ラファールのゲーム会

K藤氏主催のゲーム会に参加しました。参加者10人。
Brigare (風栄社)・Roam (Red Raven Games/アークライト)・#ARTBOX (Jet Games Studio/CrowD Games)・Abandon All Artichokes (Gamewright/アークライト)・Glow (Bombyx/HJ)・Dead Man’s Cabal (Pandasaurus Games/アークライト)・Scout! (One More Game)・Time of Soccer (Elite Games/Last Level)をプレイしました。

3人でブリガーレ。ここ何作か同じ世界観で続いている小箱シリーズで、今回は協力ゲーム。5箇所あるエリアに裏向きの敵がランダムに撒いてあるので、偵察して表向きにしたり適切な場所に適切な戦力を投入したりして全エリアで勝てば全員勝ち。システムとしてはカナイ製作所の成敗に近いです。初回ということでイージーモードで手なりで進めましたが、割と敵強めで全然歯が立たず。

4人でロアム。作者はアバブ&ビロウの人。日本語版ですがコンポーネントに言語依存性はありません。2×3マスのカードが2×3の6枚並んで合計6×6マスのマップになっています。そこに自分のタイルを置いてマスを埋めていき、各カードのマスが全部埋まったら一番たくさんタイル置いてた人がそのカードを獲得して勝利得点。獲得したカードは自分のタイルを置く新しいアクションカードになるという感じに拡大再生産していくゲーム。なかなか考えどころのある好ゲーム。負け。

5人でアートボックス。各プレイヤーが絵を書いて誰が何書いたか当てる典型的なお絵描きゲー。絵心ない人をどうするか問題の解の一つとして、このゲームではダイスを振って直線・円・三角・四角のパーツがランダムに4つ選ばれ、全員そのパーツを過不足なく使うのが義務になっています。自分のお題が描きやすいパーツが揃うかどうかは割と運なので、足りないパーツや余ったパーツを何とかするのがキモというデザイン。そこそこは面白そう。人抜けで途中終了。

3人でアーティチョークなんて大キライ!。アークライトの日本語版。小箱ながらデッキ構築ゲームです。初期デッキとして何の効果もないアーティチョークカード10枚からスタートして、手番終了時に手札5枚を補充したときにアーティチョークが1枚もなければ勝ちというデッキ圧縮ゲーム。アーティチョークとか食べたことないのでイマイチ感情移入できませんが、ユニークなシステムでありながらデッキ構築としても十分に面白いです。各カードの特殊効果が小さな字でびっしり書いてあるので、これ一通り覚えてからのゲームだと思います。負け。

3人でグロウ。ホビージャパンの日本語版ですが、コンポーネントに言語依存性はありません。ダイスドラフトで仲間を集めつつ旅をするゲーム。全体的にモノクロ調で要所にだけ色のついたアートワークがなかなか綺麗です。一部のカードの特殊効果が強力すぎるかなという印象はありますが、それなりにはバランスは取れていそうな感じ。僅差1位。

3人でデッドマンズカバル。アークライトの日本語版。ネクロマンサーになってゾンビを召喚しまくるゲームです。赤黒白金の4色のドクロが袋に入っていて、袋引きしたこのドクロをアクション権や召喚素材として使用して効率よくリソース変換していくゲーム。このドクロコマがそこそこのサイズで大量に入っているのですが、ドクロの形状的にちゃんと顎を下にして置けば問題ないのですが、適当に頭を下にして置くとゴロゴロ転がって不便という。僅差1位。

4人でスカウト。大富豪みたい前の人より強いカードを切っていくカードゲーム。手札の順番を入れ替えてはいけないという縛りがある一方、パスしたときの罰符で引き取ったカードは上下に2つの関係ない数字が書いてあるので、好きな方を好きな場所に差し込めるというハンドマネジメントのゲームです。運要素多めですが、たぶん腕もそれなりには必要なように思います。負け。

