ML.K 12月例会

12/8は札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者5人。
Big Bang (同人)・謀略級三国志(GJ)・Tannhäuser (FFG)をプレイしました。

とりあえず星矢4人。悪人勢力でデスマスク担当、味方はアステリオンで相手は一輝魔鈴。若干見劣りする分力負け。

GJ最新号の謀略級三国志を4人。GJのマルチは源平藤橘以来ですが今回は武将の名前が誤字だらけです。三国志を知らない人が手書きの原稿を元に写植したのでしょうか。ゲームのプレイには特に支障はないのが幸いです。正体を隠して軍師として各勢力を裏から操り各自の勝利条件をめざすという超人ロック風のゲームです。
陸遜を引いたのでとりあえず様子見で手近な劉表に仕官してみました。N田氏は孫策、K川氏とM元氏は曹操に仕官しました。N田氏は早速3ユニット動員の特殊能力を使って呉を急速に拡大します。おそらく正体は張昭、陸遜と目的はほぼ共通なのですが勝利得点の倍率の関係で張昭が先に勝利してしまう可能性が高いため、妨害を試みましたがあまり効果はありませんでした。M元氏は賈詡だったのですが、勝利条件達成前に誤って正体を明かしてしまうという痛恨のミス。あとはK川氏とうまく同時に勝利できることを祈るのみです。K川氏は親魏派の誰かのようですが、正体不明のまま袁紹や呂布劉備孫策を避けて西方へと進軍を開始。実は法正で、曹操を成都に迎える計画だったようですが道なかばで攻勢限界に達してしまいました。
私の方は手札が溜ったので劉表を見限り本命の孫策に乗り換えました。途中でN田氏が勝ってしまわないよう罷免してから洛陽と許昌を攻撃。孫策の戦闘力とカードの効果で魏勢力を一掃して陸遜の勝利条件を達成しました。無駄な妨害を防ぐためあえて勝利宣言せず、N田氏が再度孫策に仕官してくるのを待ちます。予想通り張昭だったので共同勝利を達成しました。

1人増えてタンホイザー5人。FFGの新作ですが、グラフィックデザインにはかなり難があります。ゲームボードの色合いが暗くて射線と移動を遮る障害物が見えません。マスの色で区別されているのですが、ポイントtoポイントのくせにマス同士の接続関係が明記されておらず非常に分かりにくいです。また、銃やその他の装備品マーカーが絵だけで性能について何も記載されていないので、いちいちサマリーを参照する必要がありゲームのテンポを損ないます。はっきり言ってこれはデザイナーの自己満足かと。ゲームのできが良い分残念です。
5人ずつの2陣営に分かれて戦闘をするゲームなので、2対3に分かれて各自に担当キャラを分配しました。帝国軍は3人だったので私だけ1人。連合軍は2人で分担しているので、3人のこちらと比べてきれいなフォーメーションを組んで前進してきます。連合軍の方が火力で優越している上に煙幕+暗視装置で地の利まであってどうにも押されぎみですが、帝国軍がヘルマンの魔法攻撃とエヴァの鞭で弱そうな2人をあっと言うまに血祭りにあげ一気に形勢が傾きました。マップの隅に押し込んで足を止めての殴りあいに持ち込みましたが、後に残した耐久力の高いキャラを倒すのに手間取っている間に一人また一人と撃ち殺されてしまい、結局連合軍が勝ちそうというところで時間切れ終了。

終了後、某所に場所を移して夜の部。参加者3人。
Puerto Rico (alea)・18EU (Deep Thought)をプレイしました。
プは1番手で開拓から採石場スタート。大学を早期に建てる戦法を試してみましたが、やはり無理がありました。2番手のK川氏がコーヒー売却と工場の利益で10金建物のボーナス分勝利。
18EUはビッドが終わった時点で、私4,7,8,9,13、N村氏3,5,10,13,14、K川氏1,2,6,11,12。北仏の強力な会社を含む5社を押さえたK川氏が順当に勝利しました。

ML.K裏例会

12/1は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
オーガストカード雀(ゲーマガ)・Puerto Rico (alea)・Amyitis (Ystari)・China Rails (Mayfair)をプレイしました。K川氏がゲームをたくさん買ったのに、プレイしたのはアミティスだけでした。

とりあえずオーガスト雀。ルールでは誰かが飛ぶまでとなっていますが尋常でなく時間がかかるので半荘で十分です。4枚目が無駄カードにならないよう槓を200点役にしてみました。愛の差でN田氏の大勝利。

