M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
21Moon (All-Aboard Games)・Heat (DoW/HJ)・Frosthaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

21Moonは18XXの月面マップ。4人。
18Sveaと同じ作者のゲームで、これも長らく個人出版の小規模流通だったのがAAGから豪華コンポーネントで再版されたものです。
個人会社6社、公共会社7社でマップの規模感は普通ですが、それ以外はいろいろと特徴があります。まず、会社は50%建ちですが、人間が買ったのと同数まで追加で未発行株を直接バンクプールに放出でき、その分も数えて50%を越えればいいので実質30%建ち。会社の金庫は売れた分ですが、50%買って50%放出すれば実質100%で開始することもできるという仕組み。小さく建てて長く育てるも、最初から大金持って列車買いまくるも作戦次第というわけです。
マップ上に大量にある赤ヘクスは資源採掘ポイントで、通常の18XXの都市相当。ここにゲーム開始時に5種類の資源キューブのいずれかがランダムに配置されています。この資源キューブは、そのヘクスに置かれたタイルの色ごとの都市の価値を示していて、例えば水なら黄色タイルのときは$40なのに緑タイルに置き換えられたら$30に下がるとか、ヘリウム3なら黄色タイルで$30・緑タイルで$40などのように決まっています。普通の18XXであれば黄色都市はマップ上どこでも$20、緑色都市はどこでも$30みたいに統一されていたのが、都市ごとに収入が違ってプレイするたびに地域による有利不利が変わります。リプレイアビリティ上がって良いんじゃないでしょうか。
会社の運営もひねってあって、すべての会社に本社が固有の場所にある本来の本社とマップ中央の宇宙港で2つもあります。それぞれの本社からタイルを1枚ずつ置けるので、常に2枚置き。列車もそれぞれの本社に最大2両ずつまで持たせることができて、固有本社に所属する列車の収入は全額内部留保、宇宙港本社に所属する列車の収入は全額配当です。制限はありますが、本社同士で列車を移転させることは可能なので、2両以上列車を持ってさえいれば、柔軟に配当と内部留保を組み合せることができます。
資源の配置で都市の良し悪しの差がある上に、東西の盤外都市の横断ボーナスが大きいので、列車の性能や有利なルートのありなしで収入にはかなり差がつきます。株価も売れ残り下りあり株価の2倍配当で2歩前進ありで、かなり乱高下する傾向。銀行無限大でラウンド数で自動終了するタイプですが、ちょっとしゃがんで良い列車買って2倍配当で追い上げることは十分できそうなくらいの時間設定になっているように見えます。
会社数の割に列車は2列車5両、3列車4両と少なめですが、その代わりに2列車が廃車になるのが4列車じゃなくて5列車になっていて、パーマネントでない列車が思ったよりは長持ちしそうなそうでもなさそうな独特のミックス。
2社経営して運営順の巡りが良かったのか2両ずつしかない5列車と6列車を1両ずつ買えて会社の経営は安泰で僅差1位。

ヒートはHJの日本語版。4人。
箱絵の通りのカーレース。手札から歩数のカードを出してその数だけ進むというごく普通のシステムなのですが、デッキ構築要素で何の役にも立たないオーバーヒートカードが手番ごとに1枚ずつ、走りによってはそれ以上デッキに突っ込まれます。つど圧縮してオーバーヒートカードを捨てていかないといけないのですが、圧縮するにはギアを下げて速度を落とす必要があるという仕組み。カーブを曲がるためにはどのみちギアを下げて速度を落とす必要があるので、そのタイミングに合わせて熱管理ができるとうまく回るという趣向です。
アメリカマップで標準の2周プレイで1位。かなりレースっぽいレースゲーだと思います。

フロストヘイヴン。3人。
サイドクエストから1本。複雑さ3の初見殺しシナリオでしたが、無事クリア。

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