント。たぶん基本セットの平屋の民家。かんたんレベルでも3戦してやっと1回成功。
消防車の放水銃が当たるかどうかでほぼ決まってしまうような気がします。

ML.K 5月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの5月例会がありました。参加者6人。
Dominion (RGG)・Imperial Steam (Capstone Games)・Minigolf Designer (Thematic Games)をプレイしました。

4人ドミニオン同盟+移動動物園。WayとEventとAllyで横長カード3枚も出すとただでさえ複雑なのがますます複雑になります。1戦1勝。

3人インペリアルスチーム。見ての通りの鉄道ゲー。オーストリアのウィーンを起点に鉄道ネットワークを建設してピック&デリバリーします。
誰かがトリエステまで線路を引くか、8ラウンドでゲーム終了、一番お金持ってた人の勝ち。
ゲームの見た目はワーカープレースですが、他人を邪魔する要素はなく単なるアクションポイント制です。
マップはウィーンとトリエステがそれぞれ端と端にある構造で、一応ウィーンからは線路4本出せますが4人プレイはちょっと狭いのでは。
お金が勝利得点とは言うものの、定期収入は雀の涙、商品の輸送でまとまったお金が入ってはきますが、一度配達した街は同じ商品をもう受け取らないのでゲームを通して最大15回と決まっていて、さらには商品は自分で工場建設して用意しなけりゃならんのに他人と競合するなどして機会を逃すと投資が無駄になるという厳しさ。おおむねゲーム中は常に自転車操業で、契約カードのセットコレクション要素と借金のマイナスで勝敗決める、といった感じではないでしょうか。2位。

5人ミニゴルフデザイナー。最初に自分のゴルフ場建設予定地をカード3枚から選ぶ際、複雑で広い土地は基礎点が高く、単純で狭い土地は基礎点低いという調整がされているのですが、単純な土地をさっさと埋めてしまえば先抜けボーナスで基礎点の差と大差ない点が入るので、高難度土地は単に不利なのではないかというバランス。1点差勝ち。

ML.K 4月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者7人。
Dominion (RGG)・18Chesapeak (All-Aboard Games)・Vendetta (Horrible Guild)・逆統戦(ESC)をプレイしました。

4人でドミニオンは移動動物園+アライズ。Favorトークンはたぶん何が出ても地味に強いが強すぎるわけでもない、というところに調整されていると思うのですが、今回はカードのコストを永続的に減少させてくれる効果。改築系と微妙に相互作用していました。1戦1敗。

3人で18チェサピークはOff the Rails拡張入り。株価チャートが変更されて、1830に近いものになっています。
ただゲームに与えるインパクトは、株価チャートよりも、廃車になる列車が各2両、5列車が1両減らされて、D列車が1830と同じ$1,100になっていることの方が大きいです。もともと18チェサピークは1830より各列車1両ずつ多い代わりに輸出ルールで自動的に1両銀行に買われるので結局は1830とほぼ同じペース、という調整だったのですが、8社もあるのに序盤も中盤も一気にタイトになっています。これ全員で談合してゆっくり進行を徹底しないとあっさり破産して1時間くらいで終わってしまうのでは。3社も建ててみましたが建てすぎであっと言う間に負け。

3人でヴェンデッタはヴァンパイア:ザ・マスカレード原作のカードゲーム。犠牲者が3人並んでいるのを手札で競りをして獲得します。なのでゲーム自体は6人まで吸収可能なのですが3人ベストなのだとか。プレイヤーごとにカード内容はたぶん原作を反映しているらしく特殊能力盛り盛りという仕組みです。カード覚えてからのゲームなのは確かですが、特徴生かした打ち回しできるようになれば面白そう。負け。

