ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Schlacht am Buffet (Kosmos)・El Capitán (Z-man)・Power Gird (2F)・Pictomania (Pegasus/HJ)をプレイしました。

まずはワレスのビュッフェの戦い。5人。ウントチュースのリメイクで箱入りボードゲームになりましたが、ボードとコマが全くプレイアビリティを上げておらず、カードだけでプレイした方が圧倒的にプレイしやすいという迷作。カードゲームなので引き運要素の方が大きいのですが、ワレス作だけあって相応のゲーム性はあります。2位。

ちょっと古めですがエルカピタンを基本ルールのみで。3時代中の第2時代で急激に収入が伸びるので第1時代の借金は延滞金払ってでも第2時代まで待ってもらう、都市数ボーナスは都市数増えるほど上昇カーブ上がるので第1時代は都市数抑えめで第2時代に一気に9都市達成して満額貰う、第3時代は勝ってそうな人が砦置いてる都市に倉庫建てまくって値下がりを誘う、などおおむね作戦通りに打てたのですがわずかに及ばず2位。

1人減って電力会社4人はベネルクスマップ。特殊ルールで風力発電所がやや出やすくなっているのですが、あまり違いを感じるほどの効果はありません。石炭少なめな代わりに石油がじゃぶじゃぶ出るようになっています。石油発電所をベースに17都市17電力を達成しましたが、資金負け2位。

1人増えてピクトマニア5人。毎回同じ面子で遊んでるとだんだんEPSで分かるようになってくるので、しばらく間を置いた方がいいのかも。これも2位。

終了後は場所変えて裏例会。Alien Frontiers (Clever Mojo Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。参加者4人。

エイリアンフロンティアは異星人技術カードが大活躍する展開。マインドコントロールヘルメットが強力そうに見えました。ダイス目を地味に操作できるブースターポッドがフル稼動して1位。4位までずらっと1点差でした。

最後にドミニオンは2戦2敗。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Chinatown (alea)・Strike (Ravensburger)・Age of Empires III (Eagle Games)・Quartett (Nürnberger-Spielkarten-Verlag)・Galaxy Trucker (CGE)をプレイしました。

まずはチャイナタウン。手早く4軒完成を作って幸先良いスタートでしたが、ボーナスカードの引きに恵まれず2位。

ラベンスバーガー社の新作ストライクは円形闘技場を模した箱にサイコロを1個ずつ振り込み、ぶつけあってゾロ目を作るダイスゲーム。気合を込めすぎて箱から飛び出したサイコロは除去されてしまうので、繊細なダイス捌きが要求される何とも言えないゲーム。運よく6の3ゾロが出てくれたおかげで逆転勝ち。

エイジ オブ エンパイアIIIは毎ターンDiscoveryにCaptainを貰える建物を建てたので、探検メインで進めてみました。もともと探検は余ったワーカーをいくらでも貯めておけるプールなので、カード引きのリスクがある割には投入したコストに対してそれほど利益上がるようにはなっておらず、メインの戦略にするにはちょっと非力すぎました。最下位。

いろんなメーカーから出ているカルテットは8種4枚ずつあるカードを種類ごとに集めるゲーム。4枚中3枚持ってると一見ゴール近いように見えるのですが、1枚しか持ってないプレイヤーに簡単に根こそぎブッコ抜かれてしまうという驚愕のゲームです。

ギャラクシートラッカーは拡張入りで5人までプレイ可。人数調整のため先着1名系のカードがすべて先着2名まで可に変更されるので、普段よりイベントカードの影響受けやすいような気がします。2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
1969 (Cranio Creations)・The Road to Canterbury (Gryphon Games)・Dominion (RGG)をプレイしました。

1969は月面探査ロケットの開発競争をテーマにしたダイスゲーム。1963年から毎年定期収入をもらって科学者を雇い研究分野を割り当ててダイスで成功判定し、最終ターン1969年には月に向かって打ち上げてやっぱりダイスで成功判定します。毎年の成功判定ごとに成果に応じて得点を獲得し、その合計の多い国の勝ちです。特に難しいルールはなくサクサク進む軽快なゲーム。思ったより簡単に月に行けてしまうので、もっと難易度高い方がそれらしいかもしれません。
安い代わりにマイナス得点のついてくる青服科学者雇いすぎた分で負け。