2人でタイムオブサッカー。サッカーチームを経営してリーグ戦とトーナメント戦を勝ち進むゲーム。
最初は選手3人(えええ?サッカーなのに?)という弱小チームですが、どんどん選手を雇ってチームを強化して試合に勝てば人気も上がって収入も増え、それでさらにスター選手を雇うという好循環を回す拡大再生産ゲームになっています。割と負けるとジリ貧なので毎週必勝の覚悟で試合に望む必要があるという。
11人の選手をそれぞれポジションに配置して個々の能力値や隣接ボーナスやフォーメーションの補正などを合計してチームの戦力が計算されるシステムで、手計算もできるのですが、計算用のスマホアプリがないとちょっとやってられんという複雑さです。そこまで計算しても試合は5~6個のダイスをオフェンスとディフェンスで1投ずつするだけで、かなり振り幅広い運ゲーなのですが。
全体的にやりたいことはよく分かるけど、何でこれPCゲームにしなかったの的に何でもかんでもアイディアが盛り込まれています。箱には120分と書いてありますが、たぶん1人120分という意味だと思います。面白いのは間違いないんですが。会場の時間切れ終了。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Trekking the World (Underdog Games)・Betrayal Legacy (AH)・Dune: Imperium (Dire Wolf)をプレイしました。

今週はML.Kの7月例会の予定でしたが、北区民センターがワクチンの集団接種で使えなくなったので中止としました。
とりあえず8月も中止の予定。休館期間は9月までですが、この先どうなるかはよく分からないですね。

まずは軽くトレッキング・ザ・ワールド。世界中の観光名所を巡る旅をします。
トレッキング・ザ・ナショナルパークというアメリカの国立公園を巡回するゲームのリメイクで、前作では州名が分からん…というアメリカ人以外にはあまりフレンドリーでないゲームだったそうなのですが、世界の名所巡りになって分かりやすくなったと思いきや、国名や都市名じゃなくて名所名(富士山とかアンコールワットとか)で書いてあるのでやっぱり場所がどこか分からんという罠。名所カードにミニ地図書いて場所をポイントするだけでぐっとプレイしやすくなると思うのですが。
チケライ的にチケットを集めて目的地でセットコレクションをすると得点獲得、というシステム。
5人までプレイできるのに達成可能な目的地が4箇所しかオープンされてないのはちょっと競争厳しすぎるのではないでしょうか。
3箇所巡って1位タイ。

裏切り者レガシーの続きで10章をプレイ。
怪異発生時にはどのプレイヤーも序盤のランダムなイベントカードなどで謎にダメージを受けていて、裏切り者に易々と勝たれてしまいました。
キャンペーンの進行とともに何かとブラッディなカードが入る割にはキャラクター本人には特に成長要素的なものはないので、これバランス大丈夫なのかいなとちょっと不安にはなります。

2人減って3人でデューン・インペリウム。
担当キャラクターをランダムに引くとポール=アトレイデ。特殊能力でいつでも自分のデッキの一番上を見ることができます。ドミニオン式のオーソドックスなデッキ構築ゲームでドローの機会があるのにカードを引かないことが有利になることはあまりなく、割と意味なし能力。昔のAH/HJのデューンのうまく行ってないポールと同じでカードの中身見えてても特にできることがないと分かるだけ、という状態でした。負け負け。

十勝岳温泉湯元凌雲閣

上富良野町市街地から十勝岳へ九十九折の山道をどんどん上っていった先の登山口のそばに建つ温泉旅館。ここまでは舗装道路です。
今日は雲が低く、このあたりの標高は完全に雲の中でしたが、登山口の駐車場を見た感じずいぶんと盛況のようで温泉もそこそこ混んでいました。

やや狭めの内湯2とほどほどに広い露天2というつくり。内湯は低温の1号井の水風呂と、高温の2号井の大浴槽は適温。露天は熱めとぬる湯でどちらも2号井を使用。ぬる湯の方は湯温かなり抑えめでいつまでも入っていられる温度です。
1号井2号井とも褐色不透明の鉄泉らしいのですが、おそらくは空気に触れて時間が経つとどんどん変色していくようで、浴槽ごとに全然色が違います。内湯の1号井はほぼ透明、内湯の2号井と露天の高温浴槽の方は半透明の薄黄色で細かい湯の花が大量に舞っていますが、露天低温浴槽は赤茶色の不透明です。金気臭の湯。
露天風呂からは山容がよく見えます。これは天気いいときに来たいところ。

