セブンイレブン札幌テクノパーク店

札幌テクノパークの札幌市エレクロトニクスセンター内にセブンイレブンがオープンしました。
食堂が撤退した跡地にやや小規模な店舗で営業しています。品揃えは普通のセブンといったところ。今までコンビニと言えば対岸のセイコーマートもみじ台店だけだったので、ATMもコピー機もあって便利になりました。
レジは最新のセミセルフレジ。セブンでは今年後半から各店舗に展開という話なので、近隣ではここだけなんじゃないでしょうか。
営業時間はエレセンに合わせて8時19時、セブンでもイレブンでもないという。
初日の昼すぎですがお客さんいませんでした。もうちょっと繁盛してるかと思ってたんですが。

Adventurer3と各社フィラメントの評価

3Dプリンタを購入して4ヶ月、運転時間は600時間になりました。
トラブルはフィラメント詰まりが2回ほど、加熱して付属の棒でゴリゴリやると直る程度で大した問題ではありませんでした。
ファームウェアが古い(購入時からすでに古かった)ので最新のv1.1.0にアップデートしてみました。特に何が変わったのか分からないですが。
あと動作音が大きくなってきたような気がするので、各軸にグリスを塗り塗りしたらまるで新品のように静かになりました。

Adventurer3の評価

フィラメントホルダが純正専用

本体にフィラメントリールを格納できる設計なのですが、ほとんどのサードパーティー製フィラメントは収まりません。まあ最初から分かってることなので、みんな最初に印刷するのはフィラメントホルダーだそうです。

プラットフォームが微妙に水平でない

公式ページにレベリング調整器具の印刷データと使用手順が上がっていますが、この方法ではZ軸がX軸方向に傾いているのを修正できるだけで、Y軸方向に傾いてるのは対処しようがなさそう。取り外しプラットフォームの縁にテープを貼って修正してる人が多いようです。最初の1~2層の厚みで吸収できる程度の誤差であれば、特に調整しなくてもラフトつけて印刷すればほとんど影響が出ることはないと思います。

印刷中にプラットフォームがズレる

構造上の弱点です。他の3Dプリンタがどうしてるのか知りませんが、Adventurer3の取り外しプラットフォームは前後左右に若干の余裕があるのをバネで押さえてるだけなので、印刷中にヘッドが印刷物にぶつかった衝撃で1mmくらい動くことがあります。このため印刷物の途中から上半分が横にズレて段差ができます。プラットフォームとヒートベッドの間の1mmくらいの隙間を埋める治具を作って押さえてやるようにしました。今のところ、これで完全にズレを防止できています。PLAなのでベッド温度上げられないですが…

フィラメント評価

今のところPLAしか使ってません。

FLASHFORGE純正 (灰・赤)

アマゾン価格2,980円(500g)。さすが純正だけあってノートラブル。ほとんどのメーカーは1kgなので価格的にコスパは半分以下です。湿気る前に使い切りやすいのは利点。赤は本体付属の評価用300g。どちらも若干色が薄いというか透けている。

3D Hero (白・茶・緑・黒)

アマゾン価格1,999円。メインで使っているフィラメント。値段の割にトラブルは少なく、色のパターンも多い。太さが均一ではないのか、途中から送り出しが悪くなることがある。2,599円(2020-03-29)。

Creality 3D (青)

アマゾン価格1,999円。異様に巻きが綺麗に揃っている。リールが透明なので残量が分かりやすい。粘着力が低いようで、特に1層めを非常に遅くしないとプラットフォームに定着しない。2,999円(2020-03-29)。

Pxmalion (黄)

アマゾン価格1,880円。外周部分は問題ないが、中心部で巻きのRがきつくなってくるとポキポキ折れる。ノズル内で詰まりやすい。ちゃんと押し出されさえすれば造形物は綺麗に出る。2,480円(2020-03-29)。

ERYONE (金・銅)

アマゾン価格1,599円(500g)。金属色フィラメント。金属成分は含まれていない。金色はただの黄色、銅色はちゃんと金属光沢がある。層を厚めにした方が光沢が出やすいようだ。フィラメントの品質には特に問題なさそう(使いきっていないので十分な評価はできない)。廃盤?(2020-03-29)。

PRILINE (紫)

アマゾン価格1,699円(1kg)。安価な割には問題のないフィラメント。色のせいか、底面が白く汚れたように荒れる。使いきっていないので十分な評価はできない。2,299円(2020-03-29)。

NOULEI (銀)

アマゾン価格2,699円(1kg)。金属色フィラメント。金属成分は含まれていない。割ときれいに銀色に光る。品質は全く問題ない。生産終了だろうか、廃盤?(2020-03-29)。

eSUN (灰)

アマゾン価格1,599円(500g)。使い切りやすい小容量タイプ。品質は全く問題ない。若干巻きがキツいというかスプールの端に巻かれている分がスムーズに解けてこないので見張っている必要がある。生産してないのかだんだん色のラインナップが減っているような(2020-03-29)。

旧絵鞆小学校

室蘭の旧絵鞆小学校を見に行ってきました。
南側円形校舎と矩形校舎を今年度中に解体する方針となり、お盆に合わせて校舎内の最後の一般公開が行なわれました。
職員室など一部の部屋は資材置き場にされていて立ち入り禁止でしたが、それらを除くとほとんどの教室と校舎内をすべて見て回ることができました。
一番の目玉はやはり南側円形校舎の体育館でしょう。最上階3Fのフロア全体を使った丸い体育館です。走ると下の階に響くとか、面積を確保するための張り出し構造が耐震性を弱めていて今回の解体決定の要因になったとか、そこまでやってもちょっと狭い(バスケットのコート1つがギリギリなのに無駄な空間がある)とか、正直設計ミスなのですが、同心円とアーチを組み合わせた屋根の構造はやはり美しいです。
私が通ってた30年以上前から、この体育館の梁にボールが1つ挟まってて気になっていました。今日見たら、今も挟まったままでした。まあ先代は落下して2代目が新しく挟まったのかもしれませんけど。

