M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Roll Player (Thunderworks Games)・Monster Hunter World: The Board Game (SFG)・Vivarium (Studio H/アークライト)をプレイしました。

ロールプレイヤーはモンスター&ミニオン拡張とフィーンズ&ファミリア拡張入り。
フィーンズは高いダイスを取ったときに悪魔がオマケでついてきます。悪魔はXPかお金でお祓いするまで永続的な固有の不利効果をつけてくるため、高いダイスを取りにくくする修正。
ファミリアは開始時にランダムな使い魔を1匹もらいます。冒険者の新しい能力値列扱いで、ダイス置くたびに固有の追加効果が発動します。これは単純にプレイヤー固有の有利効果です。
モンスター&ミニオンと比べると、ゲームの根幹にはあまり影響しないちょっとしたバリエーションといった感じの拡張です。
STR18を誇るエルフのパラディンを完成させるも、ザコ戦ボス戦ともパッとせず大敗。ところで生まれるなりラスボス倒した彼らはこの後どんな冒険をするんでしょうか。

モンスターハンターワールドTBGはカプコンのモンハンのボードゲーム化。
元ゲームの再現をかなり頑張っているらしいです。といってもモンハンの知識がMHP2Gあたりで止まってるので知らないモンスターとか知らない武器ばかりです。オールインで蹴ってるので問題ないとはいえ、基本セット1に収録されている武器が、大剣・弓・片手剣・双剣、基本セット2がヘヴィボウガン・操虫棍・スラッシュアックス・チャージアックスという組み合わせ。ハンマー・笛・ランス・ガンランス・太刀・ライトボウガンといったP2Gの頃からおなじみで人気もある武器がアドオンに回されていて(しかもまだ届いてない)ちょっと選択に困るラインナップとなっています。
基本セット1に収録されているモンスターから初回推奨らしいドスジャグラスと2戦。大剣・弓・片手剣・スラアクというパーティーです。
ゲームは2部構成で、前半は採集フェイズで、みんなで30パラグラフくらいのゲームブックを読んで探索をします。この段階ではボードゲーム側のコンポーネントは全く使いません。ゲームブック内でボスが登場したら、後半の狩猟フェイズに移行。やおらボードを広げてフィギュアを並べ、手札をセットアップしてタクティカルバトルを開始します。
戦闘はスタミナゲージを模した個人ボードに手札を並べてスタミナ管理とハンドマネジメントをしてダメージを与えあう、といった仕組みで、モンハンの雰囲気を生かしたターン制バトルになっています。
もとのモンハンではソロとパーティープレイを比較すると単純にパーティープレイの方が人数分の火力で有利でしたが、このゲームではモンスターのターンごとに自分の手番が回ってくる回数が人数割りで減るのでプレイ人数はゲームバランスには影響しにくい構造になっています。
モンスター倒したらはぎ取りで集めた素材で新しい武器を作って次のクエストに挑むというのを繰り返すところは全く元ゲーム通りです。
なかなかデキはいいと思います。アドオンも含めるとモンスターの種類もわんさかいるので、かなり長く楽しめるんじゃないでしょうか。

ヴィヴァリウムはアークライトの日本語版。コンポーネントに言語依存はなさそう。
4×4のボードにカードが並んでいるので、ドミノタイルを組み合わせて座標を指定して1枚ずつカードをピックする、というのを繰り返して得点を競います。
最初に個人の秘密契約カードが配られて人によって欲しい生物カードの色と形が決まっていて、ゲーム中も推奨行動として特定の種類の生物を取ることを要求されるので、どんどん生物カードを集めればいいのかと思いましたが、4行目に並んでいる契約カードから発生するボーナス得点が非常に大きいというバランス。まずは契約カード集めて得点効率を高めてから必要な生物に限って取得していくのが強いらしい。確かに推奨行動に「契約カードを取る」がないことから、契約カードは推奨されるまでもなく強いということが明らかでした。契約軽視して最下位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Yin Yang (BGNations)・Glen More II: Chronicles (Funtails/Engames)をプレイしました。