プエルトリコは3番手。1番手の初手は建築。建設小屋から建築型に進もうかと思いましたが、工場で先行されたのでコーヒー出荷型にシフト。10金建物に手が出なくて2位。勝者はもろこし出荷型なのに10金建物2軒のN田氏でした。

Ystariの新作アミティスはバビロンの空中庭園がテーマで、同社のケイラスなどと同じく様々な得点源をうまく積み上げて勝利点を競うタイプです。直接的な得点方法は空中庭園の建設ですが、これ以外の主な投資先として隊商・銀行家・宮殿があり、これのレベルを上げると各種の特典や勝利点を得ることができます。ただしこれらは最初の1レベルから人数制限があって、これを逃がすと以降ゲーム終了まで0レベルが確定してしまうので、最初の数ターンでプレイヤーごとに戦略の進み先が完全に分岐してしまいます。これでバランスがちゃんと取られていれば問題はないのですが、本当に大丈夫なのかちょっと疑問です。ランダム要素は薄いので、他のプレイヤーの動向にも注意して先まで読める面子を揃えて何度もプレイしないと最終的な評価はできませんが、同社の他のゲームも評判の割にはバランス面で若干の難があると思っているのでどうでしょうか。
序盤に銀行家を最高レベルまで上げて(最高レベルに到達できるのは1人だけ)、毎ターン資金と勝利点が自動的に降ってくる体制を固めて順当に勝利しました。

そろそろ定跡が見えてきたチャイナレイル。K川氏が新疆発西安経由上海行きの路線を基幹に東北と四川省へ向う支線を引く形で盤の中央に巨大な十字を描く完璧な路線を引いて圧勝。定跡が分かってもそれに合う商品カードを引けないと意味ないのですが。

来週は北区民で12月例会ですが、予定のGMT特集ではなくタンホイザー(FFG)会になるかも。

ML.K 11月例会

11/24は札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Puerto Rico (alea)・China Rails (alea)・Big Bang (同人)・Cold War Naval Battles (Relative Range/3W)をプレイしました。

今回はalea特集ということで、定番のプエルトリコから。5人。クリス・ティボデュー氏の追加建物を入れているので、建物の構成は混沌としています。建設小屋も工場も港も造船所も入らなかったので、終始スローペースな展開。1番手で手堅く初手採石場からコーヒー出荷型で3位。

続けて良作の割にあまり立たないチャイナタウン。良作良作言う割にはボーナスカードの出方で決まる引きゲーという評価なのですが、N田氏がボーナスカードに恵まれずとも圧勝でした。

Big Bangは海闘士入り。終わりそうにないところに1人増えたので途中終了。

2卓に分けてCWNB 3人。エキスパンションも用意したのですが、初プレイの人がいたので基本セットのみ。時間の都合で1ラウンドだけ。一人だけ正規空母を2隻も引いたのでポイント的には圧倒的にリードしていました。エキスパンションを入れると艦船はおおむね均等な構成になるように分配されるので、その方がよいのかもしれません。

その他の卓ではノートルダム(alea)がプレイされていました。

次回は12/8でGMT特集の予定。

ML.K 裏例会

11/17は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Arkham Horror (FFG)・Merchant of Venus (AH)をプレイしました。

アーカムホラーは拡張全部入り。「黄衣の王」追加ルールの「ヘラルド」としてFFGのサイトで配布されているダークファラオを使用しました。旧支配者はニャルラトテップです。ヘラルドの効果で特殊アイテムを入手するたびに正気度が失なわれたり呪われたりします。さらにニャルラトテップの化身を倒すと破滅値が上がってしまうのでうかつに手が出せなくなりますが、化身が街を闊歩していると最終戦闘でニャルラトテップが強化されてしまいます。運よく化身は1体しか出現しなかったので、最終戦闘でショットガンやら火炎放射器やらでニャルラトテップを撃退してアーカムの平和を守ることができました。

金星の商人はまず勝利条件$1,500。ジャンプスタートを拾ったので宇宙中を飛び回ってタッチの差で勝利できました。$1,500だと宇宙港や工場などの資産を有効活用する前に終わってしまうのでルール通りの$2,000で再戦。今度は序盤売れない商品を抱えて放浪したのが長くて全然勝負になりませんでした。運不運が大きい割にいつも1位2位は1ターン差になるよいゲームです。

ML.K 裏例会

11/10は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Panda, Gorilla & Co (Schmidt)・18Kit (Deep Thought)をプレイしました。

