[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(シナリオ37)

グルームヘイヴンソロプレイ54回目。シナリオ#37「破滅の海溝」。
日本語版も無事発売になったようで、これから年末年始にかけて日本中でプレイされるんでしょうか。
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ML.K 12月例会

札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者8人。
Tapestry (SM)・Moon (garaizar)・Margot (風栄社)・Awkward Guests (Megacorpin Games)をプレイしました。

12月だというのに集まりがよく、まずは5人で大鎌戦役のストーンメイヤーの新作タペストリー。大鎌戦役よりはちょっと細かいヘクスマップに均等に各プレイヤーのスタート地点が分散配置されていて、中央にはやっぱりちょっと価値の高いヘクスが置いてあるあたりは大鎌戦役に似てなくもないですが、逆に似ているのはそこくらい。資源管理と文明発展のゲームです。
手番にできることは資源を支払って4種類の文明ゲージのどれかを上げてそのマスの特典をもらうか、手じまいして得点計算と資源の再生産を行うかの2択。全員が5回決算したら終了ですが、資源の産出量も消費量も人によって違うので、どんどん先に進んだりゆっくり確実に発展したりと差が出てきます。文明ゲージが4本しかなく先取り要素があるのに5人プレイ可能で1人あぶれてしまう設計なのはよく分かりませんが、急いで進めても無駄に彩色された建物フィギュアが置けるだけでそこまで大きな差ではないということなんでしょうか。
ランダムに配られた文明からリーダーを選択。決算ごとにどれか1つの文明ゲージを1歩無料で進めて特典も普通にもらえるというそこそこ強そうな能力。それならば他の文明ゲージを進める特典をいくつも持ってる科学が相乗効果で相性よかろうということで集中投資してみました。実がこれが割と罠。このゲームで最も大きな得点源は文明ゲージに対応して4種類ある生産建物を建てることによるボーナス得点で、できれば3回目の決算くらいまでに1ジャンル5軒を建てきるのが目標となります。ところが科学の序盤のマスの特典はランダムなゲージを1マス進めてそこの特典をスキップする、というものが多いので、気がつくと大事な建設機会を飛ばして先に進んでいる可能性が高いです。というわけでメインの科学とサブに選んだ技術の2本をほぼゲージMAXまで進めたはいいのですが、生産建物は全然建っていないという負け戦略で最下位でした。
タイトルほどタペストリー感はないのですが、そこは大鎌戦役にも鎌要素は別になかったので雰囲気タイトルです。人類が火を手に入れた次の瞬間に鉄道発明していたりフレーバー的にはちょっとおかしい現象がよく起きるのですが、ゲームシステムとしてはよくできてると思います。

4人でキックスターター発のムーン。1110011と書いてムーンと読むオシャレなボックスアート。月着陸のための軌道計算をするCPUになるというゲーム。ワード長4ビット、レジスタ4本、メモリ4ワード(1人1ワードなので)というミニマムなコンピューターを全員で共有して、ANDやORなどの論理演算を駆使してAレジスタの値を特定の数値(0~15のどれか)にするのが目的です。インストと1順だけプレイしてこりゃ無理じゃということで終了。コンピューターの仕組みがよく分かる優れた教材だと思うのですが。

3人でマゴット。2つの城に囚われた妖精を救いに行くという設定ですが、システムは坊主めくりのチキンレース。5火力分の衛兵を引いてしまう前に4色のリソースを既定数引くことができたら2VP+次回から使える特殊能力を獲得+余ったリソースをVPに変換、というのを5回繰り返します。実は失敗しても2VPもらえるので、基本的に差は余ったリソースの分でのみ発生します。他プレイヤーの手番中にすることが何もないので実質ソロプレイ専用かもしれません。もうちょっと妖精のVPとか性能とかインタラクションにメリハリがあった方がよいのではと思います。最後逆転狙いで特攻して無事玉砕。

4人でオークワードゲスト。これもキックスターターらしいです。一言で言うと複雑クルー。スマホアプリがランダムに決めた殺人事件を推理するのに必要十分な手がかりカードのデッキを作ってくれるので、後は自分に配られたカードと他プレイヤーと情報交換して手に入れたカードを読んで犯人と凶器と動機を推理します。結局のところは消去法で3要素を絞り込むゲームではあるのですが、単純に当たりカードが抜かれているだけ、というクルーとは一味違います。他人の興味を引くカードをちゃんと引けているかどうかの運要素が大きいような気がしますが、もうちょっとやりこんでみないと分からないですね。

[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(ソロシナリオ・ティンカラー)

グルームヘイヴンソロプレイ52回目。ティンカラーのソロシナリオ「不幸な侵入」です。
作りたてのキャラクターで挑戦します。
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M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Gloomhaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