FLASHFORGE ADVENTURER3

3Dプリンターを買いました。
FLASHFORGE社のADVENTURER3です。
ちなみに今この機種を買うのはおすすめしません。FLASHFORGE USAでは$50安いADVENTURER3 Liteってモデルがあるみたいなんですね~。外観もスペックも特に違わない廉価版のようです。そのうち日本でも入手できるようになるんじゃないでしょうか。

やったらデカいダンボール箱で届きますが、意外と軽いです。まあ3Dプリンタは金属部分ほぼXYZ軸の稼動軸くらいで後は中が空の箱みたいなモンなので。40cm四方くらいで机の上に置くにはデカいが床に置くほどでもというくらいのサイズ感。お試し用に300gのフィラメント(材料になるプラスチック)がついてきます。色は選べませんということになってますが赤でした。

FDM(熱溶解積層法)方式の3Dプリンタなので、ぱっと見は工具のないフライス盤みたいな形をしています。構造を観察すると、ヘッド部はZ方向とX方向にのみ可動し、重要なZ軸はネジで精度を出し、X軸はベルト駆動になっています。Y軸は造形台の方が可動します。見えるところに駆動部がなくてよく分かりませんが、たぶんX軸と同じベルトでしょう。

フィラメントは別途500gのグレーのを買っておいたのでこっちから使うことにします。素材としてABSとPLAの2種類があるそうなのですが、トラブル少ないらしいPLAです。まずはタッチパネルを操作してフィラメント交換モードにセット。糸巻きみたいなフィラメントリールを側面のホルダに掛けて送り装置にフィラメントの先端差し込むとグイグイと吸い込まれていきます。ヘッド先端から融けたプラスチックが流れ出てきたら完了です。

最初から本体メモリに動作確認用のプログラムが格納されているので、それを指定してビルド開始を押すと後はフタ閉めて見ているだけです。10分くらいで縦横2cm高さ1cmのブロックが完成します。造形台にかなりべったり貼りついているので剥すのはちょっと大変です。

特に問題なさそうなので、次はとりあえずベンチマークで印刷する定番らしいタグボートの模型。こちらは3Dモデルで配布されているので、印刷用に純正のスライスソフトでGコードプログラムに変換します。中身はただのテキストファイルで、CNC工作機械と同じようにヘッドの軌跡をGコードと呼ばれるプログラム言語で記述したものになっています。USBメモリで本体に送り込んでビルド開始を押すだけ。1時間くらいかかりましたが、こちらも無事完成。

FDMは融かしたプラスチックを下から層を作りながら重ねていくので、側面は特に傾斜のある部分が積層跡でザラザラして微妙なラインが無数に入っていますが、形状は全く図面通りにちゃんと出てきます。バリというか納豆の糸みたいに余計なプラスチックが若干絡まっていますが、これも手で千切れば取れる程度です。

次はボードゲームに役立てるためにゲーム用のカスタムトークンを作ります。ここからグルームヘイヴンの1金コイントークンのデータをもらってきます。1枚分のモデルなので、Fusion360というCADソフトでコピペして16個に増殖させました。サイズを調整して直径2cm厚さ25mmに設定します。1つのヘッドで順番に造形するので、1個プリントするプログラムを16回走らせるのも、16個プリントするプログラムを1回走らせるのも総所要時間は大して変わらないのですが、まあ16個いっぺんに作った方が放置できて楽という計算です。途中で失敗すると16個全部ダメになるのでリスキーではありますが。

形状的に特に難しいものではないので、これも1時間強で無事出力完了。FDM方式はあまり精度出ないのでフィギュアとかには向かないとされていて、確かにコインの細かい意匠は潰れているところもありますが、おおむね満足できる品質ではないでしょうか。デフォルト設定のGコードだと、素材を節約するために自動的に中空ハニカム構造にしてくれるのですが、やや透けて見えるので小物作るときは100%充填で作った方がよさそう。1枚2g未満くらいなので、1kgの材料(安いのは2000円くらいから)があれば500枚は作れますね。30時間以上かかる計算ですが…

旧絵鞆小学校

室蘭の旧絵鞆小学校を見に行ってきました。
2棟が連なった円形校舎が特徴の廃校舎です。
何年か前の統廃合後は右端の1棟のみ市で使用し残りは閉鎖されております。
この1棟とグラウンドが使用中なのでさすがに建物はともかく敷地内は立ち入り自由でした。本当はどうなのか知りませんが、特に門扉を閉めたり立入禁止の掲示してたりはありません。そもそも門扉はないのですが。同じく統廃合された隣の桜ヶ丘小は完全に閉鎖されていて覗くこともできない(平地の道路に囲まれた絵鞆小と異なり地形的に山中の袋小路なので)のと比べると、まだマシな方ではあります。
長らく保存活用に向けた議論が行なわれていたようですが、結局保存を断念して来年度にも予算がつき次第使用中の1棟を残し解体する方向だそうです。
耐震性云々の前に結局のところ建物としては使い勝手が悪く、かろうじて普通に使用できる左端の矩形校舎の方は歴史的価値なしで誰も残す気なさそうだったりで、残当ではあるでしょう。