カンタベリーへの道は値段は気にせず免罪符の数を売って都市ボーナスと巡礼団ボーナスを狙う作戦で。予想外に早期終了してくれたおかげで逃げ切り勝ち。

なかなか暗黒時代の日本語版出ないようですが、英語版なので全部入りドミニオン。完全ランダムセットアップで毎回がらっと雰囲気変わりますが、どれもそれなりに面白いのが素晴しい。5戦2勝。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Kolejka (Instytut Pamięci Narodowej)・Olympos (Ystari)・Copycat (2F-Spiele/RGG)をプレイしました。

まずはポーランドのコレイカ。5人プレイだと、5種類の商品のどれも世界の総需要数が同じなので、極めて均衡したゲームになります。9商品揃えるまではよかったのですが3人同時勝ちされて負け組。プレイ巡が固定されてしまうので、ゲームとしては4人以下の方が紛れが出て良いかもしれません。人数多い方がワーカーがゾロゾロ行列を作ってテーマに合ってはいるのですが。

イスタリのオリンポスは、古代ギリシャを舞台にテーベの東っぽい時間消費システムで地政学マルチと技術開発競争をします。最後は坊主めくりなテーベと違い戦闘システムにランダム要素がないので、きっちり計算して仲良く締め合うゲーム。得点の獲得方法がいくつも用意されているので、他人と被らない道を探すのが重要そう。完成度もゲーム性も高い良くできたゲーマーズゲームなのですが、面白さのほとんどがテーベの東に由来していて、このゲーム固有のエクスペリエンスというのが薄いのが難点でしょうか。大差2位。

フリーゼの新作はラクラク大統領になる方法。ドミニオンとアグリコラとスルージエイジスを混ぜたという驚異のゲーム。基本的にはシャッフルされた購入カードプールが流れていくタイプのデッキ構築ゲームです。巨大なボードには10ヶ所の固定のアクションマス・人数調整用のアクションカード置き場・ラウンドごとに1枚ずつ増えていくラウンドカード置き場が並んでいて、そのまんまアグリコラ。かと思えばデッキ構築部分は初期デッキ構成が1金7枚と1VP3枚で1手番5枚引き、3VPカードは5金・6VPカードは8金・10VPカードは11金と堂々とドミニオンそのまんまなところなど、世界広しといえどもフリーゼ以外にここまでできる男もそういないでしょう。アクション数無制限・購入数ゼロが基本で、毎ラウンド順番の競りをした後でワーカーのアクションで購入数増やしたりカード引いたり仮想コイン出したりして進めていきます。流れてきたカードに食いつくしかないアセンション方式の欠点はそのままで、展開の多様性などの部分でちょっと弱いかなと思わなくもないですが、ゲーム性そのものよりもフリーゼの鬼才っぷりに酔うゲームとみれば十分楽しめます。1点差1位。

ML.K 10月例会

札幌市東区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者10人。
惨劇RoopeR (BakaFire Party)・Coloretto (ABACUS)・Pictomania (Pegasus/HJ)・ガンダム To Apple (同人)をプレイしました。

今日は集まりよく最初から2卓立つ勢い。なにせ最遠参加者は東京からです。

まずは4人で惨劇RoopeR。前回プレイ時と違う面子で自分以外全員初プレイなので、脚本家を担当して前回と同じシナリオ1をプレイしました。
付属のトークンの視認性が悪いので、TCGのライフカウンター用のおはじきを各色用意してみました。盤面カラフルで一目瞭然になり、かなりプレイアビリティが向上していい感じです。
脚本家になって初めて分かる人殺しの難しさ。プレイヤーやってると何が起きても人死にそうでハラハラドキドキなのですが、脚本家の立場になると全く逆で、重要人物がスルスルと包囲網を抜けてしまい全然思ったように死んでくれません。初回ループの途中で方針変更して予定とは逆の伏せておくつもりだった方の敗北条件のスイッチを押すことになり、序盤からあからさまに怪しい重要情報やら決定的証拠やらをポロポロとお漏らししてしまいました。相談禁止でプレイヤー側の連携が難しいのに助けられて、なんとか3ループとも敗北させることはできましたが、最後の戦いの役職当てはあからさまに一方が怪しい2択にしかならず、順当に主人公の勝利でした。

5人でコロレットはBGGストアで売ってる拡張を投入。ランダムで6種類の特殊ルールから一つが適用されます。今回のは各ラウンドで最初に降りたプレイヤーは引き取ったセットに加えて、山札からカードを1枚獲得する、というもの。安全策の早降りが一躍ハイリスクハイリターンな手に化ける強烈なシステムでした。なかなか良い拡張です。負け。