フォーゴットンサークルのシナリオを2本プレイしました。マップのギミックを解くシナリオと護衛シナリオでした。全員ちょうど8レベルなのでシナリオレベル4で戦闘バランスに関しては苦労せずといったところ。8レベルのディバイナーはヒール力が大幅に強化されるので、今日は割とヒーラーに専念していました。
フォーゴットンサークルの新しい暗号文を解く手がかりがシティイベントで手に入ったので、解読に挑戦。基本セットの暗号よりちょっと難易度高いのですが、アルファベットを一通り解読できるようになりました。ところが文章部分はおおむねフレーバー。肝心の数字を復号する手がかりがまだ見つかっていないということが分かっただけでした。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Lovelace & Babbage (Artana)・City of the Big Shoulders (Parallel Games)をプレイしました。

まずは小箱のラブレス&バベッジ。紙ペンゲームですが4人までしか遊べません。バベッジの発明したディファレンスエンジンのプログラムを組んでクライアントの求める計算結果を出すという設定です。
初期値の「55」から開始して、共通ボードに置かれた8つのコマンドを5回まで組み合わせて2桁の足し算引き算をして目的の数字に到達できればOK、これを砂時計使った早い者勝ちで回していきます。コマンドはゲームの進行とともに少しずつ増えていき自由度が上がります。後から出てくるコマンドは半端な数字を足すとか引くとかというのが多く何とも使いにくいですが、代わりに使うとボーナス点が得られるという趣向。4ラウンドプレイして総得点を競います。
キックスターター限定のデラックス版(+$10)でコマンドタイルが木ゴマになっている豪華仕様なのですが、コマの塗装と印刷色が悪いのか反射して全然読めません。通常版の厚紙タイルの方がずっと遊びやすいです。
マジョリティ要素があるので大差つくかと思ったらトップとラス番が1点差という接戦。勝ち。

シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズはシカゴ大火から復興する経済ゲーム。システムは18XX系を流用しており箱絵にも立派なSLが描かれているのですが、ゲーム内での鉄道要素はスタートプレイヤーマーカーの機関車コマだけ。
通常の18XXとの大きな違いは会社の運営が線路タイルの配置じゃなくてワーカープレースになっているところ。ワーカーはプレイヤーに所属していて、複数の会社を持っているときはどのワーカーをどの会社に割り当てるか決めるので、急いで2社めを持つよりは1社に集中投資した方がよさそう。会社が十分に成長して手がかからなくなったら2社めの経営に乗り出すくらいでちょうどよいと思います。
全10社ある会社は鉄道会社ではなく、麦・ミシン・豚・靴の4種類の商品のいずれかの工場を持つ製造業。列車を走らせる代わりにワーカープレースで労働者を雇用したり機械に設備投資したり原料買ったりして生産した商品を売ったのが会社の収入になります。なぜかミシン会社だけ4社ありますが、他の商品は2社ずつ。世界の需要は限られているので他人と被らない商品を扱う方がよいはずで、会社によって性能差が大きそうです。特にキャピタルアセット(固定資産)を持てる会社と持てない会社の2種類があって、前者の方が打てるアクションが1種類多いので何かとお勧めです。
それ以外には、社長株は30%、社長株だけで会社設立、20%の副社長株あり、株の売買は常に時価、会社の金庫は株売れた分だけ、売り切れ上がりあり売れ残り下がりなし、常に株式ラウンド1回につき運営ラウンド1回だけ、半配当なし、金庫株は会社に配当、株価以上の配当でのみ株価上昇、2倍配当あり3倍配当あり、列車の保有義務なし(そもそも列車ないので)、破産はなく5ラウンドで強制終了、と書いておけば18XXの経験者ならすぐ分かるルールです。
個人会社はなく全員公共会社を1社設立した状態からスタート。とりあえず小麦の会社を建ててみました。というか豚の会社の1社がすごく強そうな他はどの会社も一長一短な感じ。ワーカープレースのアクションマスは毎ラウンド全員に無料で配られたタイルから各自1枚選んで配置してどんどん増えていく形式なのですが、基本的にアクションマスの使用料が会社の金庫からマスの所有者に支払われるので、序盤に人気のあるタイルを引けると個人の財布が潤って有利です。全5ラウンドと18XX系としては比較的短時間で終わりますが、何だかんだ言ってインスト込みで6時間ゲー。最終的に決算したら僅差勝ち。たぶん初手で置けた機械化のアクションマスで儲けさせてもらったのが勝因だと思います。

[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(シナリオ59)

グルームヘイヴンソロプレイ50回目。シナリオ#59「忘れられた森」です。
パーソナルクエストの完了シナリオのひとつ。
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ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Age of Civilization (ICE Makes)・Western Empires (999 Games)・The Taverns of Tiefenthal (Schmidt)をプレイしました。