4人で逆統戦。反乱側はとにかく組織を置きたくて、逆に中共は自分の組織を置くのはほどほどでよいけれど他勢力に対する攻撃カードが1枚でも多く欲しい、という風にプレイヤーごとに望ましいデッキ構成が異なっていて、見た目よりはやり込みに耐えそうなデッキ構築という感じはします。どちらにせよ資金がないと強力なカードは買えないので、序盤はいいカードが並んでいてもがまんして金量を優先した方がよさそう。デッキ圧縮ができるカードがそこそこレアで強力な割に安いので、自分の番に場にデッキ圧縮カードが来るかどうかで勝敗決まってしまうバランスの悪さはあるのですが。中共を担当して負け。

ML.K 3月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの3月例会がありました。参加者5人。
やはり手稲コミセンは立地が悪いので固定面子です。
1867 (All-Aboard Games/Grand Trunk Games)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)をプレイしました。

1867は18XXカナダ版。もともとJKLMから出ていた18XXロシア版の1861がAll-Aboard Gamesから再版された際に製作された独立型拡張なのですが、マップ以外のコンポーネントはほぼ共通なのでGrand Trunk Gamesからの再再版では1861/1867というタイトルの2-in-1になりました。
コンポーネントには特に不満はないのですが、お金が$1、 $5、 $20、 $100、 $500という刻みでムチャクチャ使いにくいです。バンク$15,000と普通の18XXより多めな点に注意が必要ですが、他の18XXの札を持ってくるかポーカーチップなどを別途用意した方がよいと思います。
18XXカナダはMayfairの1856という名作がありますが、1867はマップが北東に広がっていて、カナダの主要部分が大きく含まれています。1856同様、国鉄あり借金ありでカナダっぽさを出していますが、この辺のルールは1861と同じ。
1861同様、ゲーム開始時は小会社しか設立できません。1861では他の18XX同様会社の初期位置は固定でしたが、1867では会社の開始位置は一切指定されておらず、マップ上の都市のあるところならどこでも好きに会社を設立することができます。と言っても地図が決まっている以上有利な立地は限られているので、まずどこに建てたいか宣言してから競りをして、勝った人がお金出して会社を設立するというシステム。いい場所から始めたければゲーム開始時の個人会社の競りは全しゃがみした方がよいかもしれません。個人会社は個人会社で他の18XXより収益率高めに設定されているのであったらあったで儲かりそうではあるのですが。
このゲームは小会社も株価を持ち、それが一定以上になれば単独で、株価の条件を満たさなくても他の小会社と線路がつながっていれば2社以上合併して大会社になることができます。単独変換だと単純に小会社の社長株が大会社の社長株に変換されるだけですが、合併の場合は株券は2社の社長株2枚が大会社の社長株1枚に変換されるので株券数としては半減、ただし株価は2社の合計なので資産的には損はしていないはず、という計算です。ただし、株価が上がりすぎると社長が追加で株買えなくなって、社長の株が少ない→社長の配当が少ない→株価は爆上がりする→ますます社長が株買えない、の悪循環で資産増やしにくいので、1株あたりの配当は高くても株価はほどほどを維持したいところではあります。
マップは広いのですが、カナダなので人口密集地はトロント、オタワ、モントリオールといった大都市が連続しているマップ南端の五大湖からセントローレンス川沿いのエリアのみ。北半分はほぼ使わないと思います。オタワに本社を置いてトロントとモントリオールへのアクセス権を確保した優良会社を設立することができましたが、合併による株価高騰のため社長が全然株買えずにブービー。

海ザクルー。タスク難易度合計8~9程度で何戦かしましたが、やはり難しいですね。

ML.K 2月例会

札幌市手稲コミュニティセンターでML.Kの2月例会がありました。参加者5人。
Katzenjammer Blues (Goldsieber)・Discover (FFG/アークライト)・Space Race (Boardcubator)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)をプレイしました。