データ
住所:上富良野町十勝岳温泉
料金:800円
時間:8:00~20:00
加水なし・加温なし・循環なし・消毒なし

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Tainted Grail: The Fall of Avalon (Awaken Realms)をプレイしました。

テインテッドグレイルの続き。
12章はなぜかスキップされて13章から15章までプレイしてキャンペーン終了。
後半は章の完了条件を達成するだけであれば割と駆け足で進めることができ、いくばくかの民衆を救って英雄として名を残しましためでたしめでたしと終わります。とは言うものの、どうやら複雑な条件をすべてクリアすると真のラスボスを倒した先に何かトゥルーエンドのようなものがありそうな雰囲気。これは複数回プレイですべてのフラグを欠かすことなく回収することが想定されてるんでしょうか。
これだけでも十分なボリュームのシナリオなのに、キックのフルセット版なので同じく15章構成のフルキャンペーンがあと2本と8章構成の半分サイズのキャンペーンが1本控えているというから驚きです。ついでに3つのフルキャンペーン通しての謎なのか中途半端な伏線も出てきていたり。

ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭

ニセコ大橋の先の道道66号線をどんどん進んだ先のスキー場エリアに建つ中規模ホテル。
湯銭お高めですが、広い時間帯で日帰り入浴を受け付けています。
内湯1露天1。内湯は半円形の浴槽で2~3人向けとあまり大きくありせん。露天風呂はかなり広大で深いです。森に囲まれた感じの岩風呂です。どちらもかけ流しで、かなり熱い湯がとうとうと注がれてはざぶざぶと排水されています。
湯は無色透明のつるすべ湯。分析書には無味無臭と書いてありますが、ほんのり温泉っぽい香りがします。内湯露天とも適温。

データ
住所:ニセコ町ニセコ438
料金:1000円
時間:6:00~24:00
加水なし・加温なし・循環なし・消毒なし

ニセコエクスプレス

ニセコ駅に移設されたニセコエクスプレスの車庫が完成して、この週末から公開を開始しています。
金土日と車庫の扉を開けて先頭部だけ見える状態です。
車庫から伸びている線路はあまり長くないので、最大出しても頭がちょっと出る程度のようです。用地にはあまり余裕がなく転車台のそばまでSLとこの車庫でいっぱいいっぱいな感じです。とりあえず今年は車庫から出す予定はなさそう。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Lignum (Mücke Spiele/Capstone Games)・Unlock! (Space Cowboys/HJ)・Thunderstone Quest (AEG)をプレイしました。

リグナムは建物拡張入りのCapstone Gamesの2版。木こりになって木を切るゲームです。
春夏秋冬が2年で全8ラウンドありますが、冬は基本お休みなので実質6ラウンド。各ラウンドの最初には6箇所ある伐採地にランダムに木が生えてくるので、それを見てからどこの伐採地に行きたいか1つ選んでプロットして全員同時に公開するバッティングゲームです。
行き先が決まったらボード外周のトラックを競走して資材を集めたり労働者を雇ったりします。全員1周したら伐採地に行って木を切り、麓の製材所まで運んで材木に加工して売ったり寝かせて乾燥させて価値を高めたり。
他人とバッティングしても何もいいことはないのでゲームそのものの勝敗は伐採地のプロットを公開した時点でおおむね決まっていて、その後のリソースマネジメントや材木のセットコレクションする部分はなかなか木こりの仕事感を出していて面白いは面白いのですが本質的には蛇足ではあります。
木挽職人とノコギリで生木を材木にして価値を高めるのがメインの収入源となるので、これらの効果が倍になるSawingのPlanned Actionを取るのと、そこのコストを軽減してくれる建物のInnが優先度高いのかなという感じ。3位。

アンロックは6作目のタイムレスアドベンチャー。
まずは3本中で一番簡単なノーサイドショー。謎のサーカスの秘密を暴けという話。あまり奇をてらったところはなく、それでいてアンロックのカードのシステムを縦横無尽に活用していて遊びやすいシナリオでした。10分以上残してクリア。