6人でピクトマニアは最大数。消去法がかなり有効でどんなにわけ分からん絵描かれても最後は2択まで絞り込めるはず、なのですが思ったよりは難しかったです。勝ち。

最後はガンダムウォーのカードでApple To Apple。最近のガンダムウォーがどうなってるのか全然知りませんが、AGEとかOOとか入ってると嬉しいかもしれません。人物系のカードは(たぶん)意図的にほとんど同じのが何枚も入っているので、あえて外していくのも作戦かも。

別卓ではEclipse・The Road to Canterburyなどがプレイされていました。

終了後は移動して裏例会。参加者8人。
Shadows over Camelot (DoW)をプレイしました。
マーリン拡張入りなので最大8人まで吸収できます。8人だと裏切り者が1~2人いるはずですが、移動に不確実性が入ったので裏切り者の行動があまり目立たなくなったようです。
裏切り者1人告発済みの状態で終了しましたが、もう1人裏切り者がいて円卓の騎士の敗北。最後が聖杯だったのですが、残りの宝具2個とも2人の裏切り者に独占されていていました。よく訓練された裏切り者というか、やはり最初からイケイケでランスロットに挑む騎士はやはり怪しいとみなすべきというか。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Andean Abyss (GMT)をプレイしました。

4人フルメンバーなので、全勢力人間が担当します。
とりあえず何も考えずにイベント発生させるNPCと違って、不要なイベントはうまくスキップして通常アクションで適切なポイントに戦力展開してくるので、大味感がなくなりシビアな駆け引きと交渉が発生するようになります。
勢力をランダムに選んで、右翼担当。お金も総兵力も少ないのですが、政府の支配地域で安全に戦力を整えることができるくせに、個々のユニットは左翼と同性能のゲリラなので非正規戦に強いといういいところ取りの勢力です。
序盤は政府が強力なイベントを引き当て、戦力の展開の遅れを代償に経済的に突出。そのスキに素早く展開した左翼が初回のプロパガンダであやうく勝ってしまうところでした。
2枚めのプロパガンダが終わって数ラウンド回したところで、右翼と麻薬組織が勝利条件を満たし、政府と左翼はどちらも若干届かずという状況になりました。右翼の持ちゴマはほとんど全部置き切ってしまったので、もう政府の庇護はいらんと反旗を翻してみたのですが、政府軍全軍にローラーされて一瞬で全滅。麻薬組織が順調に支配地を広げて左翼だけでは削り切れずに麻薬組織の勝ち。右翼は裏切るタイミングも叩く相手も全然間違いでした。
新規ユニットの配置制限の都合で、政府と右翼の混在エリアと、左翼と麻薬組織の混在エリアがきれいに分かれやすくなっています。そのまま協力して2VS2で戦うなら相互に手のとどきにくいところをカバーできていい感じなのですが、対立しあうとお互いに簡単に弱点を突きあうことができるので、尋常でない被害が出てしまいます。
右翼は手数効率的には北方の田舎に集中的に置くと速いのですが、ここは左翼や麻薬組織の拠点からは遠いため、戦略的な対応ができなくなってしまいます。それよりは政府支配地に基地を1個づつ置かせてもらえるよう交渉した方が、いざというときにマップ中央から南方に展開する可能性を持つことができて良さそうです。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Aeroplanes: Aviation Ascendant (Mayfair)・Manhattan Project (Minion games)・Cheeky Monkey (Piatnik/F2F)をプレイしました。

まずはワレスの新作エアロプレイン。1919~1939年までの航空会社の経営競争のゲーム。飛行機を買って、空港を設置して航路を開設し、乗客を募集します。例によって3時代あって、時代ごとにヨーロッパ・アフリア・アジアの3エリアの空港数でエリアマジョリティ式に得点が入ったり、乗客数-空席数の順位で得点が入ったりします。借金はなく、バランスシート上の経営手腕よりも、いかに空気を輸送しないかが重要になってきます。
ラウンドごとにダイスで決まるランダムなスタートプレイヤーから時計回りに1巡という、独特の手番順決定方法のアヤで路線の取り合いや客の奪い合いが発生する熾烈なシステムはさすがワレス。見たことあるようなシステムの中にこっそりと強すぎるスパイスが混ぜ込まれています。路線開設チェックもダイスなので、輸送3部作の中では相当に運に翻弄される方でしょうか。プレイ時間は長いですが密度はトップクラスです。
残念ながらルールはあい変わらずのワレス語。重要事項がこっそり注釈に書いてあるくらいはかわいいもので、解釈の分かれそうなところが全然ハッキリ書いてなくてプレイに支障をきたすレベル。ショップの和訳も微妙に間違ってそうです。
同点所持金差でタイブレーク勝ち。