太極。基本的にアクション数決まってて移動も1アクション、産物を拾うのも1アクション、キューブ置いてエリアマジョリティするのも1アクションなので、移動を効率化して得点に直接貢献する後者2アクションをいかに数多く打つかを競うゲームのようです。大差負け。効率良く進めてる悪い人のキューブを爆破できる呪符を1枚隠し持っておくのは意外と重要かも。

グレンモアII:年代記。エンゲームズの日本語版です。日本語化されてるのはルールだけで、マップの都市名が英語(スコットランド語?)のままなので、ちょっと探しにくいです。
aleaの中箱の名作がずいぶんと巨大な箱に育ちました。プレイヤーカラーごとにミープルの形状が異なるとか、タイルやトークンの紙質もブ厚いとかコンポーネントも豪華です。
後ろの人から順に好きなだけ進んでタイルをピックする基本システムは共通ですが、要素は何かと増えているように思います。さらに、ミニ拡張箱が8つも入っていて、相互に干渉しないので好きに組み合わせて入れたり入れなかったりしてもよい、という仕組みでリプレイアビリティを増強しています。さらにもう1箱拡張が出ていて、そこには同じくミニ拡張が3つ入っているという。一生グレンモアで遊び続ける人用なんでしょうか。
基本ルールだけで1戦、年代記1と2を入れてもう1戦して1勝1敗。さすがに拡張入るとがらっとプレイ感変わってきて、拡張要素を活用できたがどうかが勝敗分ける感じです。

[Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Commercial 3)

バイオハザード3:ボードゲーム(Steamforged Games)のソロプレイ12回目。商店街3「新聞社の罠」
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M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。
マスカレイドバトル(ムービック)・アクシズU.C.0078 (ツクダホビー)・So Clover! (Repos Production/HJ)をプレイしました。

マスカレイドバトル5人。記録によると前回プレイは10年以上前。
各陣営で一番トリック取った人同士の勝負になるため、5人プレイで2人対3人に分かれても2人だからといってそこまで不利では本来なかったような記憶があります。ただ、2人の側は繊細なプレイングが要求されるので、10年ぶりに急にプレイしても華麗に逆転とはなかなかいかないです。2戦して2戦とも3人の陣営が勝ってました。

アクシズUC0078はガンダムの戦略級シミュレーション。6人。
昔はよく遊んだような気がしますが、最近はまったくプレイしていないです。
連邦・ジオン・エゥーゴ・ティターンズ・ネオジオン・ロンドベルの6陣営に分かれて陣取りをします。と言っても、本拠地は早い者勝ち、人材はランダム、モビルスーツは全員参加の競りで入手、と陣営の名前が違うだけで条件は全くイーブンです。
地球連邦軍を担当。本拠地はサイド7を選択。ここはマップの端で守りが固い上にサイド7自身の工業力が高く、周囲にルナツーなど無人の小惑星が多くて資源に困ることもないので、軍を養うには最良です。反面、地球・月・他のコロニーといった激戦区が遠く、勢力を広げるには不向きという立地。
といってもマップの構造上、地球から1ラウンドで到達できない都市はサイド3とサイド7しかない狭い世界なので、立地うんぬんよりも人材の引きとかイベントカードの引きがゲームの大部分を決めてしまう、おおよそ運ゲー。我が地球連邦軍は今日はその辺あまり恵まれず、政治指導者はベルトーチカ(マクベを暗殺しに行ったら返り討ちにあって死亡)、エースパイロットはハヤト(乗機はメガライダー)という寂しい陣容。回りは主人公級のが主役メカ乗り回してて羨ましい限りです。
あまり大きな戦闘起きることなくジャブローのロンドベル隊が規定の勝利得点稼いで勝ち。本物の地球連邦軍はあっちだったようです。