4人で人待ちにキックスターター発のエイジオブシビライゼーション。ありがちなタイトルですが30分でできる小箱の文明発展ゲームという意欲作。香港だか台湾だかのゲームメーカーだそうです。
48枚ある古今東西の国カードを自由に3枚組み合わせて自分だけの文明を作ろうという、なかなか夢を感じさせるコンセプトのゲームです。ミープルとアクションマスがあって見た目ワーカープレースですが、実際には自分の置いたワーカーを手番終了時に全部回収するので単なるアクションポイント制。ミープル以外のリソースはお金だけなので、ミープルを割り当ててお金を稼いで、技術を買ったり、七不思議を買ったり、勝利得点を買ったりします。コンポーネントの制約の中で随所に考えられたシステムを持つ独特のゲームです。
技術開発ゲーなのですが、一切技術持ってないと追加VPがもらえるケルト人をメインに1VP差で勝ち。

西方帝国はメガシビライゼーションの西半分版。旧版アドバンスドシビライゼーションの西方拡張込みのマップからバビロニアを抜いて代わりにマップの北端にケルト人が追加された範囲を扱います。文明発祥からの技術開発+地政学ゲームでバビロニアが入ってないのはちょっと残念というか、それだけ昔のアバロンヒルの切り出し方が秀逸だったのだろうとは思います。その辺は今後出る東半分版も買ってね、ということなんでしょう。でも東半分版も買ってくれそうな人はもうメガシビ全部版持ってるんじゃないかと思います…
コンポーネントは旧作の雰囲気を残しながら綺麗にリデザインされたアートワームがリメイクとして素晴しいのですが、1つだけ欠点が。交易カードの山札を置く付属のトレイがピッタリサイズすぎてスリーブをかけたカードが収まりません。このゲームで最も汚れる可能性が高く、かつ汚損するとゲームにならない最重要コンポーネントなのに。というわけで3Dプリンタで独自設計のトレイを作成。割と満足度高いのができましたが、どの山札が何レベルのカードがぱっと見で分からないので何か方法を考える必要がありそうです。
基本的なシステムはアドシビを踏襲しています。プレイ人数分の国しか登場しなくなったのでちょっとマップ狭めでしょうか。また、どの文明も初期位置がマップ端じゃなくなりました。ヒッタイト(旧名アジア)とかローマ(旧名イタリア)が本来の領土に到達するまで異常に長距離旅しなくて済むようになりました。史実無視して別天地に移住するのも難しくなっているので善し悪しではありますが。その余波というか副作用でミノア(旧名クレタ)から、異民族の来襲の災害カードの効果を受けないという特典がなくなっています。
システム面での違いとしては、6レベル以上の各レベルに交易不能の災害が計4枚追加されたこと、山札が尽きたときの代償として価値0の「水」という商品が追加されたこと(いくら集めても無価値ですが交渉の枚数合わせとしては使えます)、交渉時にブラフのカードがどれか明示するバリアントが正式ルール化されたこと、文明カードが大幅に増えて51種類になったこと、ASTを進めるのに文明の色を揃える必要がなくなったこと、といったあたりが主なところでしょうか。旧作から続投している文明カードもちょっとずつ修正されていて、昔から強力なことで有名だった貨幣とか農業とかにマイナス効果が追加されています。全体的にバランス調整+自由度増加を目的に細かい変更がされている印象です。
今回は6人プレイ。強国として有名なアッシリアとエジプト、新勢力のケルトが入りません。順番をランダムに決めると1番。アッシリアがいないなら小アジアを独占できるヒッタイトがよかろうと思って選んでみましたが、マップもどうやら調整されているらしく昔はあった人口3のエリアがないとか思ったよりは土地痩せています。各自国選んでとりあえず序盤は人口を倍々ゲームで増やすだけの簡単なお仕事、国境線で揉めたり揉めなかったりしながら和気藹々と都市を建設していきます。結局全員6~7都市くらい建てて災害が飛び交い文明カードを2~3枚買って中期青銅器時代に入るか入らないか、といったあたりで時間切れ終了でした。

4人で深い谷の酒場はデッキ構築+ダイスドラフトで酒場を経営するゲーム。従業員と客がカードになっていて、引いてきたカードにドラフトで入手したダイスを割り当てるとお金かビールが産出され、お金とビールを消費して従業員と客のカードを買い増すというのを繰り返します。初見だとどうやって回すのかちょっと分かりにくいのですが、分かってしまえば結局のところお金を生んでくれるお客を買うためのビールを買うためのお金が必要、という循環構造で思ったよりは見通しのよいゲーム。6金でちょっと高いビール納入業者?のカードが最重要なので、まずはそれを買えるように計画していくのがよさそう。2位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Gloomhaven (Cephalofair Games)をプレイしました。

今日はフォーゴットンサークルのシナリオを1本だけ。勝利条件が敵全滅の標準的なシナリオでした。
とはいえタイル5枚な上に各部屋も広めで敵も多く、そこそこ難易度高かったと思います。ディバイナーは手札9枚しかないので、長丁場になりそうなのにロストカード2枚を序盤に切ってしまったのはペース速すぎでした。後半はロングレストするだけの機械になってました。
他の2人が強かったのでシナリオ自体は無事終了、ディバイナーはレベル8に到達。