マンハッタンプロジェクトは拡張入り。ちょっとルール変更が入ってリチウム鉱山は鉱山に数えないことが明確化されました。ブラジル・北朝鮮・イスラエル・インド・オーストラリアでイスラエル担当。全然原爆作れずいいところなし。多人数プレイで必要な原爆の数が少ないときに1枚捨ててミサイル工場作るのはちょっと重すぎでした。

最後はチーキーモンキー。ただの坊主めくりと思いきや意外と高い戦略性を誇るすごいゲーム。昔のクニチー恐るべし。サルしか取れずどど負け。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Andean Abyss (GMT)・Labyrinth (GMT)・DungeonQuest (FFG)をプレイしました。

GMTの新作、アンデアン・アビス。コロンビアを舞台に政府と左翼ゲリラと右翼ゲリラと麻薬組織が4つ巴の戦いをするカードドリブンのシミュレーションゲーム。人数足りない分の派閥はNPCになってフローチャートに従って自動操縦されるプレイ人数に優しいシステムを採用しています。2人プレイ時に人間が担当するのは政府と左翼。一応政府の方を担当してルール確認がてらおよそ前半分くらいまで回してみました。ラビリンスもそうですが、この作者のゲームはシンプルな割にルールが読みずらく、その上序盤は何かプレイ指針がないと本当に何やっていいか全く分かりません。おそらく政府はなるべく早期にユニットの展開を済ませて重要拠点をテロの脅威から守れるようにするのが必須な雰囲気。NPCの自動操縦ルールは空気読まないので、やはり面白くなるのは3人プレイからでしょうか。2回目の決算直前まで進めてNPCの麻薬組織が勝ちそうでした。

というわけで同じ作者のラビリンス。今回もテロリスト側を担当。シックスアングルズ最新号のリプレイに倣って資金が枯渇する前にアフガニスタンで限界までリクルートしてから展開してみました。準備ができる前にアメリカにパキスタンを安定化させられてしまったので、反対側の中央アジアに進出して大ジハードを決行するも失敗。イラクに転戦してこちらはイスラム革命成功、当然アメリカはイラクに武力介入して鎮圧しますが、そのスキに再度中央アジアに取って返して今度は革命成功、最後はサウジアラビアで大ジハードが成功するかどうかが焦点になりました。結局革命は失敗しましたが2国原理主義化で判定勝ち。今回はダイス運悪くて大ジハードがなかなか成功しなくて苦しみましたが、途中何度かプロットが成功して、資金の維持とアメリカの威信低下ができたのが良かったようです。やっとテロリスト側の運用方法が見えてきた感じです。

最後はダンジョンクエスト。今回は簡単な旧版戦闘システムを採用。正直煩雑なカードバトルシステムよりも、こちらの方がテンポ良くていいと思います。2人で3回挑戦しましたが全然生還できず。最後など初めてドラゴンの巣穴から巨大ルビー(3000ゴールド)を持ち出すことができたのに、気を抜いたスキにあっさりと落とし穴に落ちて即死。恐ろしいゲームでした。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Piratenbillard (ABACUSS)・Neue Spiele Im Alten Rom (Piatnic)・Code 777 (Stronghold)・Manhattan Project (Minion)・League of Six (CGE)・Bluff (FX)をプレイしました。

まずは異様に巨大な箱のパイレーツビリヤード。底が布貼りの格子に入れた球を下から木槌で叩いてゴールを目指すという豪快なアクションゲーム。微妙な力加減が要求されますが、当然狙ったところに飛ぶはずもない楽しいゲームです。2戦2敗。