エッセン’07の新作がボジョレヌーボーの余波であまり日本に入ってきてないそうな。ホントでしょうか。

Schmidtの新作パンダゴリラは、ランダムに引いたタイルを道路がつながるように配置して自分のコマを置き、エリアが囲まれたら各自のコマを得点計算するというシステムです。動物園トデッカーという評価もあるようですが、プレイ感はエントデッカーよりはむしろカルカソンヌに近いです。高得点のためには大きいタイルを効率よく置ける必要があるので、エリアの面積よりもむしろ形の方が重要です。箱はデカいですがシンプルなわりに好ゲームです。

18Kit は開発中のβ版。ランダムなタイルを組み合わせてマップを作成する 18xx です。使用するタイルの数と銀行の総資金と列車の数はプレイ時間に応じて適当に調整できます。タイルの配置と置き換えに常にコストが必要だったり、株価チャートがヘクス式で 6 方向に株価が変動するなど独特のルールがあります。会社は個人会社・小会社・公共会社・(2 社合併で設立する)システムとおよそすべての形態が用意されていますが、仮想戦なのでどれも A 社とか B 社という名前で固有名はありません。1870 式の自社株買いと株価防衛がありますが自発的な増資はなく、基本的には株券が売れた分の資金だけで勝負するタイプです。なので手広く多社経営するよりエース会社に集中投資する方が良さそうです。雑多なルールが多すぎる感もありますが、18xx の基本システムの優秀さに助けられていてバランス的には特に問題なくプレイ可能でした。

K藤氏宅ゲーム会

昨日に引き続きK藤氏の自宅ゲーム会です。参加者3人。
Cold War Naval Battles (Relative Range)・Merchant of Venus (AH)・Europa Tour (Ravensburger)・7 Ages (ADG)をプレイしました。

CWNBはモダンネイバルバトルズ(3W)の再版。PDF版で無料配布されているのでそれを印刷しました。拡張セットの構成を再編成しただけで、元のゲームと特に変わってはいないようです。ルール通り180点まで続けると長いのですが、山札が1回尽きるまでの1セットなら手軽な現代海戦ゲームです。

金星の商人は先手番のK川氏の通った跡に交易ルートが完成していて、後ろを付いていくだけで楽に商売ができて完勝でした。
ヨーロッパツアーは全員共用の旅行者コマを目的地まで移動させるゲームですが、駒も移動システムもなんかスコットランドヤードそっくりです。僅差で勝利。

7 Agesは今回は初手Age 1縛りでやってみました。国を引かないとそもそもゲームに参加できないので、Age 1縛りのときは適当な国を引くまで何度でも引き直し可にした方がよさそうです。古い時代だと主要国が中近東から地中海世界に集中しているので密度的には好ましい感じです。3時間プレイしてAge 2の終盤まで進みました。

K藤氏宅ゲーム会

11/3ははK藤氏の自宅ゲーム会に参加してきました。参加者4人。
Patrician (Amigo)・Sword of Rome (GMT)をプレイしました。

シャハトのパトリツィアは手札のカードを使用して(4人プレイ時は)9つある都市のどれかにコマを置いて塔を建設し、都市ごとの規定数の高さに逹したら最多貢献者が勝利得点を獲得するというゲームです。塔は手札から使用したカードに対応する都市にしか建てられないので、システムはシンプルですが小技が効いています。同点で残り塔コマ数の1個差で勝利しました。

ソードオブローマ4人。ギリシャを担当。序盤からピュロスを筆頭に優秀なリーダーを次々と引いてきて悪くない発進です。カルタゴ本国にはカードが要るのでとりあえずシシリー島のカルタゴ領リリバエウムを攻撃しますが、出目がふるわず城が落ちません。加えてメッシナの反乱を鎮圧したりサムニウムに取られたナポリを奪還したりするのに忙しく、戦力もVPも失なってしまいました。イタリア本土の3人は激しく同盟を組み換えながら互いに削りあっています。中盤エト=サムが優位に立ちましたが、地力に勝るローマが巻き返しそうというところで途中終了。

ML.K 10月例会

10/27は札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Big Bang (同人)・Puerto Rico (alea)・オーガストカード雀(ゲーマガ)・Ticket to Ride (DoW)・San Juan (alea)をプレイしました。

