Adventurer3と各社フィラメントの評価

3Dプリンタを購入して4ヶ月、運転時間は600時間になりました。
トラブルはフィラメント詰まりが2回ほど、加熱して付属の棒でゴリゴリやると直る程度で大した問題ではありませんでした。
ファームウェアが古い(購入時からすでに古かった)ので最新のv1.1.0にアップデートしてみました。特に何が変わったのか分からないですが。
あと動作音が大きくなってきたような気がするので、各軸にグリスを塗り塗りしたらまるで新品のように静かになりました。

Adventurer3の評価

フィラメントホルダが純正専用

本体にフィラメントリールを格納できる設計なのですが、ほとんどのサードパーティー製フィラメントは収まりません。まあ最初から分かってることなので、みんな最初に印刷するのはフィラメントホルダーだそうです。

プラットフォームが微妙に水平でない

公式ページにレベリング調整器具の印刷データと使用手順が上がっていますが、この方法ではZ軸がX軸方向に傾いているのを修正できるだけで、Y軸方向に傾いてるのは対処しようがなさそう。取り外しプラットフォームの縁にテープを貼って修正してる人が多いようです。最初の1~2層の厚みで吸収できる程度の誤差であれば、特に調整しなくてもラフトつけて印刷すればほとんど影響が出ることはないと思います。

印刷中にプラットフォームがズレる

構造上の弱点です。他の3Dプリンタがどうしてるのか知りませんが、Adventurer3の取り外しプラットフォームは前後左右に若干の余裕があるのをバネで押さえてるだけなので、印刷中にヘッドが印刷物にぶつかった衝撃で1mmくらい動くことがあります。このため印刷物の途中から上半分が横にズレて段差ができます。プラットフォームとヒートベッドの間の1mmくらいの隙間を埋める治具を作って押さえてやるようにしました。今のところ、これで完全にズレを防止できています。PLAなのでベッド温度上げられないですが…

フィラメント評価

今のところPLAしか使ってません。

FLASHFORGE純正 (灰・赤)

アマゾン価格2,980円(500g)。さすが純正だけあってノートラブル。ほとんどのメーカーは1kgなので価格的にコスパは半分以下です。湿気る前に使い切りやすいのは利点。赤は本体付属の評価用300g。どちらも若干色が薄いというか透けている。

3D Hero (白・茶・緑・黒)

アマゾン価格1,999円。メインで使っているフィラメント。値段の割にトラブルは少なく、色のパターンも多い。太さが均一ではないのか、途中から送り出しが悪くなることがある。2,599円(2020-03-29)。

Creality 3D (青)

アマゾン価格1,999円。異様に巻きが綺麗に揃っている。リールが透明なので残量が分かりやすい。粘着力が低いようで、特に1層めを非常に遅くしないとプラットフォームに定着しない。2,999円(2020-03-29)。

Pxmalion (黄)

アマゾン価格1,880円。外周部分は問題ないが、中心部で巻きのRがきつくなってくるとポキポキ折れる。ノズル内で詰まりやすい。ちゃんと押し出されさえすれば造形物は綺麗に出る。2,480円(2020-03-29)。

ERYONE (金・銅)

アマゾン価格1,599円(500g)。金属色フィラメント。金属成分は含まれていない。金色はただの黄色、銅色はちゃんと金属光沢がある。層を厚めにした方が光沢が出やすいようだ。フィラメントの品質には特に問題なさそう(使いきっていないので十分な評価はできない)。廃盤?(2020-03-29)。

PRILINE (紫)

アマゾン価格1,699円(1kg)。安価な割には問題のないフィラメント。色のせいか、底面が白く汚れたように荒れる。使いきっていないので十分な評価はできない。2,299円(2020-03-29)。

NOULEI (銀)

アマゾン価格2,699円(1kg)。金属色フィラメント。金属成分は含まれていない。割ときれいに銀色に光る。品質は全く問題ない。生産終了だろうか、廃盤?(2020-03-29)。

eSUN (灰)

アマゾン価格1,599円(500g)。使い切りやすい小容量タイプ。品質は全く問題ない。若干巻きがキツいというかスプールの端に巻かれている分がスムーズに解けてこないので見張っている必要がある。生産してないのかだんだん色のラインナップが減っているような(2020-03-29)。

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