1人減って3人でサンダーストーンクエスト。
サンダーストーンのリメイク。デッキ構築ゲーなのは変わってませんが、ルールはずいぶんと変わっています。シナリオブックが入っていてストーリーものっぽく連続プレイもできるようですが、今回は適当にランダムにサプライを選んで単発プレイ。
前作との一番の違いは倒した敵がデッキに入って腐ることがなくなったところ。なのですが、一部の敵は倒すと財宝を落とします。財宝は山札からランダム引きして強力なカードがデッキに入るか単純に経験値チップに化けるかのどちらか。一見強そうなカードは結局はせっかく育てたデッキコンセプトがぶれてバランス悪くなってしまう罠。地味ですが、ただの経験値チップの方が悪影響なくてよいと思います。とは言っても選べるわけじゃないのでどうにもなりませんが。
初期デッキの民兵は冒険者に名前が変わって、簡単に通常のヒーローカードにアップグレードできるようになりました。序盤の成長速度が早くなっているのは良い改良点だと思います。
ゲームとしてはかなり面白くなっているのですが、何かプレイ時間すごく長くなったような気が。大量にある敵デッキを倒しまくってボスを掘り出したら最後に全員で1回ずつ殴る、という終了条件ですが、前作はもうちょっと早く終わってたと思うのですが。僅差2位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Vienna Connection (Portal Games)をプレイしました。

本当はML.Kの6月例会の日ですが、緊急事態宣言が明けてもマンボーとかで北区民センターが使えないので先月に引き続き今月も中止です。来月は1週早い第3土曜日に予定していますがさてどうなることやら。

ヴィエンナコネクションはディテクティブの独立型拡張。
1970年代のオーストリアとその周辺諸国でCIA対KGBのスパイ合戦をするというテーマで4シナリオの続きもの。プレイヤーはCIAのエージェントです。
基本システムは共通ですが、いくつか変更点があります。一番違うのが、サポートDBがシンプルなWebページから専用アプリになったこと。Google翻訳で楽できなくなりました。コピペもできないのは嫌がらせだと思います。ディテクティブと違ってアプリはもっぱらフラグ管理専用であまり訳すべき文章はないのですが。
ディテクティブのようにDBを検索するのは70年代の雰囲気に合わないのか、登場人物のプロフィールなど、捜査中に入手できる手掛かりのデータが全部紙になっています。そのため机の上には大量の書類が並ぶことに。スマホの狭い画面よりは一覧性がよいのですが、机の面積が要求されます。
時間管理システムも改善されていて、機械的に8時間労働するのではなく、行き先ごとに4段階の危険度に応じたアクションポイントを消費する形になりました。事前には危険度は分かるけれど消費ポイント数までは分からない仕組みですが、あまり極端に減ることはないようなので計算立ちやすくなっていると思います。
最後の答え合わせは質問事項に順番に回答するのではなく、事前にアプリに入力しておいたフラグを参照して、そのフラグに対応した謎が自動的に解決されたことになるシステムです。なので文章ちゃんと読んでないとプレイヤーは良く分かってないのに問題解決されていてあれ?ってなる可能性があります。
その他スパイ物っぽく手作業で暗号文を解読するなど、1シナリオあたりの所要時間はやや長くなっている傾向にあります。実際のところ暗号解読はただの作業なので、そんなもん解いてられるかというせっかちさんのために全ての暗号の答がアプリに収録されているので見てもよいという親切設計。
とまあ大体において細かく遊びやすく改善されているのですが、一点だけ不可解な改悪が。今までクソ長い文章読まされたと思ったら全部どうでもいいフレーバーだったというのがかなり不評だったのか、今回はカードの裏を読むとき、まれに表のフレーバーをちゃんと読んでいたのかの3択のテストが予告なく挿入されます。誤答すると残業1時間相当のペナルティー。いや絶対このシステム必要ないでしょw
シナリオ1と2をプレイして2本ともミッション達成。複数の国のスパイが入り乱れていて、なかなか濃厚なストーリーが展開されています。