BigBang冥闘士編5人。星矢が主人公らしく全員をすべての敵を撃破して速攻で終了。

プエルトリコ5人。4番で石3+工場+ギルドホールで2位。勝者は5番でコーヒー出荷型のK川氏。

オーガストカード雀3人。牌がオーガストの作品の登場人物になっているだけで、ただのポンジャンです。普通のポンジャンは9種9牌の81枚なのですが、これは何と27種4牌の108枚なので山が尽きるまで全然揃いません。役も練られておらずバランスは最悪です。ハウスルールを作ってプレイヤー側で調整しろという意図なのでしょうが、きょうびツカミでそのポテンシャルを魅せられないゲームは再プレイされることなく捨てられるだけです。製作者も想定される販売対象もゲーマーではなさそうなのでしかたないですが。ゲームをするのでなければ¥1,800という良心的な価格で可愛いイラストが堪能できるコレクターアイテムとして満点の出来です。

乗車券5人。基本+1910の目的地カード全部入りです。終了トリガーを引きましたが、目的地カードが安かったので最終結果は大負け。勝者はガンガン目的地カードを引いて10点以上の高額目的地を大量に成功させたK川氏でした。全部入りだと目的地カードの点差が大きいので引き重要ということでしょうか。

サンファン5人は時間切れ。

その他、カタンの開拓+イベントカードがプレイされていました。

今日は「列車ゲーム」をテーマにゲームを用意したはずなのに、なぜか乗車券しかプレイしてません。次回のテーマは「alea」の予定。

K藤氏宅ゲーム会

10/21ははK藤氏の自宅ゲーム会に参加してきました。参加者4人。
7 Ages (ADG)・Ys (Ystari)をプレイしました。

7 Ages は6000年前から現代までの世界全体を舞台として、カード化された様々な国を担当するというゲームで AH の History of the World とコンセプトは似ています。フルマップ2枚という巨大な盤面なうえ、文明レベルによって生産可能な兵科が異なっていたり多数の歴史上の人物が個々にユニット化されていたりと、とにかく可能な限り詳細なルールを詰め込んでみた感のあるビッグゲームです。
同時に使用可能な最大数の15ヶ国が登場しても盤面には空白地が目立っていたので、地域の区切りが細かすぎるような気もします。世界史テーマの重量級マルチとしてはそれなりに良作ですが、もう少しシステムをシェイプアップしてバランス調整できるんじゃないかとも思います。あまり単純化すると HotW と差別化できないのでこんなものかもしれませんが。
現在盤上で展開されている時代の国カードを手札に引いてこないと、そもそも建国すらできないので、ゲーム自体は颯爽とモンゴルを登場させたK藤氏が大差でリードという状態で途中終了しました。

イスは Ystari の初期のゲーム。都市内の各街区に競売人を派遣して宝石を集め、お金(=勝利得点)を稼ぐのが目的です。イスの偉大なる種族とは特に関係なさそうです。基本的には競売人のポイントを競り値にして宝石コマを落札する入札ゲームです。
秘密情報と公開情報の比率や各種得点ソースの構成など、システムはオーソドックスですがバランスの良いゲームです。勝者は高額宝石2種のトップを独占したT井氏でした。

ML.K 裏例会

10/13は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
Caylus Magna Carta (Ystari)・1841 (Deep Thought)・18TN (Deep Thought)をプレイしました。

ケイラスマグナカルタ3人。最初に建てる木の建物と使用頻度の高い中盤早めに建つ石の建物が勝敗に大きく影響するようです。と言っても建てたいものが引けるとも限らず。

1841も3人。初期資金が多いので高額で会社を設立できます。初期価格の範囲が広いので、優良会社は有り余る資本を活用して余裕の経営が可能です。オーストリアのIRSFFとその後継会社2社を他社と一切合併することなく運営できたK川氏の圧勝でした。

1人入れ替わって18TN。テネシー州です。最近リリースされた作品ですが、少し古い1851のリメイクです。個人会社は1830式のオークションになっていて1851よりオーソドックスなシステムに回帰しています。狭いマップ、6株で設立で全額スタート、(18FL式の)列車連続購入制限あり、公開市場の株が会社に配当、4列車は廃車になる前に1回運行できるなど、基本に忠実ながらややマイルドな設計ですがプレイ人数3~5で6社しかないので会社の取りあいは熾烈です。独特のルールとして南北戦争があり、4両目の3列車の購入時という中途半端なタイミングで、全社の収入が一時的に激減します。配当をあてにしていると無収入になってちょうど2社めを設立するタイミングで大打撃を被ります。1人で3社経営のN村氏の勝利でした。