ことばのクローバーはHJの日本語版。
4枚のお題カードをランダムに並べた状態を復元できるように4ワードのヒントを書いたらお題カードを外してダミー入れてシャッフルし、出題者以外の全員で元の並びを推測します。極端に難しかったり簡単だったり割と予想外なゲームです。お題カードが山程入っていて非常にリプレイアビリティ高いのがよいと思います。

[Spoiler] Resident Evil 3: The Board Game ソロプレイ (Commercial 2)

バイオハザード3:ボードゲーム(Steamforged Games)のソロプレイ11回目。商店街2「ガソリンスタンド」
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M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Orléans: Invasion (dlp games)・Everdell (Starling Games)をプレイしました。

オルレアン侵略拡張の協力ゲーム。
各プレイヤーに1枚ずつ配られる役職の組み合わせで難易度調整ができるようになっています。今回はランダム配布。
割と易しい組み合わせと激ムズで1戦ずつ2戦して全敗。
前やったときはもうちょっと簡単だったような気がしたんですが、イベントの出具合でしょうか。

エバーデールは剣ヶ峰拡張。
基本ボードの南側が拡張されて、そこで山登りをします。季節ごとにその季節にいる人にだけ適用されるランダムイベントの天候カード、季節を進めるたびにランダムに3枚引いた中から1枚購入できて12枚制限には数えない特殊効果の発見カード、季節を進めるたびに先着順で公開場から1枚ずつピックできる追加得点条件の地図タイル、という組み合わせ。特に登山感はありません。
天候カードは悪い効果しかないという驚きのシステム。発見カードと地図タイルは有利な効果しかないのでそれと相殺してるんだと思います。とは言うものの、序盤のリソース少ないタイミングでワーカーの機能絞られるのはかなりプレイ感を悪くしています。
発見カードの山札の中に何枚か含まれている「大きな動物」が今回の目玉要素。通常の動物コマと合体させて、特殊能力を持ったスーパー動物コマにすることができます。このとき大きな動物ミープルに鞍を設置して、もともとの小動物コマを乗せるというギミック。これはなかなか楽しいですね。自分の番に引いた3枚に入ってないとどうやっても入手できないという悲しみもあるのですが。
イノシシとハゲタカで大きな動物2匹入手しましたが、思ったより全然回せてなくて12枚出せず最下位。キングメーカーしただけでした。

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者9人くらい?
Clank!: Catacombs (Dire Wolf)・1880: China (Double-O Games/Lookout)をプレイしました。

人待ち4人でクランク、カタコンベ拡張。
ランダムマップなので、マップそのもののバランスは保証されてないわけですが、今回はアーティファクト部屋への道が全然つながっていませんでした。
運よく20VPアーティファクトを掴んで1番に帰還しましたが、デッキの基礎力不足で死人にも負ける3位。

3人で1880中国。
もともと10年以上前の作品なのですが、最近Lookoutから2版が出ました。アートワーク以外の内容は変わってないはずです。
一見すると会社数16社でちょっと多めなこと以外は普通の18XXのようですが、全然そんなことはなく、特殊ルールてんこもりです。
最大の違いは普通の18XXのように株式ラウンドと運営ラウンドを交互に繰り返すのではなく、いずれかの鉄道会社が同じ数字の最後の列車を購入して次の数字が見えた瞬間に突然株式ラウンドが挿入されること。いつ株買う機会が回ってくるのか、各プレイヤーの思惑によって大きな紛れが出てきます。また、誰も列車を買わなかった場合、銀行が無限の資金でもって同じ数字の列車をまとめて強制購入して捨ててしまうので、いやが応でも時代は進んでいきます。
他にも銀行資金無限で8列車が終了トリガーになってるとか、会社の運営順が固定だとか、通常10収入の村が黄色時代から20収入で都市と価値同じだとか、ゲームの中盤に突然中国が共産主義化して配当しようが内部留保しようが株価が変わらなくなるとか、ちょっと他の18XXでは見たことのない要素が大量に用意されています。その割にはバランス的に破綻したところはないようで、完成度の高さをうかがわせます。
個人会社の競りを終えて赤のBCN (成都)の社長になりました。このゲームでは序盤は各社運営1回ごとに黄色タイルの配置は1枚、緑時代になったら黄色タイルを2枚置けるようになってスピードアップ、となっているのですがBCNだけは最初から黄色タイルを2枚置ける特殊能力つき。これと成都周辺の街密度の高さがが見た目以上に強力で良いスタートダッシュができました。そのまま安定した収益を確保して一応1位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Clank! In! Space! (Dire Wolf)・Dune: Imperium (Dire Wolf)・Fjords (Grail Games/すごろくや)をプレイしました。