古代ローマの新しいゲームはカテリーナの陰謀。今回はイマイチ詰めきれず、上がられた時点でもサッパリ分かってませんでした。

コード777はドメモみたいなゲーム。1~7の数字が描かれたランダムな3枚のタイルが配られますが、インディアンポーカー式に自分の分は見えません。手番ごとにお題カードを1枚引いてシステムから(合計18以上は何人?とか)質問されるので、自分の見えている範囲の情報で答えます。他人のヒントを手がかりに自分の3枚を当てたら勝ちというゲーム。難易度ちょっと高めで分からないときは全然分かりませんが、質問がカミあうと稲妻に撃たれたかのように正解が浮び上がってくるあたり良くできています。負け。

昨日に引き続きマンハッタンプロジェクト。パキスタン・南アフリカ・オーストラリア・インドと、いかにもインド洋を囲む熱い戦いです。パキスタン担当で負け。南アフリカの核解体能力が強力で、安い原爆で簡単に高得点を許してしまいました。パキスタンの能力の使いすぎで、下家に好きな設計図取らせてしまったのが敗因。

六都市同盟、デザイナーはCGEの重ゲー作る方。プレイヤーの立場は徴税吏という設定ですが、要は指定された商品をかき集めて人より先にお城に届けること、ということで普通の商人のようにしか見えません。アメンラー式の競りゲーですが、競り負けたプレイヤーが出ていくときにすぐ清算してしまうので、同じお金がグルグル回るだけでイマイチちゃんと機能しているようには思えません。競り以外の得点システムは巧妙にできていて、思いの他の僅差でした。勝ち。

もう一度古代ローマの新しいゲームをプレイ。今度は短時間で終わる歴史の糸車。環状に配置されたカードを1枚ずつピックしていくだけの単純なゲームですが、モダンアート系のクニツィアジレンマを簡単に体験できる秀逸な作品。1戦だけプレイして3位。

最後はブラフ。1個対1個のタイマンまでもつれ込みました。出目に助けられて勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
らでぃかる! School Hours (Manifest Destiny)・惨劇RoopeR (BakaFire Party)・Manhattan Project (Minion games)・The Boss (Blackrock Editions)をプレイしました。

らでぃかる!はギャルゲー風テーマのデッキ構築ゲーム。アクションカードと得点カードが兼用になっていて、一度入れたアクションカードを再度デッキから排除することで得点になる、というのがシステム的な特徴。せっかく6人もヒロインが登場するのに、できるだけ絞って攻略しないとデッキが破綻するというのはちょっと残念ですが、ドミニオンも似たようなモノですし、ゲームのテーマ的にもその方がそれらしい。リシャッフルルールの特徴から、一度事故ると次のターンもほぼ事故るのが保証されてしまいちょっと爽快感に欠けるところがありますが、ユニークな割に完成度の高い良作。鞍替えしすぎて大敗。

最近話題の惨劇RoopeRは同一初期状態から開始されるシナリオを何度も繰り返しながら各キャラクターの正体や勝利条件を探って最終的な事件の解決を目指すマスター1人対他プレイヤー全員の協力型ゲーム。高難度の推理ゲームとして極めて良くできてはいるのですが、マスターを含むプレイヤー全員がルールを完全に把握した上で一切のミスが許されない、という厳しいゲームの割には、ルールがちょっと言葉不足で様々なプレイミスを誘発する不親切仕様なのがもったいない。版を重ねているようなので後の版では改良されているのかもしれませんが。
今回は初回プレイ用推奨シナリオらしいの。いかにもモブっぽいキャラに見えた動きが実はマスターの必死の隠蔽工作だったらしく、正体把握できてなかった1人の暗躍を止められず大敗北。

マンハッタンプロジェクトはセカンドステージ拡張入り。発売はまだですが、Kickstarterでデータファイルが先行配布されたので印刷して投入しました。国が増え、弾道ロケット作ったり水爆作ったりできるようになり、人物カードが入って特殊アクションが増えました。ロケットと人物カードの効果で、航空攻撃やスパイの重要性がぐっと上がっています。基本ルールでイマイチ使いにくかった部分を含めて、余さずルールを活用できるようになった好拡張です。
増えた国だけランダムに引くと、イスラエル・オーストラリア・北朝鮮・パキスタンという危険極まりない国々。どの国の能力も強力ですが、北朝鮮の瀬戸際戦術(お金くれないとウラン濃縮しちゃうぞ~)が実に楽しそうでした。オーストラリア担当でぴったり50VP分の原爆作って勝ち。

最後はザ・ボス。3ラウンド目で2位に大差つけていて4ラウンドで終了と分かっていたので全ワーカー投入して堅実に1金確保に走ったのですが、終わってみたら同点タイブレーク負け。