人待ちカッツェンジャマーブルース3人。序盤から5点4点と景気よく獲得してジョーカーも引かずで勝ち。

コンポーネントがランダムに入っていて世界に同じセットが2つとないというのがウリのディスカバー。4人。アークライトの日本語版です。
ゲームとしてはタイルめくりで道中の資源を集めながらマップを探索してシナリオの勝利条件を達成するという半協力ゲーム。
シナリオもランダムに入っているのでおそらく目的もさまざまなのだろうと思います。死んだら負け、というのは共通している模様。
落ちてる資源を集めると道具が作成できて先々有利になったり、動物を狩って食料を確保したり、といったあたりはロビンソンクルーソーっぽさがあります。
今回はとにかく生き残りさえすれば勝ちという条件で、1人死んで残り3人生存でした。他のシナリオ見てないので分かりませんが、おそらく盤上の資源を集め尽くしたところでシナリオ終了トリガーが来るくらいのタイミングに調整されているように思われます。フリーゼの704よりはちゃんとバランス取ってあるのかな、といった感触。

スペースレース5人。ESAを担当。イマイチどの辺が強みなのかよく分かんない勢力ですが、初期状態で発射塔に飛行士が3人も配置されているのでエリアマジョリティで頑張ることが期待されてそう。全く奮わず4位。通常の手順とは別に山引きとかでダイレクトに場にカード出せる能力がうまくハマるとやはり強いですねといった展開でした。

海ザクルーは適当に難易度5から開始、と思ったら全然クリアできず。10回くらいプレイしてやっと1勝という。

ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Coloretto (RGG/ABACUSSPIELE)・Scotland Yard: Das Kartenspiel (Ravensburger/アークライト)・群雄割拠:三国志 (国際通信社)・18Magyarország (Lonny Games)をプレイしました。

コロレット4人。旧版とはカードのデザインがちょっと変わった10周年記念版。背景の柄が凝った感じになってなんか見にくくなったような気がします。ゲームの内容は変わっていないはず。負け。

スコットランドヤードカードゲーム5人。アークライトの日本語版です。ドイツ語版と日本語版しか出てないレアゲーですが、残念ながらBGG5点台。
プレイヤーは全員刑事で、1人だけミスターXカードを配られています。正体隠匿のまま複雑ババ抜きをして、ミスターXカードを引き抜くことができたら警察の勝ち、その前に山札が尽きたらミスターXの逃げ切り勝ち、というゲーム。スコットランドヤード感は特にないですが、それはそうと5点台の割には楽しめると思います。最初にミスターX配られたのですが、持ち切れず手放してしまいました。2代目ミスターXがまんまと逃げ切って警察の負け。

群雄割拠:三国志4人。今回は選択ルールの手番順の入札を入れてみました。1VP握って2番。曹操→韓遂→呂布→劉表。呂布は戦闘+1ですが、コマ数少ないのであまり強くないですね。負け。コマ残そうと思ったら揚州や荊州といったエリア数広くて排除しきれないところに薄く広く展開するのがいいんでしょうか。

18マジャールオルサーグ3人。18XXハンガリーです。
小会社13社と大会社7社という規模で、これだけだと普通の18XXのように見えますが、大会社は列車を保有しない・最初からどの数字の列車を買ってもいい・すべての列車はパーマネント、という18XXの基本的なルールがことごとく覆されている特異なゲームです。
普通に鉄道会社として運営するのは小会社だけで、大会社は小会社に特権を売却してその代金を配当するだけ、という存在。列車は2・3・4・6列車とあって、2列車以外の各タイプの最初の1両を買うとそのたびに時代が進み、すべての列車が最低1両ずつ買われたら終了トリガーです。
時代が進んで列車が吹き飛んで社長が破産する、というような18XXでよくあるイベントはないので、小会社を序盤から効率よく回した人が普通に勝つ波乱要素のあまりないゲームだと思います。大会社の収入と株価はゲームの進行状況によって割と乱高下するので、そこを読み切るのは面白いのですが、大会社の株を買うタネ銭は結局は小会社の配当金なので、それほどは勝敗に影響しないのではないでしょうか。
終了トリガーが引かれたところでOR3回分残して会場の時間切れ終了。最後までやっても勝敗変わらなそうではありました。大差負け。

ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者6人。
Project L (Boardcubator)・1848: Australia (GMT)をプレイしました。

4人でプロジェクトLはキックスターターの2版。日本語版が出てからずいぶん待たされたような気がします。
テトリスみたいなブロックを組み合わせてマスを埋めるパズルゲームです。
2版には小箱の拡張が2つついてきます。1つめはキック初版と同じゴースト拡張。5マス分の5レベルピースが追加され最大プレイ人数も+1されます。2つめは2版で追加されたフィネス拡張。10ラウンドで強制終了になる代わりに、各ラウンドに推奨行動が設定され、条件を満たすと後で使える追加アクションがもらえます。どちらの拡張もあった方がいいと思います。
序盤から小さなピースでコツコツと1つずつパズルと完成させるよりは、十分に貯めて準備して一気に解決した方が効率良いらしいです。負け。

6人で1848は18XXシリーズのオーストラリア版。
特徴的なルールは軌間とイギリス銀行。
オーストラリアは謎に州ごとに軌間が違い、主要なものだけでも3種類もあって今でも統一されていないそうなのですが、それを反映して州をまたぐときは列車の移動力を無駄に1歩消費してしまいます。現実がそうなのだから仕方ないのですが、このルールは煩雑なだけでこれを利用してどうこうできるというものでもないとの評価。
一方、イギリス銀行はかなりゲームプレイに影響あって、まず鉄道会社はイギリス銀行から借金ができます。18XX系ゲームの借金システムは大抵は利息10%なのですが、1848の借金は無利息無期限となっていてイギリス人異常に気前がいいです。ただし借金するごとに株価がものすごい勢いで左にバックします。チャートの左端まで到達した会社は破綻し、イギリス銀行の子会社にされてしまいます。イギリス人エゲツなさすぎです。イギリス銀行の株券が10株用意されていて、普通の鉄道会社の株券と同じように買うことができるのですが、鉄道会社が借金するごとにイギリス銀行株の株価が上がり、鉄道会社が破綻するごとにイギリス銀行株の配当が増えるという仕組みです。なので鉄道会社は運営せずにイギリス銀行の大株主になって、鉄道会社に貸し込んで乗っ取りをたくらむプレイが可能です。その場合、少し運転資金を残しておいていろんな会社の副社長になって経営に口出すのがいいんじゃないでしょうか。
それ以外は銀行総額$12,000だとか、6株売れたら会社設立で初期資金は10株分だとか、全配当か全留保のみで半配当なしとか、配当額にかかわらず$1以上配当で株価前進など、株取引がセルゼンバイなのと何株売られても1段しか下がらないことを除けば基本システムはほぼ1830準拠。マップは広く見えますが、オーストラリアの地形的に意味があるのは海岸沿いの幅2ヘクスの空間だけで、思ったよりは狭いです。軌間ルールのせいで狭い割には隣の都市まで遠いのですが。
強制列車購入のとき社長が手出しすることはなく、会社が強制借金させられる(そして大抵は株価が転落して会社ごと消滅する)ので、破産終了にはなりません。プレイ時間は割とかかる方です。
6人プレイなので一人あたりの資金が少ないです。自然と1社経営に専念する形になるので、列車バンバン買ってバンバン廃車になって、という展開にはならず、みなさん内部留保を挟みつつ慎重に進める雰囲気でした。$100固定スタートのCARの社長になったので、買う列車は最小限に抑えて配当し続けながらパーマネント列車が出るのを待つ作戦で。無事5列車を1両確保し、株価は一度もバックせず最先端を維持できました。もう運営1セットで終わりそうでしたが、会場時間切れで途中終了。この時点での総資産では1位でしたが、続けた場合は株価の伸びと配当額次第でどんなもんかしら、という結果でした。最終的にイギリス銀行には全体で2社吸い込まれました。株価はそれほどは上がってませんでしたが、配当は鉄道会社とは次元の違うものすごいことになっていました。