K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Hyperborea (Asmodee)・ESSEN the Game: SPIEL ’13 (Geek Attitude Games)・7 Wonders (Repos)をプレイしました。

ヒュペルボレアは6人までプレイ可能な陣取りマルチ。謎のファンタジー世界が舞台でクトゥフル神話とはあまり関係ありません。カタン式のヘクスタイルを組み合わせてマップを作り、外周の1タイルから中心の高価値なタイルに向けて領土を広げていきます。Eclipseみたいな感じですが、初期マップよりは広がらないので机のサイズは常識的な範囲で済みます。
各自自分の袋に6色のキューブが入っているので、手番ごとに3個ずつ引いて色の組み合わせで移動とか戦闘とかの可能なアクションが決まります。基本アクションは全員共通ですが、技術開発すると上級アクションカードを獲得して自分だけ特定の色の組み合わせで効率のよいアクションができるようになったり、キューブを袋に追加投入してよく使うアクションのセットを揃えやすくなったりします。この独特のアクション選択システムによる戦略的オプションが豊富で複雑なゲームですが、アイコンなどのデザインがよくできていて、煩雑さを感じさせない軽快なプレイ感です。
1回プレイしただけでまだ何とも言えませんが、技術開発の副産物として降ってくる灰色キューブは通常は何の役にも立たないお邪魔虫なのに、一部の技術や種族能力で超強力なアクションに化けるとか、手番ごとに通常の3個の補充を増やす手段はほとんどないのに、これまた一部の技術や種族能力で大量に追加補充できてしまうとか、バランス的には序盤のちょっとしたピックの差で簡単に大差がついてしまいそうでちょっと大味かもしれません。
ランダムに色決めると戦闘系の赤。システム的には大抵の場合移動すると戦闘できず、戦闘の準備すると移動できないので、戦って稼ぐのはなかなか難しそう。負け。

エッセンザゲームは、去年のエッセンゲームショーを舞台にゲームを買いまくるゲーム。ボードゲームギームゲームと似た雰囲気ですが、プレイヤーは純粋にゲームを購入するだけのゲーマーなのと、同じゲームは2つとして存在しないので欲しいゲームは早いもの勝ちなのが特徴です。
群集を避けつつ混みあう会場を移動して、次々とブースを回ってゲームを買い集めます。あまり大量に買うと移動力が落ちるので、駐車場に戻って車に積んで身軽になったら再度会場に突入するというのを繰り返します。事前にドラフトで欲しいものリストを作っているので、それらを買えればさらに得点アップですが、なぜか半分以上の商品は開場時点ではまだ搬入すらされてないので、突入と離脱のタイミングを調整して最適な経路でお買い物をします。ボードゲームギームゲームと比べるとぐっと戦術的に振ってある感じです。
順番ランダムに決めるとスタートプレイヤー。如実に順番の有利不利のあるゲームで勝ち。プレス用入場チケット恐るべし。

7不思議はバベルの塔拡張入り。建築をパスしたときに3金もらう代わりに全体に影響するルール変更タイルを出せるようになるバベルタイルと、時代ごとに推奨カラーがランダムに決まり、それ建てるとボーナス、建てられないとペナルティが発生する偉大な計画ボードが追加されます。
以前の拡張はリーダーにしろ都市にしろ強力なカードセットが追加されるため、ドラフトシステムとは言え適切なタイミングに適切なカードを配られた人が有利になる運要素強めな傾向にありましたが、今回の拡張はどちらのルールも全体に影響して戦略性を高める方向に作用します。特にバベルタイルは従来のシステムでのカードの強弱を補正するように調整されているように思われます。
不思議をランダムに引くとワンダーパックのアブ・シンベル神殿A面、使用済みのリーダーを埋めてコストに応じた勝利点に変換するという、リーダーの引き次第ですがある意味強力な不思議です。2点差負け。

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