先々週のフロストヘイヴンのキックスターターのページの更新では、アジアのフルフィルメントはVFI Asiaにすべてのコンテナが届いたので来週から発送始まるよ、とか書いてあったのにぜんぜん嘘でいまだにどこにも何も送られていない模様。

クランクインスペースはサイバーステーション11拡張。
基本セットのボードを流用してはいますが、楕円形のちょっと変わった形のマップになっています。一番の違いはアーティファクトのある最深部にも脱出ポッドが用意されていること。終盤になるまで利用できないのと、ここから脱出しても10点ボーナスにしかならないので、余裕がない場合の緊急用といった感じでしょう。
10点アーティファクトを取った時点でHP僅少でふらふらだったので、さっさと緊急用ポッドで脱出しました。2位。山のようにクランクをバッグに投入して脱落した人がいると、袋から引いても引いてももう死んだ人のキューブしか出てこないので、他の人は意外と楽になるという。

デューンインペリウム拡張全部入り。
キャラランダムに引くと、またアリアナソーバルドさん。惑星からスパイス回収するのはあきらめて、なるべくスパイスマストフローをたくさん買う方針で。隠しVPの分で1点差勝ち。

フィヨルド、すごろくやの日本語版。
コンポーネントに言語依存性はないのですが、ルーン効果のサマリーの原語版が文字一切書いてないのにアイコンもあまりに分かりにくすぎて全く使えないので、これは日本語版ルールについてるサマリーが絶対に必要だと思います。
タイル配置でマップを作って陣取りをする分かりやすいゲーム。1手でできることは少ないのでなるようにしかならないのですが、ルーンの特殊効果による割り込み次第でごろっと変わってきます。本来はシナリオに合わせて一部のルーンのみを使う選択ルールのようなのですが、これ普通に全部入りの方がよいのでは。2位。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
My City (KOSMOS/アークライト)をプレイしました。

クニツィアがレガシーを作ったというマイシティ。アークライトの日本語版です。
全24回とゲーム回数は多いですが、箱の表記は1ゲーム30分、実際には20分くらいで終わるので1日あれば全部通しでプレイできます。
ゲームとしてはシンプルで、ランダムに指定されたテトリスブロックっぽい建物タイルを連続するように並べて自分の街を作り、色の連続とか埋めたマス埋めなかったマスなどから得点して多い人の勝ち。勝った人はキャンペーン全体の勝利判定用の得点がもらえて、負けた人は得点ない代わりにだんだんゲタが高くなる仕組み。どういう理屈かは分かりませんが、街は毎回更地にされます。
レガシーというからにはちょっとはナラティブ要素なり謎解きとかありそうなものですが、そこはクニツィアらしさ、街が順調に発展しました以上のストーリーは一切ありません。3回分づつが1つの封筒に入っていて、ちょっとずつ情報が明かされていく仕組み。おおむねその3回ごとに新しい要素が追加されますが、その代わり古い要素は惜しげもなく削除されるので24回常にスピーディーな展開で飽きさせません。
結局1位から3位まで綺麗に1点差でした。さすがクニツィアのバランス調整